JP6998780B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6998780B2
JP6998780B2 JP2018017276A JP2018017276A JP6998780B2 JP 6998780 B2 JP6998780 B2 JP 6998780B2 JP 2018017276 A JP2018017276 A JP 2018017276A JP 2018017276 A JP2018017276 A JP 2018017276A JP 6998780 B2 JP6998780 B2 JP 6998780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
temperature
compressor
evaporator
threshold value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018017276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019132571A (ja
Inventor
孝広 上嶋
典之 冨田
尚之 児玉
信治 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018017276A priority Critical patent/JP6998780B2/ja
Publication of JP2019132571A publication Critical patent/JP2019132571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6998780B2 publication Critical patent/JP6998780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、冷凍サイクル装置において、圧縮器により圧縮される高温高圧冷媒から放熱させる凝縮器と、凝縮器を通過した高温の気液二相冷媒を液相冷媒へ分離するレシーバ部と、液相冷媒を減圧させるエキスパンションバルブと、エキスパンションバルブにより減圧された気液二相冷媒を蒸発させる蒸発器とを備える(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいては、レシーバ部により分離された液相冷媒を蒸発器をバイパスして圧縮器の冷媒吸入口に流入させるバイパス配管と、バイパス配管を流れる液相冷媒を減圧する流量調整弁とが設けられている。このため、バイパス配管および流量調整弁を用いて液相冷媒を減圧して圧縮器の冷媒吸入口に流入させることにより、圧縮器の吐出温度を低下させることができる。
特開2012-122637号公報
上記特許文献1の冷凍サイクル装置では、上述の如く、バイパス流路および流量調整弁を用いて液相冷媒を減圧して圧縮器の冷媒吸入口に流入させることにより、圧縮器の吐出冷媒の温度を低下させることができる。
しかし、レシーバ部により分離された液相冷媒を蒸発器をバイパスして圧縮器の冷媒吸入口に流入させるバイパス配管と、バイパス配管を流れる液相冷媒を減圧する流量調整弁とを追加することが必要になる。
本発明は上記点に鑑みて、部品を追加することなく、圧縮機から吐出される冷媒温度を下げることができる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(10)と、
圧縮機から吐出される高温冷媒から放熱させる放熱部(20)と、
放熱部を通過した高温冷媒を減圧する減圧弁(50)と、
減圧弁を通過した低温冷媒が冷凍庫(65)内から吸熱して低温冷媒を蒸発させる蒸発器(60)と、
蒸発器に付いた霜を除霜するために、圧縮機から吐出される高温冷媒を放熱部および減圧弁をバイパスして蒸発器の冷媒入口に流すバイパス通路(90)と、
バイパス通路を開閉する第1の弁体(100)と、
圧縮機の冷媒出口と放熱部の冷媒入口との間に配置されて、圧縮機からの高温冷媒を放熱部の冷媒入口に導くためのゴムホース(120)と、
蒸発器に霜が着いたか否かを判定する霜着判定部(S100)と、
蒸発器に霜が着いたと霜着判定部が判定したとき、第1の弁体によってバイパス通路を開けて
圧縮機から吐出される高温冷媒をバイパス通路を通して蒸発器内に流す除霜制御部(S110)と、
圧縮機から吐出される高温冷媒の温度を検出する温度センサ(130)の検出値に基づいて、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が閾値以上であるか否かを判定する冷媒温度判定部(S200)と、
圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が閾値以上であると冷媒温度判定部が判定したとき、第1の弁体によってバイパス通路を開けて圧縮機から吐出される高温冷媒をバイパス通路を通して蒸発器内に流すと共に、前記圧縮機の冷媒出口から前記放熱部までの部位と前記減圧弁との間にある冷媒流路を開閉する第2の弁体(40)を閉じる冷媒制御部(S210)と、を備え、
閾値は、ゴムホースが高温冷媒により熱劣化して故障を生じるおそれがあるか否かを判定するための値である。
以上により、圧縮機から吐出される高温冷媒を蒸発器を通過して圧縮機の冷媒入口に流すことができる。このため、バイパス通路および弁体を利用して、圧縮機から吐出される冷媒温度を下げることができる。よって、部品を追加することなく、圧縮機から吐出される冷媒温度を下げることができる冷凍サイクル装置を提供することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における冷凍サイクル装置の全体構成を示す図である。 図1のゴムホースの断面図である。 第1実施形態の冷凍サイクル装置の電気的構成を示すブロック図である。 図2の電子制御装置による除霜制御処理を示すフローチャートである。 図2の電子制御装置による吐出冷媒温度制御処理を示すフローチャートである。 図2の電子制御装置が吐出冷媒温度制御処理を実行する際の吐出冷媒温度と吐出冷媒圧力の変化を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態における電子制御装置による吐出冷媒温度制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に本発明の冷凍サイクル装置1の本第1実施形態を示す。冷凍サイクル装置1は、冷凍車の冷凍庫65内の温度を制御するための冷凍サイクルを構成するものである。
冷凍サイクル装置1は、図1に示すように、圧縮機10、凝縮器20、レシーバ30、リキッドバルブ40、エキスパンションバルブ50、蒸発器60、アキュムレータ80、除霜配管90、および除霜バルブ100を備える。
図1の冷凍サイクル装置1には、オイル配管110、オイルセパレータ111、キャピラリチューブ112、およびゴムホース120、121が設けられている。
圧縮機10、凝縮器20、レシーバ30、リキッドバルブ40、蒸発器60、およびアキュムレータ80は、それぞれ、冷媒配管、ゴムホース120、121によって接続されて、冷媒を循環させる閉回路を構成する。
圧縮機10は、走行用エンジン(図示省略)から電磁クラッチ11(図3参照)を介して伝達される駆動力によって、冷媒を吸入して圧縮して吐出する。電磁クラッチ11は、走行用エンジンおよび圧縮機10の間を接続、および開放させるクラッチである。ここで、冷媒には、圧縮機10の圧縮機構を潤滑させる潤滑油が含まれている。
凝縮器20は、圧縮機10から吐出される高圧冷媒と電動ファン21によって送風される空気流との間で熱交換させて高圧冷媒を空気流によって冷却させる放熱部としての熱交換器である。
レシーバ30は、凝縮器20を通過した高圧冷媒のうち気相冷媒と液相冷媒とを分離して液相冷媒をエキスパンションバルブ50側に誘導する。
エキスパンションバルブ50は、レシーバ30の冷媒出口および蒸発器60の冷媒入口の間の冷媒流路の開度を調整する減圧弁である。エキスパンションバルブ50は、レシーバ30を通過した液相冷媒を減圧する。
本実施形態のエキスパンションバルブ50としては、蒸発器60の冷媒出口から出る冷媒の蒸発状態が適度な過熱度を持つように冷媒流量を自動的に制御する機械式の膨張弁が用いられている。
リキッドバルブ40は、レシーバ30の冷媒出口およびエキスパンションバルブ50の冷媒入口の間の冷媒流路を開閉する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとを備える。
蒸発器60は、冷凍庫65内に配置されている。蒸発器60は、エキスパンションバルブ50を通過した低圧冷媒と電動ファン61から送風される空気流との間で熱交換して空気流を低圧冷媒により冷却する熱交換器である。電動ファン61は、冷凍庫65内に配置されて、空気流を発生させる。
アキュムレータ80は、蒸発器60を通過した低圧冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を貯めつつ気相冷媒を圧縮機10の冷媒入口に導く。
サイトグラス51は、エキスパンションバルブ50の冷媒入口に配置されて、冷媒配管内部を使用者が観察可能に構成されている。
除霜配管90は、圧縮機10から吐出される高圧冷媒を凝縮器20、リキッドバルブ40、エキスパンションバルブ50を迂回して蒸発器60の冷媒入口に導くバイパス流路を構成する。
具体的には、除霜配管90は、凝縮器20、リキッドバルブ40、エキスパンションバルブ50を迂回して冷媒配管のうち高圧部位130aと低圧部位130bとの間を連通するバイパス通路を形成する冷媒配管である。
高圧部位130aは、冷媒配管のうちオイルセパレータ111の冷媒出口および凝縮器20の冷媒入口の間の部位である。低圧部位130bは、冷媒配管のうちエキスパンションバルブ50の冷媒出口および蒸発器60の冷媒入口の間の部位である。
除霜バルブ100は、除霜配管90を開閉する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとを備える弁体である。
オイルセパレータ111は、圧縮機10から吐出される高圧冷媒のうち潤滑油を分離して潤滑油をキャピラリチューブ112およびオイル配管110を通して、潤滑油のみを配管吸入部位130cに導く。
吸入部位130cは、冷媒配管のうちアキュムレータ80の冷媒出口と圧縮機10の冷媒入口との間の部位である。オイルセパレータ111は、圧縮機10から吐出される冷媒から潤滑油を分離し、冷媒を凝縮器20の冷媒入口に導く。
ゴムホース120は、圧縮機10の冷媒出口に接続されて、圧縮機10から吐出される高温冷媒をオイルセパレータ111の冷媒入口に導く冷媒流路を構成する。ゴムホース121は、圧縮機10の冷媒入口に接続されて、アキュムレータ80を通過した低圧冷媒を圧縮機10の冷媒入口に導く冷媒流路を構成する。
本実施形態のゴムホース120、121は、それぞれ、冷媒流路120cを構成するゴム製ホース120aと、ゴム製ホース120aの内周面に沿って形成されているナイロン製の膜120b(図2参照)とを備える。膜120bは、冷媒流路120c内の冷媒がゴム製ホース120aを通過して外側に漏れることを抑制する役割を果たす。
ここで、ゴムホース120、121は、走行用エンジンの振動が冷凍サイクル装置1のうち圧縮機10以外の機器に伝わることを抑制する役割を果たす。
次に、本実施形態の冷凍サイクル装置1の電気的構成について図3を参照して説明する。
冷凍サイクル装置1は、電子制御装置200を備える。電子制御装置200は、マイクロコンピュータ、メモリ等から構成され、冷凍庫65内の温度をマイナス20°~30°程度の低温度に保持するための冷凍制御処理を実行する。
電子制御装置200は、冷凍制御処理を実行する際に、吐出温度センサ130の検出温度、除霜温度センサ132の検出温度、吸込み温度センサ132の検出温度に基づいて、電磁クラッチ11、リキッドバルブ40、エキスパンションバルブ50、除霜バルブ100および電動ファン21、61を制御する。冷凍制御処理は、庫内温度制御処理、除霜制御処理、および冷媒温度制御から構成されている。
吐出温度センサ130は、圧縮機10から吐出される高圧冷媒温度を検出する。本実施形態の吐出温度センサ130は、ゴムホース120の冷媒出口とオイルセパレータ111の冷媒入口との間の冷媒温度を検出する。
除霜温度センサ132は、蒸発器60の温度を検出する。本実施形態の除霜温度センサ132は、蒸発器60の外壁(或いは、蒸発器60に接続される冷媒配管)に配置されている。
吸込み温度センサ132は、蒸発器60に吸い込まれる空気流の温度(すなわち、冷凍庫65内の空気温度)を検出する。本実施形態では、吸込み温度センサ132は、蒸発器60に対して空気流れ上流側に配置されている。
次に、本実施形態の電子制御装置200による冷凍制御処理の詳細について説明する。
電子制御装置200は、庫内温度制御処理、除霜制御処理、および冷媒温度制御を時分割で実行する。以下、庫内温度制御処理、除霜制御処理、および冷媒温度制御をそれぞれ別々に説明する。
(庫内温度制御処理)
電子制御装置200は、庫内温度制御処理を実行する際に、吸込み温度センサ132の検出温度に基づいて、電磁クラッチ11、リキッドバルブ40、エキスパンションバルブ50、および除霜バルブ100を制御する。
具体的には、電子制御装置200は、リキッドバルブ40を開弁して、かつ除霜バルブ100を閉弁して、エキスパンションバルブ50によりレシーバ30の冷媒出口および蒸発器60の冷媒入口の間の冷媒流路の開度を所定開度に調整する。
電子制御装置200は、吸込み温度センサ132の検出温度が第1閾値Sa以上になると、電磁クラッチ11を制御して走行用エンジンおよび圧縮機10の間を接続させる。このため、圧縮機10は、走行用エンジンからベルトおよび電磁クラッチ11を通して伝達される駆動力によって冷媒を吸入・圧縮・吐出する。
この圧縮機10から吐出される高圧冷媒はゴムホース120を通してオイルセパレータ111に流れる。オイルセパレータ111は、圧縮機10からの高温冷媒から潤滑油を分離してこの潤滑油が分離された高温冷媒を凝縮器20に導く。
この凝縮器20は、高温冷媒を電動ファン21から送風される空気流によって冷却させる。この冷却された高温冷媒は、レシーバ30に流れる。レシーバ30は、凝縮器20からの高圧の気液二相冷媒のうち液相冷媒をリキッドバルブ40側に導く。
レシーバ30を通過した液相冷媒は、リキッドバルブ40を通過してエキスパンションバルブ50に流れる。エキスパンションバルブ50は、レシーバ30からの液相冷媒を減圧する。
このエキスパンションバルブ50を通過した低温冷媒が蒸発器60に流れる。蒸発器60は、エキスパンションバルブ50を通過した低温冷媒により電動ファン61からの空気流を冷却する。このことにより、低温冷媒が冷凍庫65内の温度を冷却することができる。これに加えて、低温冷媒が蒸発器60自体を冷却することができる。その後、蒸発器60を通過した低温冷媒は、アキュムレータ80に流れる。
アキュムレータ80は、蒸発器60からの低温冷媒のうち液相冷媒を貯めつつ、気相冷媒を圧縮機10の冷媒入口に導く。
一方、オイルセパレータ111により圧縮機10からの高圧冷媒から分離された潤滑油は、キャピラリチューブ112を流れる。アキュムレータ80からの気相冷媒は、キャピラリチューブ112を通過した潤滑油と混合されて圧縮機10の冷媒入口に吸入される。
一方、吸込み温度センサ132の検出温度が第2閾値Sb以下になると、電子制御装置200は、電磁クラッチ11によって走行用エンジンおよび圧縮機10の間を開放させる。よって、圧縮機10による冷媒の圧縮動作が停止される。本実施形態の第1閾値Saは、第2閾値Sb(<Sa)よりも高い温度に設定されている。
以上により、圧縮機10が蒸発器60の温度に応じて間欠的に冷媒の圧縮動作を実施する。このため、蒸発器60の温度を第1閾値Saと第2閾値Sbとの間の温度に保持することができる。このため、冷凍庫65内の温度を目標温度に近づけることができる。
(除霜制御処理)
電子制御装置200は、図4のフローチャートにしたがって、除霜制御処理を実行する。
まず、電子制御装置200は、ステップS100において、霜着判定部として、庫内温度制御処理を一定時間以上継続して実行したか否かを判定する。
このとき、電子制御装置200は、庫内温度制御処理を一定時間以上継続して実行したと判定したとき、YESとして、除霜制御部としてのステップS110に進む。
この際に、電子制御装置200は、除霜バルブ100を開弁して、かつリキッドバルブ40を閉弁した状態で、電磁クラッチ11を制御して走行用エンジンおよび圧縮機10の間を接続させる。
このため、除霜バルブ100によりオイルセパレータ111の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が開放され、かつリキッドバルブ40により凝縮器20の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が閉じられる。
この際に、圧縮機10は、走行用エンジンからベルトおよび電磁クラッチ11を通して伝達される駆動力によって冷媒を吸入・圧縮・吐出する。この圧縮機10から吐出される高圧冷媒はゴムホース120を通してオイルセパレータ111に流れる。オイルセパレータ111は、圧縮機10からの高圧冷媒から潤滑油を分離する。
この潤滑油が分離された高温冷媒は、除霜配管90、および除霜バルブ100を通して蒸発器60に流れる。この際、蒸発器60は高温冷媒により加熱される。このことにより、蒸発器60に付いた霜が除去される。
蒸発器60を通過して低温となった冷媒は、アキュムレータ80に流れる。ここで、オイルセパレータ111からキャピラリチューブ112を通過した潤滑油とアキュムレータ80から流れる気相冷媒とは混合されて圧縮機10の冷媒入口に吸入される。
その後、電子制御装置200は、ステップS120において、除霜温度センサ131の検出温度に基づいて、蒸発器60の温度が第3閾値Sc以上であるか否かを判定することにより、蒸発器60の除霜が終わったか否かを判定する。
このとき、蒸発器60の温度が第3閾値Sc未満であるときには、蒸発器60の除霜が終わっていないとして、電子制御装置200は、ステップS120においてNOと判定して、ステップS120の判定を繰り返す。第3閾値Scは、第1閾値Saよりも高く、かつ第2閾値Sbよりも高い温度に設定されている(Sc>Sa>Sb)。
このため、蒸発器60の温度が第3閾値Sc未満であるときには、除霜処理(ステップS110)の実行が継続される。
その後、蒸発器60の温度が第3閾値Sc以上になると、蒸発器60の除霜が終わったとして、電子制御装置200は、ステップS120においてYESと判定する。
これに伴い、電子制御装置200は、ステップS130において、除霜バルブ100を閉弁して、かつリキッドバルブ40を開弁することで凝縮器20の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が開放となり、除霜処理が停止して、庫内温度制御へと移行する。
(冷媒温度制御)
電子制御装置200は、図5のフローチャートにしたがって、冷媒温度制御を実行する。
まず、電子制御装置200は、ステップS200において、第1冷媒温度判定部として、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上であるか否かについて温度センサ130の検出温度に基づいて判定する。
ここで、第4閾値Sdは、ゴムホース120が高温冷媒により熱劣化して故障を来す恐れがあるか否か判定するための閾値である。第4閾値Sdは、第3閾値Scよりも高い温度(例えば、140℃)に設定されている。すなわち、第4閾値Sdは、第1、第2、第3閾値Sa、Sb、Scよりも高い温度に設定されている(Sd>Sa>Sb>Sc)。
このとき、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd未満であるときには、電子制御装置200は、ゴムホース120が高圧冷媒により熱劣化して故障を来す恐れが無いとして、ステップS200においてNOと判定して、ステップS200に戻る。
このため、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd未満である限り、ステップS200におけるNO判定を繰り返す。
その後、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上になると、電子制御装置200は、ゴムホース120が高温冷媒により熱劣化して故障を来す恐れが有るとして、ステップS200においてYESと判定する。
これに伴い、電子制御装置200は、ステップS210において、第1冷媒制御部として、圧縮機10から吐出される高温冷媒温度を下げるために、除霜バルブ100を開弁して、かつリキッドバルブ40を閉弁する。
このため、除霜バルブ100によりオイルセパレータ111の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が開放され、かつリキッドバルブ40により凝縮器20の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が閉じられる。
この際に、圧縮機10は、走行用エンジンからベルトおよび電磁クラッチ11を通して伝達される駆動力によって冷媒を吸入・圧縮・吐出する。この圧縮機10から吐出される高温冷媒はゴムホース120を通してオイルセパレータ111に流れる。オイルセパレータ111は、圧縮機10からの高温冷媒から潤滑油を分離する。
この潤滑油が分離された高温冷媒は、除霜配管90、および除霜バルブ100を通して蒸発器60に流れる。
このとき、蒸発器60は、上述した庫内温度制御処理によって冷却されている。このため、この冷却された蒸発器60を通過し、低温となった冷媒は、アキュムレータ80に流れる。ここで、オイルセパレータ111からキャピラリチューブ112を通過した潤滑油とアキュムレータ80から流れる気相冷媒とは混合されて圧縮機10の冷媒入口に吸入される。
次に、電子制御装置200は、ステップS220において、第2温度判定部として、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第5閾値Se未満であるか否かについて温度センサ130の検出温度に基づいて判定する。
ここで、第5閾値Seは、第4閾値Sdよりも低く、かつ第1、第2、第3閾値Sa、Sb、Scよりも高い温度(例えば、130℃)に設定されている(Sd>Se>Sa>Sb>Sc)。
例えば、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第5閾値Se以上であるときには、電子制御装置200は、ステップS200においてNOと判定する。
このため、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第5閾値Se以上である限り、電子制御装置200は、ステップS220のNO判定を繰り返して、ステップS210(冷媒温度制御)を継続して実行する。
その後、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第5閾値Se未満になると、電子制御装置200は、ステップS220においてYESと判定して、ステップS230に進んで、第2冷媒制御部として、冷媒温度制御を停止させる。
具体的には、除霜バルブ100を閉弁して、かつリキッドバルブ40を開弁する。このため、除霜バルブ100によりオイルセパレータ111の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が閉じられ、かつリキッドバルブ40により凝縮器20の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が開放される。
このような吐出冷媒温度制御処理と庫内温度制御処理とが交互に繰り返し実行されると、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度に応じて除霜バルブ100の開弁・閉弁が繰り返し行われる。このため、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度を第5閾値Se以上、第4閾値Sd以下の範囲内に収めることができる(図6参照)。
以上説明した本実施形態によれば、冷凍サイクル装置1は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機10と、圧縮機10から吐出される高温冷媒から空気流に放熱させる凝縮器20と、凝縮器20を通過した高温冷媒を減圧するエキスパンションバルブ50とを備える。
冷凍サイクル装置1は、エキスパンションバルブ50を通過した低温冷媒が冷凍庫65内から吸熱して蒸発する蒸発器60と、蒸発器60に付いた霜を除霜するために、圧縮機10から吐出される高温冷媒を凝縮器20およびエキスパンションバルブ50をバイパスして蒸発器60内に流す除霜配管90とを備える。冷凍サイクル装置1は、除霜配管90を開閉する除霜バルブ100と、電子制御装置200とを備える。
電子制御装置200は、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度を検出する吐出温度センサ130の検出値に基づいて、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上であるか否かを判定する。
電子制御装置200は、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上であると判定したとき、除霜バルブ100によって除霜配管90を開けて圧縮機10から吐出される高温冷媒を除霜配管90を通して蒸発器60内に流す。これにより、次の(a)(b)(c)の作用が生じる。
(a)圧縮機10から除霜バルブ100、除霜配管90を通過した高温冷媒は、上述した庫内温度制御処理によって冷却され蒸発器60を通過することで、放熱されるため、圧縮機10に吸入される冷媒の温度は低下する。
(b)圧縮機10および蒸発器60の間を循環する冷媒量が増加し、圧縮機10の吸入圧力が上昇し、圧縮機10の圧縮比が低下する。よって、圧縮機10に吸入される冷媒の温度が低下する。
(c)圧縮機10および蒸発器60の間を循環する冷媒の流速が速くなる。このため、蒸発器60の冷媒出口から圧縮機10の冷媒入口の間において冷媒が外気から吸熱されて生じる冷媒温度の上昇幅が小さくなる。よって、圧縮機10に吸入される冷媒の温度が低下する。
このように、圧縮機10に吸入される冷媒温度を下げることができるため、圧縮機10から吐出される冷媒温度を下げることができる。
ここで、圧縮機10の吐出温度を低減させる他の手法としては、下記のガスインジェクション、リキッドインジェクション等の方式がある。
ガスインジェクションは、凝縮器20を通ったあと冷媒を気液分離し、分離された気相冷媒を圧縮機10の吸入側へ流入することで圧縮機10の吐出温度が低下する。そのため、気液分離する機能品相当が必要となる。
リキッドインジェクションは、従来技術と同様で、凝縮器20を通った後の液冷媒を弁を用いて減圧させて低温になった冷媒を圧縮機10へ流入することで、圧縮機10の吐出温度が低下する。そのため、弁等の絞り装置が必要となる。
これに対して、本実施形態の冷凍サイクル装置1は、除霜バルブ100および除霜配管90を利用して圧縮機10から吐出される冷媒温度を下げることができる。このことにより、部品を追加することなく、圧縮機10から吐出される冷媒温度を下げることができる。
なお、本実施形態において、電子制御装置200が冷媒温度制御(ステップS210)を実行して除霜バルブ100を開弁する時間は数十秒程度であり、冷凍庫65内の温度上昇も軽微である。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第5閾値Se未満になると、電子制御装置200が冷媒温度制御を停止させる例について説明したが、これに代えて、電子制御装置200が冷媒温度制御を一定期間継続して実行させた後、冷媒温度制御を停止させる本第2実施形態について説明する。
本実施形態の冷凍サイクル装置1と上記第1実施形態の冷凍サイクル装置1とは、電子制御装置200による吐出冷媒温度制御処理が相違するだけで、その他の処理、構成は、共通である。このため、以下、本実施形態の電子制御装置200による吐出冷媒温度制御処理について説明する。
本実施形態の電子制御装置200は、図5に代わる図7のフローチャートにしたがって、吐出冷媒温度制御処理を実行する。図7において、図5と同一の符号は同一ステップを示す。
まず、電子制御装置200は、ステップS200において、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上であるか否かについて温度センサ130の検出温度に基づいて判定する。
このとき、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上になると、電子制御装置200は、ゴムホース120が高温冷媒により熱劣化して故障を来す恐れが有るとして、ステップS200においてYESと判定する。
これに伴い、電子制御装置200は、ステップS210において、圧縮機10から吐出される高温冷媒温度を下げるために、除霜バルブ100を開弁して、かつリキッドバルブ40を閉弁する。
このため、上記第1実施形態と同様に、圧縮機10から吐出される高温冷媒が除霜配管90、および除霜バルブ100を通して蒸発器60に流れる。この際、高温冷媒は、冷えた蒸発器60を通過し放熱されることで冷却される。この冷却され低温となった冷媒が圧縮機10に吸入される。
その後、電子制御装置200は、ステップS220Aにおいて、冷媒温度制御処理(ステップS210)の実行を開始後一定期間以上経過したか否かを判定する。
このとき、冷媒温度制御処理(ステップS210)の実行を開始後経過した時間が一定期間未満であるときには、電子制御装置200は、冷媒温度制御処理(ステップS210)を継続して実行した時間(以下、継続実行時間という)が一定期間未満であるとしてステップS220AでNOと判定して、ステップS220に戻る。
このため、冷媒温度制御処理(ステップS210)の継続実行時間が一定期間未満である限り、ステップS220AのNO判定が繰り返される。
その後、冷媒温度制御処理(ステップS210)の継続実行時間が一定期間以上になると、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が十分に低下したとして、電子制御装置200は、ステップS220AでYESと判定して、ステップS230に進んで、冷媒温度制御を停止させる。
具体的には、除霜バルブ100を閉弁して、かつリキッドバルブ40を開弁する。このため、除霜バルブ100によりオイルセパレータ111の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が閉じられ、かつリキッドバルブ40により凝縮器20の冷媒出口と蒸発器60の冷媒入口との間が開放される。
このような吐出冷媒温度制御処理と庫内温度制御処理とが交互に繰り返し実行されると、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度に応じて除霜バルブ100の開弁・閉弁が繰り返し行われる。このため、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度を所定範囲内に収めることができる。
以上説明した本実施形態によれば、冷凍サイクル装置1は、電子制御装置200は、圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度が第4閾値Sd以上であるとステップS200で判定したとき、除霜バルブ100によって除霜配管90を開けて圧縮機10から吐出される高温冷媒を除霜配管90を通して蒸発器60内に流す冷媒温度制御処理(ステップS210)を一定期間の間、継続して実行する(ステップS220A、S230)。
以上により、上記第1実施形態と同様に、除霜バルブ100および除霜配管90を利用して圧縮機10の冷媒入口に吸入される冷媒温度を下げることができる。これにより、部品を追加することなく、圧縮機10から吐出される冷媒温度を下げることができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1、第2実施形態では、本発明の圧縮機10として走行用エンジンによって駆動される圧縮機を用いた例について説明したが、これに代えて、本発明の圧縮機10として電動モータによって駆動される電動圧縮機を用いてもよい。
(2)上記第1、第2実施形態では、ゴムホース120、121として、ゴム製ホース120aおよびナイロン製の膜120bの双方を備える冷媒配管を用いた例について説明したが、これに代えて、ゴム製ホース120aおよびナイロン製の膜120bのうちゴム製配管120aのみを備えるゴムホース120、121を用いてもよい。
つまり、ナイロン製の膜120bを削除してゴム製ホース120aが冷媒流路120c内に露出するゴムホース120、121を用いてもよい。ゴム製ホース120aも、ナイロン製の膜120bと同様、高温冷媒により熱劣化を生じる恐れがある。これに対して、冷媒温度制御の実行によって圧縮機10から吐出される高温冷媒の温度を制御することにより、ゴム製ホース120aの熱劣化を未然に防ぐことができる。
(3)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、圧縮機から吐出される高温冷媒から放熱させる放熱部と、放熱部を通過した高温冷媒を減圧する減圧弁と、減圧弁を通過した低温冷媒が冷凍庫内から吸熱して低温冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器に付いた霜を除霜するために、前記圧縮機から吐出される高温冷媒を前記放熱部および前記減圧弁をバイパスして前記蒸発器の冷媒入口に流すバイパス通路(90)と、バイパス通路を開閉する弁体と、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度を検出する温度センサの検出値に基づいて、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が閾値以上であるか否かを判定する冷媒温度判定部と、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が閾値以上であると冷媒温度判定部が判定したとき、弁体によってバイパス通路を開けて圧縮機から吐出される高温冷媒をバイパス通路を通して蒸発器内に流す冷媒制御部と、を備える。
第2の観点によれば、冷媒温度判定部を第1冷媒温度判定部とし、前記閾値を第1閾値とし、前記冷媒制御部を第1冷媒制御部とした場合において、温度センサの検出値に基づいて、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が第1閾値よりも低い第2閾値未満であるか否かを判定する第2温度判定部と、第1冷媒制御部が弁体によってバイパス通路を開けた後、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が第2閾値未満であると第2冷媒温度判定部が判定したとき、弁体によってバイパス通路を閉じる第2冷媒制御部と、を備える。
これにより、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度を適切に制御することができる。
第3の観点によれば、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が閾値以上であると冷媒温度判定部が判定したとき、冷媒制御部が弁体によって一定期間の間、バイパス通路を開ける。
これにより、圧縮機から吐出される高温冷媒の温度を適切に制御することができる。
第4の観点によれば、圧縮機の冷媒出口と放熱部の冷媒入口との間に配置されて、圧縮機からの高温冷媒を放熱部の冷媒入口に導くためのゴムホースを備える。
これにより、圧縮機から吐出される高温冷媒によってゴムホースに故障が生じることを防ぐことができる。
第5の観点によれば、蒸発器に霜が着いたか否かを判定する霜着判定部と、蒸発器に霜が着いたと霜着判定部が判定したとき、弁体によってバイパス通路を開けて圧縮機から吐出される高温冷媒をバイパス通路を通して蒸発器内に流す除霜制御部と、を備える。
1 冷凍サイクル装置
10 圧縮機
20 凝縮器
40 リキッドバルブ
50 エキスパンションバルブ
60 蒸発器
90 除霜配管
100 除霜バルブ

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(10)と、
    前記圧縮機から吐出される高温冷媒から放熱させる放熱部(20)と、
    前記放熱部を通過した高温冷媒を減圧する減圧弁(50)と、
    前記減圧弁を通過した低温冷媒が冷凍庫(65)内から吸熱して前記低温冷媒を蒸発させる蒸発器(60)と、
    前記蒸発器に付いた霜を除霜するために、前記圧縮機から吐出される高温冷媒を前記放熱部および前記減圧弁をバイパスして前記蒸発器の冷媒入口に流すバイパス通路(90)と、
    前記バイパス通路を開閉する第1の弁体(100)と、
    前記圧縮機の冷媒出口と前記放熱部の冷媒入口との間に配置されて、前記圧縮機からの高温冷媒を前記放熱部の冷媒入口に導くためのゴムホース(120)と、
    前記蒸発器に霜が着いたか否かを判定する霜着判定部(S100)と、
    前記蒸発器に霜が着いたと前記霜着判定部が判定したとき、前記第1の弁体によって前記バイパス通路を開けて前記圧縮機から吐出される高温冷媒を前記バイパス通路を通して前記蒸発器内に流す除霜制御部(S110)と、
    前記圧縮機から吐出される高温冷媒の温度を検出する温度センサ(130)の検出値に基づいて、前記圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が閾値以上であるか否かを判定する冷媒温度判定部(S200)と、
    前記圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が前記閾値以上であると前記冷媒温度判定部が判定したとき、前記第1の弁体によって前記バイパス通路を開けて前記圧縮機から吐出される高温冷媒を前記バイパス通路を通して前記蒸発器内に流すと共に、前記圧縮機の冷媒出口から前記放熱部までの部位と前記減圧弁との間にある冷媒流路を開閉する第2の弁体(40)を閉じる冷媒制御部(S210)と、を備え、
    前記閾値は、前記ゴムホースが前記高温冷媒により熱劣化して故障を生じるおそれがあるか否かを判定するための値である冷凍サイクル装置。
  2. 前記冷媒温度判定部を第1冷媒温度判定部とし、前記閾値を第1閾値とし、前記冷媒制御部を第1冷媒制御部とした場合において、
    前記温度センサの検出値に基づいて、前記圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が前記第1閾値よりも低い第2閾値未満であるか否かを判定する第2冷媒温度判定部(S220)と、
    前記第1冷媒制御部が前記第1の弁体によって前記バイパス通路を開けた後、前記圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が前記第2閾値未満であると前記第2冷媒温度判定部が判定したとき、前記第1の弁体によって前記バイパス通路を閉じる第2冷媒制御部(S230)と、
    を備える請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧縮機から吐出される高温冷媒の温度が前記閾値以上であると前記冷媒温度判定部が判定したとき、前記冷媒制御部が前記第1の弁体によって一定期間の間、前記バイパス通路を開ける請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
JP2018017276A 2018-02-02 2018-02-02 冷凍サイクル装置 Active JP6998780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018017276A JP6998780B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 冷凍サイクル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018017276A JP6998780B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 冷凍サイクル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019132571A JP2019132571A (ja) 2019-08-08
JP6998780B2 true JP6998780B2 (ja) 2022-01-18

Family

ID=67547418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018017276A Active JP6998780B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 冷凍サイクル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6998780B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110736203B (zh) * 2019-09-25 2021-11-23 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调除霜的控制方法、控制装置及空调
CN110736213B (zh) * 2019-09-27 2021-11-23 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调除霜的控制方法、控制装置及空调

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183086A (ja) 2005-12-08 2007-07-19 Denso Corp 超臨界冷凍サイクル
JP5306843B2 (ja) 2009-02-06 2013-10-02 株式会社ササクラ 冷暖房装置及びこれに使用する熱交換ユニット
JP5352461B2 (ja) 2006-08-24 2013-11-27 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング アミノアシルプロドラッグ誘導体および血栓塞栓性障害の処置用の医薬
JP2014181866A (ja) 2013-03-21 2014-09-29 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP5640365B2 (ja) 2009-12-07 2014-12-17 ソニー株式会社 表示装置及び表示装置の制御方法
JP5792894B2 (ja) 2011-05-06 2015-10-14 中興通訊股▲ふん▼有限公司Ztecorporation ポート拡張トポロジ情報の取得用方法、システム及び制御ブリッジ並びにアップリンクポートの処理方法及びシステム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435388Y2 (ja) * 1976-10-08 1979-10-27
JPS6133484Y2 (ja) * 1979-09-06 1986-09-30
JPS5792894U (ja) * 1980-11-28 1982-06-08
JP3237263B2 (ja) * 1992-03-02 2001-12-10 株式会社デンソー 冷凍装置
JPH0678764U (ja) * 1993-04-07 1994-11-04 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の冷媒回路
JPH109648A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Fujitsu General Ltd 空気調和機の制御方法
JP2004020160A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Denso Corp 蒸気圧縮式冷凍機
JP2011094871A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Mitsubishi Electric Corp 冷凍・空調装置、冷凍・空調装置の設置方法
JP6142711B2 (ja) * 2013-07-24 2017-06-07 株式会社ノーリツ ヒートポンプ給湯装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183086A (ja) 2005-12-08 2007-07-19 Denso Corp 超臨界冷凍サイクル
JP5352461B2 (ja) 2006-08-24 2013-11-27 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング アミノアシルプロドラッグ誘導体および血栓塞栓性障害の処置用の医薬
JP5306843B2 (ja) 2009-02-06 2013-10-02 株式会社ササクラ 冷暖房装置及びこれに使用する熱交換ユニット
JP5640365B2 (ja) 2009-12-07 2014-12-17 ソニー株式会社 表示装置及び表示装置の制御方法
JP5792894B2 (ja) 2011-05-06 2015-10-14 中興通訊股▲ふん▼有限公司Ztecorporation ポート拡張トポロジ情報の取得用方法、システム及び制御ブリッジ並びにアップリンクポートの処理方法及びシステム
JP2014181866A (ja) 2013-03-21 2014-09-29 Hitachi Appliances Inc 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019132571A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4984453B2 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
US20110167851A1 (en) Refrigerant cycle device with ejector
US20080022706A1 (en) Two-stage expansion refrigerating device
US20120055185A1 (en) Refrigeration apparatus
JP2000346472A (ja) 超臨界蒸気圧縮サイクル
CN104613696B (zh) 冰箱及其控制方法
JPH09318169A (ja) 冷凍装置
WO2009139187A1 (ja) 冷凍装置
JP6998780B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JPH09229497A (ja) 冷凍サイクル
JP2008138915A (ja) 冷凍装置
JP2006300369A (ja) 空気調和機
JP3714348B2 (ja) 冷凍装置
JP2008096072A (ja) 冷凍サイクル装置
JP4274250B2 (ja) 冷凍装置
JP3993540B2 (ja) 冷凍装置
JPH09318205A (ja) 冷凍装置
US11092370B2 (en) Systems and methods for low load compressor operations
JP3735338B2 (ja) 車両用冷凍装置、およびその制御方法
JP4727523B2 (ja) 冷凍装置
KR102494567B1 (ko) 냉장고 및 그 제어방법
JP3836092B2 (ja) 冷凍装置
JP6848395B2 (ja) 冷凍装置
JP2004012112A (ja) 空気調和機とその制御方法
JPH11183006A (ja) 冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210414

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210414

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210422

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210427

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210618

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210622

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210727

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211005

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20211116

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20211221

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6998780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150