JP5730255B2 - 紫外線照射装置及びインク硬化制御装置 - Google Patents

紫外線照射装置及びインク硬化制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、紫外線硬化型インク(UVインク)を使用したインクジェットプリンタなどの紫外線で硬化する液体を吐出する液体吐出装置に用いられる紫外線照射装置及びインク硬化制御装置に関する。
紫外線硬化型インク(UVインク)を用いて用紙などのメディアに印字を行い、印字後のインクに紫外線を照射してインクを硬化させるようにしたインクジェットプリンタが従来知られている(例えば特許文献1参照)。また、所定のバンド幅の印字領域の印字をインクジェット記録ヘッドによる複数回の走査により完成させるマルチパス方式のインクジェットプリンタが従来知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2004−358674号公報 特開2011−79331号
一般に提供されるインクジェットプリンタ用のUV用LED光源は、その長さ方向を一つの単位として均等な照射がされるように制御されている。インクジェットプリンタの印字方式において、ヘッドが印字できる印字幅の中の複数個の領域に分割し、その印字幅にあわせて印字と用紙の搬送を行い複数回の印字で画像を完成させていく方法がある。その場合インクジェットヘッドの印字幅の中を複数回分のエリアに分割し、そのエリア毎に必要回数分重複させながら印字を行っていくことになるが、一般のUV用のLED光源ではその印字される幅に比べ照射範囲が大きく、また光量においても全体で一定になるような制御しかできない。紫外線で硬化する液体を吐出するインクジェットプリンタなどの液体吐出装置の印字方式にて複数回の印字幅で印字がされる場合には、個々のエリア毎の印字状態がそれぞれ違うため、当然その部分で必要になってくるUV用のLED光源の光量も違い、それにあわせた部分制御も必要になってくる。
また、図7のようにUVインクはメディアへの到着後にUV光が照射されるタイミングにより形状が突型や平坦型になるのだが、最初に印字される部分においてはある程度平坦性を有したほうが密着性は良く、少し時間が経過した段階でUV光を照射した方が良い。またUVインクは硬化する段階で上にインクが塗布されるとインク同士の密着が強くなるという性質もあるため、一度に強く当てる事なく徐々に光量を上げて硬化させていくことも必要になる。
本発明は上記問題点を解決することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、紫外線で硬化する液体を吐出する液体吐出装置に使用される紫外線照射装置であって、紫外線発光ダイオードからなる紫外線ランプと、該紫外線ランプを電子的に制御するコントローラとを備え、前記紫外線ランプの紫外線照射部を複数のセグメントに区画し、該各セグメントの照度を前記コントローラにより制御可能としたことを特徴とする。
また本発明は、紫外線硬化型インクを用いたインクジェットプリンタに使用される紫外線照射装置であって、紫外線発光ダイオードからなる紫外線ランプと、該紫外線ランプを電子的に制御するコントローラとを備え、前記紫外線ランプの紫外線照射部を複数のセグメントに区画し、該各セグメントの照度を前記コントローラにより制御可能としたことを特徴とする。
また本発明は、紫外線硬化型インクを用いたインクジェットプリンタに使用される紫外線照射装置であって、紫外線発光ダイオードからなる紫外線ランプと、該紫外線ランプを電子的に制御するコントローラとを備え、前記紫外線ランプに、その先端部から後方に延びる領域を有する照度変化部を設け、該照度変化部を複数のセグメントに区画し、該各セグメントの照度を前記コントローラにより制御可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記紫外線ランプに、前記照度変化部に隣接して該照度変化部の後端から更に後方に延びる最大照度設定部を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記紫外線ランプの照度変化部及び最大照度設定部は、多数の紫外線発光ダイオードのチップから構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部の各セグメントは、複数の紫外線発光ダイオードチップを1列又は複数列状に配置したLED体により構成したことを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部を形成する各セグメントは、照度変化部の先頭から後方に向けて複数並列配置され、この先頭のセグメントと最後部のセグメントとの間の配置幅がインクジェット印字装置の印字幅に相当するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部の各セグメントがマルチパス方式のインクジェットプリンタのヘッド部に対するメディアの副走査方向の相対的搬送幅に対応していることを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部の先頭の行のセグメントの照度がゼロ又はこれに近い照度に設定され、他の行のセグメントが先頭の行のセグメントよりも高い照度に設定されていることを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部の先頭の行のセグメントの照度がゼロ又はこれに近い低照度に設定され、他の行のセグメントの照度が最大照度に向けて段階的に増大するように設定されていることを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部の先頭の行のセグメントの照度がゼロ又はこれに近い低照度に設定され、他の行のセグメントの照度が先頭の行のセグメントの照度よりも高く設定され、該他の行のセグメントの高い照度が一定の照度に設定されていることを特徴とする。
また本発明は、前記照度変化部の先頭の行のセグメントの照度がゼロ又はこれに近い低照度に設定され、他の行のセグメントの照度が先頭の行のセグメントの照度よりも高く設定され、該他の行のセグメントの高い照度が徐々に後方のセグメントに向けて低下するように設定されていることを特徴とする。
また本発明は、インクジェットヘッド部のノズル列をメディアの副走査方向の搬送幅に対応させて複数の領域に分割し、ヘッド部の1走査ごとに印字幅を1搬送分ずつ増加させて紫外線硬化インクで順次印字し、印字したインクに前記インクジェットヘッド部と連動する紫外線照射装置の紫外線ランプの紫外線を照射させて印字したインクを硬化させ、複数回の走査でメディア1搬送分の領域の印字が完了するインクジェットプリンタに用いられるインク硬化制御装置であって、前記紫外線ランプを多数の紫外線発光ダイオードにより構成し、該紫外線発光ダイオードの照度をコントローラにより制御可能とし、前記紫外線ランプの紫外線照射部を照度の異なる複数のセグメントに分割し、複数回の走査の中、最初の走査で印字された1回目の印字領域にゼロ又はこれに近い照度のセグメントが対面し、2回目以後の走査で印字された印字領域に1回目の走査のときの照度より高い照度に設定されたセグメントによって紫外線が照射されるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記2回目以後の走査で印字された印字領域に照射される紫外線の照度が走査ごとに順次段階的に増大するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記2回目以後の走査で印字された印字領域に照射される紫外線の照度が1回目の走査のときの照度より高い照度に設定され、該照度が走査ごとに一定の状態に設定されていることを特徴とする。
また本発明は、前記2回目以後の走査で印字された印字領域に照射される紫外線の照度が1回目の走査のときの照度より高い照度に設定され、該照度が走査ごとに低下するように設定されていることを特徴とする。
また本発明は、複数のセグメントに区画された紫外線ランプの紫外線照射部に隣接して、該紫外線照射部のセグメントの配列延長方向に最大照度設定部を設け、所定の回数の印字が完了した印字部分に前記最大照度設定部の紫外線が照射されるようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、紫外線照射部をバンド毎での分割制御をすることで、細かいエリア毎での光量調整の制御を行うことにより、最初は弱くインクを硬化させ、その上に乗せたインクには徐々にさらに光量を増やして硬化させるようにすることで、インクとインクの上下間の密着が強固になりインクの媒体への密着性の向上を図ることができる。
また、インクジェットプリンタの印字幅に合わせた段階制御をする部分と完全に硬化させる最大照度の部分を個々の単位で制御することができるので、一つのユニットにて対応することができる。
本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 ヘッド部の外観側面図である。 インクジェットプリンタの外観図である。 本発明のブロック説明図である。 本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック説明図である。
以下に本発明の構成を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図4において符号2はインクジェットプリンタのYレールであり、機体4に、支持具を介して固設されている。6はインクジェット記録ヘッドであり、ヘッド部8に取り付けられている。ヘッド部8は、Yレール2に、これに沿って即ち主走査方向(Y軸方向)に往復可能に連結している。記録ヘッド6には、インク吐出ノズル列10,12,14,16が設けられている。ノズル列10,12,14,16は、互いの主走査方向の印字領域が重なるように記録ヘッド6の底部に並列状に配置され、これにより記録ヘッド6には図2に示すように、所定の印字幅(H)が形成されている。なお、記録ヘッド6のノズルの形態はいろいろなものが使用可能であり、複数列で構成するものや斜めに並んでいるものなど、記録ヘッドの仕様によりいろいろなものが使用される。
インクジェット記録ヘッド6の印字幅Hを規定するノズル列の長さは、用紙(メディア)18の副走査方向の搬送幅に対応させて、複数の領域に分割され、この分割された各領域aは、図6Aに示すように、用紙18の副走査方向の搬送幅に相当する幅に設定されている。プリンタのメインコントローラ20は、この分割領域aを1単位として、記録ヘッド6を駆動する基準としている。本実施形態では、コントローラ20は、記録ヘッド6を最小1単位から最大8単位の間で駆動するように構成されている。
ヘッド部8には複数個の紫外線硬化型インク用のサブタンクが取り付けられ、該サブタンクに機体側に配設されたインクカートリッジからチューブによりインクが供給される。サブタンクと、これらに対応する記録ヘッド6のノズル列10,12,14,16とはチューブを介して連結している。前記ヘッド部8の片側には、図4に示すように、紫外線(UV)照射装置22が、支持体を介して連結している。Yレール2の下方には、プラテン19が設けられ、該プラテン19上に用紙18が配置されている。
プラテン19には、Yレール2に沿ってスリットが形成され、該スリットに駆動ローラが配置されている。プラテン19上の用紙18は、この駆動ローラと、Yレール2側に設けられた押えローラ24とで挟持され、駆動ローラの回転により、プラテン19上を副走査方向に所定のピッチ幅で搬送されるように構成されている。紫外線照射装置22のボックス状のカバーの内部には、紫外線(UV)ランプ26が格納され、該カバーの底部には図2に示すように、紫外線照射窓28が形成されている。紫外線(UV)ランプ26は、図1に示すように副走査方向に延びる矩形領域に、照度変化部32と最大照度設定部34とが形成されている。
照度変化部32は、複数のLED(発光ダイオード)チップ30が主走査方向に1列状に並べられたLED体36を構成要素とし、該LED体36が複数行(8行)、図1に示すように副走査方向に並べられている。最大照度設定部34は、複数のLEDチップ30がm行n列配置されたLEDモジュールにより構成されている。最大照度設定部34は、照度変化部32と同じく個別の制御形態でも良いが、細かい制御をする必要は無いので本実施形態では、ブロック単位で記載している。照度変化部32の副走査方向の長さbは、記録ヘッド6の印字幅Hの長さと略同一となるように設定されている。
照度変化部32は、図6Cに示すようにLED体36ごとに1区分を形成する複数のセグメント1,2,3,4,5,6,7,8に区画され各セグメント1〜8には固有の照度が設定されている。LED体36ごとに形成されるセグメント1〜8の各副走査方向の幅c(図6A参照)は、マルチパス方式のプリンタにおける用紙(メディア)の搬送幅即ち記録ヘッド6の制御用に分割されたバンド領域a(図6A参照)と略同一に設定されている。UVランプ26における最大照度設定部34の副走査方向の長さは、本実施形態では、照度変化部32の副走査方向の長さに対して略1.5倍に設定され、照度変化部32に対して用紙の搬送方向に突出するように形成されている。なお、この照度変化部32と最大照度設定部34の長さは、製品で必要な光量に合わせて変更すればよい。
UVランプ26は、個別に照度変化部32の各セグメント1〜8と、最大照度設定部34のLED体モジュールの光量が制御可能となるように、UVランプコントローラとドライバとからなるUVランプ駆動制御部38を介してプリンタのメインコントローラ20に接続し、UVランプ26の光量制御はメインコントローラ20とUVランプ駆動制御部間で行う。照度変化部32の各LED体36即ち各セグメント1〜8及び最大照度設定部34のLED体の光量指定には、予め付与されたアドレス番号を用い、それに対する照度を各々必要数分メインコントローラ20からUVランプ駆動制御部38に送信する。UVランプ駆動制御部38は、与えられたデータに基づきドライバを介してUVランプ26の各LED体をPWM方式などにより駆動する。
図1に示すUVランプ26の照度変化部32では照度のレベルをゼロから設定最大照度に向けて、1段階ごとの照度変化量を同一にして、8段階に亘って照度を変化させているが、この8段階の照度変化は、プリンタの8パス印字方式に対応している。8パス印字方式とは、記録ヘッドのノズル列を8分割して制御し、記録ヘッドの8回の走査で、8回の走査の中の最初に印字した1バンド分の領域の印字を完了する方式である。UVランプ26は、その底面部の照射面がケースの、副走査方向に延びる照射窓28に、印字面に対して水平となるように、これに近接して対向配置されている。尚、図1は、UVランプ26の底面のUV照射面を示している。
次に本実施形態の動作を図6を参照して説明する。
図6Aは、プリンタの1パス目の印字動作を示している。記録ヘッド6は、図6中、用紙18に対して左側に設定されたホームポジションから、用紙18の左側の待機位置まで移動し、該待機位置から右方向(主走査方向)にノズル列10,12,14,16の分割領域aからそれぞれYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のUV硬化型インクを吐出しながら移動し、用紙18に1バンド分の印字を行う。図6Aは、用紙18の左側の待機位置から右方向(主走査方向)に移動した状態を示している。
図6Aでは、記録ヘッド6が右方向に移動したときに形成される1バンド分の印字領域B1が図示されている。記録ヘッド6の1パス目の印字動作によって用紙18上の最初の1バンド分の印字領域B1に印字されたインクには、照度変化部32のセグメントの中、照度ゼロに設定された先頭のNO.1のセグメントが位置するため、紫外線が照射されない。1バンド分の印字が完了すると、記録ヘッド6は、図6A中、左側の待機位置まで復帰移動するとともに用紙18が、1バンド分矢印で示す下方向(副走査方向)に移動する。次に記録ヘッド6は、図6Bに示すように、待機位置から右方向に移動し、用紙18に、ノズル列10,12,14,16の2つの分割領域(a×2)を使って、先に印字した1バンド分の印字領域B1と、新たな1バンド分の領域B2に印字を行う。
このとき、最初の1バンド分の印字領域B1には、2パス目の印字が重ねて印字される。この2回目の印字が行われた最初の1バンド幅の印字領域B1には、ゼロ度の次に低い照度の紫外線がNO.2のセグメントから照射され、新たな1バンド目の領域B2には、NO.1のセグメントが通過し紫外線は照射されない。このようにして用紙18には順次印字が行われ、最初の1バンド分の印字領域B1に照射される紫外線の照度は、記録ヘッド6の走査ごとに、図1に示すように段階的に増加する。
図6Cは、8パス目の印字が完了した状態を示し、最初の1バンド分の印字領域B1には、最も高い照度の紫外線がNO.8のセグメントから照射され、8パス目にバンド増加方向に印字される1バンド分のバンド領域B8には、照度ゼロのNO.1のセグメントが通過する。8パスによって形成される各バンド領域の中、他のバンド領域B7には、NO.2のセグメントの紫外線が照射され、その下のバンド領域B6には、NO.3のセグメントの紫外線が照射される。このようにして、各印字領域には、各走査ごとにゼロを基点として紫外線の光量が順次段階的に増大して照射される。
8パス目が完了すると、次の走査(パス)では印字の完了したバンド領域B1に最大照度設定部34の高い照度の紫外線が照射され、次のパスで印字の完了したバンド領域B2というように、順次、印字の完了したバンド領域に最大照度設定部34の高い照度の紫外線が照射される。
尚、本実施形態では、UVランプの照度の制御を8パス印字方式のプリンタに適用しているが、特に8パス印字方式のプリンタに限定されるものではない。プリンタのパスの数に応じて、記録ヘッドのノズル列を副走査方向に分割して使用し、それに応じてUVランプ26の照度変化部32の照度変化段階数も変更する。
また、本実施形態では、1つのセグメントの照度のレベルを1列のLED体に対応させているが、セグメントの構成は特に、1列のLED体に限定されるものではない。また、
本実施形態では紫外線照射装置はヘッド部の片側に設けた構成で説明をしたが、当然紫外線照射装置はヘッド部の両側にあっても良い。その場合は往復の印字において走査方向後方の紫外線照射装置のLEDだけ点灯すれば制御は本実施形態と同じである。また、前方と後方の紫外線照射装置を走査時に点灯して用いる場合には、照度変化部の使用は後方のLEDだけで担当し、最大照度設定部だけ両方で使用すればその部分の光量は2倍になる。
また、ヘッド部に搭載する記録ヘッドは複数列のノズル列を備えた構成のものに限定されるものではなく、1列であっても良い。またヘッド部に搭載する記録ヘッドは複数個であっても良い。
また、NO.1のセグメントの照度は、ゼロに限定されるものではなく、用いるUVインクの特性に応じてゼロに近い低照度に設定しても良い。
上記実施形態では、照度変化部32の各セグメントをゼロ(又は低照度)から所定の照度レベルまで段階的に変化させているが、1バンド分の印字領域に最初にゼロ又はこれに近い低照度の光を当て、この後、インクの完全硬化のために高照度光を照射するようにしても良い。図8は、NO.1のセグメントに対応するLED体36の照度をゼロ、セグメント2〜8の照度eを最大照度設定部34の設定照度fの略1/2に設定した実施形態を示している。
図8の実施形態と図1に示す第1の実施形態との違いは、UVインクの密着性向上の点にある。また、図9は、セグメント2と8との間の照度gを第1の実施形態とは逆に、徐々に低下させる実施形態を示している。UVインクにより、これが浸透しない用紙(メディア)に作画した場合、UVインクが徐々に積層され光源に近接することになる。UVインクと光源との距離がせばまると、UVインクに対する照射エネルギーが増大してしまう。これを回避し、照射エネルギーを一定に保つことを目的として、セグメント(1)〜(8)間の照度を低下方向に変化させている。
図10は紫外線ランプ40の他の実施形態を示し、LEDチップ42からなる32個のLED体44は、NO.1からNO.32の番号が付され、紫外線照射面にNO.1からNO.32のセグメントを形成している。図10中、NO.1〜NO.12のセグメントは図1の紫外線ランプ26のNO.1〜NO.8のセグメントに相当し、図10中、NO.16〜NO.32のセグメントは図1の紫外線ランプ26の最大照度設定部34に相当する。紫外線ランプ40の各セグメントはドライバ回路50を介してランプコントローラ48に接続し、該ランプコントローラ48はプリンタコントローラ46に接続している。
2 Yレール
4 機体
6 ヘッド部
8 キャリッジ
10 ノズル列
12 ノズル列
14 ノズル列
16 ノズル列
18 用紙
19 プラテン
20 コントローラ
22 紫外線照射装置
24 押えローラ
26 紫外線ランプ
28 照射窓
30 LEDチップ
32 照度変化部
34 最大照度設定部
36 LED体
38 UVランプ駆動制御部
40 紫外線ランプ
42 LEDチップ
44 LED体
46 プリンタコントローラ
48 ランプコントローラ
50 ドライバ回路

Claims (9)

  1. 紫外線で硬化する液体を吐出する液体吐出装置に使用される紫外線照射装置であって、紫外線発光ダイオードからなる紫外線ランプと、該紫外線ランプを電子的に制御するコントローラとを備え、前記紫外線ランプに、その先端部から後方に延びる領域を有する照度変化部を設け、該照度変化部を複数のセグメントに区画し、該各セグメントの照度を前記コントローラにより制御可能とし、前記照度変化部の先頭の行のセグメントの照度がゼロ又はこれに近い低照度に設定され、他の行のセグメントの照度が先頭の行のセグメントの照度よりも高く設定され、該他の行のセグメントの高い照度が徐々に後方のセグメントに向けて低下するように設定されていることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 紫外線硬化型インクを用いたインクジェットプリンタに使用される紫外線照射装置であって、紫外線発光ダイオードからなる紫外線ランプと、該紫外線ランプを電子的に制御するコントローラとを備え、前記紫外線ランプに、その先端部から後方に延びる領域を有する照度変化部を設け、該照度変化部を複数のセグメントに区画し、該各セグメントの照度を前記コントローラにより制御可能とし、前記照度変化部の先頭の行のセグメントの照度がゼロ又はこれに近い低照度に設定され、他の行のセグメントの照度が先頭の行のセグメントの照度よりも高く設定され、該他の行のセグメントの高い照度が徐々に後方のセグメントに向けて低下するように設定されていることを特徴とするインクジェットプリンタ用紫外線照射装置。
  3. 前記紫外線ランプに、前記照度変化部に隣接して該照度変化部の後端から更に後方に延びる最大照度設定部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ用紫外線照射装置。
  4. 前記紫外線ランプの照度変化部及び最大照度設定部は、多数の紫外線発光ダイオードのチップから構成されることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタ用紫外線照射装置。
  5. 前記照度変化部の各セグメントは、複数の紫外線発光ダイオードチップを1列又は複数列状に配置したLED体により構成したことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ用紫外線照射装置。
  6. 前記照度変化部を形成する各セグメントは、照度変化部の先頭から後方に向けて複数並列配置され、この先頭のセグメントと最後部のセグメントとの間の配置幅がインクジェット印字装置の印字幅に相当するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ用紫外線照射装置。
  7. 前記照度変化部の各セグメントがマルチパス方式のインクジェットプリンタのヘッド部に対するメディアの副走査方向の相対的搬送幅に対応していることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ用紫外線照射装置。
  8. インクジェットヘッド部のノズル列をメディアの副走査方向の搬送幅に対応させて複数の領域に分割し、ヘッド部の1走査ごとに印字幅を1搬送分ずつ増加させて紫外線硬化インクで順次印字し、印字したインクに前記インクジェットヘッド部と連動する紫外線照射装置の紫外線ランプの紫外線を照射させて印字したインクを硬化させ、複数回の走査でメディア1搬送分の領域の印字が完了するインクジェットプリンタに用いられるインク硬化制御装置であって、前記紫外線ランプを多数の紫外線発光ダイオードにより構成し、該紫外線発光ダイオードの照度をコントローラにより制御可能とし、前記紫外線ランプの紫外線照射部を照度の異なる複数のセグメントに分割し、複数回の走査の中、最初の走査で印字された1回目の印字領域にゼロ又はこれに近い照度のセグメントが対面し、2回目以後の走査で印字された印字領域に1回目の走査のときの照度より高い照度に設定されたセグメントによって紫外線が照射されるようにし、前記2回目以後の走査で印字された印字領域に照射される紫外線の照度が走査ごとに低下するように設定されていることを特徴とするインクジェットプリンタに用いられるインク硬化制御装置。
  9. 複数のセグメントに区画された紫外線ランプの紫外線照射部に隣接して、該紫外線照射部のセグメントの配列延長方向に最大照度設定部を設け、所定の回数の印字が完了した印字部分に前記最大照度設定部の紫外線が照射されるようにしたことを特徴とする請求項8に記載のインクジェットプリンタに用いられるインク硬化制御装置。
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