JP2017126964A - 撮像制御装置、および撮像装置 - Google Patents

撮像制御装置、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】暗所における動画のSN(Signal-Noise)比をより向上させることが可能な、撮像制御装置、および撮像装置を提供する。
【解決手段】第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部を備え、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像制御装置。
【選択図】図2

Description

本開示は、撮像制御装置、および撮像装置に関する。
近年、露光期間の異なる画素が混在するイメージセンサが考案されている(例えば、特許文献1参照)。露光期間の異なる画素が混在するイメージセンサでは、全画素を垂直同期期間ごとに読み出し、出力する。従って、露光期間の長い画素であっても、露光期間を垂直同期期間より長くすることはできず、露光期間の制御により動画の暗所のSN(Signal-Noise)比を改善することは困難であった。
SN比を改善する方法としては、例えば、撮影画像に対してフィルタ処理を施す2DNR(2-Dimendional Noise Reduction)処理や、過去フレームの撮影画像を用いてノイズを低減する3DNR(3-Dimendional Noise Reduction)処理を行う方法がある。
特開2002−135626号公報
しかし、2DNR処理を行う方法を用いる場合、強ノイズ下でノイズを低減しつつ、被写体のテクスチャを維持することは困難である。また、3DNR処理は、静被写体領域において過去フレームの画像と現在フレームの画像を加重平均することでランダム性のノイズを低減する処理を含む。従って、3DNR処理が動被写体領域に対して用いられると、撮影画像において尾引き等の画質劣化が生じる恐れがあるため、撮影画像に対して動被写体判定を行い、動被写体領域では加重平均が行われないようにすることが望ましい。しかし、暗所の強ノイズ下では、動被写体とノイズを高精度に判定することが困難であるため、静被写体領域が動被写体領域と判定され、SN比が十分に向上されない恐れがあった。
そこで、本開示では、暗所における動画のSN比をより向上させることが可能な、新規かつ改良された撮像制御装置、および撮像装置を提案する。
本開示によれば、第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部を備え、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像制御装置が提供される。
また、本開示によれば、第1の画素群と第2の画素群を含む複数の画素、および前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部、を備え、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、暗所における動画のSN比をより向上させることが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の比較例による露光制御を模式的に示す説明図である。 同実施形態に係る露光制御の一例を模式的に示す説明図である。 同実施形態に係る撮像装置1の構成例を示すブロック図である。 画像処理部13の構成を説明するための、撮像装置1のブロック図である。 イメージセンサ11の構成例を示す図である。 画素アレイ部31に配置される画素32の配列の例を示す図である。 画像生成部131の第1の構成例を示すブロック図である。 画像生成部131の第2の構成例を示すブロック図である。 画像生成部131の第3の構成例を示すブロック図である。 合成比率計算部133の第1の構成例を示すブロック図である。 閾値処理部105により設定される合成比率のうちの両読み出し間隔撮像信号の比率の例を示す図である。 合成比率計算部133の第2の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る撮像装置1の処理を説明するためのフローチャート図である。 画素群Bのフレームレートが照度に応じて連続的に変化するように設定される場合の露光制御例を示す説明図である。 画像処理部の他の構成例を備える撮像装置2のブロック図である。 画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置3のブロック図である。 画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置4のブロック図である。 画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置5のブロック図である。 画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置6のブロック図である。 合成比率計算部212の構成例を示すブロック図である。 画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置7のブロック図である。 撮像装置7の処理を説明するフローチャート図である。 本開示に係るイメージセンサの他の構成例を示すブロック図である。 画素アレイ部31に配置される画素32の配列の例を示す図である。 変形例4に係る撮像システムの構成例を示す説明図である。 撮像装置を半導体基板(チップ)に形成した場合の半導体基板の構成を示す図である。 撮像制御装置60のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<<1.はじめに>>
<1−1.背景>
<1−2.概要>
<<2.構成例>>
<<3.動作例>>
<<4.変形例>>
<4−1.変形例1>
<4−2.変形例2>
<4−3.変形例3>
<4−4.変形例4>
<<5.ハードウェア構成例>>
<<6.むすび>>
<<1.はじめに>>
<1−1.背景>
本開示の一実施形態に係る撮像装置についての説明にあたり、まず図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る撮像装置の創作に至った背景を説明する。
動画を撮影する撮像装置において、適正な露光で撮影されるように、露光制御が行われている。例えばアナログゲイン、露光期間を含む露光パラメタを動的に設定し、設定に応じて画素の駆動を制御する露光制御が考えられる。以下では、露光制御の一例について、本開示に係る比較例として説明する。
本開示の比較例による露光制御を模式的に示す説明図である。図1のグラフG11〜G14において、横軸は照度を示している。また、図1に示すように、グラフG11の縦軸はフレームレートを、グラフG12の縦軸はアナログゲインを、グラフG13の縦軸は露光期間を、グラフG14の縦軸は画像輝度レベルを示している。なお、画像輝度レベルは、例えば画像全体の輝度レベルの平均値であってもよい。図1のグラフG11に示すように、比較例に係る撮像装置が動画撮影を行う際のフレームレートは、照度によらず一定である。
G12、G13に示すように、比較例に係る撮像装置は、照度に応じて、アナログゲインと露光期間が変化するように露光パラメタの設定を行う。グラフG12、G13に示すように、照度が低下するのに応じて、アナログゲインが大きく、また、露光期間が大きく設定されてもよい。
例えば、比較例に係る撮像装置は、撮像装置が有するイメージセンサに含まれるすべて、または一部の画素群から得られた画像の平均画素値レベル(以下、単に画素値レベルとも呼ぶ)に基づいて、照度を特定してもよい。例えば、照度は、画素値レベルを露光期間とアナログゲインの積で除算することで得られてもよい。また、比較例に係る撮像装置は、照度に応じてグラフG12、G13のようなアナログゲイン、および露光期間となるように、アナログゲインと露光期間の設定を行ってもよい。例えば、比較例に係る撮像装置は、予め設計された、照度とアナログゲインの関係を示すテーブル、および照度と露光期間の関係を示すテーブルに応じて当該設定を行い、グラフG12、G13のようなアナログゲイン、および露光期間を実現してもよい。
また、比較例に係る撮像装置は、イメージセンサに含まれるすべて、または一部の画素群から得られた画像の画素値レベルと、目標とする目標画素値レベルとを比較して得た評価結果に応じてアナログゲインと露光期間を設定してもよい。例えば、比較例に係る撮像装置は、予め設計された、評価結果とアナログゲインの関係を示すテーブル、および評価結果と露光期間の関係を示すテーブルに応じてアナログゲインと露光期間を設定してもよい。係る場合でも、グラフG12、G13のようなアナログゲイン、および露光期間は実現可能である。
なお、アナログゲインが大きくなるとSN値が低下する恐れがあり、また、露光期間が大きくなると、動きぼけが発生しやすくなる恐れがあるため、アナログゲインと露光期間の両方のバランスを調整することで、目標画素値レベルが達成されてもよい。
また、アナログゲインには、撮像装置の仕様等に依存する最大値が存在する。例えば、グラフG12に示すように、照度L14でアナログゲインは最大値に達し、当該照度L14よりも低い照度である場合にもアナログゲインは当該最大値に設定され得る。
また、露光期間には、フレームレートに依存する最大値が存在する。例えば比較例に係る撮像装置のフレームレートが1/Tfpsである場合、比較例に係る撮像装置は、フレームレートの逆数である撮像信号の読出し間隔(以下、単に読出し間隔とも呼ぶ)T秒よりも長い露光期間で撮影することができない。例えば、グラフG13に示すように、照度L13で露光期間は最大値に達し、当該照度L13よりも低い照度である場合にも露光期間は当該最大値に設定され得る。
上記のように、アナログゲインと露光期間には最大値が存在するため、その双方が最大値に達した照度(図1における照度L14)よりも照度の低い暗所では、アナログゲイン、および露光期間がそれぞれの最大値に設定される。しかし、暗所では、アナログゲインと露光期間の双方が最大値に設定されていても、目標画素値レベルを達成できない恐れがある。その結果、グラフG14に示すように、照度L14よりも低い照度においては、照度が低下するに従って、取得される画像の画像輝度レベルが低下する。係る場合、画像輝度レベルを維持するために、画像にデジタルゲインをかけることも可能であるが、デジタルゲインの大きさに応じてノイズが増加し、SN比が低下する。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態を創作するに至った。本実施形態によれば、イメージセンサが有する画素のうち、少なくとも一部の画素(群)のフレームレートを照度に応じて変化させることで、暗所における動画のSN比をより向上させることが可能である。以下、このような効果を有する本開示の一実施形態の概要について図2を参照して説明を行う。
<1−2.概要>
以下では、本開示の一実施形態に係る撮像装置の概要について説明し、本実施形態に係る撮像装置の詳細な構成については図3等を参照して後述する。本実施形態に係る撮像装置は、例えば、撮像信号の読出し間隔が照度に応じて変化するように制御してもよい。上述したように、露光期間は、撮像信号の読出し間隔以下であるため、例えば、照度が低い暗所において、撮像信号の読出し間隔が大きくなるように制御することで、大きな露光期間を設定することが可能である。係る構成により、本実施形態に係る撮像装置は、図1を参照して説明した比較例に係る撮像装置と比べ、暗所における画像輝度レベルを維持し易く、SN比をより向上することが可能である。
なお、露光期間を大きくすると、得られる画像において動きぶれが発生し易くなる恐れがある。そこで、以下に説明する本実施形態では、イメージセンサが有する複数の画素のうち、画素群ごとに、撮像信号の読出し間隔が異なるように制御されてもよく、少なくとも一の画素群に係る読出し間隔が、照度に応じて変化するように制御が行われてもよい。例えば、第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と、第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が異なるように制御され、第1の画素群の撮像信号の読出し間隔は照度に応じて変化してもよい。さらに、第1の画素群と第2の画素群は、それぞれ複数の画素を含み、異なる露光期間で露光可能に構成されてもよい。
係る構成により、例えば、暗所において、第2の画素群に係る読出し間隔と露光期間を、上述した比較例と比べて大きくすることで、第2の画素群から得られる画像の画像輝度レベルを高めることができる。また、第1の画素群に係る読出し間隔と露光期間を上述した比較例と同様にすることで、第1の画素群から得られる画像は動きぶれが発生し難い。そして、第1の画素群から得られる画像と第2の画素群から得られる画像を合成することで、動きぶれが発生しにくく、画像輝度レベルの高い画像が取得され得る。当該合成については後述する。
本実施形態に係る露光制御の一例を模式的に示す説明図である。図1のグラフG11〜G14と同様に、図2のグラフG21〜G24において、横軸は照度を示している。なお、図2における照度L21〜照度L24は、それぞれ図1における照度L11〜照度L14と対応している。また、図1のグラフG11〜G14と同様に、グラフG11の縦軸はフレームレートを、グラフG12の縦軸はアナログゲインを、グラフG13の縦軸は露光期間を、グラフG14の縦軸は画像輝度レベルを示している。
上述したように本実施形態に係る撮像装置は、画素群ごとに撮像信号の読出し間隔(フレームレートの逆数)を異ならせてもよく、すなわち、画素群ごとに異なるフレームレートを設定してもよい。
例えば、本実施形態に係る撮像装置は、グラフG21に示すように、画素群Aのフレームレートを一定に設定し、画素群Bのフレームレートを照度に応じて変化するように、設定してもよい。画素群Aのフレームレートは、例えば、画素群Aの撮像信号の読出し間隔が垂直同期期間となるように設定されてもよい。また、画素群Bのフレームレートは、画素群Bの撮像信号の読出し間隔が垂直同期期間の自然数倍となるように設定されてもよい。また、画素群Bのフレームレートは、グラフG23を参照して後述する画素群Bの露光期間を実現可能な読出し間隔に基づいて、設定されてもよい。また、画素群Bのフレームレートには、撮像装置の仕様等に依存する最小値が存在し、例えばグラフG21に示すように照度L25より小さい範囲において、画素群Bのフレームレートは当該最小値に設定される。
また、本実施形態に係る撮像装置は、図1を参照して説明した比較例に係る撮像装置と同様に、照度に応じて、アナログゲインと露光期間が変化するように露光パラメタの設定を行ってもよい。グラフG22、G23に示すように、照度が低下するのに応じて、アナログゲインが大きく、また、露光期間が大きく設定されてもよい。本実施形態に係る撮像装置によるアナログゲインの設定例は、図1を参照して説明した比較例と同様であるため、詳細な説明を省略する。
上述したように、本実施形態に係る撮像装置は、画素群ごとに異なる露光期間を設定してもよい。グラフG23に示すように、画素群Aの露光期間は、図1を参照して説明した比較例と同様に設定されてもよい。一方、画素群Bの露光期間は、グラフG23に示すように、照度L24よりも低い照度において、画素群Aの露光期間よりも大きくてもよい。上述したように、本実施形態に係る撮像装置は画素群ごとに異なるフレームレートを設定可能であることにより、グラフG23における画素群Bの露光期間は、画素群Aの露光期間の最大値よりも大きい値に設定される。また、画素群Bのフレームレートが最小値に設定される照度L25より小さい範囲において、画素群Bの露光期間は最大値に設定される。
ここで、画素群Aに基づく画像は、画素群Bに基づく画像に比べ、より高いフレームレートで撮影されているため動きぶれが少ないが、輝度レベルが低い。一方、画素群Bに基づく画像は、画素群Aに基づく画像に比べ、より低いフレームレートで撮影されているため動きぶれが大きい恐れがあるが、輝度レベルが高い。本実施形態に係る撮像装置の詳細な構成については図3等を参照して後述するが、本実施形態に係る撮像装置は、画素群Aに基づく画像と、画素群Bに基づく画像を合成することで、動きぶれが小さく、輝度レベルの高い画像を得ることが可能である。
上記のようにして得られる画像は、グラフG24に示すように、照度L21〜照度L25の間で一定の画像輝度レベルを維持することが可能となる。上述したように、図2における照度L21〜照度L24は、それぞれ図1における照度L11〜照度L14と対応している。図1のグラフG14では照度が照度L14より低下すると画像輝度レベルが低下しているが、図2のグラフG24では、照度L14に対応する照度L24より小さい照度L25までは画像輝度レベルが維持されている。すなわち、本実施形態に係る撮像装置は、図1を参照して説明した比較例に係る撮像装置に比べて画像輝度レベルが低下する照度がより低く、暗所における画像輝度レベルの低下を抑制することが可能である。
また、本実施形態に係る撮像装置は、照度L24〜照度L25において、画像に大きなデジタルゲインをかけなくても、画像輝度レベルを維持することが可能である。また、本実施形態に係る撮像装置は、照度が照度L25より低い場合に画像にかけるデジタルゲインを、より小さくすることが可能である。従って、本実施形態に係る撮像装置は、図1を参照して説明した比較例に係る撮像装置に比べて、照度の低い暗所における動画のSN比をより向上させることが可能である。
以上、図2を参照しながら、本開示の一実施形態の概要として、本実施形態に係る露光制御例について説明した。続いて、以降では、上述したような露光制御を実現可能な、本実施形態に係る撮像装置の構成と動作について、さらに詳しく順次に説明する。
<<2.構成例>>
以下では、まず本実施形態に係る撮像装置1の構成例について図3を参照して説明した後、撮像装置1が備える各部の構成例について図4〜12を参照して説明する。
(撮像装置の構成例)
本実施形態に係る撮像装置1の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、撮像装置(撮像制御装置)1は、イメージセンサ11、フレームメモリ12、画像処理部13、撮像制御部14を備える。
イメージセンサ11は、複数の画素を有し、各画素の読出し間隔と露光期間は、後述する撮像制御部14に制御される。例えば、イメージセンサ11が有する画素は、図3に示すように、画素群112A(第1の画素群)と画素群112B(第2の画素群)との2つの画素群に分類されてもよい。なお、画素群112Aは、図2における画素群Aに対応し、画素群112Aの撮像信号の読出し間隔は一定の垂直同期期間であるように制御されてもよい。同様に、画素群112Bは、図2における画素群Bに対応し、画素群112Bの撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化するように制御されてもよい。
また、イメージセンサ11は、撮像制御部14の制御にしたがって、イメージセンサ11が有する画素を駆動する画素駆動部114A、114Bを有する。例えば、画素駆動部114Aは、画素群112Aを駆動し、画素駆動部114Bは、画素群112Bを駆動する。また、画素駆動部114A、および画素駆動部114Bは、撮像制御部14により設定される露光期間、およびフレームレートにしたがって画素を駆動してもよい。なお、イメージセンサ11の詳細な構成例については、図5を参照して後述する。
以下では、図2において照度が照度L24より小さい場合のように、画素群112B(画素群B)の読出し間隔は、画素群112A(画素群A)の読出し間隔より大きく、画素群112Bの露光期間は、画素群112Aの露光期間より大きくなる例を説明する。そのため、以下では、画素群112Aの読出し間隔を短読出し間隔と呼び、画素群112Bの読出し間隔を長読出し間隔と呼ぶ場合がある。また、短読出し間隔で読み出される画素群112Aを短蓄画素と呼び、長読出し間隔で読み出される画素群112Bを長蓄画素と呼ぶ場合もある。なお、イメージセンサ11の有する画素の読出し間隔と露光期間に係る制御例は上記に限定されず、他の例については後述する。
フレームメモリ12は、イメージセンサ11から供給される撮像信号を保持する保持部として機能する。例えば、フレームメモリ12は、イメージセンサ11から供給される長読み出し間隔で読み出された撮像信号を、画素群ごとに1画面(フレーム)分だけ保持してもよい。
画像処理部13は、イメージセンサ11から供給される画素群112Aの撮像信号と、画素群112Bの撮像信号に基づいて画像処理を行い、画像処理の結果得られる撮像信号を動画の撮像信号と出力する。画像処理部13の構成については、図4を参照して後述する。
撮像制御部14は、イメージセンサ11が有する各画素群に係る露光パラメタ(露光期間、アナログゲイン、およびフレームレート)を設定(特定)し、撮像を制御する。例えば、撮像制御部14は、設定した露光パラメタに応じて画素群112A,112Bが駆動されるように画素駆動部114A,114Bを制御してもよい。
図3に示すように、撮像制御部14は、画素値レベル評価部141、露光期間・アナログゲイン制御部142、フレームレート制御部143を有する。
画素値レベル評価部141は、イメージセンサ11が有するすべての画素、または一部の画素の撮像信号に基づいて、画素値レベルを評価する。画素値レベル評価部141は、目標とする目標画素値レベルと現在の画素値レベルの比を、評価結果として露光期間・アナログゲイン制御部142に出力してもよい。
露光期間・アナログゲイン制御部142は、画素値レベル評価部141により得られた目標画素値レベルと現在の画素値レベルの比に基づいて、露光期間とアナログゲインを設定する。
例えば、露光期間・アナログゲイン制御部142は、予め設計された、アナログゲインに関するテーブル、および露光期間に関するテーブルに応じてアナログゲインと露光期間を設定(特定)してもよい。上述したように照度は、画素値レベル、露光期間、およびアナログゲインを用いて表されるため、上記テーブルは、例えば、図2に示した、グラフG22、G23のようなアナログゲイン、および露光期間を実現するように特定可能である。また、係る構成により、特定されたアナログゲイン、および露光期間は照度に応じて変化する。露光期間・アナログゲイン制御部142は、特定した画素群112A、および画素群112Bの露光期間の情報をフレームレート制御部143に出力する。
フレームレート制御部143は、画素群112A、および画素群112Bの読出し間隔を特定し、特定された読出し間隔に応じてフレームレートを設定する。例えば、本実施形態に係るフレームレート制御部143は、画素群112Aの撮像信号の読出し間隔が垂直同期期間であるように、画素群112Aのフレームレートを設定してもよい。
また、フレームレート制御部143は、暗所(例えば図2のグラフG21における照度が照度L24より小さい範囲)において、画素群112Bの読出し間隔が、画素群112Aの読出し間隔よりも大きくなるように特定してもよい。また、フレームレート制御部143は、画素群112Bの読出し間隔が、垂直同期期間(画素群112Aの読出し間隔)の自然数倍であるように、画素群112Bの読出し間隔を特定してもよい。
また、フレームレート制御部143は、露光期間・アナログゲイン制御部142により特定される画素群112Bの露光期間に基づいて、画素群112Bの読出し間隔を特定してもよい。例えば、フレームレート制御部143は、画素群112Bの読出し間隔が、画素群112Bの露光期間以上であるように画素群112Bの読出し間隔を特定してもよい。
例えば、フレームレート制御部143は、画素群112Bの読出し間隔が、画素群112Bの露光期間以上、かつ垂直同期期間(画素群112Aの読出し間隔)の自然数倍である最も小さい読出し間隔であるように、画素群112Bの読出し間隔を特定してもよい。例えば、フレームレート制御部143は、画素群112Bの読出し間隔が、画素群112Bの露光期間以上、かつ垂直同期期間のn倍、となるような最も小さい自然数nを選択することで、画素群112Bの読出し間隔を特定することができる。
図2のグラフG23における照度L24〜照度L25の範囲に示すように、照度が低下するに応じて、画素群112B(画素群B)の露光期間は大きくなるように設定され得る。したがって、上述したように画素群112Bの読出し間隔が特定されることで、画素群112Bの読出し間隔は、照度が低下するほど画素群112Bの読出し間隔が大きくなるように特定され得る。
また、フレームレート制御部143は、画素群112A,および画素群112Bのフレームレートを、特定された画素群112A,および画素群112Bの読出し間隔の逆数に設定してもよい。
なお、図3では、撮像装置1がイメージセンサ11、および撮像制御部14を備える例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。イメージセンサ11と撮像制御部14とは、同一筐体内に備えられなくてもよく、例えば、イメージセンサ11と撮像制御部14が別々の装置により備えられてもよい。係る場合、撮像制御部14を備える装置が、撮像制御装置の一例に相当する。
(画像処理部の構成例)
以上、撮像装置1の構成について説明した。続いて、撮像装置1が備える画像処理部13の構成例について説明する。画像処理部13の構成を説明するための、撮像装置1のブロック図である。図4に示すイメージセンサ11、フレームメモリ12、および撮像制御部14の構成については図3を参照して説明したため、説明を省略する。
画像生成部131は、垂直同期期間ごとに、イメージセンサ11から供給される短読み出し間隔で読み出された撮像信号と、長読み出し間隔で読み出された撮像信号とを合成して、全画素の撮像信号を生成する。この生成に用いられる長読み出し間隔で読み出された撮像信号は、イメージセンサ11から供給されるか、または、イメージセンサ11から供給されない場合、フレームメモリ12から読み出される。即ち、長読み出し間隔以外のタイミングでは、直前に長読み出し間隔で同一の長蓄画素から読み出された撮像信号が、全画素の撮像信号の生成に用いられる。画像生成部131は、生成された全画素の撮像信号を、両読み出し間隔撮像信号として合成部134に供給する。なお、画像生成部131の構成例については、図7〜9を参照して後述する。
画素補間部132は、イメージセンサ11から供給される短読み出し間隔で読み出された撮像信号を補間して全画素の撮像信号を生成し、短読み出し間隔撮像信号として合成部134に供給する。
合成比率計算部133は、垂直同期期間ごとに、イメージセンサ11から供給される短読み出し間隔で読み出された撮像信号と、長読み出し間隔で読み出された撮像信号とに基づいて、両読み出し間隔撮像信号と短読み出し間隔撮像信号の合成比率を計算する。この計算に用いられる長読み出し間隔で読み出された撮像信号は、イメージセンサ11から供給されるか、または、イメージセンサ11から供給されない場合、フレームメモリ12から読み出される。合成比率計算部133は、計算された合成比率を合成部134に供給する。なお、合成比率計算部133の構成例については、図10〜12を参照して後述する。
なお、合成比率計算部133は、長読み出し間隔で合成比率を計算するようにしてもよい。この場合、合成比率計算部133は、フレームメモリ12から撮像信号を読み出さず、イメージセンサ11から供給される短読み出し間隔で読み出された撮像信号と長読み出し間隔で読み出された撮像信号に基づいて、合成比率を計算する。
合成部134は、合成比率計算部133から供給される合成比率に基づいて、画像生成部131から供給される両読み出し間隔撮像信号と画素補間部132から供給される短読み出し間隔撮像信号とを合成する。合成部134は、合成の結果得られる撮像信号を動画の撮像信号として出力する。
(イメージセンサの構成例)
図3、4に示したイメージセンサ11の構成例を示す図である。
図5に示すように、イメージセンサ11は、複数の画素32により構成される画素アレイ部31、垂直走査回路33、水平リセット線34、選択線35、垂直信号線36、および水平走査回路37により構成される。なお、図5に示す、垂直走査回路33、および水平走査回路37は、図3に示した画素駆動部114A,114Bとして機能してもよい。
画素アレイ部31には、第1または第2の画素群に分類される複数の画素32が2次元アレイ状(行列状)に配置されている。ここでは、画素32は、2行ごとに同一の画素群に分類されている。
2次元アレイ状に配置されている複数の画素32は、水平リセット線34および選択線35により、行単位で垂直走査回路33と接続されている。また、2次元アレイ状に配置されている複数の画素32は、垂直信号線36により、列単位で水平走査回路37と接続されている。
垂直走査回路33は、画素アレイ部31の画素32の各行を順次選択し、選択された行の選択線35に撮像信号を読み出させる読み出し信号を供給する。各行の画素32は、この読み出し信号に応じて、内部に蓄積された電荷に応じた撮像信号を、垂直信号線36に出力する。
また、垂直走査回路33は、各行の画素32の水平リセット線34に、その行の画素32が属する画素群に対応する短読み出し間隔または長読み出し間隔だけ、読み出し信号を供給するより前に、リセット信号を供給する。リセット信号は、画素32の内部に蓄積された電荷をリセットさせる信号である。各行の画素32は、リセット信号に応じて、内部に蓄積された電荷をリセットし、電荷の蓄積(露光)を開始する。
水平走査回路37は、1行分の画素32から短読み出し間隔で読み出され、垂直信号線36を介して供給される撮像信号を、順次、図4の画像生成部131、画素補間部132、および合成比率計算部133に供給する。また、水平走査回路37は、1行分の画素32から長読み出し間隔で読み出され、垂直信号線36を介して供給される撮像信号を、順次、図4のフレームメモリ12、画像生成部131、および合成比率計算部133に供給する。
(画素配列の例)
図5の画素アレイ部31に配置される画素32の配列の例を示す図である。
なお、図6において、正方形は画素を表し、その正方形の内部に付されたR,G,Bは、それぞれ、画素の有するカラーフィルタが赤色、緑色、青色であることを表す。また、画素を表す正方形の内部に付された1,2は、それぞれ、その画素の属する画素群が第1の画素群、第2の画素群であることを表す。さらに、図6では、画素アレイ部31に配置される画素32のうちの8×8個の画素32のみ図示している。これらのことは、後述する図24においても同様である。
図6の例では、画素32の配列がベイヤ配列となっている。また、図6に示すように、画素アレイ部31の画素32が属する画素群は、2行ごとに異なっている。具体的には、上から1行目および2行目の画素32が属する画素群は、第2の画素群であり、3行目および4行目の画素32が属する画素群は、第1の画素群である。また、5行目および6行目の画素32が属する画素群は、第2の画素群であり、7行目および8行目の画素32が属する画素群は、第1の画素群である。従って、図6の例では、各色に対して、第1の画素群に分類される画素32と第2の画素群に分類される画素32が存在する。
(画像生成部の第1の構成例)
図4の画像生成部131の第1の構成例を示すブロック図である。
図7に示す画像生成部131は、ゲイン乗算部51により構成される。画像生成部131には、垂直同期期間ごとに、図4のイメージセンサ11またはフレームメモリ12から長蓄画素の撮像信号が供給される。画像生成部131は、垂直同期期間ごとに、その長蓄画素の撮像信号を、長蓄画素の両読み出し間隔撮像信号として合成部134に供給する。
また、画像生成部131には、垂直同期期間ごとに、イメージセンサ11から短蓄画素の撮像信号が供給され、ゲイン乗算部51に入力される。ゲイン乗算部51は、入力された短蓄画素の撮像信号に対して、長蓄画素と短蓄画素の露光期間の比に対応するゲインを乗算する。ゲイン乗算部51は、ゲインが乗算された短蓄画素の撮像信号を、短蓄画素の両読み出し間隔撮像信号として図4の合成部134に供給する。
(画像生成部の第2の構成例)
図8は、図4の画像生成部131の第2の構成例を示すブロック図である。
図8に示す構成のうち、図7の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図8の画像生成部131の構成は、エッジ判定部71、平滑化部72、および合成部73が新たに設けられる点が図7の構成と異なる。図8の画像生成部131は、短蓄画素の撮像信号の平坦化領域を平滑化することにより、短蓄画素の両読み出し間隔撮像信号のSN比を改善する。
具体的には、画像生成部131のエッジ判定部71は、垂直同期期間ごとに、図4のイメージセンサ11またはフレームメモリ12から供給される長蓄画素の撮像信号と、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号とに基づいて、画面内のエッジ領域を検出する。エッジ判定部71は、そのエッジ領域を表すエッジ領域情報を合成部73に供給する。
平滑化部72は、ゲイン乗算部51によりゲインが乗算された短蓄画素の撮像信号を平滑化し、合成部73に供給する。
合成部73は、エッジ判定部71から供給されるエッジ領域情報に基づいて、ゲイン乗算部51によりゲインが乗算された短蓄画素の撮像信号から、エッジ領域の短蓄画素の撮像信号を抽出する。また、合成部73は、エッジ領域情報に基づいて、平滑化部72から供給される平滑化後の短蓄画素の撮像信号から、エッジ領域以外の領域の短蓄画素の撮像信号を抽出する。合成部73は、抽出されたエッジ領域の短蓄画素の撮像信号と、エッジ領域以外の領域の短蓄画素の撮像信号とを合成する。合成部73は、合成の結果得られる短蓄画素の撮像信号を、短蓄画素の両読み出し間隔撮像信号として図4の合成部134に供給する。
(画像生成部の第3の構成例)
図9は、図4の画像生成部131の第3の構成例を示すブロック図である。
図9に示す構成のうち、図7の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図9の画像生成部131の構成は、補間部91、補間部92、および合成部93が新たに設けられる点が図7の構成と異なる。図9の画像生成部131は、補間により全画素の短読み出し間隔の撮像信号と長読み出し間隔の撮像信号を生成し、それらをSN比が最大となる比率で合成することにより、両読み出し間隔撮像信号のSN比を改善する。
具体的には、画像生成部131の補間部91は、図4のイメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号に対して補間処理を行い、全画素の長読み出し間隔の撮像信号を生成する。補間部91は、生成された全画素の長読出し間隔の撮像信号を合成部93に供給する。
補間部92は、ゲイン乗算部51によりゲインが乗算された短蓄画素の撮像信号に対して補間処理を行い、全画素の短読み出し間隔の撮像信号を生成する。補間部92は、生成された全画素の短読み出し間隔の撮像信号を合成部93に供給する。
合成部93は、補間部91から供給される全画素の長読み出し間隔の撮像信号と、補間部92から供給される全画素の短読み出し間隔の撮像信号を、SN比が最大となる比率で合成する。短読み出し間隔の撮像信号の標準偏差をσSとし、長読み出し間隔の撮像信号の標準偏差をσLとしたとき、SN比が最大となる長読み出し間隔の撮像信号の比率はσS/(σS+σL)であり、短読み出し間隔の撮像信号の比率はσL/(σS+σL)である。合成部93は、合成の結果得られる全画素の撮像信号を、両読み出し間隔撮像信号として図4の合成部134に供給する。
(合成比率計算部の第1の構成例)
図10は、図4に示す合成比率計算部133の第1の構成例を示すブロック図である。
図10の合成比率計算部133は、プレフィルタ101、プレフィルタ102、差分絶対値演算部103、ノイズ推定部104、および閾値処理部105により構成される。
合成比率計算部133のプレフィルタ101は、垂直同期期間ごとに、図4のイメージセンサ11またはフレームメモリ12から供給される長蓄画素の撮像信号に対してフィルタ処理を行う。このフィルタ処理は、撮像信号の各画素の位置を基準位置に変更するとともに、撮像信号のノイズを抑制する処理である。プレフィルタ101は、フィルタ処理後の長蓄画素の撮像信号を差分絶対値演算部103とノイズ推定部104に供給する。
プレフィルタ102は、垂直同期期間ごとに、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号に対して、プレフィルタ101と同様のフィルタ処理を行う。プレフィルタ102は、フィルタ処理後の短蓄画素の撮像信号を差分絶対値演算部103に供給する。
差分絶対値演算部103は、プレフィルタ101から供給される長蓄画素の撮像信号と、プレフィルタ102から供給される短蓄画素の撮像信号の差分絶対値を、基準位置ごとに演算する。差分絶対値演算部103は、各基準位置の差分絶対値を閾値処理部105に供給する。
ノイズ推定部104は、プレフィルタ101から供給される長蓄画素の撮像信号に基づいて、長蓄画素の撮像信号の標準偏差σをノイズ量として推定し、閾値処理部105に供給する。
閾値処理部105は、ノイズ推定部104からノイズ量として供給される標準偏差σに基づいて、動被写体領域の判定に用いる閾値を決定する。例えば、閾値処理部105は、標準偏差σを第1の閾値に決定する。閾値処理部105は、差分絶対値演算部103から供給される各基準位置の差分絶対値と第1の閾値とを用いて、動被写体領域の判定を行う。
具体的には、閾値処理部105は、各基準位置の差分絶対値が第1の閾値より大きいかどうかを判定する。そして、閾値処理部105は、差分絶対値が第1の閾値より大きい場合、その差分絶対値に対応する基準位置が動被写体領域であると判定し、差分絶対値が第1の閾値より小さい場合、その差分絶対値に対応する基準位置が動被写体領域ではないと判定する。
即ち、閾値処理部105は、差分絶対値が第1の閾値より大きい場合、その差分絶対値がノイズによるものではなく、動きによるものであると判定する。一方、閾値処理部105は、差分絶対値が第1の閾値より大きくはない場合、その差分絶対値がノイズによるものであると判定する。
以上のように、閾値処理部105は、プレフィルタ101およびプレフィルタ102のフィルタ処理によってノイズが抑制された撮像信号を用いて動被写体領域を判定するため、判定精度が良い。
閾値処理部105は、動被写体領域の判定により動被写体領域であると判定された基準位置に対応する画素の合成比率を、短読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように設定する。また、閾値処理部105は、動被写体領域の判定により動被写体領域ではないと判定された基準位置に対応する画素の合成比率を、両読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように設定する。閾値処理部105は、設定された各画素の合成比率を図4の合成部134に供給する。
これにより、動きのない領域の動画の撮像信号では、ノイズの少ない長蓄画素の撮像信号の影響が大きくなり、動きのある領域の動画の撮像信号では、動きぼけの少ない短蓄画素の撮像信号の影響が大きくなる。その結果、撮像装置1は、ノイズや動きぼけの少ない高画質の動画の撮像信号を出力することができる。
(合成比率の説明)
図11は、図10の閾値処理部105により設定される合成比率のうちの両読み出し間隔撮像信号の比率の例を示す図である。
図11において、横軸は、図10の差分絶対値演算部103により演算される差分絶対値を表し、縦軸は、両読み出し間隔撮像信号の比率を表す。
図11に示すように、基準位置の差分絶対値が第1の閾値以下であり、その基準位置が動被写体領域ではないと判定される場合、閾値処理部105は、その基準位置に対応する画素の両読み出し間隔撮像信号の比率を、例えば最大値である1に設定する。このとき、短読み出し間隔撮像信号の比率は、0(=1−1)に設定される。
一方、基準位置の差分絶対値が第1の閾値より大きく、その基準位置が動被写体領域であると判定される場合、閾値処理部105は、例えば、標準偏差σの3倍の値を第2の閾値に設定する。
そして、閾値処理部105は、基準位置の差分絶対値が第1の閾値より大きく第2の閾値以下である場合、所定の関数にしたがって、その基準位置に対応する画素の両読み出し間隔撮像信号の比率を設定する。所定の関数とは、差分絶対値が第1の閾値である場合に1となり、第2の閾値である場合に0となる、差分絶対値に比例する関数である。このとき、短読み出し間隔撮像信号の比率は、1から両読み出し間隔撮像信号の比率を減算した値に設定される。
また、閾値処理部105は、基準位置の差分絶対値が第2の閾値より大きい場合、その基準位置に対応する画素の両読み出し間隔撮像信号の比率を、最小値である0に設定する。このとき、短読み出し間隔撮像信号の比率は1に設定される。
(合成比率計算部の第2の構成例)
図12は、図4の合成比率計算部133の第2の構成例を示すブロック図である。
図12に示す構成のうち、図10の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図12の合成比率計算部133の構成は、統計量計算部111が新たに設けられる点、および、閾値処理部105の代わりに閾値処理部112が設けられる点が図10の構成と異なる。図12の合成比率計算部133は、動被写体領域ではない領域であっても、画面内の被写体のテクスチャが込み入っている場合、短読み出し間隔撮像信号の比率を0より大きい値に設定する。
合成比率計算部133の統計量計算部111は、プレフィルタ101から出力されるフィルタ処理後の長蓄画素の撮像信号の分散値などの統計量を計算し、閾値処理部112に供給する。
閾値処理部112は、図10の閾値処理部105と同様に、ノイズ推定部104からノイズ量として供給される標準偏差σに基づいて、動被写体領域の判定に用いる第1の閾値を決定する。閾値処理部112は、閾値処理部105と同様に、差分絶対値演算部103から供給される各基準位置の差分絶対値と第1の閾値とを用いて、動被写体領域の判定を行う。
閾値処理部112は、閾値処理部105と同様に、動被写体領域の判定により動被写体領域であると判定された基準位置に対応する画素の合成比率を、短読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように第2の閾値を用いて設定する。
また、閾値処理部112は、統計量計算部111から供給される分散値に基づいて、画面内の被写体のテクスチャが込み入っているかどうかを判定する。閾値処理部112は、画面内の被写体のテクスチャが込み入っていると判定された場合、動被写体領域の判定により動被写体領域ではないと判定された基準位置に対応する画素の両読み出し間隔撮像信号の比率を、最大値より小さい値(例えば0.5)に設定する。このとき、短読み出し間隔撮像信号の比率は、0.5(=1−0.5)に設定される。
一方、画面内の被写体のテクスチャが込み入っていないと判定された場合、閾値処理部112は、動被写体領域の判定により動被写体領域ではないと判定された基準位置に対応する画素の短読み出し間隔撮像信号の比率を、最大値である1に設定する。このとき、短読み出し間隔撮像信号の比率は、0に設定される。
以上により、被写体のテクスチャが込み入っている画面の動きのない領域の動画の撮像信号は、長蓄画素の撮像信号と短蓄画素の撮像信号の両方の影響を受ける。その結果、撮像装置1は、動画の撮像信号の画質を向上させることができる。
<<3.動作例>>
以上、図3〜12を参照しながら本実施形態に係る撮像装置1、および撮像装置1が備える各部の構成例について説明した。続いて、以下では、図13を参照して本実施形態に係る動作例として、本実施形態に係る撮像装置1の処理を説明する。
図13は、本実施形態に係る撮像装置1の処理を説明するためのフローチャート図である。図13に示す処理は、例えば垂直同期期間ごとに繰り返し行われる。
図13のステップS102において、撮像装置1のイメージセンサ11は、短蓄画素の撮像信号を読み出し、画像生成部131、画素補間部132、および合成比率計算部133に供給する。そして、イメージセンサ11は、短蓄画素として撮像信号が読み出された画素32に蓄積された電荷をリセットし、画素32に再び露光を開始させる。
ステップS104において、イメージセンサ11は、撮像制御部14により設定されるフレームレートに応じて、長蓄画素の撮像信号を読み出すか否かを判定する。例えば、イメージセンサ11は、長読み出し間隔が垂直同期期間の2倍である場合、連続する2回の垂直同期期間のうちの最初の垂直同期期間時には、長蓄画素の撮像信号を読み出さないと判定し、最後の垂直同期期間時には、長蓄画素の撮像信号を読み出すと判定する。
ステップS104で長蓄画素の撮像信号を読み出すと判定された場合、ステップS106において、イメージセンサ11は、長蓄画素の撮像信号を読み出し、フレームメモリ12、画像生成部131、および合成比率計算部133に供給する。そして、イメージセンサ11は、長蓄画素として撮像信号が読み出された画素32に蓄積された電荷をリセットし、画素32に再び露光を開始させる。
ステップS108において、フレームメモリ12は、イメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号を保持し、処理をステップS112に進める
一方、ステップS104で長蓄画素の撮像信号を読み出さないと判定された場合、ステップS110において、画像生成部131と合成比率計算部133は、フレームメモリ12に保持されている長蓄画素の撮像信号を読み出し、処理をステップS112に進める。
ステップS112において、画像生成部131は、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号と、イメージセンサ11またはフレームメモリ12から供給される長蓄画素の撮像信号とを用いて、両読み出し間隔撮像信号を生成し、合成部134に供給する。
ステップS114において、画素補間部132は、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号を補間して短読み出し間隔撮像信号を生成し、合成部134に供給する。
ステップS116において、合成比率計算部133は、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号と、イメージセンサ11またはフレームメモリ12から供給される長蓄画素の撮像信号とに基づいて、両読み出し間隔撮像信号と短読み出し間隔撮像信号の合成比率を計算する。合成比率計算部133は、計算された合成比率を合成部134に供給する。
ステップS118において、合成部134は、合成比率計算部133から供給される合成比率に基づいて、画像生成部131から供給される両読み出し間隔撮像信号と画素補間部132から供給される短読み出し間隔撮像信号とを合成する。ステップS120において、合成部134は、合成の結果得られる撮像信号を動画の撮像信号として出力する。
ステップS122において、画素値レベル評価部141は、イメージセンサ11から供給される撮像信号に基づいて得られる画素値レベルを評価する。画素値レベル評価部は、例えば目標とする目標画素値レベルと現在の画素値レベルの比を、評価結果として露光期間・アナログゲイン制御部142に出力する。
ステップS124において、露光期間・アナログゲイン制御部142とフレームレート制御部143は、露光パラメタ(露光期間、アナログゲイン、およびフレームレート)を特定(設定)し、処理を終了する。設定された露光パラメタは、次の処理におけるステップS104等において用いられてもよい。
以上のように、撮像装置1は、短蓄画素と長蓄画素を有するイメージセンサ11と、長蓄画素の撮像信号を保持するフレームメモリ12、画像処理を行う画像処理部13、および撮像を制御する撮像制御部14を備える。従って、撮像装置1は、照度が低い暗所では、垂直同期期間より大きい読出し間隔により読出しを行い、垂直同期期間より大きい露光期間で動画撮影を行うことができる。よって、暗所における動画のSN比を向上させることができる。
<<4.変形例>>
以上、本開示の一実施形態を説明した。以下では、本実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<4−1.変形例1>
上記実施形態の図2では、画素群B(第2の画素群、長畜画素、または画素群112B)のフレームレートは、画素群Bの撮像信号の読出し間隔が垂直同期期間の自然数倍となるように非連続的に設定される例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、画素群Bのフレームレートは、照度に応じて連続的に変化するように設定されてもよく、以下ではそのような露光制御例を変形例1として説明する。
図14は、本技術において、画素群Bのフレームレートが照度に応じて連続的に変化するように設定される場合の露光制御例を示す説明図である。図2のグラフG21〜G24と同様に、図14のグラフG31〜G34において、横軸は照度を示している。なお、図14における照度L21〜照度L25は、それぞれ図2における照度L21〜照度L25と対応している。また、図2に示したグラフG21〜G24と同様に、グラフG31の縦軸はフレームレートを、グラフG32の縦軸はアナログゲインを、グラフG33の縦軸は露光期間を、グラフG34の縦軸は画像輝度レベルを示している。
本変形例に係る撮像装置は、画素群Aについては、図2を参照して説明した露光制御例と同様に露光制御を行ってもよい。また、図14のグラフG32は、図2のグラフG22と同様であり、本変形例に係る撮像装置は、図2のグラフG22を参照して説明したようにアナログゲインの設定を行ってもよい。
本変形例にかかる撮像装置は、グラフG31に示すように、画素群Bのフレームレートを、照度に応じて連続的に変化するように設定してもよい。例えば、本変形例にかかる撮像装置は、グラフG31に示すように、照度が照度L34〜照度L35の範囲において、線形に変化するように、画素群Bのフレームレートを設定してもよい。係る構成により、図2を参照して説明した露光制御例と比較して、画素群Bのフレームレートの低下が抑えられ、画素群Bに基づく画像の動きぶれが低減され、当該画像を用いて合成される画像の動きぶれも低減される。
また、グラフG33に示すように、グラフG31に示したように画素群Bのフレームレートが設定され場合であっても、画素群Bの露光期間は図2に示したグラフG23の場合と同様に設定され得る。その結果、グラフG34に示すように、画素群Aに基づく画像と、画素群Bに基づく画像を合成して得られる画像は、図2に示したグラフG24の場合と同様の画像輝度レベルを得ることが可能となる。従って、本変形例によれば、照度の低い暗所における動画の動きぶれを低減しつつ、SN比をより向上させることが可能である。
なお、本変形例のように画素群Bのフレームレートが照度に応じて連続的に変化するように設定される場合、長読出し間隔が垂直同期期間の自然数倍にならない場合がある。そこで、例えば本変形例に係る撮像装置は、図13を参照して説明したステップS104において、画素群B(長畜画素)の撮像信号を読み出すか否かを判定するため、垂直同期期間の情報によらずに長読出し間隔を制御する機能を有する。例えば、図3を参照して説明した撮像制御部14が、長読出し間隔を制御する機能を有してもよい。
<4−2.変形例2>
上記実施形態では、図4に示した画像処理部13の構成例について説明したが、本開示に係る撮像装置が備える画像処理部の構成は図4に示した構成例に限定されない。以下では、画像処理部の他の構成例を備える本開示に係る撮像装置の例を幾つか説明する。
(画像処理部の他の構成例1)
図15は画像処理部の他の構成例を備える撮像装置2のブロック図である。図15に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図15の撮像装置2の構成は、画像処理部21に動き補償部135が新たに設けられる点が、図4の撮像装置2の構成と異なる。撮像装置2は、フレームメモリ12から読み出された長蓄画素の撮像信号の空間位相ずれを補償する動き補償を行う。
具体的には、撮像装置2の動き補償部135には、フレームメモリ12から読み出された長蓄画素の撮像信号が供給される。動き補償部135は、図示せぬジャイロセンサなどにより計測された露光時刻のイメージセンサ11の動きを表す信号に基づいて、長蓄画素の撮像信号の動き補償を行う。
より詳細には、動き補償部135は、長蓄画素の撮像信号におけるぶれ量を推定する。動き補償部135は、推定されたぶれ量を補正するように、フレームメモリ12から供給される長蓄画素の撮像信号に対して、並進、回転、アフィン変換、射影変換などの変換を行う。これにより、フレームメモリ12から供給される長蓄画素の撮像信号の空間位相は、その撮像信号が読み出されるときの実際の空間位相に変更される。動き補償部135は、動き補償後の長蓄画素の撮像信号を画像生成部131と合成比率計算部133に供給する。
撮像装置2が行う処理は、ステップS110とステップS112の間で、動き補償部135による動き補償が行われる点を除いて、図13を参照して説明した撮像装置1の処理と同様であるので、説明は省略する。
なお、動き補償部135は、ジャイロセンサなどにより計測されたイメージセンサ11の動きを表す信号ではなく、過去の複数フレームの長蓄画素の撮像信号に基づいて検出された動きベクトルを用いて空間位相ずれを補償するようにしてもよい。
(画像処理部の他の構成例2)
図16は画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置3のブロック図である。図16に示す構成のうち、図15の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図16の撮像装置3の構成は、画像処理部22に動きぼけ補正部136が新たに設けられる点が、図15の撮像装置2の構成と異なる。撮像装置2は、短蓄画素と長蓄画素の撮像信号のイメージセンサ11の動きによる動きぼけを補正する。
具体的には、撮像装置3の動きぼけ補正部136は、図示せぬジャイロセンサなどにより計測された露光時刻のイメージセンサ11の動きを表す信号に基づいて、動きぼけPSF(Point spread function)を推定する。動きぼけ補正部136は、動きぼけPSFを用いて、イメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号および短蓄画素の撮像信号、並びに、動き補償部135から供給される長蓄画素の撮像信号に対して動きぼけ補正を行う。動きぼけ補正の方法としては、動きぼけカーネルの逆変換を重畳する方法、ぼけ方向に応じたHPF(High Pass Filter)をかける方法などがある。
動きぼけ補正部136は、動きぼけ補正後の長蓄画素の撮像信号を画像生成部131と合成比率計算部133に供給する。また、動きぼけ補正部136は、動きぼけ補正後の短蓄画素の撮像信号を画像生成部131、画素補間部132、および合成比率計算部133に供給する。
撮像装置2の処理は、ステップS108およびステップS110と、ステップS112との間で、動きぼけ補正部136による動きぼけの補正が行われる点を除いて、図13を参照して説明した撮像装置1の処理と同様であるので、説明は省略する。
(画像処理部の他の構成例3)
図17は画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置4のブロック図である。
図17に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図17の撮像装置4の構成は、画像処理部23にノイズ低減部137が新たに設けられる点が、図4の撮像装置1の構成と異なる。撮像装置4は、長蓄画素と短蓄画素の撮像信号に対して、それぞれ異なる強度でノイズ低減を行う。
具体的には、撮像装置4のノイズ低減部137は、イメージセンサ11またはフレームメモリ12から供給される長蓄画素と短蓄画素の撮像信号のそれぞれに対して、LPF(Low Pass Filter)または非線形平滑化手法を用いて、異なる強度でノイズ低減を行う。長蓄画素と短蓄画素の撮像信号に対するノイズ低減の強度の差異は、長蓄画素と短蓄画素における露光長の差異、ゲイン乗算部51で乗算されるゲインの差異等に基づいて決定される。これにより、長蓄画素と短蓄画素における露光長の差異およびゲイン乗算部51で乗算されるゲインの差異により生じるノイズ強度の差異を補償することができる。
ノイズ低減部137は、ノイズ低減後の長蓄画素の撮像信号をフレームメモリ12に供給して保持させるとともに、画像生成部131と合成比率計算部133に供給する。また、ノイズ低減部137は、ノイズ低減後の短蓄画素の撮像信号を画像生成部131、画素補間部132、および合成比率計算部133に供給する。
撮像装置4の処理は、以下の点を除いて、図13の処理と同様である。即ち、撮像装置4の処理は、ステップS102とステップS104の間でノイズ低減部137により短蓄画素の撮像信号に対してノイズ低減が行われる点が、図13の処理と異なっている。また、撮像装置4の処理は、ステップS106とS108の間およびステップS110とS112の間で、ノイズ低減部137により長蓄画素の撮像信号のノイズ低減が行われる点が、図13の処理と異なっている。
なお、ノイズ低減部137は、長蓄画素と短蓄画素の両方の撮像信号に対して同一の強度でノイズ低減を行うようにしてもよい。
(画像処理部の他の構成例4)
図18は画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置5のブロック図である。
図18に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図18に示す撮像装置5の構成は、画像処理部24にノイズ低減部138とノイズ低減部139が新たに設けられる点が、図4の撮像装置1の構成と異なる。撮像装置5は、両読み出し間隔撮像信号と短読み出し間隔撮像信号に対してノイズ低減を行う。
具体的には、撮像装置5のノイズ低減部138は、合成比率計算部133により計算された合成比率、長蓄画素と短蓄画素における露光長の差異、ゲイン乗算部51で乗算されるゲインの差異等に基づいて、ノイズ低減の強度を決定する。
即ち、両読み出し間隔撮像信号と短蓄撮像信号が合成される場合、両方の周波数特性を一致させた方が、合成結果の画質が向上する場合がある。従って、ノイズ低減部138は、例えば、両読み出し間隔撮像信号の合成比率が0または1である場合、即ち合成が行われない場合、ノイズ低減の強度を強くし、両読み出し間隔撮像信号の合成比率が0より大きく1未満である場合、ノイズ低減の強度を弱くする。
ノイズ低減部138(両読み出し間隔ノイズ低減部)は、画像生成部131により生成された両読み出し間隔撮像信号に対して、LPFまたは非線形平滑化手法を用いて、決定された強度でノイズ低減を行う。ノイズ低減部138は、ノイズ低減後の両読み出し間隔撮像信号を合成部134に供給する。
ノイズ低減部139は、合成比率計算部133により計算された合成比率、長蓄画素と短蓄画素における露光長の差異、ゲイン乗算部51で乗算されるゲインの差異等に基づいて、ノイズ低減部138と同様にノイズ低減の強度を決定する。ノイズ低減部139(短読み出し間隔ノイズ低減部)は、画素補間部132により生成された短読み出し間隔撮像信号に対して、LPFまたは非線形平滑化手法を用いて、決定された強度でノイズ低減を行う。ノイズ低減部139は、ノイズ低減後の短読み出し間隔撮像信号を合成部134に供給する。
以上のように、ノイズ低減部138とノイズ低減部139は、合成比率、長蓄画素と短蓄画素における露光長の差異、ゲイン乗算部51で乗算されるゲインの差異等に基づいてノイズ低減の強度を決定する。従って、ノイズ低減部138とノイズ低減部139は、合成比率、長蓄画素と短蓄画素における露光長の差異、ゲイン乗算部51で乗算されるゲインの差異により生じるノイズ強度の差異を補償することができる。
撮像装置5の処理は、ステップS118とステップS120の間で、ノイズ低減部138とノイズ低減部139によるノイズ低減が行われる点を除いて、図13の処理と同様であるので、説明は省略する。
なお、ノイズ低減部138とノイズ低減部139は、合成比率によらず、複数のノイズ強度でノイズ低減を行い、合成部134が、合成比率に対応するノイズ強度のノイズ低減が行われた撮像信号を選択して合成するようにしてもよい。
また、撮像装置5は、ノイズ低減部137を備えるようにしてもよい。また、ノイズ低減部138とノイズ低減部139は、同一の強度でノイズ低減を行うようにしてもよい。
(画像処理部の他の構成例5)
図19は画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置6のブロック図である。
図19に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図19の撮像装置6の構成は、フレームメモリ12、および画像処理部13の合成比率計算部133の代わりに、フレームメモリ211、および画像処理部25の合成比率計算部212が設けられる点が、図4の撮像装置1の構成と異なる。撮像装置6は、合成対象の両読み出し間隔撮像信号と短読み出し間隔撮像信号の生成に用いられる長蓄画素および短蓄画素の撮像信号だけでなく、その撮像信号より前の時刻の撮像信号も用いて、合成比率を計算する。
具体的には、撮像装置6のフレームメモリ211は、イメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号を、画素群ごとに2画面分だけ保持する。
合成比率計算部212は、垂直同期期間ごとに、フレームメモリ211に保持されている、合成対象の両読み出し間隔撮像信号の生成に用いられる長蓄画素の撮像信号の直前の、同一の長蓄画素の撮像信号(以下、過去の長蓄画素の撮像信号という)を読み出す。
また、イメージセンサ11から長蓄画素の撮像信号が供給されない場合、合成比率計算部212は、フレームメモリ211から、合成対象の両読み出し間隔撮像信号の生成に用いられる、直前に長読み出し間隔で同一の長蓄画素から読み出された撮像信号を読み出す。
合成比率計算部212は、垂直同期期間ごとに、過去の長蓄画素の撮像信号、イメージセンサ11またはフレームメモリ211から供給される長蓄画素の撮像信号、および、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号に基づいて、両読み出し間隔撮像信号と短読み出し間隔撮像信号の合成比率を計算する。合成比率計算部212は、計算された合成比率を合成部134に供給する。
(合成比率計算部の構成例)
図20は、図19の合成比率計算部212の構成例を示すブロック図である。
図20の合成比率計算部212は、LPF(Low Pass Filter)231および232、差分絶対値演算部233、LPF234および235、差分絶対値演算部236、ノイズ推定部237、閾値処理部238および239、並びに選択部240により構成される。
合成比率計算部212のLPF231は、図19のフレームメモリ211から読み出された過去の長蓄画素の撮像信号に対してノイズ低減を行い、差分絶対値演算部233に供給する。
LPF232は、イメージセンサ11またはフレームメモリ211から供給される、合成対象の両読み出し間隔撮像信号の生成に用いられる長蓄画素の撮像信号に対してノイズ低減を行い、差分絶対値演算部233に供給する。
差分絶対値演算部233は、長蓄画素ごとに、LPF231から供給される長蓄画素の撮像信号と、LPF232から供給される過去の長蓄画素の撮像信号の差分絶対値を演算し、閾値処理部238に供給する。
LPF234は、イメージセンサ11またはフレームメモリ211から供給される、合成対象の両読み出し間隔撮像信号の生成に用いられる長蓄画素の撮像信号に対して、LPF231やLPF232に比べて強い強度でノイズ低減を行うとともに、各長蓄画素の位置を基準位置に変更する。LPF234は、その結果得られる、LPF232から出力される長蓄画素の撮像信号の帯域よりも低域の長蓄画素の撮像信号を、差分絶対値演算部236とノイズ推定部237に供給する。
LPF235は、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号に対して、LPF231やLPF232に比べて強い強度でノイズ低減を行うとともに、各短蓄画素の位置を基準位置に変更する。LPF235は、その結果得られる、LPF232から出力される長蓄画素の撮像信号の帯域よりも低域の短蓄画素の撮像信号を、差分絶対値演算部236に供給する。
差分絶対値演算部236は、基準位置ごとにLPF234から供給される長蓄画素の撮像信号と、LPF235から供給される短蓄画素の撮像信号の差分絶対値を演算し、閾値処理部239に供給する。
ノイズ推定部237は、LPF234から供給される長蓄画素の撮像信号に基づいて、長蓄画素の撮像信号の標準偏差σをノイズ量として推定し、閾値処理部238と閾値処理部239に供給する。
閾値処理部238は、ノイズ推定部237からノイズ量として供給される標準偏差σに基づいて、例えば、標準偏差σを、動被写体領域の判定に用いる第1の閾値に決定する。閾値処理部238は、差分絶対値演算部233から供給される各長蓄画素の差分絶対値と第1の閾値とを用いて、動被写体領域の判定を行う。
具体的には、閾値処理部238は、各長蓄画素の差分絶対値が第1の閾値より大きいかどうかを判定する。そして、閾値処理部238は、差分絶対値が第1の閾値より大きい場合、その差分絶対値に対応する長蓄画素が動被写体領域であると判定し、差分絶対値が第1の閾値より小さい場合、その差分絶対値に対応する長蓄画素が動被写体領域ではないと判定する。
閾値処理部238は、動被写体領域の判定により動被写体領域であると判定された長蓄画素に対応する画素の合成比率を、短読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように設定する。また、閾値処理部238は、動被写体領域の判定により動被写体領域ではないと判定された長蓄画素に対応する画素の合成比率を、両読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように設定する。閾値処理部238は、設定された各画素の合成比率を選択部240に供給する。
閾値処理部239は、閾値処理部238と同様に、ノイズ推定部237からノイズ量として供給される標準偏差σに基づいて、動被写体領域の判定に用いる第1の閾値を決定する。閾値処理部239は、差分絶対値演算部236から供給される各基準位置の差分絶対値と第1の閾値とを用いて、閾値処理部238と同様に、動被写体領域の判定を行う。
閾値処理部238は、動被写体領域の判定により動被写体領域であると判定された基準位置に対応する画素の合成比率を、短読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように設定する。また、閾値処理部239は、動被写体領域の判定により動被写体領域ではないと判定された基準位置に対応する画素の合成比率を、両読み出し間隔撮像信号の比率が大きくなるように設定する。閾値処理部239は、設定された各画素の合成比率を選択部240に供給する。
選択部240は、閾値処理部238から供給される合成比率と、閾値処理部239から供給される合成比率のうちの時間変化が小さい方の合成比率を選択する。これにより、合成比率を安定させることができる。選択部240は、選択された合成比率を図19の合成部134に供給する。
以上のように、合成比率計算部212は、同一の長蓄画素の撮像信号どうしに基づいて動被写体領域を判定する。従って、長蓄画素と短蓄画素の位置ずれを補償することにより、動被写体領域の判定精度が低下することを防止することができる。
即ち、長蓄画素と短蓄画素の画素アレイ部31上の位置は異なっている。従って、長蓄画素の撮像信号と短蓄画素の撮像信号の差分絶対値を求める際、各画素の位置が基準位置に変更されるが、これにより、静被写体領域であってもエッジ付近の領域では差分絶対値が大きくなり、動被写体領域と判定されることがある。これに対して、合成比率計算部212は、同一の長蓄画素の撮像信号どうしの差分絶対値を求めるため、撮像信号の画素位置を変更する必要がなく、高精度で動被写体判定を行うことができる。
また、短蓄画素の撮像信号に比べて長蓄画素の撮像信号のノイズ量は少ないため、長蓄画素の撮像信号のみに基づいて動被写体領域を判定することにより、判定精度を高めることができる。
図19の撮像装置6の処理は、ステップS114とS116の間で、過去の長蓄画素の撮像信号が読み出される点、および、ステップS116で過去の長蓄画素の撮像信号も合成比率の計算に用いる点を除いて、図13の処理と同様である。従って、説明は省略する。
(画像処理部の他の構成例6)
図21は画像処理部のさらに他の構成例を備える撮像装置7のブロック図である。
図21に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図21の撮像装置7の構成は、フレームメモリ12、および画像処理部13の合成比率計算部133の代わりに、フレームメモリ261、および画像処理部26の合成比率計算部262が設けられる点が、図4の撮像装置1の構成と異なる。撮像装置7は、長蓄画素の撮像信号どうしに基づいて決定された合成比率(以下、長蓄合成比率という)をフレームメモリ261に保持し、長蓄画素の撮像信号がイメージセンサ11から読み出されないときの合成比率の選択に用いる。
具体的には、画像処理装置260のフレームメモリ261は、イメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号を、画素群ごとに2画面分だけ保持する。また、フレームメモリ261は、合成比率計算部262から供給される長蓄合成比率を画素群ごとに1画面分だけ保持する。
合成比率計算部262は、長読み出し間隔ごとに、イメージセンサ11から長蓄画素の撮像信号が供給されたとき、フレームメモリ12に保持されている過去の長蓄画素の撮像信号を読み出す。そして、合成比率計算部262は、フレームメモリ12から読み出された過去の長蓄画素の撮像信号と、イメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号とに基づいて、長蓄合成比率を計算する。合成比率計算部262は、計算された長蓄合成比率をフレームメモリ261に供給し、保持させる。
一方、合成比率計算部262は、長読み出し間隔ごとに、イメージセンサ11から長蓄画素の撮像信号が供給されないとき、フレームメモリ12に保持されている、その長蓄画素のグループの長蓄合成比率を読み出す。
また、合成比率計算部262は、垂直同期期間ごとに、イメージセンサ11から供給される長蓄画素の撮像信号と短蓄画素の撮像信号に基づいて、合成比率(以下、両画素合成比率という)を計算する。合成比率計算部262は、垂直同期期間ごとに、計算された長蓄合成比率または読み出された長蓄合成比率と、両画素合成比率のうちの、時間変化が小さい方を選択する。合成比率計算部262は、選択された合成比率を合成部134に供給する。
以上のように、撮像装置7は、イメージセンサ11から長蓄画素の撮像信号が読み出されない場合、長蓄合成比率を計算せず、その長蓄画素が属する画素群の前回計算された長蓄合成比率をフレームメモリ261から読み出して用いる。
即ち、イメージセンサ11から長蓄画素の撮像信号が読み出されない場合、長蓄合成比率の計算に用いられる長蓄画素の撮像信号は、その長蓄画素のグループの長蓄合成比率の前回の計算に用いられた長蓄画素の撮像信号である。従って、撮像装置7は、前回計算された長蓄合成比率を用いて、合成比率の選択を行う。これにより、撮像装置7は、同一の長蓄画素の撮像信号に基づいて長蓄合成比率を再度計算せずに済むため、計算コストを削減することができる。また、イメージセンサ11から長蓄画素の撮像信号が読み出されない場合、長蓄合成比率の計算のために過去の長蓄画素の撮像信号をフレームメモリ261から読み出す必要がないので、フレームメモリ261の帯域を抑制することができる。
(撮像装置の処理)
図22は、図21の撮像装置7の処理を説明するフローチャート図である。図22に示す処理は、例えば垂直同期期間ごとに繰り返し行われる。
図22のステップS202〜S212の処理は、図13のステップS102〜S108,S112,およびS114の処理と同様であるので、説明は省略する。
ステップS214において、撮像装置7の合成比率計算部262は、フレームメモリ261から過去の長蓄画素の撮像信号を読み出す。
ステップS216において、合成比率計算部262は、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号および長蓄画素の撮像信号、並びに、フレームメモリ261から読み出された過去の長蓄画素の撮像信号に基づいて、両画素合成比率と長蓄合成比率を計算する。合成比率計算部262は、計算された長蓄合成比率をフレームメモリ261に供給し、保持させる。そして、処理はステップS228に進む。
一方、ステップS204で長蓄画素の撮像信号を読み出さないと判定された場合、処理はステップS218に進む。ステップS218〜S222の処理は、図13のステップS110〜乃至S114の処理と同様であるので、説明は省略する。
ステップS224において、合成比率計算部262は、フレームメモリ261から長蓄画素の撮像信号を読み出し、その長蓄画素の撮像信号と、イメージセンサ11から供給される短蓄画素の撮像信号とに基づいて、両画素合成比率を計算する。
ステップS226において、合成比率計算部262は、ステップS224でフレームメモリ261から読み出された撮像信号に対応する画素群の前回計算された長蓄合成比率を、フレームメモリ261から読み出す。そして、処理はステップS228に進む。
ステップS228において、合成比率計算部262は、両画素合成比率と長蓄合成比率のうちの時間変化の小さい方を選択し、合成部134に供給する。
ステップS230〜S236は、図13のステップS118〜S124の処理と同様であるので、説明は省略する。
<4−3.変形例3>
上記実施形態では、図5,6に示したイメージセンサ11の例について説明したが、本開示に係る撮像装置が備えるイメージセンサは図5,6に示した例に限定されない。以下では、本開示に係る撮像装置が備えるイメージセンサの他の例について説明する。
(イメージセンサの他の構成例)
図23は、本開示に係るイメージセンサの他の構成例を示すブロック図である。図23に示す構成のうち、図5の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図23のイメージセンサ280の構成は、水平リセット線34の代わりに水平リセット線281および282が設けられる点が、図5のイメージセンサ11の構成と異なる。イメージセンサ280では、同一の行で画素32が属する画素群が異なっている。
具体的には、イメージセンサ280の水平リセット線281および282は、画素32の行単位で設けられる。各行の隣接する画素32どうしの一方には、その行の水平リセット線281が接続され、他方には、水平リセット線282が接続される。また、各列の隣接する画素32どうしの一方には、その画素32の行の水平リセット線281が接続され、他方には、その画素32の行の水平リセット線282が接続される。
各行の水平リセット線281および282には、それぞれ、異なるタイミングで垂直走査回路33からリセット信号が供給される。具体的には、各行の水平リセット線281と水平リセット線282の一方には、その行の選択線35に読み出し信号が供給されるより短読み出し間隔だけ前にリセット信号が供給される。また、他方には、その行の選択線35に読み出し信号が供給されるより長読み出し間隔だけ前にリセット信号が供給される。
(画素配列の例)
図24は、図23の画素アレイ部31に配置される画素32の配列の例を示す図である。
図24に示すように、図23の画素32が属する画素群は、同一の行で異なっている。例えば、図24のAに示すように、画素32の配列がベイヤ配列である場合、水平方向と垂直方向に並ぶ、赤色の画素32どうしおよび青色の画素32どうしの属する画素群が異なり、各行の緑色の画素32の属する画素群が同一であるようにされる。
また、図24のBに示すように、画素32の配列が、4×4画素ごとに同一の色の画素32となる配列である場合、または、図24のCに示すように、4×4画素のうちの左下の画素32の色が赤色または青色であり、残りの3つの画素32の色が緑色である配列である場合、水平方向および垂直方向に隣接する画素32どうしの属する画素群が異なるようにされる。
<4−4.変形例4>
上記実施形態では、読出し間隔が異なるように制御される第1の画素群と、第2の画素群とが、同一のイメージセンサに配置される例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、第1の画素群と、第2の画素群とは、互いに異なるイメージセンサに配置される画素群であってもよく、また互いに異なる撮像装置が有する画素群であってもよい。以下では、変形例4として、第1の画素群と、第2の画素群とが、互いに異なる撮像装置が有する画素群である場合の撮像システムの例について説明する。
図25は、本変形例に係る撮像システムの構成例を示す説明図である。本変形例に係る撮像システムは、撮像装置40A,40Bと、撮像制御装置60と、を備える。
撮像装置40A、および撮像装置40Bは、例えば、同一、または略同一の撮像範囲(視野範囲)を撮像するように配置されてもよい。例えば、撮像装置40Aが有する画素群が、上記実施形態で説明した第1の画素群(画素群A、画素群112A)に対応し、撮像装置40Bが有する画素群が、上記実施形態で説明した第2の画素群(画素群B、画素群112B)に対応する。
撮像制御装置60は、図25に示すように、フレームメモリ12、画像処理部63、撮像制御部64を備える情報処理装置である。撮像制御装置60が備えるフレームメモリ12は、図3を参照して説明したフレームメモリ12と同様であるため、説明を省略する。
画像処理部63は、図4を参照して説明した画像処理部13の機能に加え、例えば撮像装置40Aの撮像により得られる画像と、撮像装置40Bの撮像により得られる画像との間で、画素の対応を特定する処理を行う機能を有してもよい。画素の対応を特定する処理は、例えばステレオマッチング処理が用いられてもよい。係る構成により、画像処理部63による合成の精度が向上する。なお、係る場合、画像処理部63は画素の対応に基づいて、被写体の距離情報を特定してもよく、動画の撮像信号と共に特定した距離情報を出力してもよい。
撮像制御部64は、撮像装置40A、および撮像装置40Bが有する画素群に係る露光パラメタ(露光期間、アナログゲイン、およびフレームレート)を設定し、撮像を制御する。撮像制御部64が露光パラメタを設定するために有する画素値レベル評価部141、露光期間・アナログゲイン制御部142、フレームレート制御部143の構成は、図3を参照して説明した撮像制御部14が有する各部の構成と同様であるため、説明を省略する。
係る構成により、撮像装置40A、40Bの有する画素群の露光制御は、図2、または図14を参照して説明した露光制御と同様に行われ、暗所における動画(画像処理部63により出力される動画)のSN比を向上させることが可能である。
<<5.ハードウェア構成例>>
(半導体基板に形成する場合の構成例)
図26は、上述した撮像装置を半導体基板(チップ)に形成した場合の半導体基板の構成を示す図である。
図26のAおよび図26のBに示すように、上記実施形態、および変形例1〜3における撮像装置のイメージセンサ11(280)以外の構成は、例えば、回路381により実現される。この回路381は、例えば、図26のAに示すように、イメージセンサ11(280)と同一の半導体基板382に形成される。または、図26のBに示すように、積層される半導体基板383と半導体基板384のうちの、イメージセンサ11(280)が形成されない半導体基板384に形成される。
また、図26のCに示すように、上記実施形態、および変形例1〜3における撮像装置のイメージセンサ11(280)以外の構成は、例えば、イメージセンサ11(280)が形成される半導体基板383の後段のDSP(Digital Signal Processing)386により実現することもできる。
また、図26のDおよび図26のEに示すように、上記実施形態、および変形例1〜3における撮像装置のイメージセンサ11(280)以外の構成は、例えば、回路388とDSP389により実現することもできる。この場合、図26のDに示すように、回路388は、イメージセンサ11(280)と同一の半導体基板387に形成され、DSP389は、半導体基板387の後段に設けられる。または、図26のEに示すように、回路388は、積層される半導体基板383と半導体基板390のうちの、イメージセンサ11(280)が形成されない半導体基板390に形成され、DSP389は、積層される半導体基板387と半導体基板390の後段に設けられる。
(撮像制御装置の構成例)
図27は、上記変形例4における撮像制御装置60のハードウェア構成の一例を示す説明図である。本開示にかかる露光制御処理、および画像処理等の情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明する撮像制御装置60のハードウェアとの協働により実現されてもよい。
図27に示したように、撮像制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)601と、ROM(Read Only Memory)602と、RAM(Random Access Memory)603と、入力装置604と、出力装置605と、ストレージ装置606とを備える。
CPU601は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って撮像制御装置60内の動作全般を制御する。また、CPU601は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM602は、CPU601が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM603は、CPU601の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバスにより相互に接続されている。主に、CPU601、ROM602およびRAM603とソフトウェアとの協働により、画像処理部63、撮像制御部64の機能が実現される。
入力装置604は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU601に出力する入力制御回路等から構成されている。撮像制御装置60のユーザは、該入力装置604を操作することにより、撮像制御装置60に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置605は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置、シースルーディスプレイ、およびランプ等の表示装置を含む。さらに、出力装置605は、スピーカおよびヘッドホン等の音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像等を表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置606は、データ格納用の装置である。ストレージ装置606は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置606は、CPU601が実行するプログラムや各種データを格納する。
<<6.むすび>>
以上、説明したように、本開示の実施形態によれば、暗所における動画のSN比をより向上させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、一方の画素群の読出し間隔は、他方の画素群の読出し間隔より大きく、当該一方の画素群の露光期間は、当該他方の画素群の露光期間より大きく設定される場合を例に、構成例と処理を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、図2において、照度が照度L24より大きい場合のように、2つの画素群の読出し間隔と露光期間がそれぞれ同一に設定される場合であっても、画像処理部は、一方を短蓄画素、他方を長蓄画素として上述した処理を行ってもよい。また、画像処理部は、入力された撮像信号が、2つの画素群の読出し間隔と露光期間がそれぞれ同一に設定されて読み出された撮像信号であることを検出して、入力される撮像信号をそのまま動画の撮像信号として出力してもよい。
また、上記実施形態では、一方の画素群の読出し間隔は垂直同期期間である例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、両方の画素群の読出し間隔がそれぞれ照度に応じて変化するように、撮像制御部によって制御されてもよい。また、読出し間隔が垂直同期期間である画素群と、読出し間隔が照度に応じて変化する画素群と、が時刻に応じて、入れ替わってもよい。
また、上記実施形態では、画素が2つの画素群に分類される例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、画素は3つ以上の画素群に分類され、当該3つ以上の画素群の露光パラメタが、それぞれ撮像制御部によって設定されてもよい。
また、上記実施形態における各ステップは、必ずしもフローチャート図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、フローチャート図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部を備え、
前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像制御装置。
(2)
前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔よりも大きくなるように制御する、前記(1)に記載の撮像制御装置。
(3)
前記第1の画素群の撮像信号と、前記第2の画素群の撮像信号とを合成し、両読み出し間隔撮像信号を生成する画像生成部と、
前記第1の画素群の撮像信号を補間し、前記第1の画素群の撮像信号である短読み出し間隔撮像信号を生成する画素補間部と、
前記画像生成部により生成された前記両読み出し間隔撮像信号と、前記画素補間部により生成された前記短読み出し間隔撮像信号とを合成する合成部と
をさらに備える前記(2)に記載の撮像制御装置。
(4)
前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔の自然数倍であるように制御する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(5)
前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、前記照度に応じて連続的に変化する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(6)
前記撮像制御部は、前記照度が低下するほど前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が大きくなるように、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(7)
前記撮像制御部は、前記第2の画素群の露光期間を特定し、特定された前記第2の画素群の露光期間に基づいて、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(8)
前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第2の画素群の露光期間以上であるように、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、前記(7)に記載の撮像制御装置。
(9)
前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第2の画素群の露光期間以上、かつ前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔の自然数倍である最も小さい読出し間隔であるように、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、前記(8)に記載の撮像制御装置。
(10)
前記撮像制御部は、前記第1の画素群、または前記第2の画素群に含まれる画素から得られる画素値レベルに基づいて、前記第2の画素群の露光期間を特定する、前記(7)〜(9)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(11)
第1の画素群と第2の画素群を含む複数の画素、および
前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部、を備え、
前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像装置。
1 撮像装置
11 イメージセンサ
12 フレームメモリ
13 画像処理部
14 撮像制御部
16 合成部
112A,112B 画素群
114A,114B 画素駆動部
131 画像生成部
132 画素補間部
133 合成比率計算部
134 合成部
135 動き補償部
136 動きぼけ補正部
137 ノイズ低減部
141 画素値レベル評価部
142 露光期間・アナログゲイン制御部
143 フレームレート制御部

Claims (11)

  1. 第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部を備え、
    前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像制御装置。
  2. 前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔よりも大きくなるように制御する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記第1の画素群の撮像信号と、前記第2の画素群の撮像信号とを合成し、両読み出し間隔撮像信号を生成する画像生成部と、
    前記第1の画素群の撮像信号を補間し、前記第1の画素群の撮像信号である短読み出し間隔撮像信号を生成する画素補間部と、
    前記画像生成部により生成された前記両読み出し間隔撮像信号と、前記画素補間部により生成された前記短読み出し間隔撮像信号とを合成する合成部と
    をさらに備える請求項2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔の自然数倍であるように制御する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  5. 前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、前記照度に応じて連続的に変化する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  6. 前記撮像制御部は、前記照度が低下するほど前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が大きくなるように、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  7. 前記撮像制御部は、前記第2の画素群の露光期間を特定し、特定された前記第2の画素群の露光期間に基づいて、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  8. 前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第2の画素群の露光期間以上であるように、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、請求項7に記載の撮像制御装置。
  9. 前記撮像制御部は、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔が、前記第2の画素群の露光期間以上、かつ前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔の自然数倍である最も小さい読出し間隔であるように、前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔を特定する、請求項8に記載の撮像制御装置。
  10. 前記撮像制御部は、前記第1の画素群、または前記第2の画素群に含まれる画素から得られる画素値レベルに基づいて、前記第2の画素群の露光期間を特定する、請求項7に記載の撮像制御装置。
  11. 第1の画素群と第2の画素群を含む複数の画素、および
    前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔と前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔とが異なるように撮像を制御する撮像制御部、を備え、
    前記第1の画素群の撮像信号の読出し間隔、または前記第2の画素群の撮像信号の読出し間隔は、照度に応じて変化する、撮像装置。
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