JP2020185738A - インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法 Download PDF

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雄太郎 岸田
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【課題】紫外線硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能なインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】このインクジェットプリンタでは、紫外線照射器7の、副走査方向においてインクジェットヘッド3と同じ位置に配置される部分をヘッド位置紫外線照射部7aとし、主走査方向へのキャリッジ8の所定の移動速度を第1移動速度とし、主走査方向へのキャリッジ8の、第1移動速度よりも遅い移動速度を第2移動速度とすると、第2移動速度でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、第1移動速度でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くしている。【選択図】図2

Description

本発明は、紫外線硬化型のインクを吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタに関する。また、本発明は、かかるインクジェットプリンタの制御方法に関する。
従来、紫外線硬化型のインクを印刷媒体に向かって吐出するインクジェットヘッドと、印刷媒体に付着したインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器と、インクジェットヘッドと紫外線照射器とが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構とを備えるインクジェットプリンタが広く使用されている。このインクジェットプリンタでは、紫外線照射器から射出された紫外線が印刷媒体の表面等で反射してインクジェットヘッドのノズル(インクの吐出口)に到達すると、ノズル内のインクが硬化して目詰まりを起こすおそれがある。
すなわち、紫外線硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタの場合、印刷媒体の表面等で反射した紫外線がインクジェットヘッドのノズルに到達するいわゆる迷光の影響で、インクジェットヘッドのノズルが目詰まりするおそれがある。そこで、従来、紫外線硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタとして、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能なインクジェットプリンタが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、たとえば、紫外線照射器から照射される紫外線の光軸がインクジェットヘッドから離れる方向へ向かうように紫外線照射器の取付角度を傾けることで、印刷媒体の表面等で反射してインクジェットヘッドのノズルに到達する紫外線(迷光)の量を低減している。また、このインクジェットプリンタでは、インクジェットヘッドのノズルに到達する迷光の量を低減することで、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制している。
特開2004−284141号公報
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制するために、紫外線照射器から照射される紫外線の光軸がインクジェットヘッドから離れる方向へ向かうように紫外線照射器の取付角度を傾けている。したがって、このインクジェットプリンタでは、印刷媒体に吐出されたインクに照射される紫外線の積算光量(積算照度)が低下して、インクが硬化しにくくなるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、紫外線硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能なインクジェットプリンタを提供することにある。また、本発明の課題は、紫外線硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能となるインクジェットプリンタの制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタは、紫外線硬化型のインクを吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドから吐出されたインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器と、インクジェットヘッドおよび紫外線照射器が搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構と、紫外線照射器を制御する制御部とを備え、主走査方向と上下方向とに直交する方向を副走査方向とし、紫外線照射器の、副走査方向においてインクジェットヘッドと同じ位置に配置される部分をヘッド位置紫外線照射部とし、主走査方向へのキャリッジの所定の移動速度を第1移動速度とし、主走査方向へのキャリッジの、第1移動速度よりも遅い移動速度を第2移動速度とすると、制御部は、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くすることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタの制御方法は、紫外線硬化型のインクを吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドから吐出されたインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器と、インクジェットヘッドおよび紫外線照射器が搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構とを備えるインクジェットプリンタの制御方法であって、主走査方向と上下方向とに直交する方向を副走査方向とし、紫外線照射器の、副走査方向においてインクジェットヘッドと同じ位置に配置される部分をヘッド位置紫外線照射部とし、主走査方向へのキャリッジの所定の移動速度を第1移動速度とし、主走査方向へのキャリッジの、第1移動速度よりも遅い移動速度を第2移動速度とすると、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くすることを特徴とする。
本発明では、紫外線照射器の、副走査方向においてインクジェットヘッドと同じ位置に配置される部分をヘッド位置紫外線照射部とすると、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くしている。そのため、本発明では、第2移動速度でキャリッジが移動するときの、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能になり、その結果、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能になる。
また、本発明では、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くしているため、第2移動速度でキャリッジが移動する場合、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度は低くなるが、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線の照射時間は長くなる。また、第1移動速度でキャリッジが移動する場合、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線の照射時間は短くなるが、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度は高くなる。
したがって、本発明では、キャリッジが第1移動速度および第2移動速度のいずれの移動速度で移動する場合であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能になる。すなわち、本発明では、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能になる。
本発明において、制御部は、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジの移動速度で除した値が一定となるように、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジの移動速度に応じて変えることが好ましい。このように構成すると、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制するために、ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジの移動速度に応じて低くしても、インクに照射される紫外線の積算光量を一定にすることが可能になる。
本発明において、制御部は、たとえば、第1移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の全体を点灯させ、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の一部分を消灯させる。
この場合には、紫外線照射器とインクジェットヘッドとは、主走査方向で隣り合っており、制御部は、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の、主走査方向におけるインクジェットヘッド側の部分を消灯させることが好ましい。このように構成すると、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の点灯している部分とインクジェットヘッドとの距離を長くすることが可能になる。したがって、第2移動速度でキャリッジが移動するときの、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを効果的に抑制することが可能になる。
本発明において、制御部は、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の一部分に供給される電流よりも、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の一部分に供給される電流を小さくするか、あるいは、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の全体に供給される電流よりも、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の全体に供給される電流を小さくしても良い。
この場合には、紫外線照射器とインクジェットヘッドとは、主走査方向で隣り合っており、制御部は、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の、主走査方向におけるインクジェットヘッド側の部分に供給される電流を小さくすることが好ましい。このように構成すると、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の、インクジェットヘッドに近い部分の照度が低くなるため、第2移動速度でキャリッジが移動するときの、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを効果的に抑制することが可能になる。
本発明において、紫外線照射器は、PWM制御され、制御部は、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の一部分に印加される実効電圧よりも、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の一部分に印加される実効電圧を低くするか、あるいは、第1移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の全体に印加される実効電圧よりも、第2移動速度でキャリッジが移動するときにヘッド位置紫外線照射部の全体に印加される実効電圧を低くしても良い。
この場合には、紫外線照射器とインクジェットヘッドとは、主走査方向で隣り合っており、制御部は、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の、主走査方向におけるインクジェットヘッド側の部分に印加される実効電圧を低くすることが好ましい。このように構成すると、第2移動速度でキャリッジが移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部の、インクジェットヘッドに近い部分の照度が低くなるため、第2移動速度でキャリッジが移動するときの、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを効果的に抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、紫外線硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、迷光に起因するインクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成を説明するための概略図である。 図1に示すインクジェットヘッドおよび紫外線照射器の構成および配置を説明するための底面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射器の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射器の構成を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(インクジェットプリンタの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1の構成を説明するための概略図である。図2は、図1に示すインクジェットヘッド3および紫外線照射器7の構成および配置を説明するための底面図である。
本形態のインクジェットプリンタ1(以下、「プリンタ1」とする。)は、たとえば、業務用のインクジェットプリンタであり、印刷媒体2に印刷を行う。印刷媒体2は、たとえば、印刷用紙、布帛または樹脂製のフィルム等である。プリンタ1は、紫外線硬化型のインク(UVインク)を吐出するインクジェットヘッド3(以下、「ヘッド3」とする。)を備えている。本形態のプリンタ1は、複数のヘッド3を備えている。
また、プリンタ1は、印刷媒体2が載置されるテーブル6と、ヘッド3から吐出されたインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器7と、ヘッド3および紫外線照射器7が搭載されるキャリッジ8と、キャリッジ8を主走査方向(図1等のY方向)に移動させるキャリッジ駆動機構9と、キャリッジ8を主走査方向に案内するガイドレール10とを備えている。さらに、プリンタ1は、ガイドレール10が固定されるYバー(図示省略)と、上下方向(図1等のZ方向)と主走査方向とに直交する副走査方向(図1等のX方向)にYバーを移動させるYバー移動機構(図示省略)とを備えている。また、プリンタ1は、紫外線照射器7を制御する制御部11を備えている。
以下の説明では、主走査方向(Y方向)を「左右方向」とし、副走査方向(X方向)を「前後方向」とする。なお、プリンタ1は、Yバー移動機構に代えて、テーブル6を前後方向(副走査方向)に移動させるテーブル移動機構を備えていても良い。また、プリンタ1は、Yバー移動機構およびテーブル6に代えて、印刷時の印刷媒体2が載置されるプラテンと、副走査方向に印刷媒体2を送る媒体送り機構とを備えていても良い。
キャリッジ8は、テーブル6の上側に配置されている。キャリッジ駆動機構9は、たとえば、2個のプーリと、2個のプーリに架け渡されるとともに一部がキャリッジ8に固定されるベルトと、プーリを回転させるモータとを備えている。複数のヘッド3は、たとえば、左右方向で隣り合うようにキャリッジ8に搭載されている。ヘッド3は、テーブル6に載置される印刷媒体2の上面に向かってインクを吐出する。すなわち、ヘッド3は、下側に向かってインクを吐出する。
ヘッド3の下面には、紫外線硬化型のインクを吐出する複数のノズル列14が形成されている。ノズル列14は、前後方向に配列される複数のノズルによって構成されている。すなわち、ヘッド3には、紫外線硬化型のインクを吐出する複数のノズルが形成されている。複数のノズル列14は、左右方向で隣り合うように配置されている。ヘッド3は、ノズル列14からインクを吐出させる圧電素子(ピエゾ素子)を備えている。
紫外線照射器7は、左右方向における複数のヘッド3の両側でキャリッジ8に搭載されている。すなわち、キャリッジ8には、2個の紫外線照射器7が搭載されており、紫外線照射器7は、左右方向における複数のヘッド3の両側に配置されている。また、紫外線照射器7とヘッド3とは、左右方向で隣り合っている。紫外線照射器7の前後方向の幅は、ヘッド3の前後方向の幅と等しくなっている。紫外線照射器7は、前後方向においてヘッド3と同じ位置に配置されている。本形態では、紫外線照射器7の全体が、紫外線照射器7の、前後方向においてヘッド3と同じ位置に配置される部分であるヘッド位置紫外線照射部7aとなっている。
紫外線照射器7は、たとえば、複数の発光素子と、複数の発光素子が実装される基板とによって構成されている。発光素子は、たとえば、紫外線を射出するUVLEDチップである。基板は、たとえば、前後方向を長辺方向とする長方形状に形成されている。また、紫外線照射器7は、左右方向において区切られる複数の照射部7b、7cによって構成されている。本形態の紫外線照射器7は、2個の照射部7b、7cによって構成されている。照射部7bと照射部7cとは、個別に点灯制御が可能となっている。すなわち、制御部11は、照射部7bと照射部7cとを個別に点灯制御することが可能となっている。
照射部7bは、左右方向においてヘッド3側に配置されている。すなわち、右側に配置される紫外線照射器7では、照射部7bが左側に配置され、照射部7cが右側に配置されている。また、左側に配置される紫外線照射器7では、照射部7bが右側に配置され、照射部7cが左側に配置されている。照射部7bの左右方向の幅は、照射部7cの左右方向の幅と等しくなっている。なお、照射部7bの左右方向の幅と照射部7cの左右方向の幅とが異なっていても良い。たとえば、照射部7cの左右方向の幅が照射部7bの左右方向の幅より広くなっていても良い。
左右方向(主走査方向)へのキャリッジ8の移動速度は、ヘッド3のピエゾ素子の駆動周波数と印刷媒体2に印刷される画像の解像度とによって変動する。たとえば、ピエゾ素子の駆動周波数が一定である場合には、印刷媒体2に印刷される画像の解像度が高くなれば、キャリッジ8の移動速度は遅くなり、画像の解像度が低くなれば、キャリッジ8の移動速度は速くなる。
左右方向へのキャリッジ8の所定の移動速度を移動速度V1とし、左右方向へのキャリッジ8の、移動速度V1よりも遅い移動速度を移動速度V2とすると、本形態では、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7a(すなわち、紫外線照射器7)がインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くしている。
すなわち、制御部11は、キャリッジ8の移動速度が速くなると、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を上げ、キャリッジ8の移動速度が遅くなると、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を下げている。本形態の移動速度V1は、第1移動速度であり、移動速度V2は、第2移動速度である。
具体的には、制御部11は、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの全体(すなわち、紫外線照射器7の全体)を点灯させ、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの一部分を消灯させている。より具体的には、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、照射部7cを点灯させるとともに照射部7bを消灯させている。すなわち、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの、左右方向におけるヘッド3側の部分を消灯させている。
また、本形態では、制御部11は、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度で除した値が一定となるように、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて変えている。すなわち、制御部11は、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度と、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線の照射時間との積である積算光量(積算照度)が一定になるように、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて変えている。
具体的には、制御部11は、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V1で除した値と、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V2で除した値とが等しくなるように、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて変えている。たとえば、移動速度V2は、移動速度V1の半分の速度となっており、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度は、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度の半分の照度となっている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くしている。そのため、本形態では、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときの、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを抑制することが可能になり、その結果、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを抑制することが可能になる。
また、本形態では、移動速度V2でキャリッジ8が移動する場合、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度は低くなるが、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線の照射時間は長くなる。一方、移動速度V1でキャリッジ8が移動する場合、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線の照射時間は短くなるが、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度は高くなる。
したがって、本形態では、キャリッジ8が移動速度V1および移動速度V2のいずれの移動速度で移動する場合であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能になる。すなわち、本形態では、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを抑制することが可能であっても、インクに照射される紫外線の積算光量の低下を抑制することが可能になる。
また、本形態では、制御部11は、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度と、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線の照射時間との積である積算光量が一定になるように、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて変えている。したがって、本形態では、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを抑制するために、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて低くしても、インクに照射される紫外線の積算光量を一定にすることが可能になる。
本形態では、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、照射部7bを消灯させている。そのため、本形態では、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの点灯している部分(すなわち、照射部7c)とヘッド3との距離(左右方向の距離)を長くすることが可能になる。したがって、本形態では、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときの、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを効果的に抑制することが可能になる。
(紫外線照射器の点灯制御の変形例1)
上述した形態において、紫外線照射器7が電流制御される場合には、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7a(すなわち、紫外線照射器7)の一部分に供給される電流を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aの一部分に供給される電流よりも小さくすることで、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度より低くしても良い。
この場合には、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに照射部7bに供給される電流を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときに照射部7bに供給される電流よりも小さくする。すなわち、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの、左右方向におけるヘッド3側の部分に供給される電流を小さくする。この場合には、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの、ヘッド3に近い部分の照度が低くなるため、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときの、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを効果的に抑制することが可能になる。
また、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aの全体に供給される電流を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aの全体に供給される電流よりも小さくすることで、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度より低くしても良い。
(紫外線照射器の点灯制御の変形例2)
上述した形態において、紫外線照射器7がPWM(Pulse Width Modulation)制御される場合には、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7a(すなわち、紫外線照射器7)の一部分に印加される実効電圧を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aの一部分に印加される実効電圧よりも低くすることで、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度より低くしても良い。
この場合には、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに照射部7bに印加される実効電圧を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときに照射部7bに印加される実効電圧よりも低くする。すなわち、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの、左右方向におけるヘッド3側の部分に印加される実効電圧を低くする。この場合には、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの、ヘッド3に近い部分の照度が低くなるため、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときの、迷光に起因するヘッド3のノズルの目詰まりを効果的に抑制することが可能になる。
また、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aの全体に印加される実効電圧を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aの全体に印加される実効電圧よりも低くすることで、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度より低くしても良い。
(紫外線照射器の変形例1)
図3は、本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射器7の構成を説明するための図である。
上述した形態において、紫外線照射器7は、左右方向において区切られる3個以上の照射部によって構成されていても良い。たとえば、図3に示すように、紫外線照射器7は、左右方向において区切られる3個の照射部7b〜7dによって構成されていても良い。照射部7b〜7dは、左右方向の内側から外側に向かってこの順番で配置されている。照射部7bと照射部7cと照射部7dとは、個別に点灯制御が可能となっている。
この場合に、左右方向へのキャリッジ8の所定の移動速度を移動速度V5とし、左右方向へのキャリッジ8の、移動速度V5よりも遅い移動速度を移動速度V6とし、左右方向へのキャリッジ8の、移動速度V6よりも遅い移動速度を移動速度V7とすると、制御部11は、移動速度V6でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V5でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くし、移動速度V7でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V6でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くする。この場合の移動速度V5は、第1移動速度であり、移動速度V6、V7は、第2移動速度である。
具体的には、制御部11は、移動速度V5でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの全体(すなわち、紫外線照射器7の全体)を点灯させ、移動速度V6でキャリッジ8が移動するときに、照射部7c、7dを点灯させるとともに照射部7bを消灯させ、移動速度V7でキャリッジ8が移動するときに、照射部7dを点灯させるとともに照射部7b、7cを消灯させている。すなわち、制御部11は、移動速度V6、V7でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの、左右方向におけるヘッド3側の部分を消灯させている。
また、この場合には、制御部11は、移動速度V5でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V5で除した値と、移動速度V6でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V6で除した値と、移動速度V7でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V7で除した値とが等しくなるように、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて変えている。
たとえば、移動速度V6は、移動速度V5の3分の2の速度となっており、移動速度V6でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度は、移動速度V5でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度の3分の2の照度となっている。また、移動速度V7は、移動速度V5の3分の1の速度となっており、移動速度V7でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度は、移動速度V5でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度の3分の1の照度となっている。
(紫外線照射器の変形例2)
図4は、本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射器7の構成を説明するための図である。
上述した形態において、マルチパス方式で印刷媒体2に印刷が行われる場合、最終パスでヘッド3から吐出されたインクを確実に硬化させるために、紫外線照射器7の前後方向の幅は、ヘッド3の前後方向の幅より広くなっていても良い。この場合には、紫外線照射器7は、たとえば、図4に示すように、紫外線照射器7の、前後方向においてヘッド3と同じ位置に配置される部分であるヘッド位置紫外線照射部(ピニング領域)7aと、紫外線照射器7の、前後方向においてヘッド3とずれた位置に配置される部分である照射部(キュアリング領域)7eとから構成されている。また、ヘッド位置紫外線照射部7aは、左右方向において区切られる2個の照射部7b、7cによって構成されている。照射部7bは、左右方向においてヘッド3側に配置されている。
この場合には、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くする。具体的には、制御部11は、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときに、ヘッド位置紫外線照射部7aの全体を点灯させ、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに、照射部7cを点灯させるとともに照射部7bを消灯させる。
一方、制御部11は、キャリッジ8の移動速度にかかわらず、照射部7eの全体を点灯させる。すなわち、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときに照射部7eがインクに照射する紫外線のピーク照度と、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに照射部7eがインクに照射する紫外線のピーク照度とは等しくなっている。なお、制御部11は、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときに照射部7eがインクに照射する紫外線のピーク照度を、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときに照射部7eがインクに照射する紫外線のピーク照度より低くしても良い。この場合には、照射部7eは、たとえば、左右方向において区切られる複数の照射部によって構成されている。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、移動速度V1でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V1で除した値と、移動速度V2でキャリッジ8が移動するときにヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度を移動速度V2で除した値とが異なっていても良い。すなわち、制御部11は、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度で除した値が、キャリッジ8の移動速度に応じて若干変動するように、ヘッド位置紫外線照射部7aがインクに照射する紫外線のピーク照度をキャリッジ8の移動速度に応じて変えても良い。
上述した形態において、キャリッジ8に搭載される紫外線照射器7は1個であっても良い。また、上述した形態において、プリンタ1が有するヘッド3の数は1個であっても良い。さらに、上述した形態において、プリンタ1は、三次元造形物を造形する3Dプリンタであっても良い。
1 プリンタ(インクジェットプリンタ)
3 ヘッド(インクジェットヘッド)
7 紫外線照射器
7a ヘッド位置紫外線照射部
8 キャリッジ
9 キャリッジ駆動機構
11 制御部
X 副走査方向
Y 主走査方向
Z 上下方向

Claims (9)

  1. 紫外線硬化型のインクを吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドから吐出されたインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器と、前記インクジェットヘッドおよび前記紫外線照射器が搭載されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構と、前記紫外線照射器を制御する制御部とを備え、
    主走査方向と上下方向とに直交する方向を副走査方向とし、前記紫外線照射器の、副走査方向において前記インクジェットヘッドと同じ位置に配置される部分をヘッド位置紫外線照射部とし、主走査方向への前記キャリッジの所定の移動速度を第1移動速度とし、主走査方向への前記キャリッジの、前記第1移動速度よりも遅い移動速度を第2移動速度とすると、
    前記制御部は、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くすることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記制御部は、前記ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を前記キャリッジの移動速度で除した値が一定となるように、前記ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を前記キャリッジの移動速度に応じて変えることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記制御部は、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに、前記ヘッド位置紫外線照射部の全体を点灯させ、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに、前記ヘッド位置紫外線照射部の一部分を消灯させることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記紫外線照射器と前記インクジェットヘッドとは、主走査方向で隣り合っており、
    前記制御部は、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに、前記ヘッド位置紫外線照射部の、主走査方向における前記インクジェットヘッド側の部分を消灯させることを特徴とする請求項3記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記制御部は、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の一部分に供給される電流よりも、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の一部分に供給される電流を小さくするか、あるいは、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の全体に供給される電流よりも、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の全体に供給される電流を小さくすることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記紫外線照射器と前記インクジェットヘッドとは、主走査方向で隣り合っており、
    前記制御部は、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに、前記ヘッド位置紫外線照射部の、主走査方向における前記インクジェットヘッド側の部分に供給される電流を小さくすることを特徴とする請求項5記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記紫外線照射器は、PWM制御され、
    前記制御部は、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の一部分に印加される実効電圧よりも、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の一部分に印加される実効電圧を低くするか、あるいは、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の全体に印加される実効電圧よりも、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部の全体に印加される実効電圧を低くすることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記紫外線照射器と前記インクジェットヘッドとは、主走査方向で隣り合っており、
    前記制御部は、前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに、前記ヘッド位置紫外線照射部の、主走査方向における前記インクジェットヘッド側の部分に印加される実効電圧を低くすることを特徴とする請求項7記載のインクジェットプリンタ。
  9. 紫外線硬化型のインクを吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドから吐出されたインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器と、前記インクジェットヘッドおよび前記紫外線照射器が搭載されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構とを備えるインクジェットプリンタの制御方法であって、
    主走査方向と上下方向とに直交する方向を副走査方向とし、前記紫外線照射器の、副走査方向において前記インクジェットヘッドと同じ位置に配置される部分をヘッド位置紫外線照射部とし、主走査方向への前記キャリッジの所定の移動速度を第1移動速度とし、主走査方向への前記キャリッジの、前記第1移動速度よりも遅い移動速度を第2移動速度とすると、
    前記第2移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度を、前記第1移動速度で前記キャリッジが移動するときに前記ヘッド位置紫外線照射部がインクに照射する紫外線のピーク照度よりも低くすることを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
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