JP6940034B1 - 乗客コンベアの踏段案内装置 - Google Patents

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Abstract

乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる乗客コンベアの踏段案内装置を提供する。乗客コンベアの踏段案内装置は、乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、を備えた。

Description

本開示は、乗客コンベアの踏段案内装置に関する。
特許文献1は、乗客コンベアを開示する。当該乗客コンベアにおいて、ガイドシューは、低摩擦材で製作される。その結果、摺動異音が抑制され得る。
日本特開2011−190043号公報
しかしながら、特許文献1に記載の乗客コンベアにおいて、ガイドシューの摺動面の摩擦係数は、経年的に増大する。このため、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音の発生を抑制し続けることはできない。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる乗客コンベアの踏段案内装置を提供することである。
本開示に係る乗客コンベアの踏段案内装置は、乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、を備え、前記支持体は、円筒状に形成され、前記ガイドシューを支持する支持部材と、前記支持部材の側面に連結され、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する一対の接触部材と、を備えた。
本開示に係る乗客コンベアの踏段案内装置は、乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、を備え、前記支持体は、円筒状に形成され、前記ガイドシューを支持する支持部材と、前記踏段の側面と接触し、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する一対の接触部材と、を備えた。
本開示に係る乗客コンベアの踏段案内装置は、乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、を備え、前記支持体は、円筒状に形成され、前記ガイドシューを支持する支持部材と、前記支持部材の側面に連結され、外径が前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上となるように円筒状に形成され、端面が前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する接触部材と、を備えた。


本開示によれば、支持体は、ガイドシューにおけるスカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保ってガイドシューにおけるスカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、ガイドシューを支持する。このため、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
実施の形態1における乗客コンベアの斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアの踏段の斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアの踏段の要部の斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアの支持部材とガイドシューとの関係を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアの支持部材とガイドシューとの関係を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの摺動実験を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの摺動実験の結果を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第1変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第1変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第2変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第2変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第3変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第3変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第4変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第4変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第5変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第5変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第6変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第6変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第7変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第7変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第8変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第8変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第9変形例を説明するための図である。 実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第9変形例を説明するための図である。
実施の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における乗客コンベアの斜視図である。
図1の乗客コンベアは、エスカレーターである。図1において、乗場床1は、建屋の各階床に設置される。複数の踏段2は、無端状に連結される。複数の踏段2は、上階床の乗降床と下階床の乗降床との間において循環移動し得るように設けられる。一対の欄干3は、踏段2の移動方向に沿ってステップの幅方向の両側に設けられる。一対のハンドレール4は、一対の欄干3のそれぞれの外周に沿って設けられる。一対のハンドレール4は、複数のステップと同期して移動し得るように設けられる。一対のスカートガード5は、一対の欄干3のそれぞれの下部に設けられる。
次に、図2と図3とを用いて、踏段2を説明する。
図2は実施の形態1における乗客コンベアの踏段の斜視図である。図3は実施の形態1における乗客コンベアの踏段の要部の斜視図である。
図2に示されるように、踏段2は、踏み板6とライザ7と一対の三角ブラケット8とを備える。
踏み板6は、利用者が乗る板である。ライザ7は、蹴り上げである。一対の三角ブラケット8は、踏み板6の幅方向に離れて配置される。一対の三角ブラケット8は、踏み板6とライザ7との幅方向の一端部と他端とをそれぞれを支持する。
支持部材9は、三角ブラケット8のライザ7の側とは反対側の端部に設けられる。例えば、支持部材9は、アルミニウムで形成される。
図3に示されるように、支持部材9の軸方向は、踏段2の幅方向に設定される。例えば、支持部材9は、円筒状に形成される。支持部材9は、踏段2からの突出量が規定の範囲内に収まるように設けられる。
図示されない一対のガイド溝は、支持部材9の内壁において支持部材9の軸心を挟んで相対するように形成される。一対のガイド溝は、当該軸心と平行に延びるように形成される。一対の挿入穴10は、支持部材9の周壁部において一対のガイド溝と支持部材9の外部とを連結するように形成される。図3においては、1つの挿入穴10のみが図示される。一対の嵌合溝11は、支持体の端部において支持部材9の軸心を挟んで相対するように形成される。一対の嵌合溝11の相対方向は、一対のガイド溝の相対方向と直交する。
ガイドシュー12は、支持部材9とともに踏段案内装置として機能する。例えば、ガイドシュー12は、樹脂材で形成される。ガイドシュー12は、接触部13と突出部14とを備える。
接触部13は、踏段2の移動時にスカートガード5と接触する部分である。例えば、接触部13は、直方体状に形成される。突出部14は、接触部13から踏段2の方向に突き出す。突出部14は、支持部材9に収容される。
例えば、突出部14は、一対の脚部15を備える。一対の爪部16は、一対の脚部15のそれぞれの突出端から一対の脚部15の相対する方向の外方に突き出す。一対の突起部17は、一対の嵌合溝11に嵌合し得るように設けられる。一対の突起部17は、接触部13の裏面において一対の脚部15の間の中央位置に設けられる。
ガイドシュー12が踏段2に取り付けられる際、一対の爪部16のそれぞれは、一対のガイド溝のそれぞれに挿入される。この際、一対の脚部15のそれぞれは、弾性変形する。この状態において、一対の爪部16のそれぞれは、一対のガイド溝のそれぞれに沿って進む。一対の爪部16のそれぞれが一対の挿入穴10に到達すると、一対の脚部15のそれぞれは、弾性変形から解放される。その結果、一対の爪部16のそれぞれは、一対の挿入穴10のそれぞれの内部に差し込まれる。この際、一対の突起部17のそれぞれは、一対の嵌合溝11のそれぞれに挿入される。その結果、ガイドシュー12は、接触部13が踏み板6の幅方向の外方に向いた状態で踏段2に取り付けられる。
次に、図4と図5とを用いて、支持部材とガイドシューとの関係を説明する。
図4と図5とは実施の形態1における乗客コンベアの支持部材とガイドシューとの関係を説明するための図である。
図4と図5に示されるように、支持部材9は、ガイドシュー12を支持する支持体として機能する。支持部材9は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。この際、支持部材9は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保ってガイドシュー12の接触部13の裏面に接触する。具体的には、支持部材9の外径bは、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さBの90%以上に設定される。
次に、図6を用いて、ガイドシューの摺動実験を説明する。
図6は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの摺動実験を説明するための図である。
駆動軸18は、図示されないモータ等の回転軸に取り付けられる。駆動軸18は、試験用のスカートガード5から離れて設けられる。従動軸19は、駆動軸18から離れて設けられる。従動軸19は、駆動軸18と同様に、スカートガード5から離れて設けられる。ベルト20は、無端状に形成される。ベルト20は、駆動軸18と従動軸19とに巻き回される。保持部材21は、ベルト20における試験用のスカートガード5の側に取り付けられる。
ガイドシュー12は、試験用のスカートガード5に接触部13を接触した状態で保持部材21に取り付けられる。この際の接触部13の厚みは、一般的な厚みである7mmに設定される。加速度計22は、ガイドシュー12の接触部13の側面に取り付けられる。ガイドシュー12は、力Fでスカートガード5に押し付けられる。この状態において、駆動軸18が回転することで、ガイドシュー12は、接触部13の表面をスカートガード5に接触させた状態において速度Vで移動する。この際の力Fと速度Vとの値は、ガイドシュー12が実際の乗客コンベアに用いられた際と同等の値となるように設定される。この際、図示されない計算端末は、加速度計22による加速度の情報を収集する。計算端末は、当該加速度の情報を表示する。
次に、図7を用いて、ガイドシューの摺動実験の結果を説明する。
図7は実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの摺動実験の結果を説明するための図である。
図7の下段に示されるように、パラメータは、「座面比」である。「座面比」は、b/Bで定義される。摺動実験においては、Bが固定される。bを変えることで、「座面比」が変わる。
「座面比」が50%である場合、摺動異音の発生が確認される。「座面比」が80%である場合、摺動異音の発生が確認される。「座面比」が90%である場合、摺動異音の発生が確認されない。「座面比」が100%である場合、摺動異音の発生が確認されない。
図7の上段の左側は、摺動異音が確認される場合の加速度計22の検出結果を示す。図7の上段の左側に示される通り、摺動異音が確認される場合、摩擦振動も確認される。
図7の上段の右側は、摺動異音が確認されない場合の加速度計22の検出結果を示す。図7の上段の右側に示される通り、摺動異音が確認されない場合、摩擦振動も確認されない。
なお、摩擦振動の有無は、振動振幅が予め設定された値を超えたか否かに基づいて判定される。
以上で説明した実施の形態1によれば、支持部材9は、ガイドシュー12におけるスカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保ってガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触した状態で、ガイドシュー12を支持する。この条件においては、ガイドシュー12は、スカートガード5から受ける摩擦力に対するモーメントを確保する。このため、スカートガード5のピッチング運動を抑制することができる。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
なお、支持部材9の断面形状は限定されない。例えば、支持部材9の断面形状を円形にしたり長方形にしたり正方形にしたり楕円形にしたりしてもよい。
また、ガイドシュー12の接触部13の形状は限定されない。例えば、ガイドシュー12の接触部13の形状を円形にしたり長方形にしたり正方形にしたり楕円形にしたりしてもよい。
次に、図8と図9とを用いて、ガイドシューの第1変形例を説明する。
図8と図9とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第1変形例を説明するための図である。
図8と図9とに示されるように、支持部材9は、角筒状に形成される。この際、支持部材9は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保ってガイドシュー12の接触部13の裏面に接触する。具体的には、支持部材9の摺動方向の長さbは、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さBの90%以上に設定される。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
次に、図10と図11とを用いて、ガイドシューの第2変形例を説明する。
図10と図11とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第2変形例を説明するための図である。
図10と図11とに示されるように、支持部材9は、円錐状に形成される。この際、支持部材9は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保ってガイドシュー12の接触部13の裏面に接触する。具体的には、支持部材9の大きい方の外径bは、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さBの90%以上に設定される。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
次に、図12と図13とを用いて、ガイドシューの第3変形例を説明する。
図12と図13とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第3変形例を説明するための図である。
図12と図13とに示されるように、一対の接触部材23は、支持部材9の側面に連結される。一対の接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。さらに、踏段案内装置の材料費、重量を抑制することができる。加えて、既設の乗客コンベアにおいて支持部材9の取り換えが難しい場合でも、所望の「座面比」を確保することができる。
次に、図14と図15とを用いて、ガイドシューの第4変形例を説明する。
図14と図15とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第4変形例を説明するための図である。
図14と図15とに示されるように、一対の接触部材23の各々は、棒状に形成される。一対の接触部材23の各々は、支持部材9の側面に連結される。一対の接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
次に、図16と図17とを用いて、ガイドシューの第5変形例を説明する。
図16と図17とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第5変形例を説明するための図である。
図16と図17とに示されるように、接触部材23は、円筒状に形成される。接触部材23は、支持部材9の側面に連結される。接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。具体的には、接触部材23の外径bは、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さBの90%以上に設定される。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。さらに、既設の乗客コンベアにおいて支持部材9の取り換えが難しい場合でも、所望の「座面比」をより容易に確保することができる。
次に、図18と図19とを用いて、ガイドシューの第6変形例を説明する。
図18と図19とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第6変形例を説明するための図である。
図18と図19とに示されるように、一対の接触部材23の各々は、ボルトである。一対の接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、支持部材9の側面に連結された一対のねじ穴部に対してガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の方向にそれぞれねじ込まれる。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。さらに、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に一対の接触部材23を確実に接触させることができる。その結果、安定した押付反力を得ることができる。
次に、図20と図21とを用いて、ガイドシューの第7変形例を説明する。
図20と図21とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第7変形例を説明するための図である。
図20と図21とに示されるように、一対の接触部材23の各々は、コイルばね等の弾性体である。一対の接触部材23の各々は、踏段2の側面に連結される。一対の接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。さらに、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に一対の接触部材23を確実に接触させることができる。その結果、安定した押付反力を得ることができる。
次に、図22と図23とを用いて、ガイドシューの第8変形例を説明する。
図22と図23とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第8変形例を説明するための図である。
図22と図23とに示されるように、接触部材23は、円筒状に形成される。接触部材23は、支持部材9の側面に連結される。接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。具体的には、接触部材23の外径bは、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さBの90%以上に設定される。一対の補助弾性部材24は、支持体の一部として機能する。一対の補助弾性部材24の各々は、踏段2の側面と接触部材23との間に設けられる。一対の補助弾性部材24の各々は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触部材23を押し付ける。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
次に、図24と図25とを用いて、ガイドシューの第9変形例を説明する。
図24と図25とは実施の形態1における乗客コンベアのガイドシューの第9変形例を説明するための図である。
図24と図25とに示されるように、接触部材23は、円筒状の弾性体で形成される。接触部材23は、支持部材9の側面に連結される。接触部材23は、支持部材9とともに支持体として機能する。一対の接触部材23は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触する。具体的には、接触部材23の外径bは、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面の摺動方向の長さBの90%以上に設定される。筒部材25は、円筒状に形成される。筒部材25は、接触部材23の裏面の側において支持部材9の側面に連結される。筒部材25は、ガイドシュー12におけるスカートガード5との接触面とは反対側の面に接触部材23を押し付けることで接触部材23を圧縮させる。この場合も、摩擦振動が抑制される。その結果、乗客コンベアの長期の稼動にわたって摺動異音を抑制することができる。
なお、接触部材23と補助弾性部材24と筒部材25とのうちのいずれかを支持部材9の振動減衰特性よりも高い振動減衰特性を有する材料で形成してもよい。例えば、接触部材23と補助弾性部材24と筒部材25とのうちのいずれかをゴム等のエラストマー材で形成してよい。
なお、実施の形態1のガイドシュー12を動く歩道に適用してもよい。
以上のように、本開示の乗客コンベアのガイドシューの製造方法は、乗客コンベアに利用できる。
1 乗場床、 2 踏段、 3 欄干、 4 ハンドレール、 5 スカートガード、 6 踏み板、 7 ライザ、 8 三角ブラケット、 9 支持部材、 10 挿入穴、 11 嵌合溝、 12 ガイドシュー、 13 接触部、 14 突出部、 15 脚部、 16 爪部、 17 突起部、 18 駆動軸、 19 従動軸、 20 ベルト、 21 保持部材、 22 加速度計、 23 接触部材、 24 補助弾性部材、 25 筒部材

Claims (9)

  1. 乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、
    前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、
    を備え、
    前記支持体は、
    円筒状に形成され、前記ガイドシューを支持する支持部材と、
    前記支持部材の側面に連結され、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する一対の接触部材と、
    を備えた乗客コンベアの踏段案内装置。
  2. 前記一対の接触部材の各々は、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面の側への方向にねじ込まれたボルトである請求項1に記載の乗客コンベアの踏段案内装置。
  3. 乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、
    前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、
    を備え、
    前記支持体は、
    円筒状に形成され、前記ガイドシューを支持する支持部材と、
    前記踏段の側面と接触し、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する一対の接触部材と、
    を備えた乗客コンベアの踏段案内装置。
  4. 前記一対の接触部材の各々は、弾性体である請求項3に記載の乗客コンベアの踏段案内装置。
  5. 乗客コンベアの踏段の側面の側に配置され、前記乗客コンベアのスカートガードに接触するガイドシューと、
    前記踏段の側面に設けられ、前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上の距離を保って前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触した状態で、前記ガイドシューを支持する支持体と、
    を備え、
    前記支持体は、
    円筒状に形成され、前記ガイドシューを支持する支持部材と、
    前記支持部材の側面に連結され、外径が前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面の摺動方向の長さの90%以上となるように円筒状に形成され、端面が前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する接触部材と、
    を備えた乗客コンベアの踏段案内装置。
  6. 前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に前記接触部材を押し付ける補助弾性部材、
    を備えた請求項5に記載の乗客コンベアの踏段案内装置。
  7. 前記支持部材の側面に連結された円筒状に筒部材、
    を備え、
    前記接触部材は、前記筒部材に圧縮された状態で前記ガイドシューにおける前記スカートガードとの接触面とは反対側の面に接触する請求項5に記載の乗客コンベアの踏段案内装置。
  8. 前記接触部材は、前記支持部材の振動減衰特性よりも高い振動減衰特性を有する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段案内装置。
  9. 前記ガイドシューは、樹脂で形成され、
    前記支持部材は、アルミニウムで形成された請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段案内装置。
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