JP2001218706A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2001218706A
JP2001218706A JP2000034694A JP2000034694A JP2001218706A JP 2001218706 A JP2001218706 A JP 2001218706A JP 2000034694 A JP2000034694 A JP 2000034694A JP 2000034694 A JP2000034694 A JP 2000034694A JP 2001218706 A JP2001218706 A JP 2001218706A
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Takeshi Nishimura
剛 西村
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体を片手でもって掃除できる超小型で高吸
込性能かつ低騒音で使用性の高い電気掃除機を提供す
る。 【解決手段】 小型の電動送風機25を内蔵する電動送
風機室3と、それと連通する集塵室2を備えた略筒状の
掃除機本体1と、掃除機本体1前方に接続される吸込具
7とで構成され、前記吸込具7と集塵室2、電動送風機
室3を略一直線上に配する形態において、前記掃除機本
体1の外径を人が片手で握れる程度の寸法に設定したの
で、本体を持って掃除できる超小型、高吸込性能かつ低
騒音で使用性の高い電気掃除機を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭用電気掃
除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部屋の一部の汚れや、食べ物くず
などのちょっとした掃除を行うための掃除機としては、
図8(a)に示すように、交流・直流ともに小型のハン
ディタイプが主流を占めている。また、これには、隙間
ノズル101や各種アタッチメントが同梱されており、
先端のノズルを差し替えるだけで、効率よく掃除が行え
るように配慮されている。しかしながら、本体102そ
のものの大きさ、特に外径はかなり大きく、先端に隙間
ノズル101等をつけて掃除を行っても、本体102が
大きいために、掃除がやりにくいという欠点があった。
また、高いところの掃除向きにはなっておらず、そのよ
うな場合にはかなり使いにくいものであった。
【0003】また、高いところの掃除を簡単にできるよ
うにした掃除機としては、例えば、図8(b)に示すよ
うな、特願平7−245736がある。これは掃除機本
体103を肩に掛けて、本体から出ているホース104
の先端にノズル105等のアタッチメントを接続して掃
除するもので、高いところの掃除にはかなり適したもの
となっている。しかしこれは掃除機本体103を人体に
密着させて使用するので、音もうるさく、不快さは残る
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の構成の課題を解決しようとするもので、縦型として
も、ハンドクリーナとしても使用でき、食べ物くず等の
ちょっとした掃除がしやすく、しかも高いところの掃除
も可能な超小型で高吸込性能をもつ使用性の高い低騒音
の電気掃除機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、小型の電動送風機を内蔵する電動送風機室
と、それと連通する集塵室を備えた略筒状の掃除機本体
と、掃除機本体前方に接続される吸込具とで構成され、
前記吸込具と集塵室、電動送風機室を略一直線上に配
し、前記掃除機本体の外径を人が片手で握れる程度の寸
法に設定したので、本体を持って掃除できる超小型、高
吸込性能かつ低騒音で使用性の高い電気掃除機を提供す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
小型の電動送風機を内蔵する電動送風機室と、それと連
通する集塵室を備えた略筒状の掃除機本体と、掃除機本
体前方に接続される吸込具とで構成され、前記吸込具と
集塵室、電動送風機室を略一直線上に配し、前記掃除機
本体の外径を人が片手で握れる程度の寸法に設定したの
で、本体を持って掃除できる超小型、高吸込性能かつ低
騒音で使用性の高い電気掃除機を提供することができ
る。
【0007】本発明の請求項2記載の発明は、集塵室と
電動送風機室を分離する隔壁の、電動送風機側の壁は電
動送風機のインペラの前面シュラウドと一定の距離を隔
てて配し、集塵室側の壁は集塵室外周から中央の連通部
へ向かって徐々に電動送風機室へ入り込む傾斜を設け、
電動送風機室の電動機の外周には軸直交面に対して傾斜
する複数の整流板を掃除機本体と一体に形成したので、
掃除機本体内での圧力損失を軽減しつつ、掃除機本体の
外径をできるだけ小さく設定することができる。
【0008】本発明の請求項3記載の発明は、電動送風
機室と連通する電源供給部品収納室を掃除機本体内に配
設し、前記電源供給部品収納室内に備えたコードにより
交流電源にて電動送風機を駆動させるようにしたので、
高い吸込性能を有する電気掃除機を提供できる。
【0009】本発明の請求項4記載の発明は、電源供給
部品収納室に蓄電池を搭載し、直流電源にて電動送風機
を駆動させるようにしたので、コンセントの無い場所
や、離れたところでも使用可能で、使用性の向上も図れ
るものである。
【0010】本発明の請求項5記載の発明は、電源供給
部品収納室の内部に複数の凹凸を設けたので、排気が電
源供給部品収納室内を通過する際、複数の凹凸によっ
て、ある特定の周波数の騒音を消音することができ、排
気音を抑えることができる。
【0011】本発明の請求項6記載の発明は、掃除機本
体後方に把手を設け、前記把手と吸込具は掃除機本体に
着脱自在に接続されているとともに、前記把手は離脱し
て掃除機本体前方に装着した際、隙間用吸込具となるよ
うにしたので、通常のアップライトとしての掃除に加
え、吸込具を差し替えての隙間掃除や、高いところの掃
除が簡単に行える。
【0012】本発明の請求項7記載の発明は、把手の途
中に屈曲部を設けたので、アップライトとして使用時に
は把手を折り曲げて持ちやすいように調整し、隙間用吸
込具として使用時にも、掃除面に適正な角度で吸込具を
あてることができ、効率的な掃除ができる。
【0013】本発明の請求項8記載の発明は、把手を伸
縮可能にしたので、使用する人の背丈に合った長さに調
節でき、隙間用吸込具として使用した場合でも掃除する
場所の高さに合わせて調整し、掃除することができる。
【0014】本発明の請求項9記載の発明は、把手の内
部壁面に複数の凹凸を設けたので、把手先端から排出さ
れる排気は把手内壁の凹凸を通過することで消音され、
排気音を抑えることができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第一の実施例につ
いて、図1(a)、(b)を用いて説明する。
【0016】図1(a)において、1は略円筒形をした
掃除機本体であり、前方に吸込具7を備えている。3は
電動送風機室であり、その中には電動機6およびインペ
ラ12等から構成される高速回転仕様の小型の電動送風
機25が固定され、集塵室2との間を連通部10をもつ
隔壁9で仕切られている。4は電源供給部品収納室で、
コード8が収納されている。
【0017】以上の構成として動作を説明すると、コー
ド8をコンセントに差し込み、スイッチ(図示せず)を
ONにすると、商用電源により電動送風機25が高速回
転して、吸引力を発生し、吸込具7より空気とともにゴ
ミが吸い込まれて、集塵室2に集塵される。ここで、掃
除機本体1は人が片手で握れる程度の径であるため、極
細タイプのハンディ掃除機として、掃除機本体1を持っ
て部屋等の掃除が容易に実施できる。
【0018】また、図1(b)においては、前記電源供
給部品収納室4内には、蓄電池24が収納されており、
直流電源にて電動送風機25が高速回転する構成を成し
ている。
【0019】以上の構成として動作を説明すると、スイ
ッチ(図示せず)をONにすると、蓄電池24より電力
が供給され、電動送風機6が高速回転して、吸引力を発
生し、吸込具7より空気とともにゴミが吸い込まれて、
集塵室2に集塵される。これも、掃除機本体1は人が片
手で握れる程度の径であるため、極細タイプのハンディ
掃除機として、掃除機本体1をもって部屋等の掃除が容
易に実施できる。
【0020】以上のように、本実施例の電気掃除機は、
掃除機本体1の外径が小さい掃除機であるので、掃除機
本体1そのものが把手になり、家具の隙間等の狭い場所
や、高所等の掃除が容易に行い易い、特に使用性の高い
ものである。その中でも、特に図1(b)の蓄電池式
は、コードの引き回しも必要なく、さらに手軽にちょっ
とした掃除が行えるものである。
【0021】(実施例2)次に本発明の第二の実施例に
ついて、図2を用いて説明する。なお、上記第一の実施
例と同一構成部品については同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0022】図2は掃除機本体1の電動送風機室3周辺
を拡大したものである。9は集塵室2と電動送風機室3
を分離している隔壁であるが、2重の壁によって構成さ
れている。集塵室2側の壁、隔壁A11は掃除機本体1
外周から中央部の連通部10に向かうにつれて電動送風
機25側に落ち込んでいる。この形状はベルマウスと呼
ばれるものである。また、電動送風機室3側の壁、隔壁
B16は、吸引力を発生するインペラ12の前面シュラ
ウド13の断面形状をそのまま一定の距離を隔てて配設
したもので、両者の間の距離は常に一定になるよう設計
されている。さらに、インペラ12前方の入口部17で
は、二つの壁がつながり、入口部17外周と接してい
る。
【0023】また、電動機6の周囲には、掃除機本体1
外周から延びた前記電動機6の軸14の直交面に対して
ある傾きを持った整流板15が複数枚配されている。
【0024】以上の構成とすると、電動送風機25が高
速で回転し、吸込具7先端から吸い込まれた空気流は集
塵室2を通過し、連通部10を通過しようとする際、掃
除機本体1外周から連通部10にかけて設けられたベル
マウスと呼ばれる傾斜をもつ隔壁A11によってスムー
ズに電動送風機25のインペラ12へと流れ込む。ゆえ
に、連通部10での流れの損失は少ないものとなる。そ
して、インペラ12外周より排出された空気流は電動機
6外周に配された整流板15に沿って電動送風機25の
まわりを旋回しながら電源供給用部品収納室4の方向へ
と流れていく。このとき、インペラ12から排出された
ばかりの空気流は多くの動圧エネルギーを持っており、
これが整流板15を通過する際、静圧のエネルギーへと
変換される。つまり、掃除機で必要な吸込力をより増強
する。さらに、隔壁B16はインペラ12と一定でかつ
最適な距離を隔てて配されているので、インペラ12の
回転によって生じる円板回転摩擦損失を最小限にとどめ
ている。
【0025】以上のように本実施例の電気掃除機によれ
ば、集塵室2と電動送風機室3を分離する隔壁9を2重
の壁とし、隔壁A11、B16それぞれに流体損失を低
減する役割を負わせるとともに、整流板15によって静
圧エネルギーを得ることで、より強い吸引力をもつ掃除
機を提供している。さらに、本実施例の方法は、掃除機
本体1と一体に隔壁9や整流板15の部品を形成したの
で、部品点数を増やすことなく、また、掃除機本体1の
外径を必要最小限に抑えながら、前述の効果を得ること
ができるものである。
【0026】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて、図3を用いて説明する。なお、上記の実施例と
同一構成部品については同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0027】図3は電源供給部品収納室4を拡大し、そ
の断面を示したものである。電源供給部品収納室4の中
心部にはコード8を巻き込むための支持板22が配され
ている。支持板22にはその表面から内部方向に複数の
深さの異なる凹部23が設けられている。
【0028】この構成により、電動送風機25から排出
された排気は電源供給部品収納室4に至るが、電動送風
機25で発生した騒音も、排気とともに電源供給部品収
納室4を通り抜けようとする。その際、電源供給部品収
納室4内の凹部23はその深さによって定まるある特定
の周波数をもつ音を抑制する。これはこの凹部23が、
音響回路におけるサイドブランチの役目を果たしている
ためで、コード収納室4を通り抜けた排気は、その音が
低減される。
【0029】このように本実施例の電気掃除機によれ
ば、電源供給部品収納室4内の凹部23が電気掃除機の
騒音を低減するので、低騒音の電気掃除機が実現でき
る。
【0030】(実施例4)以下本発明の第四の実施例に
ついて、図4(a)(b)を用いて説明する。
【0031】1は略円筒形をした掃除機本体であり、前
方に吸込具7、後方に把手5が着脱自在に備えられてい
る。3は電動送風機室であり、その中には電動機6およ
びインペラ12等から構成される高速回転仕様の小型の
電動送風機25が固定され、集塵室2との間を連通部1
0をもつ隔壁9で仕切られている。4は電源供給部品収
納室で、コード8が収納されている。把手5は内部が貫
通し、隙間用吸込具の形状を備えた構成としている。
【0032】以上の構成として動作を説明すると、コー
ド8をコンセントに差し込み、スイッチ(図示せず)を
ONにすると、商用電源により電動送風機25が高速回
転して、吸引力を発生し、吸込具7より空気とともにゴ
ミが吸い込まれて、集塵室2に集塵される。すなわち、
通常は図4(a)に示すように極細タイプのアップライ
ト掃除機として、把手5をもって部屋の掃除等ができ
る。
【0033】また、掃除機本体1は人が片手で握れる程
度の径であり、着脱自在の吸込具7、把手5をはずし、
把手5を掃除機本体1前方に差し替えると図4(b)と
なる。すなわち、把手5は中が貫通しているので隙間用
吸込具として利用でき、図4(b)のようにハンディタ
イプの掃除機にもなり得る。
【0034】以上のように本実施例の電気掃除機によれ
ば、本体外径の小さいアップライト掃除機であるので、
家具の隙間等の狭い場所も比較的容易に掃除が可能で、
把手5を掃除機本体1前方に差し替えるだけで、すぐに
ハンディタイプの掃除機となり、この場合も掃除機本体
1を手にもって、狭いところや、高いところの掃除が実
施し易いものである。
【0035】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて、図5を用いて説明する。なお、上記の実施例と
同一構成部品については同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0036】18は把手5の途中に設けられ、前後左右
どの方向にも折り曲げ可能な屈曲部である。
【0037】この構成より、電気掃除機をアップライト
型として使用するときには、把手5を屈曲部18にて人
が持ち易いように折り曲げることができ、楽に掃除をす
ることができる。
【0038】また、把手5を掃除機本体1の前方につな
ぎ替え、ハンディ型の掃除機として利用するときには、
この屈曲部18を折り曲げることで、通常ではやりにく
いような掃除面に対しても適正な角度で隙間用吸込具5
を当てることができ、やはり楽に掃除ができるものであ
る。
【0039】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて、図6を用いて説明する。なお、上記の実施例と
同一構成部品については同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0040】把手5は中央付近に伸縮部19を有してお
り、伸縮部19の外周には締付リング20が配されてい
る。
【0041】この構成により、アップライト型として使
用する時には、把手5の長さを掃除する人の身長に合わ
せて調節することが出来る。また、ハンディ型として使
用する時で、隙間の奥深いところのゴミを取りたい場合
には、隙間用吸込具5を伸ばすことで、掃除が可能とな
る。
【0042】このように本実施例の電気掃除機によれ
ば、把手5の長さを自由に調節して掃除が行えるので大
変便利である。
【0043】(実施例7)次に本発明の第7の実施例に
ついて、図7を用いて説明する。なお、上記の実施例と
同一構成部品については同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0044】図7は把手5を拡大し、その断面を示した
ものである。把手5の内壁には複数の凸部21が設けら
れている。また、電動送風機室3から、電源供給部品収
納部4、そして把手5に至るまで、管内は連通されてい
る。
【0045】この構成により、電動送風機25から排出
された排気は電源供給部品収納室4を経て、把手5に至
る。また、電動送風機25で発生した騒音も、排気とと
もに把手5を通り抜けようとする。その際、凸部21に
よって形成された把手5内の凹凸が消音装置の役割を果
たし、騒音が低減されて、把手5先端より排出される。
【0046】このように本実施例の電気掃除機によれ
ば、把手5内の凹凸が電気掃除機の騒音を低減するの
で、低騒音の電気掃除機が実現できる。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
掃除機本体の外径を小さく設定したので、掃除機本体そ
のものが把手となり、コンパクトでかつ使用性の高い掃
除機を提供できるものである。
【0048】本発明の請求項2記載の発明によれば、集
塵室と電動送風機室を分離する隔壁に流体損失を低減す
る役割を負わせるとともに、整流板によって電動送風機
の効率を高めたことで、より強い吸引力をもつ掃除機が
得られるものである。さらに、これらの部品を掃除機本
体と一体に配したので、部品点数の削減にもつながるも
のである。
【0049】本発明の請求項3記載の発明によれば、電
源供給部品収納室にコードを収納し、商用電源にて電動
送風機を駆動するようにしたので、強い吸込み性能が得
られ、コンパクトでかつ使用性の高い掃除機を提供でき
るものである。
【0050】本発明の請求項4記載の発明によれば、電
源供給部品収納室に蓄電池を内蔵し、直流電源にて電動
送風機を駆動するようにした、コードのない極めて使用
性の高い電気掃除機を提供するものである。
【0051】本発明の請求項5記載の発明によれば、電
源供給部品収納室の内部に凹凸を設けたことにより、そ
の凹凸が消音装置の役割を果たし、静かな電気掃除機を
提供するものである。
【0052】本発明の請求項6記載の発明によれば、掃
除機本体の外径を小さくし、把手が隙間用吸込具となり
得る構成にしたので、アップライト掃除機として、家具
の隙間等の狭い場所も比較的容易に掃除が可能で、ま
た、把手を掃除機本体前方に差し替えるだけで、すぐに
ハンディタイプの掃除機にもなり、この場合も掃除機本
体を手にもって、狭いところや、高いところの掃除がや
りやすいものである。
【0053】本発明の請求項7記載の発明によれば、把
手に屈曲部を設けたので、電気掃除機をアップライト型
として使用するときには、把手を人が持ちやすいように
折り曲げることができ、また、把手を隙間用吸込具とし
て用い、ハンディ型の掃除機として利用するときには、
この屈曲部を折り曲げることで、通常ではやりにくいよ
うな掃除面に対しても適正な角度で隙間用吸込具を当て
ることができ、楽に掃除ができるものである。
【0054】本発明の請求項8記載の発明によれば、ア
ップライト型として使用するときには、把手の長さを調
節することで、使う人の身長に合わせて掃除ができ、ま
た、ハンディ型として使用する時でも、隙間の奥深いと
ころのゴミなどがとりやすく、使用性の良さを提供する
ものである。
【0055】本発明の請求項9記載の発明によれば、把
手内部に凹凸を設けたことにより、その凹凸が消音装置
の役割を果たし、騒音が低減されて、静かな掃除機を提
供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例を示す電気掃除機
の断面図 (b)他の例を示す電気掃除機の断面図
【図2】(a)本発明の第2の実施例を示す電気掃除機
の一部拡大断面図 (b)図2(a)のA−A断面図
【図3】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の一部
拡大断面図
【図4】(a)本発明の第4の実施例を示す電気掃除機
の部分断面図 (b)同電気掃除機使用例を示す部分断面図
【図5】(a)本発明の第5の実施例を示す電気掃除機
の断面図 (b)同電気掃除機の部分断面図
【図6】(a)本発明の第6の実施例を示す電気掃除機
の断面図 (b)同電気掃除機部分断面図
【図7】本発明の第7の実施例を示す電気掃除機の一部
拡大断面図
【図8】(a)従来の電気掃除機を示す斜視図 (b)従来の電気掃除機の使用状態を示す説明図
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 集塵室 3 電動送風機室 4 電源供給部品収納室 5 把手(隙間用吸込具) 6 電動機 7 吸込具 8 コード 9 隔壁 10 連通部 11 隔壁A 12 インペラ 13 前面シュラウド 14 軸 15 整流板 16 隔壁B 17 入口部 18 屈曲部 19 伸縮部 20 締付リング 21 凸部 22 支持板 23 凹部 24 蓄電池 25 電動送風機
フロントページの続き Fターム(参考) 3B006 HA01 PA04 3B057 BA02 BA09 BA23 BA26 BA34 DE06 FA03 FA13 FA22 FA23 FA25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型の電動送風機を内蔵する電動送風機
    室と、それと連通する集塵室を備えた略筒状の掃除機本
    体と、掃除機本体前方に接続される吸込具とで構成さ
    れ、前記吸込具と集塵室、電動送風機室を略一直線上に
    配し、前記掃除機本体の外径を人が片手で握れる程度の
    寸法に設定した電気掃除機。
  2. 【請求項2】 集塵室と電動送風機室を分離する隔壁
    の、電動送風機側の壁は電動送風機のインペラの前面シ
    ュラウドと一定の距離を隔てて配し、集塵室側の壁は集
    塵室外周から中央の連通部へ向かって徐々に電動送風機
    室へ入り込む傾斜を設け、電動送風機室の電動機の外周
    には軸直交面に対して傾斜する複数の整流板を掃除機本
    体と一体に形成してなる請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 電動送風機室と連通する電源供給部品収
    納室を掃除機本体内に配設し、前記電源供給部品収納室
    内に備えたコードにより交流電源にて電動送風機を駆動
    させる請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電源供給部品収納室に蓄電池を搭載し、
    直流電源にて電動送風機を駆動させる請求項1または2
    記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 電源供給部品収納室の内部に複数の凹凸
    を設けた請求項3または4記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 掃除機本体後方に把手を設け、前記把手
    と吸込具は掃除機本体に着脱自在に接続されているとと
    もに、前記把手は離脱して掃除機本体前方に装着した
    際、隙間用吸込具となる請求項1〜5いずれか1項記載
    の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 把手の途中に屈曲部を設けた請求項6記
    載の電気掃除機。
  8. 【請求項8】 把手が伸縮可能な請求項6記載の電気掃
    除機。
  9. 【請求項9】 把手の内部壁面に複数の凹凸を設けた請
    求項6〜8のいずれか1項記載の電気掃除機。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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