JP6992648B2 - マルチコア光ファイバの製造方法およびマルチコア光ファイバ - Google Patents

マルチコア光ファイバの製造方法およびマルチコア光ファイバ Download PDF

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Description

本発明は、マルチコア光ファイバの製造方法およびマルチコア光ファイバに関する。
光ファイバの通信容量を増大させるために、1本の光ファイバに複数のコアを有したマルチコア光ファイバが知られている。
このようなマルチコア光ファイバを接続する場合、一方のマルチコア光ファイバのコアを他方のマルチコア光ファイバのコアの位置に合わせるため、マルチコア光ファイバの中心軸を合わせるだけでなく、各コアの位置を合わせるための作業(回転調心作業)が必要である。
しかしながら、従来のマルチコア光ファイバは断面形状が円形であるため、この回転調心作業に時間を要するものであった。
そこで、マルチコア光ファイバの断面形状を非円形にすることで、回転調心作業の簡便化が試みられており、断面形状が偏平なマルチコア光ファイバが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10-104443号公報(特に、図9)
上記の特許文献1では、断面形状が偏平なマルチコア光ファイバを作製するために、断面形状が円形のマルチコア光ファイバ母材を研磨して断面形状が略矩形であるマルチコア光ファイバ母材を作製している。
そして、上記の特許文献1に記載された方法では、断面形状が円形のマルチコア光ファイバ母材の外周を研磨する際、コアの位置に合わせてマルチコア光ファイバの外周を研磨することが困難であった。
したがって、上述の方法で作製されたマルチコア光ファイバ母材を線引きすることで作製されるマルチコア光ファイバは、マルチコア光ファイバの外形を基準にしてマルチコア光ファイバ同士を接続すると接続点でコアの位置ずれが生じてしまう可能性がある。
また、マルチコア光ファイバの外形ではなくコアを基準にして回転調心作業をする場合、依然として回転調心作業に時間を要してしまう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、マルチコア光ファイバの外形に対するコアの位置にバラツキが少ないマルチコア光ファイバの製造方法および調心作業が容易なマルチコア光ファイバを提供することをその目的とする。
本発明の一態様に係るマルチコア光ファイバの製造方法は、長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、断面形状が円形であるガラスロッド母材の外周を機械加工して平坦面を有するガラスロッドを形成するガラスロッド形成工程と、前記平坦面を有するガラスロッドの長手方向に複数のコアロッド挿入孔を形成して共通クラッド管を作製するガラスロッド孔開け工程と、前記共通クラッド管に形成された前記複数のコアロッド挿入孔のすべてに前記複数のコアとなるコアロッドを挿入するコアロッド挿入工程と、前記共通クラッド管と前記コアロッドとを一体化させて複数のコアと共通クラッドとを有する断面形状が非円形のコアクラッド複合体を形成する加熱工程と、前記コアクラッド複合体の概形を検出する概形検出工程と、該概形検出工程の結果に基づいて前記コアクラッド複合体の外周を加工して平坦面を有する光ファイバ母材を形成する光ファイバ母材形成工程と、前記光ファイバ母材の一端を加熱しながら線引きして前記マルチコア光ファイバを得る線引き工程とを備えている。
また、本発明の一態様に係るマルチコア光ファイバの製造方法は、長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、断面形状が円形であるガラスロッドの長手方向に複数のコアロッド挿入孔を形成して、加えて前記複数のコアロッド挿入孔と異なる位置に凹部形成用孔を形成する共通クラッド管を作製するガラスロッド孔開け工程と、前記共通クラッド管に形成された前記複数のコアロッド挿入孔のすべてに前記複数のコアとなるコアロッドを挿入するコアロッド挿入工程と、前記共通クラッド管と前記コアロッドとを一体化させて複数のコアと共通クラッドとを有する断面形状が非円形のコアクラッド複合体を形成する加熱工程と、前記コアクラッド複合体の概形を検出する概形検出工程と、該概形検出工程の結果に基づいて前記コアクラッド複合体の外周を加工して平坦面を有する光ファイバ母材を形成する光ファイバ母材形成工程と、前記光ファイバ母材の一端を加熱しながら線引きして前記マルチコア光ファイバを得る線引き工程とを備えている。
また、本発明の一態様に係るマルチコア光ファイバは、長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバであって、それぞれの前記複数のコア各々を挟んで対称な位置に同一形状の空孔を備え、それぞれの前記複数のコア各々の断面形状が、楕円形状である。
上記によれば、マルチコア光ファイバの外形に対するコアの位置にバラツキが少ないマルチコア光ファイバの製造方法および調心作業が容易なマルチコア光ファイバを提供することができる。
本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 マルチコア光ファイバを製造する本発明の第1の方法を説明するフローチャートである。 第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第1の製造方法における概形検出工程を説明する模式図である。 第1の製造方法における概形検出工程を説明する模式図である。 コアクラッド複合体の回転角度に対する信号強度を説明する図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 マルチコア光ファイバを製造する本発明の第2の方法を説明するフローチャートである。 第2の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第2の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第2の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 第2の製造方法における概形検出工程を説明する模式図である。 コアクラッド複合体の回転角度に対する信号強度を説明する図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 測定光に対するコアクラッド複合体の位置を示す図である。 本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。 本発明の実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。
[本発明の実施態様の説明]
最初に本発明の実施態様の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係るマルチコア光ファイバの製造方法は、(1)長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、断面形状が円形であるガラスロッド母材の外周を機械加工して平坦面を有するガラスロッドを形成するガラスロッド形成工程と、前記平坦面を有するガラスロッドの長手方向に複数のコアロッド挿入孔を形成して共通クラッド管を作製するガラスロッド孔開け工程と、前記共通クラッド管に形成された前記複数のコアロッド挿入孔のすべてに前記複数のコアとなるコアロッドを挿入するコアロッド挿入工程と、前記共通クラッド管と前記コアロッドとを一体化させて複数のコアと共通クラッドとを有する断面形状が非円形のコアクラッド複合体を形成する加熱工程と、前記コアクラッド複合体の概形を検出する概形検出工程と、該概形検出工程の結果に基づいて前記コアクラッド複合体の外周を加工して平坦面を有する光ファイバ母材を形成する光ファイバ母材形成工程と、前記光ファイバ母材の一端を加熱しながら線引きして前記マルチコア光ファイバを得る線引き工程とを備えている。
なお、ここでいう「平坦面」とは、他の部分よりも曲率半径が大きい面のことである。
(2)上記のマルチコア光ファイバの製造方法において、前記ガラスロッド孔開け工程において、前記複数のコアロッド挿入孔は該複数のコアロッド挿入孔の配置が線対称性を有するように形成され、前記線対称性の対称軸が、前記ガラスロッドの平坦面と平行または直交する。
なお、ここでいう「線対称性」とは、線対称であることを意味する。
本発明の一態様に係るマルチコア光ファイバの製造方法は、(3)長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、断面形状が円形であるガラスロッドの長手方向に複数のコアロッド挿入孔を形成して、加えて前記複数のコアロッド挿入孔と異なる位置に凹部形成用孔を形成する共通クラッド管を作製するガラスロッド孔開け工程と、前記共通クラッド管に形成された前記複数のコアロッド挿入孔のすべてに前記複数のコアとなるコアロッドを挿入するコアロッド挿入工程と、前記共通クラッド管と前記コアロッドとを一体化させて複数のコアと共通クラッドとを有する断面形状が非円形のコアクラッド複合体を形成する加熱工程と、前記コアクラッド複合体の概形を検出する概形検出工程と、該概形検出工程の結果に基づいて前記コアクラッド複合体の外周を加工して平坦面を有する光ファイバ母材を形成する光ファイバ母材形成工程と、前記光ファイバ母材の一端を加熱しながら線引きして前記マルチコア光ファイバを得る線引き工程とを備えている。
(4)上記のマルチコア光ファイバの製造方法において、前記概形検出工程において、前記コアクラッド複合体の概形を光学的に検出する。
(5)前記光ファイバ母材形成工程において、前記複数のコア各々を挟んで対称な位置に同一形状のコア変形用孔をそれぞれ形成する。
[本発明の実施態様の詳細]
以下、図面を参照しながら、本発明のマルチコア光ファイバおよびマルチコア光ファイバの製造方法に係る好適な実施形態について説明する。
以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。
なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。
また、複数の実施形態について組み合わせが可能である限り、本発明は任意の実施形態を組み合わせたものを含む。
[本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの一例]
まず、図1(図1A~図1D)に基づいて、本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの一例における断面形状について説明する。
図1A、図1B、図1C、図1Dは、本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。
本発明の製造方法により製造されたマルチコア光ファイバ100A、100B、100C、100Dは、いずれもガラス製であり、長手方向に延びて光の導波路となるコア111が複数個集まったコア群(複数のコア)110と、このコア群110を覆う共通クラッド120とから形成されている。
そして、いずれのマルチコア光ファイバも、共通クラッド120の一部を平坦にした平坦面121を有している。
この平坦面121は、マルチコア光ファイバ同士を接続する際、基準面として機能する。
図1Aに示すマルチコア光ファイバ100Aの共通クラッド120は、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称な形状をしている。
さらに、この共通クラッド120は、左右方向に延びる対称軸D1と平行な平坦面121として、互いに平行な上側平坦面121aおよび下側平坦面121bを有している。
マルチコア光ファイバ100Aのコア111は、断面形状が円形であり、共通クラッド120内の左右方向に延びるコア配置軸X上に等間隔に配設されている。
コア群110の配設位置は、マルチコア光ファイバ100Aの上下方向の中央であり、マルチコア光ファイバ100Aの左右方向の中央である。
したがって、コア配置軸Xは、共通クラッド120の左右方向に延びる対称軸D1と一致すると共に共通クラッド120の上下方向に延びる対称軸D2と直交する。
すなわち、コア配置軸Xは、上側平坦面121aと平行に形成されていると共に、上側平坦面121aと下側平坦面121bとは、コア配置軸Xに対して線対称に形成されている。
図1Bに示すマルチコア光ファイバ100Bの共通クラッド120は、上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称な形状をしている。
さらに、この共通クラッド120は、平坦面121として、上下方向に延びる対称軸D2と直交する上側平坦面121aを有している。
マルチコア光ファイバ100Bのコア111も、断面形状が円形であり、共通クラッド120内のコア配置軸X上に等間隔に配設されている。
コア群110の配設位置は、マルチコア光ファイバ100Bの左右方向の中央である。
コア配置軸Xは、上側平坦面121aと平行に形成されている。
図1Cに示すマルチコア光ファイバ100Cの共通クラッド120は、図1Aに示すマルチコア光ファイバ100Aの共通クラッド120と同様な形状であり、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2を有している。
さらに、この共通クラッド120は、左右方向に延びる対称軸D1と平行な平坦面121として、互いに平行な上側平坦面121aおよび下側平坦面121bを有している。
マルチコア光ファイバ100Cのコア111も、断面形状が円形であり、共通クラッド120内の上下方向に延びるコア配置軸X上に等間隔に配設されている。
コア群110の配設位置は、マルチコア光ファイバ100Cの上下方向の中央であり、マルチコア光ファイバ100Cの左右方向の中央である。
したがって、コア配置軸Xは、共通クラッド120の上下方向に延びる対称軸D2と一致する。
すなわち、コア配置軸Xは、上側平坦面121aと下側平坦面121bとに対して直交している。
図1Dに示すマルチコア光ファイバ100Dの共通クラッド120は、図1Aに示すマルチコア光ファイバ100Aの共通クラッド120と同様な形状であり、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2を有している。
さらに、この共通クラッド120は、左右方向に延びる対称軸D1と平行な平坦面121として、互いに平行な上側平坦面121aおよび下側平坦面121bを有している。
マルチコア光ファイバ100Dのコア111は、断面形状が円形であり、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2に対して対称に配置されている。
また、コア群110は、共通クラッド120内の左右方向に延びる複数のコア配置軸X1、X2、X3上に等間隔に配設されている。
コア配置軸X1、X2、X3は互いに平行であり、それぞれの上下間の間隔は等間隔である。
そして、コア配置軸X2は、共通クラッド120の左右方向に延びる対称軸D1と一致すると共に共通クラッド120の上下方向に延びる対称軸D2と直交する。
すなわち、コア配置軸X1、X2、X3は、上側平坦面121aおよび下側平坦面121bに対して平行に形成されている。
[マルチコア光ファイバを製造する本発明の第1の方法]
次に、図1~図4(図4A~図4G)に基づいて、マルチコア光ファイバ100Aを製造する本発明の第1の方法(第1の製造方法)を説明する。
図2はマルチコア光ファイバを製造する本発明の第1の方法を説明するフローチャートであり、図3(図3A~図3F)は第1の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図であり、図4は第1の製造方法における概形検出工程を説明する模式図である。
なお、マルチコア光ファイバ100B、100C、100Dの製造方法も基本的にマルチコア光ファイバ100Aの製造方法と同様であるため、以下のマルチコア光ファイバ100Aの製造方法の説明に特記するかたちで説明する。
第1の製造方法において、まず、図3Aに示すような、断面形状が円形であるガラスロッド母材MGを用意しておく。
そして、ガラスロッド形成工程S110で、ガラスロッド母材MGを加工して、図3Bに示すような線対称な断面形状を有するガラスロッドGを作製する。
ガラスロッド形成工程S110では、まず1つの平坦面(上側平坦面GF1)を作製する。
そして、マルチコア光ファイバ100A、100B、100Dを形成する場合、上側平坦面GF1と平行な下側平坦面GF2を形成する。
この際、下側平坦面GF2とガラスロッドGの上下方向の中心軸CVとの距離を、上側平坦面GF1とガラスロッドGの上下方向の中心軸CVとの距離と一致させる。
次に、ガラスロッド孔開け工程S120で、ガラスロッドGを加工して、図3Cに示すような共通クラッド管CLを作製する。
ガラスロッド孔開け工程S120では、共通クラッド管CL(ガラスロッドG)の上下方向の中心軸CV上に、断面形状が円形であり長手方向に延びるコアロッド挿入孔CL1を複数形成する。
このとき、コアロッド挿入孔CL1は等間隔に形成されると共に、共通クラッド管CL(ガラスロッドG)の水平方向の中心軸CHに対して線対称となるように形成される。
すなわち、コアロッド挿入孔CL1の配列方向が、ガラスロッドGの平坦面(上側平坦面GF1、下側平坦面GF2)と平行になっている。
なお、図3Cでは、コアロッド挿入孔CL1の個数は4つであるが、個数はこれに限定されるものではない。
また、マルチコア光ファイバ100Cを形成する場合、共通クラッド管CL(ガラスロッドG)の水平方向の中心軸CH上に、断面形状が円形であるコアロッド挿入孔CL1を複数形成する。
このとき、コアロッド挿入孔CL1は等間隔に形成されると共に、共通クラッド管CL(ガラスロッドG)の上下方向の中心軸CVに対して線対称となるように形成される
すなわち、コアロッド挿入孔CL1の配列方向が、ガラスロッドGの平坦面(上側平坦面GF1)と直交している。
また、マルチコア光ファイバ100Dを形成する場合、マルチコア光ファイバ100Aのような断面形状とする場合に加え、ガラスロッドGの上下方向の中心軸CVから一定距離だけ離間した平行軸上に、コアロッド挿入孔CL1を等間隔に複数形成する。
このとき、コアロッド挿入孔CL1は等間隔に形成されると共に、共通クラッド管CL(ガラスロッドG)の水平方向の中心軸CHに対して線対称となるように形成される。
すなわち、コアロッド挿入孔CL1の配列方向が、ガラスロッドGの平坦面(上側平坦面GF1、下側平坦面GF2)と平行になっている。
次に、コアロッド挿入工程S130で、共通クラッド管CLのすべてにコアロッドCRを挿入して、図3Dに示す状態にする。
図3Dに示すように、コアロッドCRの直径は、コアロッド挿入孔CL1の直径より小さい。
次に、加熱工程S140で、コアロッドCRが挿入された共通クラッド管CLを加熱して、図3Eに示すような断面形状が非円形のコアクラッド複合体CFを作製する。
加熱工程S140では、コアロッドCRと共通クラッド管CLとが一体化され、共通クラッドCF1とコアCF2とが形成される。
さらに、加熱による共通クラッド管CLの溶解により、共通クラッド管CLの上側平坦面CL3および下側平坦面CL4が変形して、上側突出部CF3および下側突出部CF4が形成される。
次に、概形検出工程S150および光ファイバ母材形成工程S160で、コアクラッド複合体CFの外周を加工して、図3Fに示すようなマルチコア光ファイバ母材MFを作製する。
概形検出工程S150では、図4Aおよび図4Bに示すように、物体の概形を光学的に検出する検出装置Eによりコアクラッド複合体CFの概形を光学的に検出する。
検出装置Eは、検査光Lを発する投光器Efと、光を受光する受光器であるラインセンサErとから構成されている。
ここでいうラインセンサErとは、フォトトランジスタやフォトダイオード、CCD、CMOSであったり、フォトセンサーをライン上に並べたものであったりしてもよい。
投光器EfとラインセンサErとは、共に同一の水平面上に配置されており、投光器Efから発せられる検査光Lも水平面状に広がっている。
図4Bに示すように、検査光Lの幅Lwはコアクラッド複合体CFの外接円直径φCよりも大きくなっている。
また、概形検出工程S150において、コアクラッド複合体CFを移動方向D(鉛直下方)に所定量下降させた後、コアクラッド複合体CFを長軸Aを中心に回転させて、コアクラッド複合体CFの概形を検出する。
これにより、コアクラッド複合体CFの移動方向Dを水平方向とする場合に比べて、コアクラッド複合体CFが自重による半径方向の変形が抑制されるため、コアクラッド複合体CFの概形をより適切に検出することができる。
ここで、図4B~図4Gに基づいて、第1の製造方法における検出装置Eによるコアクラッド複合体CFの概形検出原理を説明する。
以下、簡便のために図4Dの状態(コアクラッド複合体CFの上下方向の中心軸CF5がラインセンサErの受光面Er1と平行な状態)を基準位置(θ=0deg)として、説明する。
コアクラッド複合体CFが基準位置から変曲点CFaまで回転するあいだ、すなわち、図4Dから図4Eにおいて、コアクラッド複合体CFの外径は外接円直径φCと一致しているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は一定となる(図4Cの(d)(0deg)~(e)まで)。
コアクラッド複合体CFが変曲点CFaからθ=90degの位置まで回転するあいだ、すなわち、図4Eから図4Fにおいて、コアクラッド複合体CFの外径は外接円直径φCよりも中心側かつ変曲点CFaと変曲点CFbとを結ぶ直線よりも外周側に形成されているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は非線形的に小さくなる(図4Cの(e)~(f)(90deg)まで)。
コアクラッド複合体CFがθ=90degから変曲点CFbまで回転するあいだ、すなわち、図4Fから図4Gにおいても、コアクラッド複合体CFの外径は外接円直径φCよりも中心側かつ変曲点CFaと変曲点CFbとを結ぶ直線よりも外周側に形成されているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は非線形的に大きくなる(図4Cの(f)(90deg)~(g)まで)。
コアクラッド複合体CFが変曲点CFbからθ=180degの位置まで回転するあいだ、コアクラッド複合体CFの外径は外接円直径φCと一致しているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は一定となる(図4Cの(g)~180degまで)。
θ=180deg以降は、コアクラッド複合体CFが中心軸CF5に対して線対称であるため、θ=0deg~180degと全く同じ挙動を示すので、説明を省略する。
このようにコアクラッド複合体CFを基準位置(θ=0deg)から1周(θ=360deg)回転させると、図4Cのような対応関係が得られる。
そして、見かけの外径が一定でなくなる場所(θ=0deg~180degの区間であれば、(e)~(g)の区間)をコアクラッド複合体CFの突出領域CF6(上側突出部CF3あるいは下側突出部CF4と推定される領域)と判断し、突出領域CF6を形成する角度範囲を記憶させておく。
光ファイバ母材形成工程S160では、図4Aに示すように、検出装置Eにより検出されたコアクラッド複合体CFの概形検出結果(突出領域CF6を形成する角度範囲)に基づいて、コアクラッド複合体CFを回転移動させる。
そして、コアクラッド複合体CFを概形検出工程S150と同じく移動方向Dに移動させて、コアクラッド複合体CFの外周を加工器具Tで機械加工する。
加工器具Tは、例えば物体を研削する器具であり、検出装置Eの直下に1個以上設けられている。
また、加工器具Tは、前後左右上下の如何なる方向にも移動できる。
マルチコア光ファイバ100A、100C、100Dを形成する場合、コアクラッド複合体CFの概形検出結果に基づいて、コアクラッド複合体CFの上下方向の中心軸CF5を特定し、この上下方向の中心軸CF5と加工器具Tの工具面T1とが平行になるまでコアクラッド複合体CFを回転させる。
そして、上下方向の中心軸CF5から所定距離離れた位置でコアクラッド複合体CFを研削して、上側突出部CF3や下側突出部CF4を機械的に除去する。
これにより、上側平坦面MF1や下側平坦面MF2が形成される。
マルチコア光ファイバ100Bを形成する場合、コアクラッド複合体CFの概形検出結果に基づいて、コアクラッド複合体CFのコア配置軸X4(図3E参照)を特定し、このコア配置軸X4と加工器具Tのうち、1つ加工器具Tの工具面T1とが平行になるまでコアクラッド複合体CFを回転させる。
そして、コア配置軸X4から所定距離離れた位置でコアクラッド複合体CFを研削して、上側突出部CF3を機械的に除去する。
これにより、上側平坦面MF1が形成される。
最後に、線引き工程S170で、マルチコア光ファイバ母材MFの一端を加熱しながら線引きして、図1A~図1Dに示すようなマルチコア光ファイバ100A、100B、100C、100Dを作製する。
[マルチコア光ファイバを製造する本発明の第2の方法]
次に、図1、図3~7に基づいて、図1のマルチコア光ファイバを製造する本発明の第2の方法(第2の製造方法)を説明する。
図5はマルチコア光ファイバを製造する本発明の第2の方法を説明するフローチャートであり、図6は第2の製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図であり、図7(図7A~図7F)は第1の製造方法における概形検出工程を説明する模式図である。
第2の製造方法において、断面形状が円形であるガラスロッドGを予め用意しておく。
そして、ガラスロッド孔開け工程S220で、線対称な断面形状を有するガラスロッドGを加工して、図6Aに示すような共通クラッド管CLを作製する。
ガラスロッド孔開け工程S220では、ガラスロッドG(共通クラッド管CL)の上下方向の中心軸CV上に、断面形状が円形であり長手方向に延びるコアロッド挿入孔CL1を複数形成する。
このとき、コアロッド挿入孔CL1の形成位置は第1の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
さらに、第2の製造方法においては、ガラスロッドG(共通クラッド管CL)の水平方向の中心軸CH上のコアロッド挿入孔CL1とは異なる位置に、断面形状が円形であり直径がコアロッド挿入孔CL1より大きい凹部形成用孔CL2を形成する。
なお、図6Aでは、凹部形成用孔CL2の個数は2つであるが、個数はこれに限定されるものではない。
マルチコア光ファイバ100A、100C、100Dを形成する場合、凹部形成用孔CL2は、ガラスロッドG(共通クラッド管CL)の上下方向の中心軸CVに対して線対称となるように形成される。
また、マルチコア光ファイバ100Bを形成する場合、凹部形成用孔CL2は、ガラスロッドG(共通クラッド管CL)の上下方向の中心軸CVに対して上方側にのみに形成される。
次に、コアロッド挿入工程S230で、共通クラッド管CLのすべてにコアロッドCRを挿入して、図6Bに示す状態にする。
図6Bに示すように、コアロッドCRの直径は、コアロッド挿入孔CL1の直径より小さい。
次に、加熱工程S240で、コアロッドCRが挿入された共通クラッド管CLを加熱して、図6Cに示すような断面形状が非円形のコアクラッド複合体CFを作製する。
加熱工程S240では、コアロッドCRと共通クラッド管CLとが一体化され、共通クラッドCF1とコアCF2とが形成される。
さらに、加熱による共通クラッド管CLの溶解により凹部形成用孔CL2が溶解され、上側突出部CF3および上側凹部CF7、下側突出部CF4および下側凹部CF8が形成される。
次に、概形検出工程S250および光ファイバ母材形成工程S260で、コアクラッド複合体CFの外周を加工して、図3Fに示すようなマルチコア光ファイバ母材MFを作製する。
なお、第2の製造方法においても、検出装置Eおよび加工器具Tの構成、概形検出手順および加工手順は第1の製造方法と同様であるため、これらの説明を省略する。
概形検出工程S250では、図4Aと同じ検出装置Eによりコアクラッド複合体CFの概形を光学的に検出する(第2の製造方法における上面視を図7Aに示す)。
なお、第2の製造方法においても、図7Aに示すように、検査光Lの幅Lwはコアクラッド複合体CFの外接円直径φCよりも大きくなっている。
ここで、図7A~図7Fに基づいて、第2の製造方法における検出装置Eによるコアクラッド複合体CFの概形検出原理を説明する。
以下、簡便のために図7Cの状態(コアクラッド複合体CFの上下方向の中心軸CF5がラインセンサErの受光面Er1と平行な状態)を基準位置(θ=0deg)として、説明する。
コアクラッド複合体CFが基準位置から変曲点CFaまで回転するあいだ、すなわち、図7Cから図7Dにおいて、コアクラッド複合体CFの外径は外接円直径φCと一致しているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は一定となる(図7Bの(c)(0deg)~(d)まで)。
コアクラッド複合体CFが変曲点CFaからθ=90degの位置まで回転するあいだ、すなわち、図7Dから図7Eにおいて、コアクラッド複合体CFの外径は頂点であるCFcとCFdとを結ぶ直線よりも中心側に形成されているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は単調に減少する(図7Bの(d)~(e)(90deg)まで)。
コアクラッド複合体CFがθ=90degから変曲点CFbまで回転するあいだ、すなわち、図7Eから図7Fにおいても、コアクラッド複合体CFの外径は頂点であるCFcとCFdとを結ぶ直線よりも中心側に形成されているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は単調に増加する(図7Bの(e)(90deg)~(f)まで)。
コアクラッド複合体CFが変曲点CFbからθ=180degの位置まで回転するあいだ、コアクラッド複合体CFの外径は外接円直径φCと一致しているため、ラインセンサErが出力する信号から求められる見かけの外径は一定となる(図7Bの(f)~180degまで)。
θ=180deg以降は、コアクラッド複合体CFが中心軸CF5に対して線対称であるため、θ=0deg~180degと全く同じ挙動を示すので、説明を省略する。
このようにコアクラッド複合体CFを基準位置(θ=0deg)から1周(θ=360deg)回転させると、図7Bのような対応関係が得られる。
そして、見かけの外径が一定でなくなる場所(θ=0deg~180degの区間であれば、(e)~(g)の区間)をコアクラッド複合体CFの突出領域CF6(上側突出部CF3あるいは下側突出部CF4と推定される領域)と判断し、突出領域CF6を形成する角度範囲を記憶させておく。
光ファイバ母材形成工程S260では、第1の製造方法と同じく、検出装置Eにより検出されたコアクラッド複合体CFの概形検出結果に基づいて、コアクラッド複合体CFを概形検出工程S150と同じく移動方向Dに動かしつつ、コアクラッド複合体CFの外周を加工器具Tで機械加工して図3Fに示すようなマルチコア光ファイバ母材MFを作製するため、詳細については省略する。
最後に、線引き工程S270で、マルチコア光ファイバ母材MFの一端を加熱しながら線引きして、図1A~図1Dに示すようなマルチコア光ファイバ100A、100B、100C、100Dを作製する。
このようにして得られたマルチコア光ファイバの本発明の第1の製造方法および本発明の第2の製造方法において、コアクラッド複合体CFの断面形状を非円形にすることにより、コアクラッド複合体CFの概形を検出してコアCF2の位置が推定可能となるため、マルチコア光ファイバの外形に対するコアCF2の位置のバラツキが抑制され、また、平坦面121を基準にして調心を行うことが可能になるため、調心作業が容易なマルチコア光ファイバ100A、100B、100C、100Dを製造することができる。
また、概形検出工程S150、S250において、コアクラッド複合体CFの概形を光学的に検出することにより、コアクラッド複合体CFに触れることなくコアクラッド複合体CFの概形を検出するため、コアクラッド複合体CFに傷がつく可能性を減らすことができる。
また、ガラスロッド孔開け工程S120、S220において、複数のコアロッド挿入孔CL1はこの複数のコアロッド挿入孔CL1の配置が線対称性を有するように形成され、線対称性の対称軸(例えば、ガラスロッドの上下方向の対称軸CV)が、平坦面(CL3、CL4)と平行であることにより、平坦面121とコア111の配列方向が平行になるため、異なるガラスロッドから作製されたマルチコア光ファイバについても、調心作業を容易に行うことができる。
また、第1の製造方法において、断面形状が円形であるガラスロッド母材MGの外周を機械加工して平坦面(GF1、GF2)を有するガラスロッドGを形成するガラスロッド形成工程S110をさらに備えていることにより、コアロッドCRを挿入する前にガラスロッドGの断面形状を非円形にしてしまうため、光ファイバ母材形成工程S160における加工量を減らすことができる。
また、第2の製造方法において、ガラスロッド孔開け工程S220において、複数のコアロッド挿入孔CL1を形成して、加えて複数のコアロッド挿入孔CL1と異なる位置に凹部形成用孔CL2を形成することにより、加熱工程において凹部形成用孔CL2の周囲が溶融するため、簡単な作業でコアクラッド複合体CFの断面形状を非円形とすることができる。
[本発明の実施形態のマルチコア光ファイバ]
次に、図8に基づいて、本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバの断面形状について説明する。
図8A、図8B、図8Cは、本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバの断面形状の一例を示す図である。
本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバ200A、200B、200Cは、いずれもガラス製であり、長手方向に延びて光の導波路となるコア211が複数個集まったコア群(複数のコア)210と、このコア群210を覆う共通クラッド220とから形成されている。
そして、いずれのマルチコア光ファイバも、共通クラッド220の一部を平坦にした平坦面221を有している。
この平坦面221は、マルチコア光ファイバどうしを接続する際、基準面として機能する。
また、共通クラッド220には、空孔222が複数形成されている。
図8Aに示すマルチコア光ファイバ200Aの共通クラッド220は、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称な形状をしている。
この共通クラッド220は、左右方向に延びる対称軸D1と平行な平坦面221として、互いに平行な上側平坦面221aおよび下側平坦面221bを有している。
さらに共通クラッド220には、左右方向に延びる対称軸D1と平行な配置された空孔222(上側空孔222a、下側空孔222b)が形成されている。
上側空孔222aは空孔配置軸Y1上に配置されており、下側空孔222bは、空孔配置軸Y2上に配置されている。
この空孔配置軸Y1およびY2は、対称軸D1に対して線対称に設けられている。
したがって、空孔222は、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称に形成されている。
マルチコア光ファイバ200Aのコア211は、断面形状が楕円形状であり、共通クラッド220内の左右方向に延びるコア配置軸X上に等間隔に配設されている。
コア群210の配設位置は、マルチコア光ファイバ200Aの上下方向の中央であり、マルチコア光ファイバ200Aの左右方向の中央である。
したがって、コア配置軸Xは、共通クラッド220の左右方向に延びる対称軸D1と一致すると共に共通クラッド220の上下方向に延びる対称軸D2と直交する。
すなわち、コア配置軸Xは、上側平坦面221aと平行に形成されていると共に、上側平坦面221aと下側平坦面221bとは、コア配置軸Xに対して線対称に形成されていると換言できる。
また、複数のコア211各々を挟んで対称な位置に同一形状の上側空孔222aと下側空孔222bが形成されているとも換言できる。
図8Bに示すマルチコア光ファイバ200Bの共通クラッド220は、上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称な形状をしている。
この共通クラッド220は、平坦面221として、上下方向に延びる対称軸D2と直交する上側平坦面221aを有している。
さらに共通クラッド220には、上側平坦面221aと平行な配置された空孔222(上側空孔222a、下側空孔222b)が形成されている。
上側空孔222aは空孔配置軸Y1上に配置されており、下側空孔222bは、空孔配置軸Y2上に配置されている。
この空孔配置軸Y1およびY2は、後述するコア配置軸Xに対して線対称に設けられている。
したがって、空孔222は、コア配置軸Xおよび上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称に形成されている。
マルチコア光ファイバ200Bのコア211は、断面形状が楕円形状であり、共通クラッド220内の左右方向に延びるコア配置軸X上に等間隔に配設されている。
コア群210の配設位置は、マルチコア光ファイバ200Bの上下方向の中央であり、マルチコア光ファイバ200Bの左右方向の中央である。
したがって、コア配置軸Xは、共通クラッド220の上下方向に延びる対称軸D2と直交する。
すなわち、コア配置軸Xは、上側平坦面221aと平行に形成されていると換言できる。
また、複数のコア211各々を挟んで対称な位置に同一形状の上側空孔222aと下側空孔222bが形成されている。
図8Cに示すマルチコア光ファイバ200Cの共通クラッド220は、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称な形状をしている。
この共通クラッド220は、左右方向に延びる対称軸D1と平行な平坦面221として、互いに平行な上側平坦面221aおよび下側平坦面221bを有している。
さらに共通クラッド220には、左右方向に延びる対称軸D1と一致する空孔配置軸Y上に等間隔に空孔222が形成されている。
したがって、空孔222は、左右方向に延びる対称軸D1および上下方向に延びる対称軸D2に対して線対称に形成されている。
マルチコア光ファイバ200Cのコア211は、断面形状が楕円形状であり、共通クラッド220内の左右方向に延びるコア配置軸X上に等間隔に配設されている。
さらに、コア211は、空孔222の間に配設されている。
コア群210の配設位置は、マルチコア光ファイバ200Aの上下方向の中央であり、マルチコア光ファイバ200Aの左右方向の中央である。
したがって、コア配置軸Xは、共通クラッド220の左右方向に延びる対称軸D1および空孔配置軸Yと一致すると共に共通クラッド220の上下方向に延びる対称軸D2と直交する。
すなわち、コア配置軸Xは、上側平坦面221aと平行に形成されていると共に、上側平坦面221aと下側平坦面221bとは、コア配置軸Xに対して線対称に形成されていると換言できる。
[本発明の実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法]
次に、図8~図10に基づいて、上述した本発明の実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法を説明する。
図9は本発明の実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法を説明するフローチャートであり、図10は実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法において各工程の部材の断面形状を示す図である。
本実施形態の製造方法において、共通クラッド管CLの構造を上述した第1の製造方法で用いた共通クラッド管CLと同形状にする場合は、ガラスロッド形成工程S310で、断面形状が円形のガラスロッド母材MGを加工して、図3Bに示すようなガラスロッドGを作製する。
また、本実施形態の製造方法において、共通クラッド管CLの構造を上述した第2の製造方法で用いた共通クラッド管CLと同形状にする場合は、断面形状が円形のガラスロッドGを予め用意しておく。
なお、ガラスロッド形成工程S310については、第1の実施形態で説明した第1の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、ガラスロッド孔開け工程S320で、ガラスロッドGを加工して、図3Cあるいは図6Aに示すような共通クラッド管CLを作製する。
ガラスロッド形成工程S320については、第1の実施形態で説明した第1の製造方法あるいは第2の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、コアロッド挿入工程S330で、共通クラッド管CLのすべてにコアロッドCRを挿入して、図3Dあるいは図6Bに示す状態にする。
コアロッド挿入工程S330についても、第1の実施形態で説明した第1の製造方法あるいは第2の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、加熱工程S340で、コアロッドCRが挿入された共通クラッド管CLを加熱して、図3Eあるいは図6Cに示すような断面形状が非円形のコアクラッド複合体CFを作製する。
加熱工程S340についても、第1の実施形態で説明した第1の製造方法あるいは第2の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、概形検出工程S350および光ファイバ母材形成工程S360で、コアクラッド複合体CFの外周を加工して、図3Fに示すようなマルチコア光ファイバ母材MFを作製する。
概形検出工程S350で用いる検出装置Eおよび検出方法については、第1の実施形態で説明した第1の製造方法あるいは第2の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
概形検出工程S350についても、第1の実施形態で説明した第1の製造方法あるいは第2の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
光ファイバ母材形成工程S360では、図4Aに示すように、検出装置Eにより検出されたコアクラッド複合体CFの概形検出結果(突出領域CF7を形成する角度範囲)に基づいて、コアクラッド複合体CFを回転移動させる。
そして、コアクラッド複合体CFを概形検出工程S350と同じく移動方向Dに移動させて、コアクラッド複合体CFの外周を加工器具Tで機械加工する。
加工器具Tおよび平坦面MF1、MF2の形成については、第1の実施形態で説明した第1の製造方法あるいは第2の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態のマルチコア光ファイバの製造方法において、光ファイバ母材形成工程S360では平坦面MF1およびMF2を形成することに加え、コア変形用孔MF3を形成する。
マルチコア光ファイバ200A、200Bのような断面形状とする場合、上下方向の中心軸MF4から一定距離だけ離間した平行軸MF5a、MF5b上に、コア変形用孔MF3を等間隔に複数形成する。
このとき、上下1組のコア変形用孔MF3は、1つのコアMF6に対して上下対向して形成される。
また、マルチコア光ファイバ200Cのような断面形状とする場合、上下方向の中心軸MF4上にコア変形用孔MF3を形成する。
このとき、コア変形用孔MF3は、図10Bに示すように1つのコアMF6の左右に形成される。
最後に、線引き工程S370で、マルチコア光ファイバ母材MFの一端を加熱しながら線引きして、図8A~図8Cに示すようなマルチコア光ファイバ200A、200B、200Cを作製する。
このとき、コア変形用孔MF3を加圧することで、コア変形用孔MF3をマルチコア光ファイバ母材MFに対して相対的に膨らませる(マルチコア光ファイバMFの外径に対するコア変形用孔MF3の孔径よりも、マルチコア光ファイバ200A、200B、200Cの外径に対する空孔222の孔径を大きくする)ことが望ましい。
このようにして得られた本発明の第2実施形態であるマルチコア光ファイバ200A、200B、200Cでは、平坦面221を備えていることにより、調心作業を容易に実施できることに加え、コア211の断面形状が楕円形であることにより、各コア211で偏波を保持することができる。
本発明の実施形態であるマルチコア光ファイバ200A、200B、200Cの製造方法において、コアロッド挿入孔CL1の断面形状が円形であり、光ファイバ母材形成工程S360において、複数のコアCF2各々を挟んで対称な位置に同一形状のコア変形用孔をそれぞれ形成することにより、線引き工程S370においてコアCF2が圧縮変形され、コア211の断面形状が非円形になるため、各コア211で偏波を保持することができるマルチコア光ファイバ200A、200B、200Cを製造することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。
例えば、概形検出工程において、本発明の実施形態では光学的にコアクラッド複合体の概形を検出したが、プローブをコアクラッド複合体に接触させて、コアクラッド複合体の外周を検出してもよい。
例えば、加工器具による加工は、本発明の実施形態では研削であったが、切削であってもよい。
例えば、検出装置は、本発明の実施形態では投光器とラインセンサとからなる装置であったが、光学的な距離センサであってもよい。
例えば、概形検出工程および光ファイバ母材形成工程において、コアクラッド複合体CFの移動方向Dを鉛直下方としたが、水平方向であってもよい。
100A、100B、100C、100D…マルチコア光ファイバの一例、110…コア群(複数のコア)、111…コア、120…共通クラッド、121…マルチコア光ファイバの平坦面、121a…上側平坦面、121b…下側平坦面
200A、200B、200C…実施形態のマルチコア光ファイバ、210…コア群(複数のコア)、211…コア、220…共通クラッド、221…マルチコア光ファイバの平坦面、221a…上側平坦面、221b…下側平坦面、222…空孔、222a…上側空孔、222b…上側空孔
D1…共通クラッドの左右方向に延びる対称軸、D2…共通クラッドの上下方向に延びる対称軸、X、X1、X2、X3、X4…コア配置軸、Y、Y1、Y2…空孔配置軸
MG…ガラスロッド母材、G…ガラスロッド、GF1…ガラスロッドの上側平坦面、GF2…ガラスロッドの下側平坦面、CV…ガラスロッド(共通クラッド管)の上下方向の中心軸、CH…ガラスロッド(共通クラッド管)の水平方向の中心軸
CL…共通クラッド管、CL1…コアロッド挿入孔、CL2…凹部形成用孔、CL3…共通クラッド管の上側平坦面、CL4…共通クラッド管の下側平坦面
CR…コアロッド、CF…コアクラッド複合体、CF1…コアクラッド複合体の共通クラッド、CF2…コアクラッド複合体のコア、CF3…コアクラッド複合体の上側突出部、
CF4…コアクラッド複合体の下側突出部、CF5…コアクラッド複合体の上下方向の中心軸、CF6…コアクラッド複合体の突出領域、CF7…コアクラッド複合体の上側凹部
CF8…コアクラッド複合体の上側凹部、CFa、CFb…コアクラッド複合体の外形変曲点、CFc、CFd…コアクラッド複合体の外形の頂点、φC…コアクラッド複合体の最大外径
MF…マルチコア光ファイバ母材、MF1…マルチコア光ファイバ母材の上側平坦面、MF2…マルチコア光ファイバ母材の下側平坦面、MF3…マルチコア光ファイバ母材のコア変形用孔、MF4…マルチコア光ファイバ母材の上下方向の中心軸、MF5a、MF5b…平行軸、MF6…マルチコア光ファイバ母材のコア
A…コアクラッド複合体の長軸、D…概形検出工程および光ファイバ母材形成工程におけるコアクラッド複合体の移動方向、C1、C2…対称軸
E…検出装置、Ef…投光器、Er…受光器(ラインセンサ)、Er1…受光面、L…検査光、Lw…検査光の幅
T…加工器具、T1…工具面

Claims (5)

  1. 長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、
    断面形状が円形であるガラスロッド母材の外周を機械加工して平坦面を有するガラスロッドを形成するガラスロッド形成工程と、
    前記平坦面を有するガラスロッドの長手方向に複数のコアロッド挿入孔を形成して共通クラッド管を作製するガラスロッド孔開け工程と、
    前記共通クラッド管に形成された前記複数のコアロッド挿入孔のすべてに前記複数のコアとなるコアロッドを挿入するコアロッド挿入工程と、
    前記共通クラッド管と前記コアロッドとを一体化させて複数のコアと共通クラッドとを有する断面形状が非円形のコアクラッド複合体を形成する加熱工程と、
    前記コアクラッド複合体の概形を検出する概形検出工程と、
    該概形検出工程の結果に基づいて前記コアクラッド複合体の外周を加工して平坦面を有する光ファイバ母材を形成する光ファイバ母材形成工程と、
    前記光ファイバ母材の一端を加熱しながら線引きして前記マルチコア光ファイバを得る線引き工程と
    を備えているマルチコア光ファイバの製造方法。
  2. 前記ガラスロッド孔開け工程において、前記複数のコアロッド挿入孔は該複数のコアロッド挿入孔の配置が線対称性を有するように形成され、
    前記線対称性の対称軸が、前記ガラスロッドの平坦面と平行または直交する請求項1に記載のマルチコア光ファイバの製造方法。
  3. 長手方向に延びる複数のコアと、該複数のコアのそれぞれを覆う共通クラッドとを備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、
    断面形状が円形であるガラスロッドの長手方向に複数のコアロッド挿入孔を形成して、加えて前記複数のコアロッド挿入孔と異なる位置に凹部形成用孔を形成する共通クラッド管を作製するガラスロッド孔開け工程と、
    前記共通クラッド管に形成された前記複数のコアロッド挿入孔のすべてに前記複数のコアとなるコアロッドを挿入するコアロッド挿入工程と、
    前記共通クラッド管と前記コアロッドとを一体化させて複数のコアと共通クラッドとを有する断面形状が非円形のコアクラッド複合体を形成する加熱工程と、
    前記コアクラッド複合体の概形を検出する概形検出工程と、
    該概形検出工程の結果に基づいて前記コアクラッド複合体の外周を加工して平坦面を有する光ファイバ母材を形成する光ファイバ母材形成工程と、
    前記光ファイバ母材の一端を加熱しながら線引きして前記マルチコア光ファイバを得る線引き工程と
    を備えているマルチコア光ファイバの製造方法。
  4. 前記概形検出工程において、前記コアクラッド複合体の概形を光学的に検出する請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチコア光ファイバの製造方法。
  5. 前記光ファイバ母材形成工程において、前記複数のコア各々を挟んで対称な位置に同一形状のコア変形用孔をそれぞれ形成する請求項1~4のいずれか1項に記載のマルチコア光ファイバの製造方法。
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