JPH0144577B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0144577B2
JPH0144577B2 JP8283382A JP8283382A JPH0144577B2 JP H0144577 B2 JPH0144577 B2 JP H0144577B2 JP 8283382 A JP8283382 A JP 8283382A JP 8283382 A JP8283382 A JP 8283382A JP H0144577 B2 JPH0144577 B2 JP H0144577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
primary molded
molding
synthetic resin
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8283382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58203832A (ja
Inventor
Masachika Ueda
Akira Matsumoto
Shintaro Oohashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP57082833A priority Critical patent/JPS58203832A/ja
Publication of JPS58203832A publication Critical patent/JPS58203832A/ja
Publication of JPH0144577B2 publication Critical patent/JPH0144577B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば目薬容器等の合成樹脂製滴下
容器の成形方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、目薬液等の滴下容器として合成樹脂材料
が多く使用されている。この種の合成樹脂製滴下
容器は、容器を逆さにして胴部を押圧することに
より内容液を滴下させるものである。胴部が押圧
されると、当該押圧個所及びその近傍が内側へ湾
曲変形させられ、この胴部の湾曲変形により容器
の内部容積が減少させられて内容液を滴下させる
というものである。したがつて、胴部の湾曲変形
量が大きすぎると、内容液が一滴づつ適正に滴下
されなくなつてしまうので、使用される合成樹脂
は、胴部の変形量が大きくならないように二軸延
伸ブロー成形された剛性の高いものであるのが一
般的である。例えば、実開昭52−116459号公報に
記載のものは、ポリエステル製肉薄容器を二軸延
伸ブロー成形して全体が均一の厚みの容器を成形
していた。
〔解決しようとする問題点〕
実開昭52−116459号公報に記載のものでは、肉
厚を均一に薄く形成してあるため突出部を押圧す
る力が強すぎる場合には突出部のみならず隣接す
る胴部も変形し内容液が一度に大量に流出してし
まうおそれがあつた。突出部も胴部も均一の厚み
であるため、突出部のみを押圧して一滴づつ正確
に滴下させることは困難であつた。
さらに、このポリステル製肉薄容器では、肉厚
をあまり薄く形成してしまうと強度(対座屈強
度)的にも、水蒸気やガス透過の面でも問題があ
つた。
そこで、本発明は、良好な滴下作用及びその微
調整を可能にするとともに、対座屈強度の十分な
合成樹脂性滴下容器を二軸延伸ブロー成形して成
形する方法を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は、雌金
型とこの中空部の中心に挿抜自由に挿入された雄
金型との間に、次の(イ)ないし(ハ)から成る一次成形
品を成形するためのキヤビテイを形成し、 (イ) 有底管状でその上端部から下方に連なり底へ
続く管部の上部周壁部を部分的に外側へ膨出す
る膨出部を形成し、 (ロ) この膨出部の下方に連なる部分の内面個所た
る薄肉成形用内面部A、膨出部の内面B、上端
部の内周面Cのそれぞれの内径の相互関係をA
≦B≦Cに成形するとともに、 (ハ) 管部の他の内面と底の内周面を前記A、B、
Cよりも内側に膨出する肉厚内面部に成形した
一次成形品、 このキヤビテイ内へ射出成形機から合成樹脂材
料を流し込んで前記(イ)ないし(ハ)から成る一次成形
品を成形し、次いで、この一次成形品を吹込成形
用金型内にセツトして二軸延伸ブロー成形するこ
とにより管部及び底を膨張させた。
〔実施例〕
以下に本発明の好適な実施例を図面を参照しな
がら説明する。第1図に示す本発明方法により成
形された滴下容器1は、周面に雄ねじ2を形成し
た口部3と、この口部3に密嵌される滴下部材4
と、口部3から外方へ膨らんで底部6へ続く筒型
の胴部5とを備え、胴部5の対向する2ケ所に略
円形の内面に凹部71,71を有する薄肉部7,
7を形成したものである。凸部71,71の外面
は他の外面とほぼ平坦になるように形成してあ
る。前記口部3の雄ねじ2には、図示しないキヤ
ツプの雌ねじが螺合する。前記薄肉部7は、第2
図の想像線に示すように、押圧されることにより
当該薄肉部7のみが彎状に内側へ変形される。
この滴下容器1を二軸延伸ブロー成形するに
は、第3図に示すような一次成形品10を射出成
形する。この一次成形品10は、口部3となる上
端部11と、これに連続する管部12と底12′
とを備え、管部12の上部周壁部の対向する2ケ
所に外側に膨出する膨出部13,13を成形して
ある。これら膨出部13,13の内面と上端部1
1の内周面及び膨出部13,13の下端に連続す
る円形の薄内成形用内面部14,14は、段部の
ない平坦な内面に成形してあり、前記底12′の
内周面と管部12の残りの内面とは、内側へ膨出
した肉厚内面部15に成形してある(第4図及び
第5図参照)。
この一次成形品10を射出成形するには、第6
図ないし第9図に示す雄金型20を使用し、第1
0図に示すように射出成形機30の射出ノズル3
1に連通する雌金型21とねじ成形用の雌割金型
22,23との中空部の中心に前記雄金型20を
挿抜自由に挿入し、雌金型21、雌割金型22,
23と雄金型20との間に一次成形品10と同一
形状のキヤビテイ24を形成し、このキヤビテイ
24に合成樹脂材料を流し込めば良い。なお、ね
じ成形用として雌割金型22,23を使用した
が、ねじの全周をおおう円筒形状の内周面を有す
る雌金型であつても良く、この場合は一次成形品
成形後に回転させながら(いわゆるまわしどり)
雌金型を抜き取れば良い。このようにして射出成
形された一次成形品10を第11図に示すように
吹込成形用金型40内にセツトし、一次成形品1
0の上端部11を型締めにより保持させた状態で
その内部へ延伸用ピン41を挿入し、この延伸用
ピン41で底12′を押し下げて軸線方向へ延伸
させる。次いで、一次成形品10内へ吹込用空気
を導入して第11図矢印で示す方向へ膨張させて
吹込成形用金型40の内周面へ接触させ、これに
より第1図に示す滴下容器1と同一形状の二次成
形品を得る。
前記一次成形品10は、膨出部13と薄肉成形
用内面部14とが各1個づつ成形されたものであ
つても良い。すなわち、第12図に示すような一
次成形品10であつても良い。この一次成形品1
0を吹込成形すると第13図に示すような二次成
形品が得られる。この口部3に滴下部材4(第1
図参照)を密嵌すれば滴下容器1となる。
前述した一次成形品10(第3図、第12図)
における膨出部13の管部12からの立上壁13
a(第4図、第12図参照)は、垂直に立ち上が
らず傾斜したテーパ状に形成してあるとともに、
肉厚内周部15の立上壁15a(第4図、第5図
参照)も同様にテーパ状に形成してある。これら
立上壁13a,15aをテーパ状に形成すること
により、射出成形時における樹脂の流れを良好に
し、二次成形品の段部をめだたなくすることがで
きる。
なお、滴下容器1を例えば目薬容器として用い
る場合、材料として好ましいのは、化学的に安定
し、耐薬品性に優れ、有害物質の析出がなく、剛
性が高いとともに可撓性を有する剛性樹脂材料、
好適なものとしてポリエチレンテレフタレート樹
脂を用いる。薄肉部7は、その内面において凹部
71を形成することにより胴部5の中で最も肉の
薄い部分を構成しているのであるが、凹部71が
内面に形成されることにより、外観がシンプルと
なる上に、屈折率の関係で液体を収容した場合に
凹部71の境目が外から見て判別しにくくなり、
さらに胴部5の外周部へのラベル貼付等が容易と
なり、しかも同一体積のものである場合に凹部7
1が外周面に存在するものに比べてより多くの液
体を収容できる利点を有する。また、薄肉部7の
大きさは、押圧操作する手指の指先の大きさより
やや広い程度あれば良い。
また、一次成形品10は、膨出部13の下方に
連なる部分の内面個所たる薄肉成形用内面部14
をAとし、膨出部の内面をBとし、上端部11の
内周面をCとすると、それぞれの内径の相互関係
はA≦B≦Cの関係であれば良い。例えば、第1
4図aに示すように、Aの内径、より詳しく言え
ばAから管部12の軸心を通り対向する内面まで
の距離Al、Bの内径Bl、Cの内径Clは、Al<Bl
<Clの関係となり、かつ肉厚内面部15の内径l
は、l<Clの関係にある。第14図bにおいて
は、l<Al<Bl<Clの関係にある。すなわち、
A、B、Cのそれぞれの内径の関係はA≦B≦C
であり、管部12の他の内面(A、B、Cを除い
た部分)と12′の内周面は、A、B、Cよりも
内側に膨出する肉厚内面部15に成形してあれば
良い。換言すると、一次成形品10の内面におい
て、段部のある個所の上の内径と下の内径とで
は、上≧下であることが条件であり、この条件下
において雄金型20の抜出が可能となる。
次に、滴下容器1の操作について説明する。使
用に際しては、滴下容器1を逆さにし、この状態
で薄肉部7を指先で押圧すると、この部分が胴部
5の中で最も薄いので、この薄肉部7のみが変形
されて滴下部材4から内容液が一滴づつ確実に滴
下される。滴下量は、薄肉部7の押圧変形量によ
つて決定されるから、この薄肉部7の全面積や肉
厚の設計で滴下量を決定することができる。
〔効果〕
以上説明したように本発明に係る成形方法によ
れば、射出成形により成形される一次成形品が、 (イ) 有底管状でその上端部から下方に連なり底へ
続く管部の上部周壁部を部分的に外側へ膨出す
る膨出部を形成し、 (ロ) この膨出部の下方に連なる部分の内面個所た
る薄肉成形用内面部A、膨出部の内面B、上端
部の内周面Cのそれぞれの内径の相互関係をA
≦B≦Cに成形するとともに、 (ハ) 管部の他の内面と底の内周面を前記A、B、
Cよりも内側に膨出する肉厚内面部に成形し、 て成るものであるから、射出成形後に雄金型もス
ムースに抜出させることができ、胴部に所望の薄
肉部を容易に成形することが可能であり、何より
も二軸延伸ブロー成形が可能となる。この一次成
形品を吹込成形用金型内にセツトして二軸延伸ブ
ロー成形することにより、管部及び底を膨張させ
て良好な滴下作用の行える合成樹脂製滴下容器を
容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により成形された容器の一
例を示す斜視図、第2図は第1図−線端面
図、第3図はこの容器を得るための一次成形品の
一例を示す斜視図、第4図は第3図−線断面
図、第5図は第3図−線断面図、第6図は射
出成形時に使用される雄金型の一例を示す斜視
図、第7図は第6図−線断面図、第8図は第
6図−線断面図、第9図は第6図−線断
面図、第10図は射出成形の一例を示す断面図、
第11図は二軸延伸ブロー成形の一例を示す断面
図、第12図は一次成形品の他例を示す斜視図、
第13図は第12図に示す一次成形品を二軸延伸
ブロー成形して得た二次成形品の斜視図、第14
図a,bは一次成形品の内面各部の相互関係を示
す図である。 1……滴下容液、3……口部、4……滴下部
材、5……胴部、6……底部、7……薄肉部、7
1……凹部、10……一次成形品、11……上端
部、12……管部、12′……底、13……膨出
部、14……薄肉成形用内面部、15……肉厚内
面部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 雌金型とこの中空部の中心に挿抜自由に挿入
    された雄金型との間に、次の(イ)ないし(ハ)から成る
    一次成形品を成形するためのキヤビテイを形成
    し、 (イ) 有底管状でその上端部から下方に連なり底へ
    続く管部の上部周壁部に部分的に外側へ膨出す
    る膨出部を形成し、 (ロ) この膨出部の下方に連なる部分の内面個所た
    る薄肉成形様内面部A、膨出部の内面B、上端
    部の内周面C、肉厚内面部の内径lのそれぞれ
    の内径の相互関係をl<Al≦Bl≦Clに成形す
    るとともに、 (ハ) 管部の他の内面と底の内周面を前記A、B、
    Cよりも内側に膨出する肉厚内面部に成形した
    一次成形品、 このキヤビテイ内へ射出成形機から合成樹脂材
    料を流し込んで前記(イ)ないし(ハ)から成る一次成形
    品を形成し、 次いで、この一次成形品を吹込成形様金型内に
    セツトして二軸延伸ブロー成形することにより管
    部及び底を膨張させたことを特徴とする合成樹脂
    製滴下容器の成形方法。 2 前記一次成形品における外面上及び内面上の
    段部を傾斜させたテーパ状に成形することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の合成樹脂製滴
    下容器の成形方法。
JP57082833A 1982-05-17 1982-05-17 合成樹脂製滴下容器及びその成形方法 Granted JPS58203832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57082833A JPS58203832A (ja) 1982-05-17 1982-05-17 合成樹脂製滴下容器及びその成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57082833A JPS58203832A (ja) 1982-05-17 1982-05-17 合成樹脂製滴下容器及びその成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58203832A JPS58203832A (ja) 1983-11-28
JPH0144577B2 true JPH0144577B2 (ja) 1989-09-28

Family

ID=13785403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57082833A Granted JPS58203832A (ja) 1982-05-17 1982-05-17 合成樹脂製滴下容器及びその成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58203832A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4725464A (en) * 1986-05-30 1988-02-16 Continental Pet Technologies, Inc. Refillable polyester beverage bottle and preform for forming same
JPH06123134A (ja) * 1992-07-01 1994-05-06 Hokoku Juki Kk 鋼管柱の製造方法
JP2009165680A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Senju Pharmaceut Co Ltd 点眼容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58203832A (ja) 1983-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3179714B2 (ja) ブロー成形されたプラスチック容器及びその製造方法
US3403804A (en) Blown bottle of flexible plastics
US4989757A (en) Plastic container with self-draining feature
EP2792466B1 (en) Parison and container blow-molding method using same
PL163900B1 (pl) Skladana butla z tworzywa sztucznego PL PL
US4989738A (en) Plastic bottle with reinforced concave bottom
CA1319909C (en) Plastic container with self-draining feature
JPH02258214A (ja) 容器成形装置及びその方法
US4061702A (en) Method of making a plastic container
JPH0144577B2 (ja)
JP6585513B2 (ja) ポリエステル樹脂製ブロー成形多重ボトル
GB2104825A (en) Blow moulding
JPS6143176B2 (ja)
JPS626484B2 (ja)
JPS5821372Y2 (ja) 二軸延伸させた合成樹脂製肉薄壜
KR20040044989A (ko) 수지제 튜브형 용기 및 그 예비성형품
JP2010274958A (ja) 容器
JPS6142806Y2 (ja)
JPH05305934A (ja) 押し潰し易いプラスチックボトルとその製造法
JPS598221B2 (ja) ポリエステル製壜の製造方法ならびにその製造用装置
JP3174375B2 (ja) 把手付き壜体の一次成形品と把手付き壜体の成形方法
JP2008142937A (ja) ブロー成形ボトル用プリフォーム
JP3101375B2 (ja) ポリエチレンテレフタレート樹脂製壜体及びその製造方法
JP2004299766A (ja) 容易に押し潰し可能な中空容器とその成形方法
JP2516648B2 (ja) 壜体の一次成形品