JP7005127B2 - 制御システム - Google Patents

制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP7005127B2
JP7005127B2 JP2016101369A JP2016101369A JP7005127B2 JP 7005127 B2 JP7005127 B2 JP 7005127B2 JP 2016101369 A JP2016101369 A JP 2016101369A JP 2016101369 A JP2016101369 A JP 2016101369A JP 7005127 B2 JP7005127 B2 JP 7005127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side gear
component
speed
interval
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016101369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017207177A (ja
Inventor
伊智郎 粟屋
慶佑 望月
昌宏 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016101369A priority Critical patent/JP7005127B2/ja
Publication of JP2017207177A publication Critical patent/JP2017207177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7005127B2 publication Critical patent/JP7005127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

本発明は、制御システムに関する。
歯車、リンク機構、及び、ボールねじなど、複数の部品が可動に組み合わされた機械機構では、部品を滑らかに動作させるためにバックラッシュ(Backlash)と呼ばれる隙間が設けられることが一般的である。このバックラッシュが設けられることで、機械機構の動作開始時、及び、動作方向の転換時等に、部品同士が衝突して衝突音が発生する場合がある。
これに対し、特許文献1には、モータ側の歯車(第2の歯車)と負荷側の歯車(第1の歯車)とが組み合された機械機構にてバックラッシュによる衝突の衝撃を低減させるための技術が示されている。具体的には、特許文献1に記載のサーボ制御システムでは、第2の歯車がバックラッシュ幅を移動するのに要する時間に相当する所定時間が経過するまでの間、モータの出力トルクを制限する。特許文献1では、第2の歯車と第1の歯車との間隔がバックラッシュ幅を超えることはないので、第2の歯車の歯が第1の歯車の歯に対してどのような位置にあったとしても、バックラッシュによる衝突の衝撃を低減できるとされている。
特開2010-215369号公報
特許文献1に記載の技術では、第2の歯車の歯と第1の歯車の歯との位置関係にかかわらず所定時間が経過するまでの間、モータの出力トルクを制限する。このため、第2の歯車の歯と第2の歯車の歯との間の隙間が狭い状態から動作を開始して、早々に両者の歯が接する状態になった場合でも、所定時間が経過するまではモータの出力トルクが制限される。より早い応答を得るためには、第2の歯車の歯と第1の歯車の歯とが接する状態になった後速やかにモータの出力トルクの制限を解除できることが望まれる。
本発明は、2つの歯車など部品同士の衝突による音を低減させることができ、かつ、部品が互いに接する状態になった場合に、より速やかに目的の動作をさせることができる制御システムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、制御システムは、動力源からの動力を受けて動作する第一部品の位置を検出する第一部品位置検出部と、前記第一部品の動作、及び、前記第一部品に接触した状態のときに前記第一部品からの力を受けて動作する第二部品の動作を模擬するモデルを用いて、前記第一部品、前記第二部品それぞれの位置を推定する位置推定部と、前記第一部品位置検出部が検出した前記第一部品の位置から、前記位置推定部が推定した前記第一部品の位置を減算した差に定数のゲインを乗算した値を算出する推定位置調整部と、前記位置推定部が位置推定に用いる速度指令値を、前記推定位置調整部が算出した値が加算された値とする補正を行う演算子と、前記位置推定部が推定した前記第二部品の位置に基づいて、前記第一部品と前記第二部品との間隔の大きさを求める間隔取得部と、前記第一部品と前記第二部品とが接する場合が含まれる、前記第一部品と前記第二部品との間隔の大きさが閾値以下の場合の、前記第二部品に対する前記第一部品の相対速度が大きくなる向きの前記第一部品の速度に対する前記第一部品の制限速度が、当該間隔の大きさが当該閾値よりも大きい場合の前記第一部品の制限速度よりも大きい速度になるように、前記第一部品の動作を制御する動作制御部と、を備える。
前記動作制御部は、さらに前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度、及び、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記第一部品の動作速度を制限する制御を行うようにしてもよい。
前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限するようにしてもよい。
前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限するようにしてもよい。
前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下、かつ、当該間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、および、前記間隔の変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合のいずれも、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限するようにしてもよい。
上記した制御システム、制御方法およびプログラムによれば、部品同士の衝突による音を低減させることができ、かつ、部品が互いに接する状態になった場合に、より速やかに目的の動作をさせることができる。
本発明の第1の実施形態に係る駆動システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るモータ側歯車と負荷側歯車との間隔の第1の例を示す説明図である。 同実施形態に係るモータ側歯車と負荷側歯車との間隔の第2の例を示す説明図である。 同実施形態に係るモータ側歯車に対する制限速度の例を示すグラフである。 同実施形態に係るモータ側歯車と負荷側歯車との間隔の第3の例を示す説明図である。 同実施形態に係るモータ側歯車と負荷側歯車との間隔の第4の例を示す説明図である。 同実施形態に係るモータ側歯車と負荷側歯車との間隔の第5の例を示す説明図である。 同実施形態に係るモデル記憶部が記憶している駆動機構モデルの例を示す説明図である。 同実施形態に係る制御システムが行うモータ側歯車の制御の例を示すブロック線図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御システムが行うモータ側歯車の制御の例を示すブロック線図である。 本発明の第3の実施形態に係る駆動システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る制御システムが行うモータ側歯車の制御の例を示すブロック線図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御システムが行うモータ側歯車の制御の例を示すブロック線図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る駆動システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、駆動システム1は、駆動機構100と、制御システム200とを備える。駆動機構100は、モータ110と、ギヤ機構120と、負荷150とを備える。ギヤ機構120は、モータ側歯車130と、負荷側歯車140とを備える。制御システム200は、レゾルバ211と、制御装置220とを備える。制御装置220は、通信部230と、記憶部280と、制御部290とを備える。記憶部280は、モデル記憶部281を備える。制御部290は、間隔取得部291と、動作制御部292と、位置推定部293と、推定位置調整部294とを備える。
駆動システム1は、モータ110で生成した動力を負荷150に伝達することにより、駆動対象の機器を駆動する(動作させる)。駆動システム1は、乗物の駆動部であってもよいがこれに限らす、いろいろな機械を駆動するシステムとすることができる。
駆動機構100は、制御システム200の制御に従って、駆動対象の機器の駆動を実行する。
モータ110は、動力源の例に該当し、電力の供給を受けて動力を出力する。但し、駆動機構100が備える動力源はモータに限らない。駆動機構100が、例えばエンジンなどモータ以外の動力源を備えるようにしてもよい。
ギヤ機構120は、モータ110からの動力を負荷150に伝達する。具体的には、モータ110からの動力をモータ側歯車130が受けることによりモータ側歯車130が回転する。モータ側歯車130の歯と負荷側歯車140の歯とが噛み合っており、モータ側歯車130の歯が負荷側歯車140の歯を押すことによってモータ側歯車130から負荷側歯車140へ動力が伝達され、負荷側歯車140が回転する。そして、負荷側歯車140は、モータ側歯車130から受けた動力を負荷150へ伝達する。
ギヤ機構120は機械機構の例に該当し、モータ側歯車130と負荷側歯車140とは、機械機構を構成する部品の例に該当する。モータ側歯車130が第一部品の例に該当し、負荷側歯車140が第二部品の例に該当する。
但し、駆動機構100が備える機械機構はギヤ機構に限らない。駆動機構100が備える機械機構として、動力を伝達し、かつ、部品と部品との間に隙間が設けられているいろいろな機械機構を用いることができる。例えば、駆動機構100が、ボールねじを備えるようにしてもよいし、リンク機構を備えるようにしてもよい。
駆動機構100がボールねじを備える場合、ネジ軸、ナット、及び、ネジ軸とナットとの間に設けられたボールが部品の例に該当する。制御装置220が、ネジ軸とナットとの間隔に基づいてボールねじの制御を行う場合、ネジ軸、ナットそれぞれの動力を伝達する面の間隔が、ボールの直径の間隔に等しくなったときに、これらネジ軸とナットとボールとが接した状態となる。
また、駆動機構100がリンク機構を備える場合、2つのリンク、及び、これら2つのリンクを可動に接続するジョイント部材が部品の例に該当する。制御装置220が、2つのリンクの間隔に基づいてリンク機構の制御を行う場合、2つのリンクそれぞれの動力を伝達する面の間隔が、ジョイント部材の幅の大きさ(例えば直径)に等しくなった時に、これら2つのリンクとジョイント部材とが接した状態となる。
負荷150は、負荷側歯車140からの動力を受けて動作する。負荷側歯車140は、例えば、自動車のドライブシャフト及び車輪、又は、船舶のドライブシャフト及びスクリューなど、乗物を走行させる機構であってもよいがこれに限らず、負荷側歯車140からの動力を受けるものであればよい。
制御システム200は、駆動機構100の動作を制御する。特に、制御システム200は、駆動機構100を動作させる際、モータ側歯車130の歯と負荷側歯車140の歯との衝突音を低減させる制御を行う。
レゾルバ211は、第一部品位置検出部の例に該当し、モータ側歯車130の位置(回転角度)を検出する。具体的には、レゾルバ211は、モータ110の回転角度を検出することにより、モータ側歯車130の回転角度を検出する。モータ110の回転軸とモータ側歯車130とが直結されている場合、レゾルバ211が検出するモータ110の回転角度をモータ側歯車130の回転角度と見做すことができる。なお、モータ110の回転数とモータ側歯車130の回転数が異なる場合は、例えば、制御部290が、レゾルバ211が検出するモータ110の位置を、後述するモータ側歯車130の位置θに換算するようにしてもよい。モータ側歯車130の位置は、第一部品の位置の例に該当する。
但し、制御システム200が備える第一部品位置検出部は、レゾルバに限らない。例えば、制御システム200が、モータ側歯車130の回転角度を直接検出するセンサを備えるなど、第一部品位置検出部としてレゾルバ以外のセンサを備えるようにしてもよい。
制御装置220は、レゾルバ211が検出するモータ110の回転角度に基づいて、モータ110の動作を制御する。制御装置220は、例えば汎用コンピュータ又はプログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller;PLC)などのコンピュータを用いて構成される。あるいは、制御装置220が専用のハードウェアを用いて構成されるなど、コンピュータ以外の装置を用いて構成されていてもよい。
通信部230は、他機器との間で信号の入出力を行う。特に、通信部230は、レゾルバ211からモータ110の回転角度を示す信号を取得する。また、通信部230は、モータ110へ制御信号を出力する。
記憶部280は、制御装置220が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種データを記憶する。
モデル記憶部281は、駆動機構100の動作を模擬する駆動機構モデルを記憶する。特に、この駆動機構モデルは、モータ側歯車130の動作、及び、負荷側歯車140の動作を模擬してモータ側歯車130、負荷側歯車140それぞれの位置を推定する。
制御部290は、制御装置220の各部を制御して各種処理を実行する。制御部290は、例えば制御装置220が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部280からプログラムを読み出して実行することで構成される。
間隔取得部291は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。具体的には、間隔取得部291は、モータ側歯車130の歯と負荷側歯車140の歯との間隔の大きさを求める。
間隔取得部291は、位置推定部293が駆動機構モデルを用いて推定した負荷側歯車140の位置に基づいて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。
動作制御部292は、間隔取得部291が取得したモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに応じてモータ側歯車130の動作を制御する。特に、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに基づいて、モータ側歯車130の動作速度(モータ側歯車130の回転速度)を制限する制御を行う。動作制御部292は、モータ110の回転速度を制御することで、モータ側歯車130の動作速度を制御する。
ここで、図2~図6を参照して、動作制御部292が行うモータ側歯車130の動作速度の制限について説明する。
図2は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第1の例を示す説明図である。図2では、モータ側歯車130の歯131と、負荷側歯車140の歯141及び142とが示されている。また、矢印B11は、モータ側歯車130を動作させる方向(すなわち、モータ側歯車130の回転方向)を示している。モータ側歯車130を矢印B11の方向に動作させる場合、モータ側歯車130の歯131の面F11と、負荷側歯車140の歯141の面F12とが、モータ側歯車130から負荷側歯車140へ動力を伝達する面になる。間隔取得部291は、この面F11と面F12との間隔のように、動力を伝達する面同士の間隔を部品の間隔として取得する。
以下では、動力を伝達する面同士の間隔をδで示す。図2では、面F11と面F12との間隔がδで示される。図2の例では、モータ側歯車130の歯131が、負荷側歯車140の歯142と接した状態になっており、間隔δが最大になっている。以下では、間隔δの最大値をΔで示す。
間隔δが大きい場合、モータ側歯車130を高速に動作させるとモータ側歯車130の歯131と負荷側歯車140の歯141とが衝突して衝突音が発生する。この衝突音を抑制または低減させるため、動作制御部292は、間隔δが大きいときは、モータ側歯車130を比較的低速に動作させる。間隔δが小さくなった後、あるいはモータ側歯車130の歯と負荷側歯車140の歯とが接した後、動作制御部292は、モータ側歯車130を比較的高速に動作させる。ここで、モータ側歯車130を動作させるとは、モータ側歯車130を回転させることである。
図3は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第2の例を示す説明図である。図3では、図2の状態からモータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作して、モータ側歯車130の歯131の面F11と、負荷側歯車140の歯141の面F12とが接した状態を示している。面F11と面F12とが接しているので、間隔δは0になっている。この状態で、モータ側歯車130がモータ110の動力に駆動されて矢印B11の方向へ動作することにより、面F11が面F12を押してモータ側歯車130から負荷側歯車140へ動力が伝達される。
図4は、モータ側歯車130に対する制限速度の例を示すグラフである。図4のグラフの横軸は、モータ側歯車130の歯131の面F11と、負荷側歯車140の歯141の面F12との間隔δを示す。縦軸は、モータ側歯車130の制限速度を示す。すなわち、縦軸は、モータ側歯車130に許容される回転速度の上限値を示す。以下では、モータ側歯車130の制限速度をVmaxと表記する。
図4では、間隔δが近ければ、モータ側歯車130の速度をある程度大きくしても衝突音が許容範囲内となる場合の例を示しており、間隔δが小さいほど制限速度Vmaxを大きくしている。特に、閾値δ1で制限速度Vmaxの変化率を切り替えて、間隔δが閾値δ1以下の場合はモータ側歯車130の速度制限を大幅に緩和している。
但し、モータ側歯車130の制限速度Vmaxは、図4に示すものに限らない。例えば、実機で試験を行う等により、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接するときの音が許容範囲内となるようにモータ側歯車130の制限速度Vmaxを決定する。
例えば、モータ側歯車130の慣性力が小さく瞬間的にモータ側歯車130の速度を変化させることができる場合、間隔δが所定の閾値δ2よりも大きいときは、比較的大きい第1速度を制限速度としてモータ側歯車130を動作させるようにしてもよい。この場合、間隔δが閾値δ2以下のときは、モータ側歯車130の制限速度を第1速度よりも小さい第2速度とすることで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接触する際の音を低減させることができる。
図5は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第3の例を示す説明図である。図5でも、図2の場合と同様、モータ側歯車130の歯131と、負荷側歯車140の歯141及び142とが示されている。但し、図5の例では、モータ側歯車130を動作させる方向が図2の場合と逆になる。すなわち、図5の例では、図2の矢印B11とは逆の矢印B21の方向へモータ側歯車130を動作させる。
モータ側歯車130を矢印B21の方向に動作させる場合、モータ側歯車130の歯131の面F21と、負荷側歯車140の歯142の面F22とが、モータ側歯車130から負荷側歯車140へ動力を伝達する面になる。従って、モータ側歯車130が矢印B21の方向へ動作する場合、間隔取得部291は、面F21と面F22との間隔を間隔δとして取得する。
図5の例では、モータ側歯車130の歯131が、負荷側歯車140の歯141と接した状態になっており、間隔δの大きさは最大値Δになっている。
図6は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第4の例を示す説明図である。図6では、図5の状態からモータ側歯車130が矢印B21の方向へ動作して、モータ側歯車130の歯131の面F21と、負荷側歯車140の歯142の面F22とが接した状態を示している。面F21と面F22とが接しているので、間隔δは0になっている。この状態で、モータ側歯車130がモータ110の動力に駆動されて矢印B21の方向へ動作することにより、面F21が面F22を押してモータ側歯車130から負荷側歯車140へ動力が伝達される。
図7は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第5の例を示す説明図である。同図では、モータ側歯車130の歯141が、負荷側歯車140の歯141と歯142との中間に位置している状態を示している。従って、面F11と面F12との間隔、面F21と面F22との間隔のいずれもΔ/2となっている。
上述したように、モータ側歯車130が動作する向きが異なると、動力を伝達する面も異なる。モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合と矢印B21の方向へ動作する場合とを統一的に処理するために、図7のようにモータ側歯車130の歯141が負荷側歯車140の歯141と歯142との中間に位置している場合に、モータ側歯車130の位置と負荷側歯車140の位置との差が0であると定義する。
具体的には、レゾルバ211が検出するモータ側歯車130の位置(モータ110の位置)をθと表記し、位置推定部293が推定する負荷側歯車140の位置をθLEと表記すると、モータ側歯車130の位置と負荷側歯車140の位置との差はθ-θLE、または、θLE-θと表される。なお、添え字「M」はモータ側を示し、「L」は負荷側を示す。また、添え字「E」は推定値であることを示す。
間隔取得部291は、図7のようにモータ側歯車130の歯141が負荷側歯車140の歯141と歯142との中間に位置している場合に、θ-θLE=0(従って、θLE-θ=0)と検出する。
そして、図2及び図3の例のようにモータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合、間隔取得部291は、式(1)を用いて間隔δを算出する。
Figure 0007005127000001
ここで、Vは、矢印B11の方向を正としてモータ側歯車130の速度を示す。従って、V≧0は、モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作しているか、あるいは静止している場合を示す。また、モータ側歯車130の位置θ、負荷側歯車140の位置θLE共に、矢印B11の方向に正の値を取る。
従って、図7の状態よりもモータ側歯車130の歯131が負荷側歯車140の歯141に近い場合は、θ-θLE>0となり、δ<Δ/2となる。特に、図3の例のように歯131と歯141とが接した状態では、θ-θLE=Δ/2となり、δ=0となる。
一方、図7の状態よりもモータ側歯車130の歯131が負荷側歯車140の歯141から遠い場合は、θ-θLE<0となり、δ>Δ/2となる。特に、図2の例のように歯131と歯141との間隔が最大値Δとなっている状態では、θ-θLE=-Δ/2となり、δ=Δとなる。
また、図4及び図5の例のようにモータ側歯車130が矢印B21の方向へ動作する場合、間隔取得部291は、式(2)を用いて間隔δを算出する。
Figure 0007005127000002
式(2)V<0は、モータ側歯車130が矢印B21の方向へ動作している場合を示す。また、上記のように、モータ側歯車130の位置θ、負荷側歯車140の位置θLE共に、矢印B11の方向に正の値を取る。
従って、図7の状態よりもモータ側歯車130の歯131が負荷側歯車140の歯142に近い場合は、θLE-θ>0となり、δ<Δ/2となる。特に、図7の例のように歯131と歯142とが接した状態では、θLE-θ=Δ/2となり、δ=0となる。
一方、図7の状態よりもモータ側歯車130の歯131が負荷側歯車140の歯142から遠い場合は、θLE-θ<0となり、δ>Δ/2となる。特に、図6の例のように歯131と歯142との間隔が最大値Δとなっている状態では、θLE-θ=-Δ/2となり、δ=Δとなる。
このように、間隔取得部291は、モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合と矢印B12の方向へ動作する場合とでモータ側歯車130の位置の検出方法及び負荷側歯車140の位置の検出方法を切り替える必要無しに間隔δを算出することができる。これにより、動作制御部292は、モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合、矢印B21の方向へ動作する場合のいずれにも、図4を参照して説明した制限速度を適用することができる。
位置推定部293は、モデル記憶部281が記憶している駆動機構モデルを用いてモータ側歯車130の動作、及び、負荷側歯車140の動作のシミュレーションを行い、モータ側歯車130、負荷側歯車140それぞれの位置を推定する。
図8は、モデル記憶部281が記憶している駆動機構モデルの例を示す説明図である。図8は、駆動機構モデルが行う演算をブロック線図の形式で示している。
図8のブロック線図では、モータ110からの入力トルクτが第1演算子401及び第2演算子402を経由して第1ブロック403に入力される。
第1ブロック403は、モータ側歯車130に入力されるトルクに応じてモータ側歯車130の速度を算出する。
第1ブロック403が出力するモータ側歯車130の速度は、第2ブロック404と第3ブロック405とに入力される。第2ブロック404は、モータ側歯車130の速度に応じた動摩擦τfMをGMSモデル(Generalized Maxwell Slip Model)に基づいて算出する。
第2ブロック404が出力する動摩擦τfMは、第2演算子402に入力される。第2演算子402は、第1演算子401が入力トルクτから負荷側歯車140による応力を減算したトルクからさらに動摩擦τfMを減算する。これにより、第1ブロック403は、摩擦によって減速されたモータ側歯車130の速度を算出する。
第3ブロック405は、モータ側歯車130の速度を積分してモータ側歯車130の位置θMEを算出する。第3ブロック405が出力するモータ側歯車130の位置θMEは、第3演算子411に入力される。また、モータ側歯車130の位置θMEは、推定位置調整部294にも入力される。
第3演算子411は、第3ブロック405が算出したモータ側歯車130の位置θMEから負荷側歯車140の位置θLEを減算してモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔θME-θLEを算出する。第3演算子411が算出した間隔θME-θLEは、第4ブロック412に入力される。
第4ブロック412は、モータ側歯車130から負荷側歯車140への動力の伝達に対して、モータ側歯車130と負荷側歯車140とのバックラッシュに相当する不感帯を設ける。具体的には、第4ブロック412は、-Δ/2<θME-θLE<Δ/2を不感帯として0を出力する。それ以外の場合、第4ブロック412は、間隔θME-θLEの大きさに比例する値を算出する。第4ブロック412が出力する値は、第5ブロック413に入力される。
第5ブロック413は、第4ブロック412から入力された値を、モータ側歯車130から負荷側歯車140へ伝達されるトルクに換算する。第5ブロック413が出力するトルクは、負荷側歯車140によるモータ側歯車130への応力として第1演算子401に入力される。上記のように、第1演算子401は、モータ110からの入力トルクτから、負荷側歯車140による応力を減算する。
また、第5ブロック413が出力するトルクは、第4演算子421を経由して第6ブロック422に入力される。
第6ブロック422は、負荷側歯車140に入力されるトルクに応じて負荷側歯車140の速度を算出する。
第6ブロック422が出力する負荷側歯車140の速度は、第7ブロック423と第8ブロック424とに入力される。第7ブロック423は、負荷側歯車140の速度に応じた動摩擦τfLをGMSモデルに基づいて算出する。
第7ブロック423が出力する動摩擦τfLは、第4演算子421に入力される。第4演算子421は、モータ側歯車130から負荷側歯車140へ伝達される動力から動摩擦τfLを減算する。これにより、第6ブロック422は、摩擦によって減速された負荷側歯車140の速度を算出する。
第8ブロック424は、負荷側歯車140の速度を積分して負荷側歯車140の位置θLEを算出する。第8ブロック424が出力する負荷側歯車140の位置θLEは、第3演算子411に入力される。また、負荷側歯車140の位置θLEは、間隔取得部291にも入力される。
このように、位置推定部293は駆動機構モデルを用いてモータ側歯車130の位置θMEと負荷側歯車140の位置θLEとを推定する。
推定位置調整部294は、位置推定部293が推定する負荷側歯車140の位置を、レゾルバ211が検出したモータ側歯車130の位置と、位置推定部293が推定したモータ側歯車130の位置との差に応じて調整する。推定位置調整部294が行う処理を、図9を参照して説明する。
図9は、第1の実施形態の制御システム200が行うモータ側歯車130の制御の例を示すブロック線図である。
図9のブロック線図では、上位装置が出力した制御目標値が第5演算子301に入力される。第5演算子301は、制御目標値からレゾルバ211が検出したモータ側歯車130の位置θを減算して偏差を算出する。第5演算子301が出力する偏差は、動作制御部292に入力される。
なお、第5演算子301による処理を動作制御部292が実行するようにしてもよいし、動作制御部292とは別に制御部290が実行するようにしてもよい。
動作制御部292は、指令値算出ブロック292aで、偏差に基づいて制御指令値を算出する。動作制御部292が制御指令値を算出する制御方式として、制御対象の特性に応じていろいろなフィードバック制御方式を採用することができる。例えば、動作制御部292が、PID(Proportional-Integral-Differential)制御による制御指令値を算出するようにしてもよい。あるいは、動作制御部292が、積分制御、比例制御、又は微分制御による制御指令値を算出するようにしてもよい。動作制御部292は、モータ側歯車130の速度にて制御指令値を算出する。
また、動作制御部292は、速度制限ブロック292bで、モータ側歯車130の速度に対して速度制限を行う。具体的には、動作制御部292は、指令値算出ブロック292aで制御指令値として算出したモータ側歯車130の速度指令値に対して、図4を参照して説明した制限速度を適用する。すなわち、速度指令値が制限速度を超過している場合、モータ側歯車130は、速度指令値を制限速度に低減させる。
動作制御部292は、算出した速度指令値に基づいて駆動機構100を制御する。具体的には、動作制御部292は、モータ側歯車130の速度にて算出した速度指令値をモータ110に対する制御信号に変換してモータ110を制御する。
また、動作制御部292が出力する速度指令値は、第7演算子303を経由して位置推定部293に入力される。
位置推定部293は、上記のようにモデルを用いてモータ側歯車130の動作及び負荷側歯車140の動作を模擬することで、モータ側歯車130の位置及び負荷側歯車140の位置を推定する。例えば、位置推定部293は、動作制御部292から第7演算子303を経由して入力される速度指令値に基づいてモータ110の出力トルクτを算出し、得られたトルクτを図8の駆動機構モデル400に適用する。
位置推定部293が出力する負荷側歯車140の位置θLEは、間隔取得部291へ入力される。間隔取得部291は、位置推定部293からの負荷側歯車140の位置θLEと、レゾルバ211が検出するモータ側歯車130の位置θとに基づいて、上述したようにモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔δを算出する。間隔取得部291が出力する間隔δは、動作制御部292に入力される。動作制御部292は、上記のように速度制限ブロック292bにて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔δに基づいてモータ側歯車130に対する速度制限を行う。
また、位置推定部293が出力するモータ側歯車130の位置θMEは、第6演算子302へ入力される。第6演算子302は、レゾルバ211が検出したモータ側歯車130の位置θから、位置推定部293が推定したモータ側歯車130の位置θを減算して、モータ側歯車130の位置の実測値と推定値との差分(誤差)θ-θMEを算出する。
推定位置調整部294は、第6演算子302が算出した差分θ-θMEに定数のゲインKを乗算する。推定位置調整部294が出力する値は、第7演算子303へ入力される。
第7演算子303は、動作制御部292からの速度指令値に推定位置調整部294が算出した値を加算する。
このように、推定位置調整部294は、第6演算子302及び第7演算子303を用いて、位置推定部293の出力に含まれる誤差の大きさに応じた補正を速度指令値に対して行う。これにより、推定位置調整部294は、駆動機構モデル自体を調整する必要無しに、駆動機構モデルの出力を変化させることができる。その結果、位置推定部293が推定するモータ側歯車130の位置θME及び負荷側歯車140の位置θLEが、実際のモータ側歯車130の位置θ及び負荷側歯車140の位置θに近づく。
なお、第6演算子302の処理及び第7演算子303の処理を位置推定部293が実行するようにしてもよいし、位置推定部293とは別に制御部290が実行するようにしてもよい。
以上のように、間隔取得部291は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさδを求める。そして、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに応じてモータ側歯車130の動作を制御する。
このように、動作制御部292が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに応じてモータ側歯車130の動作を制御することで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接するまではモータ側歯車130を比較的低速で動作させて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との衝突音を低減させることができる。かつ、動作制御部292が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに応じてモータ側歯車130の動作を制御することで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接する状態になった場合に、より速やかに目的の動作をさせることができる。例えば、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接する状態になった後速やかに、モータ側歯車130の速度を上昇させることができる。
また、レゾルバ211は、モータ側歯車130の位置を検出する。位置推定部293は、モータ側歯車130の動作、及び、負荷側歯車140の動作を模擬するモデルを用いてモータ側歯車130、負荷側歯車140それぞれの位置を推定する。推定位置調整部294は、位置推定部293が推定する負荷側歯車140の位置を、レゾルバ211が検出したモータ側歯車130の位置と、位置推定部293が推定した負荷側歯車140の位置との差に応じて調整する。そして、間隔取得部291は、位置推定部293が推定した負荷側歯車140の位置に基づいて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。
このように、間隔取得部291が、位置推定部293が推定した負荷側歯車140の位置に基づいてモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。これにより、負荷側歯車140の位置を測定することが不可能な場合、あるいは、困難な場合でも、駆動機構モデルからモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める(推定する)ことができる。かつ、推定位置調整部294がモータ側歯車130の位置の推定値に基づいて負荷側歯車140の位置の推定値を調整することで、位置推定部293による負荷側歯車140の位置の推定精度を高めることができ、動作制御部292が行う制御の精度を高めることができる。
また、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに基づいて、モータ側歯車130の動作速度を制限する制御を行う。
これにより、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接するまでモータ側歯車130の速度を低減させてモータ側歯車130と負荷側歯車140との接触音を低減させることができる。
動作制御部292が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに加えて、さらに当該間隔の変化速度、及び、当該間隔の変化の加速度のうち少なくともいずれか一方に基づいて、モータ側歯車130の動作速度を制限するようにしてもよい。
例えば、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が大きい場合、動作制御部292が、当該間隔が比較的大きい段階から早めにモータ側歯車130の速度を低減させるようにしてもよい。
さらに例えば、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第一閾値と、第一閾値よりも間隔の大きい第二閾値とを記憶しておく。また、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度の閾値を記憶しておく。モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が閾値以下の場合、動作制御部292は第一閾値を用いて、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。一方、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が閾値よりも大きい場合、動作制御部292は第二閾値を用いて、当該間隔の大きさが第二閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。
このように、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が大きい場合に、動作制御部292が早めにモータ側歯車130の速度を低減させることで、モータ側歯車130の速度低減が間に合わずに衝突音が生じてしまうことを防止できる。
また、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化の加速度が大きい場合、当該間隔の変化速度がすぐに大きくなることが考えられる。当該間隔の速度変化が大きくなった場合、動作制御部292によるモータ側歯車130の速度低減が間に合わずに衝突音が生じてしまう可能性がある。そこで、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化の加速度が大きい場合、動作制御部292が、当該間隔が比較的大きい段階から早めにモータ側歯車130の速度を低減させるようにしてもよい。
例えば、上記の速度の場合と同様、記憶部280が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第一閾値と、第一閾値よりも間隔の大きい第二閾値とを記憶しておく。また、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化の加速度の閾値を記憶しておく。モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化の加速度が閾値以下の場合、動作制御部292は第一閾値を用いて、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。一方、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化の加速度が閾値よりも大きい場合、動作制御部292は第二閾値を用いて、当該間隔の大きさが第二閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。
あるいは、動作制御部292が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度、及び、当該間隔の変化の加速度の両方に基づいて、モータ側歯車130の動作速度を制限するようにしてもよい。
例えば、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第一閾値と、第一閾値よりも間隔の大きい第二閾値とを記憶しておく。また、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度の閾値と、当該間隔の変化の加速度の閾値とを記憶しておく。モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が閾値以下、かつ、当該間隔の変化の加速度が閾値以下の場合、動作制御部292は第一閾値を用いて、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。一方、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が閾値よりも大きい場合、及び、当該間隔の変化の加速度が閾値よりも大きい場合のいずれも、動作制御部292は第二閾値を用いて、当該間隔の大きさが第二閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。
このように、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が大きい場合、当該間隔の変化の加速度が大きい場合のいずれも、動作制御部292が早めにモータ側歯車130の速度を低減させることで、モータ側歯車130の速度低減が間に合わずに衝突音が生じてしまうことを、より確実に防止できる。
<第2の実施形態>
動作制御部292が行う静音制御は、モータ側歯車130の速度制限値を設ける制御に限らない。例えば、制御部290が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との位置に応じてモータ側歯車130の動作の制御指令値を算出することでモータ側歯車130と負荷側歯車140との接触音を低減させるようにしてもよい。第2実施例では、この場合について説明する。
第2の実施形態に係る駆動システムの構成は、図1に示す駆動システム1と同一であり、ここでは図示及び説明を省略する。第2の実施形態では、間隔取得部291が行う処理及び動作制御部292が行う処理が第1の実施形態の場合と異なる。
図10は、第2の実施形態の制御システム200が行うモータ側歯車130の制御の例を示すブロック線図である。
図10の例で駆動機構100、レゾルバ211、位置推定部293、推定位置調整部294、第5演算子301、第6演算子302及び第7演算子303が行う処理は、図9の場合と同様である。一方、図10の例では、第8演算子311が設けられている点、動作制御部292が、図9の速度制限ブロック292bの処理を行わない点、及び、間隔取得部291が制御目標値δを算出して第8演算子311へ出力する点で、図9の場合と異なる。
間隔取得部291が取得する間隔δの分だけモータ側歯車130を動作させれば、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接する状態になる。すなわち、動作制御部292が間隔δを制御目標値としてモータ側歯車130を動作させることで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接する状態に速やかに到達することができる。
そこで、モータ側歯車130が図2及び図3の矢印B11の方向に動作する場合、間隔取得部291は、式(3)に基づいて制御目標値δを算出する。
Figure 0007005127000003
すなわち、間隔取得部291は、モータ側歯車130を間隔δの分だけ矢印B11の方向に動作させる制御目標値δを算出する。モータ側歯車130を間隔δの分だけ矢印B11の方向に動作させることで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接している状態になる。
また、モータ側歯車130が図5及び図6の矢印B21の方向に動作する場合、間隔取得部291は、式(4)に基づいて制御目標値δを算出する。
Figure 0007005127000004
すなわち、間隔取得部291は、モータ側歯車130を間隔δの分だけ矢印B12の方向に動作させる制御目標値δを算出する。モータ側歯車130を間隔δの分だけ矢印B12の方向に動作させることで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接している状態になる。
第8演算子311は、間隔取得部291が算出した制御目標値δを上位装置からの制御目標値rに加算する。そして、動作制御部292は、第8演算子311が出力する制御目標値から第5演算子がモータ側歯車130の位置の検出値を減算した偏差に基づいて、モータ側歯車130の動作を制御する。
なお、モータ側歯車130がオーバーシュートして負荷側歯車140に衝突することを回避するために、間隔取得部291が、モータ側歯車130の動作幅を間隔δより小さくする制御目標値を設定するようにしてもよい。例えば、間隔取得部291が式(3)に代えて式(5)に基づいて制御目標値δを算出するようにしてもよい。
Figure 0007005127000005
ここで、Aは、Δに対して十分に小さい正定数として予め定められている定数である。
また、間隔取得部291が、式(4)に代えて式(6)に基づいて制御目標値δを算出するようにしてもよい。
Figure 0007005127000006
なお、動作制御部292がδに基づいてモータ側歯車130を制御しているときに、上位装置から大きい制御目標値rが入力されると、モータ側歯車130が加速されて衝突音が発生してしまう。そこで、間隔取得部291が算出した制御目標値δに基づいて動作制御部292がモータ側歯車130を制御しているときは、上位装置からの制御目標値rを遮断するようにしてもよい。
例えば、第8演算子311が、間隔取得部291からの制御目標値δ及び上位装置からの制御目標値rのうちいずれか一方を選択的に出力するようにしてもよい。具体的には、第8演算子311は、間隔取得部291からの制御目標値δを検出している場合は、制御目標値δを出力する。一方、間隔取得部291からの制御目標値δを検出していない場合、第8演算子311は、上位装置からの制御目標値rを出力する。
あるいは、上位装置側で一時的に制御目標値0を出力するようにしてもよい。
以上のように、間隔取得部291は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔δの大きさに基づいて、モータ側歯車130の動作の制御目標値を調整する。
この制御目標値に基づいて動作制御部292がモータ側歯車130の位置を制御することで、モータ側歯車130を負荷側歯車140に速やかに近付けることができ、かつ、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接触するときのモータ側歯車130の速度を低減させて接触音を低減させることができる。
<第3の実施形態>
負荷側歯車140の位置を検出可能な場合、間隔取得部291が負荷側歯車140の位置の検出値(測定値)に基づいて間隔δを算出するようにしてもよい。第3の実施形態では、第1の実施形態において負荷側歯車140の位置の推定値に代えて検出値を用いる場合について説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る駆動システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、駆動システム2は、駆動機構100と、制御システム201とを備える。駆動機構100は、モータ110と、ギヤ機構120と、負荷150とを備える。ギヤ機構120は、モータ側歯車130と、負荷側歯車140とを備える。制御システム201は、レゾルバ211と、負荷側位置センサ512と、制御装置520とを備える。制御装置520は、通信部230と、記憶部280と、制御部590とを備える。記憶部280は、モデル記憶部281を備える。制御部590は、間隔取得部291と、動作制御部292とを備える。
図11にて図1の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(100、110、120、130、140、150、211、230、280、281、291、292)を付して説明を省略する。駆動システム2は、制御システム201が負荷側位置センサ512を備えている点、及び、制御部590が、位置推定部293と推定位置調整部294とを備えていない点で駆動システム1(図1)と異なる。それ以外は駆動システム1の場合と同様である。
負荷側位置センサ512は、第二部品位置検出部の例に該当し、負荷側歯車140の位置を検出する。負荷側位置センサ512が、負荷の動作量または動作速度から負荷側歯車140の位置を算出するようにしてもよい。あるいは、負荷側位置センサ512が、負荷側歯車140の位置を直接測定するようにしてもよいし、負荷側歯車140の速度を測定して負荷側歯車140の位置を算出するようにしてもよい。
間隔取得部291は、レゾルバ211が検出したモータ側歯車130の位置と、負荷側位置センサ512が検出した負荷側歯車140の位置とに基づいてモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔δを算出する。負荷側位置センサ512が行う算出の方法は、図2、図3、図5及び図6を参照して説明したのと同様である。具体的には、モータ側歯車130が図2及び図3の矢印B11の方向へ動作する場合、負荷側位置センサ512は、式(7)に基づいて間隔δを算出する。
Figure 0007005127000007
式(7)は、負荷側歯車140の位置として負荷側位置センサ512による検出値である位置θを用いている点で、式(1)の場合と異なる。それ以外は、式(1)の場合と同様である。
また、モータ側歯車130が図5及び図6の矢印B21の方向へ動作する場合、負荷側位置センサ512は、式(8)に基づいて間隔δを算出する。
Figure 0007005127000008
式(8)は、負荷側歯車140の位置として負荷側位置センサ512による検出値である位置θを用いている点で、式(2)の場合と異なる。それ以外は、式(2)の場合と同様である。
図12は、第3の実施形態の制御システム201が行うモータ側歯車130の制御の例を示すブロック線図である。
図12の例で駆動機構100、レゾルバ211、間隔取得部291、動作制御部292及び第5演算子301が行う処理は、図9の場合と同様である。一方、図12の例では、図9の位置推定部293に代えて負荷側位置センサ512が負荷側歯車140の位置を検出している。図12では、位置推定部293が無いことから、推定位置調整部294も無くなっている。
以上のように、レゾルバ211は、モータ側歯車130の位置を検出する。負荷側位置センサ512は負荷側歯車140の位置を検出する。そして、間隔取得部291は、レゾルバ211が検出したモータ側歯車130の位置と、負荷側位置センサ512が検出した負荷側歯車140の位置とに基づいて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。
これにより、制御システム201では、モデルを用いる場合よりも簡単な構成でモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求めることができる。
<第4実施形態>
第3の実施形態では、第2の実施形態において負荷側歯車140の位置の推定値に代えて検出値を用いる場合について説明する。
第4の実施形態に係る駆動システムの構成は、図11に示す駆動システム2と同一であり、ここでは図示及び説明を省略する。第4の実施形態では、間隔取得部291が行う処理及び動作制御部292が行う処理が第3の実施形態の場合と異なる。
図13は、第3の実施形態の制御システム201が行うモータ側歯車130の制御の例を示すブロック線図である。
図13の例で駆動機構100、レゾルバ211、負荷側位置センサ512及び第5演算子301が行う処理は、図12の場合と同様である。一方、図13の例では、第8演算子311が設けられている点、動作制御部292が、図12の速度制限ブロック292bの処理を行わない点、及び、間隔取得部291が制御目標値δを算出して第8演算子311へ出力する点で、図9の場合と異なる。
図13の処理で間隔取得部291、動作制御部292、第8演算子311が行う処理は、いずれも図10の場合と同様である。
このように、第1の実施形態に限らず第2の実施形態に対しても負荷側位置センサ512を適用することができる。
第4の実施形態の場合も、第3の実施形態の場合と同様、制御システム201では、モデルを用いる場合よりも簡単な構成でモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求めることができる。
なお、制御部290又は590の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、2 駆動システム
100 駆動機構
110 モータ
120 ギヤ機構
130 モータ側歯車
140 負荷側歯車
150 負荷
200、201 制御システム
211 レゾルバ
220、520 制御装置
230 通信部
280 記憶部
281 モデル記憶部
290、590 制御部
291 間隔取得部
292 動作制御部
293 位置推定部
294 推定位置調整部
512 負荷側位置センサ

Claims (5)

  1. 動力源からの動力を受けて動作する第一部品の位置を検出する第一部品位置検出部と、
    前記第一部品の動作、及び、前記第一部品に接触した状態のときに前記第一部品からの力を受けて動作する第二部品の動作を模擬するモデルを用いて、前記第一部品、前記第二部品それぞれの位置を推定する位置推定部と、
    前記第一部品位置検出部が検出した前記第一部品の位置から、前記位置推定部が推定した前記第一部品の位置を減算した差に定数のゲインを乗算した値を算出する推定位置調整部と、
    前記位置推定部が位置推定に用いる速度指令値を、前記推定位置調整部が算出した値が加算された値とする補正を行う演算子と、
    前記位置推定部が推定した前記第二部品の位置に基づいて、前記第一部品と前記第二部品との間隔の大きさを求める間隔取得部と、
    前記第一部品と前記第二部品とが接する場合が含まれる、前記第一部品と前記第二部品との間隔の大きさが閾値以下の場合の、前記第二部品に対する前記第一部品の相対速度が大きくなる向きの前記第一部品の速度に対する前記第一部品の制限速度が、当該間隔の大きさが当該閾値よりも大きい場合の前記第一部品の制限速度よりも大きい速度になるように、前記第一部品の動作を制御する動作制御部と、
    を備える制御システム。
  2. 前記動作制御部は、さらに前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度、及び、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記第一部品の動作速度を制限する制御を行う、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限する、
    請求項に記載の制御システム。
  4. 前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限する、
    請求項に記載の制御システム。
  5. 前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下、かつ、当該間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、および、前記間隔の変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合のいずれも、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限する、
    請求項に記載の制御システム。
JP2016101369A 2016-05-20 2016-05-20 制御システム Active JP7005127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016101369A JP7005127B2 (ja) 2016-05-20 2016-05-20 制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016101369A JP7005127B2 (ja) 2016-05-20 2016-05-20 制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017207177A JP2017207177A (ja) 2017-11-24
JP7005127B2 true JP7005127B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=60415384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016101369A Active JP7005127B2 (ja) 2016-05-20 2016-05-20 制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7005127B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7052387B2 (ja) * 2018-02-06 2022-04-12 株式会社ジェイテクト 電動ギヤポンプ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4142604B2 (ja) 2004-03-17 2008-09-03 アスモ株式会社 回転電機のシャフト、シャフトの製造方法、及びシャフトの研削装置
JP4618335B2 (ja) 2008-06-16 2011-01-26 ソニー株式会社 電荷転送装置、固体撮像装置、およびカメラ、並びに固体撮像装置の駆動方法
JP5282019B2 (ja) 2008-12-11 2013-09-04 三星エスディアイ株式会社 二次電池
JP2015192516A (ja) 2014-03-28 2015-11-02 トヨタ自動車株式会社 モータ駆動制御装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61271511A (ja) * 1985-05-27 1986-12-01 Daikin Ind Ltd 移動体の動作制御装置
JPH04142604A (ja) * 1990-10-04 1992-05-15 Fanuc Ltd サーボモータの制御方式
JP2606773B2 (ja) * 1992-03-31 1997-05-07 株式会社牧野フライス製作所 サーボシステムにおける加速制御方法及び装置
JP3480134B2 (ja) * 1995-06-09 2003-12-15 株式会社豊田自動織機 紡機のリングレールの反転時におけるモータの駆動制御方法及び装置
JP3761245B2 (ja) * 1996-05-16 2006-03-29 東洋電機製造株式会社 バックラッシュ制振制御方法
JP2006046590A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Hitachi Kokusai Electric Inc 回転伝達装置及びカメラ装置
JP5239580B2 (ja) * 2008-07-24 2013-07-17 トヨタ自動車株式会社 駆動装置の制御装置
JP5253068B2 (ja) * 2008-09-29 2013-07-31 本田技研工業株式会社 変速制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4142604B2 (ja) 2004-03-17 2008-09-03 アスモ株式会社 回転電機のシャフト、シャフトの製造方法、及びシャフトの研削装置
JP4618335B2 (ja) 2008-06-16 2011-01-26 ソニー株式会社 電荷転送装置、固体撮像装置、およびカメラ、並びに固体撮像装置の駆動方法
JP5282019B2 (ja) 2008-12-11 2013-09-04 三星エスディアイ株式会社 二次電池
JP2015192516A (ja) 2014-03-28 2015-11-02 トヨタ自動車株式会社 モータ駆動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017207177A (ja) 2017-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3053711B1 (en) Robot hand controlling method and robotics device
JP4983812B2 (ja) ロボットの制御方法および制御装置
TWI716390B (zh) 伺服馬達控制裝置及衝突檢測方法
CN105619424B (zh) 电机驱动设备的控制设备及方法、多轴电机的控制设备
JP2011176913A5 (ja) 回転駆動装置及びロボットアーム
WO2003068464A1 (fr) Procede de commande d'entrainement et controleur d'entrainement
US9796087B2 (en) Control system for power unit
US9317028B2 (en) Electric motor control device
JP5875714B2 (ja) サーボ制御装置およびサーボ制御方法
JP2015018496A (ja) 摩擦補償装置及び摩擦補償方法並びにサーボ制御装置
JP6479256B2 (ja) モータ制御装置及びこれを用いたモータ装置
JP2019144809A (ja) サーボ制御装置
CN107438502A (zh) 通过触摸来控制工业机器人的方法
JP7005127B2 (ja) 制御システム
JP4914979B2 (ja) モータ制御装置およびモータ制御方法
CN108242906B (zh) 电机控制系统
JP2017019057A (ja) ロボット制御装置、ロボットおよびロボットシステム
US9209740B2 (en) Actuating apparatus
JP4838817B2 (ja) ロストモーション解消制御装置
JP2006215626A (ja) 位置制御装置
JP6763286B2 (ja) モータ制御システム
JP2002258922A (ja) 数値制御システム
JP5849455B2 (ja) ロボット
JP6711536B2 (ja) 外力検出方法
JP6922747B2 (ja) モータのトルク制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160523

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211006

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211006

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211014

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20211019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7005127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150