JP6550424B2 - 光デバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光デバイスの製造方法に関する。
近年、複数のコアと、これら複数のコアの周囲を覆う共通のクラッドとを備える構造の光ファイバであるマルチコアファイバ(MCF:Multi-Core Fiber)の研究開発が盛んに行われている。マルチコアファイバは、それぞれのコアに個別の情報を伝送させることが可能であることから、光通信システムの伝送容量を増大させることのできる伝送媒体として注目されている。
また、マルチコアファイバは、光ファイバセンサ(例えば、FBG型の光ファイバセンサ)として用いられることもある。光ファイバセンサは、光ファイバ(マルチコアファイバを含む)をセンサとして用いて各種物理量(例えば、応力、歪、温度等)を測定するものである。また、上記のFBG型の光ファイバセンサは、光ファイバ(マルチコアファイバを含む)のコアにFBG(Fiber Bragg Grating:ファイバブラッググレーティング)を形成したものであり、FBGの反射特性が周囲環境に応じて変化するという特性を利用して、光ファイバの長手方向における各種物理量の分布を測定するものである。
このようなマルチコアファイバには、各コアと外部光ファイバとを接続するための入出力デバイスとして、ファンイン/ファンアウトデバイスが接続される。ファンイン/ファンアウトデバイスは、シングルモードファイバが介挿される孔をガラス母材(キャピラリ)に複数形成し、ガラス母材に形成された複数の孔にシングルモードファイバをそれぞれ介挿し、シングルモードファイバが介挿されたガラス母材の一部を加熱しながら溶融延伸して延伸部(縮径しつつ延出する部位)を形成することで製造される。尚、上記のシングルモードファイバは、ファンイン/ファンアウトデバイスに複数設けられ、一端に外部光ファイバが接続され、他端にマルチコアファイバの1つのコアが接続される光ファイバである。
以下の特許文献1には、マルチコアファイバを用いたFBG型の光ファイバセンサによって、OFDR(Optical Frequency Domain Reflectometry:光周波数領域反射測定法)により光ファイバセンサの形状(光ファイバセンサが取り付けられた構造物の形状)を測定する形状センシング技術が開示されている。また、以下の特許文献2〜4には、マルチコアファイバの各コアと外部の光ファイバとを接続するファンイン/ファンアウトデバイスの一例が開示されている。
米国特許第7781724号明細書 特許第5782104号公報 特開2015−1673号公報 特開2015−152774号公報
ところで、マルチコアファイバにファンイン/ファンアウトデバイスが接続(融着)された光デバイスは、光損失が小さいことが望ましい。しかしながら、このような光デバイスでは、以下の(1),(2)に示す原因によって、光損失が生ずることが避けられない。
(1)ファンイン/ファンアウトデバイスの製造誤差
例えば、ガラス母材に形成する孔の位置ずれ、延伸部におけるコア間距離のバラツキ(溶融延伸時に生ずるシングルコアファイバの孔内における位置ずれにより生ずるもの)、延伸部におけるコアの位置ずれ(縮径比のバラツキにより生ずるもの)等が挙げられる。
(2)マルチコアファイバとファンイン/ファンアウトデバイスとの結合損失
例えば、延伸部のコア径と、延伸部に融着されるマルチコアファイバのコア径とのミスマッチに起因する損失が挙げられる。このようなミスマッチは、延伸部を有するファンイン/ファンアウトデバイスを製造する際に本質的に生ずるものであり、シングルコアファイバが介挿されたガラス母材を溶融延伸するときに延伸部の縮径比のバラツキに起因して生ずるものである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、製造誤差に起因する光損失が小さな光デバイスを製造することができる光デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光デバイスの製造方法は、複数のコア(11)を有するマルチコアファイバ(10)と、前記マルチコアファイバを回転させた場合に複数通りの組み合わせで前記コアとの接続が可能となるように配列された複数のシングルコアファイバ(21)を有するファンイン/ファンアウトデバイス(20)と、を有する光デバイス(1)の製造方法であって、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせを変えつつ前記コア毎の光損失を求める第1工程(S12)と、前記第1工程の結果に応じて、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせを1つ選択し、選択した組み合わせの前記シングルコアファイバと前記マルチコアファイバの前記コアとが接続されるように、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部(E3)とを接続する第2工程(S13、S14)と、を有する。
ここで、本発明の光デバイスの製造方法は、前記第1工程が、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを近接させた状態で、前記マルチコアファイバ及び前記ファンイン/ファンアウトデバイスの何れか一方から入力されて何れか他方から出力される前記コア毎の光信号の強度を測定することで前記光損失を求める工程である。
或いは、本発明の光デバイスの製造方法は、前記第1工程が、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを撮影して得られるそれぞれの画像から、前記マルチコアファイバの前記コア間の距離と、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバ間の距離との差を求めることで前記光損失を求める工程である。
或いは、本発明の光デバイスの製造方法は、前記第1工程が、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを撮影して得られるそれぞれの画像から、前記マルチコアファイバのコア径と、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバのコア径との差を求めることで前記光損失を求める工程である。
或いは、本発明の光デバイスの製造方法は、前記第2工程が、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部における光学特性の測定手法から求められる、前記マルチコアファイバのモードフィールド径と、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバのモードフィールド径との差を求めることで前記光損失を求める工程である。
また、本発明の光デバイスの製造方法は、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバ間の距離が、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせ毎に異なっている。
また、本発明の本発明の光デバイスの製造方法は、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバのコア径が、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせ毎に異なっている。
本発明によれば、製造誤差に起因する光損失が小さな光デバイスを製造することができるという効果がある。
本発明の第1実施形態における光デバイスを模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態におけるマルチコアファイバの一例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるファンイン/ファンアウトデバイスを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるシングルコアファイバの一例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるシングルコアファイバの配列の一例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による光デバイスの製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるマルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの一例を示す断面図である。 本発明の第3実施形態におけるマルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの一例を示す断面図である。 マルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの他の例を示す断面図である。 マルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの他の例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による光デバイスの製造方法について詳細に説明する。尚、以下で参照する図面では、理解を容易にするために、必要に応じて各部材の寸法の縮尺を適宜変えて図示することがある。
〔第1実施形態〕
〈光デバイスの構成〉
図1は、本発明の第1実施形態における光デバイスを模式的に示す図である。図1に示す通り、本実施形態の光デバイス1は、マルチコアファイバ10、ファンイン/ファンアウトデバイス20、及び複数の信号伝送用ファイバ30を備える。このような光デバイス1は、信号伝送用ファイバ30を伝播した光信号を、ファンイン/ファンアウトデバイス20を介してマルチコアファイバ10に入射させ、或いは、マルチコアファイバ10を伝播した光信号を、ファンイン/ファンアウトデバイス20を介して信号伝送用ファイバ30に入射させるものである。尚、図1に示す光デバイス1は、例えばマルチコアファイバ10をセンサとして用いる光ファイバセンサに適用可能である。
図2は、本発明の第1実施形態におけるマルチコアファイバの一例を示す断面図である。図2に示す通り、マルチコアファイバ10は、複数のコア11と、コア11の周囲を覆う共通のクラッド12とを有する。図2に例示するマルチコアファイバ10は、マルチコアファイバ10の中央に配置された1つのコア11と、この中央のコア11を中心として同心円状に配置された3つのコア11との計4つのコア11を有する。このようなマルチコアファイバ10は、それぞれのコア11に個別の光信号を伝播させることができる。
図3は、本発明の第1実施形態におけるファンイン/ファンアウトデバイスを示す斜視図である。図1,図3に示す通り、ファンイン/ファンアウトデバイス20は、複数のシングルコアファイバ21及びキャピラリ22を有しており、マルチコアファイバ10と複数の信号伝送用ファイバ30とを中継接続するものである。つまり、ファンイン/ファンアウトデバイス20は、複数の信号伝送用ファイバ30を伝播した光信号をマルチコアファイバ10の複数のコア11にそれぞれ入射させ、マルチコアファイバ10の複数のコア11を伝播した光信号を複数の信号伝送用ファイバ30にそれぞれ入射させるものである。
図4は、本発明の第1実施形態におけるシングルコアファイバの一例を示す断面図である。図4に示す通り、シングルコアファイバ21は、コアCと、コアCの周囲を覆うクラッドCLとを有する。クラッドCLはコアCに比べて屈折率が低い。このシングルコアファイバ21は、マルチコアファイバ10のコア11の数よりも多く、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数通りの組み合わせでコア11との接続が可能となるように配列されている。このような配列とするのは、製造誤差に起因する光損失が小さな光デバイス1を実現するためである。
図5は、本発明の第1実施形態におけるシングルコアファイバの配列の一例を示す断面図である。図5に例示するファンイン/ファンアウトデバイス20では、ファンイン/ファンアウトデバイス20の中央に1つのシングルコアファイバ21(21a)が配置されており、このシングルコアファイバ21aを中心として同心円状に6つのシングルコアファイバ21(21b,21c)が配置されている。尚、図5に示す例では、シングルコアファイバ21bとシングルコアファイバ21cとが、円周方向に沿って交互に配置されている。
図5に示す例において、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数のコア11との接続が可能な組み合わせは、シングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、シングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせである。前者の組み合わせは、例えばマルチコアファイバ10のコア11が図2に示されている状態のときに接続可能であり、後者の組み合わせは、例えばマルチコアファイバ10のコア11が図2に示されている状態から180°回転した状態のときに接続可能である。尚、前者の組み合わせと後者の組み合わせとは、回転対称(或いは、製造誤差等を考慮して略回転対称)であるということができる。
尚、マルチコアファイバ10を径方向に平行移動させた場合に複数通りの組み合わせでコア11との接続が可能となるように、シングルコアファイバ21を配列することも可能である。しかしながら、このような配列の場合には、マルチコアファイバ10とファンイン/ファンアウトデバイス20とが、径方向に偏心した状態(軸ずれした状態)で接続されることがあり、機械強度が低下する虞が考えられる。これに対し、本実施形態のように、回転対称(或いは、略回転対称)の配列にすることで、マルチコアファイバ10とファンイン/ファンアウトデバイス20とを、上述した軸ずれをさせずに接続することができ、機械強度を高めることができる。このため、シングルコアファイバ21の配列は、本実施形態のような、回転対称(或いは、略回転対称)の配列であることが望ましい。
図1及び図3に示す通り、シングルコアファイバ21は、一端側部分である太径部P1と、太径部P1から長さ方向に延出する他端側部分である延伸部P2とを有する。太径部P1は、延伸されていない部分であって、その外径は長さ方向に一定である。シングルコアファイバ21のうち、マルチコアファイバ10のコア11に接続されるシングルコアファイバ21の太径部P1の端部E1は、接続部C1において、信号伝送用ファイバ30の端部E10に接続される。太径部P1は、信号伝送用ファイバ30と融着接続してもよい。図1に示す例では、4本のシングルコアファイバ21の太径部P1の端部E1が、4本の信号伝送用ファイバ30の端部E10にそれぞれ接続されている。
尚、残りのシングルコアファイバ21(マルチコアファイバ10のコア11に接続されないシングルコアファイバ21)の太径部P1の端部E1は、信号伝送用ファイバ30の端部E10には接続されない。このような信号伝送用ファイバ30の端部E10に接続されない太径部P1は、必要に応じて長さが短くなるように(或いは、キャピラリ22から延在しないように)カットしても良い。
延伸部P2は、太径部P1から長さ方向に縮径しつつ延出する縮径部P3と、縮径部P3から延出する細径部P4とを有する。縮径部P3では、シングルコアファイバ21のコア径が延出方向に沿って徐々に小さくなる。縮径部P3におけるシングルコアファイバ21の最小外径と最大外径との比率(最小外径/最大外径)は、例えば1/1.5〜1/2.5としてよい。縮径部P3の最大外径は太径部P1の外径と同じとしてよい。
細径部P4は、縮径部P3の延出方向の端部E2から、更に同方向に延出して形成された一定径の部分である。細径部P4の延出方向の端部E3は、接続点C2において、マルチコアファイバ10のコア11(図2参照)に接続される。細径部P4は、マルチコアファイバ10と融着接続してもよい。尚、本実施形態では、7本のシングルコアファイバ21の細径部P4のうち、4本のシングルコアファイバ21がマルチコアファイバ10のコア11にそれぞれ接続されている。細径部P4の外径は縮径部P3の最小外径と同じとしてよく、マルチコアファイバ10の外径と同じにしてもよい。
尚、本実施形態のファンイン/ファンアウトデバイスのシングルコアファイバ21は、太径部P1と延伸部P2とを有し、延伸部P2が縮径部P3と細径部P4とを有する構造であるが、太径部P1及び細径部P4のうちの何れか一方又は両方を省いた構造も可能である。細径部P4がない場合には、延伸部P2は縮径部P3のみからなる。
図3に示す通り、キャピラリ22は、複数のシングルコアファイバ21を略束ねた状態で保持するものであって、ガラス等からなる。キャピラリ22は、シングルコアファイバ21の長さ方向の一部又は全部に設けられている。キャピラリ22は、基部22aと、基部22aから延出する延出部22bとを有する。延出部22bは、基部22aから長さ方向に縮径しつつ延出するテーパー部22cと、テーパー部22cから延出する先端部22dとを有する。基部22aは、シングルコアファイバ21の太径部P1の一部に形成することができる。テーパー部22c及び先端部22dは、それぞれシングルコアファイバ21の縮径部P3及び細径部P4に相当する位置に形成される。
信号伝送用ファイバ30は、ファンイン/ファンアウトデバイス20を介してマルチコアファイバ10の複数のコア11にそれぞれ接続される光ファイバである。この信号伝送用ファイバ30は、マルチコアファイバ10の複数のコア11に入射させる光信号を伝送し、或いはマルチコアファイバ10の複数のコア11を伝播した光信号を伝送するためのものである。
〈光デバイスの製造方法〉
図6は、本発明の第1実施形態による光デバイスの製造方法の一例を示すフローチャートである。図6に示す通り、光デバイス1の製造が開始されると、まず図1,図3を用いて説明した複数のシングルコアファイバ21を有するファンイン/ファンアウトデバイス20を製造する工程が行われる(工程S11)。
この工程では、シングルコアファイバ21が介挿される孔を複数有する円柱形状のキャピラリ22の、複数の孔にシングルコアファイバ21をそれぞれ介挿し、複数のシングルコアファイバ21が介挿されたキャピラリ22の一部を加熱しながら溶融延伸して延伸部P2(延出部22b)を形成する工程が順に行われる。尚、キャピラリ22の孔は、介挿されるシングルコアファイバ21が図5に示す配置となるように形成される。このようにして、図3に示すファンイン/ファンアウトデバイス20が製造される。
次に、マルチコアファイバ10の複数のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせを変えつつ、コア11毎の結合損失を求める工程が行われる(工程S12:第1工程)。この工程では、最初に、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の延伸部P2の端部(端部E3)とをそれぞれ撮像し、得られた画像に基づいて、マルチコアファイバ10の複数のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせが1つ設定される。例えば、図5に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせが設定される。
上記設定が完了すると、設定された組み合わせにおけるシングルコアファイバ21のコアがマルチコアファイバ10のコア11に対向するように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の延出部22bの端部(端部E3)とが近接した状態にされる。そして、シングルコアファイバ21(一端がマルチコアファイバ10のコア11に対向するように配置されたシングルコアファイバ21)の他端から個別に光信号を入射させたときに、対向するコア11から射出される光信号の光強度が個別に測定される。
続いて、マルチコアファイバ10の複数のコア11に接続するシングルコアファイバ21の他の組み合わせが設定される。例えば、図5に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせが設定される。この設定が完了すると、例えばファンイン/ファンアウトデバイス20の延伸部P2の端部(端部E3)に対して近接した状態にされているマルチコアファイバ10を回転させて、設定された組み合わせにおけるシングルコアファイバ21のコアがマルチコアファイバ10のコア11に対向するようにされる。そして、再びシングルコアファイバ21(一端がマルチコアファイバ10のコア11に対向するように配置されたシングルコアファイバ21)の他端から個別に光信号を入射させたときに、対向するコア11から射出される光信号の光強度が個別に測定される。
以上により、マルチコアファイバ10の複数のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせを変えたときのマルチコアファイバ10の各コア11から射出される光強度が測定される。測定された光強度は、マルチコアファイバ10のコア11とシングルコアファイバ21との結合損失を反映したものである。このため、マルチコアファイバ10の複数のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせを変えたときのコア11毎の結合損失が求められたこととなる。
次に、求めた結合損失に応じてマルチコアファイバ10のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせが選択される(工程S13:第2工程)。例えば、シングルコアファイバ21の組み合わせ毎の測定結果が比較され、各コア11から射出される光信号の強度が高く、且つバラツキの小さいシングルコアファイバ21の組み合わせが選択される。尚、ここでは、図5に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせが選択されたものとする。
次に、選択した組み合わせのシングルコアファイバ21とマルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の延伸部P2の端部(端部E3)とを接続する工程が行われる(工程S14:第2工程)。例えば、図5に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、マルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の延伸部P2の端部(端部E3)とが融着接続される。
以上の工程が終了すると、マルチコアファイバ10のコア11に接続されたシングルコアファイバ21の端部E1に、信号伝送用ファイバ30の端部E10を接続する工程が行われる(工程S15)。尚、工程S11によりファンイン/ファンアウトデバイス20が製造された後に、全てのシングルコアファイバ21の端部E1に信号伝送用ファイバ30の端部E10を接続するようにしても良い。このような場合には、工程S15が省略される。
尚、上述した実施形態では、工程S12において、シングルコアファイバ21(一端がマルチコアファイバ10のコア11に対向するように配置されたシングルコアファイバ21)の他端から個別に光信号を入射させたときに、対向するコア11から射出される光信号の光強度を個別に測定するようにしていた。しかしながら、これとは逆に、マルチコアファイバ10側から光信号を入射させ、シングルコアファイバ21の他端から射出される光信号を個別に測定するようにしても良い。
以上の通り、本実施形態では、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数通りの組み合わせでコア11との接続が可能となるように配列された複数のシングルコアファイバ21を有するファンイン/ファンアウトデバイス20を製造し、マルチコアファイバ10のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせを変えつつコア11毎の結合損失を求めている。そして、その結果に応じてシングルコアファイバ21の組み合わせを1つ選択し、選択した組み合わせのシングルコアファイバ21とマルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の前記延伸部P2の端部E3とを接続するようにしている。
このように、本実施形態では、マルチコアファイバ10のコア11との接続が可能な複数通りのシングルコアファイバ21の組み合わせの中から、結合損失の大きさが小さくなるシングルコアファイバ21の組み合わせを選択して、マルチコアファイバ10のコア11に接続するようにしている。このため、製造誤差に起因する光損失が小さな光デバイス1を製造することができる。
尚、以上説明した実施形態では、結合損失の大きさが小さくなるシングルコアファイバ21の組み合わせを選択する例について説明したが、結合損失のバラツキが小さくなるシングルコアファイバ21の組み合わせを選択しても良い。このような組み合わせを選択することで、各コア間での強度のバラツキが抑えられて強度が均一な光信号を得ることができるため、S/N比(信号対雑音比:Signal to Noise Ratio)の観点からは望ましい。
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態におけるマルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの一例を示す断面図である。尚、図7(a)は、マルチコアファイバ10の接続点C2における断面図であり、図7(b)は、ファンイン/ファンアウトデバイス20の接続点C2における断面図である。
本実施形態の光デバイスは、第1実施形態の光デバイスと同様に、基本的には図6のフローチャートに示される工程を経て製造される。但し、本実施形態では、図6中の工程S11で製造されるファンイン/ファンアウトデバイス20の構成、及び図6中の工程S12で結合損失を求める方法が第1実施形態とは異なる。具体的に、本実施形態で製造されるファンイン/ファンアウトデバイス20は、マルチコアファイバ10のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせ毎に、シングルコアファイバ21間の距離が異なっているものである。また、本実施形態では、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20に光信号を入射させることなく、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20の端部を撮影して得られる画像から結合損失を推定するようにしている。
本実施形態のファンイン/ファンアウトデバイス20において、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数のコア11との接続が可能な組み合わせは、第1実施形態と同様である。つまり、シングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、シングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせである。
図7(b)に示す通り、前者の組み合わせのコア間距離(シングルコアファイバ21aと3つのシングルコアファイバ21bとのコア間距離)はr1に設定されており、後者の組み合わせのコア間距離(シングルコアファイバ21aと3つのシングルコアファイバ21cとのコア間距離)はr2に設定されている。尚、図7(a)に示す通り、マルチコアファイバ10のコア間距離(コア11の間の距離)はr3に設定されている。
図7(a)に示すマルチコアファイバ10と、図7(b)に示すファンイン/ファンアウトデバイス20とのコア11毎の結合損失を求める場合には、まずマルチコアファイバ10の端部と、ファンイン/ファンアウトデバイス20の端部E2とを撮影する。次に、撮影して得られるそれぞれの画像から、マルチコアファイバ10のコア11間の距離と、ファンイン/ファンアウトデバイス20のシングルコアファイバ21間の距離との差を求める。そして、その差に基づいてコア11毎の結合損失を推定する。結合損失の推定には、ステップインデックス型ファイバの場合、例えば以下の(1)式を用いることができる。
Figure 0006550424
上記(1)式中のDはコア径であり、σは接続されるコア間の位置ずれ量である。
コア11毎の結合損失が求められると、例えば図6中の工程S13〜S15が順に行われる。例えば、|r3−r1|≦|r3−r2|なる関係が成立する場合には、図7(b)に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、マルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の端部(端部E3)とが融着接続される。これに対し、|r3−r1|>|r3−r2|なる関係が成立する場合には、図7(b)に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせと、マルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の端部(端部E3)とが融着接続される。
尚、本実施形態においては、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20に光信号を入射させることなく、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20の端部を撮影して得られる画像から結合損失を求めるようにしていた。しかしながら、第1実施形態と同様に、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20に光信号を入射させて結合損失を求めるようにしても良い。
また、上記実施形態において、コア間距離は、マルチコアファイバ10又はファンイン/ファンアウトデバイス20の中央に配置されたコア(コア11、シングルコアファイバ21a)と他のコア(コア11、シングルコアファイバ21b又はシングルコアファイバ21c)との距離を意味するものであった。仮に、中央に配置されるコアが存在しない場合には、マルチコアファイバ10又はファンイン/ファンアウトデバイス20の中心からの距離としても良く、或いは隣接する2つのコアの間の距離としても良い。
以上の通り、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、マルチコアファイバ10のコア11との接続が可能な複数通りのシングルコアファイバ21の組み合わせの中から、結合損失の大きさ又はバラツキが小さくなるシングルコアファイバ21の組み合わせを選択して、マルチコアファイバ10のコア11に接続することができる。このため、製造誤差に起因する光損失が小さな光デバイスを製造することができる。
〔第3実施形態〕
図8は、本発明の第3実施形態におけるマルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの一例を示す断面図である。尚、図8(a)は、マルチコアファイバ10の接続点C2における断面図であり、図8(b)は、ファンイン/ファンアウトデバイス20の接続点C2における断面図である。
本実施形態の光デバイスは、第2実施形態の光デバイスと同様に、図6中の工程S11で製造されるファンイン/ファンアウトデバイス20の構成、及び図6中の工程S12で結合損失を求める方法が第1実施形態とは異なる。具体的に、本実施形態で製造されるファンイン/ファンアウトデバイス20は、マルチコアファイバ10のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせ毎に、シングルコアファイバ21の径が異なっているものである。また、本実施形態においても、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20に光信号を入射させることなく、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20の端部を撮影して得られる画像から結合損失を推定するようにしている。コア径の違いによる損失は、例えば、コア径が大きいほうから小さいほうに光が伝送される場合、コア径の比率の2乗に比例することを利用して推定することができる。
本実施形態のファンイン/ファンアウトデバイス20においても、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数のコア11との接続が可能な組み合わせは、第1実施形態と同様である。つまり、シングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、シングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせである。
図8(b)に示す通り、前者の組み合わせにおけるコア径(3つのシングルコアファイバ21bのコア径)はa1に設定されており、後者の組み合わせにおけるコア径(3つのシングルコアファイバ21cのコア径)はa2に設定されている。ここで、前者の組み合わせと後者の組み合わせとに共通するシングルコアファイバ21aの径は任意に設定可能であるが、例えば(a1+a2)/2に設定される。尚、図8(a)に示す通り、マルチコアファイバ10のコア11のコア径a3に設定されている。
図8(a)に示すマルチコアファイバ10と、図8(b)に示すファンイン/ファンアウトデバイス20とのコア11毎の結合損失を求める場合には、第2実施形態と同様に、まずマルチコアファイバ10の端部と、ファンイン/ファンアウトデバイス20の端部E2とを撮影する。次に、撮影して得られるそれぞれの画像から、マルチコアファイバ10のコア11のコア径と、ファンイン/ファンアウトデバイス20のシングルコアファイバ21のコア径との差を求める。そして、その差に基づいてコア11毎の結合損失を推定する。
コア11毎の結合損失が求められると、例えば図6中の工程S13〜S15が順に行われる。例えば、|a3−a1|≦|a3−a2|なる関係が成立する場合には、図8(b)に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、マルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の端部(端部E3)とが融着接続される。これに対し、|a3−a1|>|a3−a2|なる関係が成立する場合には、図8(b)に示すシングルコアファイバ21a及び3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせと、マルチコアファイバ10のコア11とが接続されるように、マルチコアファイバ10の端部とファンイン/ファンアウトデバイス20の端部(端部E3)とが融着接続される。
上述した第3実施形態では、コア径を用いて損失を推定したが、代わりにモードフィールド径を用いてもよい。モードフィールド径は、ファンイン/ファンアウトデバイス20の端部E2における光学特性測定手法(例えば、ファーフィールド走査法やニアフィールド走査法等)により測定することができる。このとき、結合損失Lは、画像観察による位置ずれ量も考慮して、以下の(2)式で表すことができる。
Figure 0006550424
上記(2)式中のw1,w2はそれぞれのモードフィールド径(上述のコア径a1,a2に相当する)であり、σはコア間の位置ずれ量である。
尚、本実施形態においては、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20に光信号を入射させることなく、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20の端部を撮影して得られる画像から結合損失を求めるようにしていた。しかしながら、第1実施形態と同様に、マルチコアファイバ10及びファンイン/ファンアウトデバイス20に光信号を入射させて結合損失を求めるようにしても良い。
以上の通り、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、マルチコアファイバ10のコア11との接続が可能な複数通りのシングルコアファイバ21の組み合わせの中から、結合損失の大きさ又はバラツキが小さくなるシングルコアファイバ21の組み合わせを選択して、マルチコアファイバ10のコア11に接続することができる。このため、製造誤差に起因する光損失又はバラツキが小さな光デバイスを製造することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上述した第1〜第3実施形態を適宜組み合わせても良い。例えば、上述した第2,第3実施形態で説明した結合損失を求める方法を、第1実施形態に適用してもよい。また、マルチコアファイバ10のコア11に接続するシングルコアファイバ21の組み合わせ毎に、シングルコアファイバ21間の距離を異ならせるとともに、コア径及びモードフィールド径を異ならせても良い。
また、上述した第1〜第3実施形態では、4つのコア11を有するマルチコアファイバ10を例に挙げて説明したが、マルチコアファイバ10は4つのコア11を有するものに限定されることはなく、任意の数のコア11を有するマルチコアファイバ10を用いることができる。図9,図10は、マルチコアファイバ及びファンイン/ファンアウトデバイスの他の例を示す断面図である。尚、図9,図10において、(a)はマルチコアファイバ10の接続点C2における断面図であり、(b)は、ファンイン/ファンアウトデバイス20の接続点C2における断面図である。
図9(a)に示すマルチコアファイバ10は、マルチコアファイバ10の中央を中心として同心円状に配置された2つのコア11を有する。このようなマルチコアファイバ10に対しては、例えば図9(b)に示すファンイン/ファンアウトデバイス20が用いられる。このファンイン/ファンアウトデバイス20は、ファンイン/ファンアウトデバイス20の中央を中心として、同心円状に4つのシングルコアファイバ21(21b,21c)が配置されている。尚、図9(b)に示す例では、シングルコアファイバ21bとシングルコアファイバ21cとが、円周方向に沿って交互に配置されている。
図9に示す例において、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数のコア11との接続が可能な組み合わせは、2つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、2つのシングルコアファイバ21cの組み合わせである。前者の組み合わせは、例えばマルチコアファイバ10のコア11が図9(a)に示されている状態のときに接続可能であり、後者の組み合わせは、例えばマルチコアファイバ10のコア11が図9(a)に示されている状態から90°回転した状態のときに接続可能である。
図10(a)に示すマルチコアファイバ10は、マルチコアファイバ10の中央を中心として同心円状に配置された3つのコア11を有する。このようなマルチコアファイバ10に対しては、例えば図10(b)に示すファンイン/ファンアウトデバイス20が用いられる。このファンイン/ファンアウトデバイス20は、ファンイン/ファンアウトデバイス20の中央を中心として、同心円状に6つのシングルコアファイバ21(21b,21c)が配置されている。尚、図10(b)に示す例では、シングルコアファイバ21bとシングルコアファイバ21cとが、円周方向に沿って交互に配置されている。
図10に示す例において、マルチコアファイバ10を回転させた場合に複数のコア11との接続が可能な組み合わせは、3つのシングルコアファイバ21bの組み合わせと、3つのシングルコアファイバ21cの組み合わせである。前者の組み合わせは、例えばマルチコアファイバ10のコア11が図10(a)に示されている状態のときに接続可能であり、後者の組み合わせは、例えばマルチコアファイバ10のコア11が図10(a)に示されている状態から180°回転した状態のときに接続可能である。
1…光デバイス、10…マルチコアファイバ、11…コア、20…ファンイン/ファンアウトデバイス、21…シングルコアファイバ、E3…端部

Claims (6)

  1. 複数のコアを有するマルチコアファイバと、前記マルチコアファイバを回転させた場合に複数通りの組み合わせで前記コアとの接続が可能となるように配列された複数のシングルコアファイバを有するファンイン/ファンアウトデバイスと、を有する光デバイスの製造方法であって、
    前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせを変えつつ前記コア毎の光損失を求める第1工程と、
    前記第1工程の結果に応じて、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせを1つ選択し、選択した組み合わせの前記シングルコアファイバと前記マルチコアファイバの前記コアとが接続されるように、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを接続する第2工程と、
    を有し、
    前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバ間の距離は、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせ毎に異なっている、
    デバイスの製造方法。
  2. 前記第1工程は、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを近接させた状態で、前記マルチコアファイバ及び前記ファンイン/ファンアウトデバイスの何れか一方から入力されて何れか他方から出力される前記コア毎の光信号の強度を測定することで前記光損失を求める工程である、請求項1記載の光デバイスの製造方法。
  3. 前記第1工程は、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを撮影して得られるそれぞれの画像から、前記マルチコアファイバの前記コア間の距離と、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバ間の距離との差を求めることで前記光損失を求める工程である、請求項1記載の光デバイスの製造方法。
  4. 前記第1工程は、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部とを撮影して得られるそれぞれの画像から、前記マルチコアファイバのコア径と、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバのコア径との差を求めることで前記光損失を求める工程である、請求項1記載の光デバイスの製造方法。
  5. 前記第1工程は、前記マルチコアファイバの端部と前記ファンイン/ファンアウトデバイスの端部における光学特性の測定手法から求められる、前記マルチコアファイバのモードフィールド径と、前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバのモードフィールド径との差を求めることで前記光損失を求める工程である、請求項1記載の光デバイスの製造方法。
  6. 前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバのコア径は、前記マルチコアファイバの前記コアに接続する前記ファンイン/ファンアウトデバイスの前記シングルコアファイバの組み合わせ毎に異なっている、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光デバイスの製造方法。
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