JP2006302201A - サーボ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各軸の振動特性に差がある場合でも、軌跡制御精度の劣化を招くことなく、制御対象の振動を抑制することができるようにする。
【解決手段】 位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させる振動抑制フィルタ1と、所定の周波数領域において振動抑制フィルタ1の応答特性と一致する応答特性を有し、第2の軸の位置指令を入力する応答特性補正フィルタ4とを設け、第1の軸の位置検出信号が振動抑制フィルタ1から出力された振動抑制フィルタ信号に追従するように第1の軸を駆動し、第2の軸の位置検出信号が応答特性補正フィルタ4から出力された補正フィルタ信号に追従するように第2の軸を駆動する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、工作機械の送り軸や、産業ロボットのアームのような負荷機械をモータによって駆動するサーボ制御装置に関するものであり、特に、2つ以上の軸を有する機械において軌跡制御を行うサーボ制御装置に関するものである。
従来のサーボ制御装置は、指令位置である目標軌道をGm(s)で表される軌道生成モデルに入力して、その軌道生成モデルGm(s)の出力信号を目標位置信号とし、負荷機械の位置検出信号が目標位置信号に追従するように制御することで、負荷機械に生じる振動を抑制している。
軌道生成モデルGm(s)は、目標軌道に含まれる主共振周波数のパワーを低下させるように、次式で与えられる(例えば、特許文献1参照)。
Figure 2006302201
ただし、ωrは抑制したい振動の周波数、ζrは減衰比、sはラプラス演算子である。
ここで、このようなサーボ制御装置を用いて軌跡制御を実施する場合を考察する。
軌跡制御では、指令軌跡形状と送り速度から求められる各軸の位置指令に基づいてサーボ制御が行われ、各軸の実際の動きを示す応答位置から応答軌跡形状が形成される。
ただし、各軸の振動特性に差があると、各軸の指令位置から応答位置までの応答特性に差が生じ、その結果として、指令軌跡形状と応答軌跡形状の間に誤差が生じる。
例えば、X軸の剛性は低いが、Y軸の剛性が高い機械系に対して、指令軌跡として真円形状の指令を与えた場合、応答軌跡はX軸方向に短く、Y軸方向に長い楕円状の軌跡となる。
これは、下記の特許文献1における軌道生成モデルGm(s)のゲイン特性が、抑制したい振動の周波数ωrと減衰比ζrに依存するため、その振動周波数ωr及び減衰比ζrが軸によって異なると、各軸の指令位置から応答位置までのゲイン特性が異なってしまうことに起因する。
また、指令軌跡として真円形状の指令を与えた場合には、その応答軌跡が軸方向に対して斜めの方向に楕円化することもある。
これは、下記の特許文献1における軌道生成モデルGm(s)の位相特性が、抑制したい振動の周波数ωrと減衰比ζrに依存するため、その振動周波数ωr及び減衰比ζrが軸によって異なると、各軸の指令位置から応答位置までの位相特性が異なってしまって、軸間の同期が取れなくなることに起因する。
一方、各軸の目標位置信号から位置検出信号までの伝達特性を駆動系伝達特性とするとき、軌道生成モデルGm(s)が駆動系伝達特性の完全な逆特性を有していれば、各軸の指令位置から応答位置までのゲイン特性及び位相特性を一致させることが可能であるが、そのためには、全ての軸の駆動系伝達特性を完全に把握することが必要となり、実現が非常に困難となる。また、軌道生成モデルGm(s)の構成が複雑になり、多数のパラメータの設定が必要になるので、サーボ制御装置の調整作業が困難となり、調整に長時間を要する。
特開2001−249702号公報(段落番号[0053]から[0056]、図2)
従来のサーボ制御装置は以上のように構成されているので、軌跡制御を実施する際、指令位置をノッチフィルタである軌道生成モデルGm(s)に入力すると、制御対象の振動を抑制することができる。しかし、各軸の振動特性に差がある場合、各軸の応答性に差が生じるため、実際の軌跡が指令した軌跡からずれて、軌跡制御精度が劣化することがある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、各軸の振動特性に差がある場合でも、軌跡制御精度の劣化を招くことなく、制御対象の振動を抑制することができるサーボ制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係るサーボ制御装置は、第1の軸の位置指令を入力して、その位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させる振動抑制フィルタと、所定の周波数領域において振動抑制フィルタの応答特性と一致する応答特性を有し、第1の軸以外の軸の位置指令を入力する応答特性補正フィルタとを設け、第1の軸の位置検出信号が振動抑制フィルタから出力された位置指令に追従するように第1の軸を駆動し、第1の軸以外の軸の位置検出信号が応答特性補正フィルタから出力された位置指令に追従するように第1の軸以外の軸を駆動するようにしたものである。
この発明によれば、第1の軸の位置指令を入力して、その位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させる振動抑制フィルタと、所定の周波数領域において振動抑制フィルタの応答特性と一致する応答特性を有し、第1の軸以外の軸の位置指令を入力する応答特性補正フィルタとを設け、第1の軸の位置検出信号が振動抑制フィルタから出力された位置指令に追従するように第1の軸を駆動し、第1の軸以外の軸の位置検出信号が応答特性補正フィルタから出力された位置指令に追従するように第1の軸以外の軸を駆動するように構成したので、各軸の振動特性に差がある場合でも、軌跡制御精度の劣化を招くことなく、制御対象の振動を抑制することができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるサーボ制御装置を示す構成図であり、図において、振動抑制フィルタ1は第1の軸の位置指令を入力して、その位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させるフィルタ演算を実施し、その演算結果である振動抑制フィルタ信号を第1の軸駆動部2に出力する。
第1の軸駆動部2は第1の軸の位置検出信号が振動抑制フィルタ1から出力された振動抑制フィルタ信号に追従するようなトルク指令信号を第1の軸モータ3に出力する。
第1の軸モータ3は第1の軸駆動部2から出力されたトルク指令信号によって第1の軸を駆動する。
応答特性補正フィルタ4は所定の周波数領域において振動抑制フィルタ1の応答特性(ゲイン特性、位相特性)と一致する応答特性(ゲイン特性、位相特性)を有し、第2の軸(第1の軸以外の軸)の位置指令を入力してフィルタ演算を実施し、その演算結果である補正フィルタ信号を第2の軸駆動部5に出力する。
第1の軸以外の軸駆動部である第2の軸駆動部5は第2の軸の位置検出信号が応答特性補正フィルタ4から出力された補正フィルタ信号に追従するようなトルク指令信号を第2の軸モータ6に出力する。
第2の軸モータ6は第2の軸駆動部5から出力されたトルク指令信号によって第2の軸を駆動する。
次に動作について説明する。
例えば、サーボ制御装置が第1の軸と第2の軸を有する機械を軌跡制御する場合、振動抑制フィルタ1が第1の軸の位置指令を入力して、その位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させるフィルタ演算を実施し、その演算結果である振動抑制フィルタ信号を第1の軸駆動部2に出力する。なお、振動抑制フィルタ1のフィルタ演算の内容は後述する。
第1の軸駆動部2は、振動抑制フィルタ1から振動抑制フィルタ信号を受けると、フィードバック制御やフィードフォワード制御を実施することにより、第1の軸の位置検出信号が振動抑制フィルタ1から出力された振動抑制フィルタ信号に追従するようなトルク指令信号を第1の軸モータ3に出力する。
なお、第1の軸駆動部2の具体的構成は、例えば、特開平6−30578公報の図1に記載されているものを用いることができる。
第1の軸モータ3は、第1の軸駆動部2から出力されたトルク指令信号によって第1の軸を駆動する。
これにより、第1の軸の振動が抑制されながら、第1の軸が駆動される。
応答特性補正フィルタ4は、所定の周波数領域において、振動抑制フィルタ1のゲイン特性と一致するゲイン特性を有するとともに、振動抑制フィルタ1の位相特性と一致する位相特性を有しており、第2の軸の位置指令を入力すると、フィルタ演算を実施して、その演算結果である補正フィルタ信号を第2の軸駆動部5に出力する。なお、応答特性補正フィルタ4のフィルタ演算の内容は後述する。
第2の軸駆動部5は、応答特性補正フィルタ4から補正フィルタ信号を受けると、フィードバック制御やフィードフォワード制御を実施することにより、第2の軸の位置検出信号が応答特性補正フィルタ4から出力された補正フィルタ信号に追従するようなトルク指令信号を第2の軸モータ6に出力する。
なお、第2の軸駆動部5の具体的構成は、第1の軸駆動部2と同様の構成を用いればよい。
第2の軸モータ6は、第2の軸駆動部5から出力されたトルク指令信号によって第2の軸を駆動する。
ここで、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の位相特性が一致するために必要な条件について説明する。
まず、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(s)は、ラプラス演算子sの有理多項式で表すことができる。
連続時間伝達関数Gv(s)は、分子次数をnv、分母次数をmv、kを1からnvまでの整数として分子多項式のk次の係数をbvk、jを1からmvまでの整数として分母多項式のj次の係数をavjとすると、次の式(2)で表すことができる。
Figure 2006302201
振動抑制フィルタ1は、第1の軸の位置指令に含まれている特定の周波数成分を減衰させる特性(ノッチ特性)を有するため、ノッチフィルタと呼ばれることもある。この振動抑制フィルタ1により減衰される振動成分の周波数をノッチ周波数とする。
また、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(s)は、ラプラス演算子sの有理多項式で表すことができる。
連続時間伝達関数Gr(s)は、分子次数をnr、分母次数をmr、kを1からnrまでの整数として分子多項式のk次の係数をbrk、jを1からmrまでの整数として分母多項式のj次の係数をarjとすると、次の式(3)で表すことができる。
Figure 2006302201
振動抑制フィルタ1の位相特性φv(ω)は、連続時間伝達関数Gv(s)の変数sにjωを代入して得られる振動抑制フィルタ1の周波数伝達関数Gv(jω)の偏角∠Gv(jω)により求められる。
ここで、jは虚数単位であり、ωは周波数である。
周波数ωが連続時間伝達関数Gv(s)の極及び零点の実部の絶対値よりも十分に小さい領域(1次近似可能周波数領域)では、周波数ωの2次以上の項は、周波数ωの1次の項よりも十分に小さいとして無視することができるため、振動抑制フィルタ1の位相特性φv(ω)は、周波数伝達関数Gv(jω)の偏角∠Gv(jω)の1次近似である周波数ωの1次式で表すことができる。
応答特性補正フィルタ4の位相特性φr(ω)は、連続時間伝達関数Gr(s)の変数sにjωを代入して得られる応答特性補正フィルタ4の周波数伝達関数Gr(jω)の偏角∠Gr(jω)により求められる。
周波数ωが連続時間伝達関数Gr(s)の極及び零点の実部の絶対値よりも十分に小さい領域(1次近似可能周波数領域)では、周波数ωの2次以上の項は、周波数ωの1次の項よりも十分に小さいとして無視することができるため、応答特性補正フィルタ4の位相特性φr(ω)は、周波数伝達関数Gr(jω)の偏角∠Gr(jω)の1次近似である周波数ωの1次式で表すことができる。
よって、振動抑制フィルタ1の位相特性φv(ω)と応答特性補正フィルタ4の位相特性φr(ω)とが等しくなるように、即ち、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の1次近似した位相特性が等しくなる関係式が成立するように、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(s)の分子多項式及び分母多項式の係数と、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(s)の分子多項式及び分母多項式の係数とを定めることにより、周波数ωが小さい領域(1次近似可能周波数領域)において、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の位相特性を一致させることができる。
振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の1次近似した位相特性が等しくなる関係式は、次の式(4)で表される。
r1−ar1=bv1−av1 (4)
式(4)から明らかなように、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(s)の分子多項式の1次の係数bv1と分母多項式の1次の係数av1との差と、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(s)の分子多項式の1次の係数br1と分母多項式の1次の係数ar1との差とを等しくすれば、周波数ωが小さい領域(1次近似可能周波数領域)において、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の位相特性を一致させることができる。即ち、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の位相特性の差を“0”にすることができる。
次に、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4のゲイン特性を一致させるために必要な条件について説明する。
振動抑制フィルタ1のゲイン特性Mv(ω)は、振動抑制フィルタ1の周波数伝達関数Gv(jω)の絶対値|Gv(jω)|により求められる。
周波数ωが周波数伝達関数Gv(s)の極及び零点の実部の絶対値よりも十分に小さい領域(1次近似可能周波数領域)では、周波数ωの2次以上の項は、周波数ωの1次の項よりも十分に小さいとして無視することができるため、振動抑制フィルタ1のゲイン特性Mv(ω)は、周波数伝達関数Gv(jω)の絶対値|Gv(jω)|の1次近似である周波数ωの1次式で表すことができる。
応答特性補正フィルタ4のゲイン特性Mr(ω)は、応答特性補正フィルタ4の周波数伝達関数Gr(jω)の絶対値|Gr(jω)|により求められる。
周波数ωが周波数伝達関数Gr(s)の極及び零点の実部の絶対値よりも十分に小さい領域(1次近似可能周波数領域)では、周波数ωの2次以上の項は、周波数ωの1次の項よりも十分に小さいとして無視することができるため、応答特性補正フィルタ4のゲイン特性Mr(ω)は、周波数伝達関数|Gr(jω)|の1次近似である周波数ωの1次式で表すことができる。
よって、振動抑制フィルタ1のゲイン特性Mv(ω)と応答特性補正フィルタ4のゲイン特性Mr(ω)が等しくなるように、即ち、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の1次近似したゲイン特性が等しくなる関係式が成立するように、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の分子多項式及び分母多項式の係数と、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の分子多項式及び分母多項式の係数とを定めることにより、周波数ωが小さい領域(1次近似可能周波数領域)において、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4のゲイン特性を一致させることができる。
振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の1次近似したゲイン特性が等しくなる関係式は、次の式(5)で表される。
Figure 2006302201
式(5)から明らかなように、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の分子多項式の1次の係数bv1及び2次の係数bv2と、分母多項式の1次の係数av1及び2次の係数av2と、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の分子多項式の1次の係数br1及び2次の係数br2と、分母多項式の1次の係数ar1及び2次の係数ar2とを、式(5)が成立するように定めることにより、周波数ωが小さい領域(1次近似可能周波数領域)において、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4の位相特性を一致させることができる。即ち、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4のゲイン特性の差を“0”にすることができる。
次に、サーボ制御装置に対する指令軌跡形状と応答軌跡形状を一致させるには、低い周波数領域において、指令位置から応答位置までの各軸の応答特性を一致させればよい。ここでは、ゲイン特性と位相特性を合わせて応答特性と称する。
低い周波数領域の範囲を厳密に定めることは難しいが、目安としては、振動抑制フィルタ1のノッチ周波数よりも小さい周波数領域、ないしは、振動抑制フィルタ1のノッチ周波数の1/5程度以下の領域とすることができる。
特に、円弧指令時の指令軌跡形状と応答軌跡形状を一致させるには、円弧指令速度を円弧指令半径で除して得られる円弧指令周波数において、指令位置から応答位置までの応答特性が各軸で一致していればよい。
円弧指令周波数は、通常用いられる範囲では、1次近似可能周波数領域の範囲内にあるため、式(4)及び式(5)が成立するように、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)及び応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)における分子多項式係数と分母多項式係数を設定することにより、1次近似可能周波数領域において、振動抑制フィルタ1と応答特性補正フィルタ4のゲイン特性及び位相特性が一致して、円弧指令時の指令軌跡形状が応答軌跡形状と一致する。
この実施の形態1では、例えば、振動抑制フィルタ1は、図2に示すように、分子次数を“2”、分母次数を“2”とするものを用いるものとする。また、応答特性補正フィルタ4は、図3に示すように、分子次数を“2”、分母次数を“2”とするものを用いるものとする。
第1の軸駆動部2に入力される位置指令(振動抑制フィルタ信号)から第1の軸の位置検出信号までの制御系を第1の軸の駆動制御系とすると、振動抑制フィルタ1では、入力信号である第1の軸の位置指令に含まれている所定の周波数成分、即ち、第1の軸の駆動制御系の共振周波数成分を減衰させるフィルタ演算が行われる。
したがって、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)における分子多項式の1次の係数bv1及び2次の係数bv2は、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の零点(分子多項式の根)が、第1の軸の駆動制御系の共振周波数ωn及び減衰比ζnから決まる第1の軸の駆動制御系の振動極と一致するように、次の式(6)で設定される。
Figure 2006302201
ただし、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)における分母多項式の1次の係数av1及び2次の係数av2は、設定のし易さを考慮して0としている。
応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)における各係数は、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の各係数から、ゲイン特性を一致させるための条件である式(5)と、位相特性を一致させるための条件である式(4)とが成立するように設定する。
具体的には、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)における各係数の設定は、図4に示すように、フィルタ係数設定部7が、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の各係数に応じて、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の各係数を設定する。
ここでは、設定のし易さを考慮して、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の分母多項式の1次の係数ar1及び2次の係数ar2を“0”にして、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の分子多項式の1次の係数br1及び2次の係数br2を、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の分子多項式の1次の係数bv1及び2次の係数bv2と等しくしている。
なお、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の係数が固定的に使用される場合には、その係数の初期設定時だけ、フィルタ係数設定部7がサーボ制御装置に搭載されていれば足りるが、実際にサーボ制御装置が使用されているとき、振動抑制フィルタ1のフィルタ係数が変化することがある場合、フィルタ係数設定部7がサーボ制御装置に常時搭載されていれば、振動抑制フィルタ1のフィルタ係数が変化しても、常に、応答特性補正フィルタ4のフィルタ係数の最適化を図ることができる。
次に、この実施の形態1の効果を数値シミュレーションを用いて説明する。
図5はサーボ制御装置と制御対象を示す説明図であり、図において、x軸用サーボ制御装置21は図1の振動抑制フィルタ1及び第1の軸駆動部2から構成されており、y軸用サーボ制御装置22は図1の応答特性補正フィルタ4及び第2の軸駆動部5から構成されている。
また、x軸用モータ23は図1の第1の軸モータ3に相当し、y軸用モータ24は図1の第2の軸モータ6に相当する。
第1の軸をx軸、第2の軸をy軸として、x軸は剛性が低く、共振周波数が50Hzで、減衰比0.1の振動特性を有するものとする。y軸は十分剛性が高いものとする。
図6はこの実施の形態1のサーボ制御装置に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示しており、図7は先の特許文献1に記載されているサーボ制御装置に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示している。
図6及び図7の例では、円弧の指令半径が25mm、送り速度が5000mm/min、指令方向が反時計回りである。また、応答軌跡は指令半径を基準にして、半径方向に50倍に拡大しており、半径方向の目盛りの1目盛りが50μmに相当する。
図7の例では、応答軌跡が楕円状となっているのに対して、図6の例では、応答軌跡が真円形状となっていることがわかる。
このように、図1の振動抑制フィルタ1及び第1の軸駆動部2から構成されているx軸用サーボ制御装置21がx軸を振動させることなくx軸用モータ23を駆動し、図1の応答特性補正フィルタ4及び第2の軸駆動部5から構成されているy軸用サーボ制御装置22がy軸用モータ24を駆動することにより、円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡の形状を一致させることができる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、第1の軸の位置指令を入力して、その位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させる振動抑制フィルタ1と、所定の周波数領域において振動抑制フィルタ1の応答特性と一致する応答特性を有し、第2の軸の位置指令を入力する応答特性補正フィルタ4とを設け、第1の軸の位置検出信号が振動抑制フィルタ1から出力された振動抑制フィルタ信号に追従するように第1の軸を駆動し、第2の軸の位置検出信号が応答特性補正フィルタ4から出力された補正フィルタ信号に追従するように第2の軸を駆動するように構成したので、x軸とy軸の振動特性に差がある場合でも、軌跡制御精度の劣化を招くことなく、x軸の振動を抑制することができる効果を奏する。
また、振動抑制フィルタ1は第1の軸の軸駆動系の共振周波数ωn及び減衰比ζnで表される振動特性に基づいて設定することができ、応答特性補正フィルタ4は振動抑制フィルタ1のフィルタ係数に基づいて設定することができるので、すべての軸の駆動系の伝達特性を完全に把握する必要がない。したがって、容易に実現が可能であり、サーボ制御装置の調整作業の簡単化を図ることができる効果を奏する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、特に言及していないが、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)が実数ではない零点(虚部が“0”でない複素数の零点)を有する場合、ステップ応答が振動的になる。
ステップ応答が振動的になると、円弧指令時には問題にならないが、コーナ形状の指令の場合には、コーナ通過時の応答軌跡が振動的になるため、指令軌跡からの誤差が大きくなることがある。
そこで、この実施の形態2では、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)が零点を持たないようにしている。あるいは、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)が持つ零点のすべてが実数であるようにしている。
具体的には、応答特性補正フィルタ4の分子次数が“2”の場合、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)における分子多項式が実数根を持つように、即ち、次の式(7)が成立するように、その分子多項式の係数br1及びbr2を設定する。
r1 2−4br2≧0 (7)
振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)における分子多項式の係数bv1及びbv2は、上記実施の形態1と同様に設定する。
また、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)における分母多項式の係数av1及びav2は、後で定める応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)における各係数の設定のし易さを考慮して、分母多項式の1次の係数av1を分子多項式の1次の係数bv1と等しく設定し、2次の係数av2を“0”に設定する。
次に、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の各係数は、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の各係数に応じて設定する。この際、ゲイン特性を一致させるための条件である式(5)と、位相特性を一致させるための条件である式(4)と、零点がすべて実数となる条件である式(7)とが成立するように設定する。
これらの各係数の設定も、図4のフィルタ係数設定部7が、振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)の各係数に応じて、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)の各係数を設定するが、設定のし易さを考慮して、応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数Gr(jω)における分子多項式の2次の係数br2を振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数Gv(jω)における分子多項式の2次の係数bv2と等しくし、1次の係数br1は2次の係数br2から式(7)の等号が成立するように設定する。
また、分母多項式の1次の係数ar1は分子多項式の1次の係数br1と等しくし、2次の係数ar2は“0”に設定する。
以上より、この実施の形態2における振動抑制フィルタ1及び応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数における分子多項式係数と分母多項式係数は、次の式のようになる。
Figure 2006302201
振動抑制フィルタ1の連続時間伝達関数をGv2(s)とすると、連続時間伝達関数Gv2(s)は、次の式(9)で表される。
Figure 2006302201
また、上記のようにして、係数が設定された応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数をGr2(s)とすると、連続時間伝達関数Gr2(s)は、次の式(10)で表される。
Figure 2006302201
次に、この実施の形態1の効果を数値シミュレーションを用いて説明する。
第1の軸をx軸、第2の軸をy軸として、x軸は剛性が低く、共振周波数が50Hzで、減衰比0.1の振動特性を有するものとする。y軸は十分剛性が高いものとする。
図8はこの実施の形態2のサーボ制御装置(図5を参照)に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示しており、図9は上記実施の形態1のサーボ制御装置(図5を参照)に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示している。
図8及び図9の例では、コーナの速度が500mm/min、コーナの角度が90度である。
図9の例では、応答軌跡がコーナ通過時に振動的となり、指令軌跡からの誤差が大きくなっているのに対し、図8の例では、応答軌跡が振動的にならずにコーナを通過していることがわかる。
なお、この実施の形態2においても、円弧指令時の応答軌跡が楕円化しないことを示すため、サーボ制御装置に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を図10に示している。
円弧の指令半径が25mm、送り速度が5000mm/min、指令方向が反時計回りである。また、応答軌跡は指令半径を基準にして半径方向に50倍に拡大しており、半径方向の目盛りの1目盛りが50μmに相当する。図10に示すように、円弧指令時の応答軌跡も図6と同様に、真円となっており、先行技術に見られるような楕円化が生じない。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、応答特性補正フィルタ4の伝達特性を連続時間伝達関数で表現するとき、その応答特性補正フィルタ4の伝達関数が零点を持たない伝達関数、あるいは、すべての零点が実数である伝達関数であるように構成したので、コーナ通過時の応答軌跡が振動的にならず、指令軌跡との誤差が大きくなる状況を防止することができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、制御軸数が2軸の場合について説明したが、制御軸数が3軸以上であってもよい。
この場合、上記実施の形態1,2における第2の軸は、第1の軸以外の軸に置き換えて適用される。即ち、第1の軸以外の全ての軸には、第2の軸に挿入している応答特性補正フィルタ4と同一の応答特性補正フィルタを挿入すればよい。
また、上記実施の形態1,2では、振動抑制フィルタ1及び応答特性補正フィルタ4の連続時間伝達関数に基づいて、振動抑制フィルタ1及び応答特性補正フィルタ4の伝達特性を説明したが、同じ特性を有する離散時間伝達関数に基づいて設計されたデジタルフィルタを用いるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態1,2では、第1の軸が、剛性が低く振動が生じる軸であり、第2の軸が、剛性が高く振動が生じない軸であるものとして説明したが、第1の軸と第2の軸の双方が、剛性が低く振動が生じる軸であってもよい。
この場合、第2の軸の振動を抑制するための振動抑制フィルタ1を第2の軸の応答特性補正フィルタ4の前段又は後段に新たに挿入し、第2の軸に新たに挿入した振動抑制フィルタと所定の周波数領域でゲイン・位相特性が同じである応答特性補正フィルタ4を第1の軸の振動抑制フィルタ1の前段又は後段に挿入すればよい。
また、上記実施の形態1,2では、第1の軸モータ3及び第2の軸モータ6が回転型でトルクを発生するものとして説明したが、リニアモータのように推力を得るものであってもよい。
この場合、上記実施の形態1,2におけるトルクを推力に置き換えることによって、同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1によるサーボ制御装置を示す構成図である。 振動抑制フィルタの連続時間伝達関数を示す説明図である。 応答特性補正フィルタの連続時間伝達関数を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による他のサーボ制御装置を示す構成図である。 サーボ制御装置と制御対象を示す説明図である。 この実施の形態1のサーボ制御装置に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示す説明図である。 従来のサーボ制御装置に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示す説明図である。 この実施の形態2のサーボ制御装置に対するコーナ指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示す説明図である。 この実施の形態1のサーボ制御装置に対するコーナ指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示す説明図である。 この実施の形態2のサーボ制御装置に対する円弧指令時の指令軌跡と応答軌跡のシミュレーション結果を示す説明図である。
符号の説明
1 振動抑制フィルタ、2 第1の軸駆動部、3 第1の軸モータ、4 応答特性補正フィルタ、5 第2の軸駆動部(第1の軸以外の軸駆動部)、6 第2の軸モータ、7 フィルタ係数設定部、21 x軸用サーボ制御装置、22 y軸用サーボ制御装置、23 x軸用モータ、24 y軸用モータ。

Claims (6)

  1. 第1の軸の位置指令を入力して、その位置指令に含まれている所定の周波数成分を減衰させる振動抑制フィルタと、第1の軸の位置検出信号が上記振動抑制フィルタから出力された位置指令に追従するように第1の軸を駆動する第1の軸駆動部と、所定の周波数領域において上記振動抑制フィルタの応答特性と一致する応答特性を有し、第1の軸以外の軸の位置指令を入力する応答特性補正フィルタと、第1の軸以外の軸の位置検出信号が上記応答特性補正フィルタから出力された位置指令に追従するように第1の軸以外の軸を駆動する第1の軸以外の軸駆動部とを備えたサーボ制御装置。
  2. 応答特性補正フィルタは、所定の周波数領域において、振動抑制フィルタのゲイン特性と一致するゲイン特性を有するとともに、その振動抑制フィルタの位相特性と一致する位相特性を有していることを特徴とする請求項1記載のサーボ制御装置。
  3. 振動抑制フィルタの伝達特性を連続時間伝達関数で表現するとともに、応答特性補正フィルタの伝達特性を連続時間伝達関数で表現するとき、その振動抑制フィルタの伝達関数における分子多項式の1次の係数と分母多項式の1次の係数との差と、その応答特性補正フィルタの伝達関数における分子多項式の1次の係数と分母多項式の1次の係数との差が等しいことを特徴とする請求項1または請求項2記載のサーボ制御装置。
  4. 振動抑制フィルタの伝達特性を連続時間伝達関数で表現するとともに、応答特性補正フィルタの伝達関数を連続時間伝達関数で表現するとき、その振動抑制フィルタの伝達関数における分子多項式及び分母多項式の1次及び2次の係数と、その応答特性補正フィルタの伝達関数における分子多項式及び分母多項式の1次及び2次の係数との間で、その振動抑制フィルタと上記応答特性補正フィルタのゲイン特性が所定の周波数領域で等しくなる所定の関係式が成立することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のサーボ制御装置。
  5. 応答特性補正フィルタの伝達特性を連続時間伝達関数で表現するとき、その応答特性補正フィルタの伝達関数が零点を持たない伝達関数、あるいは、すべての零点が実数である伝達関数であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のサーボ制御装置。
  6. 振動抑制フィルタの伝達関数の係数に応じて、応答特性補正フィルタの伝達関数の係数を設定するフィルタ係数設定部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のサーボ制御装置。
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