JP7008577B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、検出素子とプロテクタとを備えたガスセンサ関する。
従来から、筒状の主体金具に板状の検出素子を組み付ける共に、検出素子の先端側をプロテクタで保護するガスセンサが知られている(特許文献1)。このガスセンサは、プロテクタとしてインナーカバーとアウタカバーとからなる二重構造のものを備えており、インナーカバーには被測定ガスを導入するインナ導入開口部と、インナ導入開口部の軸方向先端からインナーカバーの内側に折り曲げられたルーバ―部とが設けられている。このルーバ―部は、インナ導入開口部に導入された被測定ガスの流れを調整してインナーカバーの内側に導入するものである。
特開2014-122876号公報
ところで、ガスセンサの寸法の小型化要求に伴い、検出素子の短縮化が望まれているが、特許文献1記載のガスセンサの場合、インナ導入開口部よりも検出素子が先端側に配置されているため、検出素子を短くするとインナ導入開口部を後端側に移動させる余地が無く、小型化が図れない。又、このガスセンサにおいて、単純に検出素子を後端側に配置すると、インナ導入開口部に設けられたルーバ―部のガスの流れとマッチングせず、検出素子が十分に被測定ガスに晒されずに応答性が低下するおそれがある。
又、特許文献1記載のガスセンサの場合、インナ導入開口部よりも検出素子が先端側に配置されているために、インナ導入開口部から内部に水が浸入した場合に、検出素子が被水し易いという問題もある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、応答性を確保しつつガスセンサを小型化できると共に、検出素子の被水を抑制することができるガスセンサを提供することを目的とする。
本発明のガスセンサは、軸線方向に延び、自身の先端側に被測定ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する板状の検出素子と、前記検出部を自身の先端から突出させつつ、前記検出素子の径方向周囲を取り囲む筒状の主体金具と、内部に前記検出素子の前記検出部を収容しつつ、前記主体金具に固定されるプロテクタと、を備えるガスセンサにおいて、前記プロテクタは、前記検出部と間隙を介して配置される筒状の内側プロテクタと、該内側プロテクタの径方向外側に配置される筒状の外側プロテクタとを有し、前記内側プロテクタは、被測定ガスを外部に導出可能な内側ガス排出孔を自身の底部に有すると共に、前記被測定ガスを自身の内部に導入可能な内側ガス導入孔を前記内側ガス排出孔よりも後端側に有し、前記内側ガス導入孔は前記検出素子の先端よりも先端側に配置され、前記外側プロテクタは、前記被測定ガスを自身の内部に導入可能な外側ガス導入孔を有し、前記内側ガス導入孔の先端に接し、自身の後端向き面の延長線が前記検出部と交差するように該検出部に向かって延びるルーバをさらに有することを特徴とする。
このガスセンサによれば、ルーバの後端向き面の延長線が検出部と交差するので、内側ガス導入孔から内側プロテクタ内に導入された被測定ガスは、ルーバにガイドされて検出部に向かって流れる。
このため、検出素子を短くしてガスセンサを小型化した際、内側ガス導入孔が検出素子の先端よりも先端側になっても、ルーバによって検出部が十分に被測定ガスGに晒されるので、応答性を確保しつつガスセンサを小型化できる。
又、内側ガス導入孔が検出素子の先端よりも先端側に位置するので、内側ガス導入孔から内部に水が浸入しても、検出素子の被水を抑制することができる。
本発明のガスセンサにおいて前記外側ガス導入孔が前記内側ガス導入孔よりも先端側に配置されていてもよい。
このガスセンサによれば、外側ガス導入孔から内部に水が浸入しても、内側ガス導入孔内部まで水が浸入し難く、検出素子被水をさらに抑制することができる。


本発明のガスセンサにおいて、前記内側ガス導入孔が先端に向かって窄まるテーパ壁に設けられていてもよい。
このガスセンサによれば、外部から内側ガス導入孔に向かう被測定ガスの流れ方向が斜め後端向きとなるので、ルーバの作用と相俟って、被測定ガスを(後端側の)検出部に向かってより確実に案内することができる。
本発明のガスセンサにおいて、前記ルーバの前記検出部に向かう長さが前記外側ガス導入孔の円相当径の1/2以上であってもよい。
このガスセンサによれば、外側ガス導入孔、ひいては内側ガス導入孔から導入される被測定ガスの流量に対し、ルーバの長さが十分となり、被測定ガスを検出部に向かってより確実に案内することができる。
この発明によれば、応答性を確保しつつガスセンサを小型化できると共に、検出素子の被水を抑制することができるガスセンサが得られる。
本発明の実施形態にかかるガスセンサの断面図である。 検出素子の先端側の部分拡大断面図である。 図1の部分拡大断面図である。 内側プロテクタの内側ガス導入孔近傍の外観を示す部分斜視図である。 内側ガス導入孔の変形例を示す図である。
本発明の実施形態について、図1~図4に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるガスセンサ1の断面図、図2は検出素子21の先端側の部分拡大断面図、図3は図1の部分拡大断面図、図4は内側プロテクタ51の内側ガス導入孔56近傍の外観を示す部分斜視図である。
図1において、ガスセンサ(全領域空燃比ガスセンサ)1は、検出素子21と、軸線O方向に貫通して検出素子21を挿通させる貫通孔32を有するホルダ(セラミックホルダ)30と、セラミックホルダ30の径方向周囲を取り囲む主体金具11と、を備えている。
検出素子21のうち、検出部22が形成された先端寄り部位が、セラミックホルダ30より先端に突出している。このように貫通孔32を通された検出素子21は、セラミックホルダ30の後端面側(図示上側)に配置されたシール材(本例では滑石)41を、絶縁材からなるスリーブ43、リングワッシャ45を介して先後方向に圧縮することによって、主体金具11の内側において先後方向に気密を保持して固定されている。
なお、検出素子21の後端29を含む後端29寄り部位はスリーブ43及び主体金具11より後方に突出しており、その後端29寄り部位に形成された各電極端子24に、グロメット85を通して外部に引き出された各リード線71の先端に設けられた端子金具75が圧接され、電気的に接続されている。また、この電極端子24を含む検出素子21の後端29寄り部位は、外筒81でカバーされている。以下、さらに詳細に説明する。
検出素子21は軸線O方向に延びると共に、測定対象に向けられる先端側(図示下側)に、検知用電極等(図2参照)からなり被検出ガス中の特定ガス成分を検出する検出部22を備えた帯板状(板状)をなしている。検出素子21の横断面は、先後において一定の大きさの長方形(矩形)をなして細長いものとして形成されている。この検出素子21自体は、従来公知のものと同じものであり、固体電解質(部材)の先端寄り部位に検出部22をなす一対の検知用電極が配置され、これに連なり後端寄り部位には、検知用出力取り出し用のリード線71接続用の電極端子24が露出形成されている。
また、本例では、検出素子21のうち、先端寄り部位内部にヒータ(図示せず)が設けられており、後端寄り部位には、このヒータへの電圧印加用のリード線71接続用の電極端子24が露出形成されている。なお、図示はしないが、これら電極端子24は縦長矩形に形成され、例えば検出素子21の後端29寄り部位において、帯板の幅広面(両面)に3つ又は2つの電極端子が横に並んでいる。
なお、検出素子21の検出部22に、アルミナ又はスピネル等からなる多孔質の保護層23が被覆されている。
主体金具11は、先後において同心異径の筒状をなし、先端側が小径で、後述するプロテクタ50を外嵌して固定するための円筒状の円環状部(以下、円筒部ともいう)12を有し、その後方(図示上方)の外周面には、それより大径をなす、エンジンの排気管への固定用のネジ13が設けられている。そして、その後方には、このネジ13によってセンサ1をねじ込むための多角形部14を備えている。また、この多角形部14の後方には、ガスセンサ1の後方をカバーする保護筒(外筒)81を外嵌して溶接する円筒部15が連設され、その後方には外径がそれより小さく薄肉のカシメ用円筒部16を備えている。なお、このカシメ用円筒部16は、図1では、カシメ後のために内側に曲げられている。なお、多角形部14の下面には、ねじ込み時におけるシール用のガスケット19が取着されている。
一方、主体金具11は、軸線O方向に貫通する内孔18を有している。内孔18の内周面は後端側から先端側に向かって径方向内側に先細るテーパ状の段部17を有している。
主体金具11の内側には、絶縁性セラミック(例えばアルミナ)からなり、概略短円筒状に形成されたセラミックホルダ30が配置されている。セラミックホルダ30は、先端に向かって先細りのテーパ状に形成された先端向き面30aを有している。そして、先端向き面30aの外周寄りの部位が段部17に係止されつつ、セラミックホルダ30が後端側からシール材41で押圧されることで主体金具11内にセラミックホルダ30が位置決めされ、かつ隙間嵌めされている。
一方、貫通孔32は、セラミックホルダ30の中心に設けられると共に、検出素子21が略隙間なく通るように、検出素子21の横断面とほぼ同一の寸法の矩形の開口とされている。
検出素子21は、セラミックホルダ30の貫通孔32に通され、検出素子21の先端をセラミックホルダ30及び主体金具11の先端12aよりも先方に突出させている。
一方、検出素子21の先端部位は、それぞれ筒状の内側プロテクタ51と外側プロテクタ61との2重構造からなる有底円筒状のプロテクタ(保護カバー)50で覆われている。このうち内側プロテクタ51の後端が、主体金具11の円筒部12に外嵌され、溶接されている。また、外側プロテクタ61は、内側プロテクタ51に外嵌して、同時に円筒部12に溶接されている。
内側プロテクタ51は検出部22と間隙を介して配置され、内側ガス導入孔56、内側ガス排出孔53を有する。又、外側プロテクタ61は内側プロテクタ51の径方向外側に配置され、外側ガス導入孔66、外側水抜き孔63を有する。
内側ガス導入孔56は、内側プロテクタ51の周方向において例えば6箇所設けられており、内側ガス排出孔53は内側プロテクタ51の底部中央に1個設けられている。
外側ガス導入孔66は、外側プロテクタ61の周方向において例えば6箇所設けられており、外側水抜き孔63は外側プロテクタ61の底部中央に1個設けられている。
プロテクタ50の詳細な構成については後述する。
又、図1に示すように、検出素子21の後端29寄り部位に形成された各電極端子24には、外部にグロメット85を通して引き出された各リード線71の先端に設けられた各端子金具75がそのバネ性により圧接され、電気的に接続されている。そして、この圧接部を含む各端子金具75は、本例のガスセンサ1では、外筒81内に配置された絶縁性のセパレータ91内に設けられた各収容部内に、それぞれ対向配置で設けられている。なお、セパレータ91は、外筒81内にカシメ固定された保持部材82を介して径方向及び先端側への動きが規制されている。そして、この外筒81の先端部を、主体金具11の後端寄り部位の円筒部15に外嵌して溶接することで、ガスセンサ1の後方が気密状にカバーされている。
なお、リード線71は外筒81の後端に位置する小径筒部83の内側に配置されたグロメット(例えばゴム)85を通されて外部に引き出されており、この小径筒部83を縮径カシメてこのグロメット85を圧縮することにより、この部位の気密が保持されている。
因みに、外筒81の軸線O方向の中央よりやや後端側には、先端側が径大の段部81dが形成され、この段部81dの内面がセパレータ91の後端を先方に押すように支持する。一方、セパレータ91はその外周に形成されたフランジ93を外筒81の内側に固定された保持部材82の上に支持させられており、段部81dと保持部材82とによってセパレータ91が軸線O方向に保持されている。
次に、図2を参照し、検出素子21について説明する。なお、見やすくするため、図2は検出素子21の厚み方向を誇張した寸法にしてある。
検出素子21は、酸素濃度検出セル130、酸素ポンプセル140、及びヒータ200を備える。
酸素濃度検出セル130は、第1固体電解質体105と、その第1固体電解質105の両面に形成された第1電極104及び第2電極106とから形成されている。酸素ポンプセル140は、第2固体電解質体109と、その第2固体電解質体109の両面に形成された第3電極108、第4電極110とから形成されている。
ヒータ200は、アルミナを主体とする第1基体101及び第2基体103と、第1基体101と第2基体103とに挟まれ、白金を主体とする発熱体102を有している。
そして、上記酸素ポンプセル140と酸素濃度検出セル130との間に、絶縁層107が形成されている。絶縁層107のうち、第2電極106及び第3電極108に対応する位置に中空部のガス検出室107cが形成されている。このガス検出室107cは、絶縁層107の幅方向で外部と連通しており、該連通部分には、外部とガス検出室107cとの間のガス拡散を所定の律速条件下で実現する拡散律速部115が配置されている。
拡散律速部115は、アルミナからなる多孔質体である。この拡散律速部115によって検出ガスがガス検出室107cへ流入する際の律速が行われる。
この拡散律速部115のようなガス検出室107cと外部とが流通する流通孔が検出素子21の外面に露出する部位を「検出部22」とみなす。これは、後述するルーバ55によって検出素子21に案内された被測定ガスが検出素子21内に流入する部位が拡散律速部115であるからである。
なお、第2固体電解質体109の表面には保護層111が形成され、保護層111のうち第4電極110を覆う部位には第4電極110と外気との間で酸素を出入させるための多孔質部113aが設けられている。そして、検出素子21は、酸素濃度検知セル130の電極間に生じる電圧(起電力)が所定の値(例えば、450mV)となるように、酸素ポンプセル140の電極間に流れる電流の方向及び大きさが調整され、酸素ポンプセル140に流れる電流に応じた被測定ガス中の酸素濃度をリニアに検出する。
次に、図3~図4を参照し、プロテクタ50について説明する。
内側プロテクタ51は先端側が閉じた有底円筒状に形成され、その底部中央に内側ガス排出孔53を有している。外側プロテクタ61も先端側が閉じた有底円筒状に形成され、その底部中央に外側水抜き孔63を有している。
外側水抜き孔63は、内側プロテクタ51の先端部の外径よりも径大であり、外側水抜き孔63の内側に、外側プロテクタ61の先端と内側プロテクタ51の先端とが面一になるように内側プロテクタ51の先端部を配置すると、外側水抜き孔63の内面と内側プロテクタ51の先端部の外面との間にリング状の間隙Cvが形成され、この間隙Cvから外側プロテクタ61と内側プロテクタ51との間に溜まった水を排出することができる。
一方、被測定ガスGは、外側ガス導入孔66から内側ガス導入孔56を介して内側プロテクタ51の内部に導入された後、内側ガス排出孔53から外部に排出される。
又、内側プロテクタ51の軸線O方向中央部に先端に向かって窄まるテーパ壁51tが設けられ、テーパ壁51tより後端側で内側プロテクタ51が径大になっている。そして、このテーパ壁51tに矩形の内側ガス導入孔56が設けられている(図4参照)。
さらに、図4に示すように、内側ガス導入孔56の先端56fに接し、検出部22に向かって径方向内側に延びるルーバ55が設けられている。本実施形態では、ルーバ55は、テーパ壁51tを先端が残るようにコ字状に切り抜き、切り抜き片を径方向内側に向かって切り起こすことで形成している。又、この切り抜かれた部位が矩形の内側ガス導入孔56となる。このようにして、内側ガス導入孔56の先端56fとルーバ55の基端が一体に繋がっている(接している)。
図3に戻り、ルーバ55の後端向き面55eの延長線ELが検出部22と交差するように、ルーバ55が延びている。又、内側ガス導入孔56は検出素子21の先端21eよりも先端側に配置されている。さらに、内側ガス導入孔56が内側ガス排出孔53よりも後端側に配置されている。
さらに、本実施形態では、外側ガス導入孔66が内側ガス導入孔56よりも先端側に配置されている。又、ルーバ55の検出部22に向かう長さL1(図4参照)が、外側ガス導入孔66の円相当径の1/2以上である。
ここで、検出素子21の先端21eとは、検出素子21の最先端であるが、保護層23が検出素子21の表面を覆う場合は保護層23の先端とする。
又、内側ガス導入孔56が内側ガス排出孔53よりも後端側に配置される、とは、内側ガス導入孔56の先端が内側ガス排出孔53の後端よりも後端側に位置することをいい、内側ガス導入孔56と内側ガス排出孔53とが軸線O方向に一部で重なる場合を含まない。外側ガス導入孔66が内側ガス導入孔56よりも先端側に配置される、も同様に外側ガス導入孔66の後端が内側ガス導入孔56の先端よりも先端側に位置することをいう。
以上のように、ルーバ55の後端向き面55eの延長線ELが検出部22と交差するので、内側ガス導入孔56から内側プロテクタ51内に導入された被測定ガスGは、ルーバ55にガイドされて検出部22に向かって流れる。
このため、検出素子21を短くしてガスセンサを小型化した際、内側ガス導入孔56が検出素子21の先端21eよりも先端側になっても、ルーバ55によって検出部22が十分に被測定ガスGに晒されるので、応答性を確保しつつガスセンサを小型化できる。
又、内側ガス導入孔56が検出素子21の先端21eよりも先端側に位置するので、内側ガス導入孔56から内部に水が浸入しても、検出素子21の被水を抑制することができる。
なお、延長線ELを、ルーバ55の後端向き面55eを基準にする理由は、被測定ガスGが重力の影響を受けるため、被測定ガスGの下から被測定ガスGの流れをガイドする必要があるからである。
又、本実施形態では、外側ガス導入孔66が内側ガス導入孔56よりも先端側に配置されている。これにより、外側ガス導入孔66から内部に水が浸入しても、内側ガス導入孔56の内部まで水が浸入し難く、検出素子21の被水をさらに抑制することができる。
又、本実施形態では、内側ガス導入孔56が先端に向かって窄まるテーパ壁51tに設けられている。これにより、外部(外側ガス導入孔66)から内側ガス導入孔56に向かう被測定ガスGの流れ方向が斜め後端向きとなるので、ルーバ55の作用と相俟って、被測定ガスGを(後端側の)検出部22に向かってより確実に案内することができる。
又、本実施形態では、ルーバ55の検出部22に向かう長さL1が外側ガス導入孔66の円相当径の1/2以上である。これにより、外側ガス導入孔66、ひいては内側ガス導入孔56から導入される被測定ガスGの流量に対し、ルーバ55の長さL1が十分となり、被測定ガスGを検出部22に向かってより確実に案内することができる。
本発明のガスセンサは、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜にその構造、構成を設計変更して具体化できる。
例えば上記実施形態では、内側ガス導入孔56が矩形であったが、図5に示すように、例えば内側ガス導入孔76の先端76fが直線状で他の部分が半円状の形態でもよい。この場合、ルーバ75も先端側が半円状であってよい。
又、例えば上記実施形態では、内側ガス導入孔56が内側プロテクタ51のテーパ壁51tに設けられたが、これに限らず、内側プロテクタ51の側面に設けられても良い。
例えば上記実施形態では、外側ガス導入孔66が内側ガス導入孔56よりも先端側に配置されていたが、これに限らず、内側ガス導入孔56よりも後端側に配置されても良い。
内側ガス導入孔56、内側ガス排出孔53、外側ガス導入孔66の個数も限定されない。
例えば、拡散律速部115が検出素子21の先端向き面に設けられた場合は、検出部22の位置は先端向き面にあるとみなす。
又、プロテクタ全体の形状も上記実施形態に限定されず、例えば外側プロテクタ61の外側水抜き孔63を無くしてもよい。又、外側プロテクタ61の底部に内側ガス排出孔53と連通する外側ガス排出孔を設けてもよい。
1 ガスセンサ
11 主体金具
21 検出素子
21e 検出素子の先端
22 検出部
50 プロテクタ
51 内側プロテクタ
51t テーパ壁
53 内側ガス排出孔
55、75 ルーバ
55e ルーバの後端向き面
56、76 内側ガス導入孔
56f、76f 内側ガス導入孔の先端
61 外側プロテクタ
66 外側ガス導入孔
O 軸線
G 被測定ガス
EL 延長線
L1 ルーバの検出部に向かう長さ

Claims (4)

  1. 軸線方向に延び、自身の先端側に被測定ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する板状の検出素子と、
    前記検出部を自身の先端から突出させつつ、前記検出素子の径方向周囲を取り囲む筒状の主体金具と、
    内部に前記検出素子の前記検出部を収容しつつ、前記主体金具に固定されるプロテクタと、
    を備えるガスセンサにおいて、
    前記プロテクタは、前記検出部と間隙を介して配置される筒状の内側プロテクタと、該内側プロテクタの径方向外側に配置される筒状の外側プロテクタとを有し、
    前記内側プロテクタは、被測定ガスを外部に導出可能な内側ガス排出孔を自身の底部に有すると共に、前記被測定ガスを自身の内部に導入可能な内側ガス導入孔を前記内側ガス排出孔よりも後端側に有し、
    前記内側ガス導入孔は前記検出素子の先端よりも先端側に配置され、
    前記外側プロテクタは、前記被測定ガスを自身の内部に導入可能な外側ガス導入孔を有し、
    前記内側ガス導入孔の先端に接し、自身の後端向き面の延長線が前記検出部と交差するように該検出部に向かって延びるルーバをさらに有することを特徴とするガスセンサ。
  2. 記外側ガス導入孔が前記内側ガス導入孔よりも先端側に配置されている請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記内側ガス導入孔が先端に向かって窄まるテーパ壁に設けられている請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 前記ルーバの前記検出部に向かう長さが前記外側ガス導入孔の円相当径の1/2以上である請求項1~3のいずれか一項に記載のガスセンサ。
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