JP2007035664A - トランスユニット - Google Patents

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知志 菅野
Naoki Sasaki
尚樹 佐々木
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Abstract

【課題】 分布容量が小さくかつ薄型化が可能なトランスが複数配設されたトランスユニットの具体的な構成を提供すること。
【解決手段】 トランスユニットを構成するボビン2は、Z方向と略直交する方向に広がるように形成された複数の鍔部2bを備える。この複数の鍔部2bは、Z方向に導線C11〜C23を2本重ねたときの高さよりも小さな間隔でZ方向に配設されており、複数の鍔部2b間には、導線C11〜C23が鍔部2bの内側から外側に向かって渦巻状に一段で巻回されて構成された一次巻線と二次巻線と備えるトランスT1〜T3が配設されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電磁誘導を利用して電圧を昇降させるトランスを複数備えるトランスユニットに関する。
従来から、導線が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスが小型の電子機器や電源装置等の様々な製品に用いられている。この種のトランスとしては、一次巻線を形成する導線と、二次巻線を形成する導線との複数本の導線が、互いに近接した状態で、渦巻状に巻回されて構成された薄型のトランスが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1には、一次巻線を形成する導線と、二次巻線を形成する導線との2本の導線が同一平面上で渦巻状に巻回されて構成された一段のトランスが記載されている。また、特許文献1には、一次巻線を形成する導線と、二次巻線を形成する導線との複数本の導線が、積層された状態で渦巻状に巻回されて構成された複数段(二段または三段)のトランスが記載されている。このトランスでは、各段を構成する導線同士が、導線の半径分だけ径方向に位置をずらした状態で、積層されている。
また、特許文献1に記載されたトランスでは、導線が内側から外側に向かって渦巻状に巻回されるため、導線の巻き始め部分となる一端がトランスの内周側に配置され、導線の巻き終わり部分となる他端がトランスの外周側に配置される。すなわち、導線の一端と他端との電位差の大きい部分同士が離れた状態で配置される。そのため、特許文献1に記載されたトランスでは、分布容量が小さくなっている。
特開平6−61072号公報
特許文献1に記載されたトランスは、上述のように、一次巻線を形成する導線と、二次巻線を形成する導線との複数本の導線が渦巻状に巻回されて構成されているため、薄型化が可能となっている。また、特許文献1に記載されたトランスは、分布容量が小さくなっているため、一次巻線側に入力される入力信号が高周波信号であっても、適切な動作を行うことが可能となっている。
しかしながら、特許文献1には、分布容量が小さくかつ薄型化が可能なトランスが複数配設されたトランスユニットの具体的な構成は開示されていない。
そこで、本発明の課題は、分布容量が小さくかつ薄型化が可能なトランスが複数配設されたトランスユニットの具体的な構成を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、導線が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスが複数配設されたトランスユニットであって、導線が巻回される筒状のボビンを備え、ボビンは、トランスユニットの高さ方向と略直交する方向に広がるように形成された鍔部を備え、鍔部は、高さ方向に導線を2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で、高さ方向に複数配設され、トランスは、導線が鍔部の内側から外側に向かって渦巻状に一段で巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備え、複数の鍔部間に、トランスが配設されていることを特徴とする。
本発明のトランスユニットでは、トランスは、導線が鍔部の内側から外側に向かって渦巻状に一段で巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えているため、その低分布容量化および薄型化が可能となっている。そして、分布容量が小さくかつ薄型化が可能となるトランスが、高さ方向に導線を2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で、高さ方向に配設された複数の鍔部間に配設されている。すなわち、薄型のトランスが、小さな間隔で高さ方向に配設された鍔部の間に配設されているため、トランスが複数配設されたトランスユニットであっても、その薄型化が可能になる。また、本発明のトランスユニットは、分布容量が小さいトランスが複数配設されているため、一次巻線側に入力される入力信号が高周波信号であっても、適切な動作を行うことができる。すなわち、本発明のトランスユニットは、高周波対応が可能となる。
また、本発明のトランスユニットでは、高さ方向に導線を2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で、高さ方向に複数配設された鍔部間に、導線が一段で巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスが配設されている。そのため、トランスを挟むように配置された鍔部によって導線の巻崩れを防止することができ、トランスの形状を安定させることができる。また、鍔部が、高さ方向に導線を2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で高さ方向に配設されているため、導線の巻回作業時においても導線の巻崩れを防止することができ、鍔部間に一段で巻回される導線の巻回作業を安定させることができる。すなわち、導線の巻回作業が容易になる。
ここで、特許文献1に記載されたような薄型のトランスが搭載される小型の電子機器等は、年々、小型化、薄型化している。そのため、これらの機器に搭載されるトランスと、トランスの周囲に搭載される他の電子デバイスとの距離は年々短くなり、トランスから引出される導線と他の電子デバイスとが接触しやすくなるといった問題が生じる。しかしながら、特許文献1には、トランスから引出される導線とトランスの周囲に配置される他の電子デバイスとの接触防止する手段は提案されていない。
そこで、本発明においては、鍔部には、導線を鍔部間から高さ方向外側へ向かって引き回すため、高さ方向と直交する方向に配線溝が形成され、ボビンは、ボビンからの導線の引出位置を規制するため、高さ方向と略直交する方向に広がるように形成された引出位置規制部材をボビンの高さ方向端に備えることが好ましい。このように構成すると、ボビンからの導線の引出位置が規制されるため、トランスユニットと他の電子デバイスとが近い距離で搭載される電子機器等に、トランスユニットを搭載した場合であっても、トランスユニットから引き出される導線と他の電子デバイスとの接触を防止することが可能となる。
本発明において、ボビンの内周側に挿入される挿入部と、ボビンの高さ方向外側に配置される端面部とを有するコアを備え、端面部の端面形状が略蝶型に形成されていることが好ましい。このように構成すると、ボビンに巻回された導線を引き回す際に、導線とコアとの接触を確実に防止することができる。すなわち、略蝶型の端面部の窪んだ部分で、ボビンに巻回された導線を引き回すことが可能となるため、導線とコアとの接触を確実に防止することができる。その結果、安全かつ安定した導線の引き回しが容易になる。
以上説明したように、本発明にかかるトランスユニットでは、低分布容量化および薄型化が可能になる。また、本発明にかかるトランスユニットでは、トランスの形状を安定させることができるとともに、導線の巻回作業も容易になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるトランスユニット1を示す斜視図である。図2は、図1のボビン2を示す斜視図である。図3は、図1のボビン2を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢印E−E方向からボビン2の側面を示す側面図、(C)は(A)の矢印F−F方向からボビン2の側面を示す側面図である。図4は、図3(A)のG−G断面を示す部分断面図である。図5は、図3(A)のH−H断面を示す部分断面図である。図6は、図1のコア3を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
(トランスユニットの概略構成)
本形態のトランスユニット1は、小型の電子機器等に用いられるものである。特に、本形態のトランスユニット1は、たとえば、厚さが約7.5mmというように薄型で、かつ、一次巻線側に入力される入力信号が300kHz(キロヘルツ)〜2MHz(メガヘルツ)といった高周波信号であっても、適切な動作を行うことができる高周波対応が可能なトランスユニットである。また、本形態のトランスユニット1は、50Aといった大きな電流の入力および/または出力が可能な大電流対応型のトランスユニットである。
このトランスユニット1には、図2に示すように、一次巻線用の導線C11が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線用の導線C21が巻回されて構成された二次巻線とを備える第1のトランスT1、一次巻線用の導線C12が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線用の導線C22が巻回されて構成された二次巻線とを備える第2のトランスT2、および、一次巻線用の導線C13が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線用の導線C23が巻回されて構成された二次巻線とを備える第3のトランスT3の3つのトランスT1〜T3が配設されている。なお、図2では便宜上、導線C11〜C23が細い線で図示されているが、実際の導線C11〜C23は、図2に図示したものよりも太くなっている(図5参照)。また、以下では、一次巻線用の導線C11〜C13をまとめて表す場合には、導線C1と表記し、二次巻線用のC21〜C23をまとめて表す場合には、導線C2と表記する。さらに、導線C11〜C13、C21〜C23をまとめて表す場合には、導線Cと表記する。さらにまた、トランスT1〜T3をまとめて表す場合には、トランスTと表記する。
また、トランスユニット1は、図1および図2に示すように、導線Cが巻回されるボビン2と、ボビン2を挟み込むように配置される2つのコア3,3と、導線Cの端部が接続される複数の端子4が固定された2つの端子台5,5とを備えている。なお、図1では、便宜上、導線CおよびトランスTの図示を省略している。また、以下では、図1に示すように、トランスユニット1の高さ方向をZ方向、Z方向に直交する一方向(図1の左右方向)をX方向、Z方向およびX方向に直交する方向をY方向とする。
本形態の導線Cは、その断面が円形状に形成されている。たとえば、本形態の導線Cの径は0.6mmとなっている。また、導線Cの表面は、端子4に巻回される導線Cの端部側の一部分を除いて、絶縁被膜によって覆われている。なお、導線Cの断面形状は円形状には限定されず、正方形や長方形であっても良い。
ボビン2は、図3から図5に示すように、略円筒状に形成されている。すなわち、ボビン2の径方向の中心部には、Z方向に貫通する円形の貫通孔2aが形成されている。このボビン2の詳細な構成については後述する。
コア3は、フェライト等の磁性材料で形成されている。このコア3は、図6に示すように、ボビン2の貫通孔2aに挿入される挿入部3aと、挿入部3aが中心部に固定されボビン2のZ方向外側に配置される端面部3bと、端面部3bのY方向両端から挿入部3aと同じ方向へ向かって立ち上がるように形成された2つの側面部3c,3cとから構成されている。
挿入部3aは、図6(B)、(C)に示すように、円柱状に形成されている。端面部3bは、平板状に形成されるとともに、図6(A)に示すように、Z方向から見た端面部3bの端面3b1は、Y方向両端からY方向中心部に向かってX方向の幅が次第に狭くなるように形成されている。すなわち、端面3b1の形状は略蝶型に形成されている。側面部3c,3cは、略矩形の平板状に形成されている。
上述のように、本形態のトランスユニット1は薄型のトランスユニットである。そのため、コア3の高さも低くなっている。たとえば、コア3の高さ(Z方向の寸法)H1は、約3.7mmとなっている。また、端面部3bの厚さ(Z方向の寸法)は、たとえば、約1.4mmとなっている。ちなみに、端面部3bのX方向の最大幅は、たとえば、約14mmとなっており、Y方向の幅は、たとえば、約20mmとなっている。また、側面部3c,3cの厚さ(Y方向の寸法)は、たとえば、約1.5mmとなっており、挿入部3aの径は、たとえば、約7mmとなっている。
図1に示すように、2つのコア3,3は、図6(B)の下端同士を当接させた状態で互いに固定されている。より具体的には、2つのコア3,3は、ボビン2の貫通孔2aに挿入部3aを挿入した状態で、ボビン2を挟み込むとともに、ボビン2のZ方向の両側とY方向の両側とを覆うように互いに固定されている。
2つの端子台5、5は、図1に示すように、細長の略直方体状に形成され、トランスユニット1の下端側かつX方向両端で、コア3にそれぞれ取り付けられている。この端子台5は、複数の端子4が固定される基部5aと、図示を省略するIC基板等に接続される接続部5bと、コア3へ取り付けるための取付部5c,5cとを備えている。
本形態では、1つの端子台5に5本の端子4が固定されている。すなわち、本形態のトランスユニット1は、合計で10本の端子4を備えている。また、接続部5bは、端子4の本数に対応するように、1つの端子台5に5個形成されている。より具体的には、接続部5bは、基部5aの底面からX方向外側へ突出するように形成されている。この接続部5bは、半田付け等によって、図示を省略するIC基板等の端子部に接続されるようになっている。取付部5c,5cは、基部5aのY方向両端側のそれぞれに形成されている。より具体的には、取付部5c,5cは、基部5aからX方向内側へ突出するように形成されている。この取付部5c,5cは、図1において下側に配置されるコア3の側面部3c,3cの内側面に当接した状態で、このコア3に固定されるようになっている。
(ボビンの構成)
ボビン2は、絶縁性材料で形成され、図3等に示すように、Z方向に直交する方向に広がるように形成された円盤状の複数の鍔部2bと、ボビン2からの導線Cの引出位置を規制するための引出位置規制部材として、Z方向に直交する方向に広がるように形成された笠部2cとを備えている。
本形態の鍔部2bは、図3等に示すように、Z方向の所定の間隔を保った状態で、Z方向に4個配設されている。より具体的には、導線Cの高さ(Z方向の寸法)以上で、かつ、Z方向に導線Cを2本重ねたときの高さよりも小さな間隔を保った状態で、4個の鍔部2bがZ方向に配置されている。すなわち、導線Cの直径をDとした場合、D以上かつ2D未満の間隔で、4個の鍔部2bがZ方向に配置されている。各鍔部2b間には、図2および図5に示すようにトランスTが配設されている。より具体的には、図5等に示すように、上から1段目の鍔部2bと2段目の鍔部2bとの間にトランスT1が配設され、2段目の鍔部2bと3段目の鍔部2bとの間にトランスT2が配設され、3段目の鍔部2bと4段目の鍔部2bとの間にトランスT3が配設されている。
4個の鍔部2bのうち、上から2段目の鍔部2bを除いた3個の鍔部2bには、図3等に示すように、各鍔部2b間に配設されたトランスTの導線Cの端部を、Z方向外側へ向かって引き回すための配線溝2b1が形成されている。より具体的には、配線溝2b1は、鍔部2bの径方向外側から内側に向かって、かつ、鍔部2bをZ方向に貫通するように形成されている。本形態の配線溝2b1は、Y方向の幅が略一定となった略U形状に形成されている。また、この配線溝2b1は、3個の鍔部2bのそれぞれに、180°ピッチで2箇所に形成されている。
ここで、本形態では、後述のように、トランスT2を構成する導線C12,C22の端部は、ボビン2の下側に引き回されるため、上から2段目の鍔部2bには、配線溝2b1が形成されていないが、トランスT2を構成する導線C12,C22の端部がボビン2の上側に引き回される場合には、上から2段目の鍔部2bに配線溝2b1が形成され、上から3段目の鍔部2bには配線溝2b1は形成されない。また、トランスTを構成する導線Cの端部が全てボビン2の上側に引き回される場合には、1段目から3段目までの鍔部2bに配線溝2b1が形成され、トランスTを構成する導線Cの端部が全てボビン2の下側に引き回される場合には、2段目から4段目までの鍔部2bに配線溝2b1が形成される。なお、1段目から4段目までの全ての鍔部2bに配線溝2b1が形成されていても良い。
笠部2cは、図3等に示すように、ボビン2のZ方向両端に形成されている。より具体的には、笠部2cは、Z方向両端に配置される鍔部2bのそれぞれからZ方向外側に立ち上がるように形成された側壁部2c1と、側壁部2c1のZ方向外側端から鍔部2bと平行に形成され、ボビン2からの導線Cの引出位置を規制する規制部2c2とから構成されている。この笠部2cは、導線Cを引き回すための配線溝2b1に対応するように、Z方向両端に配置される鍔部2bのそれぞれに、180°ピッチで2箇所に形成されている。すなわち、ボビン2は、Z方向両端に、合計で4個の笠部2cを備えている。
側壁部2c1は、2つの壁面の間隔が径方向内側から外側に向かって次第に広がる略V形状に形成されている。規制部2c2は、側壁部2c1のZ方向外側端から径方向外側に向かって一定幅で広がる略V形状に形成されている。換言すると、規制部2c2は、側壁部2c1のZ方向外側端から鍔部2bと平行に、かつ、鍔部2bの外周端まで形成された略扇形状の径方向外側部分を、その扇形状と相似形でかつその扇形状よりも小さな扇形状で切り取ったようなV形状に形成されている。
トランスユニット1の薄型化を実現するため、ボビン2の高さもコア3との高さと同様に低くなっている。たとえば、Z方向両端に配置される鍔部2bのZ方向外側面間の距離H2(図3(B)参照)は、約4.0mmとなっている。鍔部2bのZ方向外側面からの笠部2cの高さH3(図3(B)参照)は、たとえば、約1.2mmとなっている。また、鍔部2bの厚み(Z方向の寸法)は、たとえば、約0.5mmとなっており、各鍔部2b間のZ方向の間隔は、たとえば、約0.6mmとなっている。ちなみに、鍔部2bの径は、たとえば、約16mmとなっており、配線溝2b1の幅は、約2mmとなっている。また、貫通孔2aの径は、約7.5mmとなっている。
上述のように、ボビン2は、2つのコア3,3の間に配置される。より具体的には、図1に示すように、2つのコア3,3の端面部3b,3bをそれぞれ、2つの笠部2c,2cがX方向で挟み込んだ状態で、ボビン2は、2つのコア3,3に挟まれるように配置される。
(トランスの構成)
トランスTは、導線Cが鍔部2bの内側から外側に向かって渦巻状に一段で巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えている。より具体的には、図5に示すように、トランスT1では、一次巻線用の導線C11と二次巻線用の導線C21とが隣接した状態で、鍔部2bの内側から外側に向かって3周分巻回されるとともに、その外側に、二次巻線用の導線C21が3周分巻回されている。また、トランスT2,T3でも、トランスT1と同様に導線C12,C22,C13,C23が巻回されている。なお、図5では、便宜上、導線C12,C22,C13,C23の符号の図示は省略している。
鍔部2b間に巻回された導線Cの端部は、Z方向外側へ向かって引き回されている。本形態では、図2に示すように、トランスT1を構成する導線C11,C21の端部は、1段目の鍔部2bの配線溝2b1を通過して、上側に引き回されている。また、鍔部2b間から上側に引き回された導線C11,C21の端部は、笠部2cによって規制され、笠部2cのY方向両端から、ボビン2の外側へ引き回されている。より具体的には、図2における笠部2cの右端から引き込まれた導線C11,C21は、配線溝2b1の径方向内側を通過して、鍔部2b間に巻回され、その後、配線溝2b1の径方向外側へ通過して鍔部2b間から上側に引き出され、さらに、笠部2cの左端からボビン2の外側へ引き出されている。
また、図2に示すように、トランスT2を構成する導線C12,C22の端部は、3段目および4段目の鍔部2bの配線溝2b1を通過して、下側に引き回されている。また、下側に引き回された導線C12,C22の端部は、笠部2cによって規制され、笠部2cのY方向両端から、ボビン2の外側へ引き回されている。より具体的には、図2における笠部2cの右端から引き込まれた導線C12,C22は、配線溝2b1の径方向内側を通過して、鍔部2b間に巻回され、その後、配線溝2b1の径方向外側へ通過して鍔部2b間から下側に引き出され、さらに、笠部2cの左端からボビン2の外側へ引き出されている。トランスT3を構成する導線C13,C23の端部も、ほぼ同様に、4段目の鍔部2bの配線溝2b1を通過して、下側に引き回されている。
ボビン2から引き出された導線Cの端部は、端子4の上端側に巻回された状態で、半田付け等によって、端子4に接続されている。
なお、以上のトランスTの構成の説明においては、鍔部2b間に巻回された導線Cの巻き始め部分および巻き終わり部分が、同じ配線溝2b1を通過する構成について説明した。しかし、上述のように、鍔部2bには、配線溝2b1が180°ピッチで2箇所に形成されているため、一方の配線溝2b1を導線Cの巻き始め部分が通過し、他方の配線溝2b1を導線Cの巻き終わり部分が通過するように構成しても良い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のトランスTは、導線Cが鍔部2bの内側から外側に向かって渦巻状に一段で巻回された一次巻線と二次巻線とから構成されているため、低分布容量化および薄型化が可能になっている。また、本形態のトランスユニット1では、分布容量が小さくかつ薄型化が可能となるトランスTが、Z方向に導線Cを2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で、Z方向に配設された複数の鍔部2b間に配設されている。すなわち、薄型のトランスTが、小さな間隔でZ方向に配設された鍔部2bの間に配設されているため、トランスTが複数配設されたトランスユニット1であっても、その薄型化が可能になる。また、本形態のトランスユニット1は、分布容量が小さいトランスTが複数配設されているため、一次巻線側に入力される入力信号が高周波信号であっても、適切な動作を行うことができる。すなわち、本形態のトランスユニット1は、高周波対応が可能となる。
また、本形態のトランスユニット1では、Z方向に導線Cを2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で、Z方向に複数配設された鍔部2b間に、導線Cが一段で巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスTが配設されている。そのため、トランスTを挟むように配置された鍔部2bによって導線Cの巻崩れを防止することができ、トランスTの形状を安定させることができる。さらに、鍔部2bが、Z方向に導線Cを2本重ねたときの高さよりも小さな間隔でZ方向に配設されているため、導線Cの巻回作業時においても、導線Cの巻崩れを防止することができ、鍔部2b間に一段で巻回される導線Cの巻回作業を安定させることができる。すなわち、導線Cの巻回作業が容易になる。
本形態では、ボビン2からの導線Cの引出位置を規制するための引出位置規制部材として、ボビン2は、そのZ方向両端に笠部2cを備えている。そのため、トランスユニット1と他の電子デバイスとが近い距離で搭載される電子機器等に、トランスユニット1を搭載した場合であっても、トランスユニット1から引き出される導線Cと他の電子デバイスとの接触を防止することができる。
本形態では、コア3の端面部3bの端面3b1の形状は、略蝶型に形成されている。そのため、ボビン2に巻回された導線Cを引き回す際に、導線Cとコア2との接触を確実に防止することができる。すなわち、本形態では、図1に示すように、端面部3bのY方向の略中心位置に形成される窪んだ部分で、ボビン2に巻回された導線Cが引き回されているため、導線Cとコア2との接触を確実に防止することができる。その結果、安全かつ安定した導線Cの引き回しが容易になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。たとえば、上述した形態では、鍔部2bに形成された配線溝2b1は、Y方向の幅が略一定となった略U形状に形成されていたが、配線溝には、所定の段差を有する段部が形成されていても良い。たとえば、図7に示すように、所定の幅で形成された第1溝部12b2と第1溝部12b2よりも幅の広い第2溝部12b3とから配線溝12b1が形成されても良い。すなわち図7に示す配線溝12b1のように、第1溝部12b2と第2溝部12b3との境界部分の図示左側に所定の段差を有する段部12b4が形成されていても良い。
この場合には、たとえば、図8に示すように、導線Cが配線溝12b1を通過するように導線Cを引き回せば良い。すなわち、図8(B)に示すように、一次巻線用の導線C1と二次巻線用の導線C2とが隣接した状態で、鍔部2bの内側から外側に向かって巻回されるとともに、図8(A)に示すように、導線C1,C2の巻き始め部分が第1溝部12b2の径方向内側に配置され、導線C1,C2の巻き終わり部分が第2溝部12b3の径方向内側(すなわち、段部12b4の位置)に配置されるように、導線Cを引き回せば良い。なお、図8(A)では、矢印の方向が導線Cの巻回方向となっている。
このように構成した場合には、配線溝12b1に形成された段部12b4を利用して、導線Cの巻き終わり部分が径方向内側へ移動するのを規制することができる。そのため、導線Cの巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保することができる。その結果、トランスTの分布容量を低減化することができ、トランスユニット1の高周波対応が可能となる。
また、配線溝12b1が段部12b4を有する場合には、図9に示すように、導線Cが配線溝12b1を通過するように導線Cを引き回しても良い。すなわち、図9(B)に示すように、一次巻線用の導線C1が鍔部2bの内側から外側に向かって巻回され、その外側に二次巻線用の導線C2が鍔部2bの外側に向かって巻回されるとともに、図9(A)に示すように、導線C1の巻き始め部分および巻き終わり部分が第1溝部12b2に配置され、導線C2の巻き始め部分および巻き終わり部分が第2溝部12b3に配置されるように、導線Cを引き回して良い。なお、図9(A)では、矢印の方向が導線Cの巻回方向となっている。
このように構成した場合には、配線溝12b1に形成された段部12b4によって、二次巻線用の導線C2が径方向内側へ移動するのを規制することができる。そのため、鍔部2b間から引き出される導線C1の巻き終わり部分と導線C2の巻き始め部分との距離を確実に確保することができる。また、導線C1の巻き始め部分と導線C2の巻き始め部分との距離、導線C1の巻き終わり部分と導線C2の巻き終わり部分との距離、および、導線C1の巻き始め部分と導線C2の巻き終わり部分との距離も確実に確保することができる。その結果、トランスTの分布容量を低減化することができ、トランスユニット1の高周波対応が可能となる。また、導線C1の巻き始め部分や巻き終わり部分と、導線C2の巻き始め部分や巻き終わり部分との短絡を確実に防止することが可能になる。
なお、図8に示す配線溝12b1に代えて、図10(A)に示すように、所定の幅で形成された第1溝部22b2と第1溝部22b2よりも幅の広い第2溝部22b3との境界部分の図示左右側に所定の段差を有する2つの段部22b4,22b4が形成された配線溝22b1を鍔部2bに形成しても良い。また、配線溝12b1に代えて、図10(B)に示すように、所定の幅で形成された第1溝部32b2と、第1溝部32b2とほぼ同じ幅で、かつ、第1溝部32b2の図示右方向にずらされるように形成された第2溝部32b3との境界部分に所定の段差を有する段部32b4が形成された配線溝32b1を鍔部2bに形成しても良い。さらに、配線溝12b1に代えて、図10(C)に示すように、図示右方向に窪む凹部42b2が形成され、この凹部42b2によって、所定の段差を有する段部42b4が形成された配線溝42b1を鍔部2bに形成しても良い。さらにまた、配線溝12b1,22b1において、第2溝部12b3,22b3の幅よりも第1溝部12b2,22b2の幅が広くなるようにしても良い。
また、図11(A)に示すように、配線溝2b1に、配線溝2b1の径方向内側を通過する導線C1,C2と、配線溝2b1の径方向外側を通過する導線C1,C2との接触を防止するための接触防止部材7を設けても良い。このように構成した場合には、接触防止部材7によって、導線C1,C2の巻き始め部分と巻き終わり部分との接触を防止することができる。すなわち、接触防止部材7によって、導線C1,C2の巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保することが可能になる。その結果、トランスTの分布容量を低減化することができ、トランスユニット1の高周波対応が可能となる。
また、図11(B)に示すように、配線溝12b1に、配線溝12b1の径方向内側を通過する導線C1,C2と、配線溝12b1の径方向外側を通過する導線C1,C2との接触を防止するための接触防止部材17を設けても良い。このように構成した場合にも、接触防止部材17によって、導線C1,C2の巻き始め部分と巻き終わり部分との接触を防止することができ、導線C1,C2の巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保することが可能になる。そのため、トランスTの分布容量を低減化することができ、トランスユニット1の高周波対応が可能となる。また、図9に示すように、導線Cが巻回される場合には、接触防止部材17によって、鍔部2b間から引き出される導線C1の巻き終わり部分と導線C2の巻き始め部分との距離を確実に確保することができる。同様に、導線C1の巻き始め部分と導線C2の巻き始め部分との距離、導線C1の巻き終わり部分と導線C2の巻き終わり部分との距離、および、導線C1の巻き始め部分と導線C2の巻き終わり部分との距離も確実に確保することができる。その結果、トランスTの分布容量を低減化することができ、トランスユニット1の高周波対応が可能となる。また、導線C1の巻き始め部分や巻き終わり部分と、導線C2の巻き始め部分や巻き終わり部分との短絡を確実に防止することが可能になる。
さらに、上述した形態では、笠部2cを構成する規制部2c2は、側壁部2c1のZ方向外側端から径方向外側に向かって一定幅で広がる略V形状に形成されていたが、図12に示すように、規制部2c2は、略扇形状に形成されても良い。
さらにまた、上述した形態では、トランスユニット1が備えるトランスTは3個であったが、トランスユニット1が備えるトランスTの数は3個には限定されず、トランスTの数は2個であっても良いし、4個以上であっても良い。また、ボビン2が備える鍔部2bの数も4個には限定されず、鍔部2bの数は、3個であっても良いし5個以上であっても良い。
また、上述した形態では、ボビン2は略円筒状に形成されていたが、ボビン2は角筒状に形成されても良い。この場合には、ボビンに形成される鍔部は円盤状でなく、矩形状に形成されても良い。
ここで、上述した実施の形態および他の形態から把握できる他の技術的思想(1)、(2)を以下に記載する。
(1)導線が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスが複数配設されたトランスユニットであって、上記導線が巻回される筒状のボビンを備え、該ボビンは、上記トランスユニットの高さ方向と略直交する方向に広がるように形成され上記高さ方向に複数配設された複数の鍔部を備え、上記鍔部には、上記導線を上記鍔部間から上記高さ方向外側へ向かって引き回すため、上記高さ方向と直交する方向に配線溝が形成され、該配線溝には、所定の段差を有する段部が形成されていることを特徴とするトランスユニット。
上述した特許文献1に記載されたトランスでは、導線の巻き始め部分と巻き終わり部分との電位差の大きい部分同士が離れた状態で配置されるため、分布容量が小さくなっている。しかしながら、特許文献1では、導線の巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保するための手段は提案されていない。
そこで、鍔部に、導線を鍔部間から高さ方向外側へ向かって引き回すため、高さ方向と直交する方向に配線溝が形成され、配線溝に、所定の段差を有する段部が形成されていると、配線溝に形成された段部を利用して、導線の巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保することが可能になる。たとえば、鍔部の内周側に導線の巻き始め部分が位置し、鍔部の外周側に導線の巻き終わり部分が位置する場合には、配線溝に形成された段部を利用して、導線の巻き終わり部分の内周側への移動が規制することができ、導線の巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保することが可能となる。また、鍔部の内周側に一次巻線が位置し、鍔部の外周側に二次巻線が位置する場合には、配線溝に形成された段部を利用して、二次巻線の内周側への移動が規制することができる。そのため、一次巻線の巻き終わり部分と二次巻線の巻き始め部分との距離、一次巻線の巻き始め部分と二次巻線の巻き始め部分との距離、一次巻線の巻き終わり部分と二次巻線の巻き終わり部分との距離、および/または、導線C1の巻き始め部分と導線C2の巻き終わり部分との距離を確実に確保することが可能となる。
(2)導線が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスが複数配設されたトランスユニットであって、上記導線が巻回される筒状のボビンを備え、該ボビンは、上記トランスユニットの高さ方向と略直交する方向に広がるように形成され上記高さ方向に複数配設された複数の鍔部を備え、上記鍔部には、上記導線を上記鍔部間から上記高さ方向外側へ向かって引き回すため、上記高さ方向と直交する方向に配線溝が形成され、上記ボビンは、上記高さ方向と直交する方向における上記配線溝の内側を通過する上記導線と、上記高さ方向と直交する方向における上記配線溝の外側を通過する上記導線との接触を防止するための接触防止部材を備えることを特徴とするトランスユニット。
このように構成したトランスユニットでは、接触防止部材によって、導線の巻き始め部分と巻き終わり部分との接触を防止することができる。すなわち、接触防止部材によって、導線の巻き始め部分と巻き終わり部分との距離を確実に確保することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるトランスユニットを示す斜視図である。 図1のボビンを示す斜視図である。 図1のボビンを示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢印E−E方向からボビンの側面を示す側面図、(C)は(A)の矢印F−F方向からボビンの側面を示す側面図である。 図3(A)のG−G断面を示す部分断面図である。 図3(A)のH−H断面を示す部分断面図である。 図1のコアを示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 本発明の他の形態にかかる配線溝を示す平面図である。 図7の配線溝を有するボビンに導線を巻回した状態の一例を示す図である。 図7の配線溝を有するボビンに導線を巻回した状態の他の例を示す図である。 本発明の他の形態にかかる配線溝を示す平面図である。 本発明の他の形態にかかる配線溝部分を示す平面図である。 本発明の他の形態にかかるボビンを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
符号の説明
1 トランスユニット
2 ボビン
2b 鍔部
2b1,12b1,22b1,32b1,42b1 配線溝
2c 笠部(引出位置規制部材)
3 コア
3a 挿入部
3b 端面部
3b1 端面
7、17 接触防止部材
12b4,22b4,32b4,42b4 段部
C,C1,C2,C11,C21,C12,C22,C13,C23 導線
T,T1,T2,T3 トランス

Claims (3)

  1. 導線が巻回されて構成された一次巻線と二次巻線とを備えるトランスが複数配設されたトランスユニットであって、
    上記導線が巻回される筒状のボビンを備え、
    該ボビンは、上記トランスユニットの高さ方向と略直交する方向に広がるように形成された鍔部を備え、
    該鍔部は、上記高さ方向に上記導線を2本重ねたときの高さよりも小さな間隔で、上記高さ方向に複数配設され、
    上記トランスは、上記導線が上記鍔部の内側から外側に向かって渦巻状に一段で巻回されて構成された上記一次巻線と上記二次巻線とを備え、
    上記複数の鍔部間に、上記トランスが配設されていることを特徴とするトランスユニット。
  2. 前記鍔部には、前記導線を前記鍔部間から前記高さ方向外側へ向かって引き回すため、前記高さ方向と直交する方向に配線溝が形成され、
    前記ボビンは、該ボビンからの前記導線の引出位置を規制するため、前記高さ方向と略直交する方向に広がるように形成された引出位置規制部材を前記ボビンの前記高さ方向端に備えることを特徴とする請求項1記載のトランスユニット。
  3. 前記ボビンの内周側に挿入される挿入部と、前記ボビンの前記高さ方向外側に配置される端面部とを有するコアを備え、
    上記端面部の端面形状が略蝶型に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のトランスユニット。
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