JP5850179B2 - モータ制御装置およびモータ制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、モータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
従来、線形近似した制御対象の伝達特性Gp(s)と規範応答Gm(s)からなるフィードフォワード補償器Gm(s)/Gp(s)と、最終トルク目標値を入力し、制御対象の伝達特性Gp(s)を用いてモータ角速度を推定するモータ角速度推定部と、フィードバックトルクを計算するフィードバックトルク演算部とを備える車両用制振制御装置がJP2003−9566Aに開示されている。フィードバックトルク演算部は、モータ角速度推定値と検出値の偏差を、制御対象の伝達特性Gp(s)の逆特性とバンドパスフィルタH(s)からなるフィルタH(s)/Gp(s)に通して、フィードバックトルクを計算する。このようなフィードフォワード制御+フィードバック制御系とすることにより、制御系に遅れ要素がない場合には、トルク指令値に対しても、外乱に対しても設計者が意図する理想的な車両応答が得られる。
しかしながら、実際の制御装置においては、制御演算時間に起因する時間遅れ、モータ応答遅れ、各種センサで信号を検出・処理するのに要する時間に起因する時間遅れが存在する。従って、全く外乱がない状態でも、モータ角速度推定値と検出値に位相差が生じて不要なフィードバックトルクが発生するため、実際の車両挙動は規範応答と一致しなくなる。
この問題を解決するため、JP2005−269835Aに記載の車両用制振制御装置では、バンドパスフィルタH(s)の代わりに、バンドパスフィルタH(s)の中心周波数とゲインを調整したHc(s)を用いることにより、フィードバックトルクの位相ズレを解消している。
JP2005−269835Aに記載の車両用制振制御装置の構成は、モータトルク指令値に対するモータトルクの応答遅れが線形特性であることを前提に、フィードフォワード補償器Gm(s)/Gp(s)と制御対象の振動伝達特性Gp(s)が相殺されて、非振動特性Gm(s)となり、モータ角速度推定値は振動のない理想特性となる。外乱がある場合、振動があるモータ角速度と振動のないモータ角速度推定値の差分を使ってフィードバック補正することで、外乱による振動成分を抑制することができる。
ところが、モータトルク指令値に対するモータトルクの応答遅れが誘導モータのように非線形特性を強く有すると、この非線形特性を間に介したフィードフォワード補償器Gm(s)/Gp(s)と制御対象の振動伝達特性Gp(s)の間での相殺が出来なくなり、モータ角速度推定値は振動のない理想特性とならずに振動成分を有する。これを規範値としてモータ角速度検出値との差分を使ってフィードバック補正しても外乱による振動を抑制することが出来ず、応答にオーバーシュートが発生したり、軽微な振動が続くという問題がある。
本発明は、外乱に対する応答のオーバーシュートや振動を抑制することを目的とする。
一実施形態におけるモータ制御装置は、車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する。このモータ制御装置は、車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性のモデルGp(s)および車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性の理想モデルGm(s)で構成されるGm(s)/Gp(s)なる特性を有し、モータトルク指令値を入力して、フィードフォワードトルク指令値を算出するフィードフォワードトルク指令値算出手段と、車両状態量を検出する車両状態量検出手段と、モータトルク指令値に対して、非線形な制御系が持つ遅れ要素に応じた遅れ処理を行う遅れ処理手段と、車両の捻り振動周波数近傍の周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタH(s)を少なくとも有し、遅れ処理が行われたモータトルク指令値および車両状態量を入力してフィードバックトルク指令値を算出するフィードバックトルク指令値算出手段と、フィードフォワードトルク指令値とフィードバックトルク指令値とを加算して得られる最終トルク目標値に従ってモータトルクを制御するモータトルク制御手段とを備える。
本発明の実施形態については、添付された図面とともに以下に詳細に説明される。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態におけるモータ制御装置を備えた電気自動車の主要構成を示すブロック図である。電気自動車とは、車両の駆動源の一部または全部として電動モータを備え、モータの駆動力により走行可能な自動車のことであり、ハイブリッド自動車や燃料電池自動車も含まれる。この車両は、3相交流モータ5の回転力が車輪7a、7bに伝達されることにより駆動する。なお、本発明は、電気自動車以外のものにも適用可能である。
図1は、第1の実施形態におけるモータ制御装置を備えた電気自動車の主要構成を示すブロック図である。電気自動車とは、車両の駆動源の一部または全部として電動モータを備え、モータの駆動力により走行可能な自動車のことであり、ハイブリッド自動車や燃料電池自動車も含まれる。この車両は、3相交流モータ5の回転力が車輪7a、7bに伝達されることにより駆動する。なお、本発明は、電気自動車以外のものにも適用可能である。
アクセル開度センサ1は、アクセル開度を検出して、モータトルク設定部2に出力する。モータトルク設定部2は、アクセル開度センサ1により検出されたアクセル開度と、回転速度センサ6により検出されるモータ5の回転速度とに基づいて、第1のトルク目標値TFF*を設定する。
制振制御部3は、モータトルク設定部2により設定された第1のトルク目標値TFF*と、回転速度センサ6により検出されるモータ5の回転速度とを入力して、モータトルク指令値(最終トルク目標値)Tm*を算出する。モータトルク指令値Tm*を算出する方法については後述する。モータトルク制御部4は、制振制御部3により算出された最終トルク目標値Tm*と、3相交流モータ5の出力トルクが一致するように制御する。
図2は、モータトルク設定部2および制振制御部3の具体的な構成を示すブロック図である。モータトルク設定部2は、フィードフォワード補償器である、Gm(s)/Gp(s)なる特性を有する制御ブロック21を備える。Gp(s)は、車両へのトルク入力とモータ回転速度との間の伝達特性を示すモデルであり、Gm(s)は、車両へのトルク入力とモータ回転速度の応答目標との間の伝達特性を示すモデル(理想モデル)である。
モータトルク設定部2は、アクセル開度センサ1により検出されるアクセル開度、および、回転速度センサ6により検出されるモータ5の回転速度に基づいて、トルク指令値T*を求める。図2では、トルク指令値T*を求める制御ブロックについては省略し、求めたトルク指令値を制御ブロック21に入力するところだけを示している。
制御ブロック21は、振動を抑制するためのフィードフォワード制御を行う。すなわち、トルク指令値T*をGm(s)/Gp(s)なるフィルタに通すことにより、制振効果の高い第1のトルク目標値(フィードフォワードトルク指令値)TFF*を求める。
制振制御部3は、伝達特性Gd’(s)を有する制御ブロック22と、Gm(s)/Gp(s)なる特性を有する制御ブロック(フィルタ)23と、H(s)なる伝達特性を有する制御ブロック24と、sH(s)なる伝達特性を有する制御ブロック25と、1/(sGp(s))なる伝達特性を有する制御ブロック26と、加算器27と、減算器28と、加算器29とを備える。H(s)は、トルク伝達系の捻り振動周波数近傍の周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタの特性を有する。このうち、制御ブロック24〜26、加算器27および減算器28によってフィードバック補償器(フィードバックトルク指令値算出手段)が構成される。
Gd(s)なる伝達特性を有する制御ブロック31及びGp(s)なる伝達特性を有する制御ブロック32は、制御対象である車両を表している。Gd(s)は、制御系の遅れ要素を示す伝達関数であり、制御演算時間、モータ5の応答遅れ、回転速度センサ6等の各種センサで信号を検出するのに要する時間や検出した信号値を処理するのに要する時間等に基づいて、入力されたトルク目標値Tm*を所定時間遅らせる処理を行う非線形なモデルである。
ここで、線形なモデルとは、f(x)+f(y)=f(x+y)、およびf(ax)=af(x)(aは任意の定数)が成り立つモデルのことである。また、非線形なモデルとは、上述した関係が成り立たないモデルのことである。
制御ブロック22の伝達特性Gd’(s)は、制御ブロック31の伝達特性Gd(s)と同じ特性である。制御ブロック22には、トルク指令値T*が入力される。
制御ブロック23は、制御ブロック21と同じ伝達特性Gm(s)/Gp(s)を有し、制御ブロック22の出力、すなわち、制御ブロック22で遅れ演算処理が行われたトルク指令値Tm*を入力する。
加算器27は、制御ブロック23の出力と、後述する第2のトルク目標値TFB*とを加算する。
制御ブロック24は、加算器27の加算結果を入力し、リファレンス信号x2を出力する。リファレンス信号x2は、次式(1)で表される。
制御ブロック26には、制御ブロック32の出力であるモータ角速度ωmが入力される。モータ角速度ωmは、次式(2)で表される。
制御ブロック25には、制御ブロック26の出力が入力され、処理結果であるx1が出力される。制御ブロック25の出力x1は、次式(3)で表される。
減算器28は、制御ブロック24から出力されるリファレンス信号x2から、制御ブロック25から出力されるx1を減算して、第2のトルク目標値(フィードバックトルク指令値)TFB*を算出する。第2のトルク目標値TFB*は、次式(4)で表される。
加算器29は、第1のトルク目標値TFF*と、減算器28から出力される第2のトルク目標値TFB*とを加算して、最終トルク目標値Tm*を算出する。
Gd(s)は非線形なモデルであるため、式(4)中の括弧書きの中の演算は0にはならない。これにより、フィードフォワード補償器だけでは打ち消すことができなかった振動をリファレンス信号によって振動を抑制しつつ、速やかに一定値に収束させることができる。
図3は、第1の実施形態におけるモータ制御装置による制御結果を示す図である。図3において、実線は本実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示し、点線は、図2の構成のうち、制御ブロック22と制御ブロック23とを入れ替えた比較構成例による制御結果を示す図である。図3(a)〜(h)はそれぞれ、γ軸電流(A)、δ軸電流(A)、モータトルク(Nm)、ドライブシャフトトルク(Nm)、フィードバックトルク(第2のトルク目標値TFB*)(Nm)、モータ回転数(rpm)、車体加速度(m/s2)、加速度誤差値(m/s2)を表している。
図3(e)に示すように、比較構成例では、制御ブロック25の出力x1とリファレンス信号x2とが同位相となって、その差分であるフィードバックトルク(第2のトルク目標値TFB*)が0となるため、図3(h)に示すように、車両加速度に振動成分が残る。しかしながら、本実施形態におけるモータ制御装置の制御によれば、フィードバックトルク(第2のトルク目標値TFB*)は0にならないので、車両加速度の振動を効果的に抑制することができる。
以上、第1の実施形態におけるモータ制御装置によれば、車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御するモータ制御装置であって、車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性のモデルGp(s)および車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性の理想モデルGm(s)で構成されるGm(s)/Gp(s)なる特性を有し、モータトルク指令値を入力して、フィードフォワードトルク指令値を算出する制御ブロック21(フィードフォワードトルク指令値算出手段)と、車両状態量を検出する回転速度センサ6(車両状態量検出手段)と、モータトルク指令値に対して、制御系の持つ遅れ要素に応じた遅れ処理を行う制御ブロック22(遅れ処理手段)と、少なくとも車両の捻り振動周波数近傍の周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタH(s)を有し、遅れ処理が行われたモータトルク指令値および車両状態量を入力してフィードバックトルク指令値を算出する制御ブロック24〜26、加算器27および減算器28(フィードバックトルク指令値算出手段)と、フィードフォワードトルク指令値とフィードバックトルク指令値とを加算して得られる最終トルク目標値に従ってモータトルクを制御するモータトルク制御部4(モータトルク制御手段)とを備える。制御対象の振動伝達特性Gp(s)の直前にフィードフォワード補償器Gm(s)/Gp(s)を配置しているので、Gm(s)/Gp(s)とGp(s)との間で振動伝達特性のGp(s)が相殺されて、振動のない理想的なモータ角速度推定値を求めることができる。これにより、モータトルク指令値に対するモータトルクの応答遅れが非線形な場合においても、振動のないモータ角速度推定値を規範値としてモータ角速度との差分を使ってフィードバック補正を行うことにより、外乱による振動を抑制することができる。
<第2の実施形態>
誘導モータのトルク式は、次式(5)で表せる。ただし、式(5)において、pは極対数、Mは相互インダクタンス、Lrはロータ側自己インダクタンス、iγsはγ軸ステータ電流、iδsはδ軸ステータ電流、φγrはγ軸ロータ磁束、φδrはδ軸ロータ磁束である。ここで、φγr、φδrはそれぞれ、次式(6)、(7)で表される。式(6)中のτγは、γ軸ロータ磁束の時定数(遅れ)を示し、式(7)中のτδは、δ軸ロータ磁束の時定数を示している。
誘導モータのトルク式は、次式(5)で表せる。ただし、式(5)において、pは極対数、Mは相互インダクタンス、Lrはロータ側自己インダクタンス、iγsはγ軸ステータ電流、iδsはδ軸ステータ電流、φγrはγ軸ロータ磁束、φδrはδ軸ロータ磁束である。ここで、φγr、φδrはそれぞれ、次式(6)、(7)で表される。式(6)中のτγは、γ軸ロータ磁束の時定数(遅れ)を示し、式(7)中のτδは、δ軸ロータ磁束の時定数を示している。
すべり角周波数ωseを制御することにより、次式(8)、(9)としても誘導モータのトルク式を扱うことが一般的に知られている。すべり角周波数ωseは、定数×(トルク電流/ロータ磁束)で算出される。トルク電流をロータ磁束で除算することですべり角周波数が増減し一律とならないため、非線形なモデルとなる。
図4は、第2の実施形態におけるモータ制御装置において、誘導モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)を示す図であり、式(8)に対応するものである。図4において、制御ブロック41は、最終トルク目標値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、及び/又はモータ回転数の検出遅れ時間だけ、処理を遅らせる制御を行う。
制御ブロック42は、制御ブロック41から出力されるトルク指令値に基づいて、トルク指令値とδ軸電流、γ軸電流との関係を定めた電流マップを参照することにより、δ軸電流iδs、γ軸電流iγsを算出する。
制御ブロック43は、γ軸電流iγsに対して、ロータ側の磁束遅れ分だけ時間を遅らせる処理を行い、制御ブロック44は、δ軸電流iδsに対して、ステータ側の電流遅れ分だけ時間を遅らせる処理を行う。
図4に示すように、誘導モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)は、最終トルク目標値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、およびモータ回転数を検出する際の検出遅れ時間のうちの少なくとも一方の時間、ステータ側の電流遅れ時間、ロータ側の磁束遅れ時間、および、モータ動作点のモータパラメータ(M、Lr)に基づいた遅れ処理を行う。
図5は、第2の実施形態におけるモータ制御装置、特に図4に示す構成による制御結果を示す図である。図5において、実線は図4に示す構成の制御結果を示し、点線は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。図3(a)〜(h)はそれぞれ、γ軸電流(A)、δ軸電流(A)、モータトルク(Nm)、ドライブシャフトトルク(Nm)、フィードバックトルク(Nm)、モータ回転数(rpm)、車体加速度(m/s2)、加速度誤差値(m/s2)を表している。
本実施形態では、アクチュエータ遅れを正確に考慮するので、図5(h)に示すように、振動をより効果的に抑制することができる。
図6は、第2の実施形態におけるモータ制御装置において、誘導モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)を示す図であり、式(9)に対応するものである。なお、図4に示す構成と同じ構成要素については、同一の符号を付している。
また、相分離法を利用した制御など、ベクトル制御以外における制御手法によって、式(5)によりトルク制御することも可能である。図7は、第2の実施形態におけるモータ制御装置において、誘導モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)を示す図であり、式(5)に対応するものである。なお、図4に示す構成と同じ構成要素については、同一の符号を付している。また、制御ブロック43A、43Bは、図4に示す制御ブロック43と同じ処理を行い、制御ブロック44A、44Bは、図4に示す制御ブロック44と同じ処理を行う。
なお、図4、図6,図7において、制御系の遅れ要素は、出力であるトルク指令値のゲインp・M/Lrの後段に置いてもよい。また、制御ブロック44、44A、44Bで行う時間遅れ処理の時間遅れには、γ軸電流、δ軸電流における電流遅れに相当する分も含まれる。
上述した説明では、制御ブロック41から出力されるトルク指令値に基づいて、トルク指令値とδ軸電流、γ軸電流との関係を定めた電流マップを参照することにより、δ軸電流iδs、γ軸電流iγsを算出するものとしたが、演算により算出することもできる。γ軸電流iγsとδ軸電流iδsの比率に基づいて算出する方法を以下で説明する。
iγs=(a/b)×iδs、かつ、iγs>0とすると、トルク式は次式(10)で表すことができる。
式(10)より、Te>0の場合、δ軸電流iδsは式(11)で表され、Te<0の場合、δ軸電流iδsは式(12)で表される。
以上、第2の実施形態におけるモータ制御装置によれば、制御対象となるモータは誘導モータであって、制御ブロック22(遅れ処理手段)は、最終トルク目標値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、およびモータ回転数(車両状態量)を検出する際の検出遅れ時間のうちの少なくとも一方の時間、ステータ側の電流遅れ時間、ロータ側の磁束遅れ時間、および、モータ動作点のモータパラメータに基づいて、時間遅れ処理を行う。これにより、アクチュエータ遅れを正確に考慮するので、振動をより効果的に抑制することができる。
<第3の実施形態>
図8は、同期モータ、特に、界磁電流を流すための巻線がロータに巻かれている巻線界磁同期モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)を示す図であり、式(13)に対応するものである。式(13)は、突極型巻線界磁同期モータのトルク式を表している。式(13)において、Ldはd軸自己インダクタンスを、Lqはq軸自己インダクタンスを、idはd軸ステータ電流を、iqはq軸ステータ電流を、ifはロータ磁束電流をそれぞれ表している。
図8は、同期モータ、特に、界磁電流を流すための巻線がロータに巻かれている巻線界磁同期モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)を示す図であり、式(13)に対応するものである。式(13)は、突極型巻線界磁同期モータのトルク式を表している。式(13)において、Ldはd軸自己インダクタンスを、Lqはq軸自己インダクタンスを、idはd軸ステータ電流を、iqはq軸ステータ電流を、ifはロータ磁束電流をそれぞれ表している。
図8において、制御ブロック81は、トルク指令値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、及び/又はモータ回転数の検出遅れ時間だけ、処理を遅らせる制御を行う。
制御ブロック82は、制御ブロック81から出力されるトルク指令値に基づいて、トルク指令値とd軸ステータ電流id、q軸ステータ電流iq、ロータ磁束電流ifとの関係を定めた電流マップを参照することにより、d軸ステータ電流id、q軸ステータ電流iq、ロータ磁束電流ifを算出する。
制御ブロック83は、ロータ磁束電流ifに対して、ロータ磁束電流(界磁電流)の分だけ時間を遅らせる処理を行う。制御ブロック84は、d軸ステータ電流idに対して、ステータ側の電流遅れ分だけ時間を遅らせる処理を行い、制御ブロック85は、q軸ステータ電流iqに対して、ステータ側の電流遅れ分だけ時間を遅らせる処理を行う。
図8において、制御ブロック86のReluctanceは、式(13)中のLd−Lqに相当する。
また、非突極型巻線界磁同期モータのトルク式は式(14)で表される。
図9は、非突極型巻線界磁同期モータのアクチュエータ遅れを模擬したモデルGd(s)を示す図であり、式(14)に対応するものである。なお、図8に示す構成と同じ構成要素については、同一の符号を付している。
図10は、第3の実施形態におけるモータ制御装置、特に図8に示す構成による制御結果を示す図である。図10において、実線は図8に示す構成の制御結果を示し、点線は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。図10(a)〜(i)はそれぞれ、d軸電流(A)、q軸電流(A)、界磁電流(A)、モータトルク(Nm)、ドライブシャフトトルク(Nm)、フィードバックトルク(Nm)、モータ回転数(rpm)、車体加速度(m/s2)、加速度誤差値(m/s2)を表している。
本実施形態では、アクチュエータ遅れを正確に考慮するので、図10(i)に示すように、振動をより効果的に抑制することができる。
以上、第3の実施形態におけるモータ制御装置によれば、制御対象となるモータは、界磁電流を流すための巻線がロータに巻かれた同期モータであって、制御ブロック22(遅れ処理手段)は、最終トルク目標値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、およびモータ回転数(車両状態量)を検出する際の検出遅れ時間のうちの少なくとも一方の時間、ステータ側の電流遅れ時間、ロータ側の磁束遅れ時間、および、モータ動作点のモータパラメータに基づいて、時間遅れ処理を行う。これにより、アクチュエータ遅れを正確に考慮するので、振動をより効果的に抑制することができる。
<第4の実施形態>
図11は、第4の実施形態におけるモータ制御装置において、モータトルク設定部2および制振制御部3の構成を示すブロック図である。図2に示すブロック図と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。図11に示す電流制御系の制御の詳細については後述する。
図11は、第4の実施形態におけるモータ制御装置において、モータトルク設定部2および制振制御部3の構成を示すブロック図である。図2に示すブロック図と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。図11に示す電流制御系の制御の詳細については後述する。
制振制御のためのフィードバックトルクは、速い応答が必要なため、ロータ磁束に対して処理を行うのではなく、速い応答のトルク電流に対して高速応答が必要なトルク分を補正することにより、より効果的に振動を抑制することができる。
式(8)をδ軸電流(トルク電流)について解くと、次式(15)を導ける。
ここで、式(15)中のφγrは、次式(16)で表される。
図12は、式(15)、式(16)に基づいて、図11の制御ブロック115の詳細な構成を示すブロック図である。図11の制御ブロック115は、図12の制御ブロック121、122、123に対応する。
制御ブロック111は、トルク指令値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、及び/又はモータ回転数の検出遅れ時間だけ、処理を遅らせる制御を行う。
制御ブロック112は、制御ブロック111から出力されるトルク指令値に基づいて、トルク指令値とδ軸電流、γ軸電流との関係を定めた電流マップを参照することにより、δ軸電流指令値iδs_ff*、γ軸電流指令値iγs*を算出する。
制御ブロック121は、γ軸電流iγs*に対して、ロータ側の磁束遅れ分だけ時間を遅らせる処理を行う。
加算器114は、式(15)に基づいて算出されるiδs_fb*と、iδs_ff*とを加算して、δ軸電流指令値iδs*を算出する。なお、式(15)に示すトルクTeは、図12において、TFB*として表記されている。
制御ブロック113は、γ軸電流指令値iγs*とδ軸電流指令値iδs*、および、γ軸電流実値とδ軸電流実値に基づいて、PI制御やモデルマッチング制御による電流制御を行う。
このように、速い応答のδ軸電流(トルク電流)に対して、ロータ磁束の遅れを考慮した補正を行うことにより、振動をより効果的に抑制することができる。
このように、速い応答のδ軸電流(トルク電流)に対して、ロータ磁束の遅れを考慮した補正を行うことにより、振動をより効果的に抑制することができる。
同様に、式(5)、(9)、(13)、(14)についても、速い応答の電流について等式を解くことで、Te(フィードバックトルクまたは制振トルク)による電流補正分を求めることができ、トルク電流の補正を行うことができる。
図13は、第4の実施形態におけるモータ制御装置による制御結果を示す図である。図13において、実線は第4の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示し、点線は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。図13(a)〜(h)はそれぞれ、γ軸電流(A)、δ軸電流(A)、モータトルク(Nm)、ドライブシャフトトルク(Nm)、フィードバックトルク(Nm)、モータ回転数(rpm)、車体加速度(m/s2)、加速度誤差値(m/s2)を表している。
本実施形態では、トルク電流に対して高速応答が必要なトルク分を補正するので、フィードバックトルク(図13(e)参照)や車体加速度(図13(h)参照)において、より効果的に振動を抑制することができる。
以上、第4の実施形態におけるモータ制御装置によれば、ロータ側の磁束を生成する電流とフィードバックトルク指令値を入力し、ロータ磁束の遅れに基づいて、トルクを直接的に発生させる電流値を算出し、算出した電流値に基づいて、フィードフォワードトルク指令値に基づいて算出される電流指令値を補正する制御ブロック115(補正手段)をさらに備え、補正後の電流指令値に基づいて、モータトルクを制御する。速い応答のトルク電流に対して高速応答が必要なトルク分を補正することにより、より効果的に振動を抑制することができる。
図14は、本発明によるモータ制御装置の構成と比較するためのモータ制御装置(以下、比較例におけるモータ制御装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、本願の図2に対応するものである。図14の下のブロック図は、図14の上の構成を等価変換した図である。ただし、Gp’(s)は、GP(s)と同じ特性である。図14において、制御ブロック141〜145は、図2の制御ブロック21、31、32、22、24にそれぞれ対応している。また、図14の加算器147、148は、図2の加算器29、27にそれぞれ対応し、減算器149は、図2の減算器28に対応している。
図14に示す比較例におけるモータ制御装置では、制御ブロック141から出力されるフィードフォワードトルク指令値に対して、制御ブロック144で時間遅れ処理が行われる。図14の下に示す等価変換図から明らかなように、Gm(s)/Gp’(s)なる伝達特性を有する制御ブロック141と、伝達特性Gp’(s)を有する制御ブロック150との間に、非線形な伝達特性Gd’(s)を有する制御ブロック144が存在するため、Gm(s)/Gp’(s)とGp’(s)との間で相殺ができなくなる。これにより、制御ブロック150から出力されるモータ角速度推定値は振動のない理想特性とならずに振動成分を有するため、モータ角速度検出値との差分を使ってフィードバック補正しても、外乱による振動を抑制することが出来ず、応答にオーバーシュートが発生したり、軽微な振動が続く。
図15は、図2に示す本発明のモータ制御装置の構成を等価変換したブロック図である。図15において、図2に示す構成と同一の構成要素には、同一の符号を付している。本発明のモータ制御装置では、トルク指令値T*に対して制御ブロック22で時間遅れ処理が行われ、時間遅れ処理が行われたトルク指令値に基づいて、制御ブロック23でフィードフォワードトルク指令値が算出されている。
図15から明らかなように、Gm(s)/Gp’(s)なる伝達特性を有する制御ブロック23と伝達特性Gp’(s)を有する制御ブロック161とが連続して配置されており、両者の間に非線形な伝達特性が配置されていないので、Gm(s)/Gp’(s)とGp’(s)との間で振動伝達特性のGp’(s)が相殺される。これにより、制御ブロック161から出力されるモータ角速度推定値は振動のない理想特性となるため、モータ角速度推定値とモータ角速度検出値との差分を使ってフィードバック補正を行うことにより、外乱による振動成分を抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはない。例えば、上述した実施形態では、誘導モータおよび巻線界磁同期モータを例に挙げて説明したが、制御対象のモータがこれらのモータに限定されることはなく、本発明は、非線形な特性を有する様々なモータに適用することができる。
本願は、2012年12月26日に日本国特許庁に出願された特願2012−283597に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。
Claims (5)
- 車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御するモータ制御装置において、
車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性のモデルGp(s)および車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性の理想モデルGm(s)で構成されるGm(s)/Gp(s)なる特性を有し、モータトルク指令値を入力して、フィードフォワードトルク指令値を算出するフィードフォワードトルク指令値算出手段と、
車両状態量を検出する車両状態量検出手段と、
モータトルク指令値に対して、非線形な制御系が持つ遅れ要素に応じた遅れ処理を行う遅れ処理手段と、
車両の捻り振動周波数近傍の周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタH(s)を少なくとも有し、前記遅れ処理が行われたモータトルク指令値および前記車両状態量を入力してフィードバックトルク指令値を算出するフィードバックトルク指令値算出手段と、
前記フィードフォワードトルク指令値と前記フィードバックトルク指令値とを加算して得られる最終トルク目標値に従ってモータトルクを制御するモータトルク制御手段と、
を備え、
前記フィードバックトルク指令値算出手段は、前記遅れ処理が行われたモータトルク指令値を前記Gm(s)/Gp(s)なる特性を有するフィルタに入力して得られるフィードフォワードトルク指令値および前記車両状態量を入力して、前記フィードバックトルク指令値を算出する、
モータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置において、
制御対象となるモータは誘導モータであって、
前記遅れ処理手段は、前記最終トルク目標値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、および車両状態量を検出する際の検出遅れ時間のうちの少なくとも一方の時間、ステータ側の電流遅れ時間、ロータ側の磁束遅れ時間、および、モータ動作点のモータパラメータに基づいて、前記遅れ処理を行う、
モータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置において、
制御対象となるモータは、界磁電流を流すための巻線がロータに巻かれた同期モータであって、
前記遅れ処理手段は、前記最終トルク目標値が出力されてからモータトルクが出力されるまでの時間、および車両状態量を検出する際の検出遅れ時間のうちの少なくとも一方の時間、ステータ側の電流遅れ時間、ロータ側の磁束遅れ時間、および、モータ動作点のモータパラメータに基づいて、前記遅れ処理を行う、
モータ制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
ロータ側の磁束を生成する電流と前記フィードバックトルク指令値を入力し、ロータ磁束の遅れに基づいて、トルクを直接的に発生させる電流値を算出し、算出した電流値に基づいて、前記フィードフォワードトルク指令値に基づいて算出される電流指令値を補正する補正手段をさらに備え、
前記モータトルク制御手段は、前記補正後の電流指令値に基づいて、前記モータトルクを制御する、
モータ制御装置。 - 車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御するモータ制御方法において、
車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性のモデルGp(s)および車両へのトルク入力からモータ回転速度出力までの伝達特性の理想モデルGm(s)で構成されるGm(s)/Gp(s)なる特性のフィルタにモータトルク指令値を入力して、フィードフォワードトルク指令値を算出するステップと、
車両状態量を検出するステップと、
モータトルク指令値に対して、非線形な制御系が持つ遅れ要素に応じた遅れ処理を行うステップと、
車両の捻り振動周波数近傍の周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタH(s)を少なくとも有するフィードバック制御系に、前記遅れ処理が行われたモータトルク指令値および前記車両状態量を入力してフィードバックトルク指令値を算出するステップと、
前記フィードフォワードトルク指令値と前記フィードバックトルク指令値とを加算して得られる最終トルク目標値に従ってモータトルクを制御するステップと、
を備え、
前記フィードバックトルク指令値を算出するステップでは、前記遅れ処理が行われたモータトルク指令値を前記Gm(s)/Gp(s)なる特性を有するフィルタに入力して得られるフィードフォワードトルク指令値および前記車両状態量を入力して、前記フィードバックトルク指令値を算出する、
モータ制御方法。
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