JP7002914B2 - 被毛回収装置 - Google Patents
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Description
近年では、ペットは、家族の一員として認識されるようになっており、ペットの重要性が増している。ペットの代表としては、例えばネコ、イヌ、ウサギ、リス、ハムスター、モルモット、及び、フェレット等の哺乳類が挙げられる。
例えば、ペットフードに関して言えば、ペットの年齢層に対応した添加物を考慮したペットフードの提供などが進んでおり、これがペットの高齢化につながっている。
また、国の方針によれば、人間の高齢者の健康維持年齢、いわゆる健康寿命を、今よりも+1歳を目標としている。このためには、人間とペットとの共生が欠かせなくなっていることが、医学会でのデータからも検証されている。また、人間とペットとの共生は、人間の寿命にも影響していることが確認されている。
特許文献1に開示されている技術は、シロッコファンを用いて、一般的な掃除機で使用されているファンモーターよりも騒音を下げている。
特許文献2に開示されている技術は、ペットの被毛を回収するブラシに特徴を有するものであり、突起部に付着した被毛を剥がすための機構を取り入れるようにしたことで、被毛の回収を簡単にできるようにしている。
また、ネコの被毛の一本当たりの平均長は、短被毛種で3cm~4cmであり、長被毛種で5cm~8cmである。
しかしながら、ネコの被毛は柔らかく、皮脂腺から分泌された皮脂が被毛に十分に行き渡らないために、ネコの被毛は常に柔らかい毛質状態である。対してイヌは、その逆でネコより太い被毛のため、被毛に皮脂分が行き渡りやすい。
すなわち、ネコは、自身の体表面をなめることで臭い及び汚れを除去して清潔性を保つグルーミング行動を行う時間が多くなり、必然的に自身の被毛を飲み込んでしまう。また、セルフグルーミングにより、被毛の飛散も同時に発生している。
また、ブラッシングをすることにより、ネコのストレス軽減と同時に、飼育者自身の脳内ホルモンの「オキシトシン」分泌によるストレス軽減効果を生んでいることが近年の研究で明らかになっている。
ただし、「耳の聞こえ」及び「視力」には年齢層なども加味された個体差はある。
この実験のネコのサンプル数は30匹であり、ネコの性別、ネコの年齢及びネコの被毛の種類等に依存性はないが、室内での飼育ネコを中心とした点は共通事項である。
また、音が大きいということが大きなストレス要因になっていたこともわかった。
以上のことから、いずれの手段においても、ネコ目線での構成にはなっておらず、ネコ専用の被毛の回収手段は、存在しなかった。
音圧レベルは、実空間において、ネコに近接している場所で音の出る機器、ここでは掃除機を使う場合は30dB未満が必須であることがわかった。特にネコの体に接触させて掃除機を使用する場合は20dB±3dB以下が必須であることもわかった。
周波数帯域は、1kHz以下、特に800Hz以下の低い周波数帯域に対しては、音圧レベルが30dB以下であればストレス反応が少ない傾向であることがわかった。800Hz以上の場合では音圧レベルが25dB前後から、聴感に対する身体的反応が目視で確認できた。場合によっては、音が聞こえないような距離又は場所を求めて回避行動を開始することも確認できた。
さらに、ピーク突出量は、1kHz以下でベースレベルから10dB以下が必須であることがわかった。
このことから、電源に対する運転周波数も考慮する必要があるということがわかった。
物の大きさに対しては、ネコは敏感に反応することがわかった。飼育者が、例えば500mlのペットボトルを持ってネコに近づいた場合、比較的、回避行動を行わないことがわかった。これは、ネコが、自身に危害が加えられないと判断したからであると考えられる。
ただし、5cm単位でサイズが大きくなると、物から回避する行動が見られるようになった。つまり、ネコは自身の体よりも大きな物、その中でも特に動く物に強い警戒心を抱くことがわかった。このため、一般的な家庭で使用されている掃除機では、音だけでなく、大きさによってもネコにストレスを与えていることになる。なお、一般的な家庭で使用されている掃除機には、コードレスのハンディクリーナーも含まれる。
なお、色についても、500mlのペットボトルを利用して反応を確認した。
ネコは、色弱と一般に言われているが、虹に代表される7色を用いた場合、暖色系よりも寒色系の色に対しては移動行動を伴わない傾向があるということがわかった。白い物に対しては、反応が最も鈍い傾向でもあった。
このことから、ネコは、物の色に対しても認識していると考えることができる。
機器から発生する音に対する仕様としては、周波数帯域が800Hz以下までの動作音であって、音圧レベルが25dB以下とする。
機器の大きさに対する仕様としては、一般的な500mlのペットボトルの大きさを最大とする。
機器の色に対する仕様としては、白若しくはグレー系統とする。
被毛回収装置100は、ネコがリラックスでき、飼育者とコミュニケーションをとることでネコだけでなく飼育者のストレスも軽減し、かつ、被毛飛散の拡散を低減できるようにしたものである。具体的には、被毛回収装置100は、飼育者が片手で持てる大きさに構成され、ブラッシングを実行すると同時に、ペットの体表面に付着している剥がれそうな被毛及び既に剥がれた被毛を吸引回収するものである。
被毛回収装置100は、全体の重量を250g以下の軽量物とする。また、被毛回収装置100は、全長を30cm以下の長さとする。なお、全長とは図4における紙面左側端部から紙面右側端部までの長さのことを意味している。
被毛回収装置100は、直径を15cm以下の長さとする。なお、直径とは、図5に示す状態において、一番長い部分の長さのことを意味している。
また、被毛回収装置100は、白若しくはグレー系統の色とする。ただし、一色だけで構成しなくてもよい。また、模様及び文字などの少なくとも1つを装飾として用いてもよい。また、マーク、文字及びロゴなどの少なくとも1つを刻印などで装飾してもよい。
図4に示すように、被毛回収装置100は、吸引風路部10と、被毛回収部20と、ファン部30と、電源部40と、を有している。被毛回収装置100は、吸引風路部10と、被毛回収部20と、ファン部30と、電源部40と、が一体となって構成されている。
ただし、吸引風路部10の具体的な形状を、図示した形状に限定するものではなく、例えば紙面左側端部に丸みを持たせてもよく、側面視した状態において円錐台形状となるよう構成してもよい。
なお、吸入口15の大きさ及び形状については、特に限定するものではない。
ファン部30は、外郭を構成する外装ケース30Aを有している。
外装ケース30Aの内部には、ファン30a、ベルマウス部30b、ガード部31が設置されている。
ファン30aが2000回転/分程度で回るシロッコファンである場合、回転に伴う音のピーク成分は33Hz前後に発生する。ファン30aの回転に伴うNZ成分は、羽根が30枚前後であれば、990Hzとなり、その音圧のピーク突出量は5dB以下となる。
また、ファン30aが軸流ファンである場合、同じ回転成分であり、NZ成分は6枚羽根として約200Hz程度となる。なお、Nは回転周期、Zは羽根枚数(Z)であり、NZ成分は、N×Zで求まる。
なお、上述したように、隣接するコーン部50の間隔Lは、間隔Rと同様に5mm~10mmの範囲とする。
さらに、下面部11を円弧状としているので、ネコにとって気持ちの良いマッサージ効果も得られる。つまり、被毛回収装置100によりブラッシングを行う際、マッサージ効果とともに、コーン部50がネコの体表面に点接触することによるツボ刺激により、ネコに快適性を与えることができる。
それに対し、被毛回収装置100Aでは、吸引風路部10の先端に吸入口15を形成するようにした。つまり、被毛回収装置100Aでは、吸入口15が被毛回収部20のフィルターと平行になる面に形成するようにした。吸入口15を、吸引風路部10の先端に形成しても、被毛を吸い込むという点においては同等の効果が得られる。
そのため、被毛回収装置100によれば、ペットにストレスを与えることなく、ブラッシングを実行することができ、同時にネコの体表から抜けた被毛を効率的に吸引回収することができる。
Claims (9)
- ペットの被毛を回収する被毛回収装置であって、
吸入口が形成され、該吸入口を介して被毛を吸引する吸引風路部と、
前記吸入口から突出するように設けられた複数のコーン部と、
前記吸引風路部の下流側に設置され、被毛を回収する被毛回収部と、
前記被毛回収部の下流側に設置され、被毛を吸引する空気の流れを生成するファン部と、
前記ファン部に電源を供給する電源部と、を備え、
前記コーン部は、
該コーン部の外周を外側に向けて突出させた突出部を有している
被毛回収装置。 - 前記ファン部は、
風速を5m/s以下とするシロッコファン又は軸流ファンの1つで構成されている
請求項1に記載の被毛回収装置。 - 前記ファン部は、
吸入路及び排気口が形成されている外装ケースと、
前記外装ケースの吸入路に設置されているベルマウス部と、を有し、
前記外装ケースは、
前記ベルマウス部の端部の外側に内壁が位置するように構成されている
請求項2に記載の被毛回収装置。 - 前記吸入口は、
前記ファン部の吸入路の流路断面略中央部に位置する軸上に形成されている
請求項1~3のいずれか一項に記載の被毛回収装置。 - 前記吸引風路部の下面部は、
前記吸引風路部の上面部に向けて凸となる円弧状に構成されている
請求項1~4のいずれか一項に記載の被毛回収装置。 - 前記コーン部は、
帯電防止剤が含まれた樹脂材料で形成されている
請求項1~5のいずれか一項に記載の被毛回収装置。 - 前記コーン部の高さは3cm以内としている
請求項1~6のいずれか一項に記載の被毛回収装置。 - 前記電源部に充電池を内蔵している
請求項1~7のいずれか一項に記載の被毛回収装置。 - 重量が250g以下、直径が15cm以下、全長が30cm以下に構成した
請求項1~8のいずれか一項に記載の被毛回収装置。
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