JP7002646B2 - 塗布ノズル及び塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接着剤、シーリング剤、及び充填剤等の流体材料をワークに塗布する塗布装置及びこの塗布装置に用いられる塗布ノズルに関する。
特許文献1には、産業用ロボットのロボットアームの先端部に取り付けられる塗布ガンが示されている。この塗布ガンは、接着剤等の流体材料が通流する流路が形成されたガン本体と、この装置本体の流路の下流端に接続された塗布ノズルと、この塗布ノズルに形成された吐出孔を開閉する弁体と、を備える。
このようなロボットを用いた接着剤の塗布工程では、ロボットアームによって塗布ノズルをワークの表面近傍まで接近させた後、塗布ノズルの吐出孔から接着剤を吐出させながら、塗布ノズルをワークの表面に沿って移動させる。これによりワークの表面に、接着剤が塗布される。
特開2008-290029号公報
ところで接着剤のような高粘度の流体材料を、ワークの定められた領域内に精度良く塗布するためには、ロボットアームによって塗布ノズルをワークの表面に十分に接近させる必要がある。しかしながら塗布ノズルとワークとを接近させると、ロボットアームのティーチング時や実際の塗布工程において、塗布ノズルが意図せずワークに接触してしまう場合がある。塗布ノズルがワークに接触してしまうと、ワークが損傷するおそれがあることはもちろんのこと、ワークから塗布ノズルに作用する荷重によって、塗布ノズルや、この塗布ノズルが固定されるロボットアームが損傷するおそれがある。そこで、ロボットアームが損傷するのを抑制するためにロボットの耐荷重性を向上することが考えられるが、この場合、ロボットが大型化するおそれがある。
本発明は、塗布ガンに作用する荷重を軽減できる塗布ノズル及びこの塗布ノズルを有する塗布装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る塗布ノズル(例えば、後述の塗布ノズル5)は、塗布ガン(例えば、後述の塗布ガン2)の先端部に取り付け可能なホルダ部(例えば、後述のホルダ部6)と、前記ホルダ部に内蔵され、流体材料が吐出する吐出開口部(例えば、後述の吐出開口部73)及び当該吐出開口部を開閉する弁部材(例えば、後述のニードル弁42)が着座する弁座部(例えば、後述の弁座部72)を有するノズル本体部(例えば、後述のノズル本体部7)と、を備え、前記ノズル本体部は、前記吐出開口部が形成されかつ前記ホルダ部の先端面よりも突出するノズル本体先端部(例えば、後述のノズル本体先端部77)を備え、前記ノズル本体部は、前記ノズル本体先端部に対し前記吐出開口部側から前記弁座部側へ荷重が作用すると、前記ホルダ部に対し摺動するように当該ホルダ部に支持されていることを特徴とする。
(2)この場合、前記ノズル本体先端部には、前記吐出開口部側から前記弁座部側へ向かうに従い拡径するノズルテーパ面(例えば、後述のノズルテーパ面78)が形成されていることが好ましい。
(3)この場合、前記ノズル本体部の軸線に直交する面に対する前記ノズルテーパ面の角度であるノズルテーパ角は、45度以下であることが好ましい。
(4)この場合、前記ホルダ部の先端面は、前記吐出開口部側から前記弁座部側へ向かうに従い拡径するホルダテーパ面(例えば、後述の第2ホルダテーパ面68)が形成されていることが好ましい。
(5)この場合、前記ホルダ部は、前記ノズル本体部よりも引張強さが小さい材料によって形成されることが好ましい。
(6)本発明に係る塗布装置は、(1)から(5)の何れかに記載の塗布ノズルと、前記弁部材を前記弁座部に対し進退させるアクチュエータ(例えば、後述のアクチュエータ31)と、を備え、流体材料を接着剤とするものであって、前記ノズル本体部の前記ホルダ部の先端面からの突出長さは、前記弁部材のストローク長よりも短いことを特徴とする。
(1)本発明に係る塗布ノズルは、吐出開口部及び弁座部を有するノズル本体部とこのノズル本体部を支持するホルダ部とを備える。ノズル本体部は、ホルダ部の先端面よりも突出するノズル本体先端部を備える。またノズル本体部は、ノズル本体先端部に対し吐出開口部側から弁座部側へ荷重が作用すると、ホルダ部に対し摺動するようにこのホルダ部に支持されている。したがって塗布ノズルの先端を構成するノズル本体先端部がワークに接触し、ワークからノズル本体先端部に対し吐出開口部側から弁座部側へ荷重が作用すると、ノズル本体はホルダ部に対し摺動するので、ワークからホルダ部、及びこのホルダ部が取り付けられる塗布ガンに作用する荷重を軽減できる。
(2)本発明に係る塗布ノズルにおいて、ノズル本体先端部には、吐出開口部側から弁座部側へ向かうに従い拡径するノズルテーパ面が形成されている。これにより、ノズル本体先端部に対し、径方向に沿った荷重、すなわちノズル本体部の軸線に対し直交する向きの荷重が作用した場合には、この径方向に沿った荷重を軸線方向に沿った荷重に変換させ、上記のようにノズル本体部をホルダ部に対し摺動させることができる。よってワークからノズル本体先端部に対し径方向に沿った荷重が作用した場合にもホルダ部や塗布ガンに作用する荷重を軽減できる。
(3)本発明に係る塗布ノズルによれば、ノズル本体部の軸線に直交する面に対するノズルテーパ面のノズルテーパ角を45度以下にすることにより、径方向に沿った荷重を軸線方向に沿った荷重に変換させやすくできる。
(4)ホルダ部には、ノズル本体部の支持機能と緩衝機能との両方が求められる。支持機能とは、流体材料を塗布する通常使用時において、ノズル本体部を支持する機能である。また緩衝機能とは、ノズル本体部とワークとが接触した場合に、ホルダ部が取り付けられている塗布ガンに荷重が作用するのを抑制する機能である。これに対し本発明に係る塗布ノズルでは、ホルダ部の先端面をテーパ面とすることにより、支持機能と緩衝機能とが両立するようにホルダ部のうちノズル本体部を支持する部分の厚みを調整することができる。
(5)本発明に係る塗布ノズルによれば、ホルダ部の材料としてノズル本体部よりも引張強さが小さいものを用いることにより、ノズル本体部の耐久性を確保しつつ、ホルダ部を変形しやすくし、衝撃吸収性を確保できる。
(6)本発明に係る塗布ノズルを有する塗布装置では、ノズル本体部に荷重が作用すると、ノズル本体部がホルダ部に対し摺動するので、ノズル本体部の弁座部に接する弁部材を介して、この弁部材を進退させるアクチュエータが損傷するおそれがある。これに対し本発明に係る塗布装置では、ノズル本体部のホルダ部の先端面からの突出長さを、弁部材のストローク長よりも短くする。従って、ノズル本体先端部にワークが接触した時に、仮に弁部材が弁座部に着座していた場合であっても、弁部材はそのストローク長の範囲内で摺動するので、この弁部材を介してアクチュエータに作用する荷重を軽減できる。したがって本発明に係る塗布装置によれば、アクチュエータの耐荷重性を無用に高くする必要が無いので、塗布装置を小型化できる。
本発明の一実施形態に係る塗布装置を備える塗布システムの構成を示す図である。 塗布ノズルの断面図である。 塗布ノズルの先端部の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る塗布装置1を備える塗布システムSの構成を示す図である。塗布システムSは、接着剤を吐出する塗布装置1と、この塗布装置1の位置及び姿勢を変化させる多関節のロボットアームRとを備える。なお以下では、塗布装置1として流体材料である熱可塑性の接着剤を吐出するものを例に説明するが、本発明はこれに限らない。流体材料としては、熱可塑性の接着剤の他、シーリング剤や充填剤等を用いてもよい。
塗布装置1は、ロボットアームRのアーム先端部R1と同軸にして固定された柱状の塗布ガン2と、この塗布ガン2の先端部に取り付けられた柱状の塗布ノズル5と、を備える。塗布ガン2は塗布ノズル5へ接着剤を供給し、塗布ノズル5はその先端に形成された吐出開口部73から接着剤を吐出し、これをワークWの表面に塗布する。
塗布ガン2は、塗布ノズル5を支持する筒状のガンベース4と、このガンベース4を介して接着剤を塗布ノズル5に供給するガン本体3と、を備える。
図2は、塗布ノズル5の断面図であり、図3は、塗布ノズル5の先端部の構成を示す側面図である。
ガンベース4は、円筒状であり、その内部には、中心軸線Oに沿って延びる流路41が形成されている。またこの流路41内には、棒状の弁部材としてニードル弁42が、中心軸線Oに沿って進退自在に設けられている。接着剤流路41のうち先端部側の内壁面には、らせん状の雌ねじ43が形成されている。塗布ノズル5は、後述のホルダ部6に形成された雄ねじ63を雌ねじ43に螺合することによってガンベース4の先端部に取り付けられている。
ガン本体3は、ガンベース4の流路41内へ、接着剤を所定圧で供給する。またガン本体3にはニードル弁42を中心軸線Oに沿って進退させるアクチュエータ31が設けられている。アクチュエータ31は、ニードル弁42を中心軸線Oに沿って塗布ノズル5に形成されている弁座部72に対し進退させることにより、ニードル弁42の先端部を弁座部72に着座させたり離座させたりする。ニードル弁42は、ガンベース4によって中心軸線Oに沿ってストローク長L1にわたり摺動自在に設けられている。ストローク長L1は、例えば5[mm]程度である。
塗布ノズル5は、ガンベース4の先端部に取り付けられたホルダ部6と、このホルダ部6に内蔵されたノズル本体部7と、を組み合わせて構成される。
ホルダ部6は、円筒状であり、その内部には、中心軸線Oに沿って延びる流路61が形成されている。ホルダ部6は、中心軸線Oに沿って基端側の基端部62と先端側の先端部64とに分けられる。ホルダ部6は、基端部62においてガンベース4によって支持される。またホルダ部6は、先端部64においてノズル本体部7を支持する。
ホルダ部6の基端部62の外周面には、らせん状の雄ねじ63が形成されている。図2に示すように、雄ねじ63を雌ねじ43に螺合させることによってホルダ部6をガンベース4の先端部に取り付けると、ホルダ部6の流路61とガンベース4の流路41とが同軸で接続され、さらにホルダ部6の先端部64の一部がガンベース4の先端面45から露出する。
ホルダ部6の先端部64は、基端部62よりもやや肉厚である。先端部64の内壁には、段状のストッパ65が形成されている。流路61は、ストッパ65を境界として基端側の大径流路61aと、先端側の小径流路61bとに分けられる。図2及び図3に示すように、小径流路61bの内径は大径流路61aの内径よりも小さい。
図2に示すように、ホルダ部6の先端面は、中心軸線Oに沿って先端側から基端側に向かうに従い拡径するテーパ状となっている。これにより、ホルダ部6の厚みは、中心軸線Oに沿って基端側から先端側へ向かうに従い薄くなるようになっている。より具体的には、ホルダ部6の先端面は、先端側の第1ホルダテーパ面67と、基端側の第2ホルダテーパ面68と、によって構成されている。
第1ホルダテーパ面67は、後述のノズルテーパ面78と面一となっており、またそのテーパ角θ1(より具体的には、中心軸線Oに直交する面に対するテーパ面の角度)もノズルテーパ面78のテーパ角と等しい。
第2ホルダテーパ面68のテーパ角θ2は、第1ホルダテーパ面67のテーパ角θ1よりも大きい。より具体的には、第2ホルダテーパ面68のテーパ角は、例えば略60度である。
以上のようなホルダ部6は、ノズル本体部7よりも引張強さが小さい材料によって形成される。より具体的には、ホルダ部6は、例えばアルミ系合金によって形成される。
ノズル本体部7は、円筒状であり、その先端側には接着剤を吐出する開口である吐出開口部73が形成され、この吐出開口部73よりも基端側にはニードル弁42が着座する弁座部72が形成されている。またノズル本体部7の内部には、弁座部72から吐出開口部73へ中心軸線Oに沿って延びる流路71が形成されている。
ノズル本体部7の外壁には、段状の肩部74が形成されている。またノズル本体部7は、中心軸線Oに沿って肩部74を境として、基端側の大径部75と、この大径部75よりも外径が小さい小径部76と、に分けられる。大径部75の外径はホルダ部6の大径流路61aの内径と略等しく、小径部76の外径はホルダ部6の小径流路61bの内径と略等しい。従ってノズル本体部7を、ホルダ部6の流路61内へ中心軸線Oに沿って基端側から先端側へ挿入すると、肩部74がストッパ65に当接する。これにより、ノズル本体部7の流路71とホルダ部6の流路61とが中心軸線Oを中心として同軸に接続される。これにより、ノズル本体部7をホルダ部6に取り付けた後は、ノズル本体部7の弁座部72側から吐出開口部73側への摺動がストッパ65によって規制される。これに対し、ノズル本体部7の吐出開口部73側から弁座部72側への摺動はストッパ65によって規制されない。
また図2に示すように、肩部74がストッパ65に当接するまでノズル本体部7を流路61に沿って押し込むと、ノズル本体部7のうち吐出開口部73を含む先端部がホルダ部6の第1ホルダテーパ面67から突出する。以下では、ノズル本体部7をホルダ部6に取り付けた時に、ノズル本体部7のうち第1ホルダテーパ面67から先端側へ突出する部分をノズル本体先端部77という。
ノズル本体先端部77の先端面は、中心軸線Oに沿って吐出開口部73側から弁座部72側に向かうに従い拡径するノズルテーパ面78となっている。このノズルテーパ面78のテーパ角は、45度以下であり、例えば略30度である。
ノズル本体先端部77のホルダ部6の第1ホルダテーパ面67からの突出長さL2は、ニードル弁42のストローク長L1よりも短い。より具体的には、ノズル本体先端部77の突出長さL2は、例えば1[mm]程度である。
以上のようなノズル本体部7は、例えばホルダ部6よりも引張強さが大きい材料によって形成される。より具体的には、ノズル本体部7は、例えば超硬合金(具体的には、例えばタングステンカーバイド)によって形成される。なおノズル本体部7の材料には、ホルダ部6の材料よりも引張強さが大きいものであれば、上記のような材料に限らず、鋼材等を用いてもよい。
次に、以上のような塗布ノズル5をガンベース4に取り付ける手順について説明する。
始めに、ノズル本体部7をホルダ部6に取り付けることによって、塗布ノズル5を組み立てる。より具体的には、先ず、ノズル本体部7の大径部75及び小径部76の外周面に接着剤を塗布する。次に、接着剤が塗布されたノズル本体部7を、ホルダ部6の流路61内に、基端側から先端側へ中心軸線Oに沿って挿入し、ノズル本体部7の肩部74をホルダ部6のストッパ65に当接させる。これにより、ノズル本体部7はホルダ部6によって篏合支持される。なお本実施形態では、ノズル本体部7とホルダ部6とを接着剤で固定する場合について説明するが、接着剤は必ずしも用いる必要はない。ノズル本体部7は、圧入(より具体的には、軽圧入や焼嵌め等)によってホルダ部6に取り付けてもよい。
上述のように、ノズル本体部7の吐出開口部73側から弁座部72側への移動は、ストッパ65によって規制されていない。したがって上記のように、篏合支持、接着剤、及び圧入等の支持手段を利用してノズル本体部7をホルダ部7によって支持させることにより、ノズル本体先端部77に対し吐出開口部73側から弁座部72側へ荷重が作用すると、ノズル本体部7はホルダ部6に対し中心軸線Oに沿って吐出開口部73側から弁座部72側へ摺動する。
次に、以上のように組み立てられた塗布ノズル5を、予めニードル弁42をセットしておいたガンベース4に取り付ける。より具体的には、ホルダ部6の雄ねじ63をガンベース4の雌ねじ43に中心軸線Oに沿って螺合する。これにより塗布ノズル5がガンベース4に取り付けられる。
また以上のように組み立てられた塗布装置1によれば、以下の手順により接着剤が塗布される。先ず、ロボットアームRを制御し、塗布ノズル5の吐出開口部73をワークWの表面に接近させる。その後図示しない接着剤供給装置によって接着剤をガン本体3から塗布ノズル5へ所定圧で供給しながら、ニードル弁42を弁座部72から離座させることにより、吐出開口部73から接着剤を吐出させる。その後吐出開口部73から接着剤を吐出させながら、ロボットアームRを制御し、吐出開口部73をワークWの表面に沿って予め定められた塗布範囲で移動させた後、ニードル弁42を弁座部72に着座させる。これにより、ワークWの表面の塗布範囲に、接着剤が塗布される。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)塗布ノズル5は、吐出開口部73及び弁座部72を有するノズル本体部7とこのノズル本体部7を支持するホルダ部6とを備える。ノズル本体部7は、ホルダ部6の先端面である第1ホルダテーパ面67よりも突出するノズル本体先端部77を備える。またノズル本体部7は、ノズル本体先端部77に対し吐出開口部73側から弁座部72側へ荷重が作用すると、ホルダ部6に対し摺動するようにこのホルダ部6に支持されている。したがって塗布ノズル5の先端を構成するノズル本体先端部77がワークWに接触し、ワークWからノズル本体先端部77に対し吐出開口部73側から弁座部72側へ荷重が作用すると、ノズル本体7はホルダ部6に対し摺動するので、ワークWからホルダ部6、及びこのホルダ部6が取り付けられる塗布ガン3に作用する荷重を軽減できる。
(2)ノズル本体先端部77には、吐出開口部73側から弁座部72側へ向かうに従い拡径するノズルテーパ面78が形成されている。これにより、ノズル本体先端部77に対し、中心軸線Oに直交する径方向に沿った荷重が作用した場合には、この径方向に沿った荷重を中心軸線O方向に沿った荷重に変換させ、上記のようにノズル本体部7をホルダ部6に対し摺動させることができる。よってワークWからノズル本体先端部77に対し径方向に沿った荷重が作用した場合にもホルダ部6や塗布ガン2に作用する荷重を軽減できる。
(3)塗布ノズル5によれば、ノズル本体部7の中心軸線Oに直交する面に対するノズルテーパ面78のノズルテーパ角を45度以下にすることにより、径方向に沿った荷重を中心軸線O方向に沿った荷重に変換させやすくできる。
(4)ホルダ部6には、ノズル本体部7の支持機能と緩衝機能との両方が求められる。これに対し塗布ノズル5では、ホルダ部6の先端面である第1ホルダテーパ面67及び第2ホルダテーパ面67をテーパ面とすることにより、支持機能と緩衝機能とが両立するようにホルダ部6のうちノズル本体部7を支持する先端部64の厚みを調整することができる。
(5)塗布ノズル5によれば、ホルダ部6の材料としてノズル本体部7よりも引張強さが小さいものを用いることにより、ノズル本体部7の耐久性を確保しつつ、ホルダ部6を変形しやすくし、衝撃吸収性を確保できる。
(6)塗布ノズル5を有する塗布装置1では、ノズル本体部7に荷重が作用すると、ノズル本体部7がホルダ部6に対し摺動するので、ノズル本体部7の弁座部72に接するニードル弁42を介して、このニードル弁42を進退させるアクチュエータ31が損傷するおそれがある。これに対し塗布装置1では、ノズル本体部7のホルダ部6の第1ホルダテーパ面67からの突出長さL2を、ニードル弁42のストローク長L1よりも短くする。従って、ノズル本体先端部77にワークWが接触した時に、仮にニードル弁42が弁座部72に着座していた場合であっても、ニードル弁42はそのストローク長L1の範囲内で摺動するので、このニードル弁42を介してアクチュエータ31に作用する荷重を軽減できる。したがって塗布装置1によれば、アクチュエータ31の耐荷重性を無用に高くする必要が無いので、塗布装置1を小型化できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜変更してもよい。
S…塗布システム
R…ロボットアーム
1…塗布装置
O…中心軸線
2…塗布ガン
31…アクチュエータ
42…ニードル弁(弁部材)
5…塗布ノズル
6…ホルダ部
67…第1ホルダテーパ面
68…第2ホルダテーパ面(ホルダテーパ面)
7…ノズル本体部
72…弁座部
73…吐出開口部
77…ノズル本体先端部77
78…ノズルテーパ面

Claims (6)

  1. 塗布ガンの先端部に取り付け可能なホルダ部と、
    前記ホルダ部に内蔵され、流体材料が吐出する吐出開口部及び当該吐出開口部を開閉する弁部材が着座する弁座部を有するノズル本体部と、を備える塗布ノズルであって、
    前記ノズル本体部は、前記吐出開口部が形成されかつ前記ホルダ部の先端面よりも突出するノズル本体先端部を備え、
    前記ノズル本体部は、前記ノズル本体先端部に対し前記吐出開口部側から前記弁座部側へ荷重が作用すると、前記ホルダ部に対し摺動するように当該ホルダ部に支持されていることを特徴とする塗布ノズル。
  2. 前記ノズル本体先端部には、前記吐出開口部側から前記弁座部側へ向かうに従い拡径するノズルテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布ノズル。
  3. 前記ノズル本体部の軸線に直交する面に対する前記ノズルテーパ面の角度であるノズルテーパ角は、45度以下であることを特徴とする請求項2に記載の塗布ノズル。
  4. 前記ホルダ部の先端面は、前記吐出開口部側から前記弁座部側へ向かうに従い拡径するホルダテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の塗布ノズル。
  5. 前記ホルダ部は、前記ノズル本体部よりも引張強さが小さい材料によって形成されることを特徴とする請求項4に記載の塗布ノズル。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の塗布ノズルと、
    前記弁部材を前記弁座部に対し進退させるアクチュエータと、を備え、流体材料を接着剤とする塗布装置であって、
    前記ノズル本体部の前記ホルダ部の先端面からの突出長さは、前記弁部材のストローク長よりも短いことを特徴とする塗布装置。

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