JP6996173B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液体吐出装置に関する。
液体吐出装置に熱や光によって硬化する特性を有するインクを用いた場合は、液体吐出ヘッドのノズル面の維持供給を担う維持供給機構が前述のような特性を有するインクによって固化するという問題があった。
このような問題に対し、吐出される液体として光硬化型インクを用いる液体吐出装置において、光照射器から照射される光を遮光可能な遮光部を備える態様が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の装置において、ワイピング部材は遮光部の下部に格納されているため、ワイピングの際にはキャリッジがワイピング部材の位置まで降下させる必要がある。
しかしこのような構成では、キャリッジが降下した際に遮光部と干渉(衝突)してしまうおそれがあり、特に複数の記録ヘッドを搭載した大型のキャリッジではそれが顕著である。このような状態でキャリッジと遮光部が衝突すると、払拭が行われなくなるおそれがある。
そこで本発明は、ワイパー部材を保護する遮光カバーを備える態様において、キャリッジが遮光カバーと干渉することなく、かつ装置の小型化を実現可能な液体吐出装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る液体吐出装置は、液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを搭載して水平方向に移動するとともに上下方向に昇降可能なキャリッジと、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構と、を備え、前記維持回復機構は、前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭するワイパー部材と、前記ワイパー部材を退避位置と払拭位置との間で往復移動させる搬送機構と、前記退避位置にある前記ワイパー部材を覆い、上下方向に昇降可能なカバー部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ワイパー部材を保護する遮光カバーを備える態様において、キャリッジが遮光カバーと干渉することなく、かつ装置の小型化を実現可能な液体吐出装置を提供することができる。
インクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態の液体吐出装置の維持回復機構を構成するワイパーユニットの上面模式図である。 本実施形態の液体吐出装置のワイパーユニット並びに液体吐出ヘッド及びキャリッジの長手方向の側面模式図である。 本実施形態の液体吐出装置のワイパーユニット並びに液体吐出ヘッド及びキャリッジの長手方向の側面模式図である。 本実施形態の液体吐出装置のワイパーユニット並びに液体吐出ヘッド及びキャリッジの長手方向の側面模式図である。 ワイパー部材のワイピング終了後の格納処理の一例を示すフローチャートである。 制御手段の機能ブロック図である。 記録媒体に対する液体吐出を模式的に示す説明図である。 記録媒体に対する液体吐出を模式的に示す説明図である。 本実施形態の液体吐出装置のワイパーユニット並びに液体吐出ヘッド及びキャリッジの長手方向の側面模式図である。 本実施形態の液体吐出装置の要部の短手方向の側面模式図である。 本実施形態の液体吐出装置の要部の上面模式図である。
以下、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本実施形態の液体吐出装置は、液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを搭載して水平方向に移動するとともに上下方向に昇降可能なキャリッジと、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構と、を備える。
図1は、液体吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図であって、図1(A)は装置前面側から見た斜視図、図1(B)は装置背面側から見た斜視図である。
このインクジェット記録装置10は、キャリッジ12と、記録媒体を載置するステージ13と、を備える。キャリッジ12は、複数のノズルが設けられた複数の記録ヘッド11を備えたインクジェット方式のキャリッジであり、液体を記録ヘッド11のノズルから吐出することによってドットを記録する。ノズルは、ステージ13との対向面に設けられている。なお、本実施形態では、液体は、一例として、紫外線硬化性を有する。
また、キャリッジ12のステージ13との対向面には、紫外線を照射する光源である照射部33が設けられている。照射部33は、ノズルから吐出された液体を硬化させる波長の光を照射する。
左右の側板18a,18bにはガイドロッド19が架け渡されており、ガイドロッド19は、キャリッジ12をX方向(主走査方向)に移動可能に保持している。また、キャリッジ12、ガイドロッド19、および側板18a,18bは一体となって、ステージ13の下部に設けられたガイドレール29に沿ってY方向(副走査方向)に移動可能となっている。さらに、キャリッジ12は、Z方向(上下方向)に移動可能に保持されている。
すなわち、インクジェット記録装置10のキャリッジ12は、X方向およびY方向への走査が可能であるとともに、上下方向への昇降が可能となっている。
次いで、維持回復機構を構成するワイパーユニットについて、上面模式図を図2に、側面模式図を図3~図5にそれぞれ示す。
前記維持回復機構は、少なくとも液体吐出ヘッド11のノズル面を払拭するワイパー部材21と、ワイパー部材21がカバー部31に覆われるように退避する退避位置とワイパー部材21が液体吐出ヘッド11を払拭する払拭位置との間でワイパー部材21を往復移動させる搬送機構(搬送ベルト22、及びモーター23)と、退避位置にあるワイパー部材21を覆い、上下方向に昇降可能なカバー部材30とを有する。
カバー部材(以下、「遮光カバー部材」ともいう)30は、ワイパー部材21が退避位置から払拭位置に移動したあと、降下したキャリッジ12と当接し、キャリッジ12に押下されることにより下方向へ移動する。
遮光カバー部材30は、ワイパー部材21が液体吐出ヘッド(記録ヘッド)12のノズル面の払拭を実行しない領域に配設され、ワイパー部材21が払拭位置においてノズル面の払拭を実行するとき、降下したキャリッジ12と当接し、該キャリッジ12に押下されることにより下方向へ移動する。
本実施形態の液体吐出装置は、さらに、キャリッジ12及び搬送機構の駆動を制御する制御手段を有する。
制御手段は、ワイパー部材21が退避位置から払拭位置へ移動するように搬送機構を駆動した後、キャリッジ12を降下させ、降下したキャリッジ12に遮光カバー部材30が押下された状態において、ワイパー部材21が液体吐出ヘッド11のノズル面を払拭するように搬送機構を駆動する。
図2は、ワイプユニット20の上面模式図である。
搭載されたモーター23の駆動により、外枠のタイミングベルト(ゴムベルト)22が回転し、ワイパー部材21が退避位置と払拭位置との間で、矢印D1が示す方向に移動する。ワイパー部材21は、図中左側端部(退避位置)付近に移動したときは遮光カバー部材30のカバー部31の下部に格納される。
図3~図5は、ワイプユニット20並びに液体吐出ヘッド11及びキャリッジ12の長手方向の側面模式図であり、図3はワイパー部材21が退避位置にあって、液体吐出ヘッド11のノズル面の払拭を実行していない状態(以下、「非ワイプ時」ともいう)を示したものであり、図4はワイパー部材21が退避位置から払拭位置まで移動した状態を示したものであり、図5はワイパー部材21が払拭位置にあって、液体吐出ヘッド11のノズル面の払拭を実行している状態(以下、「ワイピング時」ともいう)を示したものである。
また図3及び図5は、モーター23が矢印R4で示す方向に回転し、これに伴い搬送ベルト22が矢印R1、R2、R3で示す方向へ回動することによりワイパー部材21が矢印D1またはD4で示す方向に搬送される例を示している。また、モーター23の回転方向を逆方向とすることにより、ワイパー部材21は逆方向へ搬送される。すなわち、図4に示すように、モーター23が矢印R8で示す方向に回転すると、これに伴い搬送ベルト22が矢印R5、R6、R7で示す方向へ回動することによりワイパー部材21が矢印D5で示す方向に搬送される。
図3に示すように、キャリッジ12は、図示しないキャリッジ用のモーターの駆動により矢印D2で示す方向(上下方向)に昇降可能であり、遮光カバー部材30も矢印D3で示す方向(上下方向)に移動可能である。
遮光カバー部材30には遮光カバー部材30を上方向へ付勢する弾性部材32が取り付けられているため、キャリッジ12の降下に伴いキャリッジ12本体に押下されることで下方向へ移動するが、キャリッジ12が再び上昇するなどして遮光カバー部材30への押圧が解除されれば、遮光カバー部材30は上方向へ移動する。
非ワイプ時のワイパー部材21は、矢印D1またはD4に示す方向へ搬送されることにより遮光カバー部材30のカバー部31の下部に到達して格納されるため、照射光から保護される。
ワイピング時において、ワイパー部材21は、先ず、図3に示した退避位置から、モーター23の矢印R8で示す方向への回転により、図4に示すように、矢印D5に示す方向へ搬送されて、液体吐出ヘッド11の下部(図中右側端部)へ移動する。
次いで、図5に示すように、遮光カバー部材30は、矢印D2で示す方向に降下するキャリッジ12に押下されて矢印D3で示す下方向へ移動する。ワイパー部材21は遮光カバー部材30の外部で露出し、対向する液体吐出ヘッド11のノズル面を払拭可能な状態となっている。
ワイピング終了後は、キャリッジ12の上昇とともに遮光カバー部材30への押圧が解除され、それに伴い遮光カバー部材30も上方向へ移動するため、図3に示すようにワイパー部材21を格納可能な状態となる。
このように遮光カバー部材30は、非ワイプ時にはワイパー部材21に付着した液体(インク)の硬化を防ぐためにワイパー部材21を覆いつつ、ワイピング時にはワイパー部材21が払拭位置に移動されるので、遮光カバー部材30は、キャリッジ12によって接触、押圧されているものの、ワイパー部材21が遮光カバー部材30の降下によって損傷してしまうことはない。
特に、液体吐出ヘッド11を複数搭載するなどしてキャリッジ12が大型化した場合、キャリッジ12と遮光カバー部材30が干渉する可能性が高くなるため、上述の構成を適用することが有効である。
一方、キャリッジ12と遮光カバー部材30の干渉を避けるために、遮光カバー部材30をキャリッジ12から離して配設(図3、図5において、D1またはD4の方向に離して配設)すると、ワイパー部材21の移動距離が多く必要になるため、機構が複雑になるとともに、装置の大型化を招く要因となる。上述の本実施形態の構成によれば、ワイパー部材21の移動距離は従来の装置同程度であるため、装置の小型化も実現することができる。
ここで、図5に示すようなワイパー部材21の位置において、液体吐出ヘッド11を上昇させると、ワイパー部材21に照射部33から光が照射されてしまうことが考えられる。このため、キャリッジ12の上昇およびワイパー部材21の格納は、図6のフローチャートに示す手順で実行することが好ましい。図6は、ワイパー部材21のワイピング終了後の格納処理の一例を示すフローチャートである。
すなわち、図5に示すように、ワイパー部材21が液体吐出ヘッド11のノズル面の払拭を実行している状態から、ワイピング終了後(S101)、先ず、キャリッジ12と遮光カバー部材30の当接が維持される範囲までキャリッジ12を上昇させる(S102)。次いで、ワイパー部材21をD4方向に移動させて遮光カバー部材30の下部に収納する(S103)。その後、キャリッジ12を降下前の位置まで上昇させる(S104)。以上の処理により、ワイパー部材21への光の照射を回避することができる。
キャリッジ12及び搬送機構を含む各部位の動作は、装置本体に備えられた制御手段によって行われる。制御手段は、例えばCPU、ROM、RAMなどの記憶装置を搭載した制御基板、または専用デバイス等で構成される。制御手段は、ワイパー用のモーター23、およびキャリッジ昇降用のモーターを制御することにより、上述の動作を制御している。
図7は制御手段100の機能ブロック図である。図7に示すように、制御手段100は、CPU101と、RAM102と、ROM103と、HDD104と、第1モーター制御部105と、第2モーター制御部106を有して構成されている。
CPU(Central Processing Unit)101は、制御手段100の全体的な動作制御を司る制御機構である。CPU101は、ROM(Read Only Memory)103に記憶されている制御用のプログラム等を読み出して実行することにより、制御手段100全体の動作を制御する。
RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行する制御用のプログラムの実行時の作業領域として用いられる記憶媒体である。
ROM103およびHDD(Hard Disk Drive)104は、上記制御用のプログラム等を記憶する記憶媒体である。
第1モーター制御部105は、ワイパー用のモーター23を制御する制御部であって、モーター23の駆動制御によりワイパー部材21の退避位置と払拭位置との間の移動を制御する。
第2モーター制御部106は、キャリッジ昇降用のモーター28を制御する制御部であって、モーター28の駆動制御によりキャリッジ12の上下方向への昇降を制御する。
なお、制御手段100の構成や形態は特に限定されない。なお、ワイパー部材21及びキャリッジ12の位置を読み取り可能とするために、例えばエンコーダーセンサとエンコーダースリットを搭載することができる。
遮光カバー部材30の取り付け位置は、上述のように非ワイプ時のワイパー部材21を格納可能であり、かつ上下方向に移動可能であれば特に限定されない。
また、弾性部材32としてコイルスプリングを設けた例を示したが、遮光カバー部材30を上方向へ付勢可能な部材であればこれに限定されない。
なお、遮光カバー部材30の下方向への移動は、降下したキャリッジ12に押下されることにより行われる態様に限定されず、例えば、ワイプユニット20が上昇することによって相対的に降下したキャリッジ12に押圧されることで移動する態様や、キャリッジ12の降下とワイプユニット20の上昇とが同時に行われることにより押圧されて移動する態様であってもよい。
遮光カバー部材30は、モーター等の駆動手段により上下方向に移動可能な構成としても良い。この場合、遮光カバー部材30が降下したキャリッジ12に当接して押下される前に、遮光カバー部材30が自ら降下する態様も可能となる。
なお、本実施形態では吐出される液体として光硬化性のインクを用いた態様を示しているため、カバー部材について「遮光カバー部材30」と記載しているが、本発明の液体吐出装置におけるカバー部材の用途を限定するものではない。例えば、液体が熱硬化性のインクや、その他硬化に光照射を要しない液体を用いる態様においても適用可能である。
本願において、「液体吐出装置」は、液体吐出ヘッドを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。この「液体吐出装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
「液体吐出装置」として、例えば、インクを吐出させて記録媒体(用紙)に画像を形成する装置である画像形成装置(インクジェット記録装置)等がある。
また、「液体吐出装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味し、「液体が付着可能なもの」の材質としては、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能なものが挙げられる。
また、「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましく、例えば、インクジェット用インクが挙げられる。
本実施形態の液体吐出装置において吐出される液体は、刺激硬化性を有する。刺激は、例えば、光(紫外線、赤外線など)、熱、電気などである。例えば、光によって硬化する液体が挙げられ、具体的には、光照射により硬化する光硬化型インクが挙げられる。また、液体を光によって硬化させる手段の一例としてUV光源(図1に示す照射部33)が挙げられる。
以下、本実施形態の液体吐出装置の一例として、光硬化型インクを吐出するインクジェット記録装置について説明する。
インクジェット記録装置における記録技術は、記録媒体に非接触な状態で画像記録を行うことができるという特徴がある。非接触印字により、紙やフィルムなどの平滑な媒体のみならず、表面に凹凸のある媒体や厚みのある媒体であっっても画像記録することができるため、近年では多様な産業分野においてインクジェット記録装置が導入されている。
非接触印字を可能としたのは、インク滴を液体吐出ヘッド(記録ヘッド)から吐出する技術である。吐出する原理としては、電気的または熱エネルギーにより記録ヘッド内の液室を押圧することにより、任意のインク滴をマイクロスケールのノズル口から飛翔させるものである。上述の各部材が関連性を持ってインク滴の吐出が行われるため、いずれかに不具合が生じた場合は狙いの画像が得られない。また、インク滴の吐出が行われても、記録媒体へ正確に着弾しなければ狙いの画像は得られない。
記録媒体へのインク滴の着弾に関し、特に重要な要因として記録ヘッドと記録媒体との距離(ギャップ)が挙げられる。このギャップが乱れることによって記録画像に不具合が生じるという問題の対策について、図8に基づき説明する。
図8は、液体吐出装置の側面図であり、ステージ13上に記録媒体14が載置され、記録媒体14に対して液体吐出ヘッド(記録ヘッド)11からインク滴15が矢印15aで示す方向に吐出されている状態を模式的に示したものである。
記録ヘッド11から記録媒体14までのギャップは、常に一定にすることが好ましい。記録ヘッド11から記録媒体14までのギャップは、適用するインクや記録ヘッド11の特性値により最適な値が決まっているため、装置に応じた最適なギャップをユーザが変更することは難しい。
記録ヘッド11から記録媒体14までのギャップは、記録媒体14の厚みtによって変化するため、この厚みtに応じてキャリッジ12が昇降するシステムを備えることが好ましい。
例えば、図8(a)に示す厚みtが1mmの記録媒体14を印刷する場合のキャリッジ12の高さを基準とすると、図8(b)に示す厚みtが30mmの記録媒体14を印刷する場合は、キャリッジ12の高さを図8(a)よりも29mm上昇(矢印D2の方向へ移動)させることでギャップを一定に維持し、同品質の画像を得ることができる。
このようにギャップを一定にするために、液体が吐出される記録媒体14の厚みを検出する検出手段を備え、該検出手段の検出結果に応じてキャリッジ12の昇降距離が調節されることが好ましい。検出手段を備える例を図9に示す。
図9は、図8と同様に液体吐出装置の側面図であり、ステージ13上に記録媒体14が載置され、記録媒体14に対して液体吐出ヘッド(記録ヘッド)11からインク滴15が吐出されている状態を模式的に示したものである。
図9(a)は、記録媒体14の厚みt(=1mm)に対して過剰に高い位置にキャリッジ12が位置している例である。ギャップを調整することなく記録ヘッド11のノズルからインク滴15を矢印15aに示す方向に吐出した場合、インク滴15は記録媒体14に着弾する前に空気中でインクミスト16となり、画像形成には関係しないものとなる。
空気中でインクミスト16となったインク滴15は、装置内の不特定部位に付着して照射光により硬化し定着する。記録媒体14に付着した場合に画像の品質低下を招き、装置の部材に付着した場合は故障の原因となる可能性がある。
これに対し図9(b)は、記録媒体14の厚みtを検出する検出手段17の検出結果に応じて、キャリッジ12をD2で示す方向に降下させ、ギャップを調整した状態を示している。
図9(b)の例では、最適なギャップとなるようにキャリッジの位置を調整することにより、所望の品質の画像を形成することができる。
検出手段17としては、例えば、レーザー光を照射し、物体から反射した反射光により距離が算出される装置を用いることができる。なお、本実施態様ではレーザー反射光を用いる検出手段17を搭載しているが、記録媒体14の厚みを検出可能な手段であれば特に限定されず、例えば、記録媒体14に接触する検出部位を備え、物理的な戻り量で記録媒体14の厚さを計測するような検出装置であってもよい。
なお、本実施形態の液体吐出装置においては、キャリッジ12が昇降した距離と同じ距離をワイプユニット20が昇降することが好ましい。記録媒体14の厚さに合わせてキャリッジ12の昇降がなされ、鮮明な画像を形成できたとしても、ワイプユニット20が同じ高さになければノズル面に対する払拭を実施できないためである。ワイプユニット20の高さが変動しない場合、画像記録毎にキャリッジ12が当初の位置まで戻る必要が生じ、動作の無駄が多くなる。
本実施形態の液体吐出装置は、図10に示すように、さらにワイパー部材21の上下方向の取付位置を調整可能な高さ調整部材24を備えることが好ましい。
図10は、図3~図5同様、本実施形態の液体吐出装置のワイパーユニット並びに液体吐出ヘッド及びキャリッジの長手方向の側面模式図である。
ワイパー部材21による液体吐出ヘッド11のノズル面の払拭を常に最良の状態で行うために、高さ調整部材24により上下方向の取付位置を調整し、ワイパー部材21の高さを調整する。
調整が必要となる第1の要因としては、経時によるワイパー部材21(ワイパーブレード)の歪みによるものが挙げられる。ワイパー部材21の払拭部分がゴムや特殊ポリマーからなる場合、一定圧力をかけながら液体吐出ヘッド11のノズル面を払拭することにより上下方向に歪みが生じる。液体吐出ヘッド11を複数搭載した装置において、各ヘッドに対応する複数のワイパー部材21に生じる歪みは同じではないため、ワイピング効率もそれぞれ異なることとなる。均一なワイピング動作を可能にするために、ワイパー部材21の高さを調整するための機構が必要となる。液体吐出ヘッド11が1つのみであっても、経時変化に対する調整機構は必要である。
調整が必要となる第2の要因としては、初期状態における高さのばらつきが挙げられる。装置組み立ての際、ワイプユニット20が液体吐出ヘッド11と当接する位置が必ずしも同じではないため、ワイパー部材21に対する液体吐出ヘッド11の食い込み量を一定にするために調整を行う必要がある。調整を行うことにより、液体吐出ヘッド11に対する過剰な押圧を伴うワイピングや、逆にノズル面にワイパー部材21が当接しないために払拭が行われない状態を回避することができる。
本実施形態において、高さ調整部材24としてネジ及びナットを用いた例を示しているが、ワイパー部材21の上下方向の位置を調整可能な部材であればこれに限定されない。
維持回復機構の例について、図11及び図12に基づき説明する。
図11は、本実施形態の液体吐出装置の要部の短手方向の側面模式図である。
図12は本実施形態の液体吐出装置の要部の上面模式図である。図中Lmは主走査方向、Lsは副走査方向を示す。
図11及び図12に示すように、維持回復機構は、記録媒体14の記録に寄与しない液体を受ける空吐出受け26を備えることが好ましい。また、空吐出受け26は、上方向に付勢する弾性部材27を備え、降下したキャリッジ12と当接し、キャリッジ12に押下されることにより遮光カバー部材30とともに下方向へ移動することが好ましい。また、図12に示すように、空吐出受け26は26aで示される領域でキャリッジ12と当接する。
空吐出受け26は空吐出ユニット25に搭載され、遮光カバー部材と同様の弾性部材27を備える。空吐出ユニット25はワイプユニット20とともにメンテナンスユニットを構成する。
キャリッジ12が降下した場合、またはメンテナンスユニットが上昇した場合に弾性部材27が縮むことにより、空吐出受け26はワイピング動作の邪魔にはならない。
また、空吐出ユニット25はキャリッジ12が昇降した距離と同じ距離をワイプユニット20とともに昇降することが好ましい。キャリッジ12が昇降した同じ距離を昇降できることにより、正確な距離でインクの空吐出を受けることができるため、インクミストの発生を低減することができる。
空吐出受け26を構成する材料として、例えば、SUSメッシュが挙げられるがこれに限定されない。また、弾性部材27としてコイルスプリングを設けた例を示したが、空吐出受け26を上方向へ付勢可能な部材であればこれに限定されない。
図12に示すキャリッジ12は、ヘッド11の位置を示すために透過した図として示している。
図12に示すように、複数のヘッド11(図12の例では、11a、11b、11cの3つ)を副走査方向Lsに一定間隔を置いて配置することにより、一度の走査で印字できる主走査方向Lmの幅を広げることができる。大型の記録媒体を扱う装置においては、このように複数のヘッド11が配置された構成であることが多い。
本実施形態では、3つのヘッド11(11a、11b、11c)に対応するように、3つのワイパー部材21(21a、21b、21c)が並べて配置されている。また遮光カバー部材30は退避位置にある各ワイパー部材21を覆う形状となっている。
キャリッジ12が維持回復機構(ワイパー部材21)上に移動し、各ワイパー部材21が払拭位置(遮光カバー部材30に覆われていない位置)へ移動した後、キャリッジ12は降下する。降下したキャリッジ12は、底面の当接部12aが遮光カバー部材30と当接する。
遮光カバー部材30が上下方向に移動できない従来の構成では、キャリッジ12が降下することができず、ワイパー部材21による払拭も行うことができない。これに対し本実施形態においては、遮光カバー部材30が上下方向に移動可能であるため、キャリッジ12の降下が可能となり、ワイパー部材21による払拭が可能となる。
本実施形態のように複数のヘッド11を配置した構成では、キャリッジ12の寸法(特に、副走査方向Lsの寸法)が大きくなっている。
遮光カバー部材30が上下方向に移動できない従来の構成では、キャリッジ12と遮光カバー部材30との接触を回避するために、ワイパー部材21の退避位置と遮光カバー部材30の配設位置とを副走査方向Lsにシフトさせる(キャリッジ12と重ならない位置に配置する)必要があるため維持回復機構の大型化を招くこととなる。これに対し、本実施形態では、遮光カバー部材30が上下に移動可能であるため、ワイパー部材21の退避位置と遮光カバー部材30の配設位置とを変更する必要がなく、維持回復機構の副走査方向Lsの寸法をキャリッジ12の副走査方向Lsの寸法と同程度とすることができるため、装置の小型化が可能である。
なお、図12に示したヘッド11の数や配列は一例であり、適宜変更可能である。また、キャリッジ12やワイパー部材21の動作順序も適宜変更することができる。
なお、降下した遮光カバー部材30とワイパー部材21との接触が許容される場合は、ワイパー部材21を払拭位置へ移動させた後に遮光カバー部材30を降下させるという動作順序が厳守されなくてもよい。
10 インクジェット記録装置
11 液体吐出ヘッド(記録ヘッド)
12 キャリッジ
13 ステージ
14 記録媒体
15 インク滴
16 インクミスト
17 検出手段
18a,18b 側板
19 ガイドロッド
20 ワイプユニット
21 ワイパー部材
22 タイミングベルト
23 モーター
24 高さ調整部材
25 空吐出ユニット
26 空吐出受け
26a キャリッジ当接部
27 弾性部材
28 モーター
29 ガイドレール
30 遮光カバー部材
31 カバー部
32 弾性部材
33 照射部
100 制御手段
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 HDD
105 第1モーター制御部
106 第2モーター制御部
特開2014-168912号公報

Claims (8)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを搭載して水平方向に移動するとともに上下方向に昇降可能なキャリッジと、
    前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構と、を備え、
    前記維持回復機構は、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭するワイパー部材と、
    前記ワイパー部材を退避位置と払拭位置との間で往復移動させる搬送機構と、
    前記退避位置にある前記ワイパー部材を覆い、上下方向に昇降可能なカバー部材と、
    前記キャリッジ及び前記搬送機構の駆動を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記ワイパー部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭した後、前記キャリッジと前記カバー部材の当接が維持される範囲まで前記キャリッジを上昇させ、前記ワイパー部材を移動させて前記カバー部材の下部に収納し、前記キャリッジを降下前の位置まで上昇させることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記カバー部材は、前記ワイパー部材が前記退避位置から前記払拭位置に移動したあと、降下した前記キャリッジと当接し、該キャリッジに押下されることにより下方向へ移動することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記ワイパー部材が前記退避位置から前記払拭位置へ移動するように前記搬送機構を駆動した後、前記キャリッジを降下させ、
    降下した前記キャリッジによって前記カバー部材が押下された状態において、前記ワイパー部材が前記ノズル面を払拭するように前記搬送機構を駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記カバー部材は弾性部材を備え、
    前記弾性部材は前記カバー部材を上方向への移動のために付勢することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体が、光照射により硬化する光硬化型インクであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体が吐出される記録媒体の厚みを検出する検出手段を備え、
    前記検出手段の検出結果に応じて前記キャリッジの昇降距離が調節されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記ワイパー部材の上下方向の取付位置を調整可能な高さ調整部材を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを搭載して水平方向に移動するとともに上下方向に昇降可能なキャリッジと、
    前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構と、を備え、
    前記維持回復機構は、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭するワイパー部材と、
    前記ワイパー部材を退避位置と払拭位置との間で往復移動させる搬送機構と、
    前記退避位置にある前記ワイパー部材を覆い、上下方向に昇降可能なカバー部材と、を有し、
    前記維持回復機構が、録に寄与しない前記液体を受ける空吐出受けを備え、前記空吐出受けは、降下した前記キャリッジと当接し、該キャリッジに押下されることにより前記カバー部材とともに下方向へ移動することを特徴とする体吐出装置。
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