JP6996344B2 - センサーデバイス、力検出装置およびロボット - Google Patents

センサーデバイス、力検出装置およびロボット Download PDF

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    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration

Description

本発明は、センサーデバイス、力検出装置およびロボットに関するものである。
特許文献1に記載されたセンサーデバイスは、X軸、Y軸およびZ軸の加速度をそれぞれ独立して検出できる加速度センサーであり、センサー基台と、センサー基台に取り付けられた回路基板と、回路基板に取り付けられた積層圧電素子および積層圧電素子からの信号を処理する処理回路と、積層圧電素子および処理回路を収納する蓋体(リッド)と、を有している。
特開2000-314744号公報
しかしながら、このようなセンサーセンサーでは、処理回路に含まれる電子部品(例えば、抵抗、コンデンサー、オペアンプ等)の大きさによっては、電子部品が蓋体と干渉してしまう。そのため、例えば、回路基板と蓋体とで積層圧電素子を挟み込み、蓋体によって積層圧電素子を回路基板に押し付けて、積層圧電素子を与圧したい場合には、電子部品と蓋体との干渉によって積層圧電素子を正確に与圧することができず、加速度検出特性が低下するおそれがある。
本発明の目的は、蓋体と力検出部との干渉を抑制し、優れた力検出特性を発揮することのできるセンサーデバイス、力検出装置およびロボットを提供することにある。
本発明の一態様は、凹部を有する基体と、
前記凹部の開口を塞ぐ蓋体と、
前記凹部内に配置され、受けた外力に応じて電荷を出力する力検出部と、
前記凹部内に配置され、前記力検出部と電気的に接続されている電子部品と、を有し、
前記電子部品と前記蓋体との離間距離は、前記力検出部と前記蓋体との離間距離よりも大きいセンサーデバイスである。
これにより、蓋体と電子部品との干渉(接触)を効果的に抑制することができ、力検出部を所望の圧縮力で与圧することができる。したがって、優れた力検出特性を発揮することのできるセンサーデバイスが得られる。また、蓋体と電子部品との接触が抑制されるため、電子部品の破損や剥離等を抑制することができ、センサーデバイスの信頼性が向上する。
本発明の一態様では、前記蓋体は、前記蓋体の厚さ方向から見た平面視で、
中央部と、
前記中央部を囲む枠状をなし、前記基体と接合されている外縁部と、
前記中央部と前記外縁部との間に位置し、前記中央部と前記外縁部とを接続する枠状の接続部と、を有し、
前記平面視で、前記力検出部および前記電子部品が前記中央部と重なっていることが好ましい。
これにより、例えば、電子部品が外縁部と重なっている場合と比較して、電子部品と蓋体との離間距離を長く確保することができ、当該離間距離をより大きく確保することができる。
本発明の一態様では、前記蓋体の前記厚さ方向と直交する方向から見た断面視で、
前記接続部は、前記中央部の外縁と前記外縁部の内縁とを接続するテーパー状となっていることが好ましい。
これにより、変形が容易な蓋体となる。
本発明の一態様では、前記基体と前記蓋体との間に位置し、前記基体と前記蓋体とを接合する接合部材を有し、
前記接合部材の前記蓋体との接合面は、前記蓋体の厚さ方向と直交する方向から見た断面視で、前記力検出部の前記蓋体側の端と前記電子部品の前記蓋体側の端との間に位置することが好ましい。
これにより、力検出部と当接することにより蓋体の変形が規制され、蓋体が接合部材の蓋体との接合面よりも下方へ撓み変形することを抑制することができる。そのため、蓋体と電子部品との接触をより確実に抑制することができる。
本発明の一態様では、前記凹部は、前記蓋体によって密閉され、
前記凹部内は、減圧状態となっていることが好ましい。
これにより、回路部の特性の劣化、変動を効果的に抑制することができる。
本発明の一態様では、前記凹部内の気圧は、0.01Pa以上1000Pa以下であることが好ましい。
これにより、回路部の特性の劣化、変動をより効果的に抑制することができる。
本発明の一態様では、前記凹部内は、不活性ガスが充填されていることが好ましい。
これにより、回路部の特性の劣化、変動を効果的に抑制することができる。
本発明の一態様では、前記電子部品を備え、前記力検出部から出力された電荷を電圧に変換する回路部を有することが好ましい。
これにより、力検出部と回路部とをより近くに配置することができ、力検出部から出力された電荷を低ノイズで精度よく処理することができる。そのため、センサーデバイスは、受けた外力を精度よく検出することができる。
本発明の一態様では、前記回路部は、前記電子部品として、前記電荷が入力される抵抗、前記電荷を蓄積する蓄電部および前記電荷による電圧を増幅する増幅器の少なくとも1つを有することが好ましい。
これにより、各部が水分(湿気)から保護され、湿度に起因した回路部の回路特性の劣化、変動を抑制することができる。
本発明の一態様では、前記力検出部は、
第1方向の外力に応じて第1電荷を出力する第1圧電素子と、
前記第1方向とは異なる第2方向の外力に応じて第2電荷を出力する第2圧電素子と、を有し、
前記回路部は、
前記第1電荷を処理する第1回路部と、
前記第2電荷を処理する第2回路部と、を有し、
前記基体の平面視で、前記力検出部の一方側に前記第1回路部が位置し、他方側に前記第2回路部が位置していることが好ましい。
これにより、第1回路部と第2回路部を凹部内でなるべく離間して配置することができる。そのため、第1回路部と第2回路部との干渉が低減され、第1電荷に第2回路部からのノイズが乗ったり、反対に、第2電荷に第1回路部からのノイズが乗ったりすることを効果的に抑制することができる。そのため、第1回路部によって第1電荷を精度よく処理することができ、第2回路部によって第2電荷を精度よく処理することができる。その結果、受けた外力を精度よく検出することができ、優れた力検出特性を発揮することのできるセンサーデバイスが得られる。
本発明の一態様では、前記基体の平面視で、前記第1回路部および前記第2回路部は、前記力検出部に対して対称的に配置されていることが好ましい。
これにより、第1、第2回路部の回路特性を互いにほぼ等しくすることができる。そのため、第1電荷と第2電荷とを等しく処理することができ、受けた外力をより精度よく検出することができるセンサーデバイスとなる。
本発明の一態様では、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子は、それぞれ、水晶を含むことが好ましい。
これにより、第1、第2圧電素子の構成が簡単なものとなると共に、高感度、広いダイナミックレンジ、高い剛性等の優れた特性を有する力検出部となる。
本発明の一態様は、第1基部と、
第2基部と、
前記第1基部と前記第2基部との間に設けられる本発明の一態様のセンサーデバイスと、を備える力検出装置である。
このような力検出装置によれば、本発明の一態様のセンサーデバイスを備えているため、より精度よく外力を検出することができる。
本発明の一態様は、基台と、
前記基台に接続されるアームと、
本発明の一態様の力検出装置と、を備えるロボットである。
このようなロボットによれば、本発明一態様の力検出装置を備えているため、より精密な作業を実行することができる。
本発明の第1実施形態に係るセンサーデバイスの平面図である。 図1中のA-A線断面図である。 図1中のB-B線断面図である。 図1に示すセンサーデバイスの平面図である。 図1に示すセンサーデバイスの製造方法を示す側面図である。 図1に示すセンサーデバイスが有する力検出素子の断面図である。 図6に示す力検出素子の斜視図である。 図1に示すセンサーデバイスの平面図である。 図1に示すセンサーデバイスが有する第1回路部の回路図である。 図1に示すセンサーデバイスが有する第2回路部の回路図である。 図1に示すセンサーデバイスの使用状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサーデバイスの平面図である。 本発明の第3実施形態に係るセンサーデバイスの平面図である。 本発明の第4実施形態に係る力検出装置の斜視図である。 図14に示す力検出装置の縦断面図である。 図14に示す力検出装置の横断面図である。 力検出装置に配置されたセンサーデバイスの断面図である。 本発明の第5実施形態に係るロボットの斜視図である。
以下、本発明のセンサーデバイス、力検出装置およびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るセンサーデバイスについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサーデバイスの平面図である。図2は、図1中のA-A線断面図である。図3は、図1中のB-B線断面図である。図4は、図1に示すセンサーデバイスの平面図である。図5は、図1に示すセンサーデバイスの製造方法を示す側面図である。図6は、図1に示すセンサーデバイスが有する力検出素子の断面図である。図7は、図6に示す力検出素子の斜視図である。図8は、図1に示すセンサーデバイスの平面図である。図9は、図1に示すセンサーデバイスが有する第1回路部の回路図である。図10は、図1に示すセンサーデバイスが有する第2回路部の回路図である。図11は、図1に示すセンサーデバイスの使用状態を示す断面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸をA軸、B軸およびC軸とし、さらに、各軸を示す矢印の先端側を「プラス側」とし、基端側を「マイナス側」とする。また、A軸に平行な方向を「A軸方向(第1方向)」、B軸に平行な方向を「B軸方向(第2方向)」、C軸に平行な方向を「C軸方向」という。また、C軸方向プラス側を「上」、C軸方向マイナス側を「下」ともいう。また、C軸方向から見たもの(基体21の平面視)を「平面視」ともいう。
図1に示すセンサーデバイス1は、パッケージ2と、パッケージ2に収納された力検出素子3(力検出部)および回路部4と、を有する。また、回路部4は、第1回路部4Aと、第2回路部4Bと、を有する。このようセンサーデバイス1は、C軸方向から挟まれて力検出素子3が与圧された状態で使用される(図11参照)。そして、センサーデバイス1に加わる外力(A軸方向のせん断力およびB軸方向のせん断力)がパッケージ2を介して力検出素子3に伝わり、受けた外力に基づく信号(電荷)が力検出素子3から出力され、出力された信号が回路部4(第1回路部4Aおよび第2回路部4B)で処理される。
平面視で、パッケージ2は、A軸方向を長軸としB軸方向を短軸とする略長方形となっている。パッケージ2は、基体21と、基体21に接合された蓋体24と、を有する。パッケージ2の内側には気密な収納空間Sが形成され、収納空間Sに力検出素子3、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bがそれぞれ収納されている。このように、パッケージ2に力検出素子3、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bを収納することにより、これら各部を外界から保護(防塵、防水)することができる。特に、第1、第2回路部4A、4Bを水分(湿気)から保護することにより、水分に起因した第1、第2回路部4A、4Bの特性の劣化、変動を抑制することができる。
収納空間Sの雰囲気としては、特に限定されないが、真空状態またはそれに近い状態(減圧状態)であることが好ましい。具体的には、収納空間Sは、0.01Pa以上1000Pa以下であることが好ましい。これにより、第1、第2回路部4A、4Bの特性の劣化、変動を効果的に抑制することができる。ただし、収納空間Sは、真空状態の他、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスで置換されていてもよい。これにより、減圧状態と同様に、第1、第2回路部4A、4Bの特性の劣化、変動を効果的に抑制することができる。
図2および図3に示すように、基体21は、基部22と、底部材23と、を有する。また、基部22は、上面に開口する凹部221と、下面に開口する凹部222と、凹部221、222の底面の中央部同士を貫通する貫通孔223と、を有する。また、底部材23は、板状をなし、貫通孔223の下側開口を塞ぐようにして凹部222の底面に接合されている。そのため、貫通孔223と底部材23とによって、凹部221の底面の中央部に開口する凹部224が形成される。そして、凹部224内に挿入されるようにして、力検出素子3が配置され、力検出素子3の下面3bが接着剤29を介して底部材23の上面に接合されている。
また、図2に示すように、基部22は、凹部224のA軸方向マイナス側に位置し、凹部221の底面に開口する凹部225を有する。凹部225には第1回路部4Aが有する回路素子45Aが配置されている。また、図3に示すように、基部22は、凹部224のA軸方向プラス側に位置し、凹部221の底面に開口する凹部226を有する。凹部226には第2回路部4Bが有する回路素子45Bが配置されている。後述するが、回路素子45A、45Bは、第1、第2回路部4A、4Bが有する他の回路要素に比べて高背なため(厚いため)、基体21に凹部225、226を形成し、その中に回路素子45A、45Bを配置することにより、パッケージ2の低背化を図ることができる。
また、図1に示すように、基部22には、第1回路部4Aが有する配線46Aと、第2回路部4Bが有する配線46Bと、が設けられている。配線46A、46Bは、それぞれ、少なくともその一部が凹部221の底面に配置されている。また、図2および図3に示すように、基部22の下面にはパッケージ2の外部に露出し、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bと電気的に接続された複数の外部端子28が設けられている。
基部22の構成材料としては、絶縁性を有する材料であることが好ましく、例えば、アルミナ、ジルコニア等の酸化物系のセラミックス、炭化ケイ素等の炭化物系のセラミックス、窒化ケイ素等の窒化物系のセラミックス等の各種セラミックスを主成分とすることが好ましい。これにより、適度な剛性を有すると共に、絶縁性に優れる基部22となる。そのため、パッケージ2の変形による損傷が生じにくく、内部に収容された力検出素子3および第1、第2回路部4A、4Bをより確実に保護することができる。
また、底部材23の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、コバール、銅、鉄、炭素鋼、チタン等の各種金属材料等が挙げられるが、中でも特にコバールであることが好ましい。これにより、比較的高い剛性を有すると共に、応力が加えられたときに適度に弾性変形する底部材23となる。そのため、底部材23を介して外力を力検出素子3に的確に伝達することができると共に、その外力による底部材23の破損のおそれを低減することができる。また、コバールは、基部22の構成材料であるセラミックスと比較的近い熱膨張係数を有するため、基体21に熱応力(基部22と底部材23との熱膨張係数の差に起因する撓み)が生じ難く、熱応力に起因した出力ドリフトを効果的に抑制することができる。
蓋体24は、板状をなし、凹部221のC軸方向プラス側に形成された開口を塞ぐようにしてシール部材20(接合部材)を介して基部22の上面に接合されている。なお、シール部材20としては、基体21と蓋体24とを接合することができれば、特に限定されず、例えば、金、銀、チタニウム、アルミニウム、銅、鉄またはこれらを含む合金等で構成することができる。
図2、図3および図4に示すように、蓋体24は、中央部241と、中央部241を囲み、外縁に沿った枠状をなす外縁部242と、中央部241と外縁部242との間に位置し、これらを接続する接続部243と、を有する。このような蓋体24は、外縁部242においてシール部材20を介して基部22の上面に接合されている。また、中央部241は、外縁部242に対し底部材23とは反対側(C軸方向プラス側)にずれて位置している。また、平面視で、中央部241の外縁241aは、外縁部242の内縁242aよりも内側に位置している。そして、接続部243は、外縁部242の内縁242aと中央部241の外縁241aとを接続するために傾斜し、C軸方向プラス側に向けて幅が小さくなるテーパー状となっている。
このように、蓋体24をハット状とすることにより、パッケージ2の外周部が低背化され、その分、パッケージ2の小型化を図ることができる。また、中央部241、接続部243、外縁部242の境界部分が撓むことにより、蓋体24に加わる応力を緩和、吸収することができる。そのため、蓋体24の剥離を抑制することができる。特に、図5に示すように、蓋体24は、シーム溶接を用いて基部22の上面に接合されるが、ローラー電極REを外縁部242に押し付けることにより生じる応力およびローラー電極REによって蓋体24が加熱されることにより生じる熱応力を前述した変形によって効果的に緩和、吸収することができる。そのため、蓋体24の破損を効果的に抑制することができ、さらには、収納空間Sをより確実に気密封止することができる。特に、接続部243がテーパー状に傾斜していることにより、上述した効果がより顕著なものとなる。ただし、蓋体24の形状としては、特に限定されず、例えば、接続部243は、C軸方向に沿って幅が一定のストレート状となっていてもよい。また、蓋体24は、平板状であってもよいし、本実施形態とは逆に、中央部241が凹んでいてもよい。
このような蓋体24の構成材料としては、特に限定されず、前述した底部材23と同様、ステンレス鋼、コバール、銅、鉄、炭素鋼、チタン等の各種金属材料等が挙げられるが、中でも特にコバールであることが好ましい。これにより、底部材23と同様に、外力を力検出素子3により正確に伝達することができると共に、その外力によって蓋体24が破損することを低減することができる。なお、蓋体24の構成材料は、底部材23の構成材料と同じであっても異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。これにより、パッケージ2に加えられた外力を力検出素子3により正確に伝達することができる。
力検出素子3は、力検出素子3に加えられた外力のA軸方向の成分に応じた電荷Qa(第1電荷)および力検出素子3に加えられた外力のB軸方向の成分に応じた電荷Qb(第2電荷)を出力する機能を有する。この力検出素子3は、図6に示すように、A軸方向の外力(せん断力)に応じて電荷Qaを出力する圧電素子31(第1圧電素子)と、B軸方向の外力(せん断力)に応じて電荷Qbを出力する圧電素子32(第2圧電素子)と、一対の支持基板33、34と、を有する。
また、圧電素子31は、下側(C軸方向マイナス側)から、グランド電極層311、圧電体層312、出力電極層313、圧電体層314、グランド電極層315、圧電体層316、出力電極層317、圧電体層318、グランド電極層319が順に積層した構成となっている。また、圧電素子32は、圧電素子31上に積層されており、下側(C軸方向マイナス側)から、グランド電極層321、圧電体層322、出力電極層323、圧電体層324、グランド電極層325、圧電体層326、出力電極層327、圧電体層328、グランド電極層329が順に積層した構成となっている。なお、本実施形態では、グランド電極層319、321が一体化(共通化)されているが、これに限定されない。また、圧電素子31、32のC軸方向の積層の順序は、逆であってもよく、また、圧電素子31、32は、積層されておらず、横に並んで配置されていてもよい。
また、圧電体層312、314、316、318、322、324、326、328は、それぞれ、水晶で構成されている。これにより、高感度、広いダイナミックレンジ、高い剛性等の優れた特性を有する力検出素子3となる。圧電体層312、316では、水晶の結晶軸であるX軸(電気軸)が図6中の右側(A軸方向プラス側)を向き、圧電体層314、318では、水晶のX軸が図6中の左側(A軸方向マイナス側)を向いている。また、圧電体層322、326では、水晶のX軸が図6中の紙面奥側(B軸方向プラス側)を向き、圧電体層324、328では、水晶のX軸が図6中の紙面手前側(B軸方向マイナス側)を向いている。これら各圧電体層312、314、316、318、322、324、326、328は、それぞれ、Yカット水晶板(水晶のY軸(機械軸)を厚さ方向とする水晶板)で構成されている。
ただし、圧電体層312、314、316、318、322、324、326、328は、水晶以外の圧電材料を用いた構成であってもよい。水晶以外の圧電材料としては、例えば、トパーズ、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti)O)、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等が挙げられる。
また、グランド電極層311、315、319(321)、325、329は、それぞれ、基準電位(例えばグランド電位GND)に電気的に接続されている。また、出力電極層313、317は、それぞれ、第1回路部4Aに電気的に接続され、出力電極層323、327は、それぞれ、第2回路部4Bに電気的に接続されている。これらグランド電極層311、315、319(321)、325、329および出力電極層313、317、323、327の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ニッケル、金、チタニウム、アルミニウム、銅、鉄、クロムまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば積層して)用いることができる。
一対の支持基板33、34は、圧電素子31、32の積層体を上下から挟み込むように配置されている。具体的には、圧電素子31、32の積層体の上面に支持基板33が配置され、下面に支持基板34が配置されている。これにより、支持基板33、34によってグランド電極層311、329を覆うことができ、グランド電極層311、319を保護することができると共に、グランド電極層311、329がパッケージ2と接触して意図しない導通が生じることを抑制することができる。
支持基板33、34は、水晶で構成されている。支持基板33は、隣接する圧電体層328と同じ構成となっている。すなわち、支持基板33は、圧電体層328と同様に、Yカット水晶板から形成されており、水晶のX軸が図6中の紙面手前側(B軸方向マイナス側)を向いている。同様に、支持基板34は、隣接する圧電体層312と同じ構成となっている。すなわち、支持基板34は、圧電体層312と同様に、Yカット水晶板から形成されており、水晶のX軸が図6中の右側(A軸方向プラス側)を向いている。このように、支持基板33を隣接する圧電体層328と同じ構成とし、支持基板34を隣接する圧電体層312と同じ構成とすることにより、これらの熱膨張係数を揃えることができ、熱膨張に起因する出力ドリフトを効果的に低減することができる。
なお、支持基板33の結晶軸は、圧電体層328の結晶軸と一致しなくてもよいし、支持基板34の結晶軸は、圧電体層312の結晶軸と一致しなくてもよい。また、支持基板33、34は、それぞれ、水晶以外の圧電体から構成されていてもよいし、圧電体以外の導電性を有さない材料を用いた構成であってもよい。また、支持基板33、34は、省略してもよい。
また、図7に示すように、力検出素子3の全体形状は、直方体である。すなわち、力検出素子3は、支持基板33の上面である上面3aと、支持基板34の下面である下面3bと、これら上面3aと下面3bとを接続する4つの側面3c、3d、3e、3fと、を有する。そして、B軸方向マイナス側を向く側面3cには、各グランド電極層311、315、319(321)、325、329と電気的に接続された接続電極391と、各出力電極層323、327と電気的に接続された接続電極392と、が幅方向(A軸方向)に離間して設けられている。なお、本実施形態では、接続電極391がA軸方向マイナス側に位置し、接続電極392がX軸方向プラス側に位置している。
また、側面3cと対向し、B軸方向プラス側を向く側面3eには、各グランド電極層311、315、319(321)、325、329と電気的に接続された接続電極393と、各出力電極層313、317と電気的に接続された接続電極394と、が幅方向(A軸方向)に離間して設けられている。なお、本実施形態では、接続電極394がA軸方向マイナス側に位置し、接続電極393がA軸方向プラス側に位置している。
このように、側面3c、3eに接続電極391、392、393、394を設けることにより、力検出素子3と第1、第2回路部4A、4Bとの電気的な接続を容易に行うことができる。
ただし、接続電極391、392、393、394の配置としては、特に限定されない。例えば、接続電極391、392、393、394は、それぞれ、力検出素子3の異なる側面に別れて配置されていてもよいし、力検出素子3の1つの側面にまとめて配置されていてもよい。また、接続電極391、392、393、394は、力検出素子3の上面3aや下面3bに配置されていてもよい。また、力検出素子3の形状としては、特に限定されず、例えば、平面視で、円形、楕円形、三角形、正方形以外の四角形(長方形、台形、平行四辺形等)、五角形以上の多角形、異形等、いかなる形状であってもよい。
以上、力検出素子3について説明した。このような力検出素子3は、図2および図3に示すように、その下面3bがパッケージ2の凹部224の底面に(底部材23の上面)に絶縁性の接着剤29を介して接合されている。接着剤29としては、特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂等を用いることができる。
また、図2および図3に示すように、自然状態では、力検出素子3の上面3aは、蓋体24の中央部241と空隙を介して対向配置されている。これにより、底部材23と蓋体24とに挟まれることによって力検出素子3に意図しない応力(検出対象以外の応力)が加わってしまい、出力のドリフトが生じることを効果的に抑制することができる。ただし、これに限定されず、力検出素子3の上面3aは、蓋体24の中央部241と接触していてもよい。また、力検出素子3の上面3aと蓋体24の中央部241との間に接着剤(例えば接着剤29と同様の接着剤)が設けられており、この接着剤を介して力検出素子3と蓋体24とが接合されていてもよい。
第1回路部4Aおよび第2回路部4Bは、それぞれ、パッケージ2の収納空間Sに収納されている。図8に示すように、平面視で、第1回路部4Aは、力検出素子3に対して一方側(A軸方向マイナス側)に位置し、第2回路部4Bは、力検出素子3に対して他方側(A軸方向プラス側)に位置している。第1回路部4Aは、力検出素子3から出力された電荷Qaを処理する回路であり、第2回路部4Bは、力検出素子3から出力された電荷Qbを処理する回路である。このように、第1回路部4Aと第2回路部4Bとを力検出素子3に対して反対側に設けることにより、これらをなるべく離間して配置することができる。そのため、第1回路部4Aと第2回路部4Bとの干渉が低減され、電荷Qaに第2回路部4Bからのノイズが乗ったり、反対に、電荷Qbに第1回路部4Aからのノイズが乗ったりすることを効果的に抑制することができる。そのため、耐ノイズ性が向上し、第1回路部4Aによって電荷Qaを精度よく処理することができ、第2回路部4Bによって電荷Qbを精度よく処理することができる。
第1回路部4Aは、電荷Qaを電圧Vaに変換する回路(電荷/電圧変換回路)であり、図9に示すように、電荷Qaが入力される抵抗41Aと、電荷Qaをチャージするコンデンサー43A(蓄電部)と、電荷Qaによる電圧を増幅するオペアンプ42A(増幅器)と、スイッチング素子44Aと、配線46Aと、を有する。
これら回路要素のうち、抵抗41Aおよびコンデンサー43Aは、それぞれ、凹部221の底面に設けられ、オペアンプ42Aおよびスイッチング素子44Aは、回路素子45Aとして一体化された上で凹部225の底面に設けられている。また、これら抵抗41A、コンデンサー43Aおよび回路素子45Aは、配線46Aを介して電気的に接続されている。配線46Aは、導電性の接続部材261、264(例えば、Agペースト、Cuペースト、Auペースト等の各種金属ペースト)を介して力検出素子3の接続電極391、394と電気的に接続されている。これにより、図9に示す回路が実現される。なお、以下では、説明の便宜上、抵抗41A、コンデンサー43Aおよび回路素子45Aをそれぞれ「電子部品40A」ともいう。
抵抗41Aおよびコンデンサー43Aは、金(Au)バンプ等の導電性バンプを用いたフリップチップ実装によって配線46Aと電気的に接続されており、回路素子45Aは、ボンディングワイヤーBWを介して配線46Aと電気的に接続されている。ただし、抵抗41A、コンデンサー43Aおよび回路素子45Aと配線46Aとの電気的な接続方法は、特に限定されない。また、オペアンプ42Aおよびスイッチング素子44Aは、別体として形成されていてもよい。
第2回路部4Bは、電荷Qbを電圧Vbに変換する回路(電荷/電圧変換回路)であり、前述した第1回路部4Aと同様の構成となっている。すなわち、第2回路部4Bは、図10に示すように、電荷Qbが入力される抵抗41Bと、電荷Qbをチャージするコンデンサー43B(蓄電部)と、電荷Qbによる電圧を増幅するオペアンプ42B(増幅器)と、スイッチング素子44Bと、配線46Bと、を有する。
これら回路要素のうち、抵抗41Bおよびコンデンサー43Bは、それぞれ、凹部221の底面に設けられ、オペアンプ42Bおよびスイッチング素子44Bは、回路素子45Bとして一体化された上で凹部226の底面に設けられている。また、これら抵抗41B、コンデンサー43Bおよび回路素子45Bは、配線46Bを介して電気的に接続されている。また、配線46Bは、導電性の接続部材262、263(例えば、Agペースト、Cuペースト、Auペースト等の各種金属ペースト)を介して力検出素子3の接続電極392、393と電気的に接続されている。これにより、図10に示す回路が実現される。なお、以下では、説明の便宜上、抵抗41B、コンデンサー43Bおよび回路素子45Bをそれぞれ「電子部品40B」ともいう。
抵抗41Bおよびコンデンサー43Bは、金(Au)バンプ等の導電性バンプを用いたフリップチップ実装によって配線46Bと電気的に接続され、回路素子45Bは、ボンディングワイヤーBWを介して配線46Bと電気的に接続されている。ただし、抵抗41B、コンデンサー43Bおよび回路素子45Bと配線46Bとの電気的な接続方法は、特に限定されない。また、オペアンプ42Bおよびスイッチング素子44Bは、別体として形成されていてもよい。
第1回路部4Aでは、回路素子45Aが他の電子部品40A(すなわち抵抗41Aおよびコンデンサー43A)よりも厚い。そのため、本実施形態では、凹部221の底面に凹部225を形成し、この凹部225の底面に回路素子45Aを設けている。これにより、回路素子45Aの高さを抑えることができるため、パッケージ2の高背化を抑制することができ、また、回路素子45A上にボンディングワイヤーBWの配置スペースを確保し易くなる。
同様に、第2回路部4Bでは、回路素子45Bが他の電子部品40B(すなわち抵抗41Bおよびコンデンサー43B)よりも厚い。そのため、本実施形態では、凹部221の底面に凹部226を形成し、この凹部226の底面に回路素子45Bを設けている。これにより、回路素子45Bの高さを抑えることができるため、パッケージ2の高背化を抑制することができ、また、回路素子45B上にボンディングワイヤーBWの配置スペースを確保し易くなる。ただし、凹部225、226を省略して、凹部221の底面に回路素子45A、45Bを配置してもよい。
また、図4に示すように、第1回路部4Aでは、平面視で、抵抗41A、コンデンサー43Aおよび回路素子45Aの全てが蓋体24の中央部241と重なって配置されている。前述したように、蓋体24の中央部241は、他の部分(外縁部242)よりも上側にオフセットしている。そのため、抵抗41A、コンデンサー43Aおよび回路素子45Aと蓋体24との接触を効果的に抑制することができ、第1回路部4Aの破損や誤作動を抑制することができる。ただし、これに限定されず、例えば、抵抗41A、コンデンサー43A、回路素子45Aの少なくとも1つが、平面視で、中央部241と重ならない位置(すなわち、中央部241の外側、例えば外縁部242と重なる位置)に配置されていてもよい。
同様に、第2回路部4Bでは、平面視で、抵抗41B、コンデンサー43Bおよび回路素子45Bの全てが蓋体24の中央部241と重なって配置されている。そのため、抵抗41B、コンデンサー43Bおよび回路素子45Bと蓋体24との接触を効果的に抑制することができ、第2回路部4Bの破損や誤作動を抑制することができる。ただし、これに限定されず、例えば、抵抗41B、コンデンサー43B、回路素子45Bの少なくとも1つが、平面視で、中央部241と重ならない位置(すなわち、中央部241の外側、例えば外縁部242と重なる位置)に配置されていてもよい。
このような第1回路部4Aおよび第2回路部4Bをパッケージ2に収納することにより、これら第1、第2回路部4A、4Bを保護(防塵、防水)することができる。特に、第1、第2回路部4A、4Bを水分(湿気)から保護することにより、これらの特性の劣化を効果的に抑制することができる。例えば、コンデンサー43A、43Bは、力検出素子3からの電荷Qa、Qbをチャージする部分であるが、湿度によるリーク電流の影響を受け易い。また、オペアンプ42A、42Bは、湿度に起因して入力側のオフセット電圧が変動してしまう。このように、第1、第2回路部4A、4Bは、水分(湿度)に影響を受け易い電子部品40A、40Bを含んでいるため、これら第1、第2回路部4A、4Bをパッケージ2に収納し、防水することにより、回路特性の劣化や変動を効果的に抑制することができ、より精度よく、電荷Qa、Qbを電圧Va、Vbに変換することができる。そのため、センサーデバイス1によれば、受けた外力をより精度よく検出することができる。
また、第1、第2回路部4A、4Bをパッケージ2に収納することにより、例えば、第1、第2回路部4A、4Bがパッケージ2の外側に配置されている場合と比較して、配線46A、46Bの長さを短くすることができる。そのため、第1、第2回路部4A、4Bの耐ノイズ性が向上する。
ここで、図2および図3に示すように、力検出素子3と蓋体24との離間距離をG1とし、第1、第2回路部4A、4Bが有する各電子部品40A、40Bと蓋体24との離間距離をG2としたとき、離間距離G1、G2は、G1<G2の関係を満足している。すなわち、離間距離G2は、離間距離G1より大きい。ここで、離間距離G1は、力検出素子3と蓋体24とのC軸方向での最小離間距離であり、本実施形態では、力検出素子3の上面3aと蓋体24の内面240との離間距離である。また、離間距離G2は、各電子部品40A、40Bと蓋体24とのC軸方向での最小離間距離であり、本実施形態では、各電子部品40A、40Bの上面40A’、40B’と蓋体24の内面240との離間距離である。なお、離間距離G2は、電子部品40A、40B毎に異なっていてもよいし、同じであってもよい。
このような関係を満足することにより、次のような効果を発揮することができる。例えば、後述する第4実施形態においても説明するように、センサーデバイス1は、図11に示すように、一対の押圧部材H1、H2によってC軸方向に挟持され、力検出素子3がC軸方向に予圧された状態(矢印Pの圧縮力が与えられた状態)で使用される。なお、図11の状態では、蓋体24が撓み変形して、その内面240が力検出素子3の上面3aに当接する。G1<G2を満足すると、図11の状態において、蓋体24と電子部品40A、40Bとの干渉(接触)を効果的に抑制することができる。すなわち、蓋体24が力検出素子3と当接するように撓み変形しても、蓋体24と電子部品40A、40Bとの接触を効果的に抑制することができる。そのため、力検出素子3を所望の圧縮力で与圧することができ、優れた力検出特性を発揮することのできるセンサーデバイス1が得られる。また、蓋体24と電子部品40A、40Bとの接触が抑制されるため、電子部品40A、40Bの破損や剥離等を抑制することができ、センサーデバイス1の信頼性が向上する。
G1<G2の関係を満足していれば、上述の効果を発揮することができるが、この関係の中でも、5G1<G2の関係を満足することが好ましく、10G1<G2の関係を満足することがより好ましく、20G1<G2の関係を満足することがさらに好ましい。このような関係を満足することにより、前述した効果をより顕著に発揮することができる。すなわち、図11の状態において、蓋体24と電子部品40A、40Bとの干渉(接触)をより効果的に抑制することができる。ここで、離間距離G1としては、特に限定されないが、例えば、1μm以上10μm以下とすることができる。これにより、製造誤差等を考慮しても、自然状態において、より確実に力検出素子3と蓋体24とを離間させることができる。また、図11の状態において、蓋体24が過度に撓み変形し、破損してしまうことを効果的に抑制することができる。
また、各電子部品40A、40Bは、前述したように、平面視で、蓋体24の中央部241と重なっている。そのため、例えば、各電子部品40A、40Bが外縁部242と重なっている場合と比較して、離間距離G2を長く確保することができ、離間距離G2を離間距離G1に対してより大きく確保することができる。
また、蓋体24は、前述したように、テーパー状の接続部243を有するハット状となっているため、撓み変形し易い。そのため、図11に示す状態では、蓋体24を容易に変形させることができ、蓋体24を力検出素子3により確実に当接させることができる。したがって、一対の押圧部材H1、H2によって、力検出素子3をより確実に与圧することができる。また、蓋体24が変形することによって、蓋体24と基体21との接合部分に応力が伝わり難くなり、例えば、基体21からの蓋体24の剥離を効果的に抑制することができる。
また、図2および図3に示すように、シール部材20の上面20a(蓋体24との接合面)は、C軸方向において、力検出素子3の上面3a(蓋体24側の端)と各電子部品40A、40Bの上面40A’、40B’(蓋体側の端)との間に位置している。このような構成とすることにより、図11に示すように、力検出素子3と当接することにより蓋体24の変形が規制され、蓋体24が上面20aよりも下方へ撓み変形することを抑制することができる。そのため、蓋体24と上面20aよりも下方にある各電子部品40A、40Bとの接触をより確実に抑制することができる。
また、第1、第2回路部4A、4Bは、平面視で、力検出素子3に対して対称的に配置されている。具体的には、本実施形態では、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bは、力検出素子3の中心Oに対して点対称(180°回転対称)となるように配置されている。これにより、第1、第2回路部4A、4Bの回路特性(配線長、周囲からの影響等)、すなわち電荷/電圧変換特性を互いにほぼ等しくすることができる。そのため、A軸方向の外力(せん断力)に応じた信号とB軸方向の外力(せん断力)に応じた信号とをバランスよく取り出すことができ、受けた外力をより精度よく検出することができる。
なお、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bが中心Oに対して点対称に配置されているとは、少なくとも各回路要素(抵抗41A、41B、コンデンサー43A、43Bおよび回路素子45A、45B)が中心Oに対して点対称に配置されていることを意味し、好ましくは、さらに配線46A、46Bについても中心Oに対して点対称に配置されていることを意味する。また、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bが中心Oに対して点対称に配置されているとは、例えば、設計上または製造上生じ得る誤差を含む意味であり、必ずしも、完全な点対称に限られるものではない。また、平面視で、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bの対称点が中心Oと一致している場合の他、力検出素子3と重なる範囲において、対称点が中心Oからずれていている場合も含む意味である。
第1回路部4Aおよび第2回路部4Bが中心Oに対して点対称となっているため、それに応じて、力検出素子3では、B軸方向プラス側を向く側面3eに電荷Qaが出力される接続電極394を配置し、B軸方向マイナス側を向く側面3cに電荷Qbが出力される接続電極392を配置している。さらには、力検出素子3に対してB軸方向プラス側に、第1回路部4Aと接続電極394とを接続する接続部材264が配置され、力検出素子3に対してB軸方向マイナス側に、第2回路部4Bと接続電極392とを接続する接続部材262が配置されている。このような配置とすることにより、比較的簡単な配置で、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bを力検出素子3の中心Oに対して点対称に配置することができる。特に、本実施形態では、接続電極394が側面3eの第1回路部4A側(A軸方向マイナス側)に偏って配置されているため、接続電極394と抵抗41Aとを結ぶ配線長を短くすることができる。同様に、接続電極392が側面3cの第2回路部4B側(A軸方向プラス側)に偏って配置されているため、接続電極392と抵抗41Bとを結ぶ配線長を短くすることができる。
以上、センサーデバイス1について説明した。このようなセンサーデバイス1は、前述したように、凹部221を有する基体21と、凹部221の開口を塞ぐ蓋体24と、凹部221内に配置され、受けた外力に応じて電荷を出力する力検出素子3(力検出部)と、凹部221内に配置され、力検出素子3と電気的に接続されている電子部品40A、40Bと、を有する。そして、電子部品40A、40Bと蓋体24との離間距離G2は、力検出素子3と蓋体24との離間距離G1よりも大きい(G1<G2)。これにより、図11に示すように、センサーデバイス1の使用状態において、蓋体24と電子部品40A、40Bとの干渉(接触)を効果的に抑制することができる。そのため、力検出素子3を所望の圧縮力で与圧することができ、優れた力検出特性を発揮することのできるセンサーデバイス1が得られる。また、蓋体24と電子部品40A、40Bとの接触が抑制されるため、電子部品40A、40Bの破損や剥離等を抑制することができ、センサーデバイス1の信頼性が向上する。
また、前述したように、蓋体24は、蓋体24の厚さ方向から見た平面視で、中央部241と、中央部241を囲む枠状をなし、基体21と接合されている外縁部242と、中央部241と外縁部242との間に位置し、中央部241と外縁部242とを接続する枠状の接続部243と、を有する。そして、平面視で、力検出素子3および電子部品40A、40Bが中央部241と重なっている。そのため、例えば、各電子部品40A、40Bが外縁部242と重なっている場合と比較して、離間距離G2を長く確保することができ、離間距離G2を離間距離G1に対してより大きく確保することができる。したがって、蓋体24と電子部品40A、40Bとの接触をより効果的に抑制することができる。
また、前述したように、蓋体24の厚さ方向に直交する方向から見た断面視で、接続部243は、中央部241の外縁241aと外縁部242の内縁242aとを接続するテーパー状となっている。蓋体24をこのような形状とすることにより、撓み易い蓋体24となる。そのため、図11に示す状態では、蓋体24を容易に変形させることができ、蓋体24を力検出素子3により確実に当接させることができる。したがって、一対の押圧部材H1、H2によって、力検出素子3をより確実に与圧することができる。また、蓋体24が変形することによって、蓋体24と基体21との接合部分に応力が伝わり難くなり、例えば、基体21からの蓋体24の剥離を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、センサーデバイス1は、基体21と蓋体24との間に位置しており、基体21と蓋体24とを接合するシール部材20(接合部材)を有する。また、シール部材20の上面20a(蓋体24との接合面)は、蓋体24の厚さ方向に直交する方向から見た断面視で、力検出素子3の上面3a(蓋体24側の端。言い換えると、最もC軸方向プラス側に位置する部分)と電子部品40A、40Bの上面40A’、40B’(蓋体24側の端。言い換えると、最もC軸方向プラス側に位置する部分)との間に位置している。このような構成とすることにより、図11に示すように、力検出素子3と当接することにより蓋体24の変形が規制され、蓋体24が上面20aよりも下方へ撓み変形することを抑制することができる。そのため、蓋体24と上面20aよりも下方にある各電子部品40A、40Bとの接触をより確実に抑制することができる。
また、前述したように、凹部221は、蓋体24で密閉されている。そして、凹部221内(収納空間S)は、減圧状態となっていることが好ましい。これにより、第1、第2回路部4A、4Bの特性の劣化、変動を効果的に抑制することができる。特に、凹部221内(収納空間S)の気圧は、0.01Pa以上1000Pa以下であることが好ましい。これにより、第1、第2回路部4A、4Bの特性の劣化、変動をより効果的に抑制することができる。
また、前述したように、凹部221内(収納空間S)は、不活性ガスが充填されていることが好ましい。これにより、第1、第2回路部4A、4Bの特性の劣化、変動を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、センサーデバイス1は、電子部品40A、40Bを備え、力検出素子3から出力された電荷Qa、Qbを電圧Va、Vbに変換する回路部4を有する。これにより、力検出素子3と回路部4とをより近くに配置することができ、力検出素子から出力された電荷Qa、Qbを低ノイズで精度よく処理することができる。そのため、センサーデバイス1は、受けた外力を精度よく検出することができる。
また、前述したように、回路部4は、電子部品40A、40Bとして、電荷Qa、Qbが入力される抵抗41A、41B、電荷Qa、Qbを蓄積するコンデンサー43A、43B(蓄電部)および電荷Qa、Qbによる電圧を増幅するオペアンプ42A、42B(増幅器)の少なくとも1つを有する。そのため、これら電子部品40A、40Bが水分(湿気)から保護され、湿度に起因した回路部4(第1回路部4Aおよび第2回路部4B)の回路特性の劣化、変動を抑制することができる。そのため、センサーデバイス1は、受けた外力を精度よく検出することができる。特に、本実施形態では、回路部4が抵抗41A、41B、コンデンサー43A、43Bおよびオペアンプ42A、42Bの全てを含んでいるため、上述した効果をより顕著に発揮することができる。ただし、これに限定されず、第1回路部4Aから抵抗41A、コンデンサー43Aおよびオペアンプ42Aのうちの1つまたは2つを省略してもよいし、第2回路部4Bから抵抗41B、コンデンサー43Bおよびオペアンプ42Bのうちの1つまたは2つを省略してもよい。
また、前述したように、力検出素子3は、A軸方向(第1方向)の外力に応じて電荷Qa(第1電荷)を出力する圧電素子31(第1圧電素子)と、B軸方向(A軸方向とは異なる第2方向)の外力に応じて電荷Qb(第2電荷)を出力する圧電素子32(第2圧電素子)と、を有する。また、回路部4は、電荷Qaを処理する第1回路部4Aと、電荷Qbを処理する第2回路部4Bと、を有する。そして、平面視(基体21の平面視)で、力検出素子3の一方側(A軸方向マイナス側)に第1回路部4Aが位置し、他方側(A軸方向プラス側)に第2回路部4Bが位置している。このように、第1回路部4Aと第2回路部4Bとを力検出素子3に対して反対側に設けることにより、これらをなるべく離間して配置することができる。そのため、第1回路部4Aと第2回路部4Bとの干渉が低減され、電荷Qaに第2回路部4Bからのノイズが乗ったり、反対に、電荷Qbに第1回路部4Aからのノイズが乗ったりすることを効果的に抑制することができる。そのため、第1回路部4Aによって電荷Qaを精度よく処理することができ、第2回路部4Bによって電荷Qbを精度よく処理することができる。その結果、センサーデバイス1は、受けた外力を精度よく検出することができる。
なお、力検出素子3の一方側に第1回路部4Aが位置し、他方側に第2回路部4Bが位置するとは、少なくとも、第1回路部4Aが有する各回路要素(抵抗41A、コンデンサー43Aおよび回路素子45A)が力検出素子3の一方側(図8中の仮想線分L1よりもA軸方向マイナス側)に位置し、第2回路部4Bが有する各回路要素(抵抗41B、コンデンサー43Bおよび回路素子45B)が力検出素子3の他方側(図8中の仮想線分L2よりもA軸方向プラス側)に位置することを意味する。そのため、例えば、配線46Aについては、その一部が仮想線分L1よりもA軸方向プラス側に位置していてもよいし、配線46Bについては、その一部が仮想線分L2よりもA軸方向マイナス側に位置していてもよい。
また、本実施形態では、力検出素子3が圧電素子31、32を有しているが、これに限定されず、圧電素子31、32のいずれか一方が省略されていてもよい。また、回路部4が第1回路部4Aおよび第2回路部4Bを有しているが、これに限定されず、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bのいずれか一方が省略されていてもよい。また、少なくとも1つの電子部品40A、40Bを有していれば、回路部4が省略されていてもよい。また、電子部品40A、40Bは、回路を構成するものに限定されず、例えば、加速度センサー、角速度センサー、圧力センサー、温度センサー等の各種センサーであってもよい。
また、前述したように、平面視(基体21の平面視)で、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bは、力検出素子3に対して対称的に配置されている。これにより、第1、第2回路部4A、4Bの回路特性(本実施形態では電荷/電圧変換特性)を互いにほど等しくすることができる。そのため、A軸方向の外力(せん断力)に応じた信号とB軸方向の外力(せん断力)に応じた信号とをバランスよく取り出すことができ、受けた外力をより精度よく検出することができるセンサーデバイス1となる。
また、前述したように、圧電素子31および圧電素子32は、それぞれ、水晶を含んでいる。これにより、圧電素子31、32の構成が簡単なものとなると共に、高感度、広いダイナミックレンジ、高い剛性等の優れた特性を有する力検出素子3となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るセンサーデバイスについて説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係るセンサーデバイスの平面図である。
本実施形態に係るセンサーデバイス1は、主に、第1回路部4Aと第2回路部4Bの配置が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーデバイス1と同様である。なお、以下の説明では、第2実施形態のセンサーデバイス1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12では、前述した第1実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図12に示すように、本実施形態では、第1、第2回路部4A、4Bは、平面視で、力検出素子3に対して対称的に配置されている。具体的には、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bは、平面視で、力検出素子3の中心Oと交わり、B軸方向に延在する軸Jに対して線対称となるように配置されている。これにより、前述した第1実施形態と同様、第1、第2回路部4A、4Bの回路特性(配線長、周囲からの影響等)、すなわち電荷/電圧変換特性を互いにほぼ等しくすることができる。そのため、A軸方向の外力(せん断力)に応じた信号とB軸方向の外力(せん断力)に応じた信号とをバランスよく取り出すことができ、受けた外力をより精度よく検出することができるセンサーデバイス1となる。
なお、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bが軸Jに対して線対称に配置されているとは、少なくとも各回路要素(抵抗41A、41B、コンデンサー43A、43Bおよび回路素子45A、45B)が軸Jに対して線対称に配置されていることを意味し、好ましくは、さらに配線46A、46Bについても軸Jに対して線対称に配置されていることを意味する。また、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bが軸Jに対して線対称に配置されているとは、例えば、設計上または製造上生じ得る誤差を含む意味であり、必ずしも、完全な線対称に限られるものではない。また、平面視で、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bの対称線である軸Jが中心Oと一致している場合の他、力検出素子3と重なる範囲において、軸Jが中心Oからずれていている場合も含む意味である。
第1回路部4Aおよび第2回路部4Bが軸Jに対して線対称となっているため、それに応じて、力検出素子3では、B軸方向プラス側を向く側面3eに電荷Qaが出力される接続電極394と電荷Qbが出力される接続電極392とが配置され、B軸方向マイナス側を向く側面3cに接続電極391、393が配置されている。さらには、力検出素子3に対してB軸方向プラス側に、第1回路部4Aと接続電極394とを接続する接続部材264と、第2回路部4Bと接続電極392とを接続する接続部材262と、が配置されている。このような配置とすることにより、比較的簡単な配置で、第1回路部4Aおよび第2回路部4Bを軸Jに対して線対称に配置することができる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るセンサーデバイスについて説明する。
図13は、本発明の第3実施形態に係るセンサーデバイスの平面図である。
本実施形態に係るセンサーデバイス1は、主に、力検出素子3の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーデバイス1と同様である。なお、以下の説明では、第3実施形態のセンサーデバイス1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図13では、前述した第1実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図13に示すように、本実施形態のセンサーデバイス1の力検出素子3では、A軸方向マイナス側を向く側面3fに接続電極391、394が設けられており、A軸方向プラス側を向く側面3dに接続電極392、393が設けられている。そして、力検出素子3に対してA軸方向マイナス側であって、力検出素子3と第1回路部4Aとの間に位置するように接続部材261、264が配置されており、力検出素子3に対してA軸方向プラス側であって、力検出素子3と第2回路部4Bとの間に位置するように接続部材262、263が配置されている。このような構成においても、前述した第1実施形態と同様に、第1回路部4Aと第2回路部4Bとが中心Oに対して点対称となっている。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る力検出装置について説明する。
図14は、本発明の第4実施形態に係る力検出装置の斜視図である。図15は、図14に示す力検出装置の縦断面図である。図16は、図14に示す力検出装置の横断面図である。図17は、力検出装置に配置されたセンサーデバイスの断面図である。
また、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸をα軸、β軸およびγ軸とし、各軸を示す矢印の先端側を「プラス側」、基端側を「マイナス側」とする。また、α軸に平行な方向を「α軸方向」、β軸に平行な方向を「β軸方向」、γ軸に平行な方向を「γ軸方向」という。また、γ軸方向プラス側を「上」、γ軸方向マイナス側を「下」ともいう。また、γ軸方向から見たものを「平面視」という。
図14に示す力検出装置100は、力検出装置100に加えられた外力の6軸成分を検出可能な6軸力覚センサーである。なお、6軸成分は、互いに直交する3つの軸(図示ではα軸、β軸およびγ軸)のそれぞれの方向の並進力(せん断力)成分と、これら3軸のそれぞれの軸まわりの回転力(モーメント)成分と、からなる。
力検出装置100は、その中心軸A1(γ軸)まわりに等間隔(90°間隔)に配置された複数(本実施形態では4つ)のセンサーデバイス1と、これらセンサーデバイス1を収納しているケース5と、を有する。力検出装置100では、各センサーデバイス1が受けた外力に応じた検出信号を出力し、それらの検出信号を処理することにより、力検出装置100に加えられた外力の6軸成分を検出することができる。以下、力検出装置100が備える各部について説明する。
[ケース]
図14に示すように、ケース5は、第1ケース部材6と、第1ケース部材6に対して間隔を隔てて配置されている第2ケース部材7と、第1ケース部材6および第2ケース部材7の外周部に設けられた側壁部8と、を有する。
また、図15に示すように、第1ケース部材6は、天板61(第1基部)と、天板61の下面に設けられ、中心軸A1まわりに等間隔(90°間隔)に配置された4つの壁部62(第1与圧部)と、を有する。また、天板61には、その中央部に中心軸A1に沿った貫通孔611が形成されている。また、図16に示すように、各壁部62には、後述する与圧ボルト50が挿通される複数の貫通孔621が形成されている。また、各壁部62の内壁面620(内側の面)は、天板61に対して垂直な平面となっている。
また、図15に示すように、第2ケース部材7は、底板71(第2基部)と、底板71の上面に設けられ、前述した4つの壁部62と対向するように中心軸A1まわりに等間隔(90°間隔)に配置された4つの壁部72(第2与圧部)と、を有する。また、底板71には、その中央部に中心軸A1に沿った貫通孔711が形成されている。また、各壁部72は、対向する壁部62側に向けて突出した突出部73を有し、この突出部73の頂面730は、内壁面620と平行であり、内壁面620に対し、所定距離(センサーデバイス1を挿入可能な距離)を隔てて対面している。また、図16に示すように、各壁部72には、与圧ボルト50の先端部が螺合する雌ネジ孔721が複数形成されている。
また、側壁部8は、円筒状をなし、その上端部および下端部がそれぞれ第1ケース部材6および第2ケース部材7に対して例えばネジ止め、嵌合等によって固定されている。また、側壁部8と前述した第1ケース部材6の天板61と第2ケース部材7の底板71とで囲まれた空間S1(力検出装置100の内部空間)には4つのセンサーデバイス1が収納されている。
以上のようなケース5では、第1ケース部材6の上面60が、例えば、後述するロボット1000が備えるエンドエフェクター1700(被取付部材)に取り付ける取付面として機能し、第2ケース部材7の下面70が、例えば、後述するロボット1000が備えるロボットアーム1200に取り付けるアーム用取付面として機能する。
なお、ケース5の平面視での外形は、それぞれ、円形であるが、これに限定されず、例えば、三角形、四角形、五角形等の多角形、楕円形、異形等、いかなる形状であってもよい。また、本実施形態では、各壁部62は、天板61と別部材で形成され、天板61に対し固定されているが、これに限定されず、天板61と一体で形成されていてもよい。同様に、本実施形態では、各壁部72は、底板71と別部材で形成され、底板71に対し固定されているが、これに限定されず、底板71と一体で形成されていてもよい。
また、第1ケース部材6、第2ケース部材7および側壁部8の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料、セラミックス等を用いることができる。なお、第1ケース部材6、第2ケース部材7および側壁部8の構成材料は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図16に示すように、4つのセンサーデバイス1は、平面視で、中心軸A1を通りβ軸に平行な線分CLに対して対称となるように配置されている。また、各センサーデバイス1は、天板61と底板71との間に位置している。また、各センサーデバイス1は、壁部62と壁部72(突出部73)との間に位置し、壁部62と壁部72(突出部73)とによって挟持されている。具体的には、各センサーデバイス1は、図17に示すように、パッケージ2の基体21を壁部72側に向け、蓋体24を壁部62側へ向けた状態で、壁部62、72の間に配置されている。さらに、基体21の底部材23が突出部73の頂面730と当接し、蓋体24の中央部241が壁部62の内壁面620と接触している。
図16に示すように、与圧ボルト50は、壁部62と壁部72とを連結しており、これにより、第1ケース部材6と第2ケース部材7とが固定されている。また、与圧ボルト50が締め込まれることにより、壁部62と壁部72との間に位置するセンサーデバイス1(力検出素子3)が与圧されている。すなわち、自然状態において、力検出素子3には図17中の矢印Pで示す方向の圧縮力が加わっている。このように、自然状態において力検出素子3を与圧しておくことにより、力検出装置100に加えられた外力の6軸成分を精度よく検出することができる。なお、与圧ボルト50の締結力を適宜調整することにより、力検出素子3に加わる与圧を調整することができる。
与圧ボルト50は、各センサーデバイス1に対して一対設けられており、一対の与圧ボルト50がセンサーデバイス1の両側に位置している。ただし、与圧ボルト50の配置としては、特に限定されない。また、与圧ボルト50は、必要に応じて設ければよく、不要な場合には、省略してもよい。
このような力検出装置100は、図示しない外力検出回路を有し、この外力検出回路は、各センサーデバイス1から出力される電圧Va、Vbに基づいて、α軸方向の並進力成分Fα、β軸方向の並進力成分Fβ、γ軸方向の並進力成分Fγ、α軸周りの回転力成分Mα、β軸周りの回転力成分Mβ、γ軸周りの回転力成分Mγを検出(演算)することができる。外力検出回路は、例えば、ADコンバーターと、このADコンバーターに接続されたCPU等の演算回路と、を有して構成することができる。
以上、力検出装置100について説明した。このような力検出装置100は、前述したように、天板61(第1基部)と、底板71(第2基部)と、天板61と底板71との間に設けられるセンサーデバイス1(本発明のセンサーデバイス)と、を備えている。このような力検出装置100によれば、センサーデバイス1を備えているため、外力をより高精度に検出することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係るロボットについて説明する。
図18は、本発明の第5実施形態に係るロボットの斜視図である。
図18に示すロボット1000は、精密機器やこれを構成する部品等の対象物の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。このロボット1000は、単腕ロボットであり、所謂6軸垂直多関節ロボットである。ロボット1000は、基台1100と、基台1100に回動自在に連結されたロボットアーム1200と、力検出装置100と、エンドエフェクター1700とを有する。
基台1100は、例えば、床、壁、天井および移動可能な台車上等に固定される部分である。ロボットアーム1200は、アーム1210(第1アーム)、アーム1220(第2アーム)、アーム1230(第3アーム)、アーム1240(第4アーム)、アーム1250(第5アーム)、アーム1260(第6アーム)を有する。これらアーム1210~1260は、基端側から先端側に向かってこの順に連結されている。各アーム1210~1260は、隣り合うアームまたは基台1100に対して回動可能になっている。
アーム1260の先端には、力検出装置100が接続されている。力検出装置100は、力検出装置100の先端に取り付けられたエンドエフェクター1700に加わる力(モーメントを含む)を検出する。エンドエフェクター1700は、ロボット1000の作業対象である対象物に対して作業を行う器具であり、対象物を把持する機能を有するハンドで構成されている。なお、エンドエフェクター1700としては、ロボット1000の作業内容等に応じた器具を用いればよく、ハンドに限定されず、例えば、ネジ締めを行うネジ締め器具や嵌合を行う嵌合器具等であってもよい。
また、図示しないが、ロボット1000は、一方のアームを他方のアーム(または基台1100)に対して回動させるモーター等を備える駆動部を有する。また、ロボット1000は、図示はしないが、モーターの回転軸の回転角度を検出する角度センサーを有する。
以上、ロボット1000について説明した。このようなロボット1000は、前述したように、基台1100と、基台1100に接続されるロボットアーム1200(アーム)と、力検出装置100(本発明の力検出装置)を有する。このようなロボット1000によれば、力検出装置100を備えているため、例えば、力検出装置100が検出した外力を、ロボット1000を制御する機能を有する制御部(図示せず)にフィードバックすることにより、より精密に作業を実行することができる。また、力検出装置100が検出した外力によって、ロボット1000は、エンドエフェクター1700の障害物への接触等を検知することができる。そのため、障害物回避動作および対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、ロボット1000は、より安全に作業を実行することができる。
なお、力検出装置100は、隣り合うアームとアームとの間(例えば、アーム1240、1250の間)に設けられていてもよい。また、ロボット1000は、例えば、スカラーロボット、双腕ロボット等の他のロボットであってもよい。また、ロボット1000が有するアームの数は、本実施形態では6本であるが、これに限定されず、1~5本または7本以上であってもよい。
以上、本発明のセンサーデバイス、力検出装置およびロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明のセンサーデバイスおよび力検出装置は、ロボット以外の機器に組み込むことも可能であり、例えば、自動車等の移動体に搭載してもよい。
1…センサーデバイス、2…パッケージ、20…シール部材、20a…上面、21…基体、22…基部、221、222、224、225、226…凹部、223…貫通孔、23…底部材、24…蓋体、240…内面、241…中央部、外縁…241a、242…外縁部、242a…内縁、243…接続部、261、262、263、264…接続部材、28…外部端子、29…接着剤、3…力検出素子、3a…上面、3b…下面、3c、3d、3e、3f…側面、31、32…圧電素子、311、315、319、321、325、329…グランド電極層、312、314、316、318、322、324、326、328…圧電体層、313、317、323、327…出力電極層、33、34…支持基板、391、392、393、394…接続電極、4…回路部、4A…第1回路部、4B…第2回路部、40A、40B…電子部品、40A’、40B’…上面、41A、41B…抵抗、42A、42B…オペアンプ、43A、43B…コンデンサー、44A、44B…スイッチング素子、45A、45B…回路素子、46A、46B…配線、5…ケース、50…与圧ボルト、6…第1ケース部材、60…上面、61…天板、611…貫通孔、62…壁部、620…内壁面、621…貫通孔、7…第2ケース部材、70…下面、71…底板、711…貫通孔、72…壁部、721…雌ネジ孔、73…突出部、730…頂面、8…側壁部、100…力検出装置、1000…ロボット、1100…基台、1200…ロボットアーム、1210、1220、1230、1240、1250、1260…アーム、1700…エンドエフェクター、A1…中心軸、BW…ボンディングワイヤー、CL…線分、G1、G2…離間距離、H1、H2…押圧部材、J…軸、L1、L2…仮想線分、O…中心、P…矢印、Qa、Qb…電荷、RE…ローラー電極、S…収納空間、S1…空間

Claims (12)

  1. 凹部を有する基体と、
    前記凹部の開口を塞ぐ蓋体と、
    前記凹部に配置され、受けた外力に応じて電荷を出力する力検出部と、
    前記凹部に配置され、前記力検出部と電気的に接続されている電子部品と、を有し、
    前記蓋体は、
    前記蓋体の厚さ方向から見た平面視で、前記力検出部および前記電子部品と重なっている中央部と、
    前記平面視で、前記中央部を囲む枠状をなし、前記基体と接合されている外縁部と、
    前記平面視で、前記中央部と前記外縁部との間に位置して枠状をなし、かつ、前記蓋体の厚さ方向と直交する方向から見た断面視で、前記中央部の外縁と前記外縁部の内縁とを接続するテーパー状となっている接続部と、を有し、
    前記蓋体の厚さ方向において、前記中央部と前記電子部品との離間距離は、前記外縁部と前記電子部品との離間距離よりも大きく、
    前記蓋体の厚さ方向において、前記電子部品と前記蓋体との離間距離は、前記力検出部と前記蓋体との離間距離よりも大きいことを特徴とするセンサーデバイス。
  2. 前記断面視で、前記基体と前記蓋体との間に位置し、前記基体と前記蓋体とを接合する接合部材を有し、
    前記接合部材の前記蓋体との接合面は、前記断面視で、前記力検出部の前記蓋体側の端と前記電子部品の前記蓋体側の端との間に位置する請求項1に記載のセンサーデバイス。
  3. 前記凹部は、前記蓋体によって密閉され、
    前記凹部内は、減圧状態となっている請求項1または2に記載のセンサーデバイス。
  4. 前記凹部内の気圧は、0.01Pa以上1000Pa以下である請求項に記載のセンサーデバイス。
  5. 前記凹部内は、不活性ガスが充填されている請求項1ないしのいずれか1項に記載のセンサーデバイス。
  6. 記力検出部から出力された電荷を電圧に変換する回路部を有する請求項1ないしのいずれか1項に記載のセンサーデバイス。
  7. 前記回路部は、前記電子部品として、前記電荷が入力される抵抗、前記電荷を蓄積する蓄電部または前記電荷による電圧を増幅する増幅器を有する請求項6に記載のセンサーデバイス。
  8. 前記力検出部は、
    第1方向の外力に応じて第1電荷を出力する第1圧電素子と、
    前記第1方向とは異なる第2方向の外力に応じて第2電荷を出力する第2圧電素子と、を有し、
    前記回路部は、
    前記第1電荷を処理する第1回路部と、
    前記第2電荷を処理する第2回路部と、を有し、
    記平面視で、前記力検出部は、前記第1回路部前記第2回路部との間に位置している請求項またはに記載のセンサーデバイス。
  9. 記平面視で、前記第1回路部および前記第2回路部は、前記力検出部に対して対称的に配置されている請求項に記載のセンサーデバイス。
  10. 前記第1圧電素子および前記第2圧電素子は、水晶を含む請求項またはに記載のセンサーデバイス。
  11. 第1基部と、
    第2基部と、
    前記第1基部と前記第2基部とで挟持される請求項1ないし10のいずれか1項に記載のセンサーデバイスと、
    前記第1基部と前記第2基部とを締結するボルトと、を備えることを特徴とする力検出装置。
  12. 基台と、
    前記基台に接続されるアームと、
    請求項11に記載の力検出装置と、を備えることを特徴とするロボット。
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