JP2004319559A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理される被処理基板が受光する露光量と同等の露光量を検出し、その検出信号に基づいて被処理基板毎の露光量を安定させて品質の向上及び歩留まりの向上を図れるようにすること。
【解決手段】半導体ウエハWを載置する載置ステージ67と、載置ステージ67に載置されたウエハWに向かって紫外線を照射する紫外線ランプ80とを、ボールねじ機構68によって相対的に平行移動可能に形成する。載置ステージ67に、この載置ステージ67と紫外線ランプ80とが相対的に平行移動した際に、ウエハWが受光する露光量を検出する光センサ100を配設し、光センサ100の検出信号に基づいてCPU200からの制御信号を電力供給装置80aに伝達して、紫外線ランプ80の露光量を制御する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば半導体ウエハやLCD用ガラス基板、あるいは、マスク基板等の被処理基板に光、例えば紫外線を照射して処理を施す基板処理方法及び基板処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体デバイスの製造工程においては、層間絶縁膜等の誘電体膜を形成する方法としてSOD(Spin On Dielectric)システムを用いて、半導体ウエハ等(以下に被処理基板という)に塗布液を塗布して塗布膜を形成した後に、加熱等の物理的処理を施す方法が知られている。塗布膜を形成する方法としては、一般に、停止又は回転する被処理基板の略中心部に塗布液を供給(吐出)し、その後、被処理基板を所定の回転数で回転させることによって塗布液を被処理基板全体に拡げる方法(スピンコート)が用いられている。
【0003】
上記のようにして、被処理基板に塗布膜を形成する場合には、その前処理として、被処理基板の表面に所定の波長の紫外線を照射し、被処理基板の表面の塗布液に対する濡れ性を改質する処理、すなわち、被処理基板の表面が塗布液に対して全体的に均一な接触角を有する状態となるように行われている。更に、被処理基板に紫外線を照射することにより、表面のエネルギが上昇し、塗布膜との結合力が強くなり、密着性が向上する。具体的には、載置手段に載置された被処理基板例えば半導体ウエハと光照射手段である紫外線ランプとを対向させて、紫外線ランプから紫外線を半導体ウエハに照射することにより、半導体ウエハ上に塗布されている塗布膜(絶縁膜材料)の表面を低接触角となるように改質している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−156061(特許請求の範囲、段落番号0042〜0045、0053〜0056、図5)
上記のようにして被処理基板の表面に紫外線を照射する際、被処理基板と光照射手段を静止するか、あるいは、被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動して、被処理基板の全体に紫外線を照射している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光照射手段から照射される紫外線の光量は時間と共に変化しており、被処理基板との間の露光量の差が生じる。この露光量の差によって各被処理基板毎の露光量が不均一となり、品質の低下や歩留まりの低下を招くという問題があった。そのため、光照射手段から照射される紫外線の光強度(露光量)を検出し、その検出データに基づいて光照射手段の露光量を調整する必要がある。光照射手段の露光量を調整する方法として、従来では、照射面において光照射手段から照射される光の照度をモニタリングし、このモニタ信号を光照射手段にフィードバックする方法が採用されている。
【0006】
しかしながら、この方法では、露光量の検出時と実際に被処理基板が受光する露光時とに時間的ずれが生じるため、正確な露光量を得ることができない。特に、被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動しながら被処理基板を露光処理するものにおいては、被処理基板が受光する正確な露光量を検出することができず、被処理基板毎の露光量の安定化が図れない。
【0007】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、処理される被処理基板が受光する露光量と同等の露光量を検出し、その検出データ(検出信号)に基づいて被処理基板毎の露光量を安定させて品質の向上及び歩留まりの向上を図れるようにした基板処理方法及び基板処理装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の基板処理方法は、被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動させつつ光照射手段から照射される光によって被処理基板を露光処理する基板処理方法であって、上記被処理基板と光照射手段の平行移動に伴って移動する光検出手段によって光照射手段が照射する露光量を検出し、その検出された信号に基づいて光照射手段の露光量を制御する、ことを特徴とする(請求項1)。
【0009】
この発明の基板処理方法において、上記被処理基板と光照射手段の一工程の平行移動の際に、光照射手段によって光照射手段の露光量を検出した後、光照射手段から被処理基板に光を照射するように形成する方が好ましい(請求項2)。
【0010】
また、光検出手段は1個であってもよく、あるいは、少なくとも光照射手段の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出し、検出された複数の検出信号に基づいて光照射手段の中央部と端部の露光量を制御するようにしてもよい(請求項3)。
【0011】
また、上記光照射手段の露光量の制御形態としては、例えば、光照射手段への供給電力を制御する(請求項4)、また、光照射手段の照射側に配設されたシャッタの開閉制御によって行う(請求項5)、あるいは、光照射手段の照射領域内に供給される、照射光を減衰する分子を含む露光調整用気体の上記分子の濃度調整によって行う(請求項6)等がある。
【0012】
また、上記光検出手段によって検出された信号に基づいて露光量が所定量以下の場合に、アラーム表示を行う方が好ましい(請求項7)。
【0013】
この発明の基板処理装置は、この発明の基板処理方法を具現化するもので、被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動させつつ光照射手段から照射される光によって被処理基板を露光処理する基板処理装置であって、 上記被処理基板を載置する基板載置手段と、 上記基板載置手段に載置された被処理基板に向かって光を照射する光照射手段と、 上記基板載置手段と光照射手段とを相対的に平行移動する移動手段と、 上記基板載置手段に設けられ、この基板載置手段と上記光照射手段が相対的に平行移動した際に、上記被処理基板が受光する露光量を検出する光検出手段と、 上記光検出手段の検出信号に基づいて上記光照射手段の露光量を制御する制御手段とを具備する、ことを特徴とする(請求項8)。
【0014】
この発明の基板処理装置において、上記光検出手段は、被処理基板と光照射手段の平行移動に伴って移動して光照射手段が照射する露光量を検出するものであれば任意の構造でよいが、好ましくは積算型の光センサ{照射領域を横切る際に受けた光量を累積した値を出力するセンサ}にて形成する方がよい。また、上記光検出手段は、被処理基板と光照射手段の平行移動に伴って移動して光照射手段が照射する露光量を検出するものであれば、基板載置手段の任意の箇所に設けても差し支えないが、好ましくは基板載置手段の移動方向の先端側に設ける方がよい。更に、好ましくは、基板載置手段の移動方向先端側に間隔をおいて設け、この際、光検出手段が光照射手段の照射領域を横切った後に被処理基板が照射領域に達するようにする方がよい(請求項9)。
【0015】
また、光検出手段は、1個であってもよく、あるいは、少なくとも光照射手段の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出する複数の光センサを具備するものであってもよい(請求項10)。
【0016】
また、この発明の基板処理装置において、上記制御手段からの制御信号に基づいて、光照射手段へ電力を供給する電力供給手段を制御可能に形成するか(請求項11)、又は、上記制御手段からの制御信号に基づいて、光照射手段の照射側に配設されるシャッタを開閉制御可能に形成するか(請求項12)、あるいは、上記制御手段からの制御信号に基づいて、光照射手段の照射領域内に供給される、照射光を減衰する分子を含む露光調整用気体の上記分子の濃度調整を制御可能に形成することができる(請求項13)。
【0017】
また、上記制御手段とアラーム表示手段とを接続し、光検出手段によって検出された露光量が所定量以下の場合に、上記制御手段からの制御信号に基づいて上記アラーム表示手段のアラーム表示を可能にする方が好ましい(請求項14)。
【0018】
請求項1,4〜6,8,11〜13記載の発明によれば、被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動させつつ光照射手段から照射される光によって被処理基板を露光処理する際、被処理基板と光照射手段の平行移動に伴って移動する光検出手段によって光照射手段が照射する露光量を検出し、その検出された信号に基づいて光照射手段の露光量を制御することにより、被処理基板毎に光照射手段から照射される露光量を安定させることができる。したがって、品質の向上が図れると共に、歩留まりの向上が図れる。
【0019】
請求項2,9記載の発明によれば、被処理基板と光照射手段の一工程の平行移動の際に、光照射手段によって光照射手段の露光量を検出した後、光照射手段から被処理基板に光を照射するので、リアルタイムで被処理基板毎の露光処理を行うことができる。したがって、更に処理効率の向上が図れる。
【0020】
請求項3,10記載の発明によれば、光検出手段が、少なくとも光照射手段の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出し、検出された複数の検出信号に基づいて光照射手段の中央部と端部の露光量を制御するので、更に、露光量の均一化を図ることができる。
【0021】
請求項7,14記載の発明によれば、光検出手段によって検出された信号に基づいて露光量が所定量以下の場合に、アラーム表示を行うことにより、光照射手段の故障や機能低下状態を外部に知らせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る基板処理装置を備えたSODシステムについて説明する。
【0023】
図1は、上記SODシステムの平面図、図2は、図1に示したSODシステムの側面図、図3は、図1に示したSODシステム内に装着された処理ユニット群の側面図である。
【0024】
上記SODシステムは、大略的に、処理部1と、サイドキャビネット2と、キャリアステーション(CSB)3とを具備している。図1及び図2に示すように、処理部1の手前側上部には、半導体ウエハW(以下にウエハWという)に層間絶縁膜を形成するための塗布液を塗布して塗布膜を形成する2台の塗布処理ユニット(SCT)11,12が並設されている。また、塗布処理ユニット(SCT)11,12の下側には、塗布処理ユニット(SCT)11,12で用いられる塗布液(薬液)やこの塗布液を塗布処理ユニット(SCT)11,12へ送るためのポンプ等を内蔵したケミカルユニット13,14が並設されている。
【0025】
処理部1の中央部には、図1及び図3に示すように、複数の処理ユニットを多段に積層してなる処理ユニット群16,17が設けられ、これら処理ユニット群16,17の間に、昇降してウエハWを搬送するためのウエハ搬送機構18が設けられている。
【0026】
ウエハ搬送機構18は、垂直のZ方向に延在し、対峙する一対の垂直壁51a,51b及びこれら垂直壁51a,51bの間の側面開口部51cを有する筒状支持体51と、その内側に筒状支持体51に沿ってZ方向に昇降自在に設けられたウエハ搬送体52とを有している。筒状支持体51はモータ53の回転駆動力によって水平方向に回転可能となっており、それに伴ってウエハ搬送体52も一体的に回転されるようになっている。
【0027】
ウエハ搬送体52は、搬送基台54と、搬送基台54に沿って前後に移動可能な3本のウエハ搬送アーム55,56,57とを備えており、ウエハ搬送アーム55〜57は、筒状支持体51の側面開口部51cを通過可能な大きさを有している。これらウエハ搬送アーム55〜57は、搬送基台54内に内蔵された図示しないモータ及びベルト機構によりそれぞれ独立して進退移動することが可能となっている。また、ウエハ搬送体52は、筒状支持体51の下部に設置されるモータ58の駆動軸に装着される駆動プーリ40と、筒状支持体51の一方の垂直壁51bの上部に装着される従動プーリ41に掛け渡されたベルト59に連結されている。したがって、モータ58の駆動によりベルト59を駆動させることによってウエハ搬送体52は昇降される。
【0028】
左側の処理ユニット群16は、図3に示すように、その上側から順に低温加熱処理ユニット(LHP)19と、2個の硬化(キュア)処理ユニット(DLC)20と、2個のエージング処理ユニット(DAC)21とが積層されて構成されている。また、右側の処理ユニット群17は、その上から順に2個の低酸素高温加熱処理ユニット(DLB)22と、低温加熱処理ユニット(LHP)23と、2個の冷却処理ユニット(CPL)24と、受渡ユニット(TRS)25と、冷却処理ユニット(CPL)26と、この発明に係る基板処理装置を具備する紫外線照射ユニット(DVT)27と、が積層されて構成されている。なお、受渡ユニット(TRS)25は、冷却処理の機能を兼ね備えることが可能である。
【0029】
ここで、低酸素高温加熱処理ステーション(OHP)は密閉化可能な処理室内にウエハWが載置される熱板を有し、熱板の外周の穴から均一に窒素(N2)ガスを吐出しつつ処理室上部中央より排気し、低酸素化雰囲気中でウエハWを高温加熱処理する。低温加熱処理ステーション(LHP)はウエハWが載置される熱板を有し、ウエハWを低温加熱処理する。冷却処理ステーション(CPL)はウエハWが載置される冷却板を有し、ウエハWを冷却処理する。受渡ユニット(TRS)はキャリアステーション3と処理部1との間でウエハWの受け渡しを行う。なお、この場合、受渡ユニット(TRS)を、下段にウエハWを冷却する冷却板、上段に受渡台を有する2段構造としてもよい。
【0030】
また、硬化(キュア)処理ユニット(DLC)は密閉化可能な処理室内に熱板と冷却板とを隣接するように有し、N2置換された低酸素雰囲気中で高温加熱処理すると共に加熱処理されたウエハWを冷却処理する。エージング処理ユニット(DAC)は密閉化可能な処理室内にアンモニアガスと水蒸気とを混合した処理気体(NH3+H2O)を導入してウエハWをエージング処理し、ウエハW上の絶縁膜材料をウエットゲル化する。なお、紫外線処理ユニット(UV)については後述する。
【0031】
上記サイドキャビネット2は、バブラー(Bub)31と、各ユニットから排出される排気ガスの洗浄のためのトラップ(TRAP)32とを有している。またバブラー(Bub)31の下方には、電力供給源(図示せず)と、アドヒージョンプロモータや純水、アンモニア(NH3)ガス等を貯留するための薬液室(図示せず)と、SODシステムにおいて使用された処理液の廃液を排出するためのドレイン33とが設けられている。
【0032】
上記のように構成されたSODシステムにおいて、例えば、シルク法及びスピードフィルム法によりウエハWに層間絶縁膜を形成する場合には、一般的に、ウエハWを、紫外線照射ユニット(DVT)27、冷却処理ユニット(CPL)24,26、塗布処理ユニット(SCT)12(アドヒージョンプロモータの塗布)、冷却処理ユニット(CPL)24,26、紫外線照射ユニット(DVT)27、冷却処理ユニット(CPL)24,26、塗布処理ユニット(SCT)11(本薬液の塗布)、低温加熱処理ユニット(LHP)19,23、低酸素高温加熱処理ユニット(DLB)22、硬化処理ユニット(DLC)20、冷却処理ユニット(CPL)24,26の順序で搬送し、処理する。
【0033】
また、使用するSOD材料によっては、ウエハWに層間絶縁膜を形成する場合には、ウエハWを、紫外線照射ユニット(DVT)27、冷却処理ユニット(CPL)24,26、塗布処理ユニット(SCT)11,12、エージング処理ユニット(DAC)21、低温加熱処理ユニット(LHP)19,23、冷却処理ユニット(CPL)24,26、紫外線照射ユニット(DVT)27、冷却処理ユニット(CPL)24,26、塗布処理ユニット(SCT)11,12、エージング処理ユニット(DAC)21、低温加熱処理ユニット(LHP)19,23、低酸素高温加熱処理ユニット(DLB)22、硬化処理ユニット(DLC)20、冷却処理ユニット(CPL)24,26の順序で搬送し、処理する。
【0034】
上述した各種の方法において形成される層間絶縁膜の材質には制限はなく、有機系、無機系及びハイブリッド系の各種材料を用いることが可能である。
【0035】
次に、この発明に係る基板処理装置について詳細に説明する。
【0036】
◎第一実施形態
図4は、この発明に係る基板処理装置の全体斜視図、図5は、基板処理装置の概略断面図である。
【0037】
上記基板処理装置60は、図4及び図5に示すように、上記ウエハ搬送体52が搬入出可能な搬入出窓61を有するボックス状の処理容器62と、この処理容器62の上部に載置される電源ボックス63と、処理容器62の中央上部に着脱可能に配設されるランプハウス64と、処理容器62の側方に連設されて処理室65を形成するバックサイドカバー66とを具備している。
【0038】
上記処理容器62及びバックサイドカバー66によって形成される処理室65内には、ウエハWを載置する基板載置手段である載置ステージ67が配設されている。この載置ステージ67は、載置ステージ67の下方に連結する支持部材67aを介して移動手段例えばボールねじ機構68のねじ軸69に装着されており、駆動モータ70の正逆回転によって処理室65内の一側部の搬入出窓61側から他側部に向かって水平方向に往復移動可能に構成されている。なお、移動機構は、ボールねじ機構以外に、例えばベルト駆動、リニアモータ駆動等安定した速度で移動できるものであれば任意のものでよい。
【0039】
上記ランプハウス64には、処理室65内に向かって光例えば紫外線を照射する光照射手段である棒状の紫外線ランプ80と、この紫外線ランプ80の上方に配設される断面略逆U字状の反射板81と、紫外線ランプ80の照射側に配設される紫外線が透過可能な石英製の透過板82とを具備している。
【0040】
また、載置ステージ67の移動方向の前方側には、上記紫外線ランプ80から照射される紫外線の露光量を検出する光検出手段である積算型の光センサ100{照射領域を横切る際に受けた光量を累積した値を出力するセンサ}が配設されている。この場合、光センサ100は、載置ステージ67の下方に連結する支持部材67aに一端が連結して載置ステージ67の前方側に水平に延在する取付部材101の先端側に装着されている。この光センサ100の受光面(検出面)は、載置ステージ67上に載置されるウエハWの表面と同一平面上に位置されている。このように形成される光センサ100によれば、紫外線ランプ80に対して載置ステージ67を平行移動させることにより、紫外線ランプ80から照射される紫外線の露光量すなわち載置ステージ67上に載置されるウエハWが受光する露光量と同等の露光量を検出することができる。
【0041】
光センサ100によって検出された露光量の検出信号は、制御手段例えば中央演算処理装置200(以下にCPU200という)に伝達され、CPU200からの制御信号が紫外線ランプ80の電力供給手段80aに伝達されるように形成されている。また、CPU200は、図示しないアラーム表示手段例えばブザー、警報ランプ等に電気的に接続されており、光センサ100によって検出された露光量が所定量以下に達した場合に、CPU200からの信号がアラーム表示手段に伝達されて、アラーム表示されるように構成されている。
【0042】
次に、上記基板処理装置60の動作態様について説明する。まず、ウエハWを保持したウエハ搬送体52が搬入出窓61を介して処理室65内に進入して載置ステージ67上にウエハWを受渡(載置)する。その後、ウエハ搬送体52は処理容器62から後退する。次に、ボールねじ機構68の駆動モータ70が駆動して、載置ステージ67を図5において左方向に移動(走査)すると、光センサ100が紫外線ランプ80の下方を通過しながら紫外線ランプ80から照射される紫外線の露光量を検出し、その検出信号をCPU200に伝達する。CPU200は光センサ100からの検出信号に基づく制御信号を電力供給手段80aに伝達して、紫外線ランプ80の露光量を制御する。これにより、先に処理されるウエハWは制御前の紫外線ランプ80から照射される紫外線によって露光処理され、後に処理されるウエハWは制御された紫外線ランプ80から照射される紫外線によって露光処理される。したがって、後に処理されるウエハWはウエハW1枚の処理時間だけしか遅れのないフィードバック制御が可能となる。なお、後の処理の遅れは、紫外線ランプ80の光出力の変動に比較して十分に短い時間であるので、遅れによる問題はない。したがって、ウエハW毎の紫外線の露光量を均一にすることができ、ウエハW全面の改質、すなわち、塗布液に対する接触角を小さくして、濡れ性の向上を図ることができ、更に、密着性の向上を図ることができる。
【0043】
また、光センサ100によって検出された露光量が所定量以下に達した場合には、CPU200からの制御信号がアラーム表示手段(図示せず)に伝達され、アラーム表示される。これにより、紫外線ランプ80が寿命や故障等による機能低下状態を知ることができる。
【0044】
上記説明では、先に露光処理されるウエハWは、制御前の紫外線ランプ80からの紫外線によって露光処理されるが、光センサ100の取付位置を変えることによって一工程の露光処理において、露光量の検出後に露光量の制御をリアルタイムで行うことができる。すなわち、図6に示すように、紫外線ランプ80の照射領域幅L1に対して、光センサ100の取付位置を、載置ステージ67に載置されるウエハWの端部から少なくとも照射領域幅L1以上の距離L2(L1<L2)とすることにより、図6(b),(c)に示すように、まず、光センサ100が紫外線ランプ80の照射領域を横切って紫外線ランプ80から照射される紫外線の露光量を検出した後、紫外線ランプ80から制御された紫外線をウエハWに露光することができる(図6(d)参照)。これにより、リアルタイムでウエハW毎の露光処理を行うことができるので、処理効率の向上が図れる。
【0045】
なお、光センサ100の取付部材101あるいは載置ステージ67に駆動機構を設けてもよい。これにより、光センサ100が紫外線ランプ80を通過後、取付部材101とウエハWが相対的に移動することにより、光センサ100をウエハWの近傍あるいはウエハW下に移動させることができ、基板処理装置60の省スペース化が図れる。
【0046】
また、光センサ100の取付部材101は、支持部材67aを支軸として回転可能にしてもよい。例えば、紫外線ランプ80の特性により、紫外線ランプ80の両端が露光量の劣化が早い等の問題がある場合は紫外線ランプ80の端部下に光センサ100が通過するように調整することにより、紫外線ランプ80の劣化をいち早く検知することができる。
【0047】
◎第二実施形態
第二実施形態は、少なくとも紫外線ランプ80の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出する複数の光センサを用いることにより、紫外線ランプ80の露光量の検出を更に正確にして、更に露光量の均一化を図れるようにした場合である。
【0048】
すなわち、第二実施形態では、図7に示すように、光検出手段は、載置ステージ67の移動方向前方側に配設される第1の光センサ110と、載置ステージ67の移動方向と直交する側方側に配設される第2の光センサ120とを具備している。これら第1及び第2の光センサ110,120は、第一実施形態と同様に積算型の光センサにて形成されており、それぞれ載置ステージ67の下方に連結する支持部材67aに一端が連結する第1又は第2の取付部材101,102を介して取り付けられている。なお、第1及び第2の光センサ110,120の受光面(検出面)は、載置ステージ67上に載置されるウエハWの表面と同一平面上に位置されている。このように第1及び第2の光センサ110,120を配設することにより、第1の光センサ110によって紫外線ランプ80の中央部の露光量を検出することができ、第2の光センサ120によって紫外線ランプ80の端部の露光量を検出することができる。
【0049】
上記第1及び第2の光センサ110,120は、CPU200に電気的に接続されており、第1及び第2の光センサ110,120によって検出された紫外線ランプ80の中央部及び端部の露光量の検出信号がCPU200に伝達され、CPU200からの制御信号が紫外線ランプ80の電力供給手段80aに伝達されて、紫外線ランプ80の露光量が制御されるようになっている。
【0050】
上記説明では、紫外線ランプ80の中央部及び端部の2箇所の露光量を検出する第1及び第2の光センサ110,120を設けた場合について説明したが、光センサの数を3個以上にして更に複数箇所の露光量を検出するようにしてもよい。
【0051】
なお、第二実施形態において、その他の部分は、第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。
【0052】
上記のように、第1の光センサ110によって紫外線ランプ80の中央部の露光量を検出し、第2の光センサ120によって紫外線ランプ80の端部の露光量を検出することにより、紫外線ランプ80の中央部と端部の露光量を制御することができるので、ウエハWに照射される紫外線の露光量を均一にすることができる。
【0053】
◎第三実施形態
図8は、この発明に第三実施形態の概略断面図である。第三実施形態は、紫外線ランプ80の照射量を調整することによって露光量の制御を行うようにした場合である。すなわち、第三実施形態の基板処理装置60は、図8に示すように、紫外線ランプ80の照射側に配設される照射領域幅を調整するためのシャッタ300と、このシャッタ300を開閉する開閉手段例えば開閉用シリンダ400とを具備する。この場合、開閉用シリンダ400はCPU200と電気的に接続され、光センサ100によって検出された露光量に基づくCPU200からの制御信号によって作動して、シャッタ300を開閉制御するように構成されている。
【0054】
なお、第三実施形態において、その他の部分は第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0055】
第三実施形態において、第一実施形態と同様に、ウエハWを載置した載置ステージ67が移動(走査)して、光センサ100が紫外線ランプ80の下方を通過しながら紫外線ランプ80から照射される紫外線の露光量を検出し、その検出信号がCPU200に伝達される。すると、CPU200は光センサ100からの検出信号に基づく制御信号を開閉用シリンダ400に伝達し、紫外線ランプ80の照射側に配設されたシャッタ300の開度を調整して紫外線ランプ80の露光量を制御する。
【0056】
◎第四実施形態
図9は、この発明の第四実施形態の基板処理装置の断面図、図10は、第四実施形態における露光量の制御部を示す概略構成図である。
【0057】
第四実施形態は、CPU200からの制御信号に基づいて、紫外線ランプ80の照射領域内に供給される、紫外線(照射光)を減衰する分子例えば酸素分子を含む露光調整用気体の酸素分子を濃度調整することによって紫外線ランプ80の露光量を制御するようにした場合である。
【0058】
第四実施形態の基板処理装置60において、ランプハウス64には、載置ステージ67に載置されたウエハWと紫外線ランプ80との隙間における紫外線の照射領域83の対向する端部の一方に給気口84が設けられ、他方には排気口85が設けられている。給気口84には、紫外線の光強度を減衰する酸素分子を含む露光調整用気体の供給源86(後述する空気供給源86A及びN2ガス供給源86B)が接続され、排気口85には、排気手段である真空ポンプ87が接続されている。なお、排気口85に接続される排気手段は、ファンや工場排気等でもよい。この場合、給気口84及び排気口85は、図10及び図11に示すように、露光調整用気体の流れ方向に沿って複数(図面では8個の場合を示す)に分割されており、分割された各分割給気口84a〜84hに、それぞれ酸素分子の濃度の異なる露光調整用気体が供給され、各分割給気口84a〜84hに供給された露光調整用気体は照射領域83を流れて排気口85から排出されるようになっている。すなわち、各分割給気口84a〜84hには、切換手段である開閉切換弁88{具体的には、開閉切換弁88a,88b,……88g,88h}を介設する分岐供給管路89a〜89hを介して空気供給源86Aが接続され、分岐供給管路89a〜89hに接続する管路90に流量調整弁91{具体的には、流量調整弁91a,91b,……91g,91h}を介設して窒素(N2)ガス供給源86Bが接続されている。また、開閉切換弁88及び流量調整弁91は、CPU200に電気的に接続されており、CPU200からの制御信号によって制御されるようになっている。なお、この場合、分岐供給管路89a〜89hにマスフローコントローラ(図示せず)を介設し、CPU200からの制御信号によってこのマスフローコントローラを制御するようにしてもよい。このように構成することにより、露光調整用気体の酸素分子濃度の制御を更に高精度に行うことができる。更に、各分割給気口84a〜84hの露光調整用気体の酸素濃度を測定し、CPUへフィードバックして流量調整弁91a〜91hの開度を制御することもできる。
【0059】
上記のように構成することにより、光センサ100によって検出された露光量に基づくCPU200からの制御信号によって開閉切換弁88及び流量調整弁91が調整(制御)されて分岐供給管路89a〜89h中を流れる空気(Air)中に所定量のN2ガスを混入することによって露光調整用気体の酸素分子濃度を調整することができ、濃度調整された露光調整用気体を照射領域83に流すことができる。これにより、紫外線ランプ80の露光量が調整(制御)される。
【0060】
このようにして、露光調整用気体の酸素分子濃度を調整することにより、少なくとも露光調整用気体の流れ方向の両側部位の分割給気口例えば84a,84b;84g,84hに供給される酸素分子の濃度を低く設定することができる。例えば、分割給気口84a,84hの酸素分子濃度を1%に設定すると共に、分割給気口84b,84gの酸素分子濃度を5%に設定し、その他の分割給気口84c〜84fには空気(Air)のみを供給するように設定することができる。
【0061】
上記のように、露光調整用気体の流れ方向の両側部位の分割給気口例えば84a,84b;84g,84hに供給される酸素分子の濃度を低く設定して、濃度調整された露光調整用気体を照射領域83に流すことにより、図12に破線で示すように、紫外線ランプ80から照射される紫外線の有効照射面の端部の光強度の減衰を抑制して、紫外線をウエハWの全面に均一に露光することができるので、ウエハWに照射される紫外線の露光量を均一にすることができる。
【0062】
なお、上記説明では、透過板82とウエハWとの間の照射領域83に露光調整用気体を流す場合について説明したが、透過板82の上方側の照射領域に上記と同様に露光調整用気体を流すようにしてもよい。
【0063】
なお、第四実施形態において、その他の部分は第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0064】
第四実施形態において、ウエハWを載置した載置ステージ67を図9において左方向に移動(走査)すると、光センサ100が紫外線ランプ80の下方を通過しながら紫外線ランプ80から照射される紫外線の露光量を検出し、その検出信号をCPU200に伝達する。CPU200は光センサ100からの検出信号に基づく制御信号を開閉切換弁88及び流量調整弁91{具体的には、開閉切換弁88a,88b,……88g,88h及び流量調整弁91a,91b,……91g,91h}に伝達して、紫外線ランプ80の露光量を制御する。すなわち、露光調整用気体の供給源86(空気供給源86A及びN2ガス供給源86B)から各分割給気口84a〜84hに、それぞれ酸素分子の濃度の異なる露光調整用気体が供給されて、排気口85から排気される。この際、上述したように、露光調整用気体の流れ方向の両側部位の分割給気口84a,84b;84g,84hに供給される酸素分子の濃度を低く(例えば1%、5%)設定されているので、図12に破線で示すように、紫外線ランプ80から照射される紫外線の有効照射面の端部の光強度の減衰が抑制されて、紫外線がウエハWの全面に均一に露光される。したがって、ウエハWに照射される紫外線の露光量を均一にすることができ、ウエハW全面の改質、すなわち、塗布液に対する接触角を小さくして、濡れ性の向上を図ることができる。
【0065】
なお、上記説明では、露光調整用気体の流れ方向の両側部位の分割給気口例えば84a,84b;84g,84hに供給される酸素分子の濃度を低く(例えば1%、5%)設定する場合について説明したが、必ずしもこのように設定する場合に限定されるものではなく、各分割給気口84a〜84hに供給される露光調整用気体の酸素分子濃度を任意に設定可能である。また、各分割給気口84a〜84hに供給される露光調整用気体を選択的に供給して、ウエハWの任意の箇所のみを露光処理することも可能である。
【0066】
◎その他の実施形態
(1)上記実施形態では、ウエハWを載置する載置ステージ67が水平方向に移動(走査)しつつウエハWに紫外線ランプ80から紫外線を照射する場合について説明したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。例えば、載置ステージ67を固定し、紫外線ランプ80を水平方向に移動(走査)させてもよく、あるいは、載置ステージ67と紫外線ランプ80の双方を相対的に水平移動(走査)させるようにしてもよい。
【0067】
(2)上記実施形態では、被処理基板が半導体ウエハWである場合について説明したが、ウエハW以外に例えばLCD用ガラス基板やマスク基板(レチクル)の露光処理にも適用できることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0069】
(1)請求項1,4〜6,8,11〜13記載の発明によれば、被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動させつつ光照射手段から照射される光によって被処理基板を露光処理する際、被処理基板と光照射手段の平行移動に伴って移動する光検出手段によって光照射手段が照射する露光量を検出し、その検出された信号に基づいて光照射手段の露光量を制御するので、被処理基板毎に光照射手段から照射される露光量を安定させることができる。したがって、品質の向上が図れると共に、歩留まりの向上が図れる。
【0070】
(2)請求項2,9記載の発明によれば、被処理基板と光照射手段の一工程の平行移動の際に、光照射手段によって光照射手段の露光量を検出した後、光照射手段から被処理基板に光を照射するので、リアルタイムで被処理基板毎の露光処理を行うことができる。したがって、上記(1)に加えて更に処理効率の向上が図れる。
【0071】
(3)請求項3,10記載の発明によれば、光検出手段が、少なくとも光照射手段の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出し、検出された複数の検出信号に基づいて光照射手段の中央部と端部の露光量を制御するので、上記(1)及び(2)に加えて更に、露光量の均一化を図ることができる。
【0072】
(4)請求項7,14記載の発明によれば、光検出手段によって検出された信号に基づいて露光量が所定量以下の場合に、アラーム表示を行うことにより、光照射手段の故障や機能低下状態を外部に知らせることができるので、上記(1)〜(3)に加えて更に作業の安全性及び装置の信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置を適用した半導体ウエハのSODシステムを示す平面図である。
【図2】上記SODシステムの側面図である。
【図3】上記SODシステム内に組み込まれた処理ユニット群を示す側面図である。
【図4】この発明に係る基板処理装置の第一実施形態を示す全体斜視図である。
【図5】第一実施形態の基板処理装置を示す断面図である。
【図6】この発明における光センサの取付状態を変えた場合の動作を示す概略側面図である。
【図7】この発明の第二実施形態を示す概略平面図である。
【図8】この発明の第三実施形態を示す概略構成図である。
【図9】この発明の第四実施形態の基板処理装置を示す断面図である。
【図10】第四実施形態における露光量の制御部を示す概略構成図である。
【図11】第四実施形態の要部を示す斜視図である。
【図12】第四実施形態における露光量の制御の一例を示す露光量と紫外線照射領域との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理基板)
67 載置ステージ(基板載置手段)
68 ボールねじ機構(平行移動手段)
80 紫外線ランプ(光照射手段)
80a 電力供給装置
83 紫外線照射領域
84,84A 給気口
84a〜84h 分割給気口
86 露光調整用気体の供給源
86A 空気供給源(露光調整用気体の供給源)
86B 窒素(N2)ガス供給源(露光調整用気体の供給源)
88(88a,88b,……88g,88h) 開閉切換弁(切換手段)
91(91a,91b,……91g,91h) 流量調整弁
100 光センサ
110 第1の光センサ
120 第2の光センサ
200 CPU(制御手段)
300 シャッタ
400 シリンダ(シャッタ開閉手段)

Claims (14)

  1. 被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動させつつ光照射手段から照射される光によって被処理基板を露光処理する基板処理方法であって、
    上記被処理基板と光照射手段の平行移動に伴って移動する光検出手段によって光照射手段が照射する露光量を検出し、その検出された信号に基づいて光照射手段の露光量を制御する、ことを特徴とする基板処理方法。
  2. 請求項1記載の基板処理方法において、
    上記被処理基板と光照射手段の一工程の平行移動の際に、光照射手段によって光照射手段の露光量を検出した後、光照射手段から被処理基板に光を照射する、ことを特徴とする基板処理方法。
  3. 請求項1記載の基板処理方法において、
    上記光検出手段が、少なくとも光照射手段の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出し、検出された複数の検出信号に基づいて光照射手段の中央部と端部の露光量を制御する、ことを特徴とする基板処理方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理方法において、
    上記光照射手段の露光量の制御を、光照射手段への供給電力の制御によって行うようにした、ことを特徴とする基板処理方法。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理方法において、
    上記光照射手段の露光量の制御を、光照射手段の照射側に配設されたシャッタの開閉制御によって行うようにした、ことを特徴とする基板処理方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理方法において、
    上記光照射手段の露光量の制御を、光照射手段の照射領域内に供給される、照射光を減衰する分子を含む露光調整用気体の上記分子の濃度調整によって行うようにした、ことを特徴とする基板処理方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理方法において、
    上記光検出手段によって検出された信号に基づいて露光量が所定量以下の場合に、アラーム表示を行うようにした、ことを特徴とする基板処理方法。
  8. 被処理基板と光照射手段とを相対的に平行移動させつつ光照射手段から照射される光によって被処理基板を露光処理する基板処理装置であって、
    上記被処理基板を載置する基板載置手段と、
    上記基板載置手段に載置された被処理基板に向かって光を照射する光照射手段と、
    上記基板載置手段と光照射手段とを相対的に平行移動する移動手段と、
    上記基板載置手段に設けられ、この基板載置手段と上記光照射手段が相対的に平行移動した際に、上記被処理基板が受光する露光量を検出する光検出手段と、
    上記光検出手段の検出信号に基づいて上記光照射手段の露光量を制御する制御手段とを具備する、ことを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項8記載の基板処理装置において、
    上記光検出手段を、基板載置手段の移動方向の先端側に間隔をおいて設け、この際、上記光検出手段が光照射手段の照射領域を横切った後に被処理基板が照射領域に達するように形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項8記載の基板処理装置において、
    上記光検出手段が、少なくとも光照射手段の照射領域の中央部と端部の複数箇所の露光量を検出する複数の光センサを具備する、ことを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項8ないし10のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記制御手段からの制御信号に基づいて、光照射手段へ電力を供給する電力供給手段を制御可能に形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項8ないし10のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記制御手段からの制御信号に基づいて、光照射手段の照射側に配設されるシャッタを開閉制御可能に形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項8ないし10のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記制御手段からの制御信号に基づいて、光照射手段の照射領域内に供給される、照射光を減衰する分子を含む露光調整用気体の上記分子の濃度調整を制御可能に形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  14. 請求項8ないし13のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記制御手段とアラーム表示手段とを接続し、光検出手段によって検出された露光量が所定量以下の場合に、上記制御手段からの制御信号に基づいて上記アラーム表示手段のアラーム表示を可能にする、ことを特徴とする基板処理装置。
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