JP6998053B2 - 除草ブラシとこれを備えた除草アタッチメント及び除草機 - Google Patents

除草ブラシとこれを備えた除草アタッチメント及び除草機 Download PDF

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Description

本発明は、水田を移動しながら除草を行う除草機に用いる除草ブラシに関する。
水田を移動しながら除草を行う除草機が知られている。例えば特許文献1に記載の除草機は、走行機体に除草作業機を連結し、除草作業機は除草用の回転自在な田車とレーキとを備えている。田車は、走行機体の進行方向に対する横軸を中心として回転して除草を行うものであり、レーキは線状の弾性材で形成されており、先端部が圃場内に挿入されて除草を行うものである。
特許文献1に記載の除草機においては、田車を走行機体の近傍に位置させることによって、走行機体の左右蛇行時の田車の左右振れ量は小さく抑えられ、走行機体の左右蛇行時に田車により苗を押し倒し、植え付けられている苗を損傷させるという不都合を防止することができる。
また、レーキは弾性材で形成されているため、レーキと苗とが接触しても、レーキの弾力性によって苗の折れや引き抜き等が容易に発生することはなく、レーキを前後に2つ設けることにより、一度の除草走行によってレーキによる除草効果を向上させることができる。
特開2006-271340号公報
しかしながら、特許文献1に記載の除草機は、走行機体が水田の耕盤の変化等によって左右に蛇行した場合に、除草ロータが左右に大きく振れ、除草ロータによって苗が押し倒されて損傷する場合があるという課題を解決するものであり、田車の位置やレーキの配置に特徴を有するものであり、レーキ自体の構造上の特徴により除草効果を高めるというものではなかった。
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、除草に直接関わる除草手段自体の構造上の特徴により、除草効果を高めることができるとともに、苗の損傷を防止することができる除草ブラシとこれを備えた除草アタッチメント及び除草機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の除草ブラシは、水田を移動する走行機体に取り付けて除草を行う除草ブラシであって、前記除草ブラシは、回転により除草を行うものであり、複数の線状の弾性体と、前記線状の弾性体を固定する基体とを備えており、前記複数の線状の弾性体は、前記回転の回転中心線の方向に細長く延出し、かつ縦長の空間を囲むように配置され、先端を開放したかご型の構造体を形成していることを特徴とする。
前記本発明の除草ブラシによれば、かご型の構造体を形成していることにより、比較的多数の線状の弾性体を基体に容易に配置できるとともに、除草の際は、傾斜させた除草ブラシの回転に伴い、先端部が間断なく土に埋設して土を掻き揚げるので、除草効果を高めることができる。
また、線状の弾性体は、線状でかつ弾性体であることに加え、細長であるので、たわみ易くなっており、除草ブラシの幅方向において、除草ブラシと苗の位置関係に関係なく、除草時の苗の損傷を防止することができ、除草機の走行が左右に揺れても、苗の損傷を懸念することがない。
さらに、複数の線状の弾性体は、除草ブラシの回転中心線の方向に細長く延出し、かつ縦長の空間を囲むように配置されていることにより、隣接する線状の弾性体の間隔を根元から先端に亘るまで、広い間隔を保つことができるので、草が絡みにくくなる。
前記本発明の除草ブラシにおいては、前記複数の線状の弾性体は、先端部が前記縦長の空間側に傾斜していることが好ましい。この構成によれば、除草ブラシを傾斜させて除草する際に、先端部を横向きにして土に埋設させることができるので、掻き揚げ効果を高めることができる。
また、1本の直線状の弾性体を曲げ加工して、2本分の前記線状の弾性体を形成していることが好ましい。この構成によれば、曲げ加工した端部を位置決め部材として活用できるとともに、一度に2本分の線状の弾性体の位置決めができ製作が容易になる。
本発明の除草アタッチメントは、前記本発明の各除草ブラシを備えた除草アタッチメントであって、前記走行機体に交換可能に構成されており、本発明の除草機は、前記本発明の各除草ブラシを備えた除草機であって、前記走行機体に前記除草ブラシが回転駆動可能に取り付けられているものである。
本発明の効果は前記のとおりであり、要約すると、本発明の除草ブラシによれば、比較的多数の線状の弾性体を基体に容易に配置できるとともに、除草の際は、先端部が間断なく土に埋設して土を掻き揚げるので、除草効果を高めることができ、線状の弾性体は、たわみ易くなっており、除草ブラシと苗の位置関係に関係なく、除草時の苗の損傷を防止することができ、隣接する線状の弾性体の間隔を根元から先端に亘るまで、広い間隔を保つことができるので、草が絡みにくくなる。
本発明の一実施形態に係る除草機の側面図。 図1に示した除草機の平面図。 本発明の一実施形態に係る除草ブラシの拡大斜視図。 図3に示した除草ブラシの側面図。 図4に示した除草ブラシを分解状態で示した側面図。 図4のAA線における断面図。 本発明の一実施形態に係る除草機が除草中の状態を示す側面図。 本発明の一実施形態に係る除草ブラシにより除草される様子を示す要部拡大図。 図7を矢印A方向から見た要部拡大図。 本発明の一実施形態に係る除草機の走行が図9の状態から左側にずれた状態を示す図。 本発明の一実施形態に係る除草アタッチメントを上昇させた状態を示す除草機の側面図。 本発明の一実施形態に係る除草ブラシの搖動機構を示す要部拡大図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る除草機1の側面図である。本図は除草機1が湛水状態の水田を走行中の状態を示しており、符号21は水面を示している。水田には苗22が植え付けられている。
除草機1は走行機体2に除草アタッチメント3を交換可能に装着したものである。走行機体2は機体本体4に前輪5及び後輪6が取り付けられたものであり、座席7に着座した操作者がステアリング8に加え、図示はしていないが操作パネル、変速レバー、操作ペダル等を操作して運転を行う。本実施形態では、除草機1の前輪5側を前側といい、その反対側を後側という。
除草アタッチメント3は、除草ブラシ20、除草ブラシ30、除草ブラシの支持体10を主要部としている。走行機体2のエンジン9には、連結軸12が接続されており、連結軸12に回転伝達軸13が接続されている。回転伝達軸13は中空部を有しており、断面6角形の伸縮軸14が挿入されている。
エンジン9で連結軸12が回転駆動され、これと一体に回転伝達軸13及び伸縮軸14が回転する。伸縮軸14の回転により、支持体10内部の駆動系がスプロケット又は歯車(かさ歯車)で駆動され、ユニバーサルジョイントで適宜向きを変えながら支持体10内部の回転軸に動力が伝達されて除草ブラシ20、30が回転する。また、油圧機構16が備えるロッド17の伸縮により、リンク機構11が駆動されて除草アタッチメント3が昇降し、これと一体に除草ブラシ20、30が昇降する。
走行機体2は、田植機に用いられる走行機体と同様の構造である。田植機は、エンジン9、リンク機構11及び油圧機構16に相当するものが装備されており、エンジン9を活用して除草ブラシ20、30の回転駆動源とすることができ、油圧機構16及びリンク機構11を除草ブラシ20、30の昇降機構として活用することができる。このため、田植機が備える田植用のアタッチメントを取り外し、除草アタッチメント3を取り付けて、田植機の走行機体を除草機の走行機体に転用することもできる。
図2は図1に示した除草機1の平面図である。除草アタッチメント3には複数の除草ブラシ20、30が装着されている。複数の除草ブラシ20、30は、前後2列に配置されており、除草ブラシ20により前側に除草ブラシ列を形成し、除草ブラシ30により後側に除草ブラシ列を形成している。本実施形態では、前列側の除草ブラシに符号20を付し、後列側の除草ブラシに符号30を付している。除草ブラシ20、30を回転させた状態で、除草機1を直進させると、これと一体に除草ブラシ20、30は苗条L1~L5に沿って直進し、詳細は後に説明するとおり、株間50及び条間51の草が順次除草されていく。
図3は、図1及び図2に示した除草ブラシ20の拡大斜視図を示しており、図4は除草ブラシ20の側面図を示している。除草ブラシ20の例で説明するが、除草ブラシ30についても同様の構造である。図3において、除草ブラシ20は、一対の円盤状の上プレート40と下プレート41とで構成される基体49に線状の弾性体43が固定されたものであり、上プレート40と下プレート41と間に配置された支持具42に線状の弾性体43が固定されている。図4に示したように、上プレート40と下プレート41とは支持具42を介在させた状態で、ボルト45及びナット46により固定されている。
図3及び図4に示したように、上プレート40に回転軸の装着筒44が固定されており、装着筒44に回転軸(図示せず)を挿入して、ピン孔55にピンを打ち込めば、装着筒44に回転軸が固定される。除草ブラシ20は回転軸の装着筒44に装着された回転軸を中心に回転する。図4の符号53は、この回転の回転中心線を示している。
図5は、図4に示した除草ブラシ20を分解状態で示した側面図である。線状の弾性体43は、一本の金属製等のばね材料をコの字状に折り曲げて加工したものである。ばね材は例えば、ピアノ線、硬鋼線又はステンレスであり、直径は2mm~4mm程度のものが好ましい。本実施形態では、一つの除草ブラシ20に4本の線状の弾性体43を備えている。このことにより、除草ブラシ20は、基体49から8本の線条体(図5の図示では4本)が延出していることになる。
図6は図4のAA線における断面図である。本図に示したように、支持具42には切り欠き47が形成されている。図5において、下プレート41に支持具42が固定されており、4本の線状の弾性体43の上端部を、それぞれ支持具42の切欠き47(図6参照)に係合させた状態で、上プレート40と下プレート41とをボルト45及びナット46により固定することにより、図4及び図6に示したように、線状の弾性体43は、支持具42と上プレート40との間の挟まれた状態で、基体49と一体に固定されることになる。
また、図4に示したように、複数の線状の弾性体43は、除草ブラシ20の回転中心線53の方向に細長く延出し、かつ縦長の空間52を囲むように配置されている。このことにより、図3に示したように除草ブラシ20は、先端を開放したかご型の構造体を形成している。符号48は線状の弾性体43の先端部を示しており、後に説明するとおり、除草時には先端部48を土に埋設させ、除草ブラシ20の回転に伴い、先端部48近傍の土とともに草23の根の部分が掻き揚げられる(図8参照)。
除草ブラシ20は、前記のようなかご型の構造体を形成していることにより、比較的多数の線状の弾性体43を基体49に容易に配置できるとともに、図8に示したような傾斜させた除草ブラシ20の回転に伴い、先端部48が間断なく土に埋設して土を掻き揚げるので、除草効果を高めることができる。
また、後に説明するとおり、線状の弾性体43は、線状でかつ弾性体であることに加え、細長であるので、たわみ易くなっており、除草ブラシ20の幅方向において、除草ブラシ20と苗22の位置関係に関係なく、除草時の苗22の損傷を防止することができ、除草機1の走行が左右に揺れても、苗22の損傷を懸念することがない。
さらに、複数の線状の弾性体43は、除草ブラシ20の回転中心線53の方向に細長く延出し、かつ縦長の空間52を囲むように配置されていることにより、図3及び図4に示したように、隣接する線状の弾性体43の間隔を根元から先端に亘るまで、広い間隔を保つことができるので、草が絡みにくくなる。
前記のとおり、除草時には先端部48が土に埋設することにより除草が行われる(図8参照)。図4に示したように、隣接する線状の弾性体43の先端側の間隔54は、根元側に比べ大きくしている。このことにより、先端部48の2つ分が一度に土に埋設する場合、2つの先端部48の間隔を広くでき、除草範囲を広くすることができる。
図5に示したような除草ブラシ20の分解構造によれば、線状の弾性体43と支持具42の切欠き47(図6参照)とを係合させた状態で、上プレート40と下プレート41とをボルト45及びナット46により固定することにより組立が完了するので、製作が容易であるとともに、分解も容易であるので、線状の弾性体43の交換も容易になる。
また、線状の弾性体43はコの字状に折り曲げ加工しているので、端部を支持具42の切欠き47(図6参照)に係合させるだけで容易に位置決めができるともに、一度に2本分の線状の弾性体43の位置決めができ、このことによっても製作が容易になる。
前記の除草ブラシ20の構造は適宜変更したものでもよい。例えば上プレート40と下プレート41は円盤状に限るものでなく、矩形状であってもよく、基体49は単一部材で構成してもよい。また、線状の弾性体43は、コの字状の折り曲げ加工を省き、1本づつ基体49に固定してもよく、固定方法は溶接等であってもよく、線状の弾性体43の本数は適宜変更すればよい。
以下、図7~図9を参照しながら、除草機1による除草について説明する。図7は、除草中の状態を示す側面図であり、図1の除草アタッチメント3近傍の拡大図に相当する。本図において、除草機1は苗22の列方向に前進(矢印B方向)しており、これと一体に回転中(矢印C方向)の除草ブラシ20、30も前進している。このことにより、株間50の草23及び条間51(図9参照)の草23が順次除草されていく。図8~図10を参照しながら、除草についてより具体的に説明する。
図8は、除草ブラシ30により除草される様子を示す要部拡大図である。除草ブラシ30は、便宜のため装着筒44を中心に矢印D方向に回転している例で説明するが、逆方向に回転する場合も除草効果は同様である。また、除草ブラシ30の例で説明するが、除草ブラシ20の場合も同様である。図8では線状の弾性体43の先端部48が地面に埋設している。除草ブラシ30の回転(矢印D方向)により、先端部48は地面から浮上する方向に回転する(矢印E方向)。
このことにより、先端部48近傍の土とともに草23の根の部分が掻き揚げられて草23が除草される。除草ブラシ30の回転により、隣接する線状の弾性体43の先端部48が順次地面に埋設した後、地面から浮上していく。この繰り返しにより、除草ブラシ30の通過範囲内の草23が除草されていく。特に本実施形態においては、先端部48が縦長の空間52側に傾斜しており(図4参照)、先端部48を横向きにして土に埋設させることができるので、掻き揚げ効果を高めることができる。他方、傾斜した先端部48を有しない場合であっても、除草ブラシ3の傾斜の調整により、掻き揚げ効果が得られる場合もあり、傾斜した先端部48は任意の構成である。
図9は図7を矢印A方向から見た要部拡大図である。図示の便宜のため、図9では、奥側の除草ブラシ20については簡略化して図示しており、条間51よりも外側の除草ブラシ20、30の図示は省略している。本図の苗22は、図2に示した苗条L2と苗条L3の苗に相当する。苗条L2について見ると、除草ブラシ30の線状の弾性体43の複数本が、苗22と重なり合っている。図9の状態から除草ブラシ30は回転しつつ前進(紙面の裏面側)するので、苗条L2において、株間50(図7参照)の草23が除草されていく。より具体的には、苗条L2において、除草ブラシ30の弾性体43の先端は、土と共に草23を掻き揚げる方向に回転し(矢印G1)、草23が除草されていく。隣接する除草ブラシ20(図示せず)についても同様であり(矢印G2)、苗条L3においても同様である(矢印G3、G4)。
図9において、苗条L2と苗条L3との間の条間51では、中央部分に除草ブラシ20が配置されており、左右両側には除草ブラシ30が配置されている。なお、図2に示したように、中央部分に除草ブラシ30が配置され、左右両側に除草ブラシ20が配置されている条間もある。また、中央部分の除草ブラシ20と左右両側の除草ブラシ30は、図2に示したように前後に位置をずらして配置されているので、線状の弾性体43同士が干渉することはない。すなわち、条間51には線状の弾性体43が万遍なく配置されており、かつこれらが回転するので、除草ブラシ20及び30の回転と前進に伴い、土の抵抗による浮力の発生により除草ブラシ20と除草ブラシ30との間で、土の深さ方向において適当な角度を保ちながら、条間51の草23が除草されていく。
他方、除草機1は正確に苗条L1~L5(図2参照)に沿って直進できるとは限らず、除草機1の走行が左右に揺れる場合がある。この場合、図9に示した
苗条L2及び苗条L3と除草ブラシ20及び30との位置関係も変化することになる。図10は、除草機1の走行が図9の状態から左側(矢印F)にずれた状態を示している。
図10の状態であっても、苗条L2の苗22と除草ブラシ30とが重なり合い、苗条L3の苗22と除草ブラシ20とが重なり合っているので、苗条L2及び苗条L3において、株間50(図7参照)の草23が除草されていく。また、図10においても、図9と同様に、条間51には線状の弾性体43が万遍なく配置されており、除草ブラシ20及び30の回転と前進に伴い、条間51の草23が除草されていく。
ここで、図10において、苗条L2では、苗22と除草ブラシ30の中央部が重なり合っている。この位置関係では、除草ブラシ30の回転により、線状の弾性体43が絶えず苗22を横切ることになり、苗22の損傷が懸念される。しかしながら、除草ブラシ30の線状の弾性体43は、線状でかつ弾性体であることに加え、細長であるので、たわみ易くなっている。このため、弾性より容易にたわむ苗22を、たわみ易い線状の弾性体43が横切ると、苗は一時的にはたわむことになるが除草ブラシ30が通過した後は、特別に苗22が損傷することなく元の状態に復元する。
したがって、苗22と除草ブラシ30の中央部が重なり合っても、苗22を損傷させることなく、株間50(図7参照)を除草することが可能になる。すなわち、本実施形態に係る除草ブラシ20、30を用いることにより、苗22と除草ブラシ20、30との位置関係は当初の基準からずれても、苗22の損傷を懸念することなく除草が可能になる。このため、除草機1は前輪5及び後輪6(図1参照)が条間51(図1参照)内を走行していれば、除草機1の走行が左右に揺れても、何ら支障なく除草を行うことが可能になる。
また、除草ブラシ20、30は、前記のとおり、複数の弾性体43で囲まれる空間が縦長の空間52(図3及び図4参照)であり、基体49から複数の細長の線状の弾性体43が、除草ブラシ20の回転中心軸方向に延出する構成であるので、隣接する線状の弾性体43の間隔を根元から先端に亘るまで、広い間隔を保つことができるので、草が絡みにくくなる。
前記のとおり、図1において、油圧機構16が備えるロッド17の伸縮により、リンク機構11が駆動されて除草アタッチメント3が昇降し、これと一体に除草ブラシ20、30が昇降する。図11は、除草アタッチメント3を上昇(矢印H方向)させた状態を示す除草機1の側面図である。この状態で、除草を伴わない除草機1の移動が可能になり、除草ブラシ20、30の交換や各種メンテナンスが容易になる。
図12は、除草ブラシ20の搖動機構を示す要部拡大図を示している。本図は除草ブラシ20近傍を図示しているが、除草ブラシ30近傍についても同様である。装着筒44に回転軸32が固定されており、回転軸32は回転しない連結筒31内にある。同様に回転軸34が回転しない連結筒33内にある。回転軸34と回転軸32は、ユニバーサルジョイント35で連結され、回転軸34の回転が、傾斜した回転軸32に伝達され、除草ブラシ20が回転する。
連結筒31は、支持体36で支持され、支持体36はボルト穴38に締め付けられるボルト(図示せず)で支持体37に支持される。支持体36側のボルト穴はボルトの径よりも大きくしており、支持体37にはボルト39が取り付けられている。ボルトの軸とユニバーサルジョイント35の始点は同一線上にある。この構成によれば、支持体36及びこれと一体の除草ブラシ20はボルト穴38を中心に揺動可能になり、搖動範囲はボルト39で規制される。したがって、除草機1が前進すると土の抵抗による浮力に応じて除草ブラシ20は揺動する(矢印J)。すなわち、除草ブラシ20は土の状態に応じて揺動するので、除草効果が高まる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらは一例であり適宜変更したものであってもよい。例えば、前記実施形態では、除草ブラシは、除草ブラシ20、30の前後2列の配置であるが、1列でもよく3列でもよい。
1 除草機
2 走行機体
3 除草機アタッチメント
10 機体
20,30 除草ブラシ
43 線状の弾性体
48 先端部
49 基体
50 株間
51 条間
52 縦長の空間

Claims (4)

  1. 水田を移動する走行機体に取り付けて除草を行う除草ブラシであって、
    前記除草ブラシは、回転により除草を行うものであり、
    複数の線状の弾性体と、
    前記線状の弾性体を固定する基体とを備えており、
    前記複数の線状の弾性体は、前記回転の回転中心線の方向に細長く延出し、かつ縦長の空間を囲むように配置され、先端を開放したかご型の構造体を形成しており、
    前記複数の線状の弾性体は、先端部が前記縦長の空間側に傾斜しており、前記除草ブラシを傾斜させたときに、前記先端部を横向きにして土に埋設させ、土を掻き揚げることができるようにしたことを特徴とする除草ブラシ。
  2. 1本の直線状の弾性体を曲げ加工して、2本分の前記線状の弾性体を形成している請求項1に記載の除草ブラシ。
  3. 請求項1又は2に記載の除草ブラシを備えた除草アタッチメントであって、前記走行機体に交換可能に構成されている除草アタッチメント。
  4. 請求項1又は2に記載の除草ブラシを備えた除草機であって、前記走行機体に前記除草ブラシが回転駆動可能に取り付けられている除草機。
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