JPS6321324Y2 - - Google Patents

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JPS6321324Y2
JPS6321324Y2 JP11393479U JP11393479U JPS6321324Y2 JP S6321324 Y2 JPS6321324 Y2 JP S6321324Y2 JP 11393479 U JP11393479 U JP 11393479U JP 11393479 U JP11393479 U JP 11393479U JP S6321324 Y2 JPS6321324 Y2 JP S6321324Y2
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crushing
classification
rotor
chamber
discharge port
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粉砕と分級を同時に行うことができる
粉砕分級装置に関するものであり、詳しくは当該
装置の性能を向上させ、かつその適用範囲を拡大
させることを目的とするものである。
粉砕工程と分級工程とが連結されており、粉砕
と分級を同時に、かつ連続して行うことができ、
しかも分級工程において選別された粗粒子を再度
粉砕工程に移行させるように構成された従来の粉
砕分級装置としては特許第816767号(特公昭50−
21695号公報)に示されたものがある。そして前
記粉砕分級装置は粉砕工程と分級工程の理想的な
連結状態において、きわめて効率よい粉砕と分級
が可能であり、処理能力にすぐれ、しかも粒度の
均一な製品が得られるほか、粉砕部内における温
度上昇が少なく、樹脂、食品、薬品その他弱熱性
物質の粉砕にも適用できるなど多くの長所を備え
ている。しかし、当該装置においては粉砕と分級
を繰り返し行わせ、所望の粒径以下に粉砕された
粒子のみを排出させ、それ以上の大径粒子につい
ては再度粉砕工程に送られるものである。つま
り、機内に投入された被粉砕物は所望の粒径以下
に粉砕されない限り、機外に排出されることな
く、それ以上の粒子はいつまでも機内に滞留する
ことになるわけで、これら滞留量の増加は圧力損
失、および負荷動力の増大と処理能力の低下の原
因となり、当該装置の正常な運転の妨げ、あるい
は機内各部材の損傷を招き、しいては運転の停止
をも余義なくするおそれがあつた。そして、こう
したことは不純物を多く含んだ原料、あるいは複
合成分の結合により生成された難砕物等において
特に起り易く、これらは当該装置には適用しない
ものとされていた。本考案はこうした点を踏え、
環状の案内部材16によつて粉砕ロータ12を有
する粉砕室5と、分級ロータを有する分級室6と
に区画し、かつ前記粉砕室5と分級室6を互いに
連通し合う導入気体の循環路7を形成させた粉砕
分級装置であつて、前記粉砕ロータ12と本体1
の内壁面11との間に導入気体の流入路17を形
成させると共に該流入路17にあつて、前記粉砕
ロータ12外周部付近の内壁面11の一部、ある
いは周囲に異物排出口18を具備させ、該異物排
出口18より機内に長く滞留している異物、ある
いは粗大粒子を摘出し、これによつて当該装置の
正常な運転を継続させるものである。
次に本考案の構成を第1図に示す実施例によつ
て説明すると、本体1内を環状の案内部材16で
以つて二つに区画し、本体1の内壁面11と案内
部材16とによつて形成された外周部空間を粉砕
室5、他方を分級室6とし、これら粉砕室5、分
級室6には複数の粉砕羽根13、および分級羽根
15を放射状に具備した粉砕ロータ12、分級ロ
ータ14がそれぞれ配置されており、これら粉砕
ロータ12、分級ロータ14は同軸線上でそれぞ
れ別個の回転軸3,4に嵌合、固着され、それぞ
れ回転させられるものである。ここで、前記案内
部材16の配設については、その両端部と内壁面
11との間に気流が流れるに充分な間隔を具備さ
せ、粉砕室5と分級室6とを互いに連通し合う循
環路7を形成させることであり、よつて循環路7
に当る内壁面11は気流の流れを円滑にすべく滑
らかな曲面状に形成されている。9は微粉排出口
で前記分級ロータ14内と連通されており、図示
省略の捕集器および風車へと連結されるものであ
る。8は供給口で粉砕室5に臨ませて配設され、
該供給口8には供給機2が連結されている。な
お、該供給機2については、本実施例ではスクリ
ユー式としているが、本考案においてはその他の
ものでもほぼ気密性を保持できるものであれば適
用可能である。10は気体導入口で、機内に気体
を導入するためのものであり、該気体導入口10
は流入路17を介し粉砕室5内と連通されてい
る。ここで流入路17は気体を粉砕室5内に導入
させるに際し、気体を極力内壁面11に沿わせて
流入させるべく内壁面11と粉砕ロータ12とに
よつて形成される間〓部を以つて構成されている
ものである。そして該流入路17内、あるいはこ
れに臨ませた位置にあつて、前記粉砕ロータ12
外周部付近の内壁面11の一部、あるいは周囲に
は異物排出口18が配設されている。該異物排出
口18には排出用搬送機構として図示省略のサイ
クロン、バツグフイルタ等の固気分離器を介して
ブロア等の吸引機構が連結されるものであるが、
これは該吸引機構の操作によつて容易に抜き取り
量を加減、調節可能とすることと、該抜き取り品
を抜き取りと同時に所望箇所への空気輸送を可能
とするものであるが、これに対し、該異物排出口
18に直接スクリユーフイーダ等を連結させるこ
とも可能であり、この場合には第2図に示すよう
に異物排出口18に対して内壁面11部にくぼみ
部19を形成させることが有効である。このよう
に本考案の要旨とするところは粉砕ロータ12と
その外周部付近の内壁面11にあつて粉砕室12
内に連通した前記流入路17よりの流入気流のお
よぶ位置に異物排出口18を配設し、吸引機構や
スクリユーフイーダ等の排出用搬送機構を連結さ
せて異物を取り出すことであつて、そのほか、た
とえば本実施例に示した各構成部材の形状等につ
いては特に限定するものではなく、これらは種々
の条件に応じて設計変更されるものである。
以上の構成において、粉砕ロータ12および分
級ロータ14をそれぞれ任意の回転数に設定させ
たのち、図示省略の前記風車を作動させ、気体導
入口10より気体を吸引、本体1内に旋回気流r
を形成させたのち、分級羽根15間を通過、微粉
排出口9にぬける気体の流れを形成させる。この
時の機内に生じる気流としては粉砕ロータ12お
よび分級ロータ14の回転によつて生じる粉砕室
5および分級室6内でのそれぞれの旋回気流r
と、これら旋回気流rの一部より微粉排出口10
に移行する排出気流eと、案内部材16に沿い、
粉砕室5と分級室6間を流通する循環気流cと、
気体導入口10より前記流入路17を経て粉砕室
5内に流入する流入気流iとがある。そして、こ
れらが互いに合流、分離を重ねながら粉砕室5内
を流通している。この状態において供給口8より
粉砕室5内に投入された原料は、即、粉砕羽根1
3によつて衝撃粉砕される。そして前記旋回気流
rによつて内壁面11を旋回しつつ、前記流入気
流iによつて分級室6内へと移行され、ここで原
料粒子は分級ロータ14による遠心力と前記排出
気流eによる求心力との作用力差によつて粗粒子
と微粒子とに分離され、遠心力よりも求心力の方
が大となる微粒子は排出気流eと共に分級羽根1
5間を通過して微粉排出口9より排出、前記捕集
器によつて気体と分離、捕集される。他方遠心力
の方が大なる粗粒子は旋回しつつ下降し、そして
再び粉砕されるべく粉砕室5内に送り込まれる。
このように粉砕室5より分級室6へ、そして分級
室6より粉砕室5へと流れるのは、前記案内部材
16に沿つて循環した流れ、つまり、循環気流c
の形成によるものであり、このことにより、原料
は粉砕と分級の両作用を繰り返し付与されるもの
であり、効率よく粉砕、分級を行うことができる
ものである。ところが、原料中に前述のような繰
り返しによる粉砕、あるいは分級作用によつても
なお、粉砕と分級、あるいはその一方のみしかで
きないものが混在していた場合には、これらは早
急に機外に排出されるべきものであるにもかかわ
らず、なお、本体1内壁面11に沿つて旋回する
のみで分級室6に移行されず、あるいは循環気流
cと共に循環はするが、分級作用によつて微粒子
として選別されないで、滞留物としていつまでも
機内にとどまり、そして次第に増加されるもので
ある。本考案はこれら滞留物を円滑に機外に排出
するためのものであり、前記排出用搬送機構によ
つて異物排出口18より機外に排出させるもので
ある。さらに、これを詳述すれば粉砕されなかつ
た粗大粒子、あるいは粉砕、又は分級困難な比重
の大なる異物等は前記循環気流c、流入気流iに
よる影響よりも遠心力による影響の方にまさるた
め、遠心力の最も大なる粉砕ロータ12の外周部
付近の内壁面11に沿つて集合、旋回されてお
り、その経路に設けられた異物排出口18より吸
引することによつて容易に機外に排出することが
できるものである。しかも、該異物排出口18の
配設位置は旋回気流rと循環気流cとの合流位置
になつていると同様に流入路17よりの導入気体
の入口に面しているため、当該位置においても流
入気流iによる上昇成分による選別作用を付与す
るものとなり、粗粒子、あるいは異物等内に付
着、混在した微細粒子を分離し、循環気流c内に
送り込むことができ、微粒子を粗大粒子や異物と
して排出することはない。なお、当該装置はその
粉砕原料に対しての導入気体量を多く必要とする
ところから機内の温度上昇を抑えるという点にお
いて有利であるほか、滞留、旋回する前記内壁面
11部における滞留物は常に多量の導入気体との
接触を繰り返えされることによつて温度上昇が押
えられ、熱に弱く温度変化に対し変質したり、反
応したりし易い物質の粉砕、分級をも安全に、か
つ円滑に行なわせるものであるが、これをさらに
発展させるのが次に述べる異物排出口18の各適
用例によるところのものである。つまり、本実施
例における異物排出口18よりの吸引力は前記吸
引機構の操作によつて自在に調節可能であり、こ
うした点を積極的に用いることにより、機内の滞
留量を一定させ、より精度向上を目ざした粉砕、
分級を円滑に行うことにも応用されるものであ
る。つまり該排出方法によれば、滞留物の機外へ
の排出と同時に任意の箇所への空気輸送を可能と
するものであつて、当該輸送経路を分離、選別機
等を介して前記供給機に連通させて再度粉砕、分
級工程に移行させることができるものであり、そ
して、こうした点を踏まえ、異物排出口18より
の吸引量を増大させ、機内に滞留物と共に旋回し
ている粉砕途上の原料をも取り出し、必要な処理
(たとえば選別、分離、冷却、その他)を施した
のち、前述のように機内に返還する方法は異物の
摘出のほか、機内の滞留量を一定させ、当該装置
の運転を安定させるなどに加え難砕物、あるいは
きわめて熱に対しての影響を受け易い物質にも充
分な効果を発揮するものである。また、他の実施
例として前述したように排出用搬送機構にスクリ
ユーフイーダを使用し、異物排出口18を含む内
壁面11にくぼみ部19を形成させ、該くぼみ部
19において粗粒子や異物を集合させて排出する
場合、これら滞留物中に微細粒子を全く混入させ
ないで排出できるという利点があり、処理量が多
くなり、かつ、当該装置が大型化する場合に有効
である。
このように本考案によれば機内に滞留する粗大
粒子および異物を摘出できるほか、機内の滞留量
の増加を抑制することができ、これによつて圧力
損失、および負荷動力の増大を防止し、当該装置
の円滑な運転を促進させ、処理能力の向上を計る
ことができること、また2種類の成分が複合され
た原料においては、微粉砕によつて単一成分に解
砕、分離させ、それぞれを別々に排出、捕集する
ことが、一機内において同時に、かつ連続して行
わせられること、また、異物排出口18よりの積
極的な排出方法によつて機内での滞留時間を短縮
させ、温度に対しきわめて敏感で、かつ変質、反
応し易い物質に対しても適用可能とするなど当該
装置の適用範囲を大幅に向上させる本考案におけ
る効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は他の実施例の部分拡大図である。 図において、1……本体、5……粉砕室、6…
…分級室、7……循環路、11……内壁面、12
……粉砕ロータ、14……分級ロータ、16……
案内部材、17……流入路、18……異物排出口
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 微粉排出口9を上部に、気体の導入口10を下
    方に具備させた竪型円筒状の本体1内に分級ロー
    タ14と該分級ロータ14よりも大径の粉砕ロー
    タ12を同軸線上の上部側及び下部側に適当な間
    隔を保つて配設し、分級ロータ14の外周部に円
    筒状の案内部材16を付設させて粉砕室5と分級
    室6とに区画し、かつ該案内部材16の両端部に
    おいて粉砕室5と分級室6とを連通させるための
    気体の循環路7を構成させると共に、粉砕ロータ
    12下方に該粉砕ロータ12と本体1内壁面11
    との間に気体導入口10よりの気体を流入させる
    ための流入路17を形成させた粉砕分級装置にお
    いて、前記流入路17に面する粉砕ロータ12外
    周部の内壁面11に対して排出用搬送機構接続の
    異物排出口18を具備させたことを特徴とする粉
    砕分級装置。
JP11393479U 1979-08-18 1979-08-18 Expired JPS6321324Y2 (ja)

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JP11393479U JPS6321324Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

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JP11393479U JPS6321324Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

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JPS5631850U JPS5631850U (ja) 1981-03-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62131414U (ja) * 1986-02-13 1987-08-19
JP6718740B2 (ja) * 2016-05-20 2020-07-08 極東開発工業株式会社 破袋選別装置

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JPS5631850U (ja) 1981-03-28

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