JP7004400B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関する。
補強コードを被覆樹脂で被覆してなる補強コード部材(以下、「樹脂被覆コード」という)を、タイヤ骨格部材の外周にタイヤ周方向に螺旋状に巻いて接合したベルトを有するものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2014-210487号公報
上記従来技術のように樹脂被覆コードを螺旋状に巻いて接合してベルトを形成した場合には、樹脂被覆コードの端部位置でタイヤ軸方向に配設された樹脂被覆コードの本数が変化する。すなわち、タイヤ軸方向において、樹脂被覆コードの端部位置でベルトのタイヤ軸方向の曲げ剛性が大きく変化する。
この結果、タイヤ成形するための加硫成形時に圧力と熱によって樹脂被覆コードの端部の一本内側に配設された樹脂被覆コードに曲げ応力が集中して作用して歪みを生じ、タイヤ耐久性に影響を与える。この点において改善の余地がある。
本発明は、樹脂被覆コードを螺旋状に巻いて構成されたベルトを有するタイヤの耐久性を向上させることを目的とする。
第1の態様に係るタイヤは、環状のタイヤ骨格部材と、
補強コードを被覆樹脂で被覆して構成された樹脂被覆コードが前記タイヤ骨格部材の外周にタイヤ周方向に螺旋状に巻かれて前記タイヤ骨格部材に接合されると共に、前記樹脂被覆コードにおけるタイヤ軸方向に互いに隣接する部分同士が接合されたベルトと、
を備え、前記樹脂被覆コードの端部は、タイヤ軸方向内側に隣接する前記樹脂被覆コードに接合されていると共に、タイヤ径方向に沿った断面の面積が当該樹脂被覆コードの末端に向かって減少すると共に、前記樹脂被覆コードの周回方向において前記末端に向ってタイヤ径方向高さが減少し、前記補強コードが前記樹脂被覆コードの端面に露出されている。
このタイヤでは、樹脂被覆コードがタイヤ骨格部材の外周(タイヤ径方向外側)に螺旋状に巻かれてタイヤ骨格部材に接合されると共に、隣接する樹脂被覆コード同士が接合されてベルトが形成されている。
この樹脂被覆コードの端部では、タイヤ径方向に沿った断面の面積がその末端に向って減少されている。したがって、タイヤ周回方向において、ベルトの曲げ剛性が樹脂被覆コードの末端位置近傍で大きく変化すること(剛性段差)が抑制される。
この結果、タイヤの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コードの端部とそのタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コードに曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤの耐久性が向上する。
なお、この樹脂被覆コードは、樹脂被覆コードの端面に補強コードの端部が露出されている。したがって、長尺状に形成された樹脂被覆コードを端部(端面形状)に合わせて切断するだけで、樹脂被覆コードの端部を形成することができる。
また、このタイヤでは、樹脂被覆コードの端部においてタイヤ径方向高さが末端に向って減少している。すなわち、樹脂被覆コードの端部では、タイヤ径方向断面の面積が末端に向かって減少している。この結果、樹脂被覆コードが螺旋状に巻かれることによって形成されたベルトにおいて、タイヤ周方向における樹脂被覆コードの末端位置近傍の剛性段差が緩和される。
したがって、タイヤの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コードの端部とそのタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コードに曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤの耐久性が向上する。
の態様は、第の態様に係るタイヤにおいて、前記樹脂被覆コードの端部には、タイヤ軸方向視でタイヤ径方向外側からタイヤ径方向内側に向って前記末端側に傾斜したテーパ面が形成されている。
このタイヤでは、樹脂被覆コードの端部において、タイヤ軸方向視でタイヤ径方向外側からタイヤ径方向内側に向って樹脂被覆コードの末端側に傾斜したテーパ面が形成されている。したがって、樹脂被覆コードの端部では、末端に向ってタイヤ径方向高さが漸減している。すなわち、樹脂被覆コードの端部では末端に向ってタイヤ径方向断面の面積が漸減している。
この結果、樹脂被覆コードが螺旋状に巻かれることによって形成されたベルトにおいて、タイヤ周方向における樹脂被覆コードの末端位置の剛性段差が緩和される。
したがって、タイヤの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コードの端部とそのタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コードに曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤの耐久性が向上する。
の態様は、前記樹脂被覆コードの端部は、環状のタイヤ骨格部材と、補強コードを被覆樹脂で被覆して構成された樹脂被覆コードが前記タイヤ骨格部材の外周にタイヤ周方向に螺旋状に巻かれて前記タイヤ骨格部材に接合されると共に、前記樹脂被覆コードにおけるタイヤ軸方向に互いに隣接する部分同士が接合されたベルトと、を備え、前記樹脂被覆コードの端部は、タイヤ軸方向内側に隣接する前記樹脂被覆コードに接合されていると共に、タイヤ径方向に沿った断面の面積が当該樹脂被覆コードの末端に向かって減少すると共に、前記末端側のタイヤ軸方向外側の稜線が面取りされており、前記補強コードが前記樹脂被覆コードの端面に露出されている。
このタイヤでは、樹脂被覆コードがタイヤ骨格部材の外周(タイヤ径方向外側)に螺旋状に巻かれてタイヤ骨格部材に接合されると共に、隣接する樹脂被覆コード同士が接合されてベルトが形成されている。
この樹脂被覆コードの端部では、タイヤ径方向に沿った断面の面積がその末端に向って減少されている。したがって、タイヤ周回方向において、ベルトの曲げ剛性が樹脂被覆コードの末端位置近傍で大きく変化すること(剛性段差)が抑制される。
この結果、タイヤの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コードの端部とそのタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コードに曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤの耐久性が向上する。
なお、この樹脂被覆コードは、樹脂被覆コードの端面に補強コードの端部が露出されている。したがって、長尺状に形成された樹脂被覆コードを端部(端面形状)に合わせて切断するだけで、樹脂被覆コードの端部を形成することができる。
また、このタイヤでは、樹脂被覆コードの端部において、末端側のタイヤ軸方向外側の稜線が面取りされている。
この結果、樹脂被覆コードが螺旋状に巻かれることによって形成されたベルトにおいて、樹脂被覆コードの端部における剛性段差が一層緩和される。
したがって、タイヤの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コードの端部とそのタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コードに曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤの耐久性が向上する。
本発明によれば、樹脂被覆コードを螺旋状に巻いて構成されたベルトを有するタイヤの耐久性を向上させることができる。
第1実施形態に係るタイヤを示すタイヤ径方向断面図である。 第1実施形態に係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示すタイヤ径方向視図である。 図2の要部拡大図である。 (A)は第1実施形態に係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す模式的な斜視図であり、(B)はそのSA1断面図であり、(C)はそのSA2断面図であり、(D)はそのSA3断面図である。 第1実施形態のバリエーションに係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大タイヤ径方向視図である。 第2実施形態に係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大タイヤ径方向視図である。 第2実施形態のバリエーションに係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大タイヤ径方向視図である。 第3実施形態に係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大タイヤ径方向視図である。 第3実施形態のバリエーションに係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大タイヤ径方向視図である。 第4実施形態に係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大斜視図である。 第4実施形態のバリエーションに係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大斜視図である。 第1実施形態のバリエーションに係るタイヤにおけるベルトのタイヤ軸方向一端側を示す要部拡大タイヤ径方向視図である。 (A)はその他の例に係るタイヤのベルトのタイヤ径方向視図であり、(B)は当該ベルトを構成する樹脂被覆コード134Aのタイヤ径方向断面図であり、(C)は当該ベルトを構成する樹脂被覆コード34のタイヤ径方向断面図であり、(D)は当該ベルトを構成する樹脂被覆コード134Bのタイヤ径方向断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面に基づき説明する。各図において、タイヤ周方向を矢印Sで示し、タイヤ軸方向(タイヤ幅方向と読み替えてもよい)を矢印Wで示し、タイヤ径方向を矢印Rで示している。タイヤ軸方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向を意味する。
また、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道面CLから遠い側を「タイヤ軸方向外側」、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道面CLに近い側を「タイヤ軸方向内側」として説明する。更に、タイヤ径方向に沿ってタイヤ軸線から遠い側を「タイヤ径方向外側」、タイヤ径方向に沿ってタイヤ軸線に近い側を「タイヤ径方向内側」とする。
各部の寸法測定方法は、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が発行する2018年度版YEAR BOOKに記載の方法による。使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
(タイヤ)
図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10について説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ10は、例えば、乗用車に用いられる所謂ラジアルタイヤであり、ビードコア12が埋設された一対のビード部20を備え、一方のビード部20と他方のビード部(不図示)との間に、1枚のカーカスプライ14からなるカーカス16が跨っている。なお、図1は、空気入りタイヤ10の空気充填前の自然状態の形状を示している。
カーカスプライ14は、空気入りタイヤ10のラジアル方向に延びる複数本のコード(図示せず)をコーティングゴム(図示せず)で被覆して形成されている。即ち、本実施形態の空気入りタイヤ10は、所謂ラジアルタイヤである。カーカスプライ14のコードの材料は、例えば、PETであるが、従来公知の他の材料であっても良い。
カーカスプライ14は、タイヤ軸方向の端部分がビードコア12をタイヤ径方向外側に折り返されている。カーカスプライ14は、一方のビードコア12から他方のビードコア(不図示)に跨る部分が本体部14Aと呼ばれ、ビードコア12から折り返されている部分が折り返し部14Bと呼ばれる。
カーカスプライ14の本体部14Aと折返し部14Bとの間には、ビードコア12からタイヤ径方向外側に向けて厚さが漸減するビードフィラー18が配置されている。なお、空気入りタイヤ10において、ビードフィラー18のタイヤ径方向外側端18Aからタイヤ径方向内側の部分がビード部20とされている。
カーカス16のタイヤ内側にはゴムからなるインナーライナー22が配置されており、カーカス16のタイヤ軸方向外側には、第1のゴム材料からなるサイドゴム層24が配置されている。
なお、本実施形態では、ビードコア12、カーカス16、ビードフィラー18、インナーライナー22、及びサイドゴム層24によってタイヤケース25が構成されている。タイヤケース25は、言い換えれば、空気入りタイヤ10の骨格を成すタイヤ骨格部材のことである。
(ベルト)
カーカス16のクラウン部の外側、言い換えればカーカス16のタイヤ径方向外側には、ベルト26が配置されており、ベルト26はカーカス16の外周面に密着している。ベルト26は、複数本(本実施形態では2本)の補強コード30を樹脂32で被覆した樹脂被覆コード34に巻回することで形成されている。樹脂32が「被覆樹脂」に相当する。
ベルト26の補強コード30は、カーカスプライ14のコードよりも太く、かつ、強力(引張強度)が大きいものを用いることが好ましい。ベルト26の補強コード30は、金属繊維や有機繊維等のモノフィラメント(単線)、又はこれらの繊維を撚ったマルチフィラメント(撚り線)で構成することができる。本実施形態の補強コード30は、スチールコードである。補強コード30としては、例えば、直径が0.225mmの“1×5”のスチールコードを用いることができるが、従来公知の他の構造のスチールコードを用いることもできる。
補強コード30を被覆する樹脂32には、サイドゴム層24を構成するゴム、及び後述するトレッド36を構成する第2のゴム材料よりも引張弾性率の高い樹脂材料が用いられている。補強コード30を被覆する樹脂32としては、弾性を有する熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー(TPE)、及び熱硬化性樹脂等を用いることができる。走行時の弾性と製造時の成形性を考慮すると、熱可塑性エラストマーを用いることが望ましい。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、動的架橋型熱可塑性エラストマー(TPV)等が挙げられる。
また、熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。さらに、熱可塑性樹脂材料としては、例えば、ISO75-2又はASTM D648に規定されている荷重たわみ温度(0.45MPa荷重時)が78°C以上、JIS K7113に規定される引張降伏強さが10MPa以上、同じくJIS K7113に規定される引張破壊伸び(JIS K7113)が50%以上、JIS K7206に規定されるビカット軟化温度(A法)が130°C以上であるものを用いることができる。
補強コード30を被覆する樹脂32の引張弾性率(JIS K7113:1995に規定される)は、100MPa以上が好ましい。また、補強コード30を被覆する樹脂32の引張弾性率の上限は、1000MPa以下とすることが好ましい。なお、補強コード30を被覆する樹脂32の引張弾性率は、200~700MPaの範囲内が特に好ましい。
図1に示すように、本実施形態のベルト26の厚さ寸法tは、補強コード30の直径寸法よりも大きくすることが好ましい、言い換えれば、補強コード30が完全に樹脂32に埋設されていることが好ましい。ベルト26の厚さ寸法tは、空気入りタイヤ10が乗用車用の場合、具体的には、0.70mm以上とすることが好ましい。
ベルト26を構成する樹脂被覆コード34は、図1及び図2に示すように、タイヤケース25上に螺旋状に巻回され、タイヤ径方向視でタイヤ軸方向に隣接する樹脂被覆コード34と接合(当接)されている。
樹脂被覆コード34のタイヤ径方向断面は、図1及び図4(A)に示すように、矩形とされており、その内部に2本の補強コード30がタイヤ軸方向に並べて配置されている。
このようにタイヤ軸方向で並べて配置された樹脂被覆コード34は、図2に示すように、タイヤ径方向視で、タイヤ軸方向に隣接する樹脂被覆コード34と当接(接合)されてベルト26を構成している。
最もタイヤ軸方向外側(図2では、最も左側)に位置する樹脂被覆コード34(以下、「樹脂被覆コード34A」という)は、周回方向Cの端部40を有する。
ここで、「周回方向」とは、樹脂被覆コード34がタイヤケース25上に螺旋状に巻かれた方向をいう。また、後述する「周回方向一端側」(図2、矢印C1方向)とは、樹脂被覆コード34上の周回方向において樹脂被覆コード34の一端側に向う方向であり、「周方向他端側」(図2、矢印C2方向)とは、図示しない樹脂被覆コード34の他端側に向う方向である。
また、本実施形態では、図3に示す周回方向に直交する方向(以下、「直交方向」という)断面Eから末端40A側の部分を「端部40における周回方向長さ」という。
樹脂被覆コード34の端部40には、図3に示すように、タイヤ軸方向内側端部(末端)40Aからタイヤ軸方向外側端部40B(図3では左側)に向って、タイヤ径方向視でタイヤ軸方向外側から周回方向他端側に角度θだけ傾斜したテーパ面42が形成されている。
逆にいうと、連続的に形成されている樹脂被覆コード34の端部を斜めに切断するだけでテーパ面42が形成されている。この結果、図3に示すように、樹脂被覆コード34の端部40において、タイヤ軸方向内側の補強コード30(以下、「補強コード30A」という)の周回方向長さL1がタイヤ軸方向外側の補強コード30(以下、「補強コード30B」という)の周回長さL2よりも長くされている。
図1に示すように、ベルト26のタイヤ径方向外側には、第2のゴム材料からなるトレッド36が配置されている。トレッド36に用いる第2のゴム材料は、従来一般公知のものが用いられる。トレッド36には、排水用の溝37が形成されている。また、トレッド36のパターンも従来一般公知のものが用いられる。
タイヤ軸方向に沿って計測するベルト26の幅BWは、タイヤ軸方向に沿って計測するトレッド36の接地幅TWに対して75%以上とすることが好ましい。なお、ベルト26の幅BWの上限は、接地幅TWに対して110%とすることが好ましい。
ここで、トレッド36の接地幅TWとは、空気入りタイヤ10をJATMA YEAR BOOK(2018年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧-負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、静止した状態で水平な平板に対して回転軸が平行となるように配置し、最大の負荷能力に対応する質量を加えたときのものである。なお、使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
また、ベルト26の面内剪断剛性は、ゴム被覆で形成されたベルト以上であることが好ましい。
(作用、効果)
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用、効果を説明する。
本実施形態の空気入りタイヤ10は、ベルト26を樹脂被覆コード34がタイヤケース25上に螺旋状に巻きつけられている。樹脂被覆コード34(34A)の端部40には、タイヤ径方向視でタイヤ軸方向内側端部40Aからタイヤ軸方向外側に向って周回方向他端側(矢印C2方向)に向って角度θ傾斜したテーパ面42が形成されている。
これにより、樹脂被覆コード34の端部40では、図4に示すように、テーパ面42が形成されていない部分のタイヤ径方向断面SA1の面積(図4(B)参照)に対して、テーパ面42が形成された部分のタイヤ径方向断面SA2、SA3の面積(図4(C)、(D)参照)は、末端40Aに向って漸減していく。すなわち、タイヤ周方向(周回方向の一端部)の末端(タイヤ軸方向内側端部)40Aに向ってタイヤ径方向断面の面積が減少する。すなわち、タイヤ周方向における樹脂被覆コード34Aの端部40において、樹脂被覆コード34Aのタイヤ径方向断面の面積が漸減する。
この結果、樹脂被覆コード34Aを含む樹脂被覆コード34のタイヤ軸方向側面が接合されることにより形成されたベルト26のタイヤ周方向における曲げ剛性の変化が緩和される。
また、樹脂被覆コード34Aに配置された2本の補強コード30A、30Bの周回方向長さL1、L2はタイヤ軸方向外側ほど短く(L1>L2)設定されている。換言すると、タイヤ軸方向内側の補強コード30Aのテーパ面42に対する端部露出位置Q1よりもタイヤ軸方向外側の補強コード30Bのテーパ面42に対する端部露出位置Q2が周回方向(矢印C方向)で他端側(矢印C2方向)に位置している。すなわち、タイヤ軸方向外側の補強コード30の端部露出位置ほど、周回方向で末端40Aから離間するように形成されている。
この結果、樹脂被覆コード34Aの端部40では、図3に示すように、末端40Aに向って2本の補強コード30A、30Bが存在する範囲A1と、1本の補強コードだけ存在する範囲A2と、補強コードが存在しない範囲A3が構成されることになる。
これにより、樹脂被覆コード34Aは末端40Aに向って曲げ剛性が漸減する。したがって、ベルト26は、タイヤ周方向において樹脂被覆コード34の末端位置近傍で曲げ剛性が大きく変化することが抑制される(剛性段差が抑制される)。
この結果、空気入りタイヤ10の加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コード34(34A)の端部40のタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コード34B(図3、領域P)に曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、空気入りタイヤ10の耐久性が向上する。
また、樹脂被覆コード34Aの端部40の端面をタイヤ軸方向内側端部40Aからタイヤ軸方向外側に向って周回方向他端側(矢印C2方向)に所定角度θだけ傾斜したテーパ面42で形成したため、長尺状に形成された樹脂被覆コードを斜めに切断するだけで、テーパ面42を形成することができ、空気入りタイヤ10(樹脂被覆コード34)の生産性が向上する。
さらに、空気入りタイヤ10では、ベルト26が1層構造であるため、従来の2枚以上のベルトプライで構成した場合に比較して、ベルト26の厚みを薄くでき、その分トレッド36の厚みを厚くすることができ、かつ溝37の深さを深くすることができる。これにより、空気入りタイヤ10の寿命を延ばすことも可能となる。
また、空気入りタイヤ10におけるベルト26は、補強コード30が螺旋状に巻回され、周上で補強コード30がタイヤ径方向に重なる部分が無く、タイヤ周方向に厚さが均一となっているので、空気入りタイヤ10はユニフォミティーに優れたものとなる。
ベルト26の厚みt、言い換えれば樹脂32の厚みが0.7mm未満になると、樹脂32中に埋設する補強コード30を太くしてタガ効果を得ることができなくなる虞がある。
また、ベルト26の幅BWがトレッド36の接地幅TWに対して75%未満となると、ベルト26のタガ効果が不十分となったり、ショルダー39付近の騒音の発生を抑制することが困難になる虞がある。一方、ベルト26の幅BWがトレッド36の接地幅TWに対して100%を超えると、タガ効果としては頭打ち状態となり、ベルト26が必要以上となり、空気入りタイヤ10の重量増加を招く。
本実施形態の空気入りタイヤ10では、カーカス16のクラウン部が、螺旋状に巻回された補強コード30が樹脂32で被覆されたベルト26で補強されているため、従来タイヤの2枚以上のベルトプライから構成された複数層からなるベルトに比較して軽量となり、製造も簡単になる。
本実施形態のベルト26は、補強コード30を被覆している樹脂32の引張弾性率が100MPa以上とされ、厚みも0.7mm以上確保されているので、ベルト26のタイヤ軸方向の面内剪断剛性を十分に確保することができる。
ベルト26の面内剪断剛性が確保されることで、空気入りタイヤ10にスリップ角を付与した場合の横力を十分に発生させることができ、操縦安定性を確保することができ、また、応答性も向上させることができる。
また、ベルト26の面外曲げ剛性が確保されることで、空気入りタイヤ10に大きな横力が入力した際、トレッド36のバックリング(トレッド36の表面が波打って、一部が路面から離間する現象)を抑制することができる。
さらに、本実施形態の空気入りタイヤ10では、面内剪断剛性が高いベルト26を用いており、ベルト26の幅BWをトレッド36の接地幅TWの75%以上としているので、ショルダー39付近の剛性を高めることができる。
(バリエーション)
第1実施形態では、樹脂被覆コード34に2本の補強コード30、30が配設されている場合について説明したが、3本以上でも良い。また、補強コードが1本でもよい。この補強コードが1本の空気入りタイヤ10Aについて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素の場合には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5に示すように、ベルト26を構成する樹脂被覆コード34には、補強コード30が1本だけ配設されている。また、端部40には、タイヤ軸方向内側端部40Aからタイヤ軸方向外側(図5では左側)に向って周回方向他端側(矢印C2方向参照)に角度θだけ傾斜したテーパ面42が形成されている。
換言すると、端部40は、タイヤ軸方向外側端部40Bからタイヤ軸方向内側に向って末端40A側に傾斜したテーパ面42が形成されているため、樹脂被覆コード34Aの末端40Aに向って(範囲A22、A3で)タイヤ径方向断面の面積が減少している。
また、端部40は、周回方向(矢印C方向)で末端40Aに向って補強コード30の端部露出位置Q3までの補強コード30が1本存在する範囲A2と、端部露出位置Q3から末端40Aまでの補強コードが存在しない範囲A3が構成されている。
したがって、樹脂被覆コード34Aを含むベルト26の曲げ剛性がタイヤ周方向で末端位置近傍で大きく変化することが抑制される。これにより、タイヤの耐久性が向上する。
このように、樹脂被覆コード34に1本の補強コード30しか配設されていない場合でも、タイヤ耐久性を向上させることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態のタイヤについて図面に基づき説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第1実施形態のタイヤと異なるのは、樹脂被覆コードの端部形状のみなので、該当部分のみ説明する。
(構成)
図6に示すように、タイヤ50のベルト26を構成する樹脂被覆コード34の端部40は、タイヤ軸方向内側端部40Aから直交方向に延在する第1端面52と、第1端面52のタイヤ軸方向外側端部から周回方向に沿って周回方向他端側(矢印C2方向参照)に距離Dだけ延在する側面54と、側面54の周回方向他端部からタイヤ軸方向外側端部40Bまで延在する第2端面56と、を備えている。
なお、第1端面52には、補強コード30Aの端部が露出しており、第2端面56には、補強コード30Bが露出している。したがって、樹脂被覆コード34Aの端部40において、タイヤ軸方向内側に位置する補強コード30Aの周回方向長さL3は、タイヤ軸方向外側に位置する補強コード30Bの周回方向長さL4よりも長い。
(作用)
このように樹脂被覆コードの端部40では、タイヤ軸方向外側に位置する補強コード30ほど、周回方向長さが短い(L3>L4)。換言すると、タイヤ軸方向内側の補強コード30Aの第1端面52に対する端部露出位置Q4よりもタイヤ軸方向外側の補強コード30Bの第2端面56に対する端部露出位置Q5が周回方向(矢印C方向)で他端側(矢印C2方向)に位置している。すなわち、タイヤ軸方向外側の補強コード30の端部露出位置ほど、周回方向で末端40Aから離間するように形成されている。
したがって、樹脂被覆コード34Aの端部40には、タイヤ周方向で末端40Aに向って第2端面56までの2本の補強コード30A、30Bが存在する範囲A1と、第2端面56から第1端面52(末端40A)までの1本の補強コード30Aだけ存在する範囲A2が構成されている。
また、末端40Aに向って樹脂被覆コード34Aのタイヤ軸方向幅が段階的に細くされている。すなわち、末端40Aに向って樹脂被覆コード34Aの径方向断面の面積が段階的に減少している。
これにより、ベルト26(樹脂被覆コード34A)がタイヤ周方向で末端40Aに向って曲げ剛性が減少する。
この結果、ベルト26は、タイヤ周方向において樹脂被覆コード34の末端位置近傍で剛性が大きく変化することが抑制される(剛性段差が抑制される)。
したがって、タイヤ50の加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コード34(34A)の端部40のタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コード34B(図6、領域P)に曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤ50の耐久性が向上する。
また、このタイヤ50では、樹脂被覆コード34の端部40を構成する第1端面52、第2端面56に補強コード30A、30Bの端部がそれぞれ露出されるため、連続的に形成された樹脂被覆コードを所定長さに切断する際、補強コード30A、30Bを直交方向に切断することができる。
(バリエーション)
第2実施形態では、樹脂被覆コード34に2本の補強コード30、30が配設されている場合について説明したが、3本以上でも良い。また、補強コードが1本でもよい。この1本のタイヤ50Aについて説明する。なお、第2実施形態と同様の構成要素の場合には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、ベルト26を構成する樹脂被覆コード34には、補強コード30が1本だけ配設されている。また、樹脂被覆コード34Aの端部40は、タイヤ軸方向内側端部40Aから直交方向に延在する第1端面60と、第1端面60のタイヤ軸方向外側端部からタイヤ周方向に沿って周回方向他端側(矢印C2方向参照)に距離D1だけ延在する第1側面62と、第1側面54の周回方向他端部から直交方向に延在する第2端面64と、第2端面64のタイヤ軸方向外側端部からタイヤ周方向に沿って周回方向他端側(矢印C2方向参照)に距離D2だけ延在する第2側面66と、第2側面66の周回方向他端部から直交方向に延在する第3端面68と、を備えている。
なお、補強コード30の端部は、第2端面64に露出されている。
このように樹脂被覆コード34Aの端部40は、タイヤ径方向視において第1端面60、第2端面64、第3端面68で3段の階段状に形成されているため、周回方向において末端40Aに向って範囲A21、A22、A3の順で樹脂被覆コード34Aの幅が段階的に狭められている。
また、樹脂被覆コード34Aの端部40は、タイヤ径方向視で階段状に形成されているため、周回方向で末端40Aに向って第2端面64までの1本の補強コード30が存在する範囲A2と、第2端面64から第1端面60までの補強コードが存在しない範囲A3が形成されることになる。
これにより、樹脂被覆コード34Aを含む樹脂被覆コード34で構成されたベルト26は、タイヤ周方向において樹脂被覆コード34の末端(タイヤ軸方向内側端部40A)近傍で曲げ剛性が大きく変化することが抑制される。
この結果、タイヤ70Aの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コード34(34A)の端部40のタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コード34B(図7、領域P)に曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤ70Aの耐久性が向上する。
このように、樹脂被覆コード34に1本の補強コード30しか配設されていない場合でも、タイヤ耐久性を向上させることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態のタイヤについて図面に基づき説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第1、第2実施形態のタイヤと異なるのは、樹脂被覆コードの端部形状のみなので、該当部分のみ説明する。
(構成)
図8に示すように、タイヤ70のベルト26を構成する樹脂被覆コード34の端部40は、タイヤ軸方向内側端部40A、第1端面52、第2端面56、タイヤ軸方向外側端部40Bの間をテーパ面42A、42B、42Cで接続したものである。
具体的には、タイヤ軸方向内側端部40Aからタイヤ軸方向外側に向って周回方向他端側(図2矢印C2方向)に角度θ傾斜したテーパ面42Aと、テーパ面42Aのタイヤ軸方向外側端部から直交方向に延在する第1端面52と、第1端面52の直交方向外側端部からタイヤ軸方向外側に向って周回方向他端側に角度θ傾斜したテーパ面42Bと、テーパ面42Bのタイヤ軸方向外側端部から直交方向に延在する第2端面56と、第2端面52の直交方向外側端部からタイヤ軸方向外側に向って周回方向他端側に角度θ傾斜しタイヤ軸方向外側端部40Bまで延在するテーパ面42Bと、を備えている。
なお、第1端面52、第2端面56に補強コード30A、30Bの端部が露出されている。
(作用)
このように樹脂被覆コード34Aの端部40では、タイヤ軸方向外側に位置する補強コード30ほど、周回方向長さが短い(L5>L6)。換言すると、タイヤ軸方向内側の補強コード30Aの第1端面52に対する端部露出位置Q6よりもタイヤ軸方向外側の補強コード30Bの第2端面56に対する端部露出位置Q7が周回方向(矢印C方向)で他端側(矢印C2方向)に位置している。すなわち、タイヤ軸方向外側の補強コード30の端部露出位置ほど、周回方向で末端40Aから離間するように形成されている。
このようにタイヤ70を構成することにより、端部40は、樹脂被覆コード34Aの周回方向他端側(矢印C2方向側)から末端40Aに向って、第2端面56までの補強コード30A、30Bが2本ある範囲A1、第2端面56から第1端面52までの補強コード30Aのみが存在する範囲A2、第1端面52から末端40Aまでの補強コードが存在しない範囲A3が構成される。
このように、樹脂被覆コード34Aの端部40は、周回方向で末端40Aに向って補強コードの本数を減少させているため、樹脂被覆コード34Aを含んで構成されているベルト26のタイヤ周方向における末端位置近傍における曲げ剛性の変化が抑制される。
また、補強コード30A、30Bが2本存在する範囲A1でも、その末端40A側にテーパ面42C(範囲A12)を設けたことによって、この範囲内でもベルト26の曲げ剛性を漸減させている。テーパ面42B(範囲A2)、テーパ面42A(範囲A3)でも、同様に、末端40Aに向ってベルト26(樹脂被覆コード34A)の曲げ剛性を漸減させている。
この結果、ベルト26は、樹脂被覆コード34の末端位置で剛性が大きく変化することが一層抑制される(剛性段差が一層抑制される)。
したがって、タイヤ70の加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コード34(34A)の端部40のタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コード34B(図8、領域P)に曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤ70の耐久性が向上する。
(バリエーション)
第3実施形態では、樹脂被覆コード34に2本の補強コード30、30が配設されている場合について説明したが、3本以上でも良い。また、補強コードが1本でもよい。この1本のタイヤ70Aについて説明する。なお、第3実施形態と同様の構成要素の場合には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9に示すように、ベルト26を構成する樹脂被覆コード34には、補強コード30が1本だけ配設されている。また、樹脂被覆コード34Aの端部40は、タイヤ軸方向内側端部(末端)40A、端面72、タイヤ軸方向外側端部40Bの間をテーパ面42D、42Eで接続したものである。
このようにタイヤ70Aを構成することにより、端部40は、樹脂被覆コード34Aの周回方向他端側(矢印C2方向側)から末端40Aに向って、端面72までの補強コード30が1本ある範囲A2、端面72から末端40Aまでの補強コードが存在しない範囲A3が構成されている。
このように、樹脂被覆コード34Aの端部40は、末端40Aに向って存在する補強コードの本数を減少させているため、樹脂被覆コード34Aを含んで構成されているベルト26のタイヤ周方向における末端位置における剛性の変化が抑制される。
また、補強コード30が1本存在する範囲A2でも、その末端40A側にテーパ面42E(範囲A22)を設けたことによって、この範囲内でもベルト26の曲げ剛性を末端40Aに向って漸減させている。テーパ面42D(範囲A3)によっても、同様に、末端40Aに向ってベルト26の曲げ剛性を漸減させている。
この結果、ベルト26は、タイヤ周方向において樹脂被覆コード34の末端位置で曲げ剛性が大きく変化することが一層抑制される(剛性段差が一層抑制される)。
したがって、タイヤ70Aの加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コード34(34A)の端部40のタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コード34B(図9、領域P)に曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤ70の耐久性が向上する。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態のタイヤについて図面に基づき説明する。なお、第1~第3実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第1~第3実施形態のタイヤと異なるのは、樹脂被覆コードの端部形状のみなので、該当部分のみ説明する。
図10に示すように、タイヤ80のベルト26を構成する樹脂被覆コード34Aの端部40は、タイヤ径方向外側(上面82)からタイヤ径方向内側(下面84)に向って末端40A側(周回方向一端側(矢印C1方向))に角度θで傾斜したテーパ面86が形成されている。
なお、テーパ面86に補強コード30A、30Bの端部が露出している。
このように形成されたタイヤ80では、樹脂被覆コード34Aの端部40において周回方向(矢印C方向)の他端側(矢印C2方向)から末端40Aに向ってタイヤ径方向高さが減少している。すなわち、タイヤ径方向断面の面積が末端40Aに向って減少している。
この結果、樹脂被覆コード34Aを含む樹脂被覆コード34で構成されたベルト26のタイヤ周方向における末端位置近傍の剛性の変化が抑制される。
したがって、タイヤ80の加硫成形時に圧力と熱の作用によって樹脂被覆コード34(34A)の端部40のタイヤ軸方向で一本内側に配設された樹脂被覆コード34Bに曲げ応力が集中することが緩和され、当該部分に歪みが集中することが抑制される。この結果、タイヤ80の耐久性が向上する。
(バリエーション)
第4実施形態では、樹脂被覆コード34に2本の補強コード30、30が配設されている場合について説明したが、補強コードの本数は何本でも良い。
なお、バリエーションに係るタイヤ80Aについて図11を参照して説明する。なお、第4実施形態と同様の構成要素の場合には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
バリエーションに係るタイヤのベルト26を構成する樹脂被覆コード34Aのテーパ面86は、第4実施形態と同様である。この樹脂被覆コード34Aの上面82と、タイヤ軸方向外側側面88がなす稜線90のうち、テーパ面86(末端40A)側を面取り部92としたものである。
このように、樹脂被覆コード34Aの稜線90の末端40A側に面取り部92を設けることで、テーパ面86の形成部分よりも周回方向他端側からベルト26の曲げ剛性を末端40Aに向ってベルト26の曲げ剛性を一層減少させることができる。
すなわち、樹脂被覆コード34Aを含む樹脂被覆コード34で構成されたベルト26のタイヤ周方向における末端位置近傍の剛性の変化が一層抑制される。
したがって、樹脂被覆コード34Aの末端40Aが当接している樹脂被覆コード34Aの1本内側の樹脂被覆コード34Bの部位に応力が集中して歪みを生ずることを防止又は抑制できる。この結果、タイヤ80Aの耐久性を向上させることができる。
特に、第4実施形態のように、補強コード30A、30Bの長さを異ならせて剛性段差を抑制することができないものであっても、稜線90に面取り部92を設けることで、剛性段差を緩和することができる。
これは、第1実施形態のタイヤにも適用することができる。図12に示すように、空気入りタイヤ10Bのベルト26を構成する樹脂被覆コード34Aの稜線90に面取り部92を設けることによって、剛性段差を一層抑制することができ、タイヤ耐久性を一層向上させることができる。
なお、第4実施形態では、テーパ面86を形成したが、末端40Aに向ってタイヤ径方向高さを減少させてタイヤ径方向断面の面積を減少させる構造であれば、これに限定するものではない。例えば、第2実施形態や第3実施形態で示したタイヤ径方向視の形状をタイヤ軸方向視の形状として適用することができる。
(その他)
なお、樹脂被覆コード34において樹脂32に被覆される補強コード30の数は2本に限られず、3本以上であってもよい。また、樹脂32に被覆される補強コード30の数を1本としてもよい。
また、樹脂被覆コード34Aの端部40の形状は、本実施形態に限定されるものではない。ただし、樹脂被覆コード34Aの端部40は、末端40Aまでタイヤ軸方向内側で隣接する樹脂被覆コード34Bに接合(当接)されていることが必要である。
さらに、補強コード30を2本以上有する樹脂被覆コード34であれば、端部40における補強コード30の周回方向長さがタイヤ軸方向外側ほど短ければ(タイヤ軸方向外側の補強コード30ほど端部露出位置が周回方向で末端40Aから離間していれば)、端面の形状を限定するものではない。
また、第2、第3実施形態のように、端部40に複数の端面を形成した場合に、複数の補強コード30を1つの端面に露出させても良い(複数の補強コード30の周回方向長さを等しくしても良い)。
さらに、第1、第3、第4実施形態では、テーパ面はタイヤ径方向視又はタイヤ軸方向視で直線形状であったが、曲線形状でも良い。
また、第1~第4実施形態では、1本の樹脂被覆コード34を螺旋状に巻きつけることによってベルト26を形成したが、複数の樹脂被覆コードでベルト26を形成しても良い。例えば、図13(A)~(D)に示すように、2本の補強コード30を樹脂32で被覆した樹脂被覆コード34をタイヤ軸方向(ベルト幅方向)中央部に螺旋状に巻き、樹脂被覆コード34のタイヤ軸方向両外側(両端部)に、3本の補強コード30を樹脂32で被覆した樹脂被覆コード134A、134Bを螺旋状に巻くものが考えられる。
このように構成した場合には、樹脂被覆コード134A、134Bと樹脂被覆コード34との接続部位でも、補強コード30が切断されているため、第1~第4実施形態で記載してきたことと同様の問題を生ずる。
したがって、図13(A)に示すように、樹脂被覆コード34の両端部にテーパ面42を形成すると共に、樹脂被覆コード134A、134Bのタイヤ軸方向内側端部にもテーパ面42を形成することで、樹脂被覆コード34と樹脂被覆コード134A、134Bの接続部位における剛性段差を緩和し、タイヤ耐久性を向上させることができる。
.
10、10A、10B、50、50A、70、70A、80、80A…空気入りタイヤ、25…タイヤケース(タイヤ骨格部材)、26…ベルト、30…補強コード、32…樹脂(被覆樹脂)、34…樹脂被覆コード、40…端部、40A…末端、42、42A~42E、86…テーパ面、90…稜線、92…面取り部

Claims (3)

  1. 環状のタイヤ骨格部材と、
    補強コードを被覆樹脂で被覆して構成された樹脂被覆コードが前記タイヤ骨格部材の外周にタイヤ周方向に螺旋状に巻かれて前記タイヤ骨格部材に接合されると共に、前記樹脂被覆コードにおけるタイヤ軸方向に互いに隣接する部分同士が接合されたベルトと、
    を備え、前記樹脂被覆コードの端部は、タイヤ軸方向内側に隣接する前記樹脂被覆コードに接合されていると共に、タイヤ径方向に沿った断面の面積が当該樹脂被覆コードの末端に向かって減少すると共に、前記樹脂被覆コードの周回方向において前記末端に向ってタイヤ径方向高さが減少し、前記補強コードが前記樹脂被覆コードの端面に露出されたタイヤ。
  2. 前記樹脂被覆コードの端部には、タイヤ軸方向視でタイヤ径方向外側からタイヤ径方向内側に向って前記末端側に傾斜したテーパ面が形成されている請求項記載のタイヤ。
  3. 環状のタイヤ骨格部材と、
    補強コードを被覆樹脂で被覆して構成された樹脂被覆コードが前記タイヤ骨格部材の外周にタイヤ周方向に螺旋状に巻かれて前記タイヤ骨格部材に接合されると共に、前記樹脂被覆コードにおけるタイヤ軸方向に互いに隣接する部分同士が接合されたベルトと、
    を備え、前記樹脂被覆コードの端部は、タイヤ軸方向内側に隣接する前記樹脂被覆コードに接合されていると共に、タイヤ径方向に沿った断面の面積が当該樹脂被覆コードの末端に向かって減少すると共に、前記末端側のタイヤ軸方向外側の稜線が面取りされており、前記補強コードが前記樹脂被覆コードの端面に露出されたタイヤ。
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