JP7000290B2 - 釣竿 - Google Patents

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Description

本発明は釣竿に関し、詳細には、実釣時に握持されるグリップ部分に特徴を備えた釣竿に関する。
通常、釣竿には、例えば、特許文献1及び2に開示されているように、竿杆(元竿杆)にリールシートを装着するとともに、その前後にグリップ(フロントグリップ、リアグリップ)を装着したものが知られている。前記グリップは、握り心地が良好となるように、EVA、ウレタン、コルクなどで形成されて竿杆に外嵌され、リールシートは、硬質樹脂や金属などで形成されてスペーサ(軽量化を図るために発泡材等が用いられる)を介在して竿杆に外嵌され、両者は竿杆表面に対して接着剤によって固定されている。
前記グリップとリールシートは、別部材であり、両者の境界部分には、装飾性を向上したり竿杆が撓んだ際に隙間や破損等が生じないように、リング部材(装飾リング)を配設している。上記した特許文献に開示されているように、境界部分に配設されるリング部材は、グリップの端部に細径部を形成し、この部分に嵌入することで、リールシートとグリップの間に挟まれた状態でグリップ外表面に固定されている。
特開2008-104414号 特開2004-201570号
上記したグリップは、寸法精度が出し難い軟質材で構成されることから、そのような素材の上にリング部材を嵌入、支持した構成では、正確な寸法管理を行なうことは困難である。すなわち、リールシート、リング部材、グリップの間で芯ズレが発生し易く、段差が生じたり、リールシートとリング部材との間に隙間が空く等の問題が生じる。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、元竿杆に固定されるグリップとリールシートとの間にリング部材を装着した釣竿において、リールシート、リング部材及びグリップとの間で、段差や隙間が生じ難くした釣竿を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る釣竿は、元竿杆に圧入されて接着固定されるグリップ及びリールシートと、前記グリップの端部とリールシートの端部との間で装着、固定されるリング部材と、を備えており、前記リールシートには、前記グリップと隣接する端面に軸方向に延出する突起が形成されており、前記突起上に前記リング部材を外嵌、固定したことを特徴とする。
上記した構成の釣竿では、硬質のリールシートの端面に、軸方向に延出するように突起を形成し、この突起上にリング部材を外嵌、固定するようにしている。前記突起は、リールシート共に精度良く一体形成することが可能であるため、突起上に外嵌、固定されるリング部材は、リールシートとの間で芯度が出し易く(芯ズレが発生し難く)なり、リールシート、リング部材及びグリップとの間で段差や隙間が生じることを抑制できる。
本発明によれば、元竿杆に固定されるグリップとリールシートとの間にリング部材を装着した釣竿において、リールシート、リング部材及びグリップとの間で、段差や隙間が生じ難くした構成が得られる。
本発明に係る釣竿の元竿杆の構成を示す図。 図1の主要部の拡大図。 図2に示したリング部材とリールシートの接合部分の拡大図。
以下、本発明に係る釣竿の実施形態について説明する。なお、本発明は、元竿杆のリールシート及びグリップ部分に特徴があることから、以下の実施形態では、元竿杆部分の構成について詳細に説明する。
図1は、釣竿を構成する元竿杆部分を示す図である。
元竿杆1は、管状の部材として構成されており、公知のように、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを芯金に巻回し、加熱処理することで合成樹脂を硬化し、その後、脱芯することで形成されている。元竿杆1は、外周面が軸方向に沿ってストレート状又は、基端側が次第に拡径するテーパ状、或いはこれらの組み合わせによって形成されており、前記プリプレグシートについては、竿先側に負荷が作用した際、元竿杆そのものが撓むことができる構造のものが用いられる。そして、このように形成された元竿杆1には、接着剤を塗布して後端側から矢印D1で示すように、フロントグリップ5、リールシート10、リアグリップ20が圧入され、その表面に接着、固定される。
前記フロントグリップ5は、先端側に移行するに連れて次第に縮径化するように形成されており、その後端にリールシート10が当て付くようにして固定される。リールシート10は、筒状でリール脚載置面11Aを有する本体11と、本体11の後方側に設けられてリール脚を固定する固定フード12と、本体11の前方側に設けられた雄ネジ部13aに螺合するナット13bを具備し、リール脚を締め付け固定する移動フード13とを備えている。すなわち、リール50のリール脚をリール脚載置面11Aに載置し、リール脚の後方側を固定フード12に嵌合し、この状態で移動フード13の締め付けナット13bを回転操作して移動フード13を固定フード12に対して、接近/離反させることでリール50の着脱が成される。
前記本体11には、リール脚載置面11Aの反対側にトリガー15が形成されている。このトリガー15は、実釣時において、元竿杆1と共にリール50を握持保持した際、指を引っ掛けて操作性を向上する機能を有する。本体11の軸方向前端側には、フロントグリップ5が当て付くように隣接して配設され、軸方向後端側には、リアグリップ20が当て付くように隣接して配設される。リールシート(本体11)とグリップ5,20は、軸方向(軸線X)と垂直な面同士で面接するように元竿杆1に接着、固定されていても良いが、本実施形態では、図2及び図3に示すように、リアグリップ20のリールシート側に小径部20aを形成しておき、この部分を本体11に形成された後端凹所11aに嵌入させるようにしている(図面では、本体11とリアグリップ20の接合構造を示しているが、フロントグリップ側も同様な構成で接合されていても良い)。このような接合構造によれば、本体11とグリップ20間において、接合強度の向上が図れ、両者の間に隙間を生じ難くすることが可能となる。
上記した構成において、リールシート10と隣接するグリップ5,20は、その境界部分で段差が生じることがないように形成される。この場合、リールシート10は、従来と同様、硬質樹脂等の硬度のある材料で一体的に形成され、グリップ5,20は、EVA、ウレタン、コルク等の軟質材料によって形成されており、リールシート10の端部とリアグリップ20の端部との間(境界部分)には、リング部材30が装着、固定されている。前記リング部材30は、装飾性の向上を図る等の目的によって配設されており、金属、樹脂等によって形成されている。
このようなリング部材30をリールシート10とリアグリップ20の境界部分に設けるに際して、本実施形態では、以下のように構成している。
前記リールシート10の本体11には、リアグリップ20と隣接する端面に、軸方向に延出する突起11bが一体形成されている。前記突起11bは、その外表面にリング部材30を外嵌、固定するように形成されるものであり、360°に亘って連続した環状に形成される。この場合、突起は、リング部材30を外嵌、固定できる形態であれば良く、連続する環状ではなく、周方向に一定間隔をおいて(例えば、90°間隔で4箇所に形成する等)形成するのが好ましい。或いは、環状の突起に、軸方向に沿ってスリットや切欠きを形成したものであっても良い。
上記したように、リング部材30をリールシートの本体11に形成された突起11bに外嵌することで、極力薄肉厚化されたリング部材を配設することができる。すなわち、突起11bについては、本体11の後端面の径方向外方に形成することで、薄肉厚化されたリング部材、例えば、加工し得る最低肉厚(0.2~0.5mm程度)のリング部材を配設することが可能となり、重量増を抑制することが可能となる。この場合、突起11bの形成位置については特に限定されることはなく、装着されるリング部材30の肉厚に応じて種々変更することが可能である。
また、突起11bの肉厚Tについては、成型材料である樹脂の剛性によって種々設定されるが、薄肉厚、例えば、0.5mm程度で形成することで、リング部材30を突起11bの外側に外嵌する際、内径側に容易に弾性変形することが可能となり、外嵌作業が容易に行なえるようになる。特に、突起11bを周方向に沿って連続形成するのではなく、上記したように、所定間隔をおいて形成することによって、各突起が弾性変形し易くなり、リング部材の外嵌作業が容易に行なえるようになる。また、リールシート10に塗装を施した際、その塗装膜を厳格に管理しなくても、突起が弾性変形し易いため外嵌作業が容易に行なえるようになる。
前記突起11bの軸方向長さLは、リング部材30の軸方向長さL1よりも短く形成しておくことが好ましい。このような構成では、リング部材30の両端は、本体11の端面とグリップ20の端面に当て付いて挟持された状態となるため、リング部材の内方にある突起11bが露出する(外部から視認される)ことが確実に防止される。
この場合、装着された状態のリング部材30の外径は、図3に示すように、隣接するリールシート10の外径及びグリップ20の外径よりも小さいことが好ましい。このような構成では、リング部材30とリールシート10との間の境界部分、及び、リング部材30とグリップ20との間の境界部分の隙間を見え難くすることができ外観を向上することが可能となる。また、リング部材30とリールシート10との接点を少なくすることができるため、リールシートの成型時に端面の直角度が出ない場合であっても、その影響を受け難くなり、隙間を生じ難くすることができる。具体的には、リールシート10の端面とリング部材30との接点において、リールシートの肉厚全体に亘ってリング部材30の側面が面接するような構成にすると、リールシートの成型時の反りによって内径に近い側がリング部材に先に接してしまい、外周領域に隙間が生じる可能性もあるが、上記したように、リールシートの肉厚全体に亘ってリング部材30の側面が面接しないようにすることで、そのような隙間の発生を効果的に防止することができる。
そして、上記したように、リング部材30を、硬質の材料で形成されたリールシート10の突起11bに外嵌、固定することで、リールシート10との間で同芯度が出し易く(芯ズレが発生し難く)なり、リールシート10、リング部材30、グリップ20の間、特にリールシート10とリング部材30との間で段差や隙間が生じることを抑制できる。すなわち、従来のように、軟質材で形成されるグリップは、製造上、±0.3mm程度の作成誤差が生じるため、グリップに小径部を形成し、この部分にリング部材を装着固定すると、リールシートとの間で芯ずれが生じ易いのに対して、リング部材30の製造誤差は、±0.05~0.1mm程度であり、また、リールシート10の製造誤差は、±0.1mm程度であるため、リング部材30をリールシートの突起11bに外嵌した際に、大きな段差が生じることはない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記した構成において、元竿杆1は、管状体として構成したが、中実体として構成しても良い。また、リールシートの構成や、リールシートの前後に固定されるグリップ5,20の形状、長さ、材質等については、適宜変形することが可能である。また、上記したリング部材30は、フロントグリップ5との間に配設されていても良い。さらに、リング部材30は、その外表面(露出表面)に凹凸を形成したり色彩を付すなど、表面処理を施して、外観上、装飾的な効果を呈するように構成しても良い。
1 元竿杆
5 フロントグリップ
10 リールシート
11 本体
11b 突起
20 リアグリップ
30 リング部材

Claims (4)

  1. 元竿杆に圧入されて接着固定されるグリップ及びリールシートと、前記グリップの端部とリールシートの端部との間で装着、固定されるリング部材と、を備えた釣竿において、
    前記リールシートには、前記グリップと隣接する端面に軸方向に延出する突起が形成されると共に、その径方向内側に凹所が形成されており、
    前記グリップには、前記リールシートの端面に形成された凹所に嵌入される小径部が形成されており、
    前記突起上に前記リング部材を外嵌、固定したことを特徴とする釣竿。
  2. 前記突起は、周方向に沿って所定間隔をおいて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記突起の軸方向長さは、前記リング部材の軸方向長さよりも短く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿。
  4. 前記リング部材の外径は、隣接する前記リールシートの外径及びグリップの外径よりも小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣竿。
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