JP7005188B2 - 仮撚マルチフィラメント糸、その製造方法、及び織編物 - Google Patents
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項1. 無機酸化物粒子を含有するポリエステル樹脂からなる仮撚マルチフィラメント糸であって、
前記仮撚マルチフィラメント糸は、中空糸の中空部が圧縮されて中空率が3%未満である単繊維の割合が、95%以上である、仮撚マルチフィラメント糸。
項2. 前記仮撚マルチフィラメント糸の捲縮率が、35%以上である、項1に記載の仮撚マルチフィラメント糸。
項3. 前記ポリエステル樹脂中の前記無機酸化物粒子の含有量が、10質量%以下である、項1又は2に記載の仮撚マルチフィラメント糸。
項4. 前記単繊維の繊度が0.5~2.5dtexである、項1~3のいずれかに記載の仮撚マルチフィラメント糸。
項5. 前記中空糸は、前記無機酸化物粒子の含有率X(質量%)が2<X≦10であるセグメントAと、前記無機酸化物粒子の含有率Y(質量%)が2質量%以下であるセグメントBとを有しており、
前記中空糸の長手方向に対する横断面の形状が、さらに下記(1)~(5)を満足する、項1~4のいずれかに記載の仮撚マルチフィラメント糸。
(1)前記横断面におけるセグメントAの形状が、前記中空糸の中心側から外周側へ放射状に向かう6~30個の葉部を含む多葉形状である。
(2)前記葉部の外周側の先端部が曲線形状である。
(3)前記中空糸の外周長(μm)に対する、前記セグメントAの前記中空糸表面への露出長(μm)の割合が10%以下である。
(4)前記中空糸の中心から前記中空糸の外周までの距離(μm)に対する、前記中空糸の外周から前記葉部までの最短距離(μm)の平均比率が10%以下である。
(5)前記中空糸の中空率が5~30%である。
項6. 無機酸化物粒子を含有するポリエステル樹脂からなる中空マルチフィラメント糸を用意する工程と、
前記中空マルチフィラメント糸を、中空率が3%未満の単繊維の割合が95%以上となるようにして、仮撚加工に供する工程と、
を備える、仮撚マルチフィラメント糸の製造方法。
項7. 前記中空マルチフィラメント糸が、前記無機酸化物粒子の含有率X(質量%)が2<X≦10であるセグメントAと、前記無機酸化物粒子の含有率Y(質量%)が2質量%以下であるセグメントBとを有する中空糸を含んでおり、
前記中空糸の長手方向に対する横断面の形状が、さらに下記(1)~(5)を満足する、仮撚マルチフィラメント糸の製造方法。
(1)前記横断面におけるセグメントAの形状が、前記中空糸の中心側から外周側へ放射状に向かう6~30個の葉部を含む多葉形状である。
(2)前記葉部の外周側の先端部が曲線形状である。
(3)前記中空糸の外周長(μm)に対する、前記セグメントAの前記中空糸表面への露出長(μm)の割合が10%以下である。
(4)前記中空糸の中心から前記中空糸の外周までの距離(μm)に対する、前記中空糸の外周から前記葉部までの最短距離(μm)の平均比率が10%以下である。
(5)前記中空糸の中空率が5~30%である。
項8. 項1~5のいずれかに記載の仮撚マルチフィラメント糸を含む、織編物。
項9. 波長700~1200nmの平均赤外線反射率が60%以上である、項8記載の織編物。
本発明の仮撚マルチフィラメント糸は、無機酸化物粒子を含有するポリエステル樹脂からなる仮撚マルチフィラメント糸であって、中空糸の中空部が圧縮されて中空率が3%未満である単繊維の割合が95%以上であることを特徴としている。本発明の仮撚マルチフィラメント糸は、このような構成を備えていることにより、織編物とした際の遮熱性に優れ、さらに、高い捲縮率を付与することができ、嵩高で風合いのよい織編物の製造に好適に用いることができる。
仮撚マルチフィラメント糸の横断面を、光学顕微鏡を用いて倍率580倍にて断面写真を撮影し、この断面写真から、各単繊維について中空率が3%未満の単繊維の割合(本数%)をカウントし求める。仮撚マルチフィラメント糸に含まれる単繊維の本数が100本未満である場合は、100本あたりの数値に換算して割合(本数%)を算出する。測定方法の詳細については、実施例に記載の通りである。
捲縮率は、下記式(I)から算出する。なお、荷重は、糸条をかせ取りした後、かせを輪にした状態で加えた荷重である。
捲縮率(%)={(A0-A1)/A0}×100 (I)
A1:糸条に90.91×10-3cN/dtexの張力を掛けながらかせ取りし、かせに1.47×10-4cN/dtexの荷重をかけた状態で30分間放置した後、かせに1.47×10-4cN/dtexの荷重をかけた状態で30分間沸水処理する。処理後、水気を拭取り30分以上放置したかせに対して、1.47×10-4cN/dtexの荷重をはずし、1.76×10-3cN/dtexの荷重を掛けた時のかせ長である。
A0:A1の測定後、荷重を1.76×10-3cN/dtexから4.41×10-2cN/dtexに変更したときのかせ長である。
(2)前記葉部の外周側の先端部が曲線形状である。
(3)前記中空糸の外周長(μm)に対する、前記セグメントAの前記中空糸表面への露出長(μm)の割合が10%以下である。
(4)前記中空糸の中心から前記中空糸の外周までの距離(μm)に対する、前記中空糸の外周から前記葉部までの最短距離(μm)の平均比率が10%以下である。
(5)前記中空糸の中空率が5~30%である。
本発明の仮撚マルチフィラメント糸の製造方法は、以下の工程を備えている。
無機酸化物粒子を含有するポリエステル樹脂からなる中空マルチフィラメント糸を用意する工程
前記中空マルチフィラメント糸を、中空率が3%未満の単繊維の割合が95%以上となるようにして、仮撚加工に供する工程
本発明の織編物は、本発明の仮撚マルチフィラメント糸を含んでいる。本発明の織編物は、遮熱性に優れている。本発明の織編物は、本発明の仮撚マルチフィラメント糸を30質量%以上の混用率で含むことが好ましく、50質量%以上の混用率で含むことがより好ましい。混用率が30質量%以上であると、織編物は遮熱性により優れる。さらに、本発明の仮撚マルチフィラメント糸は、高い捲縮率を付与できるため、嵩高性に優れ、かつ風合も良好な織編物を得ることができる。混用の方法としては、混繊、混紡、交撚、交織又は交編が挙げられる。
CF=WAD×√DT+WED×√DT (II)
CF=CD×√DT+WD×√DT (III)
DT:マルチフィラメント糸の繊度(dtex)
WAD:経糸密度(本/2.54cm)
WED:緯糸密度(本/2.54cm)
CD:コース密度(本/2.54cm)
WD:ウェール密度(本/2.54cm)
中空マルチフィラメント糸に含まれる各中空糸の横断面、並びに仮撚中空マルチフィラメント糸及び仮撚マルチフィラメント糸に含まれる各単繊維の横断面を、それぞれ、光学顕微鏡(オリンパス株式会社製、商品名「BH2-UMF」)を用いて倍率580倍にて断面写真を撮影した。得られた断面写真から、各中空糸及び各単繊維について、各中空糸及び各単繊維の半径と、その中空部の半径とを測定し、全体の面積と中空部の面積を算出した。そして、各中空糸及び各単繊維について、全体の面積に対する中空部の面積の割合を算出して中空率を求めた。中空率の測定は、仮撚加工する前の中空マルチフィラメント糸(中空糸)と、実施例1、及び比較例1,2の仮撚加工後の仮撚マルチフィラメント糸(単繊維)とについて行い、中空率が0%の単繊維の割合(本数%)と中空率が3%以上の単繊維の割合(本数%)とを表1に示した。なお、それぞれの断面写真において、中空部が目視で確認できないものを中空率0%とした。また、仮撚加工後の仮撚マルチフィラメント糸の断面写真において、中空部が確認できたものについて、上記の方法によって中空率を算出して、中空率が3%以上の単繊維の割合(本数%)を求めた。
前述の方法にて捲縮率の測定をおこなった。
島津製作所(株)社製の分光光度計「SIMAZU UV-3100PC」を使用して、対象試料の波長700~1200nmにおける平均赤外線反射率を測定した。
実施例及び比較例で得られた織物に対し、触感により下記の基準で評価した。
○:嵩高性(バルキー性)が良好である。
△:嵩高性(バルキー性)が普通である。
×:嵩高性(バルキー性)に乏しい。
マルチフィラメントから取り出した単糸の、長手方向に対する横断面を光学顕微鏡(INABATA&CO製 PCSCOPE PCS-81X)で観察し、単糸外周長(μm)及びセグメントAの単糸表面への露出長(μm)を測定し、単糸外周長(μm)に対する割合(EC(%))を次式により算出した。
EC=セグメントAの露出長(μm)/単糸外周長(μm)×100(%)
マルチフィラメント糸から取り出した単糸の、長手方向に対する横断面を光学顕微鏡(INABATA&CO製 PCSCOPE PCS-81X)で観察し、単糸の中心から単糸外周までの距離(μm)及び各葉部における単糸外周から各葉部までの最短距離(μm)を測定した。そして、単糸の中心から単糸外周までの距離(μm)に対する各葉部における単糸外周から各葉部までの最短距離(μm)の平均比率(DC(%))を次式により算出した。
DC=単糸外周から各葉部までの最短距離の平均値(μm)/単糸の中心から単糸外周までの距離(μm)×100(%)
(中空マルチフィラメント糸の製造)
第一の樹脂として、ポリエステル樹脂(PET、極限粘度:0.65)を常法によりチップ化し、乾燥したものを用いた。このPETに対して、無機酸化物粒子として酸化チタン微粒子(TiO2)を5.0質量%の割合となるように含有させた。第二の樹脂として、ポリエステル樹脂(PET、極限粘度:0.65)を常法によりチップ化し、乾燥したものを用いた。このPETに対して、酸化チタン微粒子(TiO2)を0.4質量%の割合となるように含有させた。上記の第一の樹脂及び第二の樹脂であるPETに酸化チタン微粒子を含有させたものを用い、中空用紡糸口金を用いて、第一の樹脂部と第二の樹脂部との質量比(第一の樹脂部/第二の樹脂部)が75/25であって、第一の樹脂部がセグメントAを形成し、第二の樹脂がセグメントBを形成するように、紡糸温度295℃でマルチフィラメントを紡出し、3,000m/分の速度で引取ローラにて引き取り、図1の(C)にて示すような、中空率が15%、葉部の個数が20個、ECが3%、DCが2%の中空マルチフィラメント糸(160dtex、72フィラメント)(伸度:37.2%、複屈折率:0.230)を得た。中空マルチフィラメント糸の紡糸時に切糸はなく、製糸性は良好であった。
上記のようにして得られた中空マルチフィラメント糸に対して、表1に示した仮撚加工条件で、中空部が圧縮される(潰れる)ように仮撚加工を施して実施例1の仮撚マルチフィラメント糸を得た。一方、上記のようにして得られた中空マルチフィラメント糸に対して、表1に示した仮撚加工条件で、中空糸の中空部の圧縮(潰れ)を抑制するように仮撚加工を施して比較例1,2の仮撚中空マルチフィラメント糸を得た。実施例1の仮撚マルチフィラメント糸、及び比較例1,2の仮撚中空マルチフィラメント糸の捲縮率、及び中空率を評価に付した。
(中空マルチフィラメント糸の製造)
第一の樹脂として、ポリエステル樹脂(PET、極限粘度:0.65)を常法によりチップ化し、乾燥したものを用いた。このPETに対して、無機酸化物粒子として酸化チタン微粒子(TiO2)を5.0質量%の割合となるように含有させた。第二の樹脂として、ポリエステル樹脂(PET、極限粘度:0.65)を常法によりチップ化し、乾燥したものを用いた。このPETに対して、酸化チタン微粒子(TiO2)を0.4質量%の割合となるように含有させた。上記の第一の樹脂及び第二の樹脂であるPETに酸化チタン微粒子を含有させたものを用い、中空用紡糸口金を用いて、第一の樹脂部と第二の樹脂部との質量比(第一の樹脂部/第二の樹脂部)が75/25であって、第一の樹脂部がセグメントAを形成し、第二の樹脂がセグメントBを形成するように、紡糸温度297℃でマルチフィラメントを紡出し、3,000m/分の速度で引取ローラにて引き取り、図1の(C)にて示すような、中空率が15%、葉部の個数が20個、ECが3%、DCが2%の中空マルチフィラメント糸(250dtex、72フィラメント)(伸度:145.8%、複屈折率:0.035)を得た。中空マルチフィラメント糸の紡糸時に切糸はなく、製糸性は良好であった。
上記のようにして得られた中空マルチフィラメント糸に対して、表1に示した仮撚加工条件で、中空部が圧縮される(潰れる)ように仮撚加工を施して実施例2の仮撚マルチフィラメント糸を得た。なお、仮撚方式にはフリクション方式を使用し、仮撚数(D/Y):1.70、糸速500m/min、ヒーター温度330℃、延伸倍率1.60倍の加工条件で仮撚を行った。
(セグメントAによる葉部を有するが、中空部を有しないマルチフィラメント糸の製造)
ノズルに取り付ける紡糸口金を、中空用紡糸口金から中実用紡糸口金(断面形状が中空を有しない丸断面となるようなマルチフィラメント糸を得るための口金)に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、中空部を有しない丸断面のマルチフィラメント糸(168dtex、72フィラメント)(葉部の個数が20個、ECが3%、DCが2%)を得た。
このポリエステルフィラメント糸に対して、表1に示した条件で仮撚加工を施し、比較例3の仮撚マルチフィラメント糸を得た。
(酸化チタン微粒子が均一に分散した、中空部を有しないマルチフィラメント糸の製造)
ポリエステル樹脂(PET、極限粘度:1.38)を常法によりチップ化し、乾燥したものを用いた。このPETに対して、無機酸化物粒子として酸化チタン微粒子(TiO2)を2.0質量%の割合となるように含有させた。このPETを用い、紡糸温度295℃でマルチフィラメントを紡出し、3,000m/分の速度で引取ローラにて引き取り、中空部を有しない丸断面のマルチフィラメント糸(160dtex、72フィラメント)を得た。
このマルチフィラメント糸に対して、表1に示した条件で仮撚加工を施し、比較例4の仮撚マルチフィラメント糸を得た。
それぞれ、実施例1~2及び比較例1~4で得られた仮撚マルチフィラメント糸又は仮撚中空マルチフィラメント糸を緯糸に配し、ポリエステルマルチフィラメント糸(ユニチカ株式会社製、56dtex/48フィラメント)を経糸に配して、実施例1~2、比較例1~4の各織編物を得た(平組織、経糸密度:150本/2.54cm、緯糸密度:70本/2.54cm)。各織編物において、仮撚マルチフィラメント糸及び仮撚中空マルチフィラメント糸の混用率(すなわち緯糸の混用率)は、それぞれ、58質量%とした。各織編物に対して、常法に従って精練を行い、170℃×1分の条件で熱セットの仕上げ加工を行って、遮熱性(赤外線反射率)の評価に付した。
2 無機酸化物粒子の含有率X(質量%)が2<X≦10であるセグメントA
3 無機酸化物粒子の含有率Y(質量%)が2質量%以下であるセグメントB
4 葉部
5 中空部
Claims (7)
- 無機酸化物粒子を含有するポリエステル樹脂からなる仮撚マルチフィラメント糸であって、
前記仮撚マルチフィラメント糸は、中空糸の中空部が圧縮されて中空率が3%未満である単繊維の割合が、99%以上であり、
仮撚マルチフィラメント糸の原糸となる中空マルチフィラメント糸を構成している中空糸Sは、前記無機酸化物粒子の含有率X(質量%)が2<X≦10であるセグメントAと、前記無機酸化物粒子の含有率Y(質量%)が2質量%以下であるセグメントBとを有しており、
前記中空糸Sの長手方向に対する横断面の形状が、さらに下記(1)~(5)を満足する、
(1)前記横断面におけるセグメントAの形状が、前記中空糸Sの中心側から外周側へ放射状に向かう6~30個の葉部を含む多葉形状である、
(2)前記葉部の外周側の先端部が曲線形状である、
(3)前記中空糸Sの外周長(μm)に対する、前記セグメントAの前記中空糸S表面への露出長(μm)の割合が10%以下である、
(4)前記中空糸Sの中心から前記中空糸Sの外周までの距離(μm)に対する、前記中空糸Sの外周から前記葉部までの最短距離(μm)の平均比率が10%以下である、
(5)前記中空糸Sの中空率が5~30%である、
仮撚マルチフィラメント糸。 - 前記仮撚マルチフィラメント糸の捲縮率が、35%以上である、請求項1に記載の仮撚マルチフィラメント糸。
- 前記ポリエステル樹脂中の前記無機酸化物粒子の含有量が、10質量%以下である、請求項1又は2に記載の仮撚マルチフィラメント糸。
- 前記単繊維の繊度が0.5~2.5dtexである、請求項1~3のいずれかに記載の仮撚マルチフィラメント糸。
- 無機酸化物粒子を含有するポリエステル樹脂からなる中空マルチフィラメント糸を用意する工程と、
前記中空マルチフィラメント糸を、中空率が3%未満の単繊維の割合が99%以上となるようにして、仮撚加工に供する工程と、
を備え、
前記中空マルチフィラメント糸が、前記無機酸化物粒子の含有率X(質量%)が2<X≦10であるセグメントAと、前記無機酸化物粒子の含有率Y(質量%)が2質量%以下であるセグメントBとを有する中空糸Sを含んでおり、
前記中空糸Sの長手方向に対する横断面の形状が、さらに下記(1)~(5)を満足する、
(1)前記横断面におけるセグメントAの形状が、前記中空糸の中心側から外周側へ放射状に向かう6~30個の葉部を含む多葉形状である、
(2)前記葉部の外周側の先端部が曲線形状である、
(3)前記中空糸Sの外周長(μm)に対する、前記セグメントAの前記中空糸S表面への露出長(μm)の割合が10%以下である、
(4)前記中空糸Sの中心から前記中空糸Sの外周までの距離(μm)に対する、前記中空糸の外周から前記葉部までの最短距離(μm)の平均比率が10%以下である、
(5)前記中空糸Sの中空率が5~30%である、
仮撚マルチフィラメント糸の製造方法。 - 請求項1~4のいずれかに記載の仮撚マルチフィラメント糸を含む、織編物。
- 波長700~1200nmの平均赤外線反射率が60%以上である、請求項6記載の織編物。
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