JP4914979B2 - モータ制御装置およびモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置およびモータ制御方法 Download PDF

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本発明は、産業機器などの高速モーション制御において、モータと負荷との間で機械共振が発生する状況下で、モータへの外乱抑圧制御を制御するモータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
近年、例えばベルト駆動などのモータと機械系とを組み合わせた高速モーション制御において、モータと負荷との間の機械共振が問題となっている。機械共振は二慣性共振系として近似されることが知られており、こうした近似化モデルに基づく種々の制御手法が提案されている。その一つとして、状態フィードバックによる制御手法が、例えば特許文献1などに開示されている。
ここで、前記二慣性共振系の近似化モデルを、図5に基づき説明する。同図において、1は目標となるトルク電流指令値Icmdを入力として回転駆動するモータであり、このモータ1は等価的に、電流−トルク変換手段2により前記トルク電流指令値Icmdにトルク定数Kを乗算してトルク値に変換したものと、後述する機械共振振動によるねじりトルクτreac/Rとの偏差が、減算器3により算出されて、実際の出力トルク値となり、この出力トルク値をトルク−速度変換手段4で変換したものが、モータ1の回転するモータ軸における(角)速度応答値ωとなる。なお、速度応答値ωは、図5に示すトルク−速度変換手段4内の項と、前記減算器3からの出力トルク値を乗算することで算出できる。ここで、モータ1の慣性モーメントであり、また、Dはモータ1の粘性摩擦であり、sはラプラス演算子である。
一方、11は前記モータ1の回転駆動力を機械的に受ける負荷である。この負荷11は等価的に、慣性変動や摩擦などを包括的に含む負荷トルクとしての外乱トルクτdisと、後述する機械共振振動によるねじりトルクτreacとの偏差が、減算器13により算出され、実際の出力トルク値として発生し、この出力トルク値をトルク−速度変換手段14で変換したものが、負荷11の(角)速度応答値ωとなる。なお、速度応答値ωは、図5に示すトルク−速度変換手段14内の項と、前記減算器13からの出力トルク値を乗算することで算出できる。ここで、Jは負荷11の慣性モーメントであり、また、Dは負荷11の粘性摩擦である。
モータ1と負荷11との間の機械共振成分は、モータ1および負荷11の速度差により生じるねじり角θと、振動に依存するばね定数Kとの積により算出されるねじりトルクτreacとして、図5のようにモデル化することができる。ここでは、モータ1の速度応答値ωを、ギア比逆変換手段21におけるギア比Rの逆数で乗算して得た値と、負荷11の速度応答値ωとの偏差を減算器22で算出し、この減算器22からの値を積分器23で積分したものが、ねじり角θとなる。そして、モータ1と負荷11との間に機械共振が生じているシステムでは、ねじり角θを角度−トルク変換手段24のばね定数Kで乗算したねじりトルクτreacが、前記負荷11の減算器13に加わり、またこのねじりトルクをギア比逆変換手段25におけるギア比Rの逆数で乗算した値τreac/Rが、モータ1の減算器3に加わることになる。
一般的に、図5で示すような二慣性共振系の制御は、モータ1の位置および速度を用いて行われる。トルク電流(トルク電流指令値Icmd)を入力とし,モータ軸の速度(速度応答値ω)を出力とする伝達関数P(s)は次の式で与えられる。
Figure 0004914979
数5に示す伝達関数P(s)の分母および分子多項式には、振動的な特性が含まれており、その振動周波数はそれぞれ共振周波数,反共振周波数と呼ばれている。このため、二慣性共振系の制御においては、共振,反共振に対する振動特性の改善が必要となる。
振動特性の改善には、上述したようにシステムの極を任意に設計できる状態フィードバックなどが用いられる。状態フィードバック制御を行なう際には、状態変数を知る必要があり、状態オブザーバを用いて、状態変数の推定を行っている。しかし、慣性などのパラメータに変動を生じた場合、状態変数の推定値やゲインにずれが生じ、所望の制御が行なえない。また、外乱オブザーバを用いた制御の様に、外乱抑圧応答を積極的にあげることができないなどの欠点があった。
特開平10−180663号公報
このように、従来の二慣性共振系の制御では、負荷11側に位置センサ又は速度センサが無いことを条件に、状態オブザーバで状態変数を推定し、その推定値を用いて状態フィードバックを行うなどが一般的であった。しかしながら、負荷11側の高精度な位置決め制御を求めるときには、負荷11側に位置センサ又は速度センサを装着して、負荷11側の位置をモータ制御装置にフィードバックする。その場合は、状態オブザーバを使わずに状態フィードバックを行うことができる。しかしながら、状態フィードバックには、負荷11側に印加された外乱トルクは含まれていないので、外乱トルクが印加されたときの外乱抑圧性能と制振制御は、満足な性能を実現できていなかった。
そこで本発明は、負荷側に印加された外乱トルクを推定し、外乱トルクを補償して所望の制御を行なうことができるモータ制御装置およびモータ制御方法を提供することにある。
モータに対する外乱を推定する外乱オブザーバは、従来から知られている。また、この外乱オブザーバを負荷側に用いることも、外乱オブザーバの構造から容易に考えられる。しかし、外乱オブザーバをモータ側と負荷側の両方に取付けて、これらの外乱オブザーバを直列に結合させ、モータ側外乱オブザーバにより得られる機械共振振動に相当するねじりトルクの推定値を、負荷側外乱オブザーバに入力して、機械共振振動と分離して負荷の外乱トルクを推定することで、モータおよび負荷を含むシステムへの外乱抑圧制御を行なうことは、従来にはない新規な独自性のある手法である。
この点に着目し、本発明のモータ制御装置は、モータの駆動力を負荷に機械的に伝達してなるモータ制御装置において、前記モータに取付けられ、このモータの外乱トルクであるねじりトルクの推定値を出力するモータ側外乱オブザーバと、前記負荷に取付けられ、前記モータ側外乱オブザーバからの推定値を入力することにより、前記ねじりトルクと分離して前記負荷の外乱トルクの推定値を出力する負荷側外乱オブザーバと、前記負荷側外乱オブザーバからの推定値を入力することにより、外乱抑制のための補償電流を算出し、この補償電流を加えた電流指令値を前記モータに出力する外乱抑制制御手段と、を備え、さらに前記モータの速度応答値を検出するモータ速度検出手段を備え、前記モータ側外乱オブザーバは、前記モータの速度応答値と、前記モータへの電流指令値とを入力して、前記ねじりトルクの推定値を算出する構成とし、また、前記負荷の速度応答値を検出する負荷速度検出手段を備え、前記負荷側外乱オブザーバは、前記負荷の速度応答値と、前記ねじりトルクの推定値とを入力して、前記負荷の外乱トルクの推定値を算出する構成とし、前記モータの速度応答値と、前記負荷の速度応答値と、これらの各速度応答値から得られる前記モータのねじり角とを入力して、前記モータおよび前記負荷の状態フィードバック制御を行なう状態フィードバック制御手段をさらに備え、さらに、前記モータのトルク定数をKとし、前記モータと前記負荷との間の機械共振振動によるばね定数をKとし、前記モータの慣性モーメントJとし、前記モータの粘性摩擦をDとし、前記状態フィードバック制御手段において前記モータの速度応答値に乗算されるゲインをFとし、前記状態フィードバック制御手段において前記負荷の速度応答値に乗算されるゲインをFとし、前記モータのねじり角に乗算されるゲインをFθとし、前記負荷と前記モータとのギア比をRとし、ラプラス演算子をsとしたときに、前記外乱抑制制御手段は、負荷側外乱オブザーバからの推定値に、次の式で示す逆システムT(s)を乗算し、
Figure 0004914979
(但し、gは次の式で表わされる二次のローパスフィルタLPF(s)を通したときのカットオフ周波数である。)
Figure 0004914979
前記外乱抑制のための補償電流を算出する構成としている
また、上記の点に着目した本発明のモータ制御方法は、モータの駆動力を負荷に機械的に伝達してなるモータ制御方法において、前記モータに取付けられたモータ側外乱オブザーバにより、このモータの外乱トルクであるねじりトルクの推定値を出力し、前記負荷に取付けられた負荷側外乱オブザーバが、前記モータ側外乱オブザーバからの推定値を入力することにより、前記ねじりトルクと分離して前記負荷の外乱トルクの推定値を出力し、前記負荷側外乱オブザーバからの推定値を外乱抑制制御手段が入力することにより、外乱抑制のための補償電流を算出し、この補償電流を加えた電流指令値を前記モータに出力し、前記モータの速度応答値をモータ速度検出手段で検出し、このモータの速度応答値と、前記モータへの電流指令値とを入力して、前記モータ側外乱オブザーバが前記ねじりトルクの推定値を算出し、また、前記負荷の速度応答値を負荷速度検出手段で検出し、この負荷の速度応答値と、前記ねじりトルクの推定値とを入力して、前記負荷側外乱オブザーバが前記負荷の外乱トルクの推定値を算出し、前記モータの速度応答値と、前記負荷の速度応答値と、これらの各速度応答値から得られる前記モータのねじり角とを入力して、状態フィードバック制御手段が前記モータおよび前記負荷の状態フィードバック制御を行ない、さらに、前記モータのトルク定数をKとし、前記モータと前記負荷との間の機械共振振動によるばね定数をKとし、前記モータの慣性モーメントJとし、前記モータの粘性摩擦をDとし、前記状態フィードバック制御手段において前記モータの速度応答値に乗算されるゲインをFとし、前記状態フィードバック制御手段において前記負荷の速度応答値に乗算されるゲインをFとし、前記モータのねじり角に乗算されるゲインをFθとし、前記負荷と前記モータとのギア比をRとし、ラプラス演算子をsとしたときに、負荷側外乱オブザーバからの推定値に、次の式で示す逆システムT(s)を乗算して、
Figure 0004914979
(但し、gは次の式で表わされる二次のローパスフィルタLPF(s)を通したときのカットオフ周波数である。)
Figure 0004914979
前記外乱抑制制御手段が前記外乱抑制のための補償電流を算出する。
上記請求項1の装置および請求項の方法によれば、モータ側外乱オブザーバにより得られる機械共振振動に相当するねじりトルクの推定値を、このモータ側外乱オブザーバと直列的に結合した負荷側外乱オブザーバに入力すると、機械共振振動と分離して負荷の外乱トルクを推定することができる。この負荷の外乱トルクの推定値を利用して、モータへの電流指令値を補償することで、外乱トルクを補償した所望の制御を行なうことが可能になる。
さらに、モータ速度検出手段でモータの速度応答値を検出すれば、この速度応答値とモータへの電流指令値とを利用して、モータ側外乱オブザーバがねじりトルクの推定値を正しく算出できる。
その上、負荷速度検出手段で負荷の速度応答値を検出すれば、この負荷応答値と、モータ側外乱オブザーバで算出されたねじりトルクの推定値とを利用して、負荷の外乱トルクの推定値を正しく算出できる。
さらに加えて、モータ速度検出手段からのモータの速度応答値と、負荷速度検出手段からの負荷の速度応答値を、状態オブザーバ等を用いることなく知ることができ、これらの各速度応答値から得たモータのねじり角を共に利用して、容易に状態フィードバック制御を行なうことができる。
その上、負荷の位置振動を効果的に抑制することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明における好適な実施例を詳細に説明する。図1は、本実施例で適用するモータ制御装置のブロック構成図であり、ここでは前記図5における二慣性共振系の近似化モデルで表わされるプラント31のモータ1および負荷11を、例えばコンピュータなどの制御装置32で制御する構成となっている。
プラント31の詳細は、前記図5で説明した通りであり、ここでは改めて説明しない。但し、便宜的には、モータ1の速度応答値ωを積分器33で積分(1/s)した値が、モータ1の位置応答値θとして示され、負荷11の速度応答値ωを積分器34で積分(1/s)したものが、負荷11の位置応答値θとして示されている。
また、このプラント31には、モータ1の速度応答値ωを検出するモータ速度検出手段35と、負荷11の速度応答値ωを検出する負荷速度検出手段36と、負荷11の位置応答値θを検出する負荷位置検出手段37が設けられる。これらの各検出手段35〜37は、周知のエンコーダなどで構成でき、また速度を積分したものが位置であるという関係から、負荷速度検出手段36と負荷位置検出手段37とを共通のセンサ(検出器)で構成してもよい。
制御装置32は、従来から知られている速度PI制御系を含む位置・速度フィードバック制御部41と、機械共振振動を抑制する状態フィードバック制御部42の他に、状態フィードバック制御部42よりも高速で且つ低コストな機械共振振動抑制手段として、モータ1へのトルク電流指令値Icmdと、前記モータ速度検出手段35で検出した速度応答値ωを入力とすることで、このモータ1への外乱トルクであるねじりトルクτreac/Rを推定する第1外乱オブザーバ43と、この第1外乱オブザーバ43で得たねじりトルクの推定値τreac/Rを、負荷11とのギア比Rに応じた推定値^τreac(以下、図や数式以外では、この推定値をあらわす「^」を、対応する記号の前に併記する)に逆変換するギア比変換手段44と、負荷11の速度応答値ωおよびギア比変換手段44で得たねじりトルク推定値^τreacを入力とすることで、負荷11の外乱トルクの推定値^τdisを算出する第2外乱オブザーバ45と、第2外乱オブザーバ45で得た外乱トルクの推定値^τdisを入力することにより、外乱トルクを高速で抑制するための補償電流Icmpを算出する補償電流算出手段46と、前記位置・速度フィードバック制御部41で得た電流参照値Irefに、補償電流算出手段46で得た補償電流Icmpを加え、さらに状態フィードバック制御部42で得た補償値を減算して、前記モータ1への電流指令値Icmdを算出する演算器47と、を備えている。
位置・速度フィードバック制御部41は、前記負荷速度検出手段36からの負荷11の速度応答値ωと、負荷位置検出手段37からの負荷11の位置応答値θを利用して、モータ1の位置応答値θが位置参照値θrefに従うように、モータ1への電流参照値Irefを制御するものである。具体的には、位置参照値θrefと負荷11の位置応答値θとの偏差を算出する減算器51と、減算器51の算出結果にゲインKPPを乗算する位置−速度変換手段52と、位置−速度変換手段52で得た速度の参照値と負荷11の速度応答値ωとの偏差を算出する減算器53と、減算器53の算出結果に速度PI制御系のゲインPI(s)を乗算して電流参照値Irefを算出する速度−電流変換手段54と、により位置・速度フィードバック制御部41を構成する。
また、状態フィードバック制御部42は、前記モータ速度検出手段35からのモータ1の速度応答値ωにゲインFを乗算した値と、前記負荷速度検出手段36からの負荷11の速度応答値ωにゲインFを乗算した値とを加算器56で加算し、さらにこの加算器56で加算した値と、各速度応答値ω,ωを基に算出できるモータ1のねじり角θにゲインFθを乗算した値とを、別な加算器57で加算して得た補償値を、前記演算器47に出力するようになっている。
図2は、第1外乱オブザーバ43の内部構造を示したものである。ここでは便宜上、モータ1のトルク−速度変換手段4’は粘性摩擦Dがないものとして考えている。第1外乱オブザーバ43は、モータ1への操作量であるトルク電流指令値Icmdを入力すると共に、モータ速度検出手段35からのモータ1の速度応答値ωを入力し、これらの各値からモータ1への外乱トルクであるねじりトルクの推定値^τreac/Rを算出して出力する速度情報型の外乱オブザーバで構成される。因みに、ここではモータ1と負荷11とのギア比Rを考慮して、第1外乱オブザーバ43で得たねじりトルクの推定値^τreac/Rに、ギア比変換手段44によるギア比Rを乗算した値を、最終的なねじりトルクの推定値^τreacとして第2外乱オブザーバ45に出力しているが、ギア比Rが1であれば、ギア比変換手段44や、前述したギア比逆変換手段21,25は不要になる。
第1外乱オブザーバ43は、上述した速度情報型の他に、トルク電流指令値Icmdと、モータ位置検出手段(図示せず)で検出したモータ1の位置応答値とに基づいて、ねじりトルクの推定値^τreac/Rを算出する位置情報型の外乱オブザーバで構成してもよい。これらの型の外乱オブザーバは、内部構成が簡単であるという利点がある。また、多少内部構成が複雑になるが、加速度と位置を統合した加速度・位置統合型の外乱オブザーバを、第1外乱オブザーバ43として用いてもよい。
図2に示すように、第1外乱オブザーバ43は、前記モータ1と等価的な逆モデルが組み込まれ、前記トルク電流指令値Icmdにトルク定数のノミナル(公称)値を乗算することで、トルク(力)単位の信号に変換し、この変換した信号と、モータ速度検出手段35で得たモータ1の速度応答値ωを微分して得た値との比較信号を生成する逆モデル部61と、この逆モデル部61での微分の際にカットオフ周波数gを設定することにより形成され、前記逆モデル部61からノイズを除去した低周波帯域の成分の比較信号を取り出し、これをねじりトルクの推定値^τreac/Rとして出力するローパスフィルタ62と、により構成される。なお、図中JMnは、モータ1の慣性モーメントのノミナル値であり、gは第1外乱オブザーバ43のカットオフ周波数である。
図3は、第2外乱オブザーバ45の内部構造を示したものである。ここでは便宜上、負荷11のトルク−速度変換手段14’は粘性摩擦Dがないものとして考えている。第2外乱オブザーバ45は、前記ギア比変換手段44で得たねじりトルクの推定値^τreacを入力すると共に、負荷速度検出手段36からの負荷11の速度応答値ωを入力し、これらの各値から負荷11の外乱トルクの推定値^τdisを算出して出力する。
図3に示すように、第2外乱オブザーバ45は、前記負荷11と等価的な逆モデルが組み込まれ、前記ねじりトルクの推定値^τreacと、負荷速度検出手段36で得た負荷11の速度応答値ωを微分して得た値との比較信号を生成する逆モデル部71と、この逆モデル部71での微分の際にカットオフ周波数gを設定することにより形成され、前記逆モデル部71からノイズを除去した低周波帯域の成分の比較信号を取り出し、これを負荷11の外乱トルクの推定値^τdisとして出力するローパスフィルタ72と、により構成される。なお、図中JLnは、負荷11の慣性モーメントのノミナル値であり、gは第2外乱オブザーバ45のカットオフ周波数である。
そして、上記実施例の構成では、負荷11にそれぞれ取付けた負荷速度検出手段36からの速度応答値ωと、負荷位置検出手段37からの位置応答値θとを用いて、モータ1の位置応答値θが所望の位置参照値θrefに従うように、位置・速度フィードバック制御部41がモータ1への電流参照値Irefを調整する。それと共に、状態フィードバック制御部42は、前記負荷速度検出手段36からの負荷11の速度応答値ωの他に、モータ速度検出手段35からのモータ1の速度応答値ωと、これらの速度応答値ω,ωを基に算出できるモータ1のねじり角θとを利用して、負荷11の速度応答値ωが機械共振振動なく追従できるような補償値を、演算器47に出力する。このように、モータ1側に取付けたモータ速度検出手段35だけでなく、負荷11に取付けた負荷速度検出手段36によって、状態フィードバック制御部42は、モータ1および負荷11の位置応答値θ,θ並びに速度応答値ω,ωや、モータ1と負荷11との間のねじり角θを、既存の状態オブザーバなどを用いずに知ることができ、容易に状態フィードバック制御を行なえる。
また、トルク電流指令値Icmdから負荷11の速度応答値ωまでの伝達関数P(s)は次の式で与えられる。
Figure 0004914979
上記数10の式は、前述した数5の式と比較して、分子多項式が簡略になっていることが注目される。そのため反共振の影響を抑えて、制御を行なうことが可能になる。
ところで、制御装置32としての最終的な目標は、プラント31のモータ1ではなく負荷11を高速且つ正確に制御させることにあるので、必然的に負荷速度検出手段36や負荷位置検出手段37は、モータ速度検出手段35よりも分解能の高い高価なものが使用される。このとき、状態フィードバック制御部42の制御特性は、上述した分解能の違いによる影響を受けて、分解能の低いモータ速度検出手段35の特性に依存してしまう。
一方、本実施例では、上記位置・速度フィードバック制御部41や状態フィードバック制御部42の他に、直列に結合した2つの第1および第2外乱オブザーバ43,45による外乱抑圧制御を実現している。第1外乱オブザーバ43は、モータ速度検出手段35で検出した速度応答値ωを入力とし、また第2外乱オブザーバ45は、負荷速度検出手段36で検出した負荷11の速度応答値ωを入力としているが、これらの外乱オブザーバ43,45はそれぞれ別々に制御を行なっているので、最終的な補償電流Icmpを算出する上で、モータ速度検出手段35と負荷速度検出手段36との分解能の違いによる影響は発生せず、より安価なセンサ構成とすることができる。
図1に示すシステムでは、先ず、モータ1へのトルク電流指令値Icmdと、モータ速度検出手段35で検出した速度応答値ωとを、第1外乱オブザーバ43に入力し、モータ1への外乱トルク、すなわち角度−トルク変換手段24のばね定数Kとねじり角θとの積(Kθ)を、ギア比Rで除算したねじりトルクτreac/Rを、第1外乱オブザーバ43で推定する。次に、この第1外乱オブザーバ43で得た値^τreac/Rから、別な第2外乱オブザーバ45に入力するねじりトルクの推定値^τreacをギア比変換手段44で算出し、第2外乱オブザーバ45は、このねじりトルクの推定値^τreacと、負荷速度検出手段36で検出した負荷11の速度応答値ωとを入力として、負荷11の外乱トルクの推定値^τdisを算出する。
ここで、慣性変動などが生じた場合、第2外乱オブザーバ45により推定した外乱トルク^τdisには、実際の外乱トルクτdisの値に対して誤差が生じる。この誤差をパラメータの変動による外乱トルクと考えると、推定した外乱トルク^τdisを用いてパラメータ変動に対する補償を行なうことができる。補償電流算出手段46は、こうした外乱トルクの補償を行なうために、外乱トルクの推定値^τdisを用いて補償電流Icmpを算出する。
ここで、補償電流Icmpから実際の外乱トルクτdisの値までの伝達関数を求め、その逆システムT(s)を次の式のように導出する。前記補償電流算出手段46は、この逆システムT(s)に第2外乱オブザーバ45からの推定した外乱トルク^τdisを乗算し、補償電流Icmpを算出している。
Figure 0004914979
なお、上記数11の式には微分項が存在するので、これを次の数12の式で表わされる二次のローパスフィルタLPS(s)を通し、最終的に数13に示す逆システムT(s)を得る。但し、ここでのgは、ローパスフィルタLPS(s)のカットオフ周波数である。
Figure 0004914979
Figure 0004914979
逆システムT(s)は、他にも種々導出できるが、特に図1のシステム構成では、負荷11の位置振動を効果的に抑制するために、上記数13の式に示す逆システムT(s)を利用して、補償電流算出手段46が補償電流Icmpを算出するのが好ましい。
こうして得られた補償電流Icmpは、演算器47によって前記位置・速度フィードバック制御部41で得た電流参照値Irefに加算される。演算器47は、この加算した値から、前述した状態フィードバック制御部42で得た補償値を減算して得た電流指令値Icmdをモータ1に出力し、これにより制御装置32は、高速な外乱抑圧制御をプラント31に対し行なうことが可能になる。
続いて、本実施例における制御装置の有効性を確認すべく、シミュレーションを行なった結果の一例を、図4のグラフに基づき説明する。ここでは、慣性変動が生じた場合のシミュレーションを行なっており、共振周波数が10Hzのプラントを対象とし、制御装置32で位置指令(位置参照値θref)が与えられてから0.1sec(秒)後に、慣性を200パーセントにステップ状に変化させた。また、位置・速度フィードバック制御部41における速度PI制御系のゲインと、状態フィードバック制御部42のゲインは、何れも極配置法により決定した。
図4は、モータ1への電流指令値Icmdに補償電流Icmpを加えた場合(実線)と、補償電流Icmpを加えなかった場合(破線)について、それぞれの位置応答のシミュレーション結果を示している。同図からも明らかなように、本実施例で提案した補償電流Icmpで、モータ1への電流指令値Icmdを補償した場合には、従来のような補償を行なわない場合に比べて、負荷11の位置振動が抑制され、良好な結果が得られていることが確認できる。
以上のように本実施例では、モータ1の駆動力を負荷11に機械的に伝達してなるモータ制御装置において、モータ1に取付けられ、このモータ1の外乱トルクであるねじりトルクの推定値^τreacを出力するモータ側外乱オブザーバとしての第1外乱オブザーバ43およびギア比変換手段44と、負荷11に取付けられ、ギア比変換手段44からの推定値^τreacを入力することにより、ねじりトルクと分離して負荷11の外乱トルクの推定値^τdisを出力する負荷側外乱オブザーバとしての第2外乱オブザーバ45と、この外乱トルクの推定値^τdisを入力することにより、外乱抑制のための補償電流Icmpを算出し、この補償電流Icmpを反映した電流指令値Icmdをモータ1に出力する外乱抑制制御手段としての補償電流算出手段46および演算器47と、を備え、さらにモータ1の速度応答値ω を検出するモータ速度検出手段35を備え、その上負荷11の速度応答値ω を検出する負荷速度検出手段36を備え、さらにモータ1の速度応答値ω と、負荷11の速度応答値ω と、これらの各速度応答値ω ,ω から得られるモータ1のねじり角θ とを入力してモータ1および負荷11の状態フィードバック制御を行なう状態フィードバック制御部42を備え、モータ1のトルク定数をK とし、モータ1と負荷11との間の機械共振振動によるばね定数をK とし、モータ1の慣性モーメントJ とし、モータ1の粘性摩擦をD とし、状態フィードバック制御部42においてモータ1の速度応答値ω に乗算されるゲインをF とし、状態フィードバック制御部42において負荷11の速度応答値ω に乗算されるゲインをF とし、モータ1のねじり角θ に乗算されるゲインをF θ とし、負荷11とモータ1とのギア比をR とし、ラプラス演算子をsとしたときに、補償電流算出手段46は、第2外乱オブザーバ45からの負荷11の外乱トルクの推定値^τ dis に、上記数13の式で示す逆システムT (s)を乗算し、外乱抑制のための補償電流I cmp を算出している。
これにより、第1外乱オブザーバ43とギア比変換手段44で得られる機械共振振動に相当するねじりトルクの推定値^τreacを、第1外乱オブザーバ43と直列的に結合した第2外乱オブザーバ45に入力すると、機械共振振動と分離して負荷11の外乱トルクτdisを推定することができる。この負荷11の外乱トルクの推定値^τdisを利用して、モータ1への電流指令値Icmdを補償することで、外乱トルクを補償した所望の制御を行なうことが可能になり、モータ速度検出手段35でモータ1の速度応答値ω を検出すれば、この速度応答値ω とモータ1への電流指令値I cmd とを利用して、第1外乱オブザーバ43がねじりトルクの推定値^τ reac を正しく算出でき、負荷速度検出手段36で負荷11の速度応答値ω を検出すれば、この負荷11の速度応答値ω と、第2外乱オブザーバ45で算出されたねじりトルクの推定値^τ reac とを利用して、負荷11の外乱トルクの推定値^τ dis を正しく算出でき、モータ速度検出手段35からのモータ1の速度応答値ω と、負荷速度検出手段36からの負荷1の速度応答値ω を、状態オブザーバ等を用いることなく知ることができ、これらの各速度応答値ω ,ω から得たモータのねじり角θ を共に利用して、容易に状態フィードバック制御を行なうことができ、負荷11の位置振動を効果的に抑制することができる。
そしてこれは、モータ1の駆動力を負荷11に機械的に伝達してなるモータ制御方法において、モータ1に取付けられた第1外乱オブザーバ43およびギア比変換手段44により、このモータ1の外乱トルクであるねじりトルクの推定値^τreacを出力し、負荷11に取付けられた第2外乱オブザーバ45が、ギア比変換手段44からのねじりトルクの推定値^τreacを入力することにより、ねじりトルクと分離して負荷11の外乱トルクの推定値^τdisを出力し、第2外乱オブザーバ45からの推定値^τdisを補償電流算出手段46が入力することにより、外乱抑制のための補償電流Icmpを算出し、演算器47によって補償電流Icmpを加えた電流指令値Icmdをモータ1に出力し、モータ1の速度応答値ω をモータ速度検出手段35で検出し、このモータ1の速度応答値ω と、モータ1への電流指令値I cmd とを入力して、第1外乱オブザーバ43がねじりトルクの推定値^τ reac を算出し、負荷11の速度応答値ω を負荷速度検出手段36で検出し、この負荷11の速度応答値ω と、ねじりトルクの推定値^τ reac とを入力して、第2外乱オブザーバ45が負荷11の外乱トルクの推定値^τ dis を算出し、モータ1の速度応答値ω と、負荷11の速度応答値ω と、これらの各速度応答値ω ,ω から得られるモータ1のねじり角θ とを入力して、状態フィードバック制御部42がモータ1および負荷11の状態フィードバック制御を行ない、モータ1のトルク定数をK とし、モータ1と負荷11との間の機械共振振動によるばね定数をK とし、モータ1の慣性モーメントJ とし、モータ1の粘性摩擦をD とし、状態フィードバック制御部42においてモータ1の速度応答値ω に乗算されるゲインをF とし、状態フィードバック制御部42において負荷11の速度応答値ω に乗算されるゲインをF とし、モータ1のねじり角θ に乗算されるゲインをF θ とし、負荷11とモータ1とのギア比をR とし、ラプラス演算子をsとしたときに、補償電流算出手段46は、第2外乱オブザーバ45からの負荷11の外乱トルクの推定値^τ dis に、上記数13の式で示す逆システムT (s)を乗算し、外乱抑制のための補償電流I cmp を算出することでも実現する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。
高速な位置決め制御を行なう場合、負荷を高速且つ高精度で位置決め制御するだけでなく、負荷側の振動を抑圧することが期待されている。したがって、本発明は、こうした分野においても産業上の有用性がある。
本発明のモータ制御装置におけるシステムの一例を示すブロック線図である。 同上、第1外乱オブザーバのシステム構造を示すブロック線図である。 同上、第2外乱オブザーバのシステム構造を示すブロック線図である。 本発明のモータ制御方法における数値シミュレーションの応答結果を示すグラフである。 二慣性共振系の近似化モデルを示すブロック線図である。
1 モータ
11 負荷
35 モータ速度検出手段
36 負荷速度検出手段
42 状態フィードバック制御部(状態フィードバック制御手段)
43 第1外乱オブザーバ(モータ側外乱オブザーバ)
44 ギア比変換手段(モータ側外乱オブザーバ)
45 第2外乱オブザーバ(負荷側外乱オブザーバ)
46 補償電流算出手段(外乱抑制制御手段)
47 演算器(外乱抑制制御手段)

Claims (2)

  1. モータの駆動力を負荷に機械的に伝達してなるモータ制御装置において、
    前記モータに取付けられ、このモータの外乱トルクであるねじりトルクの推定値を出力するモータ側外乱オブザーバと、
    前記負荷に取付けられ、前記モータ側外乱オブザーバからの推定値を入力することにより、前記ねじりトルクと分離して前記負荷の外乱トルクの推定値を出力する負荷側外乱オブザーバと、
    前記負荷側外乱オブザーバからの推定値を入力することにより、外乱抑制のための補償電流を算出し、この補償電流を加えた電流指令値を前記モータに出力する外乱抑制制御手段と、
    前記モータの速度応答値を検出するモータ速度検出手段と、
    前記負荷の速度応答値を検出する負荷速度検出手段と、
    前記モータの速度応答値と、前記負荷の速度応答値と、これらの各速度応答値から得られる前記モータのねじり角とを入力して、前記モータおよび前記負荷の状態フィードバック制御を行なう状態フィードバック制御手段と、を備え、
    前記モータ側外乱オブザーバは、前記モータの速度応答値と、前記モータへの電流指令値とを入力して、前記ねじりトルクの推定値を算出するものであり、
    前記負荷側外乱オブザーバは、前記負荷の速度応答値と、前記ねじりトルクの推定値とを入力して、前記負荷の外乱トルクの推定値を算出するものであり、
    前記モータのトルク定数をK とし、前記モータと前記負荷との間の機械共振振動によるばね定数をK とし、前記モータの慣性モーメントJ とし、前記モータの粘性摩擦をD とし、前記状態フィードバック制御手段において前記モータの速度応答値に乗算されるゲインをF とし、前記状態フィードバック制御手段において前記負荷の速度応答値に乗算されるゲインをF とし、前記モータのねじり角に乗算されるゲインをF θ とし、前記負荷と前記モータとのギア比をR とし、ラプラス演算子をsとしたときに、
    前記外乱抑制制御手段は、負荷側外乱オブザーバからの推定値に、次の式で示す逆システムT (s)を乗算し、
    Figure 0004914979
    (但し、gは次の式で表わされる二次のローパスフィルタLPF(s)を通したときのカットオフ周波数である。)
    Figure 0004914979
    前記外乱抑制のための補償電流を算出するものであることを特徴とするモータの制御装置。
  2. モータの駆動力を負荷に機械的に伝達してなるモータ制御方法において、
    前記モータに取付けられたモータ側外乱オブザーバにより、このモータの外乱トルクであるねじりトルクの推定値を出力し、
    前記負荷に取付けられた負荷側外乱オブザーバが、前記モータ側外乱オブザーバからの推定値を入力することにより、前記ねじりトルクと分離して前記負荷の外乱トルクの推定値を出力し、
    前記負荷側外乱オブザーバからの推定値を外乱抑制制御手段が入力することにより、外乱抑制のための補償電流を算出し、この補償電流を加えた電流指令値を前記モータに出力し、
    前記モータの速度応答値をモータ速度検出手段で検出し、
    このモータの速度応答値と、前記モータへの電流指令値とを入力して、前記モータ側外乱オブザーバが前記ねじりトルクの推定値を算出し、
    前記負荷の速度応答値を負荷速度検出手段で検出し、
    この負荷の速度応答値と、前記ねじりトルクの推定値とを入力して、前記負荷側外乱オブザーバが前記負荷の外乱トルクの推定値を算出し、
    前記モータの速度応答値と、前記負荷の速度応答値と、これらの各速度応答値から得られる前記モータのねじり角とを入力して、状態フィードバック制御手段が前記モータおよび前記負荷の状態フィードバック制御を行ない、
    前記モータのトルク定数をK とし、前記モータと前記負荷との間の機械共振振動によるばね定数をK とし、前記モータの慣性モーメントJ とし、前記モータの粘性摩擦をD とし、前記状態フィードバック制御手段において前記モータの速度応答値に乗算されるゲインをF とし、前記状態フィードバック制御手段において前記負荷の速度応答値に乗算されるゲインをF とし、前記モータのねじり角に乗算されるゲインをF θ とし、前記負荷と前記モータとのギア比をR とし、ラプラス演算子をsとしたときに、
    負荷側外乱オブザーバからの推定値に、次の式で示す逆システムT (s)を乗算して、
    Figure 0004914979
    (但し、gは次の式で表わされる二次のローパスフィルタLPF(s)を通したときのカットオフ周波数である。)
    Figure 0004914979
    前記外乱抑制制御手段が前記外乱抑制のための補償電流を算出することを特徴とするモータの制御方法。
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