JP7001199B1 - 乗客コンベアのガイドシューの製造方法 - Google Patents

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Abstract

乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる乗客コンベアのガイドシューの製造方法を提供する。乗客コンベアのガイドシューの製造方法は、乗客コンベアのスカートガードと接触するガイドシューを金型により成形する成形工程と、前記成形工程の後、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度を機械加工により向上させる機械加工工程と、を備えた。当該製造方法によれば、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。

Description

本開示は、乗客コンベアのガイドシューの製造方法に関する。
特許文献1は、乗客コンベアを開示する。当該乗客コンベアにおいて、ガイドシューは、低摩擦材で製作される。その結果、摺動異音が抑制され得る。
日本特開2011-190043号公報
しかしながら、特許文献1に記載の乗客コンベアにおいて、ガイドシューの摺動面の摩擦係数は、経年的に増大する。このため、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音の発生を抑制し続けることはできない。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる乗客コンベアのガイドシューの製造方法を提供することである。
本開示に係る乗客コンベアのガイドシューの製造方法は、乗客コンベアのスカートガードと接触するガイドシューを金型により成形する成形工程と、形工程の後、イドシューのカートガードとの接触部の平面度を機械加工により向上させる機械加工工程と、機械加工工程の後、ガイドシューのスカートガードとの接触部を検査体に押し当てて得られたパラメータに基づいてガイドシューのスカートガードとの接触部の平面度が要求される精度を満たしている否かを検査する検査工程と、を備え、検査工程は、パラメータとして、ガイドシューのスカートガードとの接触部と検査体との間の面圧を用いる
あるいは、本開示に係る乗客コンベアのガイドシューの方法は、乗客コンベアのスカートガードと接触するガイドシューを金型により成形する成形工程と、成形工程の後、ガイドシューのスカートガードとの接触部の平面度を機械加工により向上させる機械加工工程と、機械加工工程の後、ガイドシューのスカートガードとの接触部を検査体に押し当てて得られたパラメータに基づいてガイドシューのスカートガードとの接触部の平面度が要求される精度を満たしている否かを検査する検査工程と、を備え、検査工程は、パラメータとして、ガイドシューのスカートガードとの接触部と検査体との間の接触面積を用いる。


本開示によれば、機械加工工程において、ガイドシューのスカートガードとの接触部の平面度が機械加工により向上する。このため、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
実施の形態1における乗客コンベアの斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアの踏段の斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアの踏段の要部の斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法の第1例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法の第1例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法の第2例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法における検査工程の第1例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法における検査工程の第2例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法における検査工程の第3例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアの支持部材とガイドシューとの寸法関係を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューとスカートガードとの位置関係を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューとスカートガードとの位置関係を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第1変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第2変形例を説明するための図である。
実施の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における乗客コンベアの斜視図である。
図1の乗客コンベアは、エスカレーターである。図1において、乗場床1は、建屋の各階床に設置される。複数の踏段2は、無端状に連結される。複数の踏段2は、上階床の乗降床と下階床の乗降床との間において循環移動し得るように設けられる。一対の欄干3は、踏段2の移動方向に沿ってステップの幅方向の両側に設けられる。一対のハンドレール4は、一対の欄干3のそれぞれの外周に沿って設けられる。一対のハンドレール4は、複数のステップと同期して移動し得るように設けられる。一対のスカートガード5は、一対の欄干3のそれぞれの下部に設けられる。
次に、図2と図3とを用いて、踏段2を説明する。
図2は実施の形態1における乗客コンベアの踏段の斜視図である。図3は実施の形態1における乗客コンベアの踏段の要部の斜視図である。
図2に示されるように、踏段2は、踏み板6とライザ7と一対の三角ブラケット8とを備える。
踏み板6は、利用者が乗る板である。ライザ7は、蹴り上げである。一対の三角ブラケット8は、踏み板6の幅方向に離れて配置される。一対の三角ブラケット8は、踏み板6とライザ7との幅方向の一端部と他端とをそれぞれを支持する。
支持部材9は、三角ブラケット8のライザ7の側とは反対側の端部に設けられる。例えば、支持部材9は、アルミニウムで形成される。
図3に示されるように、支持部材9の軸方向は、踏段2の幅方向に設定される。例えば、支持部材9は、円筒状に形成される。支持部材9は、踏段2からの突出量が規定の範囲内に収まるように設けられる。
図示されない一対のガイド溝は、支持部材9の内壁において支持部材9の軸心を挟んで相対するように形成される。一対のガイド溝は、当該軸心と平行に延びるように形成される。一対の挿入穴10は、支持部材9の周壁部において一対のガイド溝と支持部材9の外部とを連結するように形成される。図3においては、1つの挿入穴10のみが図示される。一対の篏合溝11は、支持体の端部において支持部材9の軸心を挟んで相対するように形成される。一対の篏合溝11の相対方向は、一対のガイド溝の相対方向と直交する。
ガイドシュー12は、支持部材9とともに踏段案内装置として機能する。例えば、ガイドシュー12は、樹脂材で形成される。ガイドシュー12は、接触部13と突出部14とを備える。
接触部13は、踏段2の移動時にスカートガード5と接触する部分である。例えば、接触部13は、直方体状に形成される。突出部14は、接触部13から踏段2の方向に突き出す。突出部14は、支持部材9に収容される。
例えば、突出部14は、一対の脚部15を備える。一対の爪部16は、一対の脚部15のそれぞれの突出端から一対の脚部15の相対する方向の外方に突き出す。一対の突起部17は、一対の篏合溝11に嵌合し得るように設けられる。一対の突起部17は、接触部13の裏面において一対の脚部15の間の中央位置に設けられる。
ガイドシュー12が踏段2に取り付けられる際、一対の爪部16のそれぞれは、一対のガイド溝のそれぞれに挿入される。この際、一対の脚部15のそれぞれは、弾性変形する。この状態において、一対の爪部16のそれぞれは、一対のガイド溝のそれぞれに沿って進む。一対の爪部16のそれぞれが一対の挿入穴10に到達すると、一対の脚部15のそれぞれは、弾性変形から解放される。その結果、一対の爪部16のそれぞれは、一対の挿入穴10のそれぞれの内部に差し込まれる。この際、一対の突起部17のそれぞれは、一対の篏合溝11のそれぞれに挿入される。その結果、ガイドシュー12は、接触部13が踏み板6の幅方向の外方に向いた状態で踏段2に取り付けられる。
次に、図4と図5とを用いて、ガイドシュー12の製造方法の第1例を説明する。
図4と図5とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法の第1例を説明するための図である。
ガイドシュー12は、成形工程において金型を用いて成形される。その後、図4に示されるように、ガイドシュー12は、接触部13の表面を上方に露出させた状態で固定台18に固定される。その後、ガイドシュー12の接触部13の表面は、機械加工工程により加工される。具体的には、工具の刃先部19がガイドシュー12の接触部13の表面の一側から他側まで連続的に移動することで、ガイドシュー12の接触部13の表面が加工される。例えば、ガイドシュー12の接触部13のヒケが除去される。その結果、図5に示されるように、ガイドシュー12の接触部13の表面の平面度は向上する。
次に、図6を用いて、ガイドシュー12の製造方法の第2例を説明する。
図6は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法の第2例を説明するための図である。
図6に示されるように、複数のガイドシュー12は、接触部13の表面を上方に露出させた状態で固定台18に並べられた状態で固定される。その後、複数のガイドシュー12の接触部13の表面は、機械加工工程により加工される。具体的には、刃先部19が複数のガイドシュー12のうちの最も一側のガイドシュー12から最も他側のガイドシュー12まで連続的に移動することで、複数のガイドシュー12の接触部13の表面が連続的に加工される。
次に、図7を用いて、ガイドシュー12の製造方法における検査工程の第1例を説明する。
図7は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法における検査工程の第1例を説明するための図である。
図7に示されるように、試験装置は、駆動軸20と従動軸21とベルト22と保持部材23とを備える。
駆動軸20は、図示されないモータ等の回転軸に取り付けられる。駆動軸20は、試験用のスカートガード5から離れて設けられる。従動軸21は、駆動軸20から離れて設けられる。従動軸21は、駆動軸20と同様に、スカートガード5から離れて設けられる。ベルト22は、無端状に形成される。ベルト22は、駆動軸20と従動軸21とに巻き回される。保持部材23は、ベルト22における試験用のスカートガード5の側に取り付けられる。
ガイドシュー12は、試験用のスカートガード5に接触面を接触した状態で保持部材23に取り付けられる。ガイドシュー12は、力Fでスカートガード5に押し付けられる。この状態において、駆動軸20が回転することで、ガイドシュー12は、接触部13の表面をスカートガード5に接触させた状態において速度Vで移動する。この際の力Fと速度Vとの値は、ガイドシュー12が実際の乗客コンベアに用いられた際と同等の値となるように設定される。この際、図示されない計算端末は、摺動異音の情報を収集する。計算端末は、当該摺動異音の情報に基づいてガイドシュー12のスカートガード5との接触部13の平面度が要求される精度を満たしている否かを判定する。
次に、図8を用いて、ガイドシュー12の製造方法における検査工程の第2例を説明する。
図8は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法における検査工程の第2例を説明するための図である。
図8に示されるように、ガイドシュー12は、接触部13の表面を上方に露出させた状態で固定台18に固定される。
固定具24は、ガイドシュー12の接触部13の表面に対向する位置に配置される。感圧紙25は、固定具24におけるガイドシュー12の側の面に取り付けられる。
この状態において、固定具24と感圧紙25は、ガイドシュー12の側に押し付けられる。その後、図示されない計算端末は、感圧紙25の状態変化の画像認識結果から面圧の値を計算する。その後、計算端末は、面圧の値に基づいてガイドシュー12のスカートガード5との接触部13の平面度が要求される精度を満たしている否かを判定する。
次に、図9を用いて、ガイドシュー12の製造方法における検査工程の第3例を説明する。
図9は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの製造方法における検査工程の第3例を説明するための図である。
図9に示されるように、ガイドシュー12は、接触部13の表面を上方に露出させた状態で固定台18に固定される。着色剤27は、ガイドシュー12の接触部13の表面に塗布される。
固定具24は、ガイドシュー12の接触部13の表面に対向する位置に配置される。試験紙26は、固定具24におけるガイドシュー12の側の面に取り付けられる。
この状態において、固定具24と試験紙26は、ガイドシュー12の側に押し付けられる。その後、図示されない計算端末は、試験紙26の状態変化の画像認識結果から接触面積の値を計算する。その後、計算端末は、接触面積の値からガイドシュー12のスカートガード5との接触部13の平面度が要求される精度を満たしている否かを判定する。
次に、図10を用いて、支持部材9とガイドシュー12との寸法関係を説明する。
図10は実施の形態1における乗客コンベアの支持部材とガイドシューとの寸法関係を説明するための図である。
図10に示されるように、支持部材9の内径は、a´である。支持部材9の篏合溝11の幅は、b´である。支持部材9のガイドシュー12との嵌合部の長さはc´である。図10に示されるように、ガイドシュー12の突出部14の外経はaである。aは、a´よりも小さい。ガイドシ
ュー12の突起部17の幅はbである。bは、b´よりも小さい。ガイドシュー12の支持部材9との嵌合部の長さはcである。cは、c´よりも大きい。
次に、図11と図12とを用いて、ガイドシュー12とスカートガード5との位置関係を説明する。
図11と図12とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューとスカートガードとの位置関係を説明するための図である。
図11に示されるように、踏段2の停止時において、ガイドシュー12の接触部13の表面は、角度誤差φを持ってスカートガード5と接触する。角度誤差φは、スカートガード5の据付、変形、踏段2の姿勢変動による影響により発生する。例えば、角度誤差φは、0.1°程度である。この状態で、踏段2が移動すると、図12に示されるように、ガイドシュー12の突出部14は、ガイドシュー12の接触部13がスカートガード5に沿って沿うように支持部材9の内部で変位する。
以上で説明した実施の形態1によれば、ガイドシュー12において、スカートガード5との接触部13の平面度は、機械加工により向上する。このため、ガイドシュー12の摺動時における摩擦振動を抑制することができる。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
例えば、ガイドシュー12において、スカートガード5との接触部13の平面度の値を0.2mm以下とすれば、ガイドシュー12の摺動時における摩擦振動を抑制することができる。この際の精度は、機械加工が必要となる精度である。通常、ガイドシュー12において位置決めに求められる精度は、金型による成形で得られる。しかも、ガイドシュー12は、利用者から見えない位置に配置される。このため、ガイドシュー12に意匠性は求めない。この場合、外観仕上げは不要となる。これに対し、本実施の形態においては、摺動異音と平面度との関係に着目して、ガイドシュー12に対してあえて機械加工を行うことで、摺動異音が抑制される。
例えば、ガイドシュー12において、スカートガード5との接触部13の平面度を切削加工により向上させればよい。例えば、ガイドシュー12において、スカートガード5との接触部13の平面度を研削加工により向上させればよい。例えば、ガイドシュー12において、スカートガード5との接触部13の平面度を研磨加工により向上させればよい。上記の平面度が実現できれば、使用する機械、工具、加工方法は限定されない。
なお、作業者による手作業で上記の平面度を実現してもよい。
また、複数のガイドシュー12は、並べられて機械加工される。このため、ガイドシュー12の量産性を向上することができる。
また、検査工程において、計算端末は、ガイドシュー12のスカートガード5との接触部13を検査体に押し当てて得られたパラメータに基づいてガイドシュー12の前記スカートガード5との接触部13の平面度が要求される精度を満たしている否かを検査する。例えば、パラメータとして、ガイドシュー12のスカートガード5との接触部13と検査体との間の面圧が用いられる。例えば、パラメータとして、ガイドシュー12のスカートガード5との接触部13と検査体との間の接触面積が用いられる。このため、ダイアルゲージ、レーザー等を用いた一般的な計測法に比べ、ガイドシュー12の良否判定を容易に行うことができる。
なお、検査工程において、実際の乗客コンベアにおいて、ガイドシュー12を摺動させて摺動異音の有無を検査してもよい。
また、検査工程においてガイドシュー12のスカートガード5との接触部13の平面度が要求される精度を満たしていない場合、機械加工工程に再び行ってもよい。機械加工工程と検査工程とを繰り返すことで、ガイドシュー12の不良率を下げることができる。
また、ガイドシュー12において、突出部14は、踏段2が移動した際に接触部13がスカートガード5に沿うように、支持部材9に収容された状態で変位する。このため、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。この際、接触部13の平面度が要求される精度を満たしていることで、さらに摺動異音を抑制することができる。
例えば、ガイドシュー12において、突出部14は、すきまばめとなる状態で支持部材9に収容される。このため、ガイドシュー12の回転自由度を確保することができる。その結果、ガイドシュー12の摺動面圧を下げることができる。簡単な構成で、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。この際、ガイドシュー12と支持部材9との間で相対運動が生じる。このため、摩擦減衰を得ることができる。その結果、効果的な振動減衰を得ることができる。
次に、図13を用いて、ガイドシュー12の第1変形例を説明する。
図13は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第1変形例を説明するための図である。
図13に示されるように、ガイドシュー12において、支持部材9と接触する部分は、エラストマー材Xで形成される。エラストマー材Xは、通常の樹脂材よりも弾力性に富む。この場合も、踏段2が移動すると、ガイドシュー12の突出部14は、ガイドシュー12の接触部13がスカートガード5に沿って沿うように支持部材9の内部で変位する。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。エラストマー材Xの減衰性能は高い。このため、効果的な振動減衰を得ることができる。
次に、図14を用いて、ガイドシュー12の第2変形例を説明する。
図14は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第2変形例を説明するための図である。
図14に示されるように、ガイドシュー12において、支持部材9と接触する部分は、織布材またはスポンジ材Yで形成される。織布材またはスポンジ材Yは、通常の樹脂材よりも弾力性に富む。この場合も、踏段2が移動すると、ガイドシュー12の突出部14は、ガイドシュー12の接触部13がスカートガード5に沿って沿うように支持部材9の内部で変位する。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。織布材またはスポンジ材Yの減衰瀬能は高い。このため、効果的な振動減衰を得ることができる。
なお、実施の形態1のガイドシュー12を動く歩道に適用してもよい。
以上のように、本開示の乗客コンベアのガイドシュー12の製造方法は、乗客コンベアに利用できる。
1 乗場床、 2 踏段、 3 欄干、 4 ハンドレール、 5 スカートガード、 6 踏み板、 7 ライザ、 8 三角ブラケット、 9 支持部材、 10 挿入穴、 11 篏合溝、 12 ガイドシュー、 13 接触部、 14 突出部、 15 脚部、 16 爪部、 17 突起部、 18 固定台、 19 刃先部、 20 駆動軸、 21 従動軸、 22 ベルト、 23 保持部材、 24 固定具、 25 感圧紙、 26 試験紙、 27 着色剤

Claims (7)

  1. 乗客コンベアのスカートガードと接触するガイドシューを金型により成形する成形工程と、
    前記成形工程の後、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度を機械加工により向上させる機械加工工程と、
    前記機械加工工程の後、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部を検査体に押し当てて得られたパラメータに基づいて前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度が要求される精度を満たしている否かを検査する検査工程と、
    を備え、
    前記検査工程は、前記パラメータとして、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部と前記検査体との間の面圧を用いる
    客コンベアのガイドシューの製造方法。
  2. 乗客コンベアのスカートガードと接触するガイドシューを金型により成形する成形工程と、
    前記成形工程の後、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度を機械加工により向上させる機械加工工程と、
    前記機械加工工程の後、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部を検査体に押し当てて得られたパラメータに基づいて前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度が要求される精度を満たしている否かを検査する検査工程と、
    を備え、
    前記検査工程は、前記パラメータとして、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部と前記検査体との間の接触面積を用いる
    客コンベアのガイドシューの製造方法。
  3. 前記機械加工工程は、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度を切削加工により向上させる請求項1又は2に記載の乗客コンベアのガイドシューの製造方法。
  4. 前記機械加工工程は、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度を研削加工により向上させる請求項1又は2に記載の乗客コンベアのガイドシューの製造方法。
  5. 前記機械加工工程は、前記ガイドシューの前記スカートガードとの接触部の平面度を研磨加工により向上させる請求項1又は2に記載の乗客コンベアのガイドシューの製造方法。
  6. 前記機械加工工程は、並べられた複数のガイドシューの前記スカートガードとの接触部に対して連続的に機械加工を行う請求項1から請求項のいずれか一項に記載の乗客コンベアのガイドシューの製造方法。
  7. 前記機械加工工程は、前記検査工程において前記ガイドシューの前記スカートガーとの接触部の平面度が要求される精度を満たしていない場合に再び行われる請求項から請求項のいずれか一項に記載の乗客コンベアのガイドシューの製造方法。
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