JP7001342B2 - 芳香剤組成物 - Google Patents
芳香剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7001342B2 JP7001342B2 JP2016257036A JP2016257036A JP7001342B2 JP 7001342 B2 JP7001342 B2 JP 7001342B2 JP 2016257036 A JP2016257036 A JP 2016257036A JP 2016257036 A JP2016257036 A JP 2016257036A JP 7001342 B2 JP7001342 B2 JP 7001342B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- component
- fragrance
- groups
- composition according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 *c(c(*=I)c1C(c2c(*)c(*=C)c(*=*)c(*)c22)=O)c(*=C)c(*)c1C2=O Chemical compound *c(c(*=I)c1C(c2c(*)c(*=C)c(*=*)c(*)c22)=O)c(*=C)c(*)c1C2=O 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Description
項1. (A)窒素原子を有するアントラキノン系色素成分、及び(B)アルデヒド系香料成分を含有し、前記(A)成分1モル当たり、前記(B)成分が1~60モル含まれることを特徴とする、芳香剤組成物。
項2. 前記(A)成分が、1分子当たり窒素原子を2つ有するアントラキノン系色素成分である、項1に記載の芳香剤組成物。
項3. 前記(B)成分が脂環式アルデヒド系香料である、項2に記載の芳香剤組成物。
項4. 前記(A)成分において、2つの窒素原子が2級アミンの形態で存在する、項2又は3に記載の芳香剤組成物。
項5. 前記(A)成分が、下記一般式(A1)に示す化合物である、項2又は3に記載の芳香剤組成物。
項6. 前記一般式(A1)において、Ra5及びRa8が、C1~4アルキルフェニルアミノ基、C1~4アルコキシフェニルアミノ基、フェニルアミノ基、又はC1~4アルキルアミノ基である、項5に記載の芳香剤組成物。
項7. 前記(A)成分が、1分子当たり窒素原子を1つ有するアントラキノン系色素成分である、項1に記載の芳香剤組成物。
項8. 前記(A)成分において、窒素原子が1級アミン又は2級アミンの形態で存在する、項7に記載の芳香剤組成物。
項9. 前記(B)成分が脂肪族アルデヒド系香料である、項7又は8に記載の芳香剤組成物。
項10. 前記(A)成分が、下記一般式(A1)に示す化合物である、項7~9のいずれかに記載の芳香剤組成物。
項11. 前記一般式(A1)において、Ra4が、アミノ基、C1~4アルキルフェニルアミノ基、C1~4アルコキシフェニルアミノ基、フェニルアミノ基、又はC1~4アルキルアミノ基である、項10に記載の芳香剤組成物。
項12. 更に、ヘキサノール、ヘキシルアセテート、ダイナスコン、ゲラニルニトリル、スチラリルアセテート、4-フェニル-2,4,6-トリメチル-1,3-ジオキサン、オキサン、ガラクソリド、クマリン、ゲラニオール、シトロネロール、及びメチルイオノンガンマよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含む、項1~11のいずれかに記載の芳香剤組成物。
項13. 更に、1価アルコール、多価アルコール、イソパラフィン、及びグリコールエーテルよりなる群から選択される少なくとも1種の有機溶剤を含む、項1~12のいずれかに記載の芳香剤組成物。
本発明の芳香剤組成物は、1分子当たり窒素原子を少なくとも1つ有するアントラキノン系色素成分を含む。前記アントラキノン系色素成分は、1分子当たり窒素原子を1つ又は2つ有することが好ましい。
本発明の芳香剤組成物では、アルデヒド系香料成分が含まれる。アルデヒド系香料成分とは、ホルミル基(-CHO)を有し、揮発して香気を呈する化合物である。
本発明の芳香剤組成物において、(A)成分と(B)成分の比率は、(A)成分1モル当たり、(B)成分が1~60モルを満たすように設定される。このような比率を満たすことによって、(A)成分と(B)成分が共存しても、(A)成分の光暴露による退色を抑制することが可能になる。
本発明の芳香剤組成物は、所望の香気を呈するように調香するために、必要に応じて、(B)成分以外の香料成分が含まれていてもよい。このような香料成分の種類については、特に制限されないが、例えば、炭化水素系香料成分、エーテル系香料成分、エステル系香料成分、アルコール系香料成分、ケトン系香料成分、ラクトン系香料成分、アセタール系香料成分、ムスク系香料成分、ニトリル系香料成分、精油等が挙げられる。
本発明の芳香剤組成物は、(A)成分及び(B)成分を溶解又は分散させるための有機溶剤が含まれる。
更に、本発明の芳香剤組成物には、前述する成分の他に、必要に応じて、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、溶解剤、pH調整剤、(A)成分以外の着色剤、消臭剤、キレート剤等が含まれていてもよい。
本発明の芳香剤組成物の形態については、特に制限されず、例えば、液状、ゲル状が挙げられる。本発明の芳香剤組成物の形態として、好ましくは液状である。
1.芳香剤組成物の調製
表1に示す各色素成分及び表2に示す組成の香料組成物を用いて、表3に示す組成の芳香剤組成物を調製した。なお、表3において、香料組成物3を用いた場合のみ、イソパラフィン系溶剤の代わりに99度合成エタノールを用いた同様に調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に1週間保存した。保存1週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表4~7に示す。
1.芳香剤組成物の調製
表8に示す組成の芳香剤組成物を調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に1週間保存した。保存1週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表9に示す。単一香料成分を使用した結果からも、前記試験例1の場合と同様に、1分子当たり窒素原子を2つ有するアントラキノン系色素成分と、アルデヒド系香料成分を共存させると、光暴露環境下での保存後に退色して色調変化が生じることが確認された。なお、アルデヒド系香料成分以外の香料成分を使用した場合には、1分子当たり窒素原子を2つ有するアントラキノン系色素成分と共存しても、光暴露環境下での保存後の色調変化の問題はさほど生じなかった。
1.芳香剤組成物の調製
表10に示す組成の芳香剤組成物を調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に4週間保存した。保存1週間後及び4週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表11~16に示す。また、処方系列Aの各芳香剤組成物について、保存1週間後の外観を観察した写真を図1に示す。
1.芳香剤組成物の調製
表17に示す組成の芳香剤組成物を調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に2週間保存した。保存1週間後及び2週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表18~21に示す。また、処方系列D、H及びIの各芳香剤組成物について、保存1週間後の外観を観察した写真を図2に示す。
1.芳香剤組成物の調製
表22に示す各色素成分及び表23に示す組成の香料組成物を用いて、表24に示す組成の芳香剤組成物を調製した。なお、表24において、香料組成物3を用いた場合のみ、イソパラフィン系溶剤の代わりに99度合成エタノールを用いて同様に調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に1週間保存した。保存2日後、4日後、1週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表25~26に示す。
1.芳香剤組成物の調製
表27に示す組成の芳香剤組成物を調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に4週間保存した。保存1週間後及び4週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表28~31に示す。
1.芳香族組成物の調製
表32、表33に示す組成の芳香剤組成物を調製した。
各芳香剤組成物をガラス製の透明容器に充填して密封し、昼間には太陽光が当たる室内に4週間保存した。保存1週間後及び4週間後に、各芳香剤組成物の色調を目視により観察し、保存前後の色調変化を評価した。得られた結果を表34~41に示す。
Claims (13)
- (A)窒素原子を有するアントラキノン系色素成分、及び(B)アルデヒド系香料成分を含有し、
前記(A)成分1モル当たり、前記(B)成分が1~60モル含まれることを特徴とする、芳香剤組成物(但し、下記一般式(1)で示される含窒素界面活性剤を含む場合を除く)。
- 前記(A)成分が、1分子当たり窒素原子を2つ有するアントラキノン系色素成分である、請求項1に記載の芳香剤組成物。
- 前記(B)成分が脂環式アルデヒド系香料である、請求項2に記載の芳香剤組成物。
- 前記(A)成分において、2つの窒素原子が2級アミンの形態で存在する、請求項2又は3に記載の芳香剤組成物。
- 前記(A)成分が、下記一般式(A1)に示す化合物である、請求項2又は3に記載の芳香剤組成物。
Ra1、Ra2、Ra3、Ra4、Ra5、Ra6、Ra7及びRa8の内、6つの基は、同一又は異なって、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基、又は-SO3Mを示す。ここで、Mは、水素原子又はアルカリ金属原子を示す。] - 前記一般式(A1)において、Ra5及びRa8が、C1~4アルキルフェニルアミノ基、C1~4アルコキシフェニルアミノ基、フェニルアミノ基、又はC1~4アルキルアミノ基である、請求項5に記載の芳香剤組成物。
- 前記(A)成分が、1分子当たり窒素原子を1つ有するアントラキノン系色素成分である、請求項1に記載の芳香剤組成物。
- 前記(A)成分において、窒素原子が1級アミン又は2級アミンの形態で存在する、請求項7に記載の芳香剤組成物。
- 前記(B)成分が脂肪族アルデヒド系香料である、請求項7又は8に記載の芳香剤組成物。
- 前記(A)成分が、下記一般式(A1)に示す化合物である、請求項7~9のいずれかに記載の芳香剤組成物。
Ra1、Ra2、Ra3、Ra4、Ra5、Ra6、Ra7及びRa8の内、7つの基は、同一又は異なって、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基又は-SO3Mを示す。ここで、Mは、水素原子又はアルカリ金属原子を示す。] - 前記一般式(A1)において、Ra4が、アミノ基、C1~4アルキルフェニルアミノ基、C1~4アルコキシフェニルアミノ基、フェニルアミノ基、又はC1~4アルキルアミノ基である、請求項10に記載の芳香剤組成物。
- 更に、ヘキサノール、ヘキシルアセテート、ダイナスコン、ゲラニルニトリル、スチラリルアセテート、4-フェニル-2,4,6-トリメチル-1,3-ジオキサン、オキサン、ガラクソリド、クマリン、ゲラニオール、シトロネロール、及びメチルイオノンガンマよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含む、請求項1~11のいずれかに記載の芳香剤組成物。
- 更に、1価アルコール、多価アルコール、イソパラフィン、及びグリコールエーテルよりなる群から選択される少なくとも1種の有機溶剤を含む、請求項1~12のいずれかに記載の芳香剤組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016186237 | 2016-09-23 | ||
JP2016186237 | 2016-09-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018051283A JP2018051283A (ja) | 2018-04-05 |
JP7001342B2 true JP7001342B2 (ja) | 2022-01-19 |
Family
ID=61834444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016257036A Active JP7001342B2 (ja) | 2016-09-23 | 2016-12-28 | 芳香剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7001342B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005532135A (ja) | 2002-07-10 | 2005-10-27 | フイルメニツヒ ソシエテ アノニム | 活性の揮発性液体を計量分配する装置 |
JP2008538744A (ja) | 2005-03-24 | 2008-11-06 | フイルメニツヒ ソシエテ アノニム | 生体活性物質の放出を制御するためのヒドロゲル |
JP2010284511A (ja) | 2009-05-15 | 2010-12-24 | Kao Corp | ゲル状消臭芳香剤 |
JP2014012052A (ja) | 2012-07-03 | 2014-01-23 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 液体芳香剤組成物 |
US20160369204A1 (en) | 2015-06-19 | 2016-12-22 | The Procter & Gamble Company | Method of making perfumed goods |
-
2016
- 2016-12-28 JP JP2016257036A patent/JP7001342B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005532135A (ja) | 2002-07-10 | 2005-10-27 | フイルメニツヒ ソシエテ アノニム | 活性の揮発性液体を計量分配する装置 |
JP2008538744A (ja) | 2005-03-24 | 2008-11-06 | フイルメニツヒ ソシエテ アノニム | 生体活性物質の放出を制御するためのヒドロゲル |
JP2010284511A (ja) | 2009-05-15 | 2010-12-24 | Kao Corp | ゲル状消臭芳香剤 |
JP2014012052A (ja) | 2012-07-03 | 2014-01-23 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 液体芳香剤組成物 |
US20160369204A1 (en) | 2015-06-19 | 2016-12-22 | The Procter & Gamble Company | Method of making perfumed goods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018051283A (ja) | 2018-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7001343B2 (ja) | 芳香剤組成物 | |
JP7001342B2 (ja) | 芳香剤組成物 | |
JP5995556B2 (ja) | 液体芳香剤組成物 | |
JP7083227B2 (ja) | 芳香剤組成物 | |
JP7001344B2 (ja) | 芳香剤組成物 | |
JP6963888B2 (ja) | 揮散器 | |
JP5100984B2 (ja) | 可溶化剤 | |
US6180595B1 (en) | Single phase aqueous surfactant-free nontoxic air freshening composition and wick-containing air freshening device using said composition | |
WO2017182358A1 (en) | Deodorant composition | |
EP3534972B1 (en) | Solid non-aqueous gel air odorizer | |
JP6585145B2 (ja) | 水洗トイレ用洗浄組成物 | |
CN110603027B (zh) | 制备加香组合物的方法 | |
CA2329959C (en) | Stable quaternary ammonium compositions | |
JP7543175B2 (ja) | 固形状薬剤組成物 | |
JP6893098B2 (ja) | 液体賦香剤組成物 | |
JP3753225B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
TW202221096A (zh) | 芳香劑組成物及褪色抑制方法 | |
JP6703922B2 (ja) | 芳香組成物 | |
JP7130533B2 (ja) | 水洗トイレ用洗浄組成物 | |
JP6941029B2 (ja) | 液体賦香剤組成物 | |
JP5448464B2 (ja) | ゲル状芳香組成物 | |
JP6905333B2 (ja) | 袋状柔軟剤物品 | |
JP6893115B2 (ja) | 液体賦香剤組成物 | |
JP2009286938A (ja) | 水性液体洗浄剤組成物 | |
JP3831259B2 (ja) | 透明ゲル状芳香・消臭剤組成物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170215 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7001342 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |