JP6164635B2 - キャップ - Google Patents
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Description
これらの従来技術のうち、特許文献1、2のものは加飾性に劣ると共に、文字等を表示させるためにはキャップの回転角度を大きくしなければならない欠点があり、特許文献3のものはモアレ現象により加飾性を高めているが、キャップの開閉とは関連性がなく、また特定情報の表示性に欠けるという欠点がある。
前記外蓋は内側を視認できる透視部を前記天面壁に有し、前記内蓋の前記円形状天面部には内側印刷面を前記透視部の内側にある透視可能領域に有し、
前記透視部には前記円形状天面部の中心に対応する前記天面壁の中心から放射状に延びる放射縞を形成し、該放射縞の下の前記透視可能領域に中心から放射状にのびる放射線画による文字や絵の表示が隠れている表示発現手段を備え、前記外蓋を前記内蓋に対して回動させることによって、前記透視部に文字や絵を表示することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のキャップにおいて、前記内蓋には円形状天面部の外周縁から垂下した円筒状の内蓋スカート壁を有し、前記不可逆構造は、前記内蓋スカート壁の外周部に配置された、周方向両端面が係止面となっている係止凸部と、該係止凸部から開栓方向に所定角度離れて配置され開栓方向端面が開栓方向回転に対して揺動可能となっている係止フラップの組合せからなる内蓋側係止手段と、前記外蓋スカート壁の内周部に配置され、外蓋の開栓方向の回転に対して前記係止凸部の閉栓方向端面の係止面と係合する係止面を有する第1係合突起と、閉栓方向の回転に対して前記係止フラップの端面の係止面と係合する第2係合突起の組み合わせからなる外蓋側係止手段からなることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載のキャップにおいて、前記外蓋は、非透明材料で形成され、前記透視部に開口窓が形成され、該開口窓を遮蔽して前記放射縞が印刷された透明フィルムが貼付されていることを特徴とするものである。
また、請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のキャップにおいて、前記表示発現手段によって発現する文字や絵には、エンターティメント情報を含んでいることを特徴とするものである。
また、前記透視部には前記天面壁の中心から延びる放射状に延びる放射縞を形成したので、内側印刷面に表示された初期に隠しておきたい文字や図柄を確実に隠しておくことが出来る。また、放射縞の集合により扇形の放射線画が形成されるので、天面壁中心部では縞の間隔が小さくなりすぎても外周部では間隔が広がり、直径の小さいキャップでも判別し易い表示が可能となる。
そして、放射縞を放射状に扇形に配置しているので、内側印刷面と外側透視部を相対回転させた場合の放射縞を利用した模様による情報表示がしやすくなり、外蓋を内蓋に対して僅かの回転で隠しておいた文字や図柄を顕在化させることができる。
さらに、前記不可逆構造を請求項3に記載の構成にすることにより、より確実なTE性を得ることが可能となる。
前記不可逆構造を構成する内蓋側係止手段と外蓋側係止手段の配置関係は、請求項4又は請求項5に記載の何れでも採用でき、キャップの種類によって任意に採用可能であり、自由度が高い。
さらに、前記表示発現手段により発現する文字や絵には、開栓されたことを明示する表示に限らず、福引や占いあるいは他のエンターティメント情報の表示あるいはその組合せ等を任意に採用することによって、単にTE性のみならずエンターティメント性に富んだキャップを得ることができる。
本実施形態では、内蓋と外蓋との相対回転と放射縞と放射線画の相互作用により出現する文字や図柄の表示発現手段をキャップの開封表示手段に適用した場合を示し、まず、本実施形態のキャップの開封構造を図1及び図2により説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るネジ付きキャップ10をボトル等の容器口90に装着した状態での要部断面図である。本実施形態に係るネジ付きキャップ10は、合成樹脂製キャップであり、内蓋1と外蓋2からなり、内蓋スカート壁11の内周面に容器口に形成された雄ネジ91と螺合する雌ネジ17が形成され、円形状天面部12に後述する内蓋側の開栓表示発現手段が設けられている。そして、内蓋スカート壁11の外周面には、後述する外蓋2との間で不可逆構造を形成するための係止凸部及び係止フラップが形成されている。また、内蓋スカート壁11の外周部には外蓋が上方に抜けるのを阻止するための軸方向係止突起14が設けられている。図中、18はインナーリングである。
なお、上記内蓋の内周面に雌ネジを形成した場合であるが、雌ネジに代えてラグ等の凸部を形成して回転により開閉可能にしてもよい。
なお、上記実施形態では、内蓋側係止手段が内蓋スカート壁11外周面にあり、外蓋側係止手段が外蓋スカート壁22内周面にある場合を示しているが、前記内蓋側係止手段を内蓋円形状天面部上面の外周側に形成し、前記外蓋側係止手段を外蓋天面壁下面の外周側に形成することも可能であるので、上記実施形態に限るものではない。
図3(a)は、図1に示すキャップの外蓋2の天面壁21の外周部近傍に、内蓋の円形状天面部が透視可能になっている仮想線で示す透視部31を90゜間隔で4個形成した外蓋の平面図である。該透視部に図3(a)に示すような、顕像化用線画として外蓋の中心から放射状に伸びる線(縞)が所定ピッチ角度で形成された放射縞32が形成されている。
透視部31は、外蓋2が透明又は半透明材料で形成され、内蓋の天面部が視認できれば特別な構成をすることなく、該透視部に放射縞32を設ければよい。しかしながら、外蓋が後述するように非透明材料で形成されている場合は、該透視部をくり抜いた開口窓として、該開口窓を覆って内側又は外側に透明材料に印刷された顕像化用線画として放射縞を貼付する。
前記白線の放射線群は白に限らず、例えば顕像化用線画と同じ色とすると、透視部には放射線が無い状態から放射線で分割された文字や図柄が表示される様になる。
例えば、透視部の放射縞を2度とし、隙間を2度とすれば、表示部が大きくなり、より美しく表示することができる。放射縞は潜像線画を隠す目的があるため、隙間よりも大きい幅を有することは出来ない。
以上のように、本実施例の開栓表示発現手段によれば、外蓋の僅かな回転で開栓表示が発現でき、従来のTEバンドによる表示に比べて確実に表示できる。
本実施形態のキャップ80と図1に示す実施形態のキャップ10との相違点は、天面壁82の中央部に開口窓83が設けられて、該開口窓に開栓表示発現手段85が設けられていることにある。開栓表示発現手段85は、円形状天面部12の表面に放射線画による文字絵柄を直接印刷又はフィルムに印刷して貼付することにより施し、天面壁82側には放射縞を透明フィルムに印刷して開口窓83を覆うように外蓋天面壁82の内面に貼付することにより形成してある。したがって、本実施形態のネジ付きキャップは、外蓋81が透明又は半透明樹脂で形成されてなくても、金属であっても、放射線画による開栓表示を発現させることができる。なお、外蓋の開口窓に貼付する放射縞が付された透明フィルムは、図7に示すように外蓋天面壁82の裏面に貼付してもよく、天面壁表面に貼付してもよい。
以上、本発明の表示発現手段の種々の実施例を示したが、本発明は上記実施例に限るものでなく、種々の形態のものが採用可能である。
2、81 外蓋
10、40、80 キャップ
11 内蓋スカート壁
12 円形状天面部
14 軸方向係止突起
15 係止凸部
151、152 係止面
16 係止フラップ
161 基部
162 係止面
17 雌ネジ
18 インナーリング
21、82 天面壁
22 外蓋スカート壁
23 軸方向係合突起
25 第2係合突起
26 第1係合突起
31、41 透視部
32、42 顕像化用線画(放射縞)
33 内側印刷面
34、44 潜像線画(放射線画)
43 透視可能領域)
83 開口窓
85 開栓表示発現手段
86 透明フィルム
90 容器口
91 雄ネジ
Claims (6)
- 天面壁と円筒状の外壁スカート壁を有する外蓋と、円形状天面部を有する内蓋とを有し、前記外蓋が前記内蓋に対して回動可能に嵌合されたキャップにおいて、
前記外蓋は内側を視認できる透視部を前記天面壁に有し、前記内蓋の前記円形状天面部には内側印刷面を前記透視部の内側にある透視可能領域に有し、
前記透視部には前記円形状天面部の中心に対応する前記天面壁の中心から放射状に延びる放射縞を形成し、該放射縞の下の前記透視可能領域に中心から放射状にのびる放射線画による文字や絵の表示が隠れている表示発現手段を備え、前記外蓋を前記内蓋に対して回動させることによって、前記透視部に文字や絵を表示することを特徴とするキャップ。 - 前記内蓋と前記外蓋とは、開栓動作の最初は前記外蓋だけが回転し、所定位置で前記外蓋と内蓋が回動に対して一体化し、以後は前記外蓋が前記内蓋に対して回転することを阻止した不可逆構造となっており、前記表示発現手段によって、開栓表示を発現するタンパーエビデント機能を奏する請求項1に記載のキャップ。
- 前記内蓋には円形状天面部の外周縁から垂下した円筒状の内蓋スカート壁を有し、前記不可逆構造は、前記内蓋スカート壁の外周部に配置された、周方向両端面が係止面となっている係止凸部と、該係止凸部から開栓方向に所定角度離れて配置され開栓方向端面が開栓方向回転に対して揺動可能となっている係止フラップの組合せからなる内蓋側係止手段と、前記外蓋スカート壁の内周部に配置され、外蓋の開栓方向の回転に対して前記係止凸部の閉栓方向端面の係止面と係合する係止面を有する第1係合突起と、閉栓方向の回転に対して前記係止フラップの端面の係止面と係合する第2係合突起の組み合わせからなる外蓋側係止手段からなる請求項2に記載のキャップ。
- 前記外蓋は透明又は半透明樹脂材料で形成され、前記放射縞が前記外蓋に直接印刷又は透明樹脂フィルムに印刷されて貼付形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のキャップ。
- 前記外蓋は、非透明材料で形成され、前記透視部に開口窓が形成され、該開口窓を遮蔽して前記放射縞が印刷された透明フィルムが貼付されている請求項1〜3のいずれかに記載のキャップ。
- 前記表示発現手段によって発現する文字や絵には、エンターティメント情報を含んでいる請求項1〜5の何れかに記載のキャップ。
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