JP6994918B2 - 棒状物収納容器 - Google Patents

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本発明は、例えば乾麺(スパゲッティやそばなど)のような棒状物を収納する棒状物収納容器に関し、特に所定の量を計量しながら取り出すことができる容器に関する。
調理前のスパゲッティやそばの如き棒状をなす内容物を収納する容器としては、例えば特許文献1や特許文献2に示されるようなものが知られている。
このような棒状物を収納する棒状物収納容器においては、特許文献1の図5や特許文献2の図1に示されているような貫通孔を設けることによって、容器に収納した棒状物をこの貫通孔から取り出すことができる。ここで、このような貫通孔は、これらの文献に図示されているように円形状に形成されることが一般的である。また、貫通孔の開口面積に応じて取り出される棒状物の量が決まるため、これらの文献に示されているように、開口面積の異なる貫通孔を複数設けておき、意図した量に対応する貫通孔から棒状物を取り出すことができるように構成することも知られている。
特開2006-182446号公報 特開2001-31162号公報
ところで、取り出される棒状物の量を細かく設定しようとすると、それに応じて貫通孔の数も増やさなければならないことになる。しかし、設けることができる貫通孔の数は容器の大きさによって決まるため、これを増やすにも限界がある。また、棒状物を取り出すにあたって、図6(a)に示すように貫通孔が下方に位置するようにして容器を傾けると、収納されている棒状物は傾倒した容器の下方に集まって、貫通孔が棒状物で満たされるような状態になる。しかし、棒状物の量が少なくなってくると貫通孔の上部は棒状物で満たされずに隙間ができるため、意図した量で棒状物を取り出すことができなくなる。特に、図6(a)のように貫通孔の形状を円形とする場合においては、棒状物の残量がそれほど減っていなくても貫通孔の上部に隙間ができてしまうという問題を抱えていた。
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、取り出される棒状物の量を細かく設定することが可能であり、また収納した棒状部材の残量が減ってきてもこれを意図した量で取り出すことができる棒状物収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、底壁に連結する周壁を有し、該底壁と該周壁で取り囲まれる収納空間に棒状物を収める容器本体と、
前記周壁の上部に設けられる天壁、及び該天壁を貫いて前記収納空間に通じる第1貫通孔を有し、該周壁に保持される内側蓋と、
該天壁の上部に設けられる頂壁、及び該頂壁を貫いて前記第1貫通孔に通じる第2貫通孔を有し、前記内側蓋に回転可能に保持される外側蓋と、を備える棒状物収納容器であって、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、該第1貫通孔の外周縁部及び該第2貫通孔の外周縁部がともに前記周壁の内周縁部に沿って延在する長孔であって、
前記第2貫通孔は、前記外側蓋を回転させた際、前記第1貫通孔との重なり量に応じて前記収納空間と外界とを通じさせる開口の面積を可変させるとともに該第1貫通孔からずれることで該収納空間を閉鎖するものであり、
前記内側蓋は、前記天壁から上方に向けて突出する中央環状壁を有し、前記外側蓋は、前記頂壁を貫いて該中央環状壁を挿入させる中央貫通孔を有し、前記中央環状壁の外縁部及び前記中央貫通孔の内縁部の何れか一方に複数の凸部を備えるとともに、該中央環状壁の外縁部及び該中央貫通孔の内縁部の何れか他方に前記外側蓋を回転した際に前記凸部の何れか1つを乗り越えることで前記外側蓋が所定の回転位置に至ったことを認知させる突起を備える棒状物収納容器である。
また、本発明は、前記周壁の上部に設けられる天壁、及び該天壁を貫いて前記収納空間に通じる第1貫通孔を有し、該周壁に保持される内側蓋と、
該天壁の上部に設けられる頂壁、及び該頂壁を貫いて前記第1貫通孔に通じる第2貫通孔を有し、前記内側蓋に回転可能に保持される外側蓋と、を備える棒状物収納容器であって、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、該第1貫通孔の外周縁部及び該第2貫通孔の外周縁部がともに前記周壁の内周縁部に沿って延在する長孔であって、
前記第2貫通孔は、前記外側蓋を回転させた際、前記第1貫通孔との重なり量に応じて前記収納空間と外界とを通じさせる開口の面積を可変させるとともに該第1貫通孔からずれることで該収納空間を閉鎖するものであり、
前記内側蓋は、前記天壁から上方に向けて突出する中央環状壁の外縁部に複数の係合部を有し、
前記外側蓋は、弾性片を介して設けられ前記外側蓋を回転した際に前記係合部の何れか一つに嵌まり込んで前記外側蓋の回転位置を認知させる被係合部を有し、中央部に前記被係合部を有する前記弾性片に対し、該弾性片の両端部を前記頂壁に連結させるものである棒状物収納容器である。
前記周壁は、前記第1貫通孔の近傍において前記収納空間に向かって突出し、前記容器本体を傾倒姿勢に変位させて前記棒状物を前記収納空間から取り出す際、該棒状物を該第1貫通孔に向けて案内する内向き突出部を有することが好ましい。
前記内向き突出部は、前記第1貫通孔を挟んで一対設けられることが好ましい。
本発明における棒状物収納容器では、収納した棒状物を取り出すための開口が、内側蓋に設けた第1貫通孔と外側蓋に設けた第2貫通孔との重なり量に応じて変わるため、外側蓋の回転に応じて取り出される棒状物の量を細かく設定することができる。
また周壁に、第1貫通孔の近傍において前記収納空間に向かって突出する内向き突出部を設ける場合は、この内向き突出部によって棒状物を第1貫通孔に向けて案内することができるため、棒状物が取り出しやすくなる。特に、第1貫通孔を挟んで内向き突出部を一対設ける場合は、棒状物は両側から規制されつつ第1貫通孔へ向かって移動するため、特に棒状部材が取り出しやすくなる。
内側蓋及び外側蓋の何れか一方は複数の凸部を有するものであり、また内側蓋及び外側蓋の何れか他方が、外側蓋を回転した際に凸部の何れか一つを乗り越える突起を有する場合は、突起が凸部を乗り越える際のクリック感や音などによって外側蓋が所定の回転位置に至ったことを知ることができる。従って、例えば取り出される棒状物の量に応じて凸部を複数設けておくことによって、意図した量で棒状物を取り出すことができる。
このようなクリック感や音によって外側蓋が所定の回転位置に至ったことを知らせる機能は、内側蓋及び外側蓋の何れか一方に複数の係合部を設け、内側蓋及び外側蓋の何れか他方に、弾性片を介して設けられ外側蓋を回転した際に係合部の何れか一つに嵌まり込む被係合部を設ける場合でも実現可能である。
本発明に従う棒状物収納容器の一実施形態を示す、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA-Aに沿う断面図である。 (a)は、図1(a)に示した矢印Bに沿う矢視図であり、(b)は、図1(a)に示したC-Cに沿う断面図である。 図1に示す外側蓋を回転させた状態を示す図であって、(a)は棒状物を最大量で取り出すことができる状態であり、(b)は棒状物を少量取り出すことができる状態であり、(c)は収納空間を閉鎖した状態である。 本発明に従う棒状物収納容器の他の実施形態を示す、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すD-Dに沿う断面図である。 図4に示す外側蓋を回転させた状態を示す図であって、(a)は棒状物を最大量で取り出すことができる状態であり、(b)は棒状物を少量取り出すことができる状態であり、(c)は収納空間を閉鎖した状態である。 棒状物を意図した量で取り出そうとする際、棒状物が取り出される開口の形状が異なれば同じ開口面積であっても必要となる収納空間の棒状物の量が異なる点を説明する図であって、(a)は開口が円形状の場合であり、(b)は開口が長孔状の場合である。
以下、図面を参照しながら本発明に従う棒状物収納容器の一実施形態について説明する。なお、本明細書等における「上」「下」の位置関係は、図1(b)に示すように、容器本体(符号1)に対して外側蓋(符号3)が位置する側が「上」であり、「下」はその逆側である。
図1に示す棒状物収納容器は、容器本体1、内側蓋2、外側蓋3で構成されている。
容器本体1は、円板状をなす底部1aと、底部1aの外縁から上方に向かって立ち上がる概略円筒状の周壁1bと、周壁1bの上方外周面に設けられた雄ねじ部1cとを備えていて、底部1aと周壁1bで取り囲まれる空間(収納空間S)には、棒状物Pを収納することができる。また周壁1bには、収納空間Sに向かって突出するように形作られた内向き突出部1dが設けられている。この内向き突出部1dは、後述する第1貫通孔(符号2h)の近傍に設けられている。本実施形態においては、図1(a)に示すように、第1貫通孔2hを挟むようにして一対設けている。
内側蓋2は、雄ねじ部1cを取り囲むようにして設けられる円筒状の外周壁2aを備えている。外周壁2aの内周面には、雄ねじ部1cに対応する雌ねじ部2bが設けられていて、雄ねじ部1cに対して雌ねじ部2bをねじ込むことによって、内側蓋2を容器本体1に保持することができる。なお、内側蓋2を容器本体1に保持するにあたっては、このような組み合わせに限定されるものではなく、例えばアンダーカットによるものでもよい。そして外周壁2aの上部には、図1におけるX1拡大図に示すように外向き爪部2cが設けられている。また外周壁2aの径方向内側には、周壁1bの上方に位置する天壁2dが設けられていて、天壁2dの径方向内側には、下方に向かって段を形成する段差部2eが設けられている。そして段差部2eには、上方へ向けて突出するとともに容器本体1の中心軸Oと中心を同じくする円環状の中央環状壁2fが設けられていて、中央環状壁2fの上部には、円板状になる中央天壁2gが設けられている。
天壁2dには、これを貫いて収納空間Sに通じる第1貫通孔2hが設けられている。第1貫通孔2hは長孔状であって、容器本体1に設けた2つの内向き突出部1dの間に位置している。ここで、第1貫通孔2hの外周縁部2jは、周壁1bの内周縁部に沿って延在している。
また中央環状壁2fの外縁部には、図1におけるX2拡大図に示すように、径方向外側に向けて突出する突起2kが設けられている。
外側蓋3は、外向き爪部2cを取り囲むとともに、外周面に指掛かりとなる複数の凸を設けた第2外周壁3aを備えている。図1におけるX1拡大図に示すように、第2外周壁3aの内周面には、外向き爪部2cに係止される突出部3bが設けられている。これにより外側蓋3は、内側蓋2に抜け止め保持されつつ、内側蓋2に対して回転することができる。また第2外周壁3aの径方向内側には、天壁2dの上方に位置する頂壁3cが設けられていて、頂壁3cには、容器本体1の中心軸Oと中心を同じくする円形状の中央貫通孔3dが設けられている。なお、中央貫通孔3dには中央環状壁2fが挿入される。
中央貫通孔3dの内縁部には、頂壁3cの下面から下向きに突出する下側環状壁3eが設けられている。また下側環状壁3eには、図1におけるX2、X3拡大図に示すように、径方向内側に向けて突出する板状のストッパー3fが設けられている。ストッパー3fは、外側蓋3を所定量回転させると突起2kが突き当たって外側蓋3の回転を停止させる部位である。更に下側環状壁3eには、図1におけるX4、X5拡大図、及び図2におけるX6拡大図に示すように、平面視において半円状をなすとともにストッパー3fよりも径方向内側に向けての突出量が小さい凸部3g1~3g4が設けられている。ここで、凸部3g1と3g2の相互間、及び凸部3g3と3g4の相互間には、外側蓋3を回転させた際に突起2kが収まる隙間が設けられている。なお、X4、X5拡大図に示した突起2kは、X3拡大図に示す位置から外側蓋3を回転させ、それに伴ってX4、X5拡大図に示す位置に移動した後の状態を示している。
また頂壁3cには、これを貫く第2貫通孔3hが設けられている。第2貫通孔3hは、第1貫通孔2hと略同形状であって、第2貫通孔3hの外周縁部3jは、第1貫通孔2hの外周縁部2jと同様に周壁1bの内周縁部に沿って延在している。
このような形態になる棒状物収納容器においては、外側蓋3を回転させると第1貫通孔2hと第2貫通孔3hとの重なり量に応じて、収納空間Sから棒状物Pを取り出す開口の面積を変えることができる。例えば図3(a)に示すように、第1貫通孔2hと第2貫通孔3hの位置が略一致するように外側蓋3を回転させると、棒状物Pを最大量で取り出すことができる。なお、第1貫通孔2hと第2貫通孔3hが略一致する位置では、図1のX5拡大図に示すように、外側蓋3の回転に伴って凸部3g3、3g4も回転移動し、その際に凸部3g3、3g4の何れかが突起2kを乗り越えて、突起2kが凸部3g3、3g4の相互間に位置するようにしている。このため、凸部3g3、3g4が突起2kを乗り越える際のクリック感や音などによって、この位置に達したことを簡単に認識することができる。
また、本実施形態の第1貫通孔2hと第2貫通孔3hは、それぞれの外周縁部2j、3jが周壁1bの内周縁部に沿って延在しているため、棒状物Pを取り出すべく、第1貫通孔2hと第2貫通孔3hが下方に位置するようにして容器本体1を傾倒させれば、傾けた周壁1bの下方に貯まった棒状物Pを引っ掛かり無くスムーズに取り出すことができる。本実施形態においては、内向き突出部1dが棒状物Pを第1貫通孔2h及び第2貫通孔3hに向けて案内するため、よりスムーズに棒状物Pを取り出すことができる。また図6(b)は、第1貫通孔2hと第2貫通孔3hが下方に位置するようにして容器本体1を傾倒させた状態を示した図であるが、図6(a)に示す如き円形状の開口を設けた従来の棒状物収納容器(開口面積は図6(b)と同じ)と比較して、棒状物Pの残量がより少ない状態でも、第1貫通孔2hと第2貫通孔3hは棒状物Pで満たされることになるすなわち、本実施形態の棒状物収納容器によれば、収納空間Sにおける棒状物Pの残量が少なくなっても、これを意図した量で取り出すことができる。
また取り出す棒状物Pが少量の場合は、図3(b)に示すように、第1貫通孔2hと第2貫通孔3hの重なり量が少なくなる位置まで外側蓋3を回転させればよい。なお、図3(b)の状態にあっては、図1のX4拡大図に示すように、外側蓋3の回転に伴って凸部3g1、3g2も回転移動し、その際に凸部3g1、3g2の何れかが突起2kを乗り越えて、突起2kが凸部3g1、3g2の相互間に位置するようにしている。すなわち、このときにもクリック感や音などが生じるため、図3(b)に示す位置に達したことを簡単に認識することができる。
そして棒状物Pを保管する時のように、収納空間Sを閉鎖する場合には、図3(c)に示すように第1貫通孔2hと第2貫通孔3hが完全にずれる位置まで外側蓋3を回転させればよい。なおこの位置では、図1のX3拡大図に示すように、突起2kがストッパー3fに突き当たるため、外側蓋3の回転を停止させることができる。すなわち、外側蓋3をやや強めに操作した場合でも回しすぎることがないため、収納空間Sが意図せずに開放した状態になる不具合を防止することができる。なお、ストッパー3fに替えて上述した凸部3g1、3g2の如き凸部を設けることによって、外側蓋3の回転が妨げられないようにしつつ収納空間Sを閉鎖する位置でもクリック感や音などが生じるように構成してもよい。
次に、本発明に従う棒状物収納容器の他の実施形態について、図4、図5を参照しながら説明する。この実施形態では、先に説明した容器本体1を使用するとともに、内側蓋4と外側蓋5を使用している。
内側蓋4は、上述した外周壁2a、雌ねじ部2b、外向き爪部2cと同様の構成になる外周壁4a、雌ねじ部4b、外向き爪部4cを備えている。また、外向き爪部4cの径方向内側には天壁4dが設けられていて、天壁4dには、容器本体1の中心軸Oと中心を同じくする円環状の中央環状壁4fと、中央環状壁4fの上部に設けられる円板状の中央天壁4gが設けられている。また天壁4dには、上述した第1貫通孔2hと同様の形状になる第1貫通孔4hが設けられていて、第1貫通孔4hの外周縁部4jも周壁1bの内周縁部に沿って延在している。
また中央環状壁4fには、図4(a)に示すように、径方向内側に向けて凹をなす半円状の係合凹部4m1~4m3(係合部)が合計3つ設けられている。
外側蓋5は、上述した第2外周壁3a、突出部3bと同様の構成になる第2外周壁5a、突出部5bを備えている。また第2外周壁5aの径方向内側には、天壁4dの上方に位置する頂壁5cが設けられていて、頂壁5cには、容器本体1の中心軸Oと中心を同じくする円形状の中央貫通孔5dが設けられている。また頂壁5cには、上述した第2貫通孔3hと同様の形状になる第2貫通孔5hが設けられていて、第2貫通孔5hの外周縁部5jも周壁1bの内周縁部に沿って延在している。
更に頂壁5cには、三日月状の孔5kを設けることによって形成される弾性片5mと、弾性片5mの中間部から径方向内側に突出し、係合凹部4m1~4m3に適合する半円状になる係合凸部5n(被係合部)が設けられている。ここで弾性片5mは、その両端部が頂壁5cに連結する両側支持タイプの弾性片である。なお弾性片5mは、何れかの端部のみが頂壁5cに連結する片側支持タイプの弾性片であってもよい。
このような形態になる棒状物収納容器においては、図5(a)に示すように、第1貫通孔4hと第2貫通孔5hの位置が略一致するように回転させると、棒状物Pを最大量で取り出すことができる。なおこの状態では、係合凸部5nが係合凹部4m3に嵌まり込むようにしている。すなわち、外側蓋3を回転させた際、係合凸部5nが係合凹部4m1~4m3から外れた状態では弾性片5mは径方向外側に弾性変位しているものの、図5(a)に示す状態では、弾性片5mが復元して係合凸部5nが係合凹部4m3に嵌まり込み、このときにクリック感や音が生じるため、この位置に達したことを簡単に認識することができる。
また、取り出す棒状物Pが少量の場合は、図5(b)に示す状態まで外側蓋5を回転させればよく、この状態では係合凸部5nが係合凹部4m2に嵌まり込むため、このときにもクリック感や音が生じることになる。よって、図5(b)に示す状態まで簡単に外側蓋5を回転させることができる。
そして、図5(c)に示すように第1貫通孔4hと第2貫通孔5hが完全にずれる位置では、係合凸部5nが係合凹部4m1に嵌まり込むため、収納空間Sが閉鎖されたことを簡単に認識することができる。なお、本実施形態においても、上述した実施形態と同様に、図5(c)に示す位置で回り止めされるように構成してもよい。
以上、本発明について具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明に従う棒状物収納容器は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば、上述した2つの実施形態間で構成を相互に入れ替えてもよい。また、図1~図3に示すものにおいては、内側蓋2に突起2kを設け、外側蓋3に凸部3g1~3g4を設けたが、相互に入れ替えて、凸部3g1~3g4の如きものを内側蓋2に設け、突起2kの如きものを外側蓋3に設けてもよい。また、図4~図5に示すものにおいては、内側蓋4に対して係合部としての係合凹部4m1~4m3を設け、外側蓋5に対して被係合部としての係合凸部5nを設けたが、係合凸部5nの如きものを内側蓋4に設け、係合凹部4m1~4m3の如きものを外側蓋5に設けてもよい。
1:容器本体
1a:底部
1b:周壁
1c:雄ねじ部
1d:内向き突出部
2:内側蓋
2a:外周壁
2b:雌ねじ部
2c:外向き爪部
2d:天壁
2e:段差部
2f:中央環状壁
2g:中央天壁
2h:第1貫通孔
2j:第1貫通孔の外周縁部
2k:突起
3:外側蓋
3a:第2外周壁
3b:突出部
3c:頂壁
3d:中央貫通孔
3e:下側環状壁
3f:ストッパー
3g1~3g4:凸部
3h:第2貫通孔
3j:第2貫通孔の外周縁部
4:内側蓋
4a:外周壁
4b:雌ねじ部
4c:外向き爪部
4d:天壁
4f:中央環状壁
4g:中央天壁
4h:第1貫通孔
4j:第1貫通孔の外周縁部
4m1~4m3:係合凹部
5:外側蓋
5a:第2外周壁
5b:突出部
5c:頂壁
5d:中央貫通孔
5h:第2貫通孔
5j:第2貫通孔の外周縁部
5k:三日月状の孔
5m:弾性片
5n:係合凸部
O:容器本体の中心軸
P:棒状物
S:収納空間

Claims (4)

  1. 底壁に連結する周壁を有し、該底壁と該周壁で取り囲まれる収納空間に棒状物を収める容器本体と、
    前記周壁の上部に設けられる天壁、及び該天壁を貫いて前記収納空間に通じる第1貫通孔を有し、該周壁に保持される内側蓋と、
    該天壁の上部に設けられる頂壁、及び該頂壁を貫いて前記第1貫通孔に通じる第2貫通孔を有し、前記内側蓋に回転可能に保持される外側蓋と、を備える棒状物収納容器であって、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、該第1貫通孔の外周縁部及び該第2貫通孔の外周縁部がともに前記周壁の内周縁部に沿って延在する長孔であって、
    前記第2貫通孔は、前記外側蓋を回転させた際、前記第1貫通孔との重なり量に応じて前記収納空間と外界とを通じさせる開口の面積を可変させるとともに該第1貫通孔からずれることで該収納空間を閉鎖するものであり、
    前記内側蓋は、前記天壁から上方に向けて突出する中央環状壁を有し、前記外側蓋は、前記頂壁を貫いて該中央環状壁を挿入させる中央貫通孔を有し、前記中央環状壁の外縁部及び前記中央貫通孔の内縁部の何れか一方に複数の凸部を備えるとともに、該中央環状壁の外縁部及び該中央貫通孔の内縁部の何れか他方に前記外側蓋を回転した際に前記凸部の何れか1つを乗り越えることで前記外側蓋が所定の回転位置に至ったことを認知させる突起を備える棒状物収納容器。
  2. 底壁に連結する周壁を有し、該底壁と該周壁で取り囲まれる収納空間に棒状物を収める容器本体と、
    前記周壁の上部に設けられる天壁、及び該天壁を貫いて前記収納空間に通じる第1貫通孔を有し、該周壁に保持される内側蓋と、
    該天壁の上部に設けられる頂壁、及び該頂壁を貫いて前記第1貫通孔に通じる第2貫通孔を有し、前記内側蓋に回転可能に保持される外側蓋と、を備える棒状物収納容器であって、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、該第1貫通孔の外周縁部及び該第2貫通孔の外周縁部がともに前記周壁の内周縁部に沿って延在する長孔であって、
    前記第2貫通孔は、前記外側蓋を回転させた際、前記第1貫通孔との重なり量に応じて前記収納空間と外界とを通じさせる開口の面積を可変させるとともに該第1貫通孔からずれることで該収納空間を閉鎖するものであり、
    前記内側蓋は、前記天壁から上方に向けて突出する中央環状壁の外縁部に複数の係合部を有し、
    前記外側蓋は、弾性片を介して設けられ前記外側蓋を回転した際に前記係合部の何れか一つに嵌まり込んで前記外側蓋の回転位置を認知させる被係合部を有し、中央部に前記被係合部を有する前記弾性片に対し、該弾性片の両端部を前記頂壁に連結させるものである棒状物収納容器。
  3. 前記周壁は、前記第1貫通孔の近傍において前記収納空間に向かって突出し、前記容器本体を傾倒姿勢に変位させて前記棒状物を前記収納空間から取り出す際、該棒状物を該第1貫通孔に向けて案内する内向き突出部を有する請求項1又は2に記載の棒状物収納容器。
  4. 前記内向き突出部は、前記第1貫通孔を挟んで一対設けられる請求項3に記載の棒状物収納容器。
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