JP6997348B1 - 減衰力発生機構および圧力緩衝装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、例えば特許文献1に記載の減衰力可変弁において、固定端である板バネの内周側の軸方向位置は、弁座部材、サブ弁体、スプール保持部材、スプールなど、複数の部品の軸方向寸法によって定まる。そして、これら複数の部品の寸法公差が蓄積し、板バネの軸方向位置にばらつきが生じる可能性がある。このような場合には、スプールにかかる、板バネのプリロードがばらつくおそれがあり、バネ力による、弁座から離れることを阻害するような力もばらついてしまい、量産品に個体差が生じてしまう可能性がある。
<第1実施形態>
[油圧緩衝装置1の構成・機能]
図1は、第1実施形態の油圧緩衝装置1の全体図である。
また、図1に示すシリンダ部10の左右方向は、「半径方向」と称する。そして、半径方向において、中心軸側は、「半径方向内側」と称し、中心軸から離れる側は、「半径方向外側」と称する。
図1に示すように、シリンダ部10は、オイルを収容するシリンダ11と、シリンダ11の半径方向外側に設けられる外筒体12と、シリンダ11の半径方向外側であって外筒体12のさらに半径方向外側に設けられるダンパケース13とを有する。
外筒体12は、円筒状に形成される。そして、外筒体12は、シリンダ11との間に、連絡路Lを形成する。また、外筒体12は、外側減衰部100との対向位置に、外筒体開口部12Hおよび外側接続部12Jを有する。外側接続部12Jは、オイルの流路を有するとともに、半径方向外側に向けて突出し外側減衰部100との接続箇所を形成する。
ロッド20は、軸方向に長く延びる棒状の部材である。ロッド20は、一方側にてピストン部30に接続する。また、ロッド20は、他方側にて図示しない連結部材等を介して例えば車体に接続する。ロッド20は、内側が空洞になっている中空状、または、内側に空洞を有さない中実状のいずれでも良い。
ピストン部30は、複数のピストン油路口311を有するピストンボディ31と、ピストン油路口311の他方側を開閉するピストンバルブ32と、ピストンバルブ32とロッド20の一方側端部との間に設けられるスプリング33とを有する。そして、ピストン部30は、シリンダ11内のオイルを第1油室Y1と第2油室Y2とに区画する。
ボトム部40は、バルブシート41と、バルブシート41の他方側に設けられるチェックバルブ部43と、軸方向に設けられる固定部材44と、を有する。そして、ボトム部40は、第1油室Y1とリザーバ室Rとを区分する。
図2は、第1実施形態の外側減衰部100の断面図である。
図3は、第1実施形態の外側減衰部100の斜視図であって、部分断面図である。
また、図2に示す外側減衰部100の上下方向(すなわち、第2軸方向に交差する方向)は、「第2半径方向」と称する。そして、第2半径方向において、第2軸に沿う中心軸側は、「第2半径方向内側」と称し、第2軸に沿う中心軸に対して離れる側は、「第2半径方向外側」と称する。
メインバルブ部50は、外側減衰部100において、主に減衰力を発生させるメインバルブ51を有する。
メインバルブ51は、略円形状であって、比較的薄い板状に形成されている。すなわち、メインバルブ51は、略円盤状に形成されている。また、メインバルブ51の材料には、例えば鉄などの金属を用いることができる。そして、メインバルブ51は、弾性変形可能に構成される。
また、メインバルブ51は、第2ハウジング70の後述する弁座部73に接触可能に設けられる。メインバルブ51は、弁座部73の第2半径方向内側における後述のメイン流路71に流入するオイルの圧力を受ける。そして、メインバルブ51は、弁座部73を開閉することで、メイン流路71を流れるオイルの流量を制御する。これによって、メインバルブ51は、差圧を生じさせ、油圧緩衝装置1の減衰力を発生させる。
図2に示すように、第1ハウジング60は、メインバルブ51に対して、主に、第2軸方向外側に設けられる。第1ハウジング60は、内部にメインバルブ51などの部品を収容可能であって、筒状に設けられる。
第1ハウジング60は、第2軸外側に設けられる開口部61と、調整部90の後述の調整バルブ91を収容する収容部63と、オリフィスプレート85を保持する保持部65と、第2ハウジング70と対向する対向部67とを有する。
流出路632は、第2半径方向に沿って形成される。また、第1実施形態の第1ハウジング60において、流出路632は、複数設けられている。なお、流出路632は、ソレノイド部95が非通電状態のときに、圧縮コイルバネ97によって第2軸外側に押し戻された際に、オリフィスとして機能するように構成しても良い。このように構成した場合、流出路632は、後述する背圧室100Pの圧力をある程度高い状態に保つフェール孔として機能する。
背圧室100Pは、メインバルブ51の後述するオリフィス部511からオイルが流入する部屋である。また、背圧室100P内のオイルは、オリフィスプレート85のオリフィス流路851を通って流出可能である。そして、背圧室100Pは、内部のオイルのオイル圧に応じて、メインバルブ51に対して背圧を掛ける。
このように、第1実施形態の外側減衰部100は、背圧室100Pの少なくとも一部を構成する第1ハウジング60が、メインバルブ51の外縁部を支持する。
第2ハウジング70は、メインバルブ51に対して、主に、第2軸方向内側に設けられる。第2ハウジング70は、第1ハウジング60と共に、メインバルブ51などの部品を収容可能になっている。
なお、本願において「支持」とは、規定の範囲内に留められるという意味を有し、「支持」される対象が「固定」されている場合と、「移動可能」な場合との双方を指す場合がある。
なお、第2ハウジング70は、流路形成部の一例としても機能する。
第1実施形態の外側減衰部100では、弁座部73の全周にわたってメインバルブ51が接触することで、メインバルブ51がメイン流路71を閉じる閉弁状態となる。また、第1実施形態の外側減衰部100では、弁座部73に対してメインバルブ51が離れることで、メインバルブ51がメイン流路71を開く開弁状態になる。
なお、第2バルブ接触部75は、必須の構成ではないが、例えばメインバルブ51の過度の撓みを防止する観点に基づいて設けることが好ましい。
シム80は、第2半径方向内側が開口する環状の部材である。第1実施形態のシム80の厚みは、メインバルブ51と略同じになっている。シム80は、メインバルブ51との間に隙間を有して、メインバルブ51よりも第2半径方向外側に設けられる。
そして、シム80は、メインバルブ51の第2半径方向における移動を規制する。
また、シム80(設定部の一例)は、第2軸方向において、第1ハウジング60と第2ハウジング70との間に挟み込まれるようにして配置される。そして、シム80は、その厚みによって第1バルブ接触部673と第2バルブ接触部75または弁座部73との第2軸方向における間隔、つまりメインバルブ51の第2軸方向への移動範囲を定めることも可能である。
そして、シム80は、例えばシム80の設計としての厚みを変更するだけで、第1ハウジング60や第2ハウジング70によるメインバルブ51の支持の態様を、容易に変更可能になっている。
オリフィスプレート85は、略円形状であって板状に形成される。そして、オリフィスプレート85は、第1ハウジング60の内側に圧入され、保持部65にて保持される。
オリフィスプレート85は、オイルが流れるオリフィス流路851と、オリフィス流路851の第2軸外側の端部に設けられるラウンド部852と、を有する。
図2に示すように、調整部90は、オリフィスプレート85のオリフィス流路851(図3参照)のオイルの流れを制御する調整バルブ91と、調整バルブ91に接続されるプランジャ93と、プランジャ93を駆動するソレノイド部95と、を有する。また、調整バルブ91は、プランジャ93との接続部を有し、調整バルブ91の他の部分より小径となる小径部91Aを有する。また、調整部90は、オリフィスプレート85と調整バルブ91との間に設けられる圧縮コイルバネ97と、調整部90を構成する各部品を収容するケース部99と、を有する。
ソレノイド部95は、コイルと固定鉄心とを有している。そして、ソレノイド部95は、通電状態になることで、プランジャ93を第2軸内側に向けて押し出す。
図2に示すように、接続流路部110は、第2半径方向内側に設けられる内側流路111と、第2半径方向外側に設けられる外側流路112とを有する。
外側流路112は、複数設けられている。そして、外側流路112は、第2軸内側にてケース開口部13Hに連絡し、第2軸外側にて後述のハウジング内流路121に連絡する。
図2に示す外側ハウジング120は、略円筒形状の部材である。外側ハウジング120は、第2軸内側にて、例えば溶接等によってダンパケース13に固定される。
また、外側ハウジング120は、第2ハウジング70の第2半径方向外側に、外側ハウジング120内におけるオイルの流路であるハウジング内流路121を形成する。
次に、以上のように構成される油圧緩衝装置1の動作を具体的に説明する。
図4は、第1実施形態の油圧緩衝装置1の動作説明図である。
なお、図4(A)は伸張行程時におけるオイルの流れを示し、図4(B)は圧縮行程時におけるオイルの流れを示す。
図4(A)に示すように、伸張行程時において、ロッド20は、シリンダ11に対して他方側に移動する。このとき、ピストンバルブ32は、ピストン油路口311を塞いだままである。また、ピストン部30の他方側への移動によって、第2油室Y2の容積は、減少する。そして、第2油室Y2のオイルは、シリンダ開口11Hから連絡路Lに流れ出る。
図4(B)に示すように、圧縮行程時において、ロッド20は、シリンダ11に対して一方側に相対移動する。ピストン部30においては、第1油室Y1と第2油室Y2との差圧によって、ピストン油路口311を塞ぐピストンバルブ32が開く。そして、第1油室Y1のオイルは、ピストン油路口311を通って第2油室Y2に流れ出る。ここで、第2油室Y2には、ロッド20が配置されている。そのため、第1油室Y1から第2油室Y2に流れ込むオイルは、ロッド20の体積分だけ過剰になる。従って、このロッド20の体積分に相当する量のオイルが、シリンダ開口11Hから連絡路Lに流出する。
図5は、第1実施形態の外側減衰部100におけるオイルの流れの説明図である。
なお、図5(A)は、調整部90によってメインバルブ51にて発生させる減衰力が比較的低く調整されるときの外側減衰部100の説明図である。また、図5(B)は、調整部90によってメインバルブ51にて発生させる減衰力が比較的高く調整されるときの外側減衰部100の説明図である。
図5(A)に示すように、ピストン部30(図1参照)が軸方向に移動することで、内側流路111に流れたオイルは、メイン流路71に流れ込む。
そして、メイン流路71に流れ込んだオイルは、オリフィス部511から背圧室100Pに流れ込む。
図5(A)に示す例では、背圧室100P内のオイルは、オリフィスプレート85のオリフィス流路851から流入室631に流出し易くなっている。従って、背圧室100Pのオイルの圧力は、比較的低くなっている。
そして、メイン流路71に流れ込んだオイルは、オリフィス部511から背圧室100Pに流れ込む。
ここで、図5(B)に示す例では、背圧室100P内のオイルは、オリフィスプレート85のオリフィス流路851から流入室631に流出し難くなっている。従って、背圧室100Pのオイルの圧力は、比較的高くなっている。
次に、第2実施形態の油圧緩衝装置1について詳細に説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様な構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図6は、第2実施形態の外側減衰部100の斜視図であって、部分断面図である。
図7は、第2実施形態のオリフィスプレート285およびパイロットバルブ290の説明図である。
第2実施形態のメインバルブ部250(弁体部の一例)は、外側減衰部100において、主に減衰力を発生させるメインバルブ252(受圧部の一例)と、メインバルブ252を支持する板バネ253(弾性部の一例)と、を有する。
第2対向部522は、第2軸内側に向けて、環状に突出するように形成される。そして、第2対向部522は、第2ハウジング270の後述する第2弁座部274に対向する。
そして、第1対向部521および第2対向部522は、それぞれ、後述する第1弁座部273および第2弁座部274を開閉することで、メイン流路71を流れるオイルの流量を制御し、差圧を発生させる。これによって、メインバルブ252は、油圧緩衝装置1の減衰力を生じさせる。
板バネ253は、第2半径方向内側に、開口する開口部53Hを有する。開口部53Hには、メインバルブ252の一部が挿入される。
第2実施形態の第2ハウジング270は、オイルが流れるメイン流路71と、メイン流路71における第2軸外側の端部に設けられる第1弁座部273と、第1弁座部273の第2半径方向外側に設けられる第2弁座部274と、を有する。また、第2ハウジング270は、第2シム接触部74、第2バルブ接触部75、第2接続部76、溝部77および外側流路79を有する。
また、第2弁座部274は、第2軸外側に向けて環状に突出するように形成される。そして、第2弁座部274は、メインバルブ252の第2対向部522との接触箇所を形成する。なお、本実施形態において、第2弁座部274の突出高さは、第1弁座部273と略等しくなっている。
そして、第2軸外側に向けてそれぞれ突出する第1弁座部273と第2弁座部274と第1対向部521と第2対向部522との間には、環状に形成され、第2軸内側に向けて凹む環状空間275が形成される。
図7(A)に示すように、オリフィスプレート285は、第2半径方向外側に設けられる外側シート部86と、背圧室100P(図6参照)におけるオイルの圧力を調整するためのオイルの流路を構成する内側パイロット流路87および複数の外側パイロット流路88と、を有する。
そして、各々の外側パイロット流路88は、第2軸外側に、パイロットバルブ290との接触箇所を形成する外側ラウンド88Rを有する。
そして、複数の外側パイロット流路88の外側ラウンド88Rの高さは、それぞれ、内側パイロット流路87の内側ラウンド87Rの高さよりも低くなっている。
具体的には、図7(A)に示すように、第1外側パイロット流路881の流路口の内径d1は、第2外側パイロット流路882の流路口の内径d2および第3外側パイロット流路883の流路口の内径d3よりも大きい。また、第2外側パイロット流路882の流路口の内径d2は、第3外側パイロット流路883の流路口の内径d3よりも大きい。つまり、複数の外側パイロット流路88の流路口の流路断面積は、第3外側パイロット流路883、第2外側パイロット流路882、第1外側パイロット流路881の順に大きくなっている。
また、各外側パイロット流路88の流路口の流路断面積は、内側パイロット流路87の流路口の流路断面積よりも小さい。
図7(A)に示すように、パイロットバルブ290は、弾性変形する略円形状の板状部材である。パイロットバルブ290の材料には、例えば鉄などの金属を用いることができる。そして、パイロットバルブ290は、オリフィスプレート285の第2軸外側に対向して設けられる。
第2対向部82は、円環状であって板状に形成される。そして、第2対向部82は、外側ラウンド88Rを覆うことが可能になっている。
図6に示すメインバルブ部250は、背圧室100Pのオイルの圧力に応じて、メイン流路71の開き易さが定まる。さらに、メインバルブ部250がメイン流路71を開く際には、背圧室100Pのオイルは、内側パイロット流路87および複数の外側パイロット流路88から流入室631に流入する。
ここで、第2実施形態の外側減衰部100において、第2ハウジング270は、第1弁座部273と第2弁座部274とを有する。さらに、第2ハウジング270は、第1弁座部273が複数の溝部を有している。
これによって、第2実施形態の外側減衰部100は、メイン流路71を流れるオイルに対するメインバルブ部250の受圧面積が段階的に変化する。そして、第2実施形態のメインバルブ部250では、メイン流路71においてメインバルブ252を開いてオイルが流れる際の減衰力が、急激に変化するのではなく段階的に変化する減衰力特性が得られる。
次に、第3実施形態の油圧緩衝装置1について詳細に説明する。なお、第3実施形態の説明において、他の実施形態と同様な構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図8は、第3実施形態の外側減衰部100の斜視図であって、部分断面図である。
第1ハウジング360は、第2軸外側に設けられる開口部361と、調整部390の後述するプッシュロッド391を収容する収容部363と、保持部65と、対向部67とを有する。
オリフィスプレート385は、略円形状であって板状に形成される。そして、オリフィスプレート385は、第1ハウジング360の内側に圧入され、保持部65にて保持される。
また、オリフィスプレート385は、オイルが流れるオリフィス流路851と、オリフィス流路851の第2軸外側に設けられるバルブ対向部385Rと、を有する。
調整部390は、オリフィス流路851におけるオイルの流れを制御するプッシュロッド391と、プッシュロッド391と第1ハウジング360との間に設けられる圧縮コイルバネ392とを有する。
ただし、第3実施形態の外側減衰部100では、調整部390による背圧室100Pのオイルの圧力の調整が、他の実施形態とは異なる。第3実施形態の外側減衰部100では、オリフィス流路851におけるオイルの流れに応じてプッシュロッド391が動作し、背圧室100Pのオイル圧を調整する。
次に、第4実施形態の油圧緩衝装置1について詳細に説明する。なお、第4実施形態の説明において、他の実施形態と同様な構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図10は、第4実施形態のピストン部230の断面図である。
第1バルブ232は、ロッド20が軸方向の他方側に移動する際に、第1油路234を通って、第2油室Y2から第1油室Y1へオイルが流れるときに、第1油路234におけるオイルの流量を絞って差圧を発生させる。一方、第2バルブ233は、ロッド20が軸方向の一方側に移動する際に、第2油路235を通って、第1油室Y1から第2油室Y2へオイルが流れるときに、第2油路235におけるオイルの流量を絞って差圧を発生させる。
なお、第4実施形態のピストン部230は、保持バルブ800を必ずしも備える必要がない。一方で、ピストン部230に保持バルブ800を設ける場合には、例えばメインバルブ51には脚部800Fが接触せずに、第1ハウジング60に脚部800Fが接触するようにしても良い。
続いて、変形例の外側減衰部100について説明する。
例えば第1実施形態において、図2に示すオリフィスプレート85は、オリフィスプレート85の第2半径方向外側の端部に、第2軸内側に向けて円筒状に突出する突出部を有しても良い。そして、オリフィスプレート85は、円筒状に突出する突出部がメインバルブ51の外縁部に接触するようにしても良い。これによって、オリフィスプレート85は、背圧室100Pの一部を構成するとともに、メインバルブ51の外縁部を支持しても良い。
Claims (7)
- 内部に流体が流れる流路を有する減衰力発生機構であって、
弾性変形可能であって板状の弾性部と前記流体の圧力を受ける受圧部とを有する弁体部と、
前記流路の流路口の周囲に設けられ前記受圧部が接触可能な弁座部と、
前記弁体部に対して前記弁座部に向かう背圧を掛ける背圧室の少なくとも一部を構成し、前記弾性部の外縁部を支持する第1収容部と、
前記弁座部よりも外側に設けられ、前記弁体部の前記弾性部に接触可能な接触部と、
前記接触部よりも外側に設けられ、前記弾性部の前記外縁部を変位可能にする凹部と、を備える、減衰力発生機構。 - 前記弁体部の前記弾性部は、前記第1収容部と前記弁座部とに支持される、請求項1に記載の減衰力発生機構。
- 前記弁座部は、前記弁体部に対して前記第1収容部とは反対側に設けられて少なくとも前記弁体部を収容する第2収容部に設けられる、請求項1または2に記載の減衰力発生機構。
- 前記接触部は、前記弁体部に対して前記第1収容部とは反対側に設けられて少なくとも前記弁体部を収容する第2収容部に設けられることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の減衰力発生機構。
- 前記第1収容部と、前記弁体部に対して前記第1収容部とは反対側に設けられて少なくとも前記弁体部を収容する第2収容部との間に挟まれて、前記第1収容部と前記第2収容部との間隔を定める設定部を備える、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の減衰力発生機構。
- 前記弁体部は、前記弾性部および前記受圧部が一体に構成される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の減衰力発生機構。
- 流体を収容するシリンダと、
軸方向に移動するロッドに接続するとともに、前記シリンダ内にて移動するピストン部と、
前記ピストン部の移動に伴って、流体が流れる流路を形成する流路形成部と、
弾性変形可能であって板状の弾性部と前記流体の圧力を受ける受圧部とを有する弁体部と、
前記流路の流路口の周囲に設けられ前記受圧部が接触可能な弁座部と、
前記弁体部に対して前記弁座部に向かう背圧を掛ける背圧室の少なくとも一部を構成し、前記弾性部の外縁部を支持する第1収容部と、
前記弁座部よりも外側に設けられ、前記弁体部の前記弾性部に接触可能な接触部と、
前記接触部よりも外側に設けられ、前記弾性部の前記外縁部を変位可能にする凹部と、を備える、圧力緩衝装置。
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