JP5644117B2 - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は電動機の速度制御装置に係り、特に電動機の速度制御を2自由度制御系設計に関するものである。
電動機の速度制御は、P(比例)I(積分)制御にて行なっている。
図5は簡略化した電動機の速度制御装置の構成図を示したもので、1は速度制御部、2は電流制御部、3は被制御物である回転体機械特性を示したものである。角速度指令ωrefと角速度検出ωdetの差信号は速度制御部1に入力されてトルク電流指令Tdyを演算し、求めたトルク電流指令Tdyに基づいて電流制御部2を介して被制御物である機械特性部3を制御する。機械特性部3の検出信号ωdetは速度制御部1にフィードバックされる。
このような電動機の速度制御装置としては、特許文献1などが公知となっている。この特許文献1には、理想的な規範モデルを設定し、軸ねじり振動を抑制することを可能とした制御装置が記載されている。
特開平5−111274
電動機の速度制御装置として、最近では加振等の目的により安定で高応答な周波数特性のものが要望されている。しかし、従来のようなPI制御のみによるフィードバック系制御では、指令値に対する応答と外乱に対する応答の両方を向上させることは、両者はトレードオフの関係にあることから、より高応答な速度制御を実現することは困難となっている。
本発明が目的とするとこは、高応答な速度制御を可能とする電動機の速度制御装置を提供することにある。
本発明の第1は、角速度指令値と角速度検出値による偏差信号を速度制御部の積分項に入力し、角度検出値を速度制御部の比例項に入力してトルク電流指令を演算し、求めたトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物をI−P制御するものにおいて、
前記速度制御部にフィードフォワード部を設け、前記制御対象物の角速度検出をωdet、制御対象物のモータ慣性Jdy、回転損失Ddyとしたとき、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefと制御対象物の角速度検出ωdetの比から速度制御装置の伝達関数を次式とし、
ωdet/ωref=(KI + FFs)/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI} …(1)´
(ただし、KPは速度制御部の比例パラメータ、KIは速度制御部の積分パラメータ、FFはフィードフォワードのパラメータ、sはラプラス演算子)
前記角速度指令ωrefがステップ状指令である場合、前記(1)´式の分子多項式が分母多項式の定数項と等しくなるように
KI+FFs=KI
としてFFを求め、
前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで速度制御部の各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴
としたものである。
本発明の第2は、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefがランプ指令である場合、前記(1)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次と等しくなるように
KI+FFs=KI+(KP+Ddy)s
としてFFを求め、
前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで速度制御部の各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴としたものである。
本発明の第3は、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefが加速度指令である場合、前記(1)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次+2次と等しくなるように
KI+FFs=KI+(KP+Ddy)s+Jdys2
としてFFを求め、
前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴としたものである。
本発明の第4は、速度制御装置に角速度指令値と角速度検出値による偏差信号を入力してトルク電流指令を演算し、求めたトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物をPI制御するものにおいて、
前記速度制御部にフィードフォワード部を設け、前記制御対象物の角速度検出をωdet、制御対象物のモータ慣性Jdy、回転損失Ddyとしたとき、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefと制御対象物の角速度検出ωdetの比から速度制御装置の伝達関数を次式とし、
ωdet/ωref={KI + (KP +FF)s }/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI} …(2)´
(ただし、KPは速度制御部の比例パラメータ、KIは速度制御部の積分パラメータ、FFはフィードフォワードのパラメータ、sはラプラス演算子)
前記角速度指令ωrefがステップ状指令である場合、前記(2)´式の分子多項式が分母多項式の定数項と等しくなるように
KI + (KP +FF)s=KI
としてFFを求め、
前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴としたものである。
本発明の第5は、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefがランプ指令である場合、前記(2)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次と等しくなるように
KI + (KP +FF)s=KI+(KP+Ddy)s
としてFFを求め、
前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴としたものである。
本発明の第6は、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefが加速度指令である場合、前記(2)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次+2次と等しくなるように
KI + (KP +FF)s=KI+(KP+Ddy)s+Jdys2
とし、ここからFF=KP+Ddy+Jdysとし、微分項にはJdys/G(s)(ただし、G(s)は相対次数1次以上の任意の伝達関数)として擬似微分を用いてFFを求め、
前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、フィードフォワード部FFを設け、制御対象物のモータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することで、定常偏差の無い速度制御部のKP,KIパラメータ及びFFパラメータの設定を可能とし、入力指令がステップ状、ランプ状、及び加速度の場合でも、それぞれ定常偏差の無い高応答な速度制御の実現が可能となるものである。
本発明の実施を示す速度制御装置の構成図。 本発明の説明のための速度制御装置の構成図。 本発明の実施を示す速度制御装置の構成図。 本発明の説明のための速度制御装置の構成図。 従来の速度制御装置の概略構成図。
本願発明は、速度制御装置のPI制御系の機械特性の伝達関数であるモータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することにより、一意に速度制御部の比例ゲインKP、積分ゲインKIのパラメータ、及びフィードフォワードFFのパラメータ設計を可能とし、これにより、入力指令値(角速度指令)がステップ指令、ランプ指令や加速度指令の場合でも定常偏差のない速度制御を可能としたものである。
以下、図に基づいて本発明の実施例を詳述する。
図1は、本発明の実施例1を示す2自由度制御によるI−P速度制御装置の概略構成図を示したものである。また、図2は2自由度制御の付加前によるI−P速度制御装置の構成図を示したものである。各図において、Jdyはモータ慣性[kgm2]、Ddyは回転損失[Nms/rad]、ωrefは角速度指令[rad/s]、ωdetは
角速度検出[rad/s]、sはラプラス演算子である。
図2に示すように、2自由度制御の付加されてないI−P速度制御装置の電流制御部2は速度制御の周波数帯域に影響を与えない高応答特性とすれば次式のようにすればよい。
Tdy={(KI/s)*(ωref−ωdet)}−(KP*ωdet) …(1)
{(Jdy*s)+Ddy}ωdet=Tdy …(2)
上記(1),(2)式からωdet/ωrefについて解くことにより
ωdet/ωref=KI/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI} …(3)
となる。
(3)式の分母多項式は2次式であり、定数項KIで分母多項式を割って定数項を1とした式の1次、2次の係数はKI,KPに関して独立になっている。したがって、(3)式の分母多項式が1+c1*s+c2*s2になるように係数比較を行うと
KP=(c1*Jdy/c2)−Ddy …(4)
KI=Jdy/c2 …(5)
となるようパラメータKP,KIを決定すればよい。例えば、全ての極がダンピング係数1となる二項計数型(s+1)2=1+2*s+1*s2を求め、sをs/wsで置き換え、その係数をc1,c2とすると、二項計数型では、c1=2/wc,c2=1/wc2となる。このc1,c2に対して、(4),(5)式で示されるI−P型の速度制御部1のパラメータKI,KPを決定する。
実施例1では、上記を前提とした速度制御部に、図1で示すようにフィードフォワードFFを付加して速度制御部10を構成したものである。
フィードフォワードFFを付加した場合のトルク電流指令Tdyは、
Tdy={(KI/s)*(ωref−ωdet)}−(KP*ωdet)+(FF*ωref)
…(6)
{(Jdy*s)+Ddy}ωdet=Tdy …(7)
上記(6)、(7)式からωdet/ωrefについて解くことにより
ωdet/ωref=(KI+FFs)/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI}…(8)
となり、速度制御部10に入力される制御対象物の角速度検出ωdetを、角速度指令ωref で割ることで速度制御装置の伝達関数が求まる。
次に、速度制御部10に入力される角速度指令ωrefがステップ状の指令である場合、このステップ指令の定常偏差がないようにするため分子多項式の零点を配置する。ステップ指令の定常偏差を除去するために、(8)式より、分子多項式の零点=分母多項式の定数項とすれば、
KI+FFs=KI …(9)
となる。すなわち、(8)式で求まった速度制御装置の伝達関数の分子項を、分母側の定数項である積分ゲインのパラメータKIと等価にすると、フィードフォワードのパラメータFFは、
FF=0 …(10)
になる。FF=0となることは、2自由度制御を付加しない状態と等価になる。
したがって、この実施例によれば、フィードフォワード部FFを設け、伝達関数の次数を分母次数の係数と同じとする。これにより、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することで、定常偏差の無い速度制御部10のKP,KIパラメータ及びFFパラメータの設定が可能となり、速度制御部への入力指令がステップ状の場合、定常偏差の無い高応答な速度制御の実現が可能となるものである。
この実施例は、角速度指令ωrefがランプ指令において、その定常偏差が発生しないようにして高応答な速度制御の実現を可能としたものである。速度制御部10のFFは、図1で示す実施例1と同様な方法で設計し、ランプ指令の定常偏差が生じないように分子多項式の零点を配置する。
(8)式より、分子多項式の零点=分母多項式の定数項+1次とすれば、
KI+FFs=KI+(KP+Ddy)s …(11)
となり、
FF=KP+Ddy …(12)
になり、ランプ指令の定常偏差の無い速度制御が可能になる。
したがって、この実施例によれば、伝達関数の次数を分母次数の係数と同じとする。これにより、速度制御部への入力指令がランプ指令の場合でも、実施例1と同様な高応答な速度制御の実現が可能となる。
この実施例は、速度制御部10への入力が加速度指令において、その定常偏差が発生しないようにして高応答な速度制御の実現を可能としたものである。速度制御部のFFは、図2で示す実施例1と同様な方法で設計し、加速度指令の定常偏差が生じないように分子多項式の零点を配置する。
(8)式より、分子多項式の零点=分母多項式の定数項+1次+2次とすれば、
KI+FFs=KI+(KP+Ddy)s+Jdys2 …(13)
となり、
FF=KP+Ddy +Jdys …(14)
になる。ここで
FF=KP+Ddy +Jdys/G(s) …(15)
とすることにより、加速度指令の定常偏差の無い速度制御が可能になる。
たたし、G(s)は相対次数1次以上の任意の伝達関数とする。
したがって、この実施例によれば、フィードフォワード部FFを設け、伝達関数の次数を分母次数の係数と同じとする。これにより、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することで、定常偏差の無い速度制御部10のKP,KIパラメータ及びFFパラメータの設定が可能となり、速度制御部へ入力される指令が加速度指令の場合でも、定常偏差の無い高応答な速度制御の実現が可能となるものである。
この実施例は、速度制御部の構成が上記した各実施例と異なる場合の例である。すなわち、図4は、2自由度制御の付加前によるPI速度制御装置の構成図を示したもので、角速度指令ωrefとフィードバックされた角速度検出ωdetとの偏差値を比例KPのパラメータとしたものである。
図4において、2自由度制御の付加されてないPI速度制御装置の電流制御部2は速度制御の周波数帯域に影響を与えない高応答特性とすれば次式のようにすればよい。
Tdy={(KP+KI/s)*(ωref−ωdet)} …(16)
{(Jdy*s)+Ddy}ωdet=Tdy …(17)
上記(16),(17)式からωdet/ωrefについて解くことにより
ωdet/ωref=(KPs+KI)/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI}
…(18)
となる。
(18)式の分母多項式は(3)式と同じであり、したがって、(4),(5)式により速度制御部1aのパラメータKP,KIを決定する。
実施例4では、図4の速度制御部1aに、図3で示すようにフィードフォワードFFを付加して速度制御部10aを構成したものである。
フィードフォワードFFを付加した場合の制御則は、
Tdy={(KP+KI/s)*(ωref−ωdet)}+(FF*ωref) …(19)
{(Jdy*s)+Ddy}ωdet=Tdy …(20)
上記(19),(20)式の制御則をωdet/ωrefについて解くことにより
ωdet/ωref={KI+(KP+FF)s}/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI} …(21)
となる。
次に、図3で示す速度制御装置への入力指令ωrefがステップ状の指令である場合、そのステップ入力指令の定常偏差が無いように分子多項式の零点を配置する。(21)式より、分子多項式の零点=分母多項式の定数項とすれば
KI+(KP+FF)s=KI …(22)
となり、
FF=−KP …(23)
になる。これによって、2自由度を付加しない状態となる実施例1と等価な式となる。
したがって、この実施例によれば、フィードフォワード部FFを設け、伝達関数の次数を分母次数の係数と同じとする。これにより、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することで、定常偏差の無い速度制御部10aのKP,KIパラメータ及びFFパラメータの設定が可能となり、速度制御部への入力指令がステップ状の場合でも、定常偏差の無い高応答な速度制御の実現が可能となるものである。
この実施例は、角速度指令ωrefがランプ指令の場合において、その定常偏差が発生しないようにして高応答な速度制御の実現を可能としたものである。速度制御部10aのFFは、図3で示す実施例4と同様な方法で設計し、ランプ指令の定常偏差が生じないよう分子多項式の零点を配置する。
(21)式より、分子多項式の零点=分母多項式の定数項+1次とすれば、
KI+(KP+FF)s=KI+(KP+Ddy)s …(24)
となり、
FF=Ddy …(25)
になり、ランプ指令の定常偏差の無い速度制御が可能になる。
したがって、この実施例によれば、フィードフォワード部FFを設け、伝達関数の次数を分母次数の係数と同じとする。これにより、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することで、定常偏差の無い速度制御部10aのKP,KIパラメータ及びFFパラメータの設定が可能となり、速度制御部への入力指令がランプ指令の場合でも、実施例4と同様な高応答な速度制御の実現が可能となる。
この実施例は、速度制御部10aへの入力が加速度指令において、その定常偏差が発生しないようにして高応答な速度制御の実現を可能としたものである。速度制御部10aのFFは、図3で示す実施例4と同様な方法で設計し、加速度指令の定常偏差が生じないように分子多項式の零点を配置する。
(21)式より、分子多項式の零点=分母多項式の定数項+1次+2次とすれば、
KI+(KP+FF)s=KI+(KP+Ddy)s+Jdys2 …(26)
となり、
FF=KP+Ddy +Jdys …(27)
になる。ここで
FF=KP+Ddy +Jdys/G(s) …(28)
とすることにより、加速度指令の定常偏差の無い速度制御が可能になる。
すなわち、(27)式で示す微分項を(28)式のようにJdys/G(s)
(たたし、G(s)は相対次数1次以上の任意の伝達関数)として擬似微分を用いることでFFを求める。
したがって、この実施例によれば、フィードフォワード部FFを設け、伝達関数の次数を分母次数の係数と同じとする。これにより、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、および周波数応答設定wcを設定することで、定常偏差の無い速度制御部10aのKP,KIパラメータ及びFFパラメータの設定が可能となり、速度制御部への入力指令が加速度指令の場合でも、定常偏差の無い高応答な速度制御の実現が可能となるものである。
1(1a,10,10a)… 速度制御部
2… 電流制御部
3… 機械特性部

Claims (6)

  1. 角速度指令値と角速度検出値による偏差信号を速度制御部の積分項に入力し、角度検出値を速度制御部の比例項に入力してトルク電流指令を演算し、求めたトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物をI−P制御するものにおいて、
    前記速度制御部にフィードフォワード部を設け、前記制御対象物の角速度検出をωdet、制御対象物のモータ慣性Jdy、回転損失Ddyとしたとき、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefと制御対象物の角速度検出ωdetの比から速度制御装置の伝達関数を次式とし、
    ωdet/ωref=(KI + FFs)/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI} …(1)´
    (ただし、KPは速度制御部の比例パラメータ、KIは速度制御部の積分パラメータ、FFはフィードフォワードのパラメータ、sはラプラス演算子)
    前記角速度指令ωrefがステップ状指令である場合、前記(1)´式の分子多項式が分母多項式の定数項と等しくなるように
    KI+FFs=KI
    としてFFを求め、
    前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで速度制御部の各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴とする速度制御装置。
  2. 前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefがランプ指令である場合、前記(1)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次と等しくなるように
    KI+FFs=KI+(KP+Ddy)s
    としてFFを求め、
    前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで速度制御部の各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴とした請求項1記載の速度制御装置。
  3. 前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefが加速度指令である場合、前記(1)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次+2次と等しくなるように
    KI+FFs=KI+(KP+Ddy)s+Jdys2
    としてFFを求め、
    前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴とする請求項1記載の速度制御装置。
  4. 速度制御部に角速度指令値と角速度検出値による偏差信号を入力してトルク電流指令を演算し、求めたトルク電流指令を基に電流制御部を介して制御対象物をPI制御するものにおいて、
    前記速度制御部にフィードフォワード部を設け、前記制御対象物の角速度検出をωdet、制御対象物のモータ慣性Jdy、回転損失Ddyとしたとき、前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefと制御対象物の角速度検出ωdet比から速度制御装置の伝達関数を次式とし、
    ωdet/ωref={KI + (KP +FF)s }/{Jdys2+(KP+Ddy)s+KI} …(2)´
    (ただし、KPは速度制御部の比例パラメータ、KIは速度制御部の積分パラメータ、FFはフィードフォワードのパラメータ、sはラプラス演算子)
    前記角速度指令ωrefがステップ状指令である場合、前記(2)´式の分子多項式が分母多項式の定数項と等しくなるように
    KI + (KP +FF)s=KI
    としてFFを求め、
    前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴とする速度制御装置。
  5. 前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefがランプ指令である場合、前記(2)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次と等しくなるように
    KI + (KP +FF)s=KI+(KP+Ddy)s
    としてFFを求め、
    前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴とする請求項4記載の速度制御装置。
  6. 前記速度制御部に入力される角速度指令ωrefが加速度指令である場合、前記(2)´式の分子多項式が分母多項式の定数項+1次+2次と等しくなるように
    KI + (KP +FF)s=KI+(KP+Ddy)s+Jdys2
    とし、ここからFF=KP+Ddy+Jdysとし、微分項にはJdys/G(s)(ただし、G(s)は相対次数1次以上の任意の伝達関数)として擬似微分を用いてFFを求め、
    前記速度制御部を、モータ慣性Jdy、回転損失Ddy、及び周波数応答設定wcを設定することで各パラメータKP,KIを求めて構成したことを特徴とする請求項4記載の速度制御装置。
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