JP6993795B2 - 粉砕システム - Google Patents

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Description

本発明は、竪型ローラミルを含む粉砕システムに関する。
従来、セメント原料や炭酸カルシウム等の各種原料の乾燥及び粉砕を行う粉砕機の一種として、竪型ローラミルが知られている。特許文献1では、この種の竪型ローラミルを含む粉砕システムが開示されている。
特許文献1の粉砕システム(粉砕装置)では、セメントクリンカ等の原料が竪型ローラミルに供給されて粉砕される。竪型ローラミルは、ハウジングと、ハウジングに収容された回転テーブルと、回転テーブルに圧接されて従動回転する複数の粉砕ローラと、ハウジングの上部排気口近傍に設けられたセパレータとを備えており、回転テーブルの外周周囲には熱風の吹出口が設けられている。竪型ローラミルの粉砕物のうち粗粉は、回転テーブルから零れ落ちて竪型ローラミルから一旦排出され、原料と共に再び竪型ローラミルに供給されて粉砕される。一方、竪型ローラミルの粉砕物のうち粗粉より粒径の小さい微粉は、竪型ローラミル内を上昇するガスに同伴して分級機を通過して精粉とそれ以外に分級され、精粉はガスに同伴して竪型ローラミルから排出され、集塵機で捕集された後、二次粉砕されて製品として回収される。集塵機で精粉と分離されたガスは、集塵機の下流側に設けられた吸引ファンを出た後、竪型ローラミルへ熱風として再び供給される。
特開平9-117685号公報
竪型ローラミルでは、粉砕が行われる粉砕室へ回転テーブルの周囲から吹き出す熱風によって、原料が乾燥される。粉砕される原料が水分を多く含んでいる場合には、原料を粉砕に適切な水分量となるまで乾燥させるために、粉砕物の温度を例えば120℃程度の高温にすることが望ましい。一方で、竪型ローラミルから微粉を伴って排出されるガスは、製品として回収される精粉の温度を取り扱いやすい温度に抑えるために、より低い温度であることが望ましい。
しかし、上記特許文献1の粉砕システムでは、竪型ローラミルから微粉を伴って排出されるガスの温度は粉砕室の温度に依存する。従って、粉砕室の温度が高くなると、その分、粉砕室から排出されるガスの温度も高くなり、結果として、製品(精粉)の温度も高くなる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、竪型ローラミルを含む閉回路型の粉砕システムにおいて、竪型ローラミルで粉砕される粉砕物の温度と、製品温度とを独立して調整可能な技術を提供することにある。
本発明の一態様に係る粉砕システムは、
回転テーブル、粉砕ローラ、及びハウジングを有し、前記ハウジング内に形成された粉砕室内で、原料を熱風で乾燥させながら前記回転テーブルと前記粉砕ローラで粉砕し、粉砕物を前記回転テーブルより下方の排出口から排出し、粉砕で生じた微粉を伴うガスを前記回転テーブルより上方の排気口から排出する、竪型ローラミルと、
前記竪型ローラミルの排出口から供給口へ前記竪型ローラミルから排出された前記粉砕物が移動する粉砕物循環路と、前記粉砕物循環路に設けられた前記粉砕物を分級するとともに前記粉砕物から精粉を分離する分級機とを有する粉砕物循環系統と、
前記竪型ローラミルの排気口から熱風入口へ前記竪型ローラミルから排出された前記ガスが流れるガス循環路と、前記ガス循環路に設けられた、前記ガスから前記微粉を分離する集塵機、及び前記ガス循環路に前記ガスを吸い込むファンとを有するガス循環系統と
前記ガス循環路の前記集塵機より前記ガスの流れの下流側から、前記分級機へ前記ガスを送る通路とを、備え、
前記ガス循環系統が前記粉砕物循環系統から独立していることを特徴としている。
上記構成の粉砕システムでは、粉砕物循環系統によって、竪型ローラミルから排出された粉砕物から精粉が分離され、精粉が分離された粉砕物が竪型ローラミルへ戻される。また、上記粉砕システムでは、ガス循環系統によって、竪型ローラミルから排出されたガスから微粉が分離され、微粉が分離されたガスが熱風として竪型ローラミルへ戻される。このように、粉砕システムでは、竪型ローラミルの粉砕室へ熱風を供給するガス循環系統と、粉砕室で粉砕された粉砕物から製品となる精粉を分離する粉砕物循環系統とが独立している。従って、ガス循環系統のガスの温度に影響を与えることなく、粉砕物循環系統を移動する粉砕物又は粉砕物から分離した精粉(製品)を冷却することができる。つまり、竪型ローラミルの粉砕物の温度と、製品温度とを独立して調整することができる。ガス循環路の集塵機より前記ガスの流れの下流側から分級機へガスが送られるので、竪型ローラミルからガス循環路へ排出されたガスの流量と竪型ローラミルへ戻されるガスの流量とのバランスをとることができる。
上記粉砕システムにおいて、前記分級機に前記粉砕物から分離された前記精粉を捕集する捕集機が接続されていてよい。
これにより、分級機によって分級された精粉を捕集して回収することができる。
上記構成の粉砕システムにおいて、前記集塵機で捕集された前記微粉を前記粉砕物循環路へ送る搬送路を更に備えていてよい。
これにより、竪型ローラミルの排気中に含まれる微粉を、竪型ローラミルから排出された粉砕物と同様に処理することができる。
上記構成の粉砕システムにおいて、前記分級機が、当該分級機内に冷風を供給する冷却器を有していてよい。
これにより、分級機で分級される精粉を効果的に冷却することができる。
本発明によれば、竪型ローラミルを含む閉回路型の粉砕システムにおいて、竪型ローラミルの粉砕物の温度と、精粉(製品)の温度とを独立して調整可能な技術を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る粉砕システムの全体的な構成を示す図である。 図2は、変形例1に係る粉砕システムの全体的な構成を示す図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る粉砕システム1の全体的な構成を示す図である。
図1に示す粉砕システム1は、竪型ローラミル2と、竪型ローラミル2に接続された粉砕物循環系統3と、竪型ローラミル2に接続されたガス循環系統4とを備えている。
〔竪型ローラミル2〕
竪型ローラミル2は、セパレータを内蔵していない。竪型ローラミル2は、ハウジング21と、垂直な回転軸線まわりに回転する回転テーブル22と、図示されない加圧手段によって回転テーブル22に圧接されて従動回転する複数の粉砕ローラ23と、回転テーブル22の回転駆動源であるモータ24と、モータ24の回転動力を回転テーブル22に伝達する減速機構25とを備えている。
ハウジング21内には、原料の粉砕が行われる粉砕室20が形成されている。ハウジング21の上部には、原料を回転テーブル22の上面へ導入する供給口26(供給シュート)が設けられている。また、回転テーブル22より上方であって、ハウジング21の上部には、原料の粉砕で発生した微粉をガスと伴って粉砕室20から排出する排気口27が設けられている。
回転テーブル22の下方には、回転テーブル22の外周縁から溢れ落ちた粉砕物を竪型ローラミル2の外部へ排出する排出口28(排出シュート)が設けられている。また、回転テーブル22の外周周囲には、粉砕室20内へ上向きに熱風を吹き出す熱風吹出口29が設けられている。
〔粉砕物循環系統3〕
粉砕物循環系統3は、竪型ローラミル2の排出口28から排出された粉砕物から製品となる精粉を分離し、精粉が分離された粉砕物を竪型ローラミル2へ戻すように構成されている。粉砕物循環系統3で分離された精粉は、製品として回収される。
粉砕物循環系統3は、竪型ローラミル2の排出口28から供給口26へ、竪型ローラミル2から排出された粉砕物が移動する粉砕物循環路30を有している。粉砕物循環路30には、粉砕物を分級し、破砕物から精粉を分離する分級機7が設けられている。また、本実施形態では、竪型ローラミル2の排出口28よりも分級機7の粉砕物入口71が上方に位置するため、排出口28から粉砕物入口71へ粉砕物を搬送する搬送手段として、粉砕物循環路30にバケットエレベータ31が設けられている。
竪型ローラミル2の排出口28は、通路30aを介してバケットエレベータ31の第1入口31aと接続されている。バケットエレベータ31は、図示されない複数のバケットを備えており、第1入口31a及び後述する第2入口31bを通じてバケットに投入された粉砕物を上方へ搬送して、出口31cから排出する。バケットエレベータ31の出口31cは、通路30bを介して分級機7の粉砕物入口71と接続されている。
なお、バケットエレベータ31と分級機7とを接続している通路30bには、図示されない分配ダンパが設けられていてもよい。そして、この分配ダンパによって、粉砕物の一部が分級機7を介さずに直接に竪型ローラミル2の供給口26へ搬送されてもよい。
分級機7は、供給された粉砕物を、粒径に従って精粉と粗粉とに分級するものであってよい。なお、「精粉」の粒径は、回収される製品の粒径に応じて定められる。「粗粉」は、ここでは、分級機7に供給された粉砕物のうち精粉より大きい粒径のものを意味する。本実施形態では、分級機7として気流式分級機が採用されている。但し、分級機7は、粉砕物を粒径に従って精粉とそれ以外とに分級できるものであれば足り、気流式分級機に限定されない。
また、分級機7は、製品温度を下げるために、冷却器77を備えていてよい。冷却器77は、例えば、分級機7の内部に直接に冷風を送り込む冷風供給手段である。分級機7の内部に送り込まれた冷風は、粉砕物を分級するための気流として利用される。このように分級機7の内部に供給された冷風によって粉砕物が直接に冷却されるので、分級機7で分級される精粉を効果的に冷却することができる。但し、冷却器77は上記に限定されず、例えば、冷却器77は分級機7の周りに設けられた冷却ジャケットであってもよい。
分級機7に供給された粉砕物のうち粗粉は、排出口72から排出される。排出口72は、通路30cを介して竪型ローラミル2の供給口26と接続されている。
分級機7に供給された粉砕物のうち精粉は、排気口73から排出される。排気口73は、通路64を介して捕集機6の入口と接続されている。この捕集機6の排気路65には、第1ファン66が設けられている。
捕集機6は、分級機7から排出されたガスに同伴している精粉を捕集し、ガスから精粉を分離させるものである。本実施形態では、捕集機6としてバグフィルタが採用されている。但し、捕集機6は、ガスに同伴している精粉を捕集できるものであれば足り、バグフィルタに限定されない。
〔ガス循環系統4〕
ガス循環系統4は、竪型ローラミル2の排出ガスから微粉を分離し、微粉が分離されたガスを熱風として竪型ローラミル2へ戻すように構成されている。
ガス循環系統4は、竪型ローラミル2の排気口27から熱風入口29aへ、竪型ローラミル2から排出されたガスが流れるガス循環路40を有している。ガス循環路40には、ガスから微粉を分離する集塵機41と、ガス循環路40にガスを吸引する第2ファン42と、ガス循環路40へ熱風を供給する熱風供給源43とが設けられている。
竪型ローラミル2の排気口27は、通路40aを介して集塵機41の入口と接続されている。集塵機41の出口は、通路40bを介して竪型ローラミル2の熱風入口29aと接続されている。通路40bには、熱風供給源43が接続されている。
集塵機41は、竪型ローラミル2から排出されたガス(以下、「ミル排気」と称することがある)から微粉を分離させるものである。本実施形態では、集塵機41として、第2ファン42の吸引作用を利用した、サイクロン式集塵機が採用されている。但し、集塵機41は、ミル排気から微粉を分離できるものであれば足り、サイクロン式集塵機に限定されない。
集塵機41の微粉出口は、微粉の搬送路88を介してバケットエレベータ31の第2入口31bと接続されている。集塵機41でミル排気から分離された微粉は、微粉の搬送路88を通じて、バケットエレベータ31へ送られる。
集塵機41の出口と接続された通路40bにおいて、第2ファン42よりもミル排気の流れの下流側には、通路40bのミル排気を分級機7へ送る通路84が接続されている。この通路84には、分級機7へ流れるミル排気の流量を調整する流量調整弁85が設けられている。流量調整弁85の開度を変化させることによって、分級機7へ流れるミル排気の流量を調整することができ、その結果、竪型ローラミル2へ戻すミル排気の流量を調整することができる。
熱風供給源43は、例えば、所望の温度の熱風を発生させる熱風発生炉であってよい。熱風供給源43からガス循環路40へ供給された熱風は、ミル排気とともに通路40bを通じて竪型ローラミル2の熱風入口29aへ送られる。但し、熱風供給源43は、熱風発生炉に限定されず、例えば、竪型ローラミル2の周辺にキルン(セメント焼成炉)などの高温ガスの発生源が存在する場合には、その高温ガス発生源を熱風供給源43として利用してもよい。
ここで、上記構成の粉砕システム1の動作の一例を説明する。
竪型ローラミル2では、熱風吹出口29から吹き出す熱風によって、回転テーブル22や粉砕ローラ23を含む粉砕室20内が予熱される。そして、回転テーブル22がモータ24によって回転駆動され、回転テーブル22の粉砕面(上面)に周面が押し付けられている複数の粉砕ローラ23が従動回転する。このように回転している回転テーブル22の上に、供給口26を通じて原料が供給される。原料は、回転テーブル22上で粉砕ローラ23によって押しつぶされ、粉砕される。粉砕された原料(即ち、粉砕物)は、回転テーブル22の周縁から溢れ落ち、排出口28を通じて機外へ排出される。また、粉砕された原料のうち熱風吹出口29から吹き出す熱風によって舞い上がった微粉は、排気口27から排出される。
上記のように、竪型ローラミル2では、粉砕物の搬送を気流だけに頼っておらず、また、粉砕室20から排出される熱風の全量を分級機7へ送る必要がない。そのため、気流搬送方式の従来の竪型ローラミルと比較して、粉砕室20に取り入れる熱風の流量及び/又は温度によって粉砕室20の温度を自由に調整することができる。
-ガス循環系統4-
竪型ローラミル2の排気口27から出たミル排気は、第2ファン42の吸引作用により、集塵機41に流入する。集塵機41では、ミル排気に同伴している微粉がミル排気から分離される。分離された微粉は搬送路88を通じてバケットエレベータ31の第2入口31bへ送られて、後述する粉砕物循環系統3の粉砕物の流れに合流する。これにより、集塵機41で捕集された微粉の一部又は全部を、製品となる精粉として回収することができる。
一方、集塵機41で微粉が分離されたミル排気は、集塵機41から出て、第2ファン42に吸い込まれ、ガス循環系統4の更に下流側の通路40bへ送られる。ここで、第2ファン42の吸引作用により通路40bへ流入するミル排気の流量と、竪型ローラミル2へ戻されるミル排気の流量とをバランスするために、流量調整弁85の開度が調整されてよい。熱風供給源43から通路40bへ供給された熱風は、ミル排気とともに竪型ローラミル2へ流入し、熱風吹出口29からミル内に吹き出す。熱風供給源43から供給される熱風の温度や流量は、竪型ローラミル2のミル内温度に応じて調整されてよい。
-粉砕物循環系統3-
竪型ローラミル2から排出された粉砕物は、バケットエレベータ31によって上方へ搬送され、分級機7へ流入する。分級機7では、粉砕物が分級され、粉砕物から精粉が分離される。
分級機7で粉砕物から分離した精粉は、第1ファン66の吸引作用によって、分級機7の排気口73からガスに伴って排出され、通路64を通じて捕集機6へ気流搬送される。捕集機6では、精粉が捕集される。この精粉は製品として回収され、例えば、袋詰めされる。一方、捕集機6で精粉と分離されたガスは、第1ファン66の吸引作用により排気路65へ流出して大気へ放出される。
一方、分級機7で精粉が分離された粉砕物は、分級機7の排出口72から排出され、通路30cを通じて竪型ローラミル2の供給口26へ送られ、竪型ローラミル2で再び粉砕される。
以上に説明したように、本実施形態の粉砕システム1は、竪型ローラミル2と、粉砕物循環系統3と、ガス循環系統4とを備えている。ガス循環系統4は、粉砕物循環系統3から独立している。
竪型ローラミル2は、回転テーブル22、粉砕ローラ23、及びハウジング21を有し、ハウジング21内に形成された粉砕室20内で、原料を熱風で乾燥させながら回転テーブル22と粉砕ローラ23で粉砕し、粉砕物を回転テーブル22より下方の排出口28から排出し、粉砕で生じた微粉を伴うガスを回転テーブル22より上方の排気口27から排出する。粉砕物循環系統3は、竪型ローラミル2の排出口28から供給口26へ竪型ローラミル2から排出された粉砕物が移動する粉砕物循環路30と、粉砕物循環路30に設けられた粉砕物を分級するとともに粉砕物から精粉を分離する分級機7とを有している。ガス循環系統4は、竪型ローラミル2の排気口27から熱風入口29aへ竪型ローラミル2から排出されたガスが流れるガス循環路40と、ガス循環路40に設けられたガスから微粉を分離する集塵機41、及びガス循環路40にガスを吸い込むファン42とを有している。
上記粉砕システム1では、粉砕物循環系統3は、竪型ローラミル2から排出された粉砕物から精粉を分離し、精粉が分離された粉砕物を竪型ローラミル2へ戻すように構成されている。また、ガス循環系統4は、竪型ローラミル2から排出されたガスから微粉を分離し、微粉が分離されたガスを熱風として竪型ローラミル2へ戻すように構成されている。つまり、粉砕システム1では、竪型ローラミル2の粉砕室20に熱風を循環させるガス循環系統4と、粉砕室20に粉砕物を循環させるとともに、粉砕物から製品となる精粉を分離する粉砕物循環系統3とが、別ルートとなっている。従って、粉砕物循環系統3を移動する粉砕物から分離した精粉の温度に影響を与えることなく、粉砕室20の温度を調整する熱風の流量及び/又は温度を変化させることが可能である。同様に、ガス循環系統4を移動するガス(熱風)の流量及び/又は温度に影響を与えることなく、粉砕物循環系統3で粉砕物から分離した精粉の温度を調整することが可能である。つまり、竪型ローラミル2の粉砕室20で粉砕される粉砕物の温度と、製品となる精粉の温度とを独立して調整することができる。
更に、上記実施形態に係る粉砕システム1では、分級機7に粉砕物から分離された精粉を捕集する捕集機6が接続されている。
これにより、分級機7で分離された精粉を捕集機6で捕集して回収することができる。
また、上記実施形態に係る粉砕システム1は、集塵機41で捕集された微粉を粉砕物循環路30へ送る微粉の搬送路88を更に備えている。
これにより、集塵機41で捕集された微粉を、竪型ローラミル2から排出された粉砕物と同様に処理することができる。
また、上記実施形態に係る粉砕システム1は、ガス循環路40の集塵機41よりガスの流れの下流側から、分級機7へガスを送る通路84を更に備えている。
これにより、竪型ローラミル2からガス循環路40へ排出されたガスの流量と竪型ローラミル2へ戻されるガスの流量とのバランスをとることができる。
また、上記実施形態に係る粉砕システム1は、分級機7が、当該分級機7内に冷風を供給する冷却器77を有している。
これにより、分級機7で分級される精粉を効果的に冷却して、扱いやすい温度まで冷却された製品を得ることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の精神を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。上記の構成は、例えば、以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態に係る粉砕システム1において、集塵機41がサイクロン式集塵機であるが、図2の変形例1に係る粉砕システム1’に示すように、分級機7よりも小型の分級機46及びバグフィルタなどの捕集機47が、集塵機41として採用されてもよい。この場合、竪型ローラミル2の排気口27から排出されたガスは分級機46で分級され、分級によってガスから分離された微粉は搬送路88を通じて粉砕物循環系統3の粉砕物の流れへ送られる。また、分級機46から排出されたガスに同伴する精粉は捕集機47で捕集され、捕集機47で精粉から分離されたガスは竪型ローラミル2へ戻される。ここで、捕集機47で捕集された精粉は製品として回収されてもよい。
1 :粉砕システム
2 :竪型ローラミル
3 :粉砕物循環系統
30 :粉砕物循環路
4 :ガス循環系統
40 :ガス循環路
30a~c,40a~b :通路
6 :捕集機
7 :分級機
20 :粉砕室
21 :ハウジング
22 :回転テーブル
23 :粉砕ローラ
24 :モータ
25 :減速機構
26 :供給口
27 :排気口
28 :排出口
29 :熱風吹出口
29a :熱風入口
31 :バケットエレベータ
31a :第1入口
31b :第2入口
31c :出口
41 :集塵機
42 :第2ファン
43 :熱風供給源
46 :分級機
47 :捕集機
65 :排気路
66 :第1ファン
71 :粉砕物入口
72 :排出口
73 :排気口
77 :冷却器
85 :流量調整弁
88 :搬送路

Claims (4)

  1. 回転テーブル、粉砕ローラ、及びハウジングを有し、前記ハウジング内に形成された粉砕室内で、原料を熱風で乾燥させながら前記回転テーブルと前記粉砕ローラで粉砕し、粉砕物を前記回転テーブルより下方の排出口から排出し、粉砕で生じた微粉を伴うガスを前記回転テーブルより上方の排気口から排出する、竪型ローラミルと、
    前記竪型ローラミルの排出口から供給口へ前記竪型ローラミルから排出された前記粉砕物が移動する粉砕物循環路と、前記粉砕物循環路に設けられた前記粉砕物を分級するとともに前記粉砕物から精粉を分離する分級機とを有する粉砕物循環系統と、
    前記竪型ローラミルの排気口から熱風入口へ前記竪型ローラミルから排出された前記ガスが流れるガス循環路と、前記ガス循環路に設けられた、前記ガスから前記微粉を分離する集塵機、及び前記ガス循環路に前記ガスを吸い込むファンとを有するガス循環系統と
    前記ガス循環路の前記集塵機より前記ガスの流れの下流側から、前記分級機へ前記ガスを送る通路とを、備え、
    前記ガス循環系統が前記粉砕物循環系統から独立している、
    粉砕システム。
  2. 前記分級機に前記粉砕物から分離された前記精粉を捕集する捕集機が接続されている、請求項1に記載の粉砕システム。
  3. 前記集塵機で捕集された前記微粉を前記粉砕物循環路へ送る搬送路を更に備える、
    請求項1又は2に記載の粉砕システム。
  4. 前記分級機が、当該分級機内に冷風を供給する冷却器を有する、
    請求項1~のいずれか一項に記載の粉砕システム。
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