JP7004142B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば発熱が大きいトランスなどとして好適に用いられるコイル装置に関する。
たとえばコイル装置として、特許文献1に示すコンバータトランスが知られている。この特許文献1に示す発明では、エッジワイズコイルまたは平板コイルを用いている。
しかしながら、従来のトランスでは、組立性・量産性などを良好にするために、エッジワイズコイルまたは平板コイルが、ボビンの内部に収容されるように配置される。そのため、従来のトランスでは、ボビンの内部に、エッジワイズコイルまたは平板コイルを収容するための収容空間を形成する必要がある。また、ボビンの収容空間の内部に、エッジワイズコイルまたは平板コイルを収容するために、ボビンを巻軸方向に沿って分割可能な分割型ボビン構造とする必要がある。
そのため、従来のトランスなどのコイル装置では、巻き軸方向のボビンのサイズが大きくなり、コイル装置の低背化または薄型化が困難である。さらに、従来のコイル装置では、ボビンの内部に、エッジワイズコイルまたは平板コイルを収容するための収容空間を形成しているために、コイルとボビンとの密着性が不十分になるおそれがあり、コイルの通電により発熱した熱を、ボビンを通して外部に逃がすことが不十分である。さらにまた、従来のトランスでは、一次巻線と二次巻線との結合が不十分になりやすい構造である。
特開2003-17334号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、コイル装置の低背化または薄型化が可能であり、しかも放熱性に優れ、さらに、一次巻線と二次巻線との結合を向上させることが可能なコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
平板コイル部と平板リード部とをそれぞれ有する一対の平板導体と、
前記平板リード部がそれぞれ露出するように、一対の前記平板コイル部が巻軸方向に所定間隔で埋め込まれているボビンと、を有し、
一対の前記平板導体のコイル部の間に位置する前記ボビンには、ワイヤが巻回可能な巻芯部が具備してあることを特徴とする。
本発明に係るコイル装置では、一対の平板コイル部が巻軸方向に所定間隔で、たとえばインサート成形などによりボビンに埋め込まれており、ボビンには、平板コイル部を収容するための空間を作る必要が無い。また、ボビンを巻き軸方向に分割可能な構造とする必要も無い。また、一対の平板導体のコイル部の間に位置するボビンには、ワイヤが巻回可能な巻芯部が具備してある。このため、ボビンの巻軸方向の厚みを薄くすることが可能になり、コイル装置の低背化あるいは薄型化に寄与する。
また、ボビンの内部に平板コイル部が埋め込まれていると共に、ボビンの巻芯部には、ワイヤが巻回してありワイヤコイル部が形成してある。このため、いずれのコイル部もボビンとの密着性が良好になり、コイル部の発熱がボビンに良好に伝達され、ボビンを通しての放熱性が向上する。なお、ボビンは、高熱伝導性部材で構成されることが好ましい。
さらに、一対の平板導体のコイル部の間にワイヤコイル部が挟まれることになり、これらのコイル部間の結合が向上する。なお、ワイヤコイル部が一次側コイル部であり、平板コイル部が二次側コイル部であるが、その逆でもよい。
好ましくは、前記平板コイル部の外径と、前記巻芯部に巻回されているワイヤの巻き外径(ワイヤコイル部の外径)とが略一致し、前記平板コイル部の内径と、前記巻芯部に巻回されているワイヤの巻き内径(ワイヤコイル部の内径)とが略一致する。このように構成することで、これらのコイル部間の結合が向上する。
好ましくは、前記巻芯部の中央には、磁性コアの中脚部が入り込む貫通孔が形成してある。このように構成することで、ボビンへの磁性コアの取付が容易になる。
好ましくは、前記巻芯部の巻軸方向の両端部には、それぞれ端部隔壁鍔が形成してあり、
これらの端部隔壁鍔の間に位置する前記巻芯部の外周には、巻回隔壁鍔が形成してあり、
前記巻回隔壁鍔と前記端部隔壁鍔との間に位置する前記巻芯部の回りには、前記ワイヤが所定ターン数で巻回してあり、
前記端部隔壁鍔の内部に、前記平板コイル部が埋め込んである。
このように構成することで、ボビンの隔壁鍔を介してワイヤコイル部と平板コイル部との距離が近くなり、これらの結合を向上させることができる。また、ワイヤコイル部の外径および内径と平板コイル部の外径および内径とを容易に一致させやすくなり、この点でもコイル部間の結合を向上させることができる。
好ましくは、前記ボビンの巻軸方向の端部外面には、端子の外部接続部が前記巻軸方向と平行に突き出しており、
前記平板リード部が、前記ボビンの外側で、前記外部接続部が突き出す方向に飛び出している。
このように構成することで、低背化が図られたコイル装置の巻軸方向の一方の片側端部に配置された回路基板などとの接続が容易になる。また、コイル装置の巻軸方向の他方の片側端部には配線などが必要がなくなるために、その片側端部には、筐体や冷却機構を接触することにより、コイル部からボビンに伝達された熱を良好に放熱することができる。また、ボビンに磁性コアが取り付けられている場合には、ボビンに伝達された熱を磁性コアを通して、筐体や冷却機構に良好に放熱することができる。ボビンと磁性コアとの伝熱性を向上させるために、これらは接着剤で固定してあってもよい。
好ましくは、前記端子の中間部は、前記ボビンの内部に埋め込まれており、前記端子の中間部に接続してあるワイヤ接続部が、前記ボビンの外部に前記外部接続部と略直角方向に突出しており、
前記ワイヤの端部であるリード部が、前記ボビンに形成してある引出通路に導かれて前記ワイヤ接続部に接続してある。
このように構成することで、端子に対するワイヤのリード部の継線が容易になると共に、コイル装置の低背化を図ることができる。
あるいは、前記ボビンの巻軸方向の両端部には、それぞれ前記巻軸方向に突出している端子台が一体に成形してあり、
それぞれの前記端子台が、前記巻軸方向と略直角な方向に相互に略平行に長い形状を有し、
それぞれの前記端子台の長手方向の端部の底面から、端子の外部接続部が突出するように取り付けられ、
前記平板リード部が、前記端子台の底面から、前記外部接続部が突き出す方向に飛び出している。
このように構成することで、コイル装置の薄型化を図ることができる。また、略平行に配置された一対の端子台の底面側に配置された回路基板などとの接続が容易になる。また、端子台の底面が回路基板などとの固定面になり、薄型化が図られたコイル装置の大部分が、回路基板などでは覆われない面となり、放熱面積が増大する。その結果、コイル装置の放熱姓を増大させることができる。
また、ボビンに磁性コアが取り付けられている場合には、ボビンに伝達された熱を磁性コアを通して外部空間に良好に放熱することができる。ボビンと磁性コアとの伝熱性を向上させるために、これらは接着剤で固定してあってもよい。また、磁性コアは、熱伝導性に優れたベルトなどで固定してもよい。
好ましくは、前記端子の中間部は、前記端子台の内部に埋め込まれており、前記端子の中間部に接続してあるワイヤ接続部が、前記端子台の端面から突出しており、
前記ワイヤの端部であるリード部が、前記端子台の底面に形成してある引出通路に導かれて前記ワイヤ接続部に接続してある。
このように構成することで、端子に対するワイヤのリード部の継線が容易になると共に、コイル装置の薄型化を図ることができる。
好ましくは、前記端子台に沿って磁性コアの主要部分が配置される。このように構成することで、コイル装置の薄型化を図ることができると共に、コイル装置の組み立てが容易である。
図1Aは本発明の一実施形態に係るトランスの斜視図である。 図1Bは図1Aに示すトランスの分解斜視図である。 図2は図1Aに示すトランスを異なる角度から見た斜視図である。 図3は図1Aに示すIII-III線に沿うトランスの断面図である。 図4は図1Aに示すIV-IV線に沿うトランスの断面図である。 図5は図1Aに示すトランスの使用状態を示す側面図である。 図6は図1Aに示すトランスの回路図である。 図7Aは本発明の他の実施形態に係るトランスの斜視図である。 図7Bは図7Aに示すトランスの分解斜視図である。 図8は図7Aに示すトランスを底面側からから見た斜視図である。 図9は図7Aに示すIX-IX線に沿うトランスの断面図である。 図10は図7Aに示すX-X線に沿うトランスの断面図である。 図11は図7Aに示すXI-XI線に沿うトランスの断面図である。 図12は図7Aに示すトランスの回路図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1Aに示す本実施形態に係るコイル装置としてのトランス10は、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器、あるいは家庭用または産業用電気機器の電源回路、あるいはコンピュータ機器の電源回路などに用いられられる。
図1Bに示すように、このトランス10は、ボビン20と、上部コア401および下部コア402から成るコア部(磁性コア)40と、を有する。なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、Z軸は、トランス10の高さ(厚み)に対応し、後述するコイル部の巻軸に平行である。また、Y軸は、コア401,402におけるベース部44の長手方向に一致する。さらに、X軸は、ボビン20の第1台座22と第2台座23とが並ぶ方向に一致するようになっている。
ボビン20は、ボビン本体21と、ボビン本体21のZ軸方向の上部でX軸方向の相互に反対側に位置するようにボビン本体21に一体に成形してある第1台座22および第2台座23とを有する。ボビン20のボビン本体21は、コア脚用貫通孔29が形成してある巻芯部28を有する。
巻芯部28のZ軸方向の両端部には、端部隔壁鍔24,25が形成してある。それぞれの端部隔壁鍔24,25は、X軸およびY軸を含む平面(XY平面)に略平行に巻芯部28の外側に広がっている。また、端部隔壁鍔24,25のZ軸方向の間に位置する巻芯部28の外周部には、これらの端部隔壁鍔24,25と略平行に巻芯部28の外側に広がる巻回隔壁鍔26が一体成形してある。
図3に示すように、Z軸方向の上方に位置する端部隔壁鍔24と巻回隔壁鍔26との間には、第1区画溝S1が形成してあり、Z軸方向の下方に位置する端部隔壁鍔25と巻回隔壁鍔26との間には、第2区画溝S2が形成してある。各区画溝S1,S2のZ軸方向の幅は、特に限定されないが、ワイヤ33の線径の1倍より大きく2倍よりも小さい幅であることが好ましいが、2倍よりも大きくてもよい。さらに好ましくは、各区画溝S1,S2のZ軸方向の幅は、1本のワイヤ33のみが所定ターンで巻回可能な幅であることが好ましい。
各区画溝S1,S2の溝深さ(巻軸に対して半径方向の長さ)は、1ターン以上(1層以上)のワイヤ33が入り込める深さに設定してあり、本実施形態では、好ましくは3~8ターンのワイヤ33が巻回できる深さに設定してある。各区画溝S1,S2の溝深さは、巻芯部28の外周面からの隔壁鍔24~26の半径方向長さに対応しており、全て同じであることが好ましいが、異なっていても良い。
巻回隔壁鍔26の円周方向の少なくとも一部には、ワイヤ連絡用切欠262が形成してあることが好ましい。このワイヤ連絡用切欠262を通して、各区画溝S1,S2を連絡し、一本のワイヤ33で切欠262を通して各区画溝S1,S2に複数の所定ターンで巻回することができる。巻回方法としては、α巻きが好ましいが、その他の巻回方法でもよい。端部隔壁鍔24,25と巻回隔壁鍔26との間に位置する巻芯部28の回りに、ワイヤ33を所定ターン数で巻回することで、ワイヤコイル部331が形成される。
ワイヤ33は、単線で構成されてもよく、あるいはリッツ線などの撚り線で構成されてもよい。ワイヤ33の線径は、特に限定されないが、好ましくは1.0~4.0mmの範囲である。ワイヤ33は、金属線などの導電線で構成されるが、絶縁被覆ワイヤであってもよい。
また、端部隔壁鍔24には、第1平板状導体31の第1平板コイル部311が埋め込まれており、端部隔壁鍔25には、第2平板状導体32の第2平板コイル部321が埋め込まれている。図1Bに示すように、第1平板状導体31の第1平板コイル部311は、略1ターン分のリング板形状を有し、その部分が、図3に示すように、端部隔壁鍔24の内部に埋め込まれている。また、同様に、第2平板状導体32の第2平板コイル部321は、略1ターン分のリング板形状を有し、その部分が、図3に示すように、端部隔壁鍔24の内部に埋め込まれている。
第1平板コイル部311の両端部には、それぞれ、第1平板リード部312,313が形成してある。各第1平板リード部312,313は、ボビン20の第2台座23側で、端部隔壁鍔24のX軸方向の端面から外側に飛び出し、Z軸の上方に向けて折り曲げ成形してある。また、第2平板コイル部321の両端部には、それぞれ、第2平板リード部322,323が形成してある。各第2平板リード部322,323は、ボビン20の第2台座23側で、端部隔壁鍔25のX軸方向の端面から外側に飛び出し、Z軸の上方に向けて折り曲げ成形してある。
端部隔壁鍔24から一方の第1平板リード部312が飛び出す位置と、端部隔壁鍔25から一方の第2平板リード部322が飛び出す位置は、Y軸方向に位置ずれしてあり、本実施形態では、ボビン20のY軸方向に沿って反対側に位置するようにしてある。また、端部隔壁鍔24から他方の第1平板リード部313が飛び出す位置と、端部隔壁鍔25から他方の第2平板リード部323が飛び出す位置は、Y軸方向に一致させてある。
ただし、本実施形態では、第1平板リード部313をZ軸の上方に折り曲げる位置と、第2平板リード部323をZ軸の上方に折り曲げる位置とをX軸方向にずらしてある。すなわち、第2平板リード部323をZ軸の上方に折り曲げる位置を、第1平板リード部313をZ軸の上方に折り曲げる位置よりもX軸方向に外側に設定してある。Y軸方向の位置が一致している各リード部313,323は、たとえば図5に示す回路基板100などの外部回路上で電気的に接続させてもよい。
本実施形態では、図1Bに示す第1平板導体31および第2平板導体32を、あらかじめプレス加工などで成形しておき、それらの平板コイル部311,321を金型の内部に配置し、ボビン20を射出成形(インサート成形)することなどにより、ボビン20と一体化することができる。各リード部312,313,322,323の折曲成形は、そのインサート成形の後でもよいし、その前に予め加工してあってもよい。
ボビン20の巻芯部28へのワイヤ33の巻回作業を容易にするためには、ワイヤ33の巻回作業が終了してから、ボビン20と一体化された各リード部312,313,322,323の折曲成形を行うことが好ましい。
本実施形態では、平板導体31,32は、たとえば銅、アルミニウム、スズ、ニッケルなどの金属、またはこれらの合金などの導電性板材で構成してある。平板導体31,32の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.3~0.8mmである。平板導体31,32の表面、特に、リード部312,313、322,323の表面には、ハンダなどの接合部材との密着性を向上させるためなどの目的でメッキ処理や粗面化処理が施されていてもよい。
図2に示すように、ボビン20の端部隔壁鍔24のZ軸方向上面(以下、単に「上面」とも称する)に一体成形してある第1台座22は、側壁部221を有する。側壁部221の背面(ボビン20のX軸方向の外側)には、ワイヤリード部332,333をそれぞれ案内する一対の引出通路222,222が形成してある。これらの通路222,222は、分離凸部223により分離され、これらの絶縁が確保されている。
それぞれの通路222は、第1台座22の上面からZ軸の上方に突出する一対の係合凸部224を、それぞれの中心として、それぞれのワイヤリード部332,333がUターン可能に略U字形状を有している。係合凸部224と側壁部221と分離凸部222は、ボビン本体21に一体成形してある。
各係合凸部224には、それぞれ端子35の中間部が埋め込まれるように、端子35がインサート成形してある。端子35のワイヤ接続部351は、係合凸部224のX軸方向の端面からX軸方向に突出している。また、端子35の外部接続部352は、係合凸部224の上面からZ軸方向の上方向に飛び出している。端子35のワイヤ接続部351と外部接続部352とを連絡するL字形状の中間部分が、係合凸部224の内部に埋め込まれて一体化してある。
本実施形態では、端子35は、全体として略L字形状の導電性ピンで構成してあるが、略L字形状の導電性板片で構成してもよい。端子35の材質は、導電性を有する材質であれば特に限定されず、銅、銅合金などが例示される。
それぞれのワイヤ接続部351,351には、それぞれワイヤリード部332,333が絡げられて接続される。ワイヤリード部332,333がそれぞれ絡げられたワイヤ接続部351,351には、ハンダによる接合、あるいはレーザによる接合、あるいは抵抗溶接などのその他の接合手段による接合がなされてもよい。ワイヤリード部332,333は、図4に示すワイヤコイル部331を構成するワイヤ33の両端部である。
図4に示すように、巻回隔壁鍔26には、ワイヤ連絡切欠262とはX軸方向の反対側に、リード用切欠き261が形成してあり、図3に示す第2区画溝S2の内部に巻回してあるワイヤ33の一端であるリード部332をZ軸方向の上方に案内するようになっている。ワイヤ連絡切欠262の切欠深さは、図3に示すように、巻芯部28の外周面に届く深さであることが好ましい。また、図4に示すリード用切欠き261の切欠深さは、好ましくはワイヤ33の線径の一倍以上であるが、特に限定されない。
図1Bに示すように、端部隔壁鍔24の第1台座22とはX軸方向の反対側に位置する第2台座23には、第1台座22の側壁部221に一部形状が類似している側壁部231がZ軸方向に突出するように一体成形してある。側壁部221と側壁部231との間には、上部コア401のベース部44が配置されることから、それらの側壁部221,231は、ベース部44のY軸方向の中央部を挟み込むために都合がよい形状を有している。
第2台座22は、第1台座22のY軸方向幅よりも大きな幅を持ち、そのY軸方向の両側に、ピン保持凸部232が一体成形してある。ピン保持凸部232には、それぞれ支持ピン38がZ軸方向の上方に突出するように一体成形してある。これらの支持ピン38も、端子35および平板導体31,32と同様に、ボビン20にインサート成形などで一体成形される。
支持ピン38は、本実施形態では、端子35と同様な材質で構成されるが、必ずしも同じ材質で構成される必要はない。支持ピン38は、必ずしも導電性を有する必要もない。支持ピン38のZ軸方向の突出高さは、端子35の外部接続部352の突出高さと同程度であることが好ましく、図5に示すように、回路基板100を突き抜ける程度が好ましい。また、各平板リード部312,313,322,323の突出高さも、図5に示すように、支持ピン38と同様に、上部コア401の上面よりも高く、回路基板100を突き抜ける程度が好ましい。
ボビン20は、たとえばPPS、PET、PBT、LCP、ナイロンなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。ただし、本実施形態では、ボビン20としては、たとえば1W/m・K以上に熱伝導率が高いプラスチックで構成することが好ましく、たとえばPPS、ナイロンなどで構成してある。
図1Bに示すように、コア401,402は、本実施形態では、同じ形状であり、Z-Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。なお、コア401,402の態様は図2に示す態様に限定されるものではなく、たとえばコア401,402は、それぞれ一体に成形してあってもよく、または、コア401,402は、それぞれ複数に分割されていてもよい。
コア401,402は、それぞれY軸方向に延びるベース部44と、ベース部44のY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の側脚部48,48と、これらの側脚部48,48の間でY軸方向の中央からZ軸方向に突出する中脚部46とを有する。
中脚部46は、ボビン20のコア脚用貫通孔29の内部にZ軸方向の上方および下方から挿入されるようになっている。図3に示すように、ボビン20のコア脚用貫通孔29の内部において、中脚部46,46の先端は、接触して付き合わされていてもよいし、所定のギャップを挟んで向き合うように構成してもよい。なお、ギャップを形成することにより、ギャップの幅に応じてリーケージ特性を調整することができる。
図1Bに示すように、中脚部46,46は、コア脚用貫通孔29の内周面形状に一致するように、略円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、コア脚用貫通孔29の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48,48は、ボビン本体21の外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有し、その外面は、XZ平面(X軸とZ軸を含む平面)に平行な平面を有している。本実施形態では、各コア401,402の材質は、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
本実施形態に係るトランス10は、図1Bに示す各部材を組み立てると共に、ボビン20の巻芯部28にワイヤ33を巻回することによって製造される。以下に、トランス10の製造方法の一例を、図1Bなどを用いて説明する。トランス10の作製においては、まず、ボビン20を準備する。ボビン20の材質は特に限定されないが、ボビン20は、樹脂等の絶縁材料によって形成される。
ボビン20には、前述したように、平板導体31,32の平板コイル部311,321が各隔壁鍔24,25の内部に埋め込まれるように、インサート成形により一体化してある。また、端子35,36の中間部が埋め込まれるようにボビン20の第1台座22にインサート成形により一体化してある。さらに第2台座23には、支持ピン38の下端部が埋め込まれるようにインサート成形により一体化してある。
次に、ボビン20の巻芯部28の外周にワイヤ33をα巻により巻回し、ワイヤコイル部331を形成する。ワイヤ33としては、特に限定されないが、リッツ線等が好適に使用される。また、ワイヤ33の両端部であるワイヤリード部332,333は、図2に示すように、一対の端子35のワイヤ接続部351,351にそれぞれ絡げられた後に、たとえばハンダ付けで接続される。
巻回作業の後に、必要に応じて、平板導体31,32の平板リード部312,313,323,322をZ軸の上方に折り曲げ加工する。なお、平板リード部312,313は、予め折り曲げられていてもよい。ワイヤ33の巻回作業の邪魔にならないからである。
次に、図1Bに示すように、Z軸方向の上下方向からコア401,402を取り付ける。すなわち、コア401,402の中脚46,46の先端同士の間にギャップを持たせつつ、側脚48,48の先端同士を接合する。なお、ギャップは0であっても良い。
本実施形態に係るトランス10では、たとえば図3に示すように、一対の平板コイル部311,321がZ軸方向に所定間隔で、たとえばインサート成形などによりボビン20に埋め込まれており、ボビン20には、平板コイル部311,321を収容するための空間を作る必要が無い。また、ボビン20を巻き軸方向に分割可能な構造とする必要も無い。また、一対の平板導体31,32のコイル部311,321の間に位置するボビン20には、ワイヤ33が巻回可能な巻芯部28が具備してある。このため、ボビン20のZ軸方向の厚みを薄くすることが可能になり、トランス10の低背化あるいは薄型化に寄与する。
また、ボビン20の内部に平板コイル部311,321が埋め込まれていると共に、ボビン20の巻芯部28には、ワイヤ33が巻回してありワイヤコイル部331が形成してある。このため、いずれのコイル部311,321,331もボビン20との密着性が良好になり、コイル部311,321,331の発熱がボビン20に良好に伝達され、ボビン20を通しての放熱性が向上する。
さらに、一対の平板導体31,32のコイル部311,321の間にワイヤコイル部331が挟まれることになり、これらのコイル部311,331,321間の結合が向上する。なお、図6に示すように、本実施形態では、ワイヤコイル部331が一次側コイル部であり、平板コイル部311,321が二次側コイル部であるが、その逆でもよい。
また本実施形態では、図3に示すように、平板コイル部311,321の外径と、巻芯部28に巻回されているワイヤ33の巻き外径(ワイヤコイル部331の外径)とが略一致する。また、平板コイル部311,321の内径と、巻芯部28に巻回されているワイヤ33の巻き内径(ワイヤコイル部331の内径)とが略一致する。このように構成することで、これらのコイル部311,331,321間の結合がさらに向上する。
またボビン20の巻芯部28の中央には、磁性コア40の中脚部46が入り込む貫通孔29が形成してある。このように構成することで、ボビン20への磁性コア40の取付が容易になる。
さらに本実施形態では、図3に示すように、巻芯部28のZ軸方向の両端部には、それぞれ端部隔壁鍔24,25が形成してあり、これらの端部隔壁鍔24,25の間に位置する巻芯部28の外周には、巻回隔壁鍔26が形成してある。巻回隔壁鍔26と端部隔壁鍔24,25との間に位置する巻芯部28の回りには、ワイヤ33が所定ターン数で巻回してあり、端部隔壁鍔24,25の内部に、平板コイル部331,321が埋め込んである。
このように構成することで、ボビン20の隔壁鍔24,25を介してワイヤコイル部331と平板コイル部311,321との距離が近くなり、これらの結合を向上させることができる。また、ワイヤコイル部331の外径および内径と平板コイル部311,321の外径および内径とを容易に一致させやすくなり、この点でもコイル部311,331,321間の結合を向上させることができる。
さらに本実施形態では、図5に示すように、ボビン20のZ軸方向の端部外面には、端子35の外部接続部352がZ軸方向と平行に突き出しており、平板リード部312,313,322,323が、ボビン20のX軸方向の外側で、外部接続部352が突き出す方向と同じ方向に同程度の突出高さで飛び出している。
このように構成することで、低背化が図られたトランス10のZ軸方向の上端部に配置された回路基板100を、外部接続部352と平板リード部312,313,322,323が貫通し、基板100の上面での接続が容易になる。また、第2台座23には、支持ピン38が具備してあり、支持ピン38の上端部が、外部接続部352の上端部と同様に、突き出していることから、支持ピン38の上端部も、基板100を貫通し、基板100に対するトランス10の位置決めと固定強度を向上させている。
また、トランス10のZ軸方向の下側端部には配線などが必要がなくなるために、その下側端部には、筐体102や冷却機構を接触することにより、図3に示すコイル部311,321,331からボビン20に伝達された熱を良好に放熱することができる。
また、ボビン20に磁性コア40が取り付けられており、磁性コア40のZ軸方向下面(以下、単に「下面」または「底面」と称することもある)が筐体102などに接触しているため、ボビン20に伝達された熱を磁性コア40を通して、筐体102や冷却機構に良好に放熱することができる。ボビン20と磁性コア40との伝熱性を向上させるために、これらは接着剤で固定してあってもよい。
図2に示すように、本実施形態では、各端子35の中間部は、ボビン20の第1台座22の係合凸部224の内部に埋め込まれている。端子35の中間部に接続してあるワイヤ接続部351は、ボビン20のX軸方向外部に外部接続部352と略直角方向に突出している。ワイヤ33の端部であるリード部332,333は、リード用切欠き261,241および引出通路222に導かれてワイヤ接続部351に接続してある。このように構成することで、端子35に対するワイヤ33のリード部332,333の継線が容易になると共に、トランス10の低背化を図ることができる。
第2実施形態
図7A~図12に示す本実施形態に係るコイル装置としてのトランス10aは、第1実施形態に係るトランス10とボビン20aの内部が共通すると共に、主な構成要素が共通するが、コイルの巻軸方向が異なると共に、ボビン20aの外部構造が異なる。以下、主として第1実施形態に係るトランス10と異なる部分について詳細に説明し、共通する部分の説明は一部省略する。また、図面において、第1実施形態と共通する部材には共通する符号を付し、その説明も一部省略する。
図7Bに示すように、このトランス10aは、ボビン20aと、第1コア401aおよび第2コア402aから成るコア部(磁性コア)40aと、を有する。なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、Z軸は、トランス10の高さ(厚み)に対応する。また、Y軸は、コア401a,402aにおけるベース部(主要部分)44の長手方向に一致する。さらに、X軸は、ボビン20aの第1端子台22aと第2端子台23aとが並ぶ方向に一致し、後述するコイル部の巻軸に平行である。
ボビン20aは、ボビン本体21aと、ボビン本体21aのZ軸方向の下部でX軸方向の相互に反対側に位置するようにボビン本体21aに一体に成形してある第1端子台22aおよび第2端子台23aとを有する。ボビン20aのボビン本体21aは、コア脚用貫通孔29が形成してある巻芯部28を有する。第1端子台22aおよび第2端子台23aは、それぞれY軸に沿って細長い形状を有し、相互に平行に配置してある。ボビン20aは、第1実施形態のボビン20と同様な材質で構成してある。
図9に示すように、巻芯部28のX軸(巻軸)方向の両端部には、端部隔壁鍔24,25が形成してある。それぞれの端部隔壁鍔24,25は、Z軸およびY軸を含む平面(ZY平面)に略平行に巻芯部28の外側に広がっている。また、端部隔壁鍔24,25のZ軸方向の間に位置する巻芯部28の外周部には、これらの端部隔壁鍔24,25と略平行に巻芯部28の外側に広がる巻回隔壁鍔26,27が一体成形してある。
X軸に沿って方向の上方に位置する端部隔壁鍔24と巻回隔壁鍔26との間には、第1区画溝S1が形成してあり、X軸に沿って巻回隔壁鍔26と巻回隔壁鍔27との間には、第2区画溝S2が形成してあり、端部隔壁鍔25と巻回隔壁鍔27との間には、第3区画溝S3が形成してある。各区画溝S1~S3の巻軸方向の幅は、第1実施形態の区画溝S1~S2と同様である。各区画溝S1~S3の溝深さ(巻軸に対して半径方向の長さ)も第1実施形態の溝深さと同様である。
図10に示すように、巻回隔壁鍔26の円周方向の少なくとも一部には、ワイヤ連絡用切欠262が形成してあることが好ましい。このワイヤ連絡用切欠262を通して、各区画溝S1,S2を連絡し、一本のワイヤ33で切欠262を通して各区画溝S1,S2に複数の所定ターンで巻回することができる。また同様に、巻回隔壁鍔27の円周方向の少なくとも一部にも、ワイヤ連絡用切欠262と同様な切欠(図示省略)が形成してあることが好ましい。
ワイヤ33の巻回方法としては、α巻きが好ましいが、その他の巻回方法でもよい。端部隔壁鍔24,25と巻回隔壁鍔26,27との間に位置する巻芯部28の回りに、ワイヤ33を所定ターン数で巻回することで、ワイヤコイル部331が形成される。
本実施形態では、端部隔壁鍔24,25と巻回隔壁鍔26,27との間に位置する巻芯部28の回りに、ワイヤ33とは別の補助的なワイヤ34を所定ターン数で巻回することで、ワイヤコイル部331とは別のワイヤコイル部341が形成される。本実施形態では、ワイヤコイル部331を構成するワイヤ33のターン数(巻回数)N33に比較して、ワイヤコイル部341を構成するワイヤ34のターン数N34が少ない。たとえばN34/N33は、1/8~1/24である。
また、ワイヤ34も、ワイヤ33と同様に、単線で構成されてもよく、あるいはリッツ線などの撚り線で構成されてもよい。ワイヤ33の線径は、特に限定されないが、好ましくは0.2~0.8mmの範囲であり、ワイヤ34の線径は、ワイヤ33と同程度でも良いが、本実施形態では、ワイヤ33の線径の1/3~1/5である。
図9に示すように、端部隔壁鍔24には、第1平板状導体31aの第1平板コイル部311aが埋め込まれており、端部隔壁鍔25には、第2平板状導体32aの第2平板コイル部321aが埋め込まれている。図7Bに示すように、第1平板状導体31aの第1平板コイル部311aは、略1ターン分のリング板形状を有し、その部分が、図9に示すように、端部隔壁鍔24の内部に埋め込まれている。また、同様に、第2平板状導体32aの第2平板コイル部321aは、略1ターン分のリング板形状を有し、その部分が、図9に示すように、端部隔壁鍔24の内部に埋め込まれている。
第1平板コイル部311aの両端部には、それぞれ、第1平板リード部312a,313aが形成してある。各第1平板リード部312a,313aは、ボビン20aの第1端子台22aの内部で、略L字形状に折り曲げられ、第1端子台22aのZ軸方向の下面から外側に飛び出してある。
また、第2平板コイル部321aの両端部には、それぞれ、第2平板リード部322a,323aが形成してある。各第2平板リード部322a,323aは、ボビン20aの第2端子台23aの内部で、略L字形状に折り曲げられ、第2端子台23aのZ軸方向の下面から外側に飛び出してある。
第1端子台22aから第1平板リード部312a,313aが飛び出す位置と、第2端子台23aから第2平板リード部322a,323aが飛び出す位置は、Y軸方向に略一致しており、本実施形態では、ボビン20のX軸方向に沿って反対側に位置するようにしてある。
第1平板導体31aおよび第2平板導体32aは、第1実施形態の第1平板導体31および第2平板導体32と同様に成型され、同様な方法でボビン20aに一体成形される。本実施形態では、平板導体31a,32aは、第1実施形態の平板導体31,32と同様な材質で構成され、同様な厚みを有する。
本実施形態では、図8に示すように、第1端子台22aの下面から第1平板リード部312a,313aがZ軸に沿って飛び出し、第2端子台23aの下面から第2平板リード部322a,323aがZ軸に沿って飛び出す。そして、第1平板リード部312a,313aと第2平板リード部322a,323aとの間(X軸に沿って)に、ボビン20の巻芯部28が位置する。
したがって、巻芯部28にワイヤ33,34を巻回してワイヤコイル部331,341を形成した後に、平板リード部312a,313a,322a,323aを折り曲げ加工する必要が無い。なお、ボビン20の巻芯部28にワイヤ33,34を巻回する際には、カバー50は、ボビン20aから取り外されている。
図8および図11に示すように、第1端子台22aおよび第2端子台22bのZ軸方向の下面には、それぞれ引出通路222aが形成してある。一方の引出通路222aは、巻芯部28に巻回してあるワイヤ33,34の一方の端部である一方のリード部332,342を、第1端子台22aのY軸方向端面に案内する案内溝で構成してある。他方の引出通路222aは、巻芯部28に巻回してあるワイヤ33,34の他方の端部である他方のリード部333,343を、第2端子台23aのY軸方向端面に案内する案内溝で構成してある。
図7Aに示すように、第1端子台22aのY軸方向の端面と、第2端子台22bの同じ側のY軸方向の端面には、それぞれワイヤ接続部351,361がY軸方向の外側に飛び出すように、端子35および36がボビン20aにインサート成形してある。
各端子35のワイヤ接続部351は、各端子台22a,22bのY軸方向端面から、X軸方向の外側位置で、Y軸方向の外側に突出している。また、各端子35の外部接続部352は、ワイヤ接続部351の近くで、各端子台22a,22bのZ軸方向下端面から、Y軸方向の外側位置で、Z軸方向の下側に突出している。
各端子36のワイヤ接続部361は、ワイヤ接続部351よりもX軸方向の内側位置で、各端子台22a,22bのY軸方向端面から、Y軸方向の外側に突出している。また、各端子36の外部接続部362は、ワイヤ接続部361の近くで、各端子台22a,22bのZ軸方向下端面から、Y軸方向の外側位置で、Z軸方向の下側に突出している。
本実施形態では、4つのワイヤ接続部351,361,361,351は、そのZ軸方向位置が略同じであり、X軸方向に位置ずれしている。また、4つの外部接続部352,362,362,352は、そのY軸方向位置が略同じであり、4つのワイヤ接続部351,361,361,351のX軸方向位置に対応して、X軸方向に位置ずれしている。
端子35のワイヤ接続部351と外部接続部352とを連絡するL字形状の中間部分が、端子台22a,23aのY軸方向の一方の端部の内部に埋め込まれて一体化してある。また、端子36に関しても同様である。端子35,36の外部接続部352,362の端子台22a,23aの下面からの突出高さは、前述した平板リード部312a,313a,322a,323aの端子台22a,23aの下面からの突出高さと略同一であることが好ましい。本実施形態では、端子台22a,23aの下面に回路基板などが実装される。
本実施形態では、端子35,36は、全体として略L字形状の導電性ピンで構成してあるが、略L字形状の導電性板片で構成してもよい。端子35,36の材質は、第1実施形態と同様である。
図8に示すように、各端子台22a,23aのY軸方向の一方の端面において、X軸方向の外側に配置してある各ワイヤ接続部351,351には、それぞれワイヤリード部332,333が絡げられて接続される。同様に、各端子台22a,23aのY軸方向の一方の端面において、X軸方向の内側に配置してある各ワイヤ接続部361,361には、それぞれワイヤリード部342,343が絡げられて接続される。
図7Aに示すように、ワイヤリード部332,333がそれぞれ絡げられたワイヤ接続部351,351と、ワイヤリード部342,343がそれぞれ絡げられたワイヤ接続部361,361とには、ハンダやレーザなどによる接合部材37が形成される。
図7Bに示すように、本実施形態のコア401a,402aは、第1実施形態のコア401,402と形状は異なるが、同じような構成を有し、それぞれ一体に成形してあってもよく、または、それぞれ複数に分割されていてもよい。
コア401a,402aは、それぞれY軸方向に延びるベース部44と、ベース部44のY軸方向の両端からX軸方向に突出している一対の側脚部48,48と、これらの側脚部48,48の間でY軸方向の中央からX軸方向に突出する中脚部46とを有する。
中脚部46は、ボビン20のコア脚用貫通孔29の内部にX軸方向の左右方向から挿入されるようになっている。図9に示すように、ボビン20aのコア脚用貫通孔29の内部において、中脚部46,46の先端は、接触して付き合わされていてもよいし、所定のギャップを挟んで向き合うように構成してもよい。なお、ギャップを形成することにより、ギャップの幅に応じてリーケージ特性を調整することができる。
図7Bに示すように、中脚部46,46は、コア脚用貫通孔29の内周面形状に一致するように、略円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、コア脚用貫通孔29の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48,48は、ボビン本体21の外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有し、その外面は、XZ平面(X軸とZ軸を含む平面)に平行な平面を有している。本実施形態では、各コア401a,402aの材質は、第1実施形態と同様である。
側脚部48,48の内周面とボビン本体21の外周面との間には、それぞれカバー50が配置してある。カバー50のカバー本体52は、ボビン20における端子台22aおよび23aの間に位置するボビン本体21の外周を覆うような形状を有する。カバー本体52のX軸方向の両端には、カバー本体52からボビン本体21に向けて略垂直方向に折り曲げられている係止片54が一体成形してある。カバー本体52のX軸方向の両側に形成してある一対の係止片54は、ボビン本体21のX軸方向の上下面を挟み込むように取り付けられる。
また、カバー本体52のZ軸方向の両端外面には、それぞれY軸方向に延びる側脚ガイド片56が一体に成形してある。一対の側脚ガイド片56の間に位置するカバー本体52の外面には、側脚部48,48の内面が接触し、側脚部48,48のX軸方向の移動が、一対の側脚ガイド片56により制限されるようになっている。これらのカバー50は、ボビン20と同様なプラスチックなどの絶縁部材で構成されることが好ましいが、金属で構成してもよい。
本実施形態では、第1端子台22aの上に、コア401aのベース部44が配置され、第2端子台23aの上に、コア402aのベース部44が配置される。このため、ベース部44のX軸方向厚みが、各端子台22a,23aのX軸方向幅と略同一か、それ以下に設定してあることが好ましい。このように設定することで、トランス10aの差軸方向の厚みを薄くすることが容易になる。
また、図7Bに示すように、ボビン本体21aのX軸方向の両端面には、各コア401a,402Aのベース部44をZ軸方向の両側から保持する保持用凸部211がボビン本体21aと一体成形してあることが好ましい。保持用凸部211は、ボビン本体21aのX軸方向の端面から、X軸方向の外側に向けて板片状に突出していることが好ましい。また、保持用凸部211の内面形状は、ベース部44のZ軸方向両側面の形状に合わせた形状を有している。また、Z軸方向の下側に配置してある保持用凸部211は、各端子台22a,23aの上面に一体化してある。
本実施形態に係るトランス10aは、図7Bに示す各部材を組み立てると共に、ボビン20aの巻芯部28にワイヤ33,34を巻回することによって製造される。トランス10aの製造方法は、第1実施形態のトランス10の製造方法と同様である。
本実施形態に係るトランス10aでは、第1実施形態のトランス10と同様な作用効果を奏すると共に、下記の作用効果もある。
図7Bに示すように、本実施形態のトランス10aでは、ボビン20aの巻軸方向の両端部には、それぞれ巻軸方向に突出している端子台22a,23aが一体に成形してある。それぞれの端子台20a,20bが、巻軸方向と略直角なY方向に相互に略平行に長い形状を有する。図8に示すように、それぞれの端子台22a,23aの長手方向の端部の底面から、端子35,36の外部接続部352,362が突出するように取り付けられている。また、平板リード部312a,313a,322a,323aが、端子台22a,23aの底面から、外部接続部52,362が突き出す方向に飛び出している。
このように構成することで、図7Aに示すように、トランス10aのX軸方向の薄型化を図ることができる。また、略平行に配置された一対の端子台22a,23aの底面側に配置された回路基板(図示省略)などとの接続が容易になる。また、端子台22a,23aの底面が回路基板などとの固定面になり、薄型化が図られたトランス10aの大部分が、回路基板などでは覆われない面となり、放熱面積が増大する。その結果、トランス10aの放熱姓を増大させることができる。本実施形態のトランス10aは、特に強制空冷式に冷却されるために適した構成を有している。
また、ボビン20aに磁性コア40aが取り付けられているため、ボビン20aに伝達された熱を磁性コア40aを通して外部空間に良好に放熱することができる。ボビン20aと磁性コア40aとの伝熱性を向上させるために、これらは接着剤で固定してあってもよい。また、磁性コア40aは、熱伝導性に優れたベルト70などでボビン20aと共に固定してあってもよい。
また本実施形態では、図8および図須要に、ワイヤ33,34の端部であるリード部332,333,342,343が、端子台22a,23aの底面に形成してある引出通路222aに導かれて各ワイヤ接続部351,361に接続してある。このように構成することで、端子35,36に対するワイヤ33,34のリード部332,333,342,343の継線が容易になると共に、トランス10aの薄型化を図ることができる。
図12に示すように、本実施形態では、ワイヤコイル部331およびワイヤコイル部341が一次側コイル部であり、平板コイル部311a,321aが二次側コイル部であるが、その逆でもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。たとえば第1実施形態のトランスの一部の構成要素と第2実施形態のトランスの一部の構成要素とを組み合わせてトランスまたはその他のコイル装置を組み立ててもよい。
10,10a…トランス
20,20a…ボビン
21,21a…ボビン本体
211… 保持用凸部
22…第1台座
22a… 第1端子台
22a1… 差し込み溝
221…側壁部
222,222a…引出通路
223…分離凸部
224…係合凸部
23…第2台座
23a… 第2端子台
23a1… 差し込み溝
231…側壁部
232…ピン保持凸部
24,25…端部隔壁鍔
241…リード用切欠
26,27…巻回隔壁鍔
261…リード用切欠
262…ワイヤ連絡用切欠
28…巻芯部
29…コア脚用貫通孔
31,31a… 第1平板導体
311,311a… 第1平板コイル部
312,313,312a,313a… 第1平板リード部
32,32a… 第2平板導体
321,321a… 第2平板コイル部
322,323,322a,323a… 第2平板リード部
33,34… ワイヤ
331,341… ワイヤコイル部
332,333,342,343… ワイヤリード部
35,36… 端子
351,361… ワイヤ接続部
352,362… 外部接続部
37… 接合部材
38… 支持ピン
40,40a… 磁性コア(コア部)
401… 上部コア
401a… 第1コア
402… 下部コア
402a… 第2コア
44… ベース部
46… 中脚部
48… 側脚部
50… カバー
52… カバー本体部
54… 係止片
56… 側脚ガイド片
60… 底板
62… 端縁
70… ベルト
100… 回路基板
102… 筐体

Claims (6)

  1. 平板コイル部と平板リード部とをそれぞれ有する一対の平板導体と、
    前記平板リード部がそれぞれ露出するように、一対の前記平板コイル部が巻軸方向に所定間隔で埋め込まれているボビンと、を有し、
    一対の前記平板導体のコイル部の間に位置する前記ボビンには、ワイヤが巻回可能な巻芯部が具備してあることを特徴とするコイル装置であって、
    前記ボビンの巻軸方向の両端部には、それぞれ前記巻軸方向に突出している端子台が一体に成形してあり、
    それぞれの前記端子台が、前記巻軸方向と略直角な方向に相互に略平行に長い形状を有し、
    それぞれの前記端子台の長手方向の端部の底面から、端子の外部接続部が突出するように取り付けられ、
    前記平板リード部が、前記端子台の底面から、前記外部接続部が突き出す方向に飛び出しているコイル装置
  2. 前記平板コイル部の外径と、前記巻芯部に巻回されているワイヤの巻き外径とが略一致し、前記平板コイル部の内径と、前記巻芯部に巻回されているワイヤの巻き内径とが略一致する請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記巻芯部の中央には、磁性コアの中脚部が入り込む貫通孔が形成してある請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記巻芯部の巻軸方向の両端部には、それぞれ端部隔壁鍔が形成してあり、
    これらの端部隔壁鍔の間に位置する前記巻芯部の外周には、巻回隔壁鍔が形成してあり、前記巻回隔壁鍔と前記端部隔壁鍔との間に位置する前記巻芯部の回りには、前記ワイヤが所定ターン数で巻回してあり、
    前記端部隔壁鍔の内部に、前記平板コイル部が埋め込んである請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
  5. 前記端子の中間部は、前記端子台の内部に埋め込まれており、前記端子の中間部に接続してあるワイヤ接続部が、前記端子台の端面から突出しており、
    前記ワイヤの端部であるリード部が、前記端子台の底面に形成してある引出通路に導かれて前記ワイヤ接続部に接続してある請求項1~4のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 前記端子台に沿って磁性コアの主要部分が配置される請求項1~5のいずれかに記載のコイル装置。
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