JP6993835B2 - 保持装置および保持装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は、対象物を保持する保持装置に関する。
例えば半導体製造装置において、ウェハを保持する保持装置として、静電チャックが用いられる。静電チャックは、例えば、セラミックスにより形成され、内部にヒータを有するセラミックス部材と、金属により形成され、内部に冷媒を流すための流路が形成されたベース部材と、セラミックス部材とベース部材とを接合する接合部とを備える。静電チャックは、内部電極を有しており、内部電極に電圧が印加されることにより発生する静電引力を利用して、セラミックス部材の表面(以下、「吸着面」という)にウェハを吸着して保持する。
静電チャックの使用時には、セラミックス部材内部のヒータによる加熱や、ベース部材内部の流路に冷媒を供給することによる冷却(吸熱)によって、セラミックス部材の吸着面の温度制御が行われる。このような静電チャックでは、ヒータの吸着面に略平行な面方向における温度のバラツキ、ベース部材の面方向における吸熱のバラツキや接合部の面方向における厚みのバラツキ等によって、セラミックス部材の吸着面の温度分布が不均一になることがある。吸着面の温度分布が不均一になると、該吸着面に保持されたウェハの温度分布が不均一になり、その結果、ウェハに対する各処理(成膜、エッチング等)の精度が低下するため、静電チャックにはウェハの温度分布を均一にする性能が求められる。
セラミックス部材の吸着面の温度分布を均一にするために、ベース部材に形成された貫通孔に進退可能に挿入された調整ロッドが備えられ、この調整ロッドの先端とセラミックス部材との距離に応じてセラミックス部材の吸着面の温度分布を部分的に調整する技術がある(例えば特許文献1参照)。また、ベース部材および接合部を貫通し、セラミックス部材に当接するチャック押上機構が備えられ、該チャック押上機構によって接合部の厚みを調整することによってセラミックス部材の吸着面の温度分布を部分的に調整する技術がある(例えば特許文献2参照)。
特開2015-185552号公報 特開2016-189428号公報
調整ロッドやチャック押上機構を備える上記従来の静電チャックの構成では、吸着面内で温度分布を調整できる範囲が狭く、セラミックス部材の吸着面の温度分布の不均一を十分に抑制できないという問題がある。このため、上記従来の静電チャックの構成では、セラミックス部材の吸着面の温度分布の調整について向上の余地があった。
なお、このような課題は、静電引力を利用してウェハを保持する静電チャックに限らず、セラミックス部材と、ベース部材と、セラミックス部材とベース部材とを接合する接合層とを備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する保持装置に共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される保持装置は、第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、前記第1の挿通孔には、調整部材が挿通可能とされている。本保持装置によれば、ベース部材の第4の表面には、流路の途中部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、この第1の挿通孔には、調整部材が挿通可能とされている。そして、第1の挿通孔に挿通された調整部材における流路に達した部分の大きさ等の相違によって、第1の挿通孔付近における吸熱状態が変わるため、ベース部材における流路による吸熱量を変えることができる。これにより、ベース部材に挿通孔が形成されていない構成に比べて、第1の表面の温度分布の調整を行うことができる。
(2)上記保持装置において、前記ベース部材の前記第4の表面には、さらに、前記流路の途中部分における前記第1の挿通孔とは異なる位置に連通する第2の挿通孔が形成されており、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれには、前記流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つが互いに異なる調整部材が挿通可能とされている構成としてもよい。本保持装置によれば、ベース部材の第4の表面には、流路の途中部分の互いに異なる位置にそれぞれ連通する第1の挿通孔と第2の挿通孔とが形成されている構成としてもよい。第1の挿通孔と第2の挿通孔とのそれぞれには、流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つ(以下、「大きさ等」という)が互いに異なる調整部材が挿通可能とされている構成としてもよい。すなわち、第1の挿通孔に挿通された調整部材と第2の挿通孔に挿通された調整部材とについて、流路に達した部分の大きさ等の相違によって、第1の挿通孔付近と第2の挿通孔付近とにおける吸熱状態がそれぞれ変わるため、ベース部材における流路内において、各流路による吸熱量のそれぞれを変えることができる構成としてもよい。これにより、第1の挿通孔に挿通された調整部材と第2の挿通孔に挿通された調整部材との組合せパターンを適切なものとすることにより、挿通孔が形成されていない構成に比べて、第1の表面の温度分布の調整を行うことができる構成としてもよい。
(3)上記保持装置において、さらに、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに挿通され、前記流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つが互いに異なる調整部材を備える構成としてもよい。本保持装置によれば、第1の挿通孔に挿通された調整部材と第2の挿通孔に挿通された調整部材とによって第1の表面の温度分布が調整されている構成としてもよい。
(4)上記保持装置において、前記流路は、一の流路が複数の流路に分岐する分岐部分を含み、前記第1の挿通孔は、前記分岐部分に連通している構成としてもよい。本保持装置によれば、第1の挿通孔は、流路の分岐部分に連通している構成としてもよい。これにより、1つの調整部材の大きさ等を変えることによって分岐後の複数の流路部分への流量が変わるため、ベース部材における流路による吸熱量を変えることができる構成としてもよい。
(5)上記保持装置において、前記流路の途中部分には、一の流路が複数の流路に分岐する第1の分岐部分と第2の分岐部分とが含まれており、前記第1の挿通孔は、前記第1の分岐部分に連通しており、前記ベース部材の前記第4の表面には、さらに、前記第2の分岐部分に連通する第2の挿通孔が形成されており、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれには、前記流路に達した部分の大きさと形状とが互いに同じで、かつ、前記一の流路に沿った方向に対する向きが互いに異なる面を有する調整部材が挿通可能とされている構成としてもよい。本保持装置によれば、ベース部材の第4の表面には、流路の第1の分岐部分に連通する第1の挿通孔と、流路の第2の分岐部分に連通する第2の挿通孔とが形成されている構成としてもよい。第1の挿通孔と第2の挿通孔とのそれぞれには、流路に達した部分の大きさと形状とが互いに同じで、かつ、一の流路に沿った方向に対する向きが互いに異なる面を有する調整部材が挿通可能とされている構成としてもよい。すなわち、第1の挿通孔に挿通された調整部材と第2の挿通孔に挿通された調整部材とについて、流路に達した部分の面の向きの相違によって、ベース部材における流路による吸熱量を変えることができる構成としてもよい。これにより、第1の挿通孔に挿通された調整部材と第2の挿通孔に挿通された調整部材との組合せパターンを適切なものとすることにより、挿通孔が形成されていない構成に比べて、第1の表面の温度分布の調整を行うことができる構成としてもよい。
(6)上記保持装置において、さらに、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに挿通され、前記面の向きが互いに異なる調整部材を備える構成としてもよい。本保持装置によれば、第1の挿通孔に挿通された調整部材と第2の挿通孔に挿通された調整部材とによって第1の表面の温度分布が調整されている構成としてもよい。
(7)上記保持装置において、前記ベース部材の前記第4の表面には、さらに、前記流路の途中部分における前記第1の挿通孔とは異なる位置に連通する第2の挿通孔が形成されており、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とは、前記第1の方向視で、前記第1の表面の略中心点を中心とする同心円上に配置されている構成としてもよい。本保持装置によれば、第1の表面の略中心点を中心とする同心円上における流路による吸熱量を変えることができる構成としてもよい。
(8)本明細書に開示される保持装置の製造方法は、第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に第1の挿通孔が形成されており、前記第1の挿通孔に調整部材を挿通する工程と、前記第1の挿通孔に調整部材が挿通された状態で前記第1の表面の温度分布を検出する工程と、前記温度分布の検出結果に基づき、前記温度分布のバラツキが抑制されるように、前記第1の挿通孔に挿通された前記調整部材について、前記流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つを変更する工程と、を含む。本保持装置の製造方法によれば、第1の表面の温度分布の検出結果に基づき、温度分布のバラツキが抑制されるように、第1の挿通孔に挿通された調整部材について、流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つが変更される。これにより、第1の表面の温度分布のバラツキが抑制された保持装置を製造することができる。
(9)本明細書に開示される保持装置の製造方法は、第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、前記流路には、一の流路が複数の流路に分岐する分岐部分が含まれており、前記ベース部材の前記第4の表面には、前記分岐部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、前記第1の挿通孔に調整部材を挿通する工程と、前記第1の挿通孔に調整部材が挿通された状態で前記第1の表面の温度分布を検出する工程と、前記温度分布の検出結果に基づき、前記温度分布のバラツキが抑制されるように、前記第1の挿通孔に挿通された前記調整部材が有する面について、前記一の流路に沿った方向に対する向きを変更する工程と、を含む。本保持装置の製造方法によれば、第1の表面の温度分布の検出結果に基づき、温度分布のバラツキが抑制されるように、第1の挿通孔に挿通された調整部材について、分岐部分における一の流路に沿った方向に対する面の向きが変更される。これにより、第1の表面の温度分布のバラツキが抑制された保持装置を製造することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、保持装置、静電チャック、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。 調整用プラグ400が挿通された状態の静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 調整用プラグ400が挿通された状態の静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 第2実施形態における静電チャック100AのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 第2実施形態における静電チャック100AのXY断面構成を概略的に示す説明図である。 調整用プラグ400Aが挿通された状態の静電チャック100AのXZ断面構成およびXY断面構成を概略的に示す説明図である。 調整用プラグ400Aが挿通された状態の静電チャック100AのXZ断面構成およびXY断面構成を概略的に示す説明図である。 第3実施形態における静電チャック100BのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。
A.第1実施形態:
A-1.静電チャック100の構成:
図1は、第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3は、第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。図2には、図3のII-IIの位置における静電チャック100のXZ断面構成が示されており、図3には、図2のIII-IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成が示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。上下方向は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
静電チャック100は、対象物(例えばウェハW)を静電引力により吸着して保持する装置であり、例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハWを固定するために使用される。静電チャック100は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置されたセラミックス部材10およびベース部材20を備える。セラミックス部材10とベース部材20とは、セラミックス部材10の下面(以下、「セラミックス側接合面S2」という)とベース部材20の上面(以下、「ベース側接合面S3」という)とが上記配列方向に対向するように配置されている。静電チャック100は、さらに、セラミックス部材10のセラミックス側接合面S2とベース部材20のベース側接合面S3との間に配置された接着層30を備える。静電チャック100は、特許請求の範囲における保持装置に相当する。セラミックス部材10は、特許請求の範囲におけるセラミックス部材に相当し、セラミックス側接合面S2は、特許請求の範囲における第2の表面に相当し、ベース部材20のベース側接合面S3は、特許請求の範囲における第3の表面に相当する。接着層30は、特許請求の範囲における接合部に相当する。
セラミックス部材10は、例えば円形平面の板状部材であり、セラミックスにより形成されている。セラミックス部材10の直径は、例えば50mm~500mm程度(通常は200mm~350mm程度)であり、セラミックス部材10の厚さは、例えば1mm~10mm程度である。
セラミックス部材10の形成材料としては、種々のセラミックスが用いられ得るが、強度や耐摩耗性、耐プラズマ性等の観点から、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ、Al)または窒化アルミニウム(AlN)を主成分とするセラミックスが用いられることが好ましい。なお、ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する。
セラミックス部材10の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)により形成された一対の内部電極40が設けられている。一対の内部電極40に電源(図示せず)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWがセラミックス部材10の上面(以下、「吸着面S1」という)に吸着固定される。吸着面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当する。
また、セラミックス部材10の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)を含む抵抗発熱体により構成されたヒータ50が設けられている。ヒータ50に電源(図示せず)から電圧が印加されると、ヒータ50が発熱することによってセラミックス部材10が温められ、セラミックス部材10の吸着面S1に保持されたウェハWが温められる。これにより、ウェハWの温度制御が実現される。
ベース部材20は、例えばセラミックス部材10と同径の、または、セラミックス部材10より径が大きい円形平面の板状部材であり、例えば金属(アルミニウムやアルミニウム合金等)により形成されている。ベース部材20の直径は、例えば220mm~550mm程度(通常は220mm~350mm程度)であり、ベース部材20の厚さは、例えば20mm~40mm程度である。
ベース部材20の内部には冷媒流路200が形成されている。冷媒流路200に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)が供給されると、ベース部材20が冷却される。上述したヒータ50によるセラミックス部材10の加熱と併せてベース部材20の冷却が行われると、接着層30を介したセラミックス部材10とベース部材20との間の伝熱により、セラミックス部材10の吸着面S1に保持されたウェハWの温度が一定に維持される。さらに、プラズマ処理中にプラズマからの入熱が生じた際には、ヒータ50に加える電力を調整することにより、ウェハWの温度制御が実現される。冷媒流路200は、特許請求の範囲における流路に相当する。ベース部材20の内部構成については後述する。
接着層30は、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤を含んでおり、セラミックス部材10とベース部材20とを接合している。接着層30の厚さは例えば0.1mm~1mm程度である。
A-2.ベース部材20の内部構成:
図2および図3に示すように、ベース部材20の内部に形成された冷媒流路200は、1つの流入路250と、複数の中継路202(本実施形態では、第1~第4の中継路210,220,230,240)と、複数の流出路204(本実施形態では、第1~第4の流出路212、222,232,242)と、を含んでいる。流入路250は、ベース部材20の下面S4の略中心位置から上方向に直線状に延びている縦経路であり、流入路250の上端は、ベース部材20のベース側接合面S3より下側に位置している。すなわち、流入路250の上端は、ベース側接合面S3まで達していない。複数の中継路202は、上下方向に略直交する面方向において、流入路250の上端からベース部材20の周縁側に向けて放射状に延びている横流路である。各中継路202におけるベース部材20の中央側の端は、流入路250の上端に連通している。なお、中継路202は、特許請求の範囲における流路の途中部分に相当し、面方向は、特許請求の範囲における第1の方向と交差する方向に相当し、下面S4は、特許請求の範囲における第4の表面に相当する。
各流出路204は、対応する各中継路202におけるベース部材20の周縁側の端から下方に直線状に延びており、ベース部材20の下面S4に開口している縦経路である。各流出路204の上端は、対応する中継路202の周縁側の端に連通している。例えば、第1の流出路212の上端は、第1の中継路210の周縁端の端に連通している。本実施形態では、流入路250の下端は、冷媒流路200の流入口252とされ、各流出路212~242の下端は、冷媒流路200の流出口206とされる。
ベース部材20の下面S4には、さらに、複数のプラグ装着孔300(本実施形態では、第1~第4のプラグ装着孔310,320,330,340)が形成されている。各プラグ装着孔300は、対応する中継路202に連通している。具体的には、複数のプラグ装着孔300は、互いに略同一の孔形状であり、下側空洞部312と上側空洞部314とを含んでいる。下側空洞部312は、ベース部材20の下面S4から上方向に延びている略円筒状の空洞部である。上側空洞部314は、該下側空洞部312より径が小さい略円筒状の空洞部であり、下側空洞部312と中継路202とを連通させる。なお、下側空洞部312の内周には、ネジ溝が形成されている。また、複数のプラグ装着孔300は、上下方向(Z軸方向)視で、ベース部材20の中心軸(流入路250)を中心とする同心円上に並び、かつ、周方向に略等間隔に配置されている。複数のプラグ装着孔300のうちの2つは、特許請求の範囲における第1の挿通孔および第2の挿通孔に相当する。
A-3.調整用プラグ400の構成:
図4および図5は、調整用プラグ400が挿通された状態の静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。図4では、ベース部材20に形成された第1の中継路210と第2の中経路220とのそれぞれに、第1の調整用プラグ410が挿通されている。図5では、ベース部材20に形成された第1の中継路210に第2の調整用プラグ420が挿通されており、第2の中経路220に第3の調整用プラグ430が挿通されている。調整用プラグ400は、特許請求の範囲における調整部材に相当する。
調整用プラグ400は、例えば樹脂や金属により形成されている。第1の調整用プラグ410は、第1のプラグ本体412と、第1の突出部414とを含んでいる。第1のプラグ本体412は、略円柱状である。第1のプラグ本体412の外径は各プラグ装着孔300の下側空洞部312の内径よりやや小さく、また、第1のプラグ本体412の外周面にはネジ溝が形成されている。このため、第1のプラグ本体412は、下側空洞部312に螺合可能とされている。第1の突出部414は、該第1のプラグ本体412より径が小さい円柱状であり、第1のプラグ本体412の上面から上方に突出するように形成されている。第1の突出部414の外径は、各プラグ装着孔300の上側空洞部314の内径よりやや小さいため、第1の突出部414は、上側空洞部314内に挿通可能とされている。図4では、第1の突出部414における上端部分が、中継路202に達している。ここで、ある部材のうちの「中継路202に達した部分」とは、中継路202に沿った方向視で、ある部材のうち、該中継路202内に位置している部分のことをいう。
また、第1の突出部414の外周には、弾性部材(環状のOリング500)が配置されており、Oリング500は、プラグ装着孔300における下側空洞部312の上面と、調整用プラグ400における第1のプラグ本体412の上面との間に挟み込まれている。これにより、プラグ装着孔300が調整用プラグ400によって封止されるため、冷媒流路200に流れる冷媒がプラグ装着孔300から漏れ出ることが防止されている。
第2の調整用プラグ420は、第2のプラグ本体422と、第2の突出部424とを含んでいる。第2のプラグ本体422は、第1の調整用プラグ410の第1のプラグ本体412と略同一形状である。第2の突出部424は、第1の調整用プラグ410の第1の突出部414に比べて、上下方向(Z軸方向)の長さが短い。このため、第2の突出部424における中継路202に達した部分の大きさは、第1の突出部414における中継路202に達した部分の大きさより小さい。
第3の調整用プラグ430は、第3のプラグ本体432と、第3の突出部434とを含んでいる。第3のプラグ本体432は、第1の調整用プラグ410の第1のプラグ本体412と略同一形状である。第3の突出部434は、第1の調整用プラグ410の第1の突出部414に比べて、上下方向(Z軸方向)の長さが長い。このため、第3の突出部434における中継路202に達した部分の大きさは、第1の突出部414における中継路202に達した部分の大きさより大きい。
A-4.静電チャック100の製造方法:
静電チャック100の製造方法の一例は次の通りである。はじめに、セラミックス部材10およびベース部材20を準備する。セラミックス部材10は、例えば、公知の製造方法によって製造可能である。また、上述のプラグ装着孔300が形成されたベース部材20を作製する。例えば予め冷媒流路200が形成されたベース成形体(図示せず)を準備し、ベース成形体に対してプラグ装着孔300を形成するための孔開け加工およびネジ溝加工を施す。これにより、ベース部材20を作製することができる。次に、セラミックス部材10とベース部材20とを接合する。具体的には、セラミックス部材10のセラミックス側接合面S2とベース部材20のベース側接合面S3とを対向させ、セラミックス部材10とベース部材20との間を接着層30によって接合する。
次に、例えば図4に示すように、4つのプラグ装着孔300のそれぞれに第1の調整用プラグ410を挿通させてベース部材20に装着する。そして、第1の調整用プラグ410が装着されたベース部材20の冷媒流路200の流入口252から冷媒を流す。これにより、図3および図4の白抜き矢印で示すように、流入口252から流入路250内に流入した冷媒は、複数の中継路202のそれぞれに流れ込む。各中継路202に流れ込んだ冷媒は、該中継路202に連通する流出路204に流れ込み、流出口206を介してベース部材20の外部に流出する。冷媒流路200の各箇所付近では、該箇所における冷媒の単位時間あたりの流量(以下、単に「流量」という)に応じた熱量が冷媒に吸収されて冷却される。ここで、冷媒流路200のうち、セラミックス部材10の吸着面S1における面方向の温度分布に特に影響を与えるのは、横経路である中継路202である。そして、4つの中継路202に連通するプラグ装着孔300のそれぞれには、同じ構成の調整用プラグ400が挿通されている。すなわち、4つの中継路202のそれぞれにおいて、調整用プラグ400の第1の突出部414が達した部分の大きさは互いに同じである。このため、4つの中継路202における冷媒の流量は互いに略同一であり、冷媒による冷却効果も略同一である。
しかし、内部電極40の面方向における温度(発熱量)のバラツキ、ベース部材20の形状や材質等による面方向における吸熱のバラツキや接着層30の面方向における厚みのバラツキ等によって、セラミックス部材10の吸着面S1の温度分布が不均一になることがある。吸着面S1の温度分布は、サーモグラフィ等を用いて検出することができる。例えば、動作中(内部電極40やヒータ50が通電状態であり、かつ、冷媒流路200に冷媒が流れている状態)における静電チャック100の吸着面S1の温度分布をサーモグラフィで検出する。
サーモグラフィの検出結果により、例えば、吸着面S1において、面方向における一方側(例えばX軸負方向側)の温度が、他方側(例えばX軸正方向側)の温度より高い場合、次のような調整作業を行う。すなわち、図5に示すように、ベース部材20に形成された第1の中継路210に挿通されていた第1の調整用プラグ410を、第2の調整用プラグ420に代えて、第2の中経路220に挿通されていた第1の調整用プラグ410を、第3の調整用プラグ430に代える。第2の調整用プラグ420の第2の突出部424における第1の中継路210に達した部分の大きさは、第3の調整用プラグ430の第3の突出部434における第2の中経路220に達した部分の大きさより小さい。このため、第1の中継路210における冷媒の流量は、第2の中経路220における冷媒の流量より多くなるため、第1の中継路210における冷却効果が、第2の中経路220における冷却効果より高くなる。その結果、吸着面S1の面方向における一方側(例えばX軸負方向側)の温度が上昇し、他方側(例えばX軸正方向側)の温度が降下し、吸着面S1における温度分布のバラツキを調整することができる。以上のように、4つのプラグ装着孔300に挿通させる調整用プラグ400の種類の組み合わせを変えることによって、セラミックス部材10の吸着面S1における温度分布のバラツキを抑制することができる。以上の工程により、上述した構成の静電チャック100の製造が完了する。
A-5.第1実施形態の効果:
以上説明したように、第1実施形態の静電チャック100では、ベース部材20の下面S4には、冷媒流路200の途中部分(中継路202)に連通するプラグ装着孔300が形成されており、このプラグ装着孔300には、調整用プラグ400が挿通可能とされている。そして、プラグ装着孔300に挿通された調整用プラグ400における冷媒流路200に達した部分の大きさの相違によって、プラグ装着孔300付近における吸熱状態が変わるため、ベース部材20における冷媒流路200による吸熱量を変えることができる。これにより、ベース部材20にプラグ装着孔300が形成されていない構成に比べて、セラミックス部材10の吸着面S1の温度分布の調整を行うことができる。
また、上記従来の静電チャックの構成では、調整ロッドやチャック押上機構による応力がセラミック部材や接合部にかかるため、セラミックス部材とベース部材とが剥離するおそれがある。これに対して、第1実施形態の静電チャック100によれば、調整ロッド等を用いる必要がないため、セラミックス部材とベース部材との剥離を抑制しつつ、吸着面S1の温度分布の調整を行うことができる。また、第1実施形態の静電チャック100によれば、冷媒流路200における冷媒の流量によって温度分布の調整を行うため、接合部の厚さによって温度分布の調整を行う上記従来の静電チャックの構成に比べて、吸着面S1で温度分布を調整できる範囲が広い。
また、第1実施形態の静電チャック100では、ベース部材20の下面S4には、冷媒流路200の途中部分の互いに異なる位置にそれぞれ連通する4つのプラグ装着孔300が形成されている。4つのプラグ装着孔300のそれぞれには、冷媒流路200に達した部分の大きさが互いに異なる調整用プラグ400が挿通可能とされている。すなわち、例えば、第3のプラグ装着孔330に挿通された調整用プラグ400と第4のプラグ装着孔340に挿通された調整用プラグ400とについて、流路に達した部分の大きさの相違によって、第3のプラグ装着孔330付近と第4のプラグ装着孔340付近とにおける吸熱状態がそれぞれ変わるため、ベース部材20における冷媒流路200による吸熱量を変えることができる。これにより、複数のプラグ装着孔300に挿通された調整用プラグ400の種類の組合せパターンを適切なものとすることにより、挿通孔が形成されていない構成に比べて、吸着面S1の温度分布の調整を行うことができる。
また、第1実施形態の静電チャック100では、複数のプラグ装着孔300は、上下方向(Z軸方向)視で、ベース部材20の中心軸(流入路250)を中心とする同心円上に並び、かつ、周方向に略等間隔に配置されている。これにより、吸着面S1の略中心点を中心とする同心円上における流路(中継路202)による吸熱量を変えることができる。
また、第1実施形態の静電チャック100の製造方法によれば、吸着面S1の温度分布の検出結果に基づき、温度分布のバラツキが抑制されるように、プラグ装着孔300に挿通される調整用プラグ400について、冷媒流路200に達した部分の大きさが変更される。これにより、吸着面S1の温度分布のバラツキが抑制された静電チャック100を製造することができる。
B.第2実施形態:
図6は、第2実施形態における静電チャック100AのXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図7は、第2実施形態における静電チャック100AのXY断面構成を概略的に示す説明図である。以下では、第2実施形態における静電チャック100Aの構成の内、上述した第1実施形態における静電チャック100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
B-1.ベース部材20Aの内部構成:
第2実施形態における静電チャック100Aでは、第1実施形態における静電チャック100に対して、ベース部材20Aにおける冷媒流路200Aのレイアウトが異なる。図6および図7に示すように、ベース部材20Aの内部に形成された冷媒流路200Aは、2つの流入路250Aと、4つの中継路202A(本実施形態では、第1~第4の中継路210A,220A,230A,240A)と、2つの流出路204Aと、1つの環状路260とを含んでいる。2つの流入路250Aは、ベース部材20Aの下面S4の中心位置付近から上方向に直線状に延びている縦経路であり、複数の中継路202Aは、面方向において、ベース部材20Aの中心軸側から周縁側に放射状に延びている横流路である。第1の中継路210Aと第2の中継路220Aとは、それぞれ、流入路250Aに連通しており、第3の中継路230Aと第4の中継路240Aとは、それぞれ、流出路204Aに連通している。各中継路202Aにおけるベース部材20Aの周縁側は、環状路260に連通している。
このような構成により、図7の白抜き矢印で示すように、2つの流入路250A内に流入した冷媒は、第1の中継路210Aと第2の中継路220Aとに流れ込む。第1の中継路210Aに流れ込んだ冷媒は、第1の中継路210Aと環状路260とが連通する分岐部分において分岐し、環状路260においてベース部材20Aの周方向の一方側と他方側とにそれぞれに流れ込む。また、第2の中継路220Aに流れ込んだ冷媒は、第2の中継路220Aと環状路260とが連通する分岐部分において分岐し、環状路260においてベース部材20Aの周方向の一方側と他方側とにそれぞれに流れ込む。一方、第3の中継路230Aと環状路260とが連通する分岐部分では、ベース部材20Aの周方向の一方側と他方側とのそれぞれから流れ込む冷媒が合流し、第3の中継路230Aに流れ込み、流出路204Aを介してベース部材20の外部に流出する。また、第4の中継路240Aと環状路260とが連通する分岐部分では、ベース部材20Aの周方向の一方側と他方側とのそれぞれから流れ込む冷媒が合流し、第4の中継路240Aに流れ込み、流出路204Aを介してベース部材20の外部に流出する。
ベース部材20Aの下面S4には、4つのプラグ装着孔300A(本実施形態では、第1~第4のプラグ装着孔310A,320A,330A,340A)が形成されている。各プラグ装着孔300Aは、冷媒流路200Aにおける上述の4つの分岐部分のそれぞれに連通している。各プラグ装着孔300Aの形状は、上述の第1実施形態のプラグ装着孔300の形状と略同一である。
B-2.調整用プラグ400Aの構成:
図8および図9は、調整用プラグ400Aが挿通された状態の静電チャック100AのXZ断面構成およびXY断面構成を概略的に示す説明図である。図8および図9では、第1の中継路210Aと環状路260との分岐部分の近傍が拡大して示されている。4つのプラグ装着孔300Aのそれぞれには、調整用プラグ400Aが挿通されている。調整用プラグ400Aは、例えば樹脂や金属により形成されている。調整用プラグ400Aは、プラグ本体412Aと、突出部414Aとを含んでいる。プラグ本体412Aの形状は、上述の第1実施形態の第1のプラグ本体412の形状と略同一である。突出部414Aは、第1実施形態の第1の突出部414より長い。なお、突出部414Aの先端は、冷媒流路200Aの上面に接触していることが好ましい。また、突出部414Aの面方向に平行な断面形状は略三日月状である。
B-3.静電チャック100の製造方法:
静電チャック100Aの製造方法は、上述の第1実施形態における静電チャック100の製造方法に対して、主として、吸着面S1の温度分布の調整方法が異なる。すなわち、図8には、第1のプラグ装着孔310Aに第1の調整用プラグ410Aが挿通されており、第1の調整用プラグ410Aの突出部414Aの面415Aは、第1の中継路210Aに沿った方向に略直交している。このため、図8の白抜き矢印で示すように、第1の中継路210Aと環状路260との分岐部分から、環状路260においてベース部材20Aの周方向の一方側と他方側とのそれぞれに流れ込む冷媒の流量は略同一である。
これに対して、図9には、第1のプラグ装着孔310Aに第2の調整用プラグ420Aが挿通されており、第2の調整用プラグ420Aの突出部414Aの面415Aは、第1の中継路210Aに沿った方向に略傾斜している。このため、図9の白抜き矢印で示すように、第1の中継路210Aと環状路260との分岐部分から、環状路260においてベース部材20Aの周方向の一方側と他方側とのそれぞれに流れ込む冷媒の流量が異なる。このように、突出部414Aの面415Aの向きが変わることによって、環状路260における周方向の一方側と他方側とのそれぞれに流れ込む冷媒の流量のバランスが変わり、その結果、環状路260における周方向の一方側と他方側との吸熱量が変わる。これにより、セラミックス部材10Aの吸着面S1における温度分布の調整を行うことができる。
C.第3実施形態:
図10は、第3実施形態における静電チャック100BのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。以下では、第3実施形態における静電チャック100Bの構成の内、上述した第1実施形態における静電チャック100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
第3実施形態の静電チャック100Bは、第1実施形態の静電チャック100に対して、調整用プラグ400Bの構造のみが異なる。図10には、ベース部材20におけるプラグ装着孔310付近のXZ断面構成が拡大して示されている。調整用プラグ400Bは、例えば樹脂や金属により形成されている。調整用プラグ400Bは、プラグ本体412Bと、突出部414Bと、封止部416Bと、Oリング500Bとを含んでいる。プラグ本体412Bの外形は、上述の第1実施形態の第1のプラグ本体412の外形と略同一である。プラグ本体412Bの上面には上側空洞部417Bが形成されており、下面には、上側空洞部417Bより径が大きく、かつ、上側空洞部417Bに連通する下側空洞部418Bが形成されている。上側空洞部417Bの内周面と下側空洞部418Bの内周面にはネジ溝が形成されている。
突出部414Bは、上側空洞部417Bに収容可能な略円柱状の部材であり、突出部414Bの外周面にネジ溝が形成されており、上側空洞部417Bに羅合可能とされている。このため、突出部414Bの下面に形成された凹所415Bにドライバーなどの工具を挿入して回転操作を行うことによって、突出部414Bが上下方向に移動可能になっている。これにより、突出部414Bにおける中継路210に達した部分の大きさを変えることができる。封止部416Bは、下側空洞部418Bに収容可能な略円柱状の部材であり、封止部416Bの外周面にネジ溝が形成されており、下側空洞部418Bに羅合可能とされている。封止部416Bの上面と下側空洞部418Bの上面との間にOリング500Bが挟み込まれている。これにより、プラグ装着孔300が調整用プラグ400Bによって封止されるため、冷媒流路200に流れる冷媒がプラグ装着孔300から漏れ出ることが防止されている。
本実施形態によれば、1つの調整用プラグ400Bによってベース部材20における冷媒流路200の吸熱量を変更することができる。
D.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記各実施形態における静電チャック100の構成はあくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記各実施形態において、内部電極40およびヒータ50の少なくとも1つを備えないとしてもよい。また、流路のレイアウトは、上記各実施形態のレイアウトに限らない。例えば、上記第1実施形態では、流路の途中部分としての複数の中継路202は、上下方向に略直交する面方向に沿って延びているとしているが、面方向に対して傾斜した方向に延びているとしてもよい。要するに、流路の途中部分は、第1の方向と交差する方向に延びていればよい。
また、上記各実施形態では、調整用プラグ(400,400A,400B)がプラグ装着孔(300,300A,300B)に螺合されつつ挿通されるとしているが、これに限らず、例えば、調整用プラグがプラグ装着孔に圧入されつつ挿通されるとしてもよい。この場合、調整用プラグとプラグ装着孔とにネジ溝を形成する必要はない。なお、プラグ装着孔は調整用プラグによって封止されることが好ましい。
また、上記各実施形態において、ベース部材(200,200A,200B)に形成される挿通孔は1つでもよいし、4つ以外の複数でもよい。ベース部材に形成される挿通孔は1つであっても、その1つの挿通孔に挿通される調整部材の流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つが異なることによってセラミックス部材の第1の表面の温度分布を変更することができるからである。また、上記各実施形態では、複数のプラグ装着孔(300,300A,300B)は、上下方向(Z軸方向)視で、ベース部材20の中心軸を中心とする同心円上に並び、かつ、周方向に略等間隔に配置されているとしているが、これに限らず、複数のプラグ装着孔は、同心円上に並んでなくてもよく、例えばベース部材の径方向に並んでいるとしてもよい。また、複数のプラグ装着孔は、周方向に不均一に配置されているとしてもよい。
また、上記第1実施形態では、3つの調整用プラグ(400,400A,400B)における突出部(414,424,434)は、互いに径が略同一で、かつ、長さが異なるとしているが、これに限らず、例えば、互いに径が異なり、かつ、長さが同じであるとしてもよいし、互いに径および長さの両方が異なるとしてもよい。要するに、突出部における中継路202に達した部分の大きさが互いに異なれば、中継路202における冷媒の流量を互いに異ならせることができる。また、例えば、3つの調整用プラグ(400,400A,400B)における突出部(414,424,434)の大きさが同じで、熱伝導率が互いに異なるとしてもよい。
上記第2実施形態において、各調整用プラグ400Aの突出部414Aの断面形状は略半円状や略三角形状でもよい。要するに、複数の調整用プラグ400Aは、冷媒流路200A(中継路202A)に沿った方向に対する向きが互いに異なる面を有していればよい。
上記第2実施形態において、調整用プラグ400Aに代えて、面415Aの向きを変更可能な構造を有する調整用プラグを用いてもよい。
上記各実施形態において、流入口252,252Aおよび流出口206の少なくとも1つに、冷媒の流量や熱伝達率が互いに異なる調整部材を挿通可能としてもよい。このような構成においても、調整部材による流量等を変更することにより、該調整部材付近における吸熱状態を変更することができる。
また、上記実施形態において、セラミックス部材10とベース部材20とが、一体の接着層30ではなく、複数の接合部分によって接合されているとしてもよい。具体的には、セラミックス部材10とベース部材20との間に、セラミックス部材10とベース部材20との対向方向に直交する一の仮想平面上に配置された複数の接合部分が離散的に形成されているとしてもよい。これらの複数の接合部分は、特許請求の範囲における接合部に相当する。
また、上記各実施形態における静電チャック100の製造方法はあくまで一例であり、種々変形可能である。
また、上記実施形態における静電チャック100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記各実施形態では、セラミックス部材10の内部に1つの内部電極40が設けられた単極方式が採用されているが、セラミックス部材10の内部に一対の内部電極40が設けられた双極方式が採用されてもよい。また、静電チャック100を構成する各部材を形成する材料は、あくまで一例であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。例えば、冷媒流路200は、金属により形成されたものに限らず、セラミックス部材より熱伝導率が高い部材であればよい。
本発明は、静電引力を利用してウェハWを保持する静電チャック100に限らず、セラミックス部材と、ベース部材と、セラミックス部材とベース部材とを接合する接合部とを備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する他の保持装置(例えば、真空チャック等)にも適用可能である。
10,10A:セラミックス部材 20,20A:ベース部材 30:接着層 40:内部電極 50:ヒータ 100,100A,100B:静電チャック 200,200A:冷媒流路 202,202A:中継路 204,204A:流出路 206:流出口 250,250A:流入路 252:流入口 260:環状路 300,300A:プラグ装着孔 312:下側空洞部 314:上側空洞部 400,400A,400B:調整用プラグ 412,412A,412B,422,432:プラグ本体 414,414A,414B,424,434:突出部 415A:面 415B:凹所 416B:封止部 417B:上側空洞部 418B:下側空洞部 500,500B:Oリング S1:吸着面 S2:セラミックス側接合面 S3:ベース側接合面 S4:下面 W:ウェハ

Claims (8)

  1. 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に連通する第1の挿通孔と、前記流路の途中部分における前記第1の挿通孔とは異なる位置に連通する第2の挿通孔とが形成されており、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれには、前記流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つが互いに異なる調整部材が挿通可能とされていることを特徴とする、保持装置。
  2. 請求項1に記載の保持装置において、さらに、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに挿通され、前記流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つが互いに異なる調整部材を備えることを特徴とする、保持装置。
  3. 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、
    前記第1の挿通孔には、調整部材が挿通可能とされており、
    前記流路は、一の流路が複数の流路に分岐する分岐部分を含み、
    前記第1の挿通孔は、前記分岐部分に連通していることを特徴とする、保持装置。
  4. 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、
    前記流路の途中部分には、一の流路が複数の流路に分岐する第1の分岐部分と第2の分岐部分とが含まれており、
    前記第1の挿通孔は、前記第1の分岐部分に連通しており、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、さらに、前記第2の分岐部分に連通する第2の挿通孔が形成されており、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれには、前記流路に達した部分の大きさと形状とが互いに同じで、かつ、前記一の流路に沿った方向に対する向きが互いに異なる面を有する調整部材が挿通可能とされていることを特徴とする、保持装置。
  5. 請求項4に記載の保持装置において、さらに、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに挿通され、前記面の向きが互いに異なる調整部材を備えることを特徴とする、保持装置。
  6. 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、
    前記第1の挿通孔には、調整部材が挿通可能とされており、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、さらに、前記流路の途中部分における前記第1の挿通孔とは異なる位置に連通する第2の挿通孔が形成されており、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とは、前記第1の方向視で、前記第1の表面の略中心点を中心とする同心円上に配置されていることを特徴とする、保持装置。
  7. 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、前記流路のうち前記第1の方向と交差する方向に延びる途中部分に第1の挿通孔と、前記流路の途中部分における前記第1の挿通孔とは異なる位置に連通する第2の挿通孔とが形成されており、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに調整部材を挿通する工程と、
    前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに前記調整部材が挿通された状態で前記第1の表面の温度分布を検出する工程と、
    前記温度分布の検出結果に基づき、前記温度分布のバラツキが抑制されるように、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とのそれぞれに挿通された前記調整部材について、前記流路に達した部分の大きさと形状と熱伝達率との少なくとも1つを変更する工程と、を含むことを特徴とする保持装置の製造方法。
  8. 第1の方向に略垂直な略平面状の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    第3の表面と、前記第3の表面とは反対側の第4の表面と、を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されたベース部材であって、流路が内部に形成された前記ベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、
    前記流路には、一の流路が複数の流路に分岐する分岐部分が含まれており、
    前記ベース部材の前記第4の表面には、前記分岐部分に連通する第1の挿通孔が形成されており、
    前記第1の挿通孔に調整部材を挿通する工程と、
    前記第1の挿通孔に調整部材が挿通された状態で前記第1の表面の温度分布を検出する工程と、
    前記温度分布の検出結果に基づき、前記温度分布のバラツキが抑制されるように、前記第1の挿通孔に挿通された前記調整部材が有する面について、前記一の流路に沿った方向に対する向きを変更する工程と、を含むことを特徴とする保持装置の製造方法。
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