JP6808272B2 - 広口容器 - Google Patents
広口容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6808272B2 JP6808272B2 JP2016212875A JP2016212875A JP6808272B2 JP 6808272 B2 JP6808272 B2 JP 6808272B2 JP 2016212875 A JP2016212875 A JP 2016212875A JP 2016212875 A JP2016212875 A JP 2016212875A JP 6808272 B2 JP6808272 B2 JP 6808272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- region
- lid side
- inner lid
- outer lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
蓋体が、口筒部の周壁に設けられたネジに螺合するネジを有する内蓋と、内蓋の外側に回転可能に外挿されて成る外蓋とを有して構成され、
外蓋の天面には外蓋側透明領域と素地色から成る外蓋側不透明領域とが同じ大きさ且つ同形状を有して交互に配置されて成る外蓋側模様部が天面中心の周りに全周にわたって形成され、内蓋の天面には外蓋側不透明領域と同じ素地色から成る内蓋側第1領域と内蓋側第1領域とは異なる色で形成された内蓋側第2領域とが外蓋側透明領域及び外蓋側不透明領域と同じ大きさ且つ同形状を有して交互に配置されて成る内蓋側模様部が天面中心の周りに全周にわたって形成されており、
蓋体を閉じた閉蓋状態では、外蓋側不透明領域と外蓋側透明領域を介して外部に表出される内蓋側第1領域とにより蓋体の天面中心の周りに全周にわたって素地色から成る一様な模様が形成され、蓋体を開いた開蓋状態では、外蓋側不透明領域と外蓋側透明領域を介して外部に表出される内蓋側第2領域とにより蓋体の天面中心の周りに全周にわたって外蓋側不透明領域と内蓋側第2領域とが周方向に交互に配置されて成る模様が形成されることを特徴とする、と云うものである。
図1は本発明の第1実施例を示す広口容器の分解斜視図、図2Aは外蓋の周壁の内面を部分的に示す拡大斜視図、図2Bは図2Aの2B−2B線における断面図、図2Cは図2Aの2C−2C線における断面図、図3Aは内蓋の周壁の外面を部分的に示す拡大斜視図、図3Bは図3Aの3B−3B線における部分断面図、図3Cは図3Aの3C−3C線における部分断面図である。
一方の外蓋20は合成樹脂材料により有頂筒状に形成されており、その天面21には複数(第1実施例では6ヶ)の外蓋側透明領域22とこれと同数から成る外蓋側不透明領域23とが周方向に交互に設けられて成る外蓋側模様部24が形成されている。尚、外蓋側模様部24は、好ましくは外蓋20の素地色(例えば白色)で形成されており、図1及び図4A,Bでは分かりやすくするために外蓋側不透明領域23をハッチングを付して示している。外蓋側透明領域22及び外蓋側不透明領域23は同じ大きさ且つ同形状で形成されており、各形状は中心点から外縁部に向かう各辺を円弧状とする渦巻き形状として形成されている。この外蓋20では、外部から外蓋側透明領域22を介して外蓋20の内部の状態を把握することが可能であるが、外蓋側不透明領域23を介して内部の状態を把握することは不可能となっている。
内蓋側第1領域32と内蓋側第2領域33は互いに異なる色に着色されている。この第1実施例では、内蓋側第1領域32を内蓋30の素地色(例えば白色)で形成し、内蓋側第2領域33が他の色(例えば青色)に着色されている。この内蓋側第2領域33は、外蓋側不透明領域23とも異なる色である。尚、図1及び図4Bでは内蓋側第2領域33をグレーで示している。
また内蓋30の周壁35の内面35Bの下端で且つ軸対称となる2箇所の位置には、上述した容器本体10側の本体側係止片14と係合可能な内蓋側係止片39が夫々突設されている(後述の図5A,B参照)。
図4Aは閉蓋状態を示す広口容器の平面図、図4Bは開蓋体状態を示す広口容器の平面図、図5Aは閉蓋状態を示す広口容器の平断面図、図5Bは開蓋体状態を示す広口容器の平断面図、図6は閉蓋状態から開蓋状態へ移行する過程を段階的に示す広口容器の部分的な拡大平断面図、図7は開蓋状態から閉蓋状態へ移行する過程を段階的に示す広口容器の部分的な拡大平断面図である。
図6Bに示すように、使用者が蓋体40を構成する外蓋20を把持しながら閉蓋状態から開き方向(反時計回り方向)回転させると、まず蓋体40は外蓋20のみが回転することになる。すなわち、内蓋30側の内蓋側係止片39と容器本体10側の本体側係止片14との間の内側の係合力は、内蓋30の主凸部37Bと外蓋20の規制凸部28との間の外側の係合力よりも大きく設定されており、これらの間の係合が解除されるときに、最初に外側の係合が解除される仕組みとなっている。
よって、外蓋20のみが回転する際には、外蓋20の規制凸部28が内蓋30側の主凸部37Bを開き方向に乗り越えることにより、外蓋20が回転規制状態から解放される。このとき、蓋体40の天面に渦巻き模様が表れ始める。また内蓋30は回転せず、内蓋30の内蓋側係止片39と容器本体10側の本体側係止片14との係合状態は維持されている。
使用者は、蓋体40を容器本体10の口筒部11に装着して閉じ方向に回して螺着させる。
図7Aに示すように、この螺着の最初の過程においては、外蓋20の規制凸部28が内蓋30側の主凸部37Bに当接し、続いて内蓋3の内蓋側係止片39が容器本体10側の本体側係止片14に当接する。
またこの状態では、蓋体40の天面は、渦巻き模様が隠れた状態にあるため、使用者は蓋体40の天面の状態から広口容器1が閉蓋状態にあると一見して把握することができる。
第2実施例が上記第1実施例と異なる点は、外蓋20の周壁25と内蓋30の周壁35とが対向し合う部分の構成にあり、その他の構成は上記第1実施例と同様である。
このように第2実施例に示す広口容器1は、一度使用後の状態にとなった後に再び使用前の状態に戻すことは不可能であるため、過去に開封操作が行われたことがある広口容器1であるか否かを容易に判別することができる。
よって、第2実施例に示す広口容器1では、開封操作の有無を容易且つ迅速に判別可能であることから、悪戯等による不正開封を抑止する効果が期待できる。あるいは不正開封操作が行われことのない広口容器1であるか、または不正開封操作が行われたことのある広口容器1であるか、について証明することもできる。
例えば、上記第1実施例では蓋体40の天面に異なる色による渦巻き模様が表出される場合を示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の柄(例えば縞模様の柄、チェック柄、絵柄、記号による柄等)が表出される構成であっても良い。
10 : 容器本体
11 : 口筒部
12 : 口筒部の周壁
13 : ネジ(雄ネジ)
14 : 本体側係止片
20 : 外蓋
20a : 移動リブ
21 : 外蓋の天面
22 : 外蓋側透明領域
23 : 外蓋側不透明領域
24 : 外蓋側模様部
25 : 周壁
25B : 周壁の内面
26 : 段差部
27 : 溝部
27A : 副溝部
27B : 主溝部
27a : 閉方向エッジ
27b : 開方向エッジ
28 : 規制凸部
30 : 内蓋
30a : ストッパリブ
30b : 傾斜リブ
30c : 拘束部
30d : 規制リブ
31 : 内蓋の天面
32 : 内蓋側第1領域
33 : 内蓋側第2領域
34 : 内蓋側模様部
35 : 周壁
35A : 周壁の外面
35B : 周壁の内面
36 : フランジ部
37 : 凸部
37A : 副凸部
37B : 主凸部
38 : ネジ(雌ネジ)
39 : 内蓋側係止片
40 : 蓋体
Claims (10)
- 内容物が充填される広口状の容器本体(10)と、前記容器本体(10)の口筒部(11)に対して開閉自在に装着される蓋体(40)とを有する広口容器であって、
前記蓋体(40)が、前記口筒部(11)の周壁(12)に設けられたネジ(13)に螺合するネジ(38)を有する内蓋(30)と、該内蓋(30)の外側に回転可能に外挿されて成る外蓋(20)とを有して構成され、
前記外蓋(20)の天面には外蓋側透明領域(22)と素地色から成る外蓋側不透明領域(23)とが同じ大きさ且つ同形状を有して交互に配置されて成る外蓋側模様部(24)が天面中心の周りに全周にわたって形成され、前記内蓋(30)の天面には前記外蓋側不透明領域(23)と同じ素地色から成る内蓋側第1領域(32)と該内蓋側第1領域(32)とは異なる色で形成された内蓋側第2領域(33)とが前記外蓋側透明領域(22)及び前記外蓋側不透明領域(23)と同じ大きさ且つ同形状を有して交互に配置されて成る内蓋側模様部(34)が天面中心の周りに全周にわたって形成されており、
前記蓋体(40)を閉じた閉蓋状態では、前記外蓋側不透明領域(23)と前記外蓋側透明領域(22)を介して外部に表出される前記内蓋側第1領域(32)とにより蓋体(40)の天面中心の周りに全周にわたって前記素地色から成る一様な模様が形成され、前記蓋体(40)を開いた開蓋状態では、前記外蓋側不透明領域(23)と前記外蓋側透明領域(22)を介して外部に表出される前内蓋側第2領域(33)とにより蓋体(40)の天面中心の周りに全周にわたって前記外蓋側不透明領域(23)と前内蓋側第2領域(33)とが周方向に交互に配置されて成る模様が形成されることを特徴とする広口容器。 - 外蓋側不透明領域(23)と内蓋側第1領域(32)とが同じ色又は柄で形成され、外蓋側不透明領域(23)と内蓋側第2領域(33)とが異なる色又は柄で形成されている請求項1記載の広口容器。
- 外蓋側模様部(24)を構成する外蓋側透明領域(22)及び外蓋側不透明領域(23)と、内蓋側模様部(34)を構成する内蓋側第1領域(32)及び内蓋側第2領域(33)とが全て同じ形状で形成されている請求項1又は2に記載の広口容器。
- 蓋体(40)の天面に形成される模様が渦巻き模様である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の広口容器。
- 外蓋(20)の周壁(25)と内蓋(30)の周壁(35)とが対向し合う一方の周壁(35)に凸部(37)が形成されており、他方の周壁(25)に前記凸部(37)が摺動可能な溝部(27)が形成されると共に該溝部(27)の周方向の長さ寸法(L1)よりも前記凸部(37)の長さ寸法(L2)が短く設定されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の広口容器。
- 溝部(27)内に、凸部(37)の摺動を規制する規制凸部(28)が形成されている請求項5記載の広口容器。
- 容器本体(10)側の口筒部(11)を形成する周壁(12)に本体側係止片(14)が突設され、これと対向する内蓋(30)の周壁(35)に、前記本体側係止片(14)を周方向に乗り越え可能な内蓋側係止片(39)が突設されている請求項1乃至6のいずれか一項に記載の広口容器。
- 内蓋(30)側の内蓋側係止片(39)と容器本体(10)側の本体側係止片(14)との間の係合力が、前記内蓋(30)側の主凸部(37B)と前記外蓋(20)の規制凸部(28)との間の係合力よりも大きく設定されている請求項7記載の広口容器。
- 外蓋(20)の周壁(25)の内面(25B)と、これと対向する内蓋(30)の周壁(35)の外面(35A)との一方に移動リブ(20a)が突設され、他方に周方向に移動しようとする前記移動リブ(20a)を拘束する拘束部(30c)と前記移動リブ(20a)の周方向への移動を規制する規制リブ(30d)とが設けられている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の広口容器。
- 拘束部(30c)は、一対の傾斜面と垂直面とを有して構成される傾斜リブ(30b)と、該傾斜リブ(30b)を周方向に乗り越えた移動リブ(20a)のさらなる移動を阻止するストッパリブ(30a)とにより構成される請求項9記載の広口容器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016169109 | 2016-08-31 | ||
JP2016169109 | 2016-08-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018039568A JP2018039568A (ja) | 2018-03-15 |
JP6808272B2 true JP6808272B2 (ja) | 2021-01-06 |
Family
ID=61625122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016212875A Active JP6808272B2 (ja) | 2016-08-31 | 2016-10-31 | 広口容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6808272B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7278872B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2023-05-22 | 株式会社吉野工業所 | 抜栓キャップ |
JP7451096B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2024-03-18 | 株式会社吉野工業所 | 抜栓キャップ |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0169744U (ja) * | 1987-10-29 | 1989-05-09 | ||
JPH0613102Y2 (ja) * | 1988-03-10 | 1994-04-06 | 吉田工業株式会社 | 位置合わせチューブ |
JP3522924B2 (ja) * | 1995-10-30 | 2004-04-26 | 株式会社吉野工業所 | 封緘式キャップ |
DE29600635U1 (de) * | 1996-01-16 | 1997-02-13 | Hainke Rolf Dipl Architekt | Schraubbare Verschlußkappe mit Anzeige des Verschlußzustandes |
JP2003118763A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Yoshida Industry Co Ltd | 可変模様蓋 |
JP6164635B2 (ja) * | 2013-02-28 | 2017-07-19 | 日本クロージャー株式会社 | キャップ |
JP6099137B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-03-22 | 日本クロージャー株式会社 | 容器 |
ITMO20130242A1 (it) * | 2013-08-29 | 2015-03-01 | Ativa | Capsula di sicurezza per contenitori. |
-
2016
- 2016-10-31 JP JP2016212875A patent/JP6808272B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018039568A (ja) | 2018-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190233184A1 (en) | Child Resistant Flip Top Cap with Adjustable Viewing Window | |
JP4756496B2 (ja) | ポンプ付き注出容器 | |
RU2670019C1 (ru) | Сосуд для косметики, содержащий крышку с направляемым элементом зацепления | |
JP6808272B2 (ja) | 広口容器 | |
JP6027647B1 (ja) | キャップユニット及び飲料用容器 | |
KR950704163A (ko) | 리세스 내에 위치된 래치를 갖는 아동 안전용 마개(Child Resistant Closure with Recessed Latch) | |
KR200486058Y1 (ko) | 다중 걸림구조를 가진 용기용 마개 | |
KR20080093995A (ko) | 어린이에게 안전한 용기용 로킹 장치 | |
US3858740A (en) | Locking device for containers | |
US20170210545A1 (en) | Individual pill dispenser | |
JP2017007742A (ja) | キャップユニット及び飲料用容器 | |
JP2018034822A (ja) | ねじユニット及びねじ容器 | |
US5706962A (en) | Thumb tab child resistant closure | |
US20100051573A1 (en) | Integrally Molded Hinge Cap | |
CA2929801C (en) | Secured storage apparatus | |
US3276612A (en) | Locking closure device for vials and the like | |
JP6466387B2 (ja) | キャップユニット及び飲料用容器 | |
KR200385310Y1 (ko) | 열림방지 기능을 가지는 용기 마개 | |
JP6190669B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6602191B2 (ja) | 蓋ロック機能付きキャップ | |
JP2019043590A (ja) | 定量取出容器 | |
JP7149889B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
JP6883324B2 (ja) | 安全キャップ | |
JP2011084286A (ja) | ヒンジキャップ | |
KR20220001406U (ko) | 용기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200728 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200917 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6808272 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |