JP6074250B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Description
また、特許文献1には、プリントヘッドのインク吐出ノズルに対応する部分だけ紫外線発光ダイオード(UVLED)を点灯し印字しない部分はUVLEDを消灯するインクジェット記録装置が開示されている。
また、特許文献2には、プリントヘッドより広い範囲のLEDを使用し印字モードにより範囲を変更する構成のインクジェットプリンタが開示されている。
また、LED照射装置の照射エリアを複数に分割した場合において、クリアインクの印字領域のLEDを消灯し、インクが一定時間広がる間はLEDを照射して硬化させないでグロス感(光沢のある)印字を行う場合、消灯した照射エリアの境界部分は光が拡散していることがあり、消灯エリアの境界がこの光の影響を受けるという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。
また本発明は、前記インクジェットプリンタで紫外線硬化型インクを下層とし前記紫外線硬化型透明インクを上層として、前記印字媒体に紫外線硬化型インクと紫外線硬化型透明インクを記録するとき、前記紫外線硬化型透明インク用照射部のLED体を消灯するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記紫外線硬化型透明インク用照射部を消灯して紫外線硬化型透明インクを前記印字媒体に記録するとき、消灯した紫外線硬化型透明インク用照射部に隣接する照射部の光の影響を軽減するため、紫外線硬化型透明インク用照射部に隣接するLED体の光量を小さく調整したことを特徴とする。
また本発明は、前記紫外線硬化型透明インク用照射部の他の照射部との境界の近傍の複数のLED体を、境界に近づくにしたがって光量が小さくなるように段階的に光量の調整をしたことを特徴とする。
また本発明は、記録ヘッドから吐出される紫外線硬化型インクと紫外線硬化型透明インクとで印字媒体に記録するインクジェットプリンタに使用される紫外線照射装置であって、紫外線照射部を、複数のLED体により構成し、前記各LED体の中、紫外線硬化型インクの吐出範囲に対応する位置のLED体を紫外線硬化型インク用照射部とし、紫外線硬化型透明インクの吐出範囲に対応する位置のLED体を紫外線硬化型透明インク用照射部とし、これらの照射部の各LED体の光量を、コントローラにより制御可能とし、前記インクジェットプリンタで紫外線硬化型インクを下層とし前記紫外線硬化型透明インクを上層として、前記印字媒体に紫外線硬化型インクと紫外線硬化型透明インクを記録するとき、前記紫外線硬化型透明インク用照射部のLED体を消灯するようにし、消灯した紫外線硬化型透明インク用照射部に隣接する照射部の光の影響を軽減するため、紫外線硬化型透明インク用照射部に隣接するLED体の光量を小さく調整したことを特徴とする。
また本発明は、前記紫外線硬化型透明インク用照射部の他の照射部との境界の近傍の複数のLED体を、境界に近づくにしたがって光量が小さくなるように段階的に光量の調整をしたことを特徴とする。
また本発明は、前記記録ヘッドのインク吐出範囲に対応する紫外線照射部に隣接して、該紫外線照射部のLED体配列延長方向に、印字済みのバンド領域に紫外線を照射するためのLED体からなる延長照射部を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記延長照射部のLED体の光量をコントローラにより制御可能としたことを特徴とするものである。
図5において符号2はインクジェットプリンタのYレールであり、機体4に、支持具を介して固設されている。6はインクジェットプリンタ記録ヘッドであり、ヘッド部8に取り付けられている。ヘッド部8は、Yレール2に、これに沿って即ち主走査方向(Y軸方向)に往復可能に連結している。記録ヘッド6には、図2に示すように、インク吐出ノズル列10,12,14,16,17が設けられている。
照射部32は、LEDチップ30の15個の行方向の並びが、記録ヘッド6の紫外線硬化型インク吐出範囲(H)と紫外線硬化型透明インク吐出範囲(J)に並行に対向配置されている。照射部32の他のLEDチップ30の17個の行方向の並びは、記録ヘッド6の側方に延長配置されている。該延長部の各LED体36は、記録ヘッド6のインク吐出範囲に対応する紫外線照射部32のLED体の配列の延長方向に配列されている。
記録ヘッド6は、用紙18の側方(例えば左側)に設定されたホームポジションから、用紙18に接近した待機位置まで移動し、該待機位置から、例えば右方向(主走査方向)にノズル列10,12,14,16の分割領域からそれぞれCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のUV硬化型インクを吐出しながら移動し、用紙18にまず1バンド分の印字を行う。記録ヘッド6の1パス目の印字動作によって用紙18上の1バンド分の印字領域に印字されたインクにはUVランプ26の1バンド分に相当するNo.1〜No.3のLED体36から、設定された照度aの紫外線が照射される。
次に、記録ヘッド6は、待機位置から右方向に移動し、用紙18にノズル列10,12,14,16の2つの分割領域を使って、先に印字した1バンド分の印字領域と新たに1バンド分の領域にカラー(白色、黒色を含む)の印字を行う。このとき、最初の1バンド分の印字領域には2パス目の印字が重ねて印字される。印字が行われた2バンド分の印字領域には、2バンド分に相当するNo.1〜No.6のLED体36から、設定された照度aの紫外線が照射される。
順次、上記の要領で印字が行われ、印字済みのバンド領域が、LED体No.16〜No.32の延長照射部に入ると、この印字済みのバンド領域を延長照射部がパスするとき、このバンド領域に延長照射部から、照度aの紫外線が照射される。本件構造では照射部が印字幅より長いため、印字部分と延長照射部との両方で照射されるので、インクの硬化が完全にされるようになる。なお照射量が少ない場合などでも全体での積算光量が確保されるので、印字後のインクは完全に硬化される。
図7は、本発明の他の実施形態を示し、No.13〜No.15のLED体36によって形成されるクリアインク用照射部の前後の境界部分に段階的に光量が変化する部分を設けたものである。クリアインク用照射部の副走査方向の前方に隣接する紫外線硬化型インク用照射部のLED体36の照度を消灯レベルより若干高いレベル(b)に設定し、更に、隣のLED体36の照度レベルを、レベル(b)とレベル(a)の中間の値(c)に設定している。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、LEDチップ30やLED体36の数は任意であり、特に、紫外線硬化型インク吐出範囲(H)及び紫外線硬化型透明インク(クリアインク)吐出範囲(J)は任意に設定することが可能である。また、紫外線硬化型インク用照射部の照度を各LED体ごとに変化させるようにしても良い。また、紫外線照射装置22は、ヘッド部8の両側に設けても良い。
4 機体
6 記録ヘッド
8 ヘッド部
10 ノズル列
12 ノズル列
14 ノズル列
16 ノズル列
17 ノズル列
18 用紙
19 プラテン
20 コントローラ
22 紫外線照射装置
24 押えコントローラ
26 紫外線ランプ
28 照射窓
30 LEDチップ
32 紫外線照射部
36 LED体
Claims (2)
- 記録ヘッドから吐出される紫外線硬化型インクと紫外線硬化型透明インクとで印字媒体に記録し、紫外線照射装置の紫外線照射部で印字媒体の記録部に紫外線を照射して記録部のインクを硬化させるようにしたインクジェットプリンタであって、紫外線照射部を、複数のLED体により構成し、前記各LED体の中、紫外線硬化型インクの吐出範囲に対応する位置のLED体を紫外線硬化型インク用照射部とし、紫外線硬化型透明インクの吐出範囲に対応する位置のLED体を紫外線硬化型透明インク用照射部とし、前記記録ヘッドで紫外線硬化型インクを下層とし前記紫外線硬化型透明インクを上層として、前記印字媒体に紫外線硬化型透明インクを記録するとき、前記紫外線硬化型透明インク用照射部のLED体を消灯するようにし、前記記録ヘッドのインク吐出範囲に対応する紫外線照射部に隣接して、該紫外線照射部のLED体配列延長方向に、印字済みのバンド領域に紫外線を照射するためのLED体からなる延長照射部を設け、前記紫外線硬化型透明インク用照射部の前後に紫外線硬化型インク用照射部と延長照射部を配置し、これらの照射部の各LED体の光量をコントローラにより制御可能とし、前記紫外線硬化型透明インク用照射部の前後の他の照射部との境界の近傍の複数のLED体を、該境界に近づくにしたがって光量が小さくなるように段階的に光量の調整をしたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
- 前記紫外線照射部を、多数の紫外線発光ダイオードのチップをマトリックス状に配置した構成とし、前記紫外線照射部の前記チップの行方向の並びを記録ヘッドのインク吐出範囲に対向配置し、前記各チップのマトリックスの列方向の並びを複数の前記チップからなるLED体により構成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
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