JP7005127B2 - 制御システム - Google Patents
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Description
前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限するようにしてもよい。
前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下、かつ、当該間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、および、前記間隔の変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合のいずれも、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限するようにしてもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る駆動システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、駆動システム1は、駆動機構100と、制御システム200とを備える。駆動機構100は、モータ110と、ギヤ機構120と、負荷150とを備える。ギヤ機構120は、モータ側歯車130と、負荷側歯車140とを備える。制御システム200は、レゾルバ211と、制御装置220とを備える。制御装置220は、通信部230と、記憶部280と、制御部290とを備える。記憶部280は、モデル記憶部281を備える。制御部290は、間隔取得部291と、動作制御部292と、位置推定部293と、推定位置調整部294とを備える。
駆動機構100は、制御システム200の制御に従って、駆動対象の機器の駆動を実行する。
モータ110は、動力源の例に該当し、電力の供給を受けて動力を出力する。但し、駆動機構100が備える動力源はモータに限らない。駆動機構100が、例えばエンジンなどモータ以外の動力源を備えるようにしてもよい。
但し、駆動機構100が備える機械機構はギヤ機構に限らない。駆動機構100が備える機械機構として、動力を伝達し、かつ、部品と部品との間に隙間が設けられているいろいろな機械機構を用いることができる。例えば、駆動機構100が、ボールねじを備えるようにしてもよいし、リンク機構を備えるようにしてもよい。
レゾルバ211は、第一部品位置検出部の例に該当し、モータ側歯車130の位置(回転角度)を検出する。具体的には、レゾルバ211は、モータ110の回転角度を検出することにより、モータ側歯車130の回転角度を検出する。モータ110の回転軸とモータ側歯車130とが直結されている場合、レゾルバ211が検出するモータ110の回転角度をモータ側歯車130の回転角度と見做すことができる。なお、モータ110の回転数とモータ側歯車130の回転数が異なる場合は、例えば、制御部290が、レゾルバ211が検出するモータ110の位置を、後述するモータ側歯車130の位置θMに換算するようにしてもよい。モータ側歯車130の位置は、第一部品の位置の例に該当する。
但し、制御システム200が備える第一部品位置検出部は、レゾルバに限らない。例えば、制御システム200が、モータ側歯車130の回転角度を直接検出するセンサを備えるなど、第一部品位置検出部としてレゾルバ以外のセンサを備えるようにしてもよい。
通信部230は、他機器との間で信号の入出力を行う。特に、通信部230は、レゾルバ211からモータ110の回転角度を示す信号を取得する。また、通信部230は、モータ110へ制御信号を出力する。
モデル記憶部281は、駆動機構100の動作を模擬する駆動機構モデルを記憶する。特に、この駆動機構モデルは、モータ側歯車130の動作、及び、負荷側歯車140の動作を模擬してモータ側歯車130、負荷側歯車140それぞれの位置を推定する。
制御部290は、制御装置220の各部を制御して各種処理を実行する。制御部290は、例えば制御装置220が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部280からプログラムを読み出して実行することで構成される。
間隔取得部291は、位置推定部293が駆動機構モデルを用いて推定した負荷側歯車140の位置に基づいて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。
ここで、図2~図6を参照して、動作制御部292が行うモータ側歯車130の動作速度の制限について説明する。
図4では、間隔δが近ければ、モータ側歯車130の速度をある程度大きくしても衝突音が許容範囲内となる場合の例を示しており、間隔δが小さいほど制限速度Vmaxを大きくしている。特に、閾値δ1で制限速度Vmaxの変化率を切り替えて、間隔δが閾値δ1以下の場合はモータ側歯車130の速度制限を大幅に緩和している。
例えば、モータ側歯車130の慣性力が小さく瞬間的にモータ側歯車130の速度を変化させることができる場合、間隔δが所定の閾値δ2よりも大きいときは、比較的大きい第1速度を制限速度としてモータ側歯車130を動作させるようにしてもよい。この場合、間隔δが閾値δ2以下のときは、モータ側歯車130の制限速度を第1速度よりも小さい第2速度とすることで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接触する際の音を低減させることができる。
図5の例では、モータ側歯車130の歯131が、負荷側歯車140の歯141と接した状態になっており、間隔δの大きさは最大値Δになっている。
上述したように、モータ側歯車130が動作する向きが異なると、動力を伝達する面も異なる。モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合と矢印B21の方向へ動作する場合とを統一的に処理するために、図7のようにモータ側歯車130の歯141が負荷側歯車140の歯141と歯142との中間に位置している場合に、モータ側歯車130の位置と負荷側歯車140の位置との差が0であると定義する。
そして、図2及び図3の例のようにモータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合、間隔取得部291は、式(1)を用いて間隔δを算出する。
従って、図7の状態よりもモータ側歯車130の歯131が負荷側歯車140の歯141に近い場合は、θM-θLE>0となり、δ<Δ/2となる。特に、図3の例のように歯131と歯141とが接した状態では、θM-θLE=Δ/2となり、δ=0となる。
また、図4及び図5の例のようにモータ側歯車130が矢印B21の方向へ動作する場合、間隔取得部291は、式(2)を用いて間隔δを算出する。
従って、図7の状態よりもモータ側歯車130の歯131が負荷側歯車140の歯142に近い場合は、θLE-θM>0となり、δ<Δ/2となる。特に、図7の例のように歯131と歯142とが接した状態では、θLE-θM=Δ/2となり、δ=0となる。
このように、間隔取得部291は、モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合と矢印B12の方向へ動作する場合とでモータ側歯車130の位置の検出方法及び負荷側歯車140の位置の検出方法を切り替える必要無しに間隔δを算出することができる。これにより、動作制御部292は、モータ側歯車130が矢印B11の方向へ動作する場合、矢印B21の方向へ動作する場合のいずれにも、図4を参照して説明した制限速度を適用することができる。
図8は、モデル記憶部281が記憶している駆動機構モデルの例を示す説明図である。図8は、駆動機構モデルが行う演算をブロック線図の形式で示している。
第1ブロック403は、モータ側歯車130に入力されるトルクに応じてモータ側歯車130の速度を算出する。
第2ブロック404が出力する動摩擦τfMは、第2演算子402に入力される。第2演算子402は、第1演算子401が入力トルクτから負荷側歯車140による応力を減算したトルクからさらに動摩擦τfMを減算する。これにより、第1ブロック403は、摩擦によって減速されたモータ側歯車130の速度を算出する。
第3演算子411は、第3ブロック405が算出したモータ側歯車130の位置θMEから負荷側歯車140の位置θLEを減算してモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔θME-θLEを算出する。第3演算子411が算出した間隔θME-θLEは、第4ブロック412に入力される。
また、第5ブロック413が出力するトルクは、第4演算子421を経由して第6ブロック422に入力される。
第6ブロック422が出力する負荷側歯車140の速度は、第7ブロック423と第8ブロック424とに入力される。第7ブロック423は、負荷側歯車140の速度に応じた動摩擦τfLをGMSモデルに基づいて算出する。
第7ブロック423が出力する動摩擦τfLは、第4演算子421に入力される。第4演算子421は、モータ側歯車130から負荷側歯車140へ伝達される動力から動摩擦τfLを減算する。これにより、第6ブロック422は、摩擦によって減速された負荷側歯車140の速度を算出する。
このように、位置推定部293は駆動機構モデルを用いてモータ側歯車130の位置θMEと負荷側歯車140の位置θLEとを推定する。
図9は、第1の実施形態の制御システム200が行うモータ側歯車130の制御の例を示すブロック線図である。
なお、第5演算子301による処理を動作制御部292が実行するようにしてもよいし、動作制御部292とは別に制御部290が実行するようにしてもよい。
また、動作制御部292が出力する速度指令値は、第7演算子303を経由して位置推定部293に入力される。
第7演算子303は、動作制御部292からの速度指令値に推定位置調整部294が算出した値を加算する。
なお、第6演算子302の処理及び第7演算子303の処理を位置推定部293が実行するようにしてもよいし、位置推定部293とは別に制御部290が実行するようにしてもよい。
このように、動作制御部292が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに応じてモータ側歯車130の動作を制御することで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接するまではモータ側歯車130を比較的低速で動作させて、モータ側歯車130と負荷側歯車140との衝突音を低減させることができる。かつ、動作制御部292が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさに応じてモータ側歯車130の動作を制御することで、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接する状態になった場合に、より速やかに目的の動作をさせることができる。例えば、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接する状態になった後速やかに、モータ側歯車130の速度を上昇させることができる。
このように、間隔取得部291が、位置推定部293が推定した負荷側歯車140の位置に基づいてモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める。これにより、負荷側歯車140の位置を測定することが不可能な場合、あるいは、困難な場合でも、駆動機構モデルからモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求める(推定する)ことができる。かつ、推定位置調整部294がモータ側歯車130の位置の推定値に基づいて負荷側歯車140の位置の推定値を調整することで、位置推定部293による負荷側歯車140の位置の推定精度を高めることができ、動作制御部292が行う制御の精度を高めることができる。
これにより、動作制御部292は、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接するまでモータ側歯車130の速度を低減させてモータ側歯車130と負荷側歯車140との接触音を低減させることができる。
例えば、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が大きい場合、動作制御部292が、当該間隔が比較的大きい段階から早めにモータ側歯車130の速度を低減させるようにしてもよい。
このように、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が大きい場合に、動作制御部292が早めにモータ側歯車130の速度を低減させることで、モータ側歯車130の速度低減が間に合わずに衝突音が生じてしまうことを防止できる。
例えば、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の第一閾値と、第一閾値よりも間隔の大きい第二閾値とを記憶しておく。また、記憶部280は、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度の閾値と、当該間隔の変化の加速度の閾値とを記憶しておく。モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が閾値以下、かつ、当該間隔の変化の加速度が閾値以下の場合、動作制御部292は第一閾値を用いて、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。一方、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が閾値よりも大きい場合、及び、当該間隔の変化の加速度が閾値よりも大きい場合のいずれも、動作制御部292は第二閾値を用いて、当該間隔の大きさが第二閾値以下のときにモータ側歯車130の速度を制限する。
このように、モータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の変化速度が大きい場合、当該間隔の変化の加速度が大きい場合のいずれも、動作制御部292が早めにモータ側歯車130の速度を低減させることで、モータ側歯車130の速度低減が間に合わずに衝突音が生じてしまうことを、より確実に防止できる。
動作制御部292が行う静音制御は、モータ側歯車130の速度制限値を設ける制御に限らない。例えば、制御部290が、モータ側歯車130と負荷側歯車140との位置に応じてモータ側歯車130の動作の制御指令値を算出することでモータ側歯車130と負荷側歯車140との接触音を低減させるようにしてもよい。第2実施例では、この場合について説明する。
第2の実施形態に係る駆動システムの構成は、図1に示す駆動システム1と同一であり、ここでは図示及び説明を省略する。第2の実施形態では、間隔取得部291が行う処理及び動作制御部292が行う処理が第1の実施形態の場合と異なる。
図10の例で駆動機構100、レゾルバ211、位置推定部293、推定位置調整部294、第5演算子301、第6演算子302及び第7演算子303が行う処理は、図9の場合と同様である。一方、図10の例では、第8演算子311が設けられている点、動作制御部292が、図9の速度制限ブロック292bの処理を行わない点、及び、間隔取得部291が制御目標値δrを算出して第8演算子311へ出力する点で、図9の場合と異なる。
そこで、モータ側歯車130が図2及び図3の矢印B11の方向に動作する場合、間隔取得部291は、式(3)に基づいて制御目標値δrを算出する。
また、モータ側歯車130が図5及び図6の矢印B21の方向に動作する場合、間隔取得部291は、式(4)に基づいて制御目標値δrを算出する。
第8演算子311は、間隔取得部291が算出した制御目標値δrを上位装置からの制御目標値rに加算する。そして、動作制御部292は、第8演算子311が出力する制御目標値から第5演算子がモータ側歯車130の位置の検出値を減算した偏差に基づいて、モータ側歯車130の動作を制御する。
また、間隔取得部291が、式(4)に代えて式(6)に基づいて制御目標値δrを算出するようにしてもよい。
あるいは、上位装置側で一時的に制御目標値0を出力するようにしてもよい。
この制御目標値に基づいて動作制御部292がモータ側歯車130の位置を制御することで、モータ側歯車130を負荷側歯車140に速やかに近付けることができ、かつ、モータ側歯車130と負荷側歯車140とが接触するときのモータ側歯車130の速度を低減させて接触音を低減させることができる。
負荷側歯車140の位置を検出可能な場合、間隔取得部291が負荷側歯車140の位置の検出値(測定値)に基づいて間隔δを算出するようにしてもよい。第3の実施形態では、第1の実施形態において負荷側歯車140の位置の推定値に代えて検出値を用いる場合について説明する。
また、モータ側歯車130が図5及び図6の矢印B21の方向へ動作する場合、負荷側位置センサ512は、式(8)に基づいて間隔δを算出する。
図12の例で駆動機構100、レゾルバ211、間隔取得部291、動作制御部292及び第5演算子301が行う処理は、図9の場合と同様である。一方、図12の例では、図9の位置推定部293に代えて負荷側位置センサ512が負荷側歯車140の位置を検出している。図12では、位置推定部293が無いことから、推定位置調整部294も無くなっている。
これにより、制御システム201では、モデルを用いる場合よりも簡単な構成でモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求めることができる。
第3の実施形態では、第2の実施形態において負荷側歯車140の位置の推定値に代えて検出値を用いる場合について説明する。
第4の実施形態に係る駆動システムの構成は、図11に示す駆動システム2と同一であり、ここでは図示及び説明を省略する。第4の実施形態では、間隔取得部291が行う処理及び動作制御部292が行う処理が第3の実施形態の場合と異なる。
図13の例で駆動機構100、レゾルバ211、負荷側位置センサ512及び第5演算子301が行う処理は、図12の場合と同様である。一方、図13の例では、第8演算子311が設けられている点、動作制御部292が、図12の速度制限ブロック292bの処理を行わない点、及び、間隔取得部291が制御目標値δrを算出して第8演算子311へ出力する点で、図9の場合と異なる。
図13の処理で間隔取得部291、動作制御部292、第8演算子311が行う処理は、いずれも図10の場合と同様である。
第4の実施形態の場合も、第3の実施形態の場合と同様、制御システム201では、モデルを用いる場合よりも簡単な構成でモータ側歯車130と負荷側歯車140との間隔の大きさを求めることができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
100 駆動機構
110 モータ
120 ギヤ機構
130 モータ側歯車
140 負荷側歯車
150 負荷
200、201 制御システム
211 レゾルバ
220、520 制御装置
230 通信部
280 記憶部
281 モデル記憶部
290、590 制御部
291 間隔取得部
292 動作制御部
293 位置推定部
294 推定位置調整部
512 負荷側位置センサ
Claims (5)
- 動力源からの動力を受けて動作する第一部品の位置を検出する第一部品位置検出部と、
前記第一部品の動作、及び、前記第一部品に接触した状態のときに前記第一部品からの力を受けて動作する第二部品の動作を模擬するモデルを用いて、前記第一部品、前記第二部品それぞれの位置を推定する位置推定部と、
前記第一部品位置検出部が検出した前記第一部品の位置から、前記位置推定部が推定した前記第一部品の位置を減算した差に定数のゲインを乗算した値を算出する推定位置調整部と、
前記位置推定部が位置推定に用いる速度指令値を、前記推定位置調整部が算出した値が加算された値とする補正を行う演算子と、
前記位置推定部が推定した前記第二部品の位置に基づいて、前記第一部品と前記第二部品との間隔の大きさを求める間隔取得部と、
前記第一部品と前記第二部品とが接する場合が含まれる、前記第一部品と前記第二部品との間隔の大きさが閾値以下の場合の、前記第二部品に対する前記第一部品の相対速度が大きくなる向きの前記第一部品の速度に対する前記第一部品の制限速度が、当該間隔の大きさが当該閾値よりも大きい場合の前記第一部品の制限速度よりも大きい速度になるように、前記第一部品の動作を制御する動作制御部と、
を備える制御システム。 - 前記動作制御部は、さらに前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度、及び、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記第一部品の動作速度を制限する制御を行う、請求項1に記載の制御システム。
- 前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限する、
請求項2に記載の制御システム。 - 前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限する、
請求項2に記載の制御システム。 - 前記動作制御部は、前記第一部品と前記第二部品との間隔の変化速度が速度閾値以下、かつ、当該間隔の変化の加速度が加速度閾値以下の場合、当該間隔の大きさが第一閾値以下のときに前記第一部品の速度を制限し、前記変化速度が前記速度閾値よりも大きい場合、および、前記間隔の変化の加速度が前記加速度閾値よりも大きい場合のいずれも、当該間隔の大きさが、前記第一閾値よりも大きい第二閾値以下のときに、前記第一部品の速度を制限する、
請求項2に記載の制御システム。
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