JP6992720B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、例えばカバーが開放され画像形式ユニットが交換される電子写真式の画像形成装置に適用して好適なものである。
従来、画像形成装置としては、画像を形成する画像形成部において、発光素子であるLED(Light Emitting Diode)から出射される露光用の光を発光する露光ヘッドから、感光体ドラムの表面に光を照射して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、さらにその静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を現像することにより、画像の印刷を行うものが広く普及している。そのような画像形成装置においては、筐体側に設けられた本体側接触部と画像形成部側に設けられた画像形成部側接触部とを接触させ、本体側接触部から画像形成部側接触部へ電力を供給することにより、画像形成部を駆動する。
またそのような画像形成装置においては、画像形成部を支持するバスケットの移動に伴い本体側接触部を移動させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-102283号公報
そのような画像形成装置においては、画像形成部側接触部と本体側接触部との摺動をより一層確実に抑え、接触部の摩耗や摩耗粉の影響で接点不良が発生してしまうことを防止することが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を向上し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、内部空間を有する装置筐体と、装置筐体に設けられ内部空間と外部空間とを開閉可能な第1のカバーと、装置筐体に設けられ内部空間と外部空間とを開閉可能な第2のカバーと、装置筐体の内部に設けられ、画像形成部側接触部を有し潜像画像を形成する画像形成部と、装置筐体側において画像形成部側接触部と対向するように設けられ、画像形成部側接触部と接触する本体側接触部と、第1のカバーに連動して可動し、画像形成部側接触部に対し本体側接触部を退避及び近接させる接触部退避機構と、第2のカバーに連動して可動し、本体側接触部が画像形成部側接触部から退避した状態を保持する接触部退避保持機構とを設けるようにした。
本発明は、第1のカバーの開放動作に連動して、接触部退避機構により、本体側接触部を画像形成部の移動経路から退避させて接点退避状態にすると共に、第2のカバーの開放動作に連動して、接触部退避保持機構により、本体側接触部が接点退避状態を保つようにすることにより、第2のカバーが開放された状態で第1のカバーが閉鎖されたとしても、本体側接触部が接点退避状態を保つようにでき、本体側接触部が画像形成部に接触してしまうことを、第1のカバーと第2のカバーとを閉鎖させる順序に限らず防止できる。
本発明によれば、信頼性を向上し得る画像形成装置を実現できる。
画像形成装置の構成を示す左側面図である。 両カバー開放状態及びバスケット引出状態における画像形成装置の構成を示す斜視図である。 バスケット及び画像形成ユニットの構成を示す斜視図である。 フロントカバー及びトップカバーの開閉状態の遷移を示す左側面図である。 フロントカバー閉鎖状態におけるフロントカバー及びスライダーの構成を示す右側面図である。 フロントカバー開放状態におけるフロントカバー及びスライダーの構成(1)を示す右側面図である。 フロントカバー開放状態におけるフロントカバー及びスライダーの構成(2)を示す右側面図である。 板金フレーム、スライダー及び接点ホルダーの構成を示す斜視図である。 板金フレームを除いた状態のスライダー及び接点ホルダーの構成を示す斜視図である。 スライダー及び接点ホルダーの構成を示す斜視図である。 スライダー、接点ホルダー及びストッパーの構成を示す分解斜視図である。 スライダーリブ及びリブ凹部の構成を示す拡大平面図である。 本体側接触部及び筒状部の構成を示す正面図である。 接点露出状態におけるスライダー、接点ホルダー及び本体側接触部の構成を示す斜視図である。 接点退避状態におけるスライダー、接点ホルダー及び本体側接触部の構成を示す斜視図である。 ホルダー露出移動許容状態における第1レバー、第2レバー及びストッパーの構成を示す斜視図である。 ホルダー露出移動規制状態における第1レバー、第2レバー及びストッパーの構成を示す斜視図である。 ホルダー露出移動許容状態における第1レバー、ストッパー及び接点ホルダーの構成を示し、図8におけるA-A矢視断面図である。 ホルダー露出移動規制状態における第1レバー、ストッパー及び接点ホルダーの構成を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1-1.画像形成装置の構成]
図1に左側面図を示すように、画像形成装置1は、カラー用電子写真式プリンタであり、例えばA3サイズやA4サイズ等の大きさでなる用紙に対し、所望のカラー画像を印刷する。画像形成装置1は、略箱型に形成され所定の内部空間を有するプリンタ筐体2の内部に種々の部品が配置されている。因みに以下では、図1における右端部分、すなわちフロントカバー29が配設された側を画像形成装置1の正面とし、この正面と対峙して見た場合の上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義した上で説明する。画像形成装置1は、制御部3により全体を統括制御する。この制御部3は、図示しない通信処理部を介して、パーソナルコンピュータのような上位装置(図示せず)と無線又は有線により接続されている。制御部3は、上位装置から印刷対象のカラー画像を表す画像データが与えられると共に該カラー画像の印刷が指示されると、用紙の表面に印刷画像を形成する印刷処理を実行する。
プリンタ筐体2内の最下部には、用紙を収容する給紙媒体積載台4と、給紙媒体積載台4に集積された状態で収容されている用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙部6とが設けられている。給紙部6は、給紙媒体積載台4の前端上側に位置しており、ピックアップローラ7、給紙ローラ8、分離ローラ9、レジストローラ10、プレッシャーローラ11及び搬送ローラ部12のような複数のローラに加え、用紙を案内するガイド等により構成されている。ピックアップローラ7は、給紙媒体積載台4の前端上側において給紙媒体積載台4の上面と対向するように設けられており、図1中反時計回りに回転することにより、給紙媒体積載台4上の用紙を搬送路側に送り出す。給紙ローラ8は、ピックアップローラ7に対し用紙の繰出方向の下流側である後側に設けられており、図1中反時計回りに回転することにより、ピックアップローラ7によって送り出された用紙を搬送路へと繰り出す。分離ローラ9は、給紙ローラ8の下側に対向配置されており、用紙の繰出時には回転しないことにより、給紙媒体積載台4から送り出されてきた用紙を1枚ずつ分離する。レジストローラ10及びプレッシャーローラ11は、互いに圧接するように対向配置されており、給紙媒体積載台4から繰り出された用紙の斜行(スキュー)を矯正する。搬送ローラ部12は、ローラが互いに圧接するように対向配置されており、レジストローラ10及びプレッシャーローラ11によってスキューの矯正が行われた用紙を、転写ユニット14へと搬送する。
この給紙部6は、制御部3の制御によりピックアップローラ7、給紙ローラ8、分離ローラ9、レジストローラ10、プレッシャーローラ11及び搬送ローラ部12を回転させ、給紙媒体積載台4に収容されている用紙を1枚ずつに分離して取り込むと共に、取り込んだ用紙を前上方へ進行させた後、プリンタ筐体2内の前端近傍における上下ほぼ中央となる位置において、後方へ折り返すように進行させる。
プリンタ筐体2内における給紙媒体積載台4の上方には、該プリンタ筐体2内を前後に大きく横切るようにして転写ユニット14が設けられている。転写ユニット14は、中心軸を左右方向に向けた細長い円筒形状でなるローラ15が前後に1個ずつ配置されると共に、前後のローラ15を周回するように搬送ベルト16が張架されている。搬送ベルト16は、左右方向の幅が広く、且つ無端状のベルトとして形成されており、ローラ15の回転に伴って走行する。転写ユニット14は、制御部3の制御に基づいてローラ15を回転させることにより搬送ベルト16を走行させ、給紙部6から受け渡された用紙を該搬送ベルト16の上面に載せて後方向へ搬送する。
一方、転写ユニット14の上側、すなわちプリンタ筐体2内における中央よりも上寄りには、画像形成部17が設けられている。画像形成部17は、4個の画像形成ユニット18C、18M、18Y及び18K(以下では、これらをまとめて画像形成ユニット18とも呼ぶ)が後側から前側へ向かって順に配置されている。すなわち各色の画像形成ユニット18は、いわゆるタンデム方式で配置されている。この画像形成ユニット18C、18M、18Y及び18Kは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色にそれぞれ対応している。また画像形成ユニット18C、18M、18Y及び18Kは、互いに同様に構成されており、対応するトナーの色のみがそれぞれ相違する。画像形成ユニット18は、用紙の左右幅に対応するべく、左右方向に比較的長い略箱状に形成されている。これらの画像形成ユニット18は、図2及び図3に示すバスケット30に着脱可能に支持されている。
またプリンタ筐体2内における後述するトップカバー28の下側には、各画像形成ユニット18C、18M、18Y及び18Kとそれぞれ対応するように、LEDヘッド19C、19M、19Y及び19K(以下では、これらをまとめてLEDヘッド19とも呼ぶ)が設けられている。このLEDヘッド19は、左右方向に細長い直方体状に構成されると共に、その内部に複数のLEDが左右方向に沿って並ぶように配置されており、制御部3から供給される画像データに応じた発光パターンで各LEDを発光させる。画像形成ユニット18は、プリンタ筐体2に装着された際、このLEDヘッド19と極めて近接するようになっており、該LEDヘッド19からの光により露光処理が行われる。
また各画像形成ユニット18C、18M、18Y及び18Kは、それぞれ上方にトナーカートリッジが接続されている。トナーカートリッジは、左右方向に長い中空の容器であり、粉末状でなる各色のトナーがそれぞれ収容されると共に、所定の撹拌機構が組み込まれている。
制御部3は、トナーカートリッジからトナーを画像形成ユニット18へ供給させる。これと共に制御部3は、上位装置(図示せず)から供給された画像データに応じた発光パターンを形成するようにLEDヘッド19を発光させる。これに応じて各画像形成ユニット18は、トナーカートリッジから供給されるトナーを用い、LEDヘッド19の発光パターンに応じたトナー画像を形成し、このトナー画像を用紙にそれぞれ転写する。これにより、転写ユニット14によって搬送されている用紙上には、画像データに応じた4色のトナー画像が順次転写されていく。
転写ユニット14の後方、すなわちプリンタ筐体2内の後端近傍における上下の中央近傍には、定着器22が設けられている。定着器22は、加熱ローラ及び加圧ローラにより構成されており、制御部3の制御に基づき、加熱ローラを加熱すると共に該加熱ローラ及び加圧ローラをそれぞれ所定方向へ回転させる。これにより定着器22は、転写ユニット14から受け渡された用紙、すなわち4色のトナー画像が重ねられた用紙に対して熱及び圧力を加えてトナーを定着させ、さらに後上方へ受け渡す。
定着器22の後上方には、排紙部24が配置されている。排紙部24は、搬送ローラ部25及び排出ローラ部26のような複数のローラに加え、用紙を案内するガイド等により構成されている。搬送ローラ部25は、ローラが互いに圧接するように対向配置されており、定着器22から受け渡される用紙を排出ローラ部26へ向けて搬送する。排出ローラ部26は、ローラが互いに圧接するように対向配置されており、搬送ローラ部25から受け渡される用紙をトップカバー28へ向けて搬送する。この排紙部24は、制御部3の制御により搬送ローラ部25及び排出ローラ部26を回転させ、定着器22から受け渡される用紙を後上方へ搬送してから前方へ向けて折り返し、プリンタ筐体2の上面に形成されたトップカバー28へ排出する。
このように画像形成装置1は、印刷処理を実行する際、LEDヘッド19を発光させることにより、各色の画像形成ユニット18によってトナー画像をそれぞれ形成し、これを用紙に順次転写する。
[1-2.トップカバーの構成]
図2に示すように、プリンタ筐体2の上側には、プリンタ筐体2の内側と外側との間でバスケット30を移動させる際にLEDヘッド19を画像形成ユニット18よりも上方へ退避させるための上側開口2BAが形成されている。またプリンタ筐体2は、上面側に開閉可能なトップカバー28が設けられている。トップカバー28は、後端部に設けられた蝶番によりプリンタ筐体2に回動可能に固定されており、この蝶番を支点として回動することにより、上側開口2BAを開閉可能に構成されている。以下では、トップカバー28が上側開口2BAを閉鎖させる状態をトップカバー閉鎖状態とも呼び、トップカバー28がトップカバー閉鎖状態から上方へ回動し上側開口2BAを開放させる状態をトップカバー開放状態とも呼ぶ。上述したようにトップカバー28にはLEDヘッド19が設けられており、トップカバー閉鎖状態において、各LEDヘッド19が各画像形成ユニット18と極めて近接する。
画像形成装置1は、印刷を行う印刷動作時の場合には、図1に示すようにトップカバー28をトップカバー閉鎖状態として上側開口2BAを閉鎖することにより、画像形成装置1の内部を保護する。一方、画像形成装置1は、使用者により画像形成ユニット18の交換が行われたり画像形成装置1内部に詰まった用紙が取り除かれたりする保守作業が行われる保守作業時の場合には、必要に応じて図2に示すようにトップカバー28をトップカバー開放状態として上側開口2BAを開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得る。
バスケット30は、トップカバー28に図示しない部材によって係合することにより、トップカバー28が上昇すると、該トップカバー28の回動に応じて回動し上昇する。このためトップカバー28がトップカバー閉鎖状態からトップカバー開放状態へ向かって回動すると、バスケット30に支持された画像形成ユニット18もバスケット30と共に上昇する。
[1-3.フロントカバーの構成]
図2に示すように、プリンタ筐体2の前側には、プリンタ筐体2の内側と外側との間でバスケット30を移動させるための前側開口2FAが形成されている。またプリンタ筐体2は、前面側に開閉可能なフロントカバー29が設けられている。フロントカバー29は、下端部に設けられた蝶番によりプリンタ筐体2に回動可能に固定されており、この蝶番を支点として回動することにより、前側開口2FAを開閉可能に構成されている。以下では、フロントカバー29が前側開口2FAを閉鎖させる状態をフロントカバー閉鎖状態とも呼び、フロントカバー29がフロントカバー閉鎖状態から前方へ回動し前側開口2FAを開放させる状態をフロントカバー開放状態とも呼ぶ。
画像形成装置1は、印刷を行う印刷動作時の場合には、図1に示すようにフロントカバー29をフロントカバー閉鎖状態として前側開口2FAを閉鎖することにより、画像形成装置1の内部を保護する。一方、画像形成装置1は、使用者により画像形成ユニット18の交換が行われたり画像形成装置1内部に詰まった用紙が取り除かれたりする保守作業が行われる保守作業時の場合には、必要に応じて図2に示すようにフロントカバー29をフロントカバー開放状態として前側開口2FAを開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得る。
[1-4.カバー開閉状態について]
ここで図4に示すように画像形成装置1は、両カバー開放状態(図4(A))、両カバー閉鎖状態(図4(C))、フロント開放トップ閉鎖状態(図4(B))及びフロント閉鎖トップ開放状態(図4(D))を遷移する。両カバー開放状態(図4(A))は、フロントカバー29がフロントカバー開放状態にあり、トップカバー28がトップカバー開放状態にある状態である。両カバー閉鎖状態(図4(C))は、フロントカバー29がフロントカバー閉鎖状態にあり、トップカバー28がトップカバー閉鎖状態にある状態である。フロント開放トップ閉鎖状態(図4(B))は、フロントカバー29がフロントカバー開放状態にあり、トップカバー28がトップカバー閉鎖状態にある状態である。フロント閉鎖トップ開放状態(図4(D))は、フロントカバー29がフロントカバー閉鎖状態にあり、トップカバー28がトップカバー開放状態にある状態である。画像形成装置1は、両カバー開放状態(図4(A))又は両カバー閉鎖状態(図4(C))からは、フロント開放トップ閉鎖状態(図4(B))及びフロント閉鎖トップ開放状態(図4(D))へ遷移可能である。また画像形成装置1は、フロント開放トップ閉鎖状態(図4(B))又はフロント閉鎖トップ開放状態(図4(D))からは、両カバー開放状態(図4(A))及び両カバー閉鎖状態(図4(C))へ遷移可能である。
[1-5.バスケット及び接触部の構成]
図2及び図3に示すように支持部材としてのバスケット30は、各画像形成ユニット18を取り外し可能に支持した状態で、プリンタ筐体2に対しほぼ前後方向に沿って移動可能に設けられていると共に、プリンタ筐体2の内部に収納された状態で、上下方向に移動可能に設けられている。具体的にバスケット30及び画像形成ユニット18は、画像形成位置と、画像形成退避位置と、引出位置との間を移動する。
画像形成位置は、図1に示すように、バスケット30(図3)がプリンタ筐体2の内部に収納されたバスケット収納状態において画像形成ユニット18が用紙に画像形成を行い得る状態とする位置である。画像形成退避位置は、バスケット収納状態において、画像形成位置よりもバスケット30が上方へ移動し、画像形成ユニット18の感光体ドラムを搬送ベルト16よりも上方へ退避させ、バスケット30がプリンタ筐体2の前方の外部へ移動可能となる位置である。バスケット30は、トップカバー28がトップカバー閉鎖状態からトップカバー開放状態へ移行する際に、トップカバー28の図示しない押圧部材による押圧が解除され、画像形成位置から画像形成退避位置へ移動する。引出位置は、図2に示すように、バスケット30がプリンタ筐体2の外部に引き出されたバスケット引出状態で画像形成ユニット18をバスケット30から着脱し得る状態とする位置である。バスケット30は、フロントカバー29がフロントカバー閉鎖状態からフロントカバー開放状態へ移行し、使用者により画像形成退避位置から前方へ引き出されると、引出位置へ移動する。
一方バスケット30は、フロントカバー29がフロントカバー開放状態からフロントカバー閉鎖状態へ移行し、使用者により引出位置から後方へ押し込まれプリンタ筐体2の内部へ収納されると、画像形成退避位置へ移動する。続いてバスケット30は、トップカバー28がトップカバー開放状態からトップカバー閉鎖状態へ移行する際に、トップカバー28の図示しない押圧部材により押圧され、画像形成退避位置から画像形成位置へ移動する。
バスケット30が画像形成位置にある際、各画像形成ユニット18は、所定の位置に固定された状態でプリンタ筐体2に対し位置決めされている。また各画像形成ユニット18は、該画像形成ユニット18に設けられた駆動入力部(図示せず)に対して、プリンタ筐体2側に設けられた駆動出力部(図示せず)が結合されることにより、プリンタ筐体2側から回転力が伝達される。また各画像形成ユニット18は、該画像形成ユニット18に設けられた画像形成部側接触部32(図3)に対して、プリンタ筐体2側に設けられた本体側接触部34(図8)が直接接触して電気的に接続されることにより、プリンタ筐体2側から電力が供給される。
図2及び図3に示すように、バスケット30の左側板において各画像形成ユニット18の左側面である画像形成ユニット左側面18Lと対向する箇所には、画像形成ユニット左側面18Lをバスケット30の左側に露出させるバスケット開口部30Aが穿設されている。
画像形成ユニット18Kの画像形成ユニット左側面18Lには、後方から前方へ向かって前後方向に沿って直線状に金属製の接触部である画像形成部側接触部32K1、32K2及び32K3が設けられている。それぞれ、画像形成部側接触部32K1は、画像形成ユニット18Kのチャージローラヘの電圧印加に用いられ、画像形成部側接触部32K2は、画像形成ユニット18Kの現像ローラヘの電圧印加に用いられ、画像形成部側接触部32K3は、画像形成ユニット18Kのトナー供給ローラヘの電圧印加に用いられる。
また画像形成ユニット18Cは、画像形成ユニット18Kの画像形成部側接触部32K1、32K2及び32K3と同様に、画像形成部側接触部32C1、32C2及び32C3が設けられている。さらに画像形成ユニット18Mは、画像形成ユニット18Kの画像形成部側接触部32K1、32K2及び32K3と同様に、画像形成部側接触部32M1、32M2及び32M3が設けられている。さらに画像形成ユニット18Yは、画像形成ユニット18Kの画像形成部側接触部32K1、32K2及び32K3と同様に、画像形成部側接触部32Y1、32Y2及び32Y3が設けられている。
以下では画像形成部側接触部32K1、32K2及び32K3をまとめて画像形成部側接触部32Kとも呼び、画像形成部側接触部32C1、32C2及び32C3をまとめて画像形成部側接触部32Cとも呼び、画像形成部側接触部32M1、32M2及び32M3をまとめて画像形成部側接触部32Mとも呼び、画像形成部側接触部32Y1、32Y2及び32Y3をまとめて画像形成部側接触部32Yとも呼ぶ。また以下では、画像形成部側接触部32K、32C、32M及び32Yをまとめて画像形成部側接触部32とも呼ぶ。
[1-6.電源供給基板の構成]
図8及び図9に示すように、プリンタ筐体2の左側板の内側面には、前後上下方向に延びる基板である電源供給基板36が設けられている。
電源供給基板36の右側面からは、バスケット30が画像形成位置にある際に画像形成部側接触部32K1、32K2及び32K3と対向するように後方から前方へ向かって前後方向に沿って直線状に金属製の接触部である本体側接触部34K1、34K2及び34K3が右方向へ向かって突出している。それぞれ、本体側接触部34K1は、画像形成部側接触部32K1と電気的且つ物理的に接触し、画像形成ユニット18Kのチャージローラヘの電圧印加に用いられ、本体側接触部34K2は、画像形成部側接触部32K2と電気的且つ物理的に接触し、画像形成ユニット18Kの現像ローラヘの電圧印加に用いられ、本体側接触部34K3は、画像形成部側接触部32K3と電気的且つ物理的に接触し、画像形成ユニット18Kのトナー供給ローラヘの電圧印加に用いられる。
また電源供給基板36の右側面からは、本体側接触部34K1、34K2及び34K3と同様に、バスケット30が画像形成位置にある際に画像形成部側接触部32C1、32C2及び32C3と対向するように本体側接触部34C1、34C2及び34C3が右方向へ向かって突出している。さらに電源供給基板36の右側面からは、本体側接触部34K1、34K2、34K3と同様に、バスケット30が画像形成位置にある際に画像形成部側接触部32M1、32M2及び32M3と対向するように本体側接触部34M1、34M2及び34M3が右方向へ向かって突出している。さらに電源供給基板36の右側面からは、本体側接触部34K1、34K2、34K3と同様に、バスケット30が画像形成位置にある際に画像形成部側接触部32Y1、32Y2及び32Y3と対向するように本体側接触部34Y1、34Y2及び34Y3が右方向へ向かって突出している。
以下では本体側接触部34K1、34K2及び34K3をまとめて本体側接触部34Kとも呼び、本体側接触部34C1、34C2及び34C3をまとめて本体側接触部34Cとも呼び、本体側接触部34M1、34M2及び34M3をまとめて本体側接触部34Mとも呼び、本体側接触部34Y1、34Y2及び34Y3をまとめて本体側接触部34Yとも呼ぶ。また以下では、本体側接触部34K、34C、34Y及び34Kをまとめて本体側接触部34とも呼ぶ。
このように電源供給基板36の右側面からは、右方向へ向かって複数の本体側接触部34が突出している。これらの本体側接触部34は、後述する接点ホルダー38における円筒形状の筒状部38tの内部にそれぞれが挿入されることにより、保護されている。
[1-7.接点フレームの構成]
電源供給基板36の右側には、接点フレーム42が設けられている。接点フレーム42は、接点フレーム上側部42a、接点フレーム下側部42b及び溝部42cを有している。溝部42cは、左右方向に移動可能に接点ホルダー38を内部に収めると共に、前後方向に移動可能にスライダー40を内部に収める、前後方向に沿う溝である。接点フレーム上側部42aは、溝部42cの上側に形成され前後方向に延びる板状部材である。接点フレーム下側部42bは、溝部42cの下側において接点フレーム上側部42aと上下方向に対向し、前後方向に延びる板状部材である。この接点フレーム42は、接点ホルダー38の孔38e(図10)に入り込む円筒形状のポスト42d(図9)が前端部に、接点ホルダー38の孔38f(図10)に入り込む円筒形状のポスト42e(図9)が後端部に、それぞれ右方向に向かって突出している。
[1-8.スライダーの構成]
スライダー40は、前後方向に沿って延びる板状部材であり、接点フレーム42の溝部42c内部を摺動しつつ前後方向に往復移動可能に構成されている。図10及び図11に示すようにスライダー40は、主に基部40aと4個のスライダーリブ40rとにより構成されている。基部40aは、前後方向に沿って延びる板状部材である。
リブとしてのスライダーリブ40rは、基部40aから接点ホルダー38に向かって左側へ突出する平面視で台形状の部分である。このスライダーリブ40rは、図11及び図12に示すようにリブ傾斜面40bとリブ面40cとリブ直交面40dとが形成されている。リブ傾斜面40bは、基部40aから後方に向かうに連れて前後方向に対し左方向へ傾斜する平面であり、後述する接点露出状態(図12(A))において接点ホルダー38の凹部傾斜面38bと対向して接触すると共に、スライダー40が前方へ移動して接点露出状態(図12(A))から接点退避状態(図12(B))へ移行する際に、接点ホルダー38の凹部傾斜面38bを左方向へ押す面である。リブ面40cは、リブ傾斜面40bの後端部から後方に向かって前後方向に沿って延びる平面であり、接点露出状態(図12(A))において接点ホルダー38の凹部面38cと対向して接触すると共に、スライダー40が前方へ移動して接点露出状態(図12(A))から接点退避状態(図12(B))へ移行すると、接点ホルダー38の基部38aの上側の右平面である基部面38asと接触する位置で止まる面である。リブ直交面40dは、リブ面40cの後端部から前後方向に対し直交するよう左右方向に沿って基部40aに向かう平面であり、接点露出状態(図12(A))において接点ホルダー38の凹部直交面38dに対向して接触する面である。
図9、図10及び図11に示すように、バスケット30が画像形成位置にある際にスライダー40の基部40aにおいて本体側接触部34と対向する箇所には、本体側接触部34をスライダー40及び板金フレーム44(図8)を貫通させて該スライダー40及び板金フレーム44の右側に露出させるスライダー開口部40eが穿設されている。
スライダー40の先端には、スライダー孔部40f(図11)が穿設されている。図7に示すように、このスライダー孔部40fにはリリースレバー56における円筒形状のリリースレバー突起部56aが摺動可能に嵌め込まれている。リリースレバー56は、プリンタ筐体2における前部に、プリンタ筐体2を支点として回動可能に取り付けられている。このリリースレバー56には、フロントカバーレバー54が係合している。フロントカバーレバー54は、後端部がプリンタ筐体2における前部に、プリンタ筐体2を支点として回動可能に取り付けられていると共に、前端部がフロントカバー29に取り付けられている。
かかる構成において、図5に示すフロントカバー閉鎖状態から、フロントカバー29が開放されるように上端部が前方へ引かれると、図5中反時計回りにフロントカバーレバー54及びリリースレバー56が回動し、図6に示すようにスライダー40が前方へ引き出される。図6においてフロントカバー29は、フロントカバー閉鎖状態に対し15[°]回動しており、このとき接点ホルダー38は、後述する接点露出状態から接点退避状態へ移行が完了している。さらにフロントカバー29が開放されると、図6中反時計回りにフロントカバーレバー54のみがさらに回動し、フロントカバー開放状態となる。図6に示した状態から図7に示した状態へ移行する際には、スライダー40は前方へ移動していない。
このようにスライダー40は、フロントカバー29にフロントカバーレバー54及びリリースレバー56で係合することにより、フロントカバー29が開放されると、該フロントカバー29の回動に応じて前方へ引き出される。
[1-9.接点ホルダーの構成]
接点ホルダー38は、接点フレーム42の溝部42cの内部においてスライダー40よりも左側に配置されている。この接点ホルダー38は、画像形成ユニット18Kの右側から画像形成ユニット18Cの右側までに亘って一体で形成され前後方向に沿って延びる部材であり、図10及び図11に示すように、接点フレーム42のポスト42dを挿入させる孔38eが前端部に、接点フレーム42のポスト42eを挿入させる孔38fが後端部に、それぞれ穿設されている。また接点ホルダー38は、接点フレーム42のポスト42d及び42eにそれぞれ孔38e及び38fが左右方向に摺動可能に嵌合している。このため接点ホルダー38は、スライダー40の移動方向である前後方向と直交する方向である左右方向に移動可能に設けられている。すなわち接点ホルダー38は、画像形成部側接触部32に対し本体側接触部34を近接させる近接方向である右方向と、画像形成部側接触部32に対し本体側接触部34を離隔させ退避させる方向である退避方向である左方向とに本体側接触部34を移動可能になっている。
図11に示すように接点ホルダー38は、主に基部38aと12個の筒状部38tと4個のリブ凹部38rとにより構成されている。基部38aは、前後方向に沿って延びる板状部材である。
筒状部38tは、円筒形状であり、それぞれの内部に本体側接触部34が挿入されることにより、本体側接触部34を保護している。具体的には、図13に筒状部38tの内部構造を示すように、本体側接触部34は、1本の金属製の棒が曲げられることにより構成されており、圧縮コイルばねであるスプリング部34sが左側に、三角形状である本体側接点部34cが右側の先端に形成されている。本体側接点部34cは、筒状部38tの右端面に形成されたスリット状の孔部38taから右側へ突出している。本体側接触部34は、電源供給基板36から延びたワイヤ36wがスプリング部34sの左端に接続されており、電源供給基板36からワイヤ36wを介し電力が供給される。本体側接点部34cの上下端部には、筒状部38tにおける孔部38taの上側及び下側の縁部38teが当接している。
かかる構成において、フロントカバー閉鎖状態においては、図9、図10、図13(A)、図14及び図16に示すように、本体側接触部34と接点ホルダー38の筒状部38tとは、本体側接触部34のスプリング部34sの付勢力により、板金フレーム44の右壁面よりも装置内側である右方向へ突出してバスケット開口部30A(図3及び図14)を通過し、画像形成部側接触部32と接触し得る状態である、接点露出状態となる。
一方フロントカバー開放状態においては、図13(B)、図15及び図17に示すように、本体側接触部34と接点ホルダー38の筒状部38tとは、スライダー40の前方への移動に伴い筒状部38tが左方向へ移動してスプリング部34sを圧縮し(図13(B))(詳細は後述する)、板金フレーム44の右壁面よりも装置外側である左方向へ退避し、画像形成部側接触部32と接触し得ない状態である、接点退避状態となる。
図10、図11及び図12に示すように、リブ凹部38rは、基部38aの上部において平面視で台形状に左側へ凹むよう形成された空間を有する部分であり、接点露出状態においてスライダー40のスライダーリブ40rが嵌まり込む。このリブ凹部38rは、凹部傾斜面38bと凹部面38cと凹部直交面38dとが形成されている。凹部傾斜面38bは、基部38aから後方に向かうに連れて前後方向に対し左方向へ傾斜する平面であり、接点露出状態(図12(A))においてスライダー40のリブ傾斜面40bと対向して接触すると共に、スライダー40が前方へ移動して接点露出状態(図12(A))から接点退避状態(図12(B))へ移行する際に、スライダー40のリブ傾斜面40bにより左方向へ向かって押される面である。凹部面38cは、凹部傾斜面38bの後端部から後方に向かって前後方向に沿って延びる平面であり、接点露出状態(図12(A))においてスライダー40のリブ面40cと対向して接触すると共に、スライダー40が前方へ移動して接点露出状態(図12(A))から接点退避状態(図12(B))へ移行すると、スライダー40のリブ面40cよりも左方向へ離隔する面である。凹部直交面38dは、凹部面38cの後端部から前後方向に対し直交するよう左右方向に沿って基部38aに向かう平面であり、接点露出状態(図12(A))においてスライダー40のリブ直交面40dと対向して接触する面である。
[1-10.スライダーと接点ホルダーの係合]
かかる構成において、フロントカバー閉鎖状態においては、図12(A)に示すように、スライダー40は、リブ傾斜面40bが接点ホルダー38の凹部傾斜面38bと、リブ面40cが接点ホルダー38の凹部面38cと、リブ直交面40dが接点ホルダー38の凹部直交面38dとそれぞれ当接しており、スライダーリブ40rが接点ホルダー38のリブ凹部38rに入り込んでいる。これにより本体側接触部34は、図13(A)及び図14に示すように接点露出状態となっている。
このフロントカバー閉鎖状態(接点露出状態)から、フロントカバー29が開放されスライダー40が前方へ移動すると、スライダー40のリブ傾斜面40bが接点ホルダー38の凹部傾斜面38bを退避方向(左方)へ押して移動させる。さらにスライダー40が前方へ移動すると、図12(B)に示すように、スライダー40のリブ面40cが接点ホルダー38の基部面38asと接触する位置においてスライダー40が停止する。これにより本体側接触部34は、図13(B)及び図15に示すように接点退避状態となる。
[1-11.板金フレームの構成]
図8、図14及び図15に示すように、接点フレーム42及びスライダー40の右側には、前後上下方向に延び、接点フレーム42及びスライダー40を覆う板金である板金フレーム44が設けられている。バスケット30が画像形成位置にある際に板金フレーム44において本体側接触部34と対向する箇所には、板金フレーム44を貫通させて該板金フレーム44の右側に本体側接触部34を露出させる板金フレーム開口部44aが穿設されている。
[1-12.ストッパーの構成]
図10、図11、図16、図17、図18及び図19に示すようにストッパー46は、横断面が英大文字の“U”が90度回転したような形状の、前後方向に延びる板状部材であり、第2レバー52を内部に収容している。このストッパー46は、接点ホルダー38の下側に配され、上下方向に往復移動可能に構成されている。またこのストッパー46は、スプリング48により上方へ向けて付勢されていると共に、図16及び図18に示すホルダー露出移動許容状態においては第2レバー52のストッパー移動規制部52cに当接することにより上方への移動が規制される。このホルダー露出移動許容状態においてストッパー46は、接点ホルダー38と板金フレーム44との間よりも下方へ下降することにより、接点ホルダー38が板金フレーム44よりも右側へ突出するように露出方向(右方)への移動を許容し、接点退避状態から接点露出状態へ戻り得るようにする。
一方ストッパー46は、図17及び図19に示すホルダー露出移動規制状態においては、第2レバー52のストッパー移動規制部52cがストッパー46の移動経路から退避することにより、スプリング48の付勢力によってホルダー露出移動許容状態よりも上方へ押し上げられ、上端部が、接点ホルダー38と板金フレーム44との間まで上昇する。このホルダー露出移動規制状態においてストッパー46は、接点ホルダー38が接点露出状態へ戻り板金フレーム44よりも右側へ突出しないように露出方向への移動を規制し、接点退避状態を保つ。
スプリング48は、ストッパー46の前後端部の下側に設けられた圧縮コイルばねであり、ストッパー46を上方へ押し上げるように付勢すると共に、第2レバー52を背面視で反時計回りに付勢する。
[1-13.第1レバーの構成]
第1レバー50は、画像形成ユニット18Cのスライダー40及び接点ホルダー38の下方における、画像形成位置と画像形成退避位置との間を移動するバスケット30の移動経路上に設けられており、バスケット当接部50b、第2レバー当接部50c及び回転支点50aが形成され、回転支点50aを支点として回動可能となっている。この回転支点50aは、板金フレーム44(図8)に設けられた回転軸44bに嵌合している。また第1レバー50は、回転支点50aを支点として図示しない付勢手段により図16中時計回りに付勢されている。バスケット当接部50bは、回転支点50aから前方へ延びる平面視で英大文字の“L”のような形状の部材である。第2レバー当接部50cは、回転支点50aを挟んでバスケット当接部50bと対向し、回転支点50aから後方へ延びる棒状の部材である。なお図16及び図17においては、バスケット30のうち第1レバー50に当接する箇所を模式的に破線で示している。
第1レバー50は、バスケット30が画像形成位置にある際は、図16に示すように該バスケット30にバスケット当接部50bが押し下げられることにより、第1レバー50の図16中時計回りの回動が規制される。このため第1レバー50は、バスケット30が画像形成位置にある際は、第2レバー当接部50cが後述する第2レバー52の第1レバー当接部52bの下側に当接することにより、第2レバー52における背面視で反時計回り(矢印方向)の回動を規制する。
一方第1レバー50は、トップカバー28がトップカバー閉鎖状態からトップカバー開放状態へ遷移し、バスケット30が画像形成位置から画像形成退避位置へ移行した際は、図17に示すように該バスケット30にバスケット当接部50bが押し下げられないことにより、第1レバー50の図17中時計回りの回動を許容する。このため第1レバー50は、バスケット30が画像形成退避位置にある際は、第2レバー当接部50cが第2レバー52の第1レバー当接部52bの下側から下方へ退避することにより、第2レバー52における背面視で反時計回り(矢印方向)の回動を許容する。
[1-14.第2レバーの構成]
第2レバー52は、第1レバー50の後方であり、ストッパー46の内部空間に設けられており、円筒部52a、第1レバー当接部52b及びストッパー移動規制部52cが形成され、円筒部52aを支点として回動可能となっている。円筒部52aは、画像形成ユニット18Kの右側の下側から画像形成ユニット18Cの右側の下側までに亘って延びる円筒形状の部材である。第1レバー当接部52bは、円筒部52aの前端部の外周面に形成された板状部材である。ストッパー移動規制部52cは、円筒部52aにおける第1レバー当接部52bよりも後方と、後端部とにおける外周面に形成された略三角形状の部材である。また第2レバー52は、スプリング48により背面視で反時計回りに付勢されている。
第2レバー52は、バスケット30が画像形成位置にある際は、図16に示すように第1レバー50の第2レバー当接部50cにより、第2レバー52における背面視で反時計回りの回動が規制されている。この状態においてストッパー移動規制部52cは、図18に示すように円筒部52aとストッパー46との間に位置しており、ストッパー46の下側板を下方へ押し下げ、ストッパー46の上方への移動を規制している。
一方第2レバー52は、バスケット30が画像形成位置から画像形成退避位置へ移行した際は、図17に示すように第1レバー50の第2レバー当接部50cが第2レバー52の第1レバー当接部52bの下側よりも下方へ退避することにより、第2レバー52における背面視で反時計回りの回動が許容されている。この状態においてストッパー移動規制部52cは、図19に示すように円筒部52aとストッパー46との間から左方へ退避しており、ストッパー46の上方への移動を規制しない状態になる。
[1-15.画像形成ユニット交換手順]
次に、画像形成ユニット18を交換するときや、用紙が画像形成装置1の内部に詰まる媒体ジャムが発生した際に詰まった用紙を取り除くジャム解除をするときの動作を、画像形成ユニット18を交換するときを例に説明する。
まず使用者は、図5に示した状態から、図7に示したようにフロントカバー29を開ける。このとき、上述したようにスライダー40はフロントカバーレバー54及びリリースレバー56を介しフロントカバー29に係合しているため、フロントカバー29の回動に合わせてスライダー40が引き出される。これによりスライダー40は、接点ホルダー38を退避方向へ向かって押し(図12(B))、接点露出状態(図13(A)及び図14)から接点退避状態(図13(B)及び図15)へ移行させる。
続いて使用者は、図4(A)に示したようにトップカバー28を開け、両カバー開放状態とする。上述したようにバスケット30はトップカバー28に係合しているため、トップカバー28の回動に合わせて、バスケット30に支持された画像形成ユニット18もバスケット30と共に上昇し、画像形成位置から画像形成退避位置となる。
このとき、バスケット30に第1レバー50が押されている状態(図16)から、図17に示したように、第1レバー50がバスケット30から解放されると、第2レバー52も自由に回動可能となり、第2レバー52の円筒部52aが矢印方向に回動する。このためストッパー46は、図19に示したようにスプリング48に押し上げられ、接点ホルダー38と板金フレーム44との間に上昇することにより、ホルダー露出移動許容状態(図16及び図18)からホルダー露出移動規制状態(図17及び図18)へ移行し、接点ホルダー38が接点退避状態に戻らずに接点露出状態を保つよう規制する。
画像形成ユニット18を交換する際、図2に示したように使用者がバスケット30を画像形成退避位置から引出位置へ手前に引き出すことにより画像形成ユニット18がバスケット30から脱着可能となり、別の画像形成ユニット18に交換可能となる。このとき、接点ホルダー38及び各本体側接触部34が図15に示したように板金フレーム44の外側に退避している接点退避状態であるため、画像形成装置1は、本体側接触部34と摺動させることなく、バスケット30と画像形成ユニット18とを引き出させることができる。
画像形成ユニット18が交換された後は、使用者がバスケット30を引出位置から画像形成退避位置まで押し込むことにより、フロントカバー29を閉じることが可能となる。このバスケット30の移動時も、接点ホルダー38及び各本体側接触部34は接点退避状態であるため、本体側接触部34はバスケット30と画像形成ユニット18とは摺動しない。
[1-16.両カバー開放状態からトップカバーを先に閉じた場合]
次に、両カバー開放状態から、まずトップカバー28が閉められると、バスケット30と、バスケット30に支持される画像形成ユニット18とが下降する。バスケット30が図16に示したように第1レバー50を押すと、第2レバー52が回動し、図19から図18の状態へストッパー46を下方に押し下げる。これによりストッパー46は、ホルダー露出移動規制状態からホルダー露出移動許容状態となる。このとき、フロントカバー29に係合するスライダー40は手前に引かれた状態であるため、スライダー40のリブ面40cが接点ホルダー38の基部面38as(図12(B))と接触する位置で保持されている。このように接点ホルダー38及び各本体側接触部34が接点退避状態であるため、本体側接触部34はバスケット30及び画像形成ユニット18と摺動しない。
最後にフロントカバー29が閉められると、スライダー40が後方へ押され、スライダー40のリブ面40cは接点ホルダー38の基部面38as(図12(B))から離れ、スライダーリブ40rがリブ凹部38rに入り込んだ状態(図12(A))に戻る。これにより接点ホルダー38及び各本体側接触部34は、接点退避状態から接点露出状態へ移行し、本体側接触部34が板金フレーム44から右側へ飛び出して、画像形成ユニット18の画像形成部側接触部32と接触する。かくして画像形成装置1は印刷可能な状態となる。
[1-17.両カバー開放状態からフロントカバーを先に閉じた場合]
一方、両カバー開放状態から、本来の手順通りのトップカバー28ではなくフロントカバー29が先に閉められてからトップカバー28が閉められる場合の動作について説明する。フロントカバー29が閉められると、スライダー40が後方へ押され、スライダー40のリブ面40cは接点ホルダー38の基部面38as(図12(B))から離れる。このときバスケット30が第1レバー50のバスケット当接部50bを上方から押し付けていないため、ストッパー46は、図19に示したように接点ホルダー38と板金フレーム44との間に位置し、接点ホルダー38が接点露出状態に戻らずに接点退避状態を保つよう規制している。次に、トップカバー28が閉められると、バスケット30とバスケット30に支持される画像形成ユニット18とが下降してくる。
ここで、バスケット30のバスケット開口部30A(図15)の下端の縁が本体側接触部34を上方から下方へ通過してからバスケット30が第1レバー50を押す構造となっていると共に、画像形成部側接触部32と本体側接触部34とが当接する位置において、ストッパー46がホルダー露出移動規制状態からホルダー露出移動許容状態へ移行する。これにより画像形成装置1は、本体側接触部34とバスケット30及び画像形成ユニット18との摺動を防止でき、画像形成部側接触部32と本体側接触部34同士以外の摺動による、本体側接触部34の摩耗、摩耗粉の付着、接触部の変形等を防止できる。
[1-18.動作及び効果等]
以上の構成において画像形成装置1は、フロントカバー29がフロントカバー閉鎖状態から開放されると、フロントカバー29の回動に連動してスライダー40が手前側に引き出され、スライダー40が接点ホルダー38を退避方向へ押すことにより、接点露出状態から接点退避状態へ移行するようにした。このため画像形成装置1は、本体側接触部34を、画像形成ユニット18及びバスケット30の移動経路から退避させることができる。これにより画像形成装置1は、バスケット30が画像形成退避位置と画像形成位置との間を遷移する際に、画像形成ユニット18及びバスケット30が本体側接触部34を擦ってしまうことを防止できる。
また画像形成装置1は、トップカバー28がトップカバー閉鎖状態から開放されると、トップカバー28の回動に連動して第1レバー50及び第2レバー52が回動してストッパー46が上昇することにより、接点退避状態の接点ホルダー38の露出方向への移動を規制し、ホルダー露出移動許容状態からホルダー露出移動規制状態へ移行するようにした。
すなわち画像形成装置1は、フロントカバーレバー54、リリースレバー56、スライダー40、接点フレーム42及び接点ホルダー38により構成された接触部退避機構60により、本体側接触部34を接点露出状態から接点退避状態へ移行させると共に、第1レバー50、第2レバー52及びストッパー46により構成された接触部退避保持機構62により、ホルダー露出移動許容状態からホルダー露出移動規制状態へ移行し、本体側接触部34が接点露出状態へ戻らないように接点退避状態を保つようにした。以下では第1レバー50及び第2レバー52をまとめて、トップカバー28の移動に連動してストッパー46を駆動する第2のカバー駆動伝達機構64としてのトップカバー駆動伝達機構とも呼ぶ。
このため画像形成装置1は、両カバー開放状態から本来の手順通りのトップカバー28ではなくフロントカバー29が先に閉められた後にトップカバー28が閉められたとしても、本体側接触部34の接点退避状態を保つことができる。これにより画像形成装置1は、トップカバー28がトップカバー開放状態から閉鎖されてバスケット30が画像形成退避位置から画像形成位置へ遷移する際に画像形成ユニット18及びバスケット30が本体側接触部34を擦ってしまうことを防止できる。かくして画像形成装置1は、画像形成部側接触部32と本体側接触部34同士以外の摺動による、本体側接触部34の摩耗、摩耗粉の付着、接触部の変形等を防止でき、信頼性を向上させ長寿命化させることができる。
さらに画像形成装置1は、フロントカバー29の開閉動作に連動して本体側接触部34を接点露出状態と接点退避状態との間で遷移させると共に、トップカバー28の開閉動作に連動してストッパー46をホルダー露出移動許容状態とホルダー露出移動規制状態との間で遷移させるようにした。これにより画像形成装置1は、フロントカバー29を開放させた後に別途レバー等を操作して本体側接触部34を接点露出状態から接点退避状態へ移行させたり、トップカバー28を開放させた後に別途レバー等を操作してストッパー46をホルダー露出移動許容状態からホルダー露出移動規制状態へ移行させたりするといった、煩雑な操作を使用者に強いることなく、フロントカバー29とトップカバー28を開放させるという、プリンタ筐体2の内部にアクセスする際に必要となる動作を行わせるだけで、本体側接触部34を接点露出状態から接点退避状態へ移行させると共に、ストッパー46をホルダー露出移動許容状態からホルダー露出移動規制状態へ移行させることができる。
以上の構成において画像形成装置1は、内部空間を有するプリンタ筐体2と、プリンタ筐体2に設けられ内部空間と外部空間とを開閉可能なフロントカバー29と、プリンタ筐体2に設けられ内部空間と外部空間とを開閉可能なトップカバー28と、プリンタ筐体2の内部に設けられ、画像形成部側接触部32を有し潜像画像を形成する画像形成部17と、プリンタ筐体2側において画像形成部側接触部32と対向するように設けられ、画像形成部側接触部32と接触する本体側接触部34と、フロントカバー29に連動して可動し、画像形成部側接触部32に対し本体側接触部34を退避及び近接させる接触部退避機構60と、トップカバー28に連動して可動し、本体側接触部34が画像形成部側接触部32から退避した状態を保持する接触部退避保持機構62とを設けるようにした。
これにより画像形成装置1は、フロントカバー29の開放動作に連動して、接触部退避機構60により、本体側接触部34を画像形成ユニット18及びバスケット30の移動経路から退避させて接点退避状態にすると共に、トップカバー28の開放動作に連動して、接触部退避保持機構62により、本体側接触部34が接点退避状態を保つようにすることにより、トップカバー28が開放された状態でフロントカバー29が閉鎖されたとしても、本体側接触部34が接点退避状態を保つようにでき、本体側接触部34が画像形成ユニット18及びバスケット30に接触してしまうことを、フロントカバー29とトップカバー28とを閉鎖させる順序に限らずに確実に防止できる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、フロントカバー29に連動してスライダー40が可動し、トップカバー28に連動してバスケット30が可動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、フロントカバー29に連動してバスケット30が可動し、トップカバー28に連動してスライダー40が可動しても良い。
また上述した実施の形態においては、スライダー40は、前後方向に往復移動することにより接点ホルダー38を移動させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、スライダー40は、回動等、種々の移動方法により接点ホルダー38を移動させても良い。要は、フロントカバー29の動きに連動して、接触部退避機構60により本体側接触部34を接点露出状態と接点退避状態との間で遷移させれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、トップカバー28に連動して可動するバスケット30が第1レバー50に接触する場合について述べた。本発明はこれに限らず、バスケット30を介さずにトップカバー28が第1レバー50に直接接触しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ストッパー46は、上下方向に往復移動することにより接点ホルダー38の移動を許容又は規制する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ストッパー46は、回動等、種々の移動方法により接点ホルダー38の移動を許容又は規制しても良い。要は、トップカバー28の動きに連動して、接触部退避保持機構62により、ホルダー露出移動許容状態とホルダー露出移動規制状態との間で遷移すれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、第1レバー50は図示しない付勢手段により図16中時計回りに付勢される場合について述べた。本発明はこれに限らず、第1レバー50は第2レバー当接部50cの自重により回動しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成装置1における、互いに金属で形成され電力を伝達する電気的な接触部である本体側接触部34及び画像形成部側接触部32に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、画像形成装置1における、プリンタ筐体2側から画像形成部17側へ駆動力を伝達する物理的な接触部に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、前後方向に沿って画像形成ユニット18が直列に配置されたタンデム方式の画像形成装置1に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば4サイクル方式等、他の種々の方式のカラープリンタに本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態では、画像形成装置1に本発明を適用したが、これに限らず、ファクシミリ、MFP(MultiFunction Printer:複合機)、複写機等の装置にも本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、装置筐体としてのプリンタ筐体2と、第1のカバーとしてのフロントカバー29と、第2のカバーとしてのトップカバー28と、画像形成部と画像形成部17と、本体側接触部としての本体側接触部34と、接触部退避機構としての接触部退避機構60と、接触部退避保持機構としての接触部退避保持機構62とによって、画像形成装置としての画像形成装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる装置筐体と、第1のカバーと、第2のカバーと、画像形成部と、本体側接触部と、接触部退避機構と、接触部退避保持機構とによって、画像形成装置を構成しても良い。
本発明は、例えばカバーが開放され画像形成ユニットが交換される電子写真式のプリンタで利用できる。
1……画像形成装置、2……プリンタ筐体、2FA……前側開口、2BA……上側開口、3……制御部、4……給紙媒体積載台、6……給紙部、7……ピックアップローラ、8……給紙ローラ、9……分離ローラ、10……レジストローラ、11……プレッシャーローラ、12……搬送ローラ部、14……転写ユニット、15……ローラ、16……搬送ベルト、17……画像形成部、18C、18M、18Y、18K……画像形成ユニット、18L……画像形成ユニット左側面、19C、19M、19Y、19K……LEDヘッド、22……定着器、24……排紙部、25……搬送ローラ部、26……排出ローラ部、28……トップカバー、29……フロントカバー、30……バスケット、30A……バスケット開口部、32……画像形成部側接触部、34……本体側接触部、34c……本体側接点部、34s……スプリング部、36……電源供給基板、36w……ワイヤ、38……接点ホルダー、38a……基部、38as……基部面、38b……凹部傾斜面、38c……凹部面、38d……凹部直交面、38e、38f……孔、38t……筒状部、38ta……孔部、38te……縁部、38r……リブ凹部、40……スライダー、40a……基部、40b……リブ傾斜面、40c……リブ面、40d……リブ直交面、40e……スライダー開口部、40r……スライダーリブ、40f……スライダー孔部、42……接点フレーム、42a……接点フレーム上側部、42b……接点フレーム下側部、42c……溝部、42d、42e……ポスト、44……板金フレーム、44a……板金フレーム開口部、44b……回転軸、46……ストッパー、48……スプリング、50……第1レバー、50a……回転支点、50b……バスケット当接部、50c……第2レバー当接部、52……第2レバー、52a……円筒部、52b……第1レバー当接部、52c……ストッパー移動規制部、54……フロントカバーレバー、56……リリースレバー、56a……リリースレバー突起部、60……接触部退避機構、62……接触部退避保持機構、64……第2のカバー駆動伝達機構。

Claims (12)

  1. 内部空間を有する装置筐体と、
    前記装置筐体に設けられ前記内部空間と外部空間とを開閉可能な第1のカバーと、
    前記装置筐体に設けられ前記内部空間と外部空間とを開閉可能な第2のカバーと、
    前記装置筐体の内部に設けられ、画像形成部側接触部を有し潜像画像を形成する画像形成部と、
    前記装置筐体側において前記画像形成部側接触部と対向するように設けられ、前記画像形成部側接触部と接触する本体側接触部と、
    前記第1のカバーに連動して可動し、前記画像形成部側接触部に対し前記本体側接触部を退避及び近接させる接触部退避機構と、
    前記第2のカバーに連動して可動し、前記本体側接触部が前記画像形成部側接触部から退避した状態を保持する接触部退避保持機構と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記本体側接触部及び前記画像形成部側接触部は、前記本体側接触部から前記画像形成部側接触部へ電力を伝達させる電気的な接触部である
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記接触部退避機構は、前記第1のカバーが開放されると、前記画像形成部側接触部に対し前記本体側接触部を退避させ、
    前記接触部退避保持機構は、前記第2のカバーが開放されると、前記本体側接触部が前記画像形成部側接触部から退避した状態を保持する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接触部退避保持機構は、前記第2のカバーが開放された状態から前記第2のカバーが閉鎖されると、前記本体側接触部を前記画像形成部側接触部へ向けて移動可能な状態とし、
    前記接触部退避機構は、前記第1のカバーが開放された状態から前記第1のカバーが閉鎖されると、前記本体側接触部を前記画像形成部側接触部へ近接させる
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記接触部退避保持機構は、前記第1のカバー及び前記第2のカバーが開放された状態から前記第2のカバーが閉鎖される前に前記第1のカバーが閉鎖された際に、前記本体側接触部が前記画像形成部側接触部から退避した状態を保持する
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記接触部退避保持機構は、前記第1のカバー及び前記第2のカバーが開放された状態から前記第1のカバーが閉鎖された後に前記第2のカバーが閉鎖されると、前記本体側接触部が前記画像形成部側接触部へ向けて移動可能な状態とする
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部を支持し前記装置筐体の前記内部空間と前記外部空間との間を移動可能な支持部材
    をさらに有する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記支持部材は、前記第2のカバーに連動し、媒体に画像を形成し得る画像形成位置と、前記画像形成位置から上方へ退避する画像形成退避位置とに少なくとも移動可能であり、
    前記接触部退避保持機構は、前記支持部材の前記画像形成位置から前記画像形成退避位置への移動に連動して、前記本体側接触部が前記画像形成部側接触部から退避した状態を保持する状態になり、前記支持部材の前記画像形成退避位置から前記画像形成位置への移動に連動して、前記本体側接触部を前記画像形成部側接触部へ向けて移動可能な状態とする
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記接触部退避機構は、前記画像形成部側接触部及び前記支持部材に対し前記本体側接触部を退避及び近接させ、
    前記接触部退避保持機構は、前記支持部材が前記画像形成退避位置から前記画像形成位置へ移動する際の前記画像形成部側接触部及び前記支持部材の移動経路から前記本体側接触部が退避した状態を保持する
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記接触部退避機構は、
    前記第1のカバーに連動するスライダーと、
    前記スライダーに連動し前記画像形成部側接触部に対し前記本体側接触部を退避及び近接させる接点ホルダーと
    を少なくとも有し、
    前記接触部退避保持機構は、
    前記第2のカバーの移動に連動する第2のカバー駆動伝達機構と、
    前記第2のカバー駆動伝達機構に連動し前記本体側接触部が前記画像形成部側接触部から退避した状態の保持及び解除を行うストッパーと
    を少なくとも有する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記スライダーは、前記第1のカバーが開放されると前方へ移動し、リブにより前記接点ホルダーを前記画像形成部側接触部に対し前記本体側接触部を退避させる方向へ押し、
    前記第2のカバー駆動伝達機構は、前記第2のカバーが開放されると、前記ストッパーを前記接点ホルダーよりも前記画像形成部側接触部側へ移動させる、
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1のカバーは、前記装置筐体の前面側に設けられ、
    前記第2のカバーは、前記装置筐体の上面側に設けられ、
    前記支持部材は、前記第1のカバーが開放されると前記装置筐体の前面側と前記内部空間との間を移動可能となり、前記装置筐体の前面側に引き出されると前記画像形成部を交換可能となる
    請求項7に記載の画像形成装置。
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