JP2010274958A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容液を十分かつ容易に攪拌させることができる容器を提供することを目的としている。
【解決手段】容器本体2の内側に内容液を収容する容器1であって、容器本体2は、筒状の胴部21と、胴部21の下端部に設けられた底部22と、胴部21の上端部に設けられた環状の肩部23と、肩部23の内縁から立設された口部20と、を備えており、容器本体2の内周面には、肩部23から胴部21を介して底部22まで延在する凸部25が一体に突設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容液を収容する容器に関する。
この種の容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、内容液が収容された容器本体と、容器本体の口部に装着された注出キャップと、容器本体の内側に収納された攪拌用のボールと、を備える構成が知られている。この容器に収容される内容液は、比重の異なる不溶な複数種類の液体からなり、これらの液体は、容器本体内においてそれぞれ分離されている。この内容液を容器から注出する際には、まず、注出する前に容器本体を上下に揺動させる。これにより、容器本体内のボールが容器本体内において上下に移動し、このボールによって複数種類の液体が攪拌混合される。続いて、注出キャップの蓋を開けて容器本体を傾けることで、複数種類の液体が混合された状態の内容液が注出キャップの注出口から注出される。
また、容器内の内容液を攪拌するに際しては、容器の内面に凹凸(起伏)を設けることで、攪拌効率を高めることも考えられる。このように容器の内面に凹凸を設けることは、例えば下記特許文献2に記載されているような、座屈強度の向上を目的としたものが知られている。
特開平11−208743号公報 実公昭56−25857号公報
しかしながら、上記した特許文献1記載の容器では、ボールを上下動させることで内容液が攪拌混合されるが、そのボールの直径が小さいほど攪拌性能が低下する。そこで、攪拌性能を高めるべく、大径のボールを用いたり、複数のボールを用いたりすることが考えられるが、内容液の注出時にボールが注出口を閉塞したり、組立工程が煩雑になるなどの問題が生じるおそれがある。
また、前記した容器本体を上下に大きく揺動させなければボールが十分に上下動しないので、内容液を攪拌させにくいという問題がある。
一方、上記した特許文献2記載の容器は、座屈強度の向上を目的としたものであり、内容液の攪拌に着目したものではなかった。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、内容液を十分かつ容易に攪拌させることができる容器を提供することを目的としている。
本発明に係る容器は、容器本体の内側に内容液を収容する容器であって、前記容器本体は、筒状の胴部と、該胴部の下端部に設けられた底部と、前記胴部の上端部に設けられた環状の肩部と、該肩部の内縁から立設された口部と、を備えており、前記容器本体の内周面には、前記肩部から前記胴部を介して前記底部まで延在する凸部が一体に突設されていることを特徴としている。
このような特徴により、容器本体を振動させたり旋回させたりすると、容器本体の内周面に形成された凸部によって内容液が効率的に攪拌される。
また、本発明に係る容器は、前記容器本体の内周面に、発泡樹脂からなる凸部が一体に突設されていることを特徴としていてもよい。
このような特徴により、例えば凸部を軸方向に間欠的に配設させるなど、様々な形状の凸部を成形することが可能となる。
また、本発明に係る容器は、容器本体の内側に内容液を収容する容器であって、内周面に凸部が突設された挿入部材が前記容器本体の内側に挿入されることで、該容器本体の内周面側に前記凸部が配設されていることを特徴としていてもよい。
このような特徴により、容器本体の内側に挿入部材を挿入することで、容器本体の内周面側に凸部が配設される。そして、その容器本体を振動させたり旋回させたりすると、容器本体の内周面側に配設された凸部によって内容液が効率的に攪拌される。
また、上記した挿入部材が、弾性的に縮径変形可能な筒体からなることが好ましい。
これにより、挿入部材は、弾性的に縮径変形させた状態で容器本体内に挿入され、容器本体の内側で弾性(復元力)によって拡径され、容器本体の内周面に密接して保持される。
また、本発明に係る容器は、前記凸部が、前記容器本体の軸方向に沿って延設されていることが好ましい。
これにより、容器本体を、軸線に対する略垂直面に沿って旋回(横旋回)させたり径方向に往復動させたりしたときに、凸部によって内容液が効率的に攪拌される。
本発明に係る容器によれば、容器本体を大きく揺動させなくても内容液が十分に攪拌されるので、内容液を十分かつ容易に攪拌させることができる。
本発明の第1の実施の形態を説明するための容器の縦断面図である。 図1に示すA−A´間の断面図であり、容器の横断面図である。 本発明の第1の実施の形態を説明するための容器本体のパリソンの横断面図である。 本発明の第1の実施の形態を説明するための容器本体のパリソンの横断面図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための容器の縦断面図である。 図5に示すB−B´間の断面図であり、容器の横断面図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための縮径変形した挿入部材の横断面図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための挿入部材の挿入状況を表した縦断面図である。 本発明の他の実施の形態を説明するための容器本体のパリソンの横断面図である。 本発明の他の実施の形態を説明するための容器の横断面図である。 本発明の他の実施の形態を説明するための容器の縦断面図である。
以下、本発明に係る容器の第1,第2の実施の形態について、図面に基いて説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態について、図1から図4に基いて説明する。
なお、本実施の形態では、容器本体2の口部20側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、図1に示す符号Oは、容器1の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Oと記す。また、この軸線O方向を、以下、単に「軸方向」と記し、軸線Oに直交する方向を、以下、単に「径方向」と記し、軸線O回りの方向を、以下、単に「周方向」と記す。
図1に示すように、容器1は、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル等の合成樹脂からなる樹脂製容器であり、その概略構成としては、内容液を収容する容器本体2と、容器本体2の口部20に装着されたキャップ3と、を備えている。上記した内容液としては、比重が異なる互いに不溶性の複数種類の液体を含有したものや、液体に粉末状や顆粒状の添加物を添加したものなどであり、好ましくは含有成分が分離したり沈殿したりする例えば食品、飲料、薬剤、化粧品等の液体が挙げられる。
容器本体2は、筒状の胴部21と、胴部21の下端部に設けられた底部22と、胴部21の上端部に設けられた肩部23と、肩部23の上端部に設けられた口部20と、を備えている。胴部21は、略円筒状の直筒部であり、軸線Oを中心軸線にして軸方向に沿って延設されている。底部22は、胴部21の下端を閉塞する壁部であり、軸線Oに対して垂直に配設されている。肩部23は、胴部21の上端に連結された上面視円環形状の壁部であり、胴部21の上端から上方に向かうに従い漸次縮径されたテーパー形状を成している。口部20は、胴部21よりも小径の略円筒形状の筒部であり、肩部23の内縁から軸線Oに沿って立設されている。この口部20の外周面には雄ねじ24が形成されている。
図2に示すように、上記した容器本体2の内周面には、横断面視略円弧状の凸部25が一体に突設されている。凸部25は、容器本体2の内周面から径方向内側に向かって膨出した膨出部(肉厚部)であり、軸方向に沿って延設された縦リブである。詳しく説明すると、図1に示すように、凸部25は、肩部23の上端から肩部23の内周面に沿って肩部23の下端まで延設され、胴部21の上端(肩部23の下端)から胴部21の内周面に沿って軸方向下側に向けて胴部21の下端まで延設され、底部22の外縁(胴部21の下端)から底部22の上面に沿って径方向内側に向けて底部22の中心部分まで延設されている。また、上記した凸部25は、周方向に間隔をあけて均等に複数配設されている。
なお、容器本体2は、例えば凸部25のみを別材料で形成したり、あるいは外層および凸部25が一体設された内層を有する二層構造としてもよい。
一方、キャップ3は、口部20に被着されて口部20の上端を閉塞する有頂筒状の筒体であり、軸線Oに対して垂直に配設された天壁部30と、天壁部30の外縁から垂下されて口部20に螺着された周壁部31と、天壁部30の下面に垂設されて口部20の内側に嵌合された嵌合筒部32と、を備えている。天壁部30は、平面視円形の板部であり、口部20の上方に配設されている。周壁部31は、口部20の径方向外側に周設された略円筒形状の壁部であり、周壁部31の内周面には、上記した雄ねじ24に螺合される雌ねじ33が形成されている。嵌合筒部32は、周壁部31の内側に配設された円筒形状の筒部であり、嵌合筒部32の外周面は口部20の内周面に液密に密接されている。
次に、上記した構成からなる容器1の製造方法について説明する。
まず、上記した容器本体2をダイレクトブロー成形によって作成する。
具体的に説明すると、図示せぬホッパー内に貯留された合成樹脂等の成形材料を図示せぬ加熱シリンダ内に流入させ、成形材料を加熱溶融させる。そして、その成形材料を図示せぬ押し出しスクリューによって加熱シリンダ内から図示せぬダイスヘッド内に送り込み、ダイスヘッドからチューブ状のパリソン4(図3に示す。)を押し出す。続いて、チューブ状のパリソン4を、容器本体2の外面形状を型取った図示せぬ金型で挟み込む。その後、図示せぬエアブロー装置によってチューブ状のパリソン4の内側に空気を吹き込んでパリソン4を膨張させ、容器本体2を形成(ブロー成形)する。このとき、図3に示すように、チューブ状のパリソン4の内周面には、パリソン4の軸線O´方向に沿って延在する凸部40が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、図2に示すように、ブロー成形によって形成された容器本体2の内周面には、上記した凸部25が一体的に形成される。
なお、容器本体2の製造方法としては、他の方法も可能であり、例えばインジェクションブロー成形によって容器本体2を作成することも可能である。詳しく説明すると、射出成形によって有底筒状のプリフォームを作成し、そのプリフォームを金型内に挿入した後、プリフォーム内に空気を吹き込んで容器本体2をブロー成形して容器本体2を形成する。ただし、この方法では、プリフォームを作成した後に、そのプリフォームをエアブロー装置にセットしたり、プリフォームを加熱したりする作業が必要となる。
次に、上記した容器本体2の内側に内容液を充填し、その後、容器本体2の口部20にキャップ3を装着して容器本体2を密封する。なお、キャップ3は、公知の種々の成形方法によって作成することが可能である。
以上により、内容液を収容した容器1が形成される。
なお、上記した容器本体2を形成するためのパリソンとしては、図3に示す形状のパリソン4に限定されず、他の形状のパリソンを用いることも可能である。例えば、図4に示すように、パリソン4´の内周面に凹凸が形成されていなく、パリソン4´の外周面に、パリソン4´の軸線O´方向に沿って延在する凸部40´が周方向に間隔をあけて複数形成されていてもよい。このパリソン4´の内側に空気を吹き込んでブロー成形すると、凹凸のない図示せぬ金型によって、図2に示すように容器本体2の外周面が平面視円形状に形成される。一方、容器本体2の内周面には、凸部40´の部分が径方向内側に向かって膨出することによって、図2に示すように凸部25が形成される。
次に、上記した容器1の使用方法について説明する。
まず、内容液を収容した容器1を揺動させる。これにより、容器本体2内の凸部25によって容器本体2内の内容液が効率的に攪拌される。なお、凸部25が軸方向に沿って延設されているため、容器1を径方向に往復動させたり横旋回させたりすることで、凸部25によって容器本体2内の内容液が効率的に攪拌される。
次に、容器本体2とキャップ3とを軸線O回りに相対的に回転させ、容器本体2の口部20からキャップ3を取り外す。これにより、容器本体2の口部20の上端が開放される。
次に、容器本体2を傾けて容器本体2内の内容液を口部20から注出する。このとき、容器本体2内の内容液を予め攪拌しているので、十分に混合された内容液が口部20から注出される。
上記した構成からなる容器1によれば、使用前に容器本体2を揺動させると、容器本体2の内周面に形成された凸部25によって容器本体2内の内容液が効率的に攪拌されるので、容器本体2を大きく揺動させなくても内容液を十分に攪拌させることができる。したがって、内容液を十分かつ容易に攪拌させることができる。
また、凸部25が軸方向に沿って延設されており、容器本体2を径方向に往復動させたり横旋回させたりすることで、内容液が効率的に攪拌されるので、容器本体2を軸方向に揺動させることなく、内容液を容易に攪拌混合させることができる。したがって、キャップ3が外されて容器本体2の口部20が開放された状態であっても、口部20から内容液を飛散させずに内容液を十分に攪拌混合させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について、図5から図8に基いて説明する。
なお、上記した第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、容器1は、内容液を収容する容器本体102と、容器本体102の口部20に装着されたキャップ3と、容器本体102の内側に挿入された挿入部材5と、を備えている。図5、図6に示すように、容器本体102の内周面には、第1の実施の形態における凸部25に相当するものが形成されてなく、容器本体102の内周面は、平面視において凹凸のない円形状を成している。
挿入部材5は、弾性的に縮径変形可能な筒体からなる。具体的に説明すると、挿入部材5は、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル等の合成樹脂からなる樹脂製筒体であり、周方向の一部に軸方向に延在するスリットが形成された平面視C字形状を成している。この挿入部材5は、容器本体102の胴部21の下側部分(底部22側の部分)の内側に収納されていると共に軸線Oを共通軸にして容器本体102(胴部21)と同軸上に配設されており、挿入部材5の外周面は円筒状の容器本体102(胴部21)の内周面に全周に亘って密接されている。
また、挿入部材5は、図7に示すように、ロール状に巻くように変形させることで縮径可能な筒体であり、外径が少なくとも容器本体102の口部20の内径よりも小径になるまで弾性変形可能となっている。
また、上記した挿入部材5の内周面には、横断面視略円弧状の凸部50が一体に突設されている。凸部50は、挿入部材5の内周面から径方向内側に向かって膨出した膨出部(肉厚部)であり、軸方向に沿って延設された縦リブである。詳しく説明すると、凸部50は、挿入部材5の内周面の上端から下端にかけて延設されていると共に、周方向に間隔をあけて均等に複数配設されている。
次に、上記した構成からなる容器1の製造方法について説明する。
まず、容器本体102、キャップ3及び挿入部材5をそれぞれ作成する。容器本体102、キャップ3及び挿入部材5は、公知の種々の成形方法によって作成することが可能であり、例えば、容器本体102は、射出成形によって有底筒状のプリフォームを作成し、そのプリフォームを金型内に挿入した後、図示せぬエアブロー装置でプリフォーム内に空気を吹き込んで容器本体102を成形するインジェクションブロー成形によって形成することが可能である。なお、容器本体102は、第1の実施の形態と同様にダイレクトブロー成形によって作成することも可能である。
次に、図7、図8に示すように、挿入部材5を弾性的に縮径変形させた後、その挿入部材5を容器本体102の口部20から容器本体102の胴部21の内側に挿入する。これにより、縮径状態の挿入部材5が口部20を通って胴部21内に収納される。そして、挿入部材5は、容器本体102の胴部21の内側において、弾性(復元力)によって拡径され、挿入部材5の外周面が容器本体102の胴部21の内周面に密接する。これにより、胴部21内の挿入部材5が保持される。このとき、挿入部材5の外径が口部20の内径より大きくなっているため、挿入部材5が容器本体102から抜け出ることが防止される。なお、廃棄時に挿入部材5と容器本体102との分別を不要とするために、挿入部材5および容器本体102は同じ材料で形成することが好ましい。
次に、上記した容器本体102の内側に内容液を充填し、その後、容器本体102の口部20にキャップ3を装着して容器本体102を密封する。
以上により、内容液を収容した容器1が形成される。
上記した容器1によれば、容器本体102を揺動させたり旋回させたりすると、容器本体102内に収納された挿入部材5の凸部50によって容器本体102内の内容液が効率的に攪拌されるので、容器本体102を大きく揺動させなくても内容液が十分に攪拌させることができる。したがって、内容液を十分かつ容易に攪拌させることができる。
また、挿入部材5は、弾性的に縮径変形させた状態で容器本体102の口部20から挿入され、容器本体102の胴部21内において弾性(復元力)によって拡径され、胴部21の内周面に密接して保持されるので、口部20よりも大径の挿入部材5を口部20から容器本体102の内側に容易に挿入することができる。
また、挿入部材5は、弾性力によって胴部21の内側において胴部21の内周面に密接して保持されるので、容器本体2内における挿入部材5のがたつきを防止することができる。
以上、本発明に係る容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した第1の実施の形態では、内周面や外周面に凸部40,40´が形成されたパリソン4,4´を作成し、このパリソン4,4´の内側に空気を吹き込むことで、内周面に凸部25が突設された容器本体2を形成しているが、本発明は、他の方法で内周面に凸部25が突設された容器本体2を形成することも可能である。
例えば、図9に示すように、内周面に発泡樹脂240を埋設させたパリソン204を例えば押出成形などで作成し、このパリソン204の内側に空気を吹き込みブロー成形することで、図10に示すように、容器本体202の内周面から突出した凸部225が形成される。以上の過程で発泡樹脂240が膨張する。
なお、内周面に発泡樹脂240を埋設させたパリソン204を作成する方法としては、加熱溶融された成形材料を押し出してパリソン204を形成する際に、パリソン204の内周面に向けて発泡樹脂240を押し出すことで、パリソン204の内周面に発泡樹脂240を埋設させることが可能である。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、軸方向に連続的に延在する凸部25,50が形成されているが、本発明は、凸部を軸方向に間欠的に配設させることも可能である。例えば、図11に示すように、上述した発泡樹脂240を用いて凸部225を形成する場合には、発泡樹脂240を間欠的に押し出すことによって、パリソン204の内周面には、複数の発泡樹脂240が軸方向に間欠的に配設され、その結果、容器本体202の内周面に、凸部225を軸方向に間欠的に配設させることができる。なお、凸部225を軸方向に連続して延設させることも可能であり、また、挿入部材の内周面に形成される凸部を、軸方向に間欠的に配設させることも可能である。
さらに、本発明は、容器本体や挿入部材の内周面に形成される凸部が周方向に延設されていてもよく、或いは、容器本体や挿入部材の内周面に沿って螺旋状に延設されていてもよく、さらに、この場合にも、凸部が間欠的に配設されていてもよい。
また、上記した第2の実施の形態では、弾性的に縮径可能な挿入部材5として、平面視C字形状を成し、図7に示すように丸めることによって縮径される筒体が用いられているが、本発明は、他の構成の挿入部材であってもよい。例えば、軸方向に延在する複数の折り曲げ部が周方向に均等に形成された挿入部材を用いることも可能であり、この挿入部材によれば、上記した折り曲げ部を弾性的に屈曲させて挿入部材を縮径変形させることで、挿入部材を口部20に挿入させることが可能である。
さらに、本発明は、挿入部材が弾性的に縮径変形しない部材であってもよく、例えば、容器本体の口部の内径と胴部の内径とが略同径である場合、挿入部材を変形させることなく、口部から圧入嵌合することで容器本体の内側に収納させることが可能である。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、円筒形状の胴部21を有する容器本体2,102が備えられているが、本発明は、容器本体の形状は適宜変更可能である。例えば、容器本体の形状が角筒状、円錐状、角錐状、球状等に形成されていてもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、含有成分が分離したり沈殿したりする内容液が容器1内に収容されているが、本発明に係る容器は、複数の液体同士を混合させるため、或いは、液体に粉末状や顆粒状の添加物を混合させるために使用される混合容器であってもよく、1種類の液体からなる内容液が収容されていてもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 容器
2,102,202 容器本体
5 挿入部材
25,50,225 凸部

Claims (5)

  1. 容器本体の内側に内容液を収容する容器であって、
    前記容器本体は、筒状の胴部と、該胴部の下端部に設けられた底部と、前記胴部の上端部に設けられた環状の肩部と、該肩部の内縁から立設された口部と、を備えており、
    前記容器本体の内周面には、前記肩部から前記胴部を介して前記底部まで延在する凸部が一体に突設されていることを特徴とする容器。
  2. 容器本体の内側に内容液を収容する容器であって、
    前記容器本体の内周面には、発泡樹脂からなる凸部が一体に突設されていることを特徴とする容器。
  3. 容器本体の内側に内容液を収容する容器であって、
    内周面に凸部が突設された挿入部材が前記容器本体の内側に挿入されることで、該容器本体の内周面側に前記凸部が配設されていることを特徴とする容器。
  4. 請求項3記載の容器において、
    前記挿入部材は、弾性的に縮径変形可能な筒体からなることを特徴とする容器。
  5. 請求項1から4のいずれか記載の容器において、
    前記凸部は、前記容器本体の軸方向に沿って延設されていることを特徴とする容器。
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