JP2001060056A - 画像形成装置及びプロセスユニット - Google Patents
画像形成装置及びプロセスユニットInfo
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- JP2001060056A JP2001060056A JP2000272421A JP2000272421A JP2001060056A JP 2001060056 A JP2001060056 A JP 2001060056A JP 2000272421 A JP2000272421 A JP 2000272421A JP 2000272421 A JP2000272421 A JP 2000272421A JP 2001060056 A JP2001060056 A JP 2001060056A
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Abstract
新たなコストを発生させないことによりコストダウンを
達成すること。 【解決手段】 プロセスユニット2をユニット収容部1
aに収容すると、プロセスユニット2の入力ギア21
2、234は駆動ユニット16に設けられた駆動ギア1
60、161とそれぞれ噛合し、モータから供給される
回転運動が入力ギア212、234へそれぞれ伝達可能
となると共に、本体フレーム10の受け部106とプロ
セスユニット2の係合部205が係合する。ここで、入
力ギア212、234へ回転が伝達される際には、それ
らの噛み合い位置に駆動力Fa、Fbが働く。そして、
係合部205と受け部106の接触点Dの位置は、その
接触点Dの廻りの駆動力Fa、Fbに対応した合成モー
メントMcが、プロセスユニット2をユニット収容部1
a内に引き込む方向に作用するように設定されている。
Description
ンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置及び画像
形成装置に着脱可能なプロセスユニットに関する。
写等の一連の画像形成処理を行なうための構成要素、例
えば像担持体としての感光ドラムや現像装置等を、プロ
セスユニットと称される単一のユニットに集約し、その
プロセスユニットを装置本体のユニット収容部に対して
着脱自在としたものがある。そして、装置の本体には、
ユニット収容部を開閉するための開閉カバーが取り付け
られる。
本体との間で何等かの力が働いてプロセスユニットがユ
ニット収容部からの排出方向へ付勢されることがある。
例えば、本体からプロセスユニット側へ電源電圧を供給
するための接点がコイルばね状に形成され、その反発力
でプロセスユニットが浮き上がることがあった。そのた
め、従来は開閉カバーにてプロセスユニットをユニット
収容部内へ押さえ付けていた。
バーでプロセスユニットを押さえる場合には、プロセス
ユニットからの反力で開閉カバーが開かないように、こ
れを閉位置に強固に拘束する機構が必要となる。プロセ
スユニットからの反力で開閉カバーが変形しないよう、
開閉カバーに十分な剛性を与える必要もあった。そのた
め、開閉カバーやこれに付随した機構に対してコストが
嵩む。
防止のために新たなコストを発生させないことによりコ
ストダウンを達成できる画像形成装置及びプロセスユニ
ットを提供することを目的とする。
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
及び駆動機構を有する本体1と、円筒状の像担持体21
0を含み、ユニット収容部1aに対して着脱可能なプロ
セスユニット2とを具備し、プロセスユニット2がユニ
ット収容部1aへ収容されたとき、駆動機構の回転伝達
要素160、161とプロセスユニット2の回転伝達要
素212、234とが接続されてプロセスユニット2側
への動力伝達が可能とされる画像形成装置に適用され
る。そして、ユニット収容部1aに収容されたプロセス
ユニット2と係合する受け部106が本体1に設けら
れ、駆動機構からプロセスユニット2へ伝わる駆動力F
a、Fbにより、受け部106を中心としてプロセスユ
ニット2をユニット収容部1aの内部へ引き込む方向の
モーメントMcが生じるように受け部106の位置が設
定されて上述した目的を達成する。
ト2へ駆動力Fa、Fbが伝達されると、それに応じて
受け部106の廻りにプロセスユニット2をユニット収
容部1aの内部へ引き込むモーメントMcが作用する。
そのため、プロセスユニット2の浮き上がりが防止され
る。
ット収容部1aに対して着脱可能であって、円筒状の像
担持体210を有するプロセスユニット2に適用され
る。そして、ユニット収容部1aへ収容されたとき、画
像形成装置の駆動機構の回転伝達要素160、161と
接続されて動力が伝達可能とされる回転伝達要素21
2、234と、ユニット収容部1aへ収容されたとき、
ユニット収容部1aに形成された受け部106に係合す
る係合部205とが設けられ、駆動機構から伝わる駆動
力Fa、Fbにより、係合部205を中心としてユニッ
ト収容部1aの内部へ引き込む方向のモーメントMcが
生じるように係合部205の位置が設定されて上述した
目的を達成する。
ユニット2へ駆動力Fa、Fbが伝達されると、それに
応じて係合部205の廻りにプロセスユニット2をユニ
ット収容部1aの内部へ引き込むモーメントMcが作用
する。そのため、プロセスユニット2の浮き上がりが防
止される。
実施形態を説明する。図5は本発明の画像形成装置の一
実施形態としてのレーザビームプリンタの概略を示すも
のである。この図から明らかなように、本実施形態のレ
ーザビームプリンタは、ユニット収容部1aを備えた本
体1と、ユニット収容部1aに着脱可能に収容されるプ
ロセスユニット2と、ユニット収容部1aを開閉すべく
本体1の上側に取り付けられる開閉カバー3とを備えて
いる。なお、開閉カバー3はその後端側(図6において
左端側)に設けられる支点部を中心として上下方向に開
閉可能な状態で本体1に連結されている。
本体フレーム10と、この本体フレーム10の後端側に
取り付けられる給紙ユニット11と、ユニット収容部1
a内に固定されるレーザスキャナユニット12及び定着
ユニット14と、本体フレーム10の前面側に支点部1
50を介して開閉可能に取り付けられる排紙トレイ15
と、本体フレーム10の下面側の開口(不図示)を介し
て本体フレーム10内の一側部に挿入された駆動ユニッ
ト16とを有する。駆動ユニット16の内部には、駆動
源としての電動モータやその回転を伝達するためのギア
列(いずれも不図示)が設けられる。本体フレーム10
の右側上面には開閉カバー3に対する拘束機構4が設け
られるが、その詳細は後述する。レーザスキャナユニッ
ト12はユニット収容部1aの底位置に固定され、その
上方にプロセスユニット2が収容される。
は、用紙Pが積載される押上板110が設けられ、その
上に積載された用紙Pはばね111の力で給紙ローラ1
12及び用紙押さえカラー113に押し当てられる。こ
の状態で給紙ローラ112が図6の矢印方向に回転して
用紙Pが押上板110上から送り出される。このとき、
押上板110の前方に配置された分離壁114の傾き
と、これを給紙ローラ112側に押圧するばね115の
力とによって用紙Pの相互の分離が促され、その結果、
押上板110上に積載された最上位の用紙Pが他の用紙
Pから引き離されてレジストローラ116、117によ
り送り出される。なお、排紙トレイ15に至るまでの用
紙Pの移動経路を図中に一点鎖線PPで示す。
ーザ光の発生器120が設けられ、その発生器120か
ら射出されたレーザ光は、図6に矢印で示したように、
ポリゴンミラー121、レンズ122、ミラー123、
レンズ124及びミラー125を介してプロセスユニッ
ト2の像担持体としての感光ドラム210上に導かれ
る。レーザ光の射出に同期してポリゴンミラー121は
その上下軸線の廻りに回転駆動され、その回転に伴って
像担持体としての感光ドラム210の軸線方向(図6の
紙面と直交する方向)にレーザ光が走査される。
フレーム20を具備し、そのフレーム20の内部には、
感光ドラム装置21と、帯電器22と、現像装置23
と、転写ローラ装置24とが設けられる。感光ドラム装
置21には像担持体としての感光ドラム210が、転写
ローラ装置24には転写ローラ240がそれぞれ設けら
れ、これらは上述した駆動ユニット16(図5参照)か
ら供給される駆動力によりそれぞれの軸線を中心として
図中の矢印方向に回転駆動される。詳細は後述する。帯
電器22は、コロナ放電を生じさせて感光ドラム210
を帯電させる。帯電した感光ドラム210の外周には上
述したレーザスキャナユニット12からのレーザ光が照
射され、その照射部と非照射部との間で電位差が生じて
静電潜像が形成される。
収容されたトナー231を供給ローラ232及び現像ロ
ーラ233を介して感光ドラム210の外周側に供給す
る。供給されたトナー231は感光ドラム210の帯電
状態に応じて感光ドラム210上に付着し、それにより
静電潜像に応じた可視像が感光ドラム210上に形成
(現像)される。
端と接するように配置され、これらの接触位置には用紙
Pが導かれる。感光ドラム210と転写ローラ240と
の間には一定の電界が形成され、その電界によって感光
ドラム210上のトナー像が用紙Pに転写される。転写
後は、次回の静電潜像の形成に備えて感光ドラム210
上の残留トナーがクリーニングローラ25で除去され、
除電ランプ26にて感光ドラム210の残留電荷が除去
される。なお、クリーニングローラ25に移された残留
トナーは適当なタイミング(静電潜像の形成等の邪魔に
ならないタイミング)で感光ドラム210に戻され、そ
の戻されたトナーは現像ローラ233を介して現像装置
23に回収される。このように、プロセスユニット2の
内部には、感光ドラム装置21と、像担持体としての感
光ドラム210の外周面に画像を形成するための構成要
素である帯電器22、現像装置23及び転写ローラ装置
24とが設けられる。
に対して用紙Pの搬送方向下流側に隣接して配置され
る。定着ユニット14には一対のローラ140、141
が設けられる。トナー像が転写された用紙Pはこれらの
ローラ140、141の間に導かれて押圧され、その状
態で一方のローラ(例えば140)に設けられたハロゲ
ンランプ等の加熱手段(不図示)で用紙Pが加熱され
る。この押圧と加熱とによって用紙P上のトナー像が定
着される。定着後の用紙Pは一対の排出ローラ142、
142によって排紙トレイ15上に排出される。
ット2の浮き上がりを防止するための構成を説明する。
なお、図1〜図3の左右方向は、レーザビームプリンタ
をその前面側(排紙トレイ15が取り付けられる側)か
ら見たときの左右方向と一致する。
10の軸方向に沿って断面視した状態を示している。こ
の図から明らかなように、感光ドラム装置21は、感光
ドラム210と、これを支持するための支持軸211と
を備えている。感光ドラム210は、導電性を有する材
料にて形成された薄肉円筒体(例えばアルミニウム管)
の外周を感光層で覆ったものである。感光ドラム210
の左端側にはギア213が、右端側には支持フランジ2
14がそれぞれ固定され、それらのギア213及び支持
フランジ214の中心部は支持軸211上に回転自在か
つ軸方向に移動自在に支持されている。従って、感光ド
ラム210は支持軸211に同軸に支持されつつ支持軸
211に対して周方向及び軸方向のいずれにも移動可能
である。
レーム20に設けられた軸受部200、201により軸
方向に移動可能に支持され、その両端部211a、21
1bはフレーム20よりも外側に突出する(図5参
照)。フレーム20の右側面202からの突出端部21
1bは球面状に丸められている。ギア213の外側には
入力ギア212が一体的に回転可能に取り付けられてい
る。また、支持軸211上に固定された止め輪215と
支持フランジ214との間にはコイルばね216が装着
され、その反発力により感光ドラム210、ギア21
2、213及び支持フランジ214が軸受部200側に
付勢されてそれらの軸方向のがたつきが抑えられる。
装置24の転写ローラ240が接触し、その転写ローラ
240は支持軸241を介してフレーム20に回転自在
に支持されている。支持軸241の左端側にはギア24
2が設けられ、そのギア242は感光ドラム装置21の
ギア213と噛み合っている。従って、入力ギア212
に回転を与えると、感光ドラム210及び転写ローラ2
40が互いの軸線廻りに逆方向へ回転する。
配置されている。この帯電器22は、フレーム20と一
体の左右保持壁220、221と、それらの間に感光ド
ラム210と平行に架設された帯電ワイヤ222と、帯
電ワイヤ222と感光ドラム210との間に配置された
グリッド223とを備える。帯電ワイヤ222は右保持
壁221に支持されたねじりコイルばね224によって
長手方向に引っ張られるとともに、そのねじりコイルば
ね224を介して右保持壁221の下端の電極225と
電気的に接続されている。
は、上述した電極225と対応して接点部5が設けられ
ている。プロセスユニット2をユニット収容部1aに装
着したときに、この接点部5の電極部材50が電極22
5と接触し、それにより本体1内の不図示の高圧電源回
路から帯電ワイヤ222への電圧印加が可能となる。
5は、コイルばね状に形成された電極部材50と、電極
部材50を支持すべく本体フレーム10に一体に設けら
れた支持筒51と、電極部材50と回路基板6の接点6
0とを導通させる板ばね状の連絡部材52とを有してい
る。電極部材50及び連絡部材52はいずれも導電性を
有する材料にて構成される。
して、密着巻き部500と、非密着巻き部501とが設
けられ、その非密着巻き部501が支持筒51から上方
に突出してプロセスユニット2側の電極と接触する。密
着巻き部500には、支持筒51の抜き孔510を介し
て連絡部材52の先端側が差し込まれ、それにより電極
部材50が支持される。このような構成によれば、非密
着巻き部501のばね力によって電極部材50とプロセ
スユニット2の電極との接触が確実になされる。しか
も、連絡部材52の差込位置が密着巻き部500の範囲
内で上下に変化しても非密着巻き部501とプロセスユ
ニット2側の電極との間に働くばね力が一定に保たれ
る。
0は支持筒51内に下側から差し込まれる。その段階で
電極部材50を支持筒51に引っ掛けてその落下を防ぐ
ため、電極部材50の下端にはフック部502が設けら
れている。
差し込まれた後に取付ねじ53によってボス54に固定
される。ボス54は本体フレーム10と一体である。連
絡部材52の先端側には、取付ねじ53のねじ込み方向
と反対側(図2の上側)に向かって凸となる曲げ部52
0が設けられる。取付ねじ53を締め込むと、この曲げ
部520が広がるように連絡部材52が弾性変形し、そ
れに対する反発力で連絡部材52が抜き孔510の内周
面の下端に押し付けられる。これにより、取付ねじ53
の取付位置と抜き孔510との間において連絡部材52
のがたつきが防止され、連絡部材52に支持された電極
部材50が上下方向に安定して支持される。連絡部材5
2の後端側の接点部521は、連絡部材52のばね力で
接点60に押し付けられる。
イヤ用電極225に対応するものとして説明したが、本
実施形態のプロセスユニット2では、電極225以外に
も各種の高圧電極(例えば帯電器22のグリッド223
や現像装置23の現像ローラ233へ電圧を印加するた
めの電極)がフレーム20の右下面側に並べて設けられ
る。これに対応して本体1のユニット収容部1aの右端
側には、上述した接点部5が複数並べて配置される。従
って、ユニット収容部1aにプロセスユニット2を挿入
したときには、各接点部5の電極部材50によるばね力
でプロセスユニット2の右端側が上方へ押し上げられ
る。
ット2をユニット収容部1a内に保持するため、本実施
形態では、上述した感光ドラム装置21の支持軸211
に作用するばね力を利用した拘束手段と、図3に示した
拘束機構4とが設けられている。以下、順に説明する。
ユニット収容部1aに臨む側壁101には上下方向に延
びる溝部102が設けられている(図5参照)。プロセ
スユニット2を装着するときに、この溝部102には、
感光ドラム装置21に設けられた支持軸211の突出端
部211bが挿入される。溝部102の底面102a
は、側壁101に対する溝部102の深さがユニット収
容部1aの内部(図1では下側)へ向かうほど減少する
ように傾けられている。そして、溝部102の下端には
凹部103が設けられている。この凹部103の位置
は、プロセスユニット2をユニット収容部1aに対して
所定位置まで挿入したときの支持軸211の突出端部2
11bに合わせてある。凹部103の底面103aは、
側壁101に対する凹部103の深さがユニット収容部
1aの内部へ向かうほど増加するように、鉛直方向に対
して溝部102の底面102aと反対方向に所定角度θ
だけ傾けられている。
ト2を挿入する過程で溝部102の底面102aと支持
軸211の突出端部211bとが接触し、底面102a
の傾きに従って支持軸211がプロセスユニット2の左
側(ギア212、213の設けられる側)にコイルばね
216を押し縮めながら徐々に移動する。プロセスユニ
ット2が所定位置まで挿入されるとコイルばね216の
力で突出端部211bが凹部103内に挿入される。こ
のとき、凹部103の底面103aが上記のように傾い
ているため、コイルばね216の反発力に応じて突出端
部211bには下向きの反力が作用する。従って、プロ
セスユニット2の右端側の浮き上がりが防止される。
2aと接触している間はその底面102aの傾きとばね
216の力とによって上向きの反力が突出端部211b
に作用し、しかもプロセスユニット2の挿入量が増すほ
どコイルばね216の反発力が増加するのに比例して突
出端部211bに作用する上向き反力が大きくなる。従
って、突出端部211bが凹部103へ移動した時点で
プロセスユニット2の挿入に対する抵抗が明確に変化し
(この場合は小さくなる)、そのためにプロセスユニッ
ト2を挿入する者は、プロセスユニット2が所定位置ま
で装着されたことを確実に判別できる。
フレーム10の支持軸104により解除位置A(図3
(a))と拘束位置B(図3(b))との間を回動可能
に支持された拘束部材40と、拘束部材40の突軸40
0に支持されたねじりコイルばね41と、拘束部材40
と本体フレーム10との間に取り付けられて拘束部材4
0を解除位置Aに引き寄せる戻しばね42とを有してい
る。ねじりコイルばね41の一方の腕部410は拘束部
材40のばね掛け部401に係止され、他方の腕部41
1は拘束部材40と本体フレーム10との間に設けられ
た間隙Sに延びている。開閉カバー3の内面30には、
上記の間隙Sに対応してリブ31が形成されている。
ると、拘束部材40が戻しばね42によって解除位置A
に保持される。この状態では、プロセスユニット2のフ
レーム20の右側上端に設けられた係合部204よりも
拘束部材40が側方に後退する。従って、プロセスユニ
ット2をユニット収容部1aに対して自由に着脱でき
る。
ねじりコイルばね41の腕部411を押し下げつつ間隙
Sに侵入する。このときのねじりコイルばね41の反発
力で拘束部材40が支持軸104の廻りに時計方向に押
し出されて拘束位置Bへ移動し、その下端に形成された
凸円弧状の拘束面402がプロセスユニット2の係合部
204に乗り上げる。この状態では、プロセスユニット
2を押し上げる力、すなわち上述した接点部5のばね力
が係合部204と拘束面402との接触位置に働くが、
その力の作用方向に支持軸104を配置することによ
り、プロセスユニット2を押し上げる力の大半を拘束部
材40を介して支持軸104で受け止めることができ
る。プロセスユニット2を押し上げる力の一部は拘束部
材40を解除位置Aへ戻す方向に作用するが、その反対
方向にねじりコイルばね41の力が働くため、開閉カバ
ー3を開いてリブ31を間隙Sから引き上げない限り、
拘束部材40が解除位置Aへ戻ることはない。しかも、
ねじりコイルばね41の腕部411によってリブ31は
本体フレーム10の受け面105に押し付けられる。こ
のため、リブ31と受け面105との間に摩擦力が働い
て開閉カバー3がその閉位置に保持される。
ユニット2の右端側に作用する接点部5のばね力は、開
閉カバー3を避けて設定された二つの経路、すなわち、
一つはプロセスユニット2のフレーム20から支持軸2
11を介して本体フレーム10の凹部103の底面10
3aに至る経路、他の一つは、プロセスユニット2のフ
レーム20から拘束部材40を介して本体フレーム10
の支持軸104に至る経路、を介して本体フレーム10
に受け止められる。
2の左側面203(図1参照)側においても浮き上がり
防止手段が設けられているので、これを図4により説明
する。なお、図4の上下左右方向は図6のそれと一致す
る。
の左側面203には、上述した感光ドラム210に対す
る入力ギア212と、現像装置23の各部を駆動するた
めの入力ギア234とが設けられている。プロセスユニ
ット2をユニット収容部1aに収容すると、これらの入
力ギア212、234は本体フレーム10内の駆動ユニ
ット16に設けられた駆動ギア160、161とそれぞ
れ噛合し、それにより駆動ユニット16(図5参照)内
の不図示のモータから供給される回転運動が駆動ギア1
60、161を介して入力ギア212、234へそれぞ
れ伝達可能となる。各ギアの回転方向は図中の矢印で示
した通りである。
ギア212、234へ回転が伝達される際には、それら
の噛み合い位置に駆動力Fa、Fbが働く。これらの駆
動力Fa、Fbの作用方向は、各ギアの噛み合い位置に
おける接線Ca、Cbに対して、被駆動側である入力ギ
ア212、234の側へ各ギアの圧力角αに等しい角度
だけ傾いており、それらの鉛直上方への分力でプロセス
ユニット2は排出方向(矢印U方向)に押し上げられ
る。
ト2の後端部に、本体フレーム10の受け部106と係
合する係合部205が設けられている。そして、係合部
205と受け部106の接触点Dの位置は、その接触点
Dの廻りの駆動力Fa、Fbに対応した合成モーメント
Mcが図中の時計方向、すなわち、プロセスユニット2
をユニット収容部1a内に引き込む方向に作用するよう
に設定されている。具体的には、駆動力Fa、Fbの接
触点Dに対する腕の長さをそれぞれLa、Lbとしたと
きに、
れに対応した合成モーメントMcでプロセスユニット2
の左側面20がユニット収容部1a内へ引き込まれる。
なお、合成モーメントMcをあまり大きく設定するとプ
ロセスユニット2にねじりが生じるため、合成モーメン
トMcはプロセスユニット2の浮き上がりを防止できる
最小値又はその近傍に制限することが望ましい。そのた
め、本実施形態では、駆動力Fa、Fbにそれぞれ対応
したモーメントMa、Mbを接触点Dの廻りに互いに逆
向きに作用させ、それらの差が合成モーメントMcとな
るように接触点Dの位置を設定した。なお、3個以上の
ギアが設けられる場合でも同様に考えてよい。
セスユニット2を開閉カバー3で押さえることなくユニ
ット収容部1a内に拘束できるので、開閉カバー3には
プロセスユニット2を押さえ付ける機構やプロセスユニ
ット2から反力に抗して開閉カバー3を閉位置に拘束す
る機構を設ける必要がない。また、開閉カバー3の剛性
も小さくて良い。従って、開閉カバー3を軽量化すると
ともに、開閉カバー3の開閉や開き止めに必要な部品を
減少させてコストダウンを達成できる。
く、種々の変形が可能である。例えば図3の拘束機構4
に代えて図7の拘束機構7を設けてもよい。この拘束機
構7では、プロセスユニット2の右側面202と本体フ
レーム10との間に拘束部材70が設けられている。拘
束部材70はばね材を板状に形成したもので、その下端
において本体フレーム10に固定されている。拘束部材
70の途中にはプロセスユニット2に向かって折れ曲が
るユニット係止部700と、その反対方向に折れ曲がる
カバー係止部701が形成される。開閉カバー3のリブ
31の先端には楔状の拡大部310が設けられる。
(b)に示すように拡大部310がカバー係止部701
を押し退けつつ拘束部材70と本体フレーム10の受け
面107との間に侵入し、そのために拘束部材70のユ
ニット係止部700がプロセスユニット2と係合する。
これにより、プロセスユニット2を押し上げる力が拘束
部材70を介して本体フレーム10に受け止められる。
また、リブ31は拘束部材70のカバー係止部701に
よって受け面107に押し当てられ、それにより開閉カ
バー3がその閉位置に拘束される。開閉カバー3を開く
ときは、カバー係止部701を受け面107と反対側に
撓ませつつ拡大部310を引き抜けばよい。
及び支持軸211が経路形成手段に、リブ31及びねじ
りコイルばね41の組合わせ(図3の場合)、又はリブ
31のみ(図7の場合)が切り替え手段に、図7のリブ
31の拡大部310及び拘束部材70のカバー係止部7
01が一対の係合部にそれぞれ相当する。
ット2の右側が接点部5のばね力で押し上げられ、左側
が駆動力Fa、Fbで押し上げる場合について説明した
が、本発明はそのような例に限ることなく、プロセスユ
ニット2が浮き上がるあらゆる場合に適用できる。拘束
機構4や支持軸211を利用した拘束手段もプロセスユ
ニット2の浮き上がる状態に応じて適宜使い分けてよ
い。感光ドラム210の支持軸211以外に、ばね手段
によって軸方向一端側に付勢された軸がプロセスユニッ
ト2内に存在するときは、支持軸211に代え、あるい
は追加してその軸を経路形成手段として利用できる。ね
じりコイルばね41を省略して拘束部材40とリブ31
とを直接に接触させてもよい。戻りばね42は省略して
もよい。
像形成装置の本体側からプロセスユニットへ伝えられる
駆動力を利用してプロセスユニットの浮き上がりを防止
でき、駆動力に抗してプロセスユニットを押さえ付ける
機構を別に設ける必要がないため、プロセスユニットの
浮き上がり防止のために新たなコストが発生しない。
タに設けられたプロセスユニットの内部構造をその感光
ドラムの軸方向に沿って示した横断面図。
スユニットに高圧を供給するために本体に設けられる接
点部の構造を示す断面図。
を防止するために設けられた開閉カバーに対する拘束機
構を示す図。
を防止するための構造を示す図。
略を示す分解斜視図。
略を示す縦断面図。
を防止するために設けられた開閉カバーに対する拘束機
構の他の実施形態を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ユニット収容部及び駆動機構を有する本
体と、 円筒状の像担持体を含み、前記ユニット収容部に対して
着脱可能なプロセスユニットと、を具備し、 前記プロセスユニットが前記ユニット収容部へ収容され
たとき、前記駆動機構の回転伝達要素と前記プロセスユ
ニットの回転伝達要素とが接続されて前記プロセスユニ
ット側への動力伝達が可能とされる画像形成装置におい
て、 前記ユニット収容部に収容された前記プロセスユニット
と係合する受け部が前記本体に設けられ、 前記駆動機構から前記プロセスユニットへ伝わる駆動力
により、前記受け部を中心として前記プロセスユニット
を前記ユニット収容部の内部へ引き込む方向のモーメン
トが生じるように前記受け部の位置が設定されているこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 画像形成装置のユニット収容部に対して
着脱可能であって、円筒状の像担持体を有するプロセス
ユニットにおいて、 前記ユニット収容部へ収容されたとき、前記画像形成装
置の駆動機構の回転伝達要素と接続されて動力が伝達可
能とされる回転伝達要素と、 前記ユニット収容部へ収容されたとき、前記ユニット収
容部に形成された受け部に係合する係合部とが設けら
れ、 前記駆動機構から伝わる駆動力により、前記係合部を中
心として前記ユニット収容部の内部へ引き込む方向のモ
ーメントが生じるように前記係合部の位置が設定されて
いることを特徴とするプロセスユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000272421A JP3209224B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 画像形成装置及びプロセスユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000272421A JP3209224B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 画像形成装置及びプロセスユニット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12374496A Division JP3149784B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001060056A true JP2001060056A (ja) | 2001-03-06 |
JP3209224B2 JP3209224B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=18758533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3209224B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009251347A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Canon Inc | 定着ユニットの着脱機構及び画像形成装置 |
JP2020052298A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社沖データ | 画像形成装置 |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000272421A patent/JP3209224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP6992720B2 (ja) | 2018-09-27 | 2022-01-13 | 沖電気工業株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3209224B2 (ja) | 2001-09-17 |
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