JP5644409B2 - 電動機の位置制御装置 - Google Patents

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    • H02P23/18Controlling the angular speed together with angular position or phase

Description

本発明は、電動機の位置制御装置に係り、特に電流制御、速度制御をマイナループに持ち、位置制御をメジャーループとした電動機の位置を制御する制御系に関するものである。
図10は位置制御装置の概略構成図を示したもので、1は位置制御部、2は速度制御部、3は電流制御部、4は被制御物(電動機)である回転体の機械特性部を示したものである。位置制御部1には、位置制御装置の設定入力である角度指令θrefと角度検出θdyとの偏差信号が入力され、この位置制御部1において角速度指令ωrefが算出される。算出された角速度指令ωrefは、減算部6において角速度検出ωdyとの差信号が求められ、速度制御部2に入力されてトルク電流指令Tdyを演算する。このトルク電流指令Tdyにより電流制御部3を介して回転体の機械特性部4が制御され、その時における回転体の機械特性部4の角速度検出ωdyが減算部6へフィードバックされて角速度指令ωrefとの差演算が実行される。また、機械特性部4の角度検出θdyは減算部5へフィードバックされて角度指令θrefとの差演算が実行される。
上記のような位置制御を行うものとしては、特許文献1などが公知となっている。この特許文献1には、機械系の共振・反共振周波数のパラメータが不明の場合でも、機械系の振動を抑制するために振動抑制補償器を設け、演算により求めた速度指令と速度検出信号との偏差分を振動抑制補償器に入力して速度指令補償信号を生成し、この補償信号と速度指令基本信号との和を速度信号とすることが記載されている。
特開2003−325473
図10で示すように、電動機による位置制御では速度制御系をマイナループに持ち、位置制御をメジャーループに持つ構成となっており、マイナループの速度制御では、P(比例)I(積分)制御にて速度を制御している。また、メジャーループの位置制御ではP制御にて位置制御している。
図11は、図10で示す従来の位置制御装置における指令値とその応答特性図を示したもので、(a)は角度指令値に対する角度検出値特性、(b)は回転数特性、(c)はトルク特性をそれぞれ示したものである。被制御体である電動機には出力可能なトルクトルク範囲があることから、図10で示すように電流制御部2にはトルクリミッタを設けてトルク制限している。このため、図11(c)で示すように、トルク電流指令Tdyが±100%のトルク電流リミッタに制限されるような角度指令θref((a)図の線ア参照)が入力されると、線イで示す角度検出θdyがオーバーシュートし、これにより(b)で示す回転数及びトルクが大きく変動して、所謂ワインドアップと呼ばれる振動や行き過ぎ現象が生じる。
近年、例えば、ダイナモメータシステムなどでは加振等の目的により、より安定で高応答な周波数特性を有する位置制御装置が望まれている。しかし、前述のように電動機には出力可能なトルク範囲があることから、従来では速度制御部2でトルク制限にかかるような場合にはワインドアップ対策を施し、また、位置制御もワインアップ対策が必要となっている。このため、フィードバック制御では高応答にするための調整が困難となっていると共に、ワインドアップ対策として位置制御応答を低応答化にて対応すると、位置制御応答の高応答化が困難となっている。
そこで、本発明が目的とするとこは、指令値に対する高応答な位置制御を可能とした位置制御装置を提供することにある。
本発明は、角度指令と角度検出値による偏差信号を位置制御部に入力して角速度指令を算出し、この角速度指令と角速度検出値の偏差信号を速度制御部に入力してトルク電流指令を算出し、このトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物を制御するものにおいて、
前記トルク電流指令と角速度検出値を入力して外乱トルク相当の信号を推定する外乱オブザーバ部と、この外乱オブザーバ部による外乱オブザーバ出力値を入力して前記角度指令に対して上下限値の変化率制限を行うリミッタを有する変化率制限部と、前記速度制御部と等価な制御ゲインにて構成されて前記位置制御部からの角速度指令を通過させる目標値フィルタ部を設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、変化率制限部の変化率リミッタ上限値は、電動機の定格最大駆動トルクから前記外乱オブザーバ部の出力絶対値を減算してサンプリング周期を乗算し、この乗算値を電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値とすると共に、前記変化率制限部の変化率リミッタ下限値は、電動機の定格最大回生トルクと前記外乱オブザーバ部の出力絶対値を加算してサンプリング周期を乗算し、この乗算値を電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値としたことを特徴としたものである。
本発明の請求項3は、変化率制限部のリミッタの出力側にローパスフィルタを設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項4は、前記外乱オブザーバ部は、前記角速度検出値と前記トルク電流指令との差信号を外乱トルク相当として推定することを特徴としたものである。
本発明の請求項5は、角度指令と角度検出値による偏差信号を位置制御部に入力して角速度指令を算出し、この角速度指令と角速度検出値の偏差信号を速度制御部に入力してトルク電流指令を算出し、このトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物を制御するものにおいて、
前記位置制御部の出力側に速度制限用の速度リミッタと、前記速度制御部と等価な制御ゲインにて構成されて前記速度リミッタを通過した角速度指令を通過させる目標値フィルタ部を設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項6は、速度リミッタの角速度リミッタ上限値は、電動機の定格最大駆動トルクを電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値とし、前記速度リミッタの角速度リミッタ下限値は、電動機の定格最大回生トルクを電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値としたことを特徴としたものである。
本発明の請求項7は、前記速度リミッタに、角速度リミッタの上限値及び角速度リミッタの下限値可変用の角速度リミッタ上下限判定部を設けたことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、目標値応答に対しては位置指令値と位置検出値のオーバーシュート量の低減が可能となって、安定で、且つ高応答の位置制御が可能となるものである。
本発明の第1の実施例を示す位置制御装置の構成図。 変化率制限部の構成図。 外乱オブザーバ部の構成図。 第1の実施例による指令値ステップ応答図。 本発明の第2の実施例を示す位置制御装置の構成図。 第2の実施例による指令値ステップ応答図。 本発明の第3の実施例を示す位置制御装置の構成図。 変化率制限部の構成図。 第3の実施例による指令値ステップ応答図。 従来の位置制御装置の構成図。 従来の指令値ステップ応答図。
本発明は、位置制御装置においてリミッタを設け、リミッタの上限値と下限値を適正に設定することで急変する角速度指令に対し位置検出値のオーバーシュート量を低減するようにしたもので、以下各実施例に基づいて詳述する。
図1は本発明の実施例を示す構成図で、図10と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。7は変化率制限部で、角度指令θref[rad/s]と外乱オブザーバ出力値Tobsを入力して変化率制限位置指令θcmdを減算部5に出力する。8は目標値フィルタ部、9は外乱オブザーバ部で、この外乱オブザーバ部9はトルク電流指令Tdyと角速度検出ωdy[rad/s]から外乱オブザーバ出力値Tobsを算出する。
図1で示す本発明の実施例に先立って、位置制御をP制御、速度制御をI−P制御とした場合について説明する。
電流制御部3は、位置制御部1及び速度制御部2の周波数帯域に影響を与えない高応答とするためには次式のようにすればよい。
ωref=KPθ*(θref−θdy) …(1)
ωdy=θdy*s …(2)
Tdy={(KIω/s)*(ωref−ωdy)}−(KPω*ωdy) …(3)
(Js+D)ωdy=Tdy …(4)
ここで、Jはモータ慣性[kgm2]、Dは回転損失[Nms/rad]、KPθは位置制御部の比例ゲイン、KIωは速度制御部の積分ゲイン、KPωは速度制御部の比例ゲイン、sはラプラス演算子である。
上記(1)〜(4)式からθdy/θrefで解くことにより
θdy/θref=(KIω*KPθ)/{Js3+(KPω+D)s2+KIωs+(KIω*KPθ)} …(5)
となる。
(5)式の分母多項式は3次式であり、定数項KIω*KPθで分母式を割って定数項を1とした式の1次から3次の係数は、KIω、KPθ、KPωに関しては独立になっている。したがって、(5)式の分母多項式が1+c1*s+c2*s2+c3*s3になるよう係数比較を行うと、
KPθ=1/c1 …(6)
KPω=(c2*J/c3)−D …(7)
KIω=c1*J/c3 …(8)
となるようパラメータKPθ、KPω、KIωを決定すればよい。
例えば、全ての極がダンピング係数1となる二項計数型
(s+1)3=1+3*s+3*s2+1*s3を求め、sをs/wsで置き換え、その係数をc1,c2,c3とすると、二項計数型では、c1=3/wc,c2=3/wc2,c3=1/wc3となる。このc1〜c3に対して、(6)〜(8)式で示される位置制御部1及び速度制御部2の各パラメータKPθ、KPω、KIωを決定する。目標値フィルタ部8は、KIω/(KPωs+KPθ)のゲイン特性を有し、速度制御が図1で示すPI制御構造にすると、各パラメータは(6)式〜(8)式により決定されて速度制御部2のI−P制御構造と等価にされている。
図1で示す実施例では、上記のように3つのパラメータKPθ、KPω、KIωが一意に算出できることから、パラメータ調整が不要となることを前提として位置制御装置が構成される。図1で示す変化率制限部7は図2のように構成されて変化率リミッタ上限値(θ-Rate-Lim-H)は(9)式とされ、変化率リミッタ下限値(θ-Rate-Lim-L)は(10)式とされている。
Figure 0005644409
Figure 0005644409
外乱オブザーバ部9で算出された外乱オブザーバ出力値Tobsは、トルクリミッタ70、ローパスフィルタ71を経て絶対値変換部72で絶対値に変換される。その絶対値は、一方で電動機の定格最大駆動トルクTmax[Nm]との差演算が実行され、予め設定されたサンプリング周期Ts[sec]で乗算(乗算部73で)され、比例要素75でモータ慣性J及び位置制御部1の比例ゲインKPθで除算する。除算により得られた信号はリミッタ77に入力されて変化率リミッタの上限値となる。
他方、絶対値は設定された電動機の定格最大回生トルクTmin[Nm]とも加算され、乗算部74でサンプリング周期と乗算される。乗算値は比例要素76で
モータ慣性J及び位置制御部1の比例ゲインKPθで除算され、得られた信号は
リミッタ77に出力されて変化率リミッタの下限値となる。
すなわち、変化率制限部7は外乱オブザーバを優先とした変化率制限とされており、速度制御がトルクリミッタにかからないよう制御される。
変化率制限部7に入力された角度指令θrefは、減算部78において遅延回路79により1サンプリング遅延された前回サンプルの変化率制限位置指令θcmdが減算され、リミッタ77に入力される。リミッタ77では設定された上下限値間の入力信号に比例した信号を出力し、その信号は加算部において遅延回路79によって1サンプル遅延された前回サンプル値と加算されて変化率制限位置指令θcmdとなって減算部5に出力される。減算部5では、フィードバックされた機械特性部4の角度検出θdyとの偏差信号が求められ、位置制御部1を介して目標値フィルタ部8に入力される。
目標値フィルタ部8を通過した角速度指令ωrefは、減算部6においてフィードバックされた機械特性部4の角速度検出ωdyと減算されて速度制御部2に入力され、トルク電流指令Tdyが算出されて電流制御部3と外乱オブザーバ部9に出力される。
外乱オブザーバ部9は、図3のように構成されている。すなわち、要素91に
角速度検出ωdyを入力し、要素92にトルク電流指令Tdyを入力して減算部93で両者の差信号を得ることで外乱トルク相当の信号を推定している。ここで、
G(s)は相対次数1次以上の任意の伝達関数とされ、sは微分演算をラプラス演算子sにより表現したものである。
図4は、図1で示す実施例の位置制御による指令値ステップ応答を示したもので、(a)は角度指令値に対する角度検出値特性、(b)は回転数特性、(c)はトルク特性をそれぞれ示したものである。図4で明らかなように、線アで示すステップ状に入力された角度指令値に対する検出値(線イ)には、従来のようなオーバーシュートの発生は低減され、それに伴って回転数、及びトルク変動は大幅に抑制されている。
したがって、この実施例によれば、位置制御を安定で、且つ高応答の制御が可能となり、目標値応答に対しては位置指令値と位置検出値のオーバーシュート量の低減が可能となるものである。また、定格最大駆動トルクTmaxから外乱オブザーバ出力値Tobsを減算していることで、外乱トルク優先の位置制御が可能となるなどの効果を奏するものである。
図5は第2の実施例を示したもので、図10で示す位置制御装置に速度リミッタ10と目標値フィルタ部8を設けたものである。なお、速度リミッタ10には、角速度リミッタ上限判定部11と、角速度リミッタ下限判定部12を備えている。
他は図10と同様である。
速度リミッタ10による角速度リミッタ上限値ω-Lim-Hは(11)式とされ、角速度リミッタ下限値ω-Lim-Lは(12)式のように構成される。
Figure 0005644409
Figure 0005644409
角速度リミッタ上限値ω-Lim-Hは、定格最大駆動トルクTmaxをモータ慣性J、及び位置制御部1の比例ゲインKPθで除算することで求めている。
また、角速度リミッタ下限値ω-Lim-Lは、定格最大回生トルクTminをモータ慣性J、及び位置制御部1の比例ゲインKPθで除算することで求めている。
なお、目標値フィルタ部8は、図1と同様に速度制御部2のI−P制御構造と等価にされている。
位置制御部1において、角度指令θrefと角度検出θdyの偏差信号に比例ゲインを乗算して得られた角速度指令ωrefは、速度リミッタ10に入力されることにより角速度リミッタ上限値ω-Lim-Hと角速度リミッタ下限値ω-Lim-Lに速度制限された角速度指令値ωcmdが生成される。この角速度指令値ωcmdは目標値フィルタ部8を介して減算部6に出力されて角速度検出ωdyと差演算が実行された後、速度制御部2に入力され、トルク電流指令Tdyが算出されて電流制御部3を介して電動機を制御する。
速度リミッタ10の角速度リミッタの上下限値を任意に設定したい場合で、外部角速度リミッタ上限値Ext-H、外部角速度リミッタ下限値Ext-Lがある場合には、角速度リミッタ上下限判定部11,12によってそれぞれのリミッタ値を設定する。すなわち、角速度リミッタ上限判定部11において、Ext-H<(Tmax/J・KPθ)と判定された場合には端子aからbに切り替り、角速度リミッタ上限値ω-Lim-Hを、ω-Lim-H=Ext-Hに設定する。
角速度リミッタ上限判定部11において、Ext-H>(Tmax/J・KPθ)と判定された場合には端子bからaに切り替り、角速度リミッタ上限値ω-Lim-Hを、
ω-Lim-H=Tmax/J・KPθに設定する。
また、角速度リミッタ下限判定部12において、Ext-L<(Tmin/J・KPθ)と判定された場合には端子a´からb´に切り替り、角速度リミッタ下限値ω-Lim-Lは、ω-Lim-L=Ext-Lとなる。
角速度リミッタ下限判定部12において、Ext-L>(Tmin/J・KPθ)と判定された場合には、端子b´からa´に切り替り、角速度リミッタ下限値ω-Lim-Lは、ω-Lim-L=Tmin/J・KPθとなる。
図6は、図5で示す実施例の位置制御による指令値ステップ応答を示したもので、(a)は角度指令値に対する角度検出値特性、(b)は回転数特性、(c)はトルク特性をそれぞれ示したものである。図6で明らかなように、線アで示すステップ状に入力された角度指令値に対し、線イで示す検出値には従来のようなオーバーシュートの発生は低減され、それに伴って回転数、及びトルク変動は大幅に抑制されている。
したがって、第2の実施例によれば、外乱トルクが定格最大駆動トルクTmax以上で入力された場合でも、位置制御を安定で、且つ高応答の制御が可能となり、目標値応答に対しては位置指令値と位置検出値のオーバーシュート量の低減が可能となるものである。
また、任意の角速度リミッタ上下限値を設けることにより、過速度防止機能としての動作が可能となるものである。
図7は第3の実施例を示したものである。この実施例で、図1で示す第1の実施例と異なるところは変化率制限部7aの出力側にローパスフィルタLPFを設けたことである。図8は変化率制限部7aの構成図を示したもので、リミッタ77の出力側にローパスフィルタLPFを設け、変化率位置制限指令θcmdをこのローパスフィルタLPFを経てから得るよう構成したものである。他は図1と同様である。
図9は第3の実施例による位置制御による指令値ステップ応答を示したもので、第1の実施例よりも更に位置指令値と位置検出のオーバーシュート量の低減が可能となり、安定で、且つ高応答の位置制御制御が可能となるものである。
1… 位置制御部
2… 速度制御部
3… 電流制御部
4… 回転体の機械特性部
5、6… 減算部
7… 変化率制限部
8… 目標値フィルタ部
9… 外部オブザーバ部
10… 速度リミッタ

Claims (7)

  1. 角度指令と角度検出値による偏差信号を位置制御部に入力して角速度指令を算出し、この角速度指令と角速度検出値の偏差信号を速度制御部に入力してトルク電流指令を算出し、このトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物を制御するものにおいて、
    前記トルク電流指令と角速度検出値を入力して外乱トルク相当の信号を推定する外乱オブザーバ部と、この外乱オブザーバ部による外乱オブザーバ出力値を入力して前記角度指令に対して上下限値の変化率制限を行うリミッタを有する変化率制限部と、前記速度制御部と等価な制御ゲインにて構成されて前記位置制御部からの角速度指令を通過させる目標値フィルタ部を設けたことを特徴とした電動機の位置制御装置。
  2. 前記変化率制限部の変化率リミッタ上限値は、電動機の定格最大駆動トルクから前記外乱オブザーバ部の出力絶対値を減算してサンプリング周期を乗算し、この乗算値を電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値とすると共に、前記変化率制限部の変化率リミッタ下限値は、電動機の定格最大回生トルクと前記外乱オブザーバ部の出力絶対値を加算してサンプリング周期を乗算し、この乗算値を電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値としたことを特徴とした請求項1記載の電動機の位置制御装置。
  3. 前記外乱オブザーバ部は、前記角速度検出値と前記トルク電流指令
    との差信号を外乱トルク相当として推定することを特徴とした請求項1又は2記載の電動機の位置制御装置。
  4. 前記変化率制限部のリミッタの出力側にローパスフィルタを設けたことを特徴とした請求項1乃至3の何れかに記載の電動機の位置制御装置。
  5. 角度指令と角度検出値による偏差信号を位置制御部に入力して角速度指令を算出し、この角速度指令と角速度検出値の偏差信号を速度制御部に入力してトルク電流指令を算出し、このトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物を制御するものにおいて、
    前記位置制御部の出力側に速度制限用の速度リミッタと、前記速度制御部と等価な制御ゲインにて構成されて前記速度リミッタを通過した角速度指令を通過させる目標値フィルタ部を設けたことを特徴とした電動機の位置制御装置。
  6. 前記速度リミッタの角速度リミッタ上限値は、電動機の定格最大駆動トルクを電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値とし、前記速度リミッタの角速度リミッタ下限値は、電動機の定格最大回生トルクを電動機慣性及び位置制御部の比例ゲインで除算した値としたことを特徴とした請求項5記載の電動機の位置制御装置。
  7. 前記速度リミッタに、角速度リミッタの上限値及び角速度リミッタの下限値可変用の角速度リミッタ上下限判定部を設けたことを特徴とした請求項6記載の電動機の位置制御装置。
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