JP6991351B2 - エレベータの異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、昇降路内の異常を検出することができる、エレベータの異常検出装置に関する。
従来、地震発生後、保守点検時等において、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常を検出することができる、エレベータの異常検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の異常検出装置では、エレベータのかごの上部または下部に、水平距離を測定可能な距離センサが取り付けられる。異常検出装置は、設定位置までかごを移動させた後、距離センサによって昇降路壁または昇降路内に設置された機器までの水平距離を測定する。
異常検出装置の制御部は、測定された水平距離と基準値との差分が閾値以上の場合には、異常と判定する。また、特許文献1には、これらの動作を昇降路の全長にわたって行う事項も記載されている。
特開2014-210620号公報
特許文献1の異常検出装置では、設定位置までかごを移動させてから、距離センサによって水平距離の測定を行う。そのため、例えば地震発生を検知してエレベータが停止した後に異常検出を行いたい場合には、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常の有無がわからない状態において、かごを走行させなければならない。
本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、かごを走行させることなく昇降路内の異常を検出することができる、エレベータの異常検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るエレベータの異常検出装置は、昇降路内を昇降体とは独立に上下方向に移動可能な移動部と、移動部に取り付けられ、水平距離を測定する測距部と、移動部および測距部を制御し、昇降路内における移動部の上下方向の移動量を算出する移動量算出部と、昇降路内における昇降体の高さ位置を取得する昇降体高さ位置取得部と、昇降路内の設定位置における水平距離を基準値として記憶する基準値記憶部と、昇降体の高さ位置、および昇降体の高さ位置からの移動部の移動量に基づいて算出される移動部の絶対位置において、測距部によって測定される水平距離を、測定値として取得する測定値取得部と、測定値と、当該測定値が測定された絶対位置に対応して基準値記憶部に記憶された基準値とに基づいて、昇降路内の異常の有無を判定する判定部とを含む、制御部とを備える。
本発明に係るエレベータの異常検出装置では、かごを走行させることなく昇降路内の異常を検出することができる。
本発明の実施の形態1に係るエレベータの昇降路内の機器構成図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置の移動部の構成図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置における基準値の作成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置の移動部によって行われる水平距離の測定の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置の移動部によって測定される水平距離のデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置の基準値の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置における保守管理時の処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置における地震発生時の処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置における地震発生時の処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置における地震発生時の処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例に係るエレベータの異常検出装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置の各機能を専用のハードウェアである処理回路で実現する場合を示した構成図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置の各機能をプロセッサおよびメモリを備えた処理回路より実現する場合を示した構成図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るエレベータの昇降路内の機器構成図である。図1において、昇降路1内には、昇降体としてのかご2の昇降を案内する一対のかご案内レール3aおよび3bが設けられている。
かご案内レール3aには、取付板4aおよび4bを介して、かご2の昇降制御を行う制御盤5が固定されている。また、かご案内レール3aには、取付板4cを介して、検出板6が固定されている。
検出板6は、各階毎に設けられている。検出板6は、かご2側に取り付けられた着床位置検出器7とかみ合うことによって、かご2の着床位置を検出するためのものである。
かご2の上部および下部には、昇降路壁の異常、昇降路1内における機器の変形、脱落等の異常を検出する異常検出装置10がそれぞれ配置されている。異常検出装置10は、昇降路1内をかご2とは独立に上下方向に移動する移動部11と、かご2の上部または下部に固定される制御部20とを備えている。
かご2の上部に配置されている異常検出装置10の移動部11は、天面から伸びる主ロープ8に沿って、昇降路1内をかご2とは独立に上下方向に移動する。かご2の下部に配置されている異常検出装置10の移動部11は、底面から伸びるコンペンロープ9に沿って、昇降路1内をかご2とは独立に上下方向に移動する。
図2は、移動部11の詳細な構成図である。図2において、移動部11は、主ロープ8またはコンペンロープ9を把持すると共に主ロープ8またはコンペンロープ9に沿って移動する能動輪13aおよび13bを備えている。
また、移動部11は、能動輪13aおよび13bを、主ロープ8またはコンペンロープ9に押し付ける力を付与するアーム16aおよび16bを備えている。
さらに、移動部11は、能動輪13aおよび13bの駆動源としての電動機14と、電動機14に電力を供給する蓄電部15とを備えている。
電動機14には、電動機14の回転数に応じたパルス信号を出力するエンコーダ17が取り付けられている。エンコーダ17から出力されるパルス信号は、先述した制御部20に出力される。
また、移動部11には、自身を中心とする水平距離を全周囲360度にわたって測定する測距部12aおよび12bが取り付けられている。測距部12aおよび12bは、レーザー式の距離センサによって構成されている。なお、ここでの水平距離とは、測距部12aまたは12bから昇降路壁または昇降路内に設置された機器までの水平距離のことである。
なお、測距部12aおよび測距部12bは、2つの測距部12aおよび12bの重心が主ロープ8またはコンペンロープ9の中心と一致するように、移動部11を中心として対称的に設置されている。これにより、移動部11の安定性が向上する。
また、測距部の個数は2つに限定されるものではなく、1つ以上の任意の個数であってよい。測距部の個数がいくつであっても、それらの重心が主ロープ8またはコンペンロープ9の中心と一致するように、移動部11を中心として対称的に設置することにより、移動部11の安定性が向上する。
図3は、異常検出装置10のシステム構成図である。図3において、異常検出装置10は、前述した移動部11と、移動部11に取り付けられる測距部12aおよび12bと、制御部20とを備えている。なお、図3では、測距部12aおよび12bをあわせて符号12で示している。
制御部20は、マイクロコンピュータ等によって構成されており、異常検出装置10の各種の動作を制御する。また、制御部20は、制御盤5との間で各種の命令信号をやり取りすることによって、かご2の状態を取得すると共にかご2を間接的に制御する。また、地震発生時には、地震検知器31からの検知信号が制御部20に入力される。
また、制御部20は、移動量算出部21と、かご高さ位置取得部22と、測定値取得部23と、基準値記憶部19と、判定部24とを含んでいる。なお、これらのモジュールは、制御部20内において、ハードウェア的に実現されてもよし、ソフトウェア的に実現されてもよい。
移動量算出部21は、昇降路1内におけるかご2を基準とした移動部11の上下方向の移動量を算出する。
かご高さ位置取得部22は、昇降路1内におけるかご2の高さ位置を、制御盤5から取得する。
基準値記憶部19は、昇降路1内の設定位置における水平距離を、基準値として記憶する。
測定値取得部23は、移動量算出部21によって算出された移動部11の上下方向の移動量、および、かご高さ位置取得部22によって取得されたかご2の高さ位置に基づいて、移動部11の絶対位置、例えば最下階または最上階を基準とする移動部11の高さ位置を算出する。
また、測定値取得部23は、昇降路1内における移動部11の現在の絶対位置において、測距部12aおよび12bによって測定された水平距離を、測定値として取得する。
判定部24は、測定値取得部23によって取得された測定値と、基準値記憶部19に記憶されている当該測定値に対応する基準値とに基づいて、昇降路壁の異常、昇降路1内における機器の変形、脱落等の異常の有無を判定する。
なお、移動部11に内蔵されている蓄電部15は、例えばかご2に設置されている充電器32によって常時充電されている。これにより、移動部11は、外部からの電力供給が遮断された状態においても、独立して移動することができる。
次に、本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置10によって実行される処理について、図4~図10を参照して説明する。
(基準値の作成処理)
まず、かご2の上部に設置されている異常検出装置10によって実行される、基準値の作成処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。この処理は、昇降路1内における全ての機器の据え付けおよび調整が終了した直後に実行される。
ステップS401において、制御部20は、かご2を最下階まで移動させて停止させる。詳細には、制御部20は、制御盤5に対して命令信号を送信し、これを受信した制御盤5は、かご2を最下階まで移動させて停止させる制御を行う。
ステップ402において、制御部20は、移動部11を設定距離だけ上昇させる。設定距離は、例えば0.1mである。同時に、制御部20の移動量算出部21は、昇降路1内における移動部11の上下方向の移動量を算出する。
詳細には、移動量算出部21は、移動部11に内蔵されているエンコーダ17から出力されるパルス信号を積算することによって、移動部11のかご2を基準とした上下方向の移動量を算出する。
ステップS403において、移動部11に取り付けられている測距部12aおよび12bは、移動部11の現在の高さ位置において、自身を中心とする全周囲360度の水平距離を測定する。
詳細には、図5に示されるように、測距部12aおよび12bは、自身を中心とする全周囲360度にわたって、例えば1度刻みずつ、レーザー光線を水平方向に出力する。測距部12aおよび12bから出力されたレーザー光線は、昇降路壁または昇降路内に設置された機器に当たって反射し、再び測距部12aおよび12bによって受信される。
上記の処理によって、測距部12aおよび12bは、昇降路1内における移動部11の現在の高さ位置において、自身から昇降路壁または昇降路内に設置された機器までの水平距離を、全周囲360度にわたって測定することができる。
このステップS403において、測距部12aおよび12bによって測定される水平距離は、例えば図6に示されるようなデータである。図6では、角度0度から359度まで1度刻みずつ、角度と距離とが対応付けられたデータが格納されている。
ステップS404において、制御部20のかご高さ位置取得部22は、制御盤5から、昇降路1内におけるかご2の現在の高さ位置を取得する。ただし、この図4の処理の場合には、かご2は常に最下階に停止しているため、取得される高さ位置は常に0mである。
ステップS405において、制御部20の測定値取得部23は、昇降路1内における移動部11の絶対位置、すなわち最下階を基準とした移動部11の高さ位置を算出する。
詳細には、測定値取得部23は、ステップ402で算出された移動部11のかご2を基準とする上下方向の移動量と、ステップS404で取得されたかご2の高さ位置とから、昇降路1内における移動部11の絶対位置を算出する。
ステップS406において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS405で算出された移動部11の絶対位置と、ステップS403で測定された水平距離とを対応付けて、基準値記憶部19に記憶させる。
ステップS407において、制御部20は、移動部11が最上階まで到達したか否かを判定する。詳細には、制御部20は、ステップS405で算出された移動部11の絶対位置と、予め設定されている最上階の高さ位置とを比較して、移動部11が最上階まで到達したか否かを判定する。
ステップ407でNOと判定された場合、すなわち移動部11が最上階まで到達していない場合には、処理フローはステップS402に戻る。一方、ステップS407でYESと判定された場合、すなわち移動部11が最上階まで到達している場合には、処理フローはステップS408に進む。
ステップS408において、制御部20は、移動部11を下降させて初期位置、すなわちかご2の上部に戻す。
上記のステップS401~S408までの処理が実行されることによって、制御部20の基準値記憶部19には、例えば図7に示されるようなデータが記憶される。
なお、図4の処理は、上述した昇降路1内における全ての機器の据え付けおよび調整が終了した直後だけでなく、エレベータの稼働後であっても、例えば仕様変更等によって昇降路1内の機器または機器の位置が変更された場合にも、実行することができる。
また、図4の処理は、かご2の下部に設置されている異常検出装置10によって実行することもできる。すなわち、かご2を最下階ではなく最上階に停止させ、移動部11を最下階に到達するまで下降させていく。
(保守点検時の処理)
次に、かご2の上部に設置されている異常検出装置10によって実行される、保守点検時の処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。この処理は、エレベータの定期的な保守点検時において、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常が発生していないか確認するために実行される。
ステップS801において、制御部20は、かご2を最下階まで移動させて停止させる。詳細には、制御部20は、制御盤5に対して命令信号を送信し、これを受信した制御盤5は、かご2を最下階まで移動させて停止させる制御を行う。
ステップS802において、制御部20は、移動部11を設定距離だけ上昇させる。設定距離は、基準値の作成処理の場合と同様に例えば0.1mである。同時に、制御部20の移動量算出部21は、昇降路1内における移動部11の上下方向の移動量を算出する。
ステップS803において、移動部11に取り付けられている測距部12aおよび12bは、移動部11の現在の高さ位置において、自身を中心とする全周囲360度の水平距離を測定する。
ステップS804において、制御部20のかご高さ位置取得部22は、制御盤5から、昇降路1内におけるかご2の現在の高さ位置を取得する。ただし、基準値の作成処理の場合と同様に、かご高さ位置取得部22によって取得される高さ位置は、常に0mである。
ステップS805において、制御部20の測定値取得部23は、ステップ802で算出された移動部11の上下方向の移動量と、ステップS804で取得されたかご2の高さ位置とから、昇降路1内における移動部11の絶対位置を算出する。
ステップS806において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS805で算出された移動部11の絶対位置において、ステップS803で算出された水平距離を、測定値として取得し、判定部24に出力する。
ステップS807において、判定部24は、測定値取得部23から入力された測定値と、基準値記憶部19に記憶されている当該水平距離に対応する基準値とに基づいて、昇降路1内の異常の有無を判定する。
例えば、測定値取得部23から入力された測定値が、絶対位置5.0mにおける水平距離である場合、判定部24は、基準値記憶部19から設定位置5.0mにおける基準値を読み出し、測定値と基準値との差分が予め決定された閾値未満であるか否かを判定する。
より具体的には、測定値をr1(θi)およびr2(θi)、i=0,1,・・・,359として、基準値をR1(θi)およびR2(θi)、i=0,1,・・・,359とすると、判定部24は、以下の評価値Eが閾値未満であるか否かを判定する。
Figure 0006991351000001
上式の評価値Eが予め決定された閾値未満の場合には、判定部24は、昇降路1内の絶対位置5.0mにおいて、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常は発生していないと判定する。その場合、処理フローは、ステップS809に進む。
一方、上式の評価値Eが予め決定された閾値以上の場合には、判定部24は、昇降路1内の絶対位置5.0mにおいて、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常が発生していると判定する。その場合、処理フローは、ステップS808に進む。
ステップS808において、制御部20は異常を発報する。その後、処理フローは、ステップS809に進む。
ステップS809において、制御部20は、移動部11が最上階まで到達したか否かを判定する。
ステップ809でNOと判定された場合、すなわち移動部11が最上階まで到達していない場合には、処理フローはステップS802に戻る。一方、ステップS809でYESと判定された場合、すなわち移動部11が最上階まで到達している場合には、処理フローはステップS810に進む。
ステップS810において、制御部20は、移動部11を下降させて初期位置、すなわちかご2の上部に戻す。
上記のステップS801~S810までの処理が実行されることによって、保守点検時において、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常が発生していないか確認することができる。
なお、図8の処理は、上述した定期的な保守点検時だけでなく、例えば、エレベータの運転中に何らかの異常が検出された場合、昇降路1内に設置された機器に対して外観の変更を伴わない調整を行った場合等においても、実行することができる。
また、図8の処理は、かご2の下部に設置されている異常検出装置10によって実行することもできる。すなわち、かご2を最下階ではなく最上階に停止させ、移動部11を最下階に到達するまで下降させていく。
(地震発生時の処理)
次に、かご2の上部および下部に設置されている異常検出装置10によって実行される、地震発生時の処理について、図9、図10および図11のフローチャートを参照して説明する。この処理は、エレベータの運転中において、図3に示されている地震検知器31からの検知信号が、制御部20によって受信されると実行される。
ステップS901において、制御部20は、かご2をその場で即時停止させる。詳細には、制御部20は、制御盤5に対して命令信号を送信し、これを受信した制御盤5は、かご2をその場で即時停止させる制御を行う。なお、この処理は、制御部20を介することなく、制御盤5によって直接実行されてもよい。
ステップS902において、制御部20は、移動部11を設定距離だけ走行させる。設定距離は、かご2の上部に取り付けられている異常検出装置10の場合には、例えば上方に0.1mである。また、設定距離は、かご2の下部に取り付けられている異常検出装置10の場合には、例えば下方に0.1mである。同時に、制御部20の移動量算出部21は、昇降路1内における移動部11の上下方向の移動量を算出する。
ステップS903において、移動部11に取り付けられている測距部12aおよび12bは、移動部11の現在の高さ位置において、自身を中心とする全周囲360度の水平距離を測定する。
ステップS904において、制御部20のかご高さ位置取得部22は、制御盤5から、昇降路1内におけるかご2の現在の高さ位置を取得する。
ステップS905において、制御部20の測定値取得部23は、ステップ902で算出された移動部11の上下方向の移動量と、ステップS904で取得されたかご2の高さ位置とから、昇降路1内における移動部11の絶対位置を算出する。
ステップS906において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS905で算出された移動部11の絶対位置において、ステップS903で算出された水平距離を、測定値として取得し、判定部24に出力する。
ステップS907において、判定部24は、測定値取得部23から入力された測定値と、基準値記憶部19に記憶されている当該水平距離に対応する基準値とに基づいて、昇降路1内の移動部11の現在の絶対位置における異常の有無を判定する。具体的な処理は、図8のステップS807で説明した処理と同様である。
ステップ907でNOと判定された場合、すなわち移動部11の現在の絶対位置において異常が検出された場合には、処理フローはステップS908に進む。一方、ステップS907でYESと判定された場合、すなわち移動部11の現在の絶対位置において異常が検出されない場合には、処理フローはステップS909に進む。
ステップS908において、制御部20は異常を発報する。
ステップS909において、制御部20は、移動部11が最寄階または救出階まで到達したか否かを判定する。
ステップ909でNOと判定された場合、すなわち移動部11が最寄階または救出階まで到達していない場合には、処理フローはステップS902に戻る。一方、ステップS909でYESと判定された場合、すなわち移動部11が最寄階または救出階まで到達している場合には、処理フローはステップS910に進む。
ステップS910において、制御部20は、移動部11を初期位置に戻す。すなわち、かご2の上部に配置されている異常検出装置10の場合には、移動部11をかご2の上部に戻す。また、かご2の下部に設置されている異常検出装置10の場合には、移動部11をかご2の下部に戻す。
ステップS911において、制御部20は、かご2を最寄階または救出階まで移動させた後、扉を開く。詳細には、制御部20は、制御盤5に対して命令信号を送信し、これを受信した制御盤5は、かご2を最寄階または救出階まで移動させた後、扉を開放する制御を行う。なお、この処理は、制御部20を介することなく、制御盤5によって直接実行されてもよい。
上記のステップS901~S911までの処理が実行されることによって、地震発生時において、かご2の停止位置から最寄階または救出階までの昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常が発生していないか確認することができる。そして、異常が検出されない場合には、かご2を最寄階または救出階まで移動させて、乗客を脱出させることができる。
続いて、図10のステップS1001において、制御部20は、かご2の上部に配置されている移動部11を設定距離だけ上昇させる。設定距離は、例えば0.1mである。同時に、制御部20の移動量算出部21は、昇降路1内における移動部11の上下方向の移動量を算出する。
ステップS1002において、移動部11に取り付けられている測距部12aおよび12bは、移動部11の現在の高さ位置において、自身を中心とする全周囲360度の水平距離を測定する。
ステップS1003において、制御部20のかご高さ位置取得部22は、制御盤5から、昇降路1内におけるかご2の現在の高さ位置を取得する。
ステップS1004において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS1001で算出された移動部11の上下方向の移動量と、ステップS1003で取得されたかご2の高さ位置とから、昇降路1内における移動部11の絶対位置を算出する。
ステップS1005において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS1004で算出された移動部11の絶対位置において、ステップS1002で測定された水平距離を、測定値として取得し、判定部24に出力する。
ステップS1006において、判定部24は、測定値取得部23から入力された測定値と、基準値記憶部19に記憶されている当該水平距離に対応する基準値とに基づいて、昇降路1内の移動部11の現在の絶対位置における異常の有無を判定する。具体的な処理は、図8のステップS807で説明した処理と同様である。
ステップS1006でNOと判定された場合、すなわち移動部11の現在の絶対位置において異常が検出された場合には、処理フローはステップS1007に進む。一方、ステップS1006でYESと判定された場合、すなわち移動部11の現在の絶対位置において異常が検出されない場合には、処理フローはステップS1008に進む。
ステップS1007において、制御部20は異常を発報する。その後、処理フローは、ステップS1008に進む。
ステップS1008において、制御部20は、移動部11が最上階まで到達したか否かを判定する。
ステップS1008でNOと判定された場合、すなわち移動部11が最上階まで到達していない場合には、処理フローはステップS1001に戻る。一方、ステップS1008でYESと判定された場合、すなわち移動部11が最上階まで到達している場合には、処理フローはステップS1009に進む。
ステップS1009において、制御部20は、移動部11を下降させて初期位置、すなわちかご2の上部に戻す。
続いて、図11のステップS1101において、制御部20は、かご2の下部に配置されている移動部11を設定距離だけ下降させる。設定距離は、例えば0.1mである。同時に、制御部20の移動量算出部21は、昇降路1内における移動部11の上下方向の移動量を算出する。
ステップS1102において、移動部11に取り付けられている測距部12aおよび12bは、移動部11の現在の高さ位置において、自身を中心とする全周囲360度の水平距離を測定する。
ステップS1103において、制御部20のかご高さ位置取得部22は、制御盤5から、昇降路1内におけるかご2の現在の高さ位置を取得する。
ステップS1104において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS1101で算出された移動部11の上下方向の移動量と、ステップS1103で取得されたかご2の高さ位置とから、昇降路1内における移動部11の絶対位置を算出する。
ステップS1105において、制御部20の測定値取得部23は、ステップS1104で算出された移動部11の絶対位置において、ステップS1102で測定された水平距離を、測定値として取得し、判定部24に出力する。
ステップS1106において、判定部24は、測定値取得部23から入力された測定値と、基準値記憶部19に記憶されている当該水平距離に対応する基準値とに基づいて、昇降路1内の移動部11の現在の絶対位置における異常の有無を判定する。具体的な処理は、図8のステップS807で説明した処理と同様である。
ステップS1106でNOと判定された場合、すなわち移動部11の現在の絶対位置において異常が検出された場合には、処理フローはステップS1107に進む。一方、ステップS1106でYESと判定された場合、すなわち移動部11の現在の絶対位置において異常が検出されない場合には、処理フローはステップS1108に進む。
ステップS1107において、制御部20は異常を発報する。その後、処理フローは、ステップS1108に進む。
ステップS1108において、制御部20は、移動部11が最下階まで到達したか否かを判定する。
ステップS1108でNOと判定された場合、すなわち移動部11が最下階まで到達していない場合には、処理フローはステップS1101に戻る。一方、ステップS1108でYESと判定された場合、すなわち移動部11が最下階まで到達している場合には、処理フローはステップS1109に進む。
ステップS1109において、制御部20は、移動部11を上昇させて初期位置、すなわちかご2の下部に戻す。
ステップS1110において、制御部20は、図10のステップS1006および図11のステップS1106で一回でもNOと判定されたか否か、すなわち昇降路1内のいずれかの高さ位置において異常が検出されたか否かを判定する。
ステップS1110でYESと判定された場合、すなわち昇降路1内のいずれかの高さ位置において異常が検出された場合には、制御部20または制御盤5は、エレベータの運転を停止させる。一方、ステップS1110でNOと判定された場合、すなわち昇降路1内のいずれの高さ位置においても異常が検出されない場合には、制御部20または制御盤5は、エレベータの運転を再開させる。
上記のステップS1001~1110までの処理が実行されることによって、地震発生時において、昇降路1の全体にわたって、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常が発生していないか確認することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置10は、昇降路内をかごとは独立に上下方向に移動可能な移動部と、移動部に取り付けられると共に水平距離を測定する測距部とを備えている。これにより、かごを走行させることなく、昇降路壁の異常、昇降路内に設置された機器の変形、脱落等の異常を検出することができる。
なお、実施の形態1では、移動部11と制御部20とは独立して形成されていたが、例えば図12に示されるように、移動部11に制御部20が内蔵されていてもよい。移動部11に制御部20が内蔵されることにより、エレベータの据付後に追加で異常検出装置を取り付ける際にも、容易に異常検出装置を取り付けることができる。
また、実施の形態1では、かご2の上部および下部にそれぞれ異常検出装置10が取り付けられていたが、コンペンロープのないエレベータの場合には、かご2の上部にのみ異常検出装置10を取り付けてもよい。
また、実施の形態1では、移動部11の移動手段は、能動輪13aおよび13bであったが、移動手段はこれに限定されるものではない。例えば、移動部11は、昇降路1内のかご案内レール3aまたは3bに沿って移動するものであってもよい。
また、実施の形態1では、昇降路1内の異常の有無を判定する際に、測定値と基準値との差分が予め決定された閾値未満であるか否かに基づいて異常の有無を判定したが、判定方法はこれに限定されるものではない。例えば、基準値に対する測定値の割合が予め決定された閾値未満であるか否かに基づいて、異常の有無を判定してもよい。
また、実施の形態1では、図4のフローチャートに示される処理を実行することによって、図7に示されるような基準値を作成したが、基準値の作成方法はこれに限定されるものではない。例えば、基準値は、昇降路1内の設計値に基づいて理論的に算出して作成してもよい。
なお、上述した実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置10における各機能は、処理回路によって実現される。各機能を実現する処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。図13は、本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置10の各機能を専用のハードウェアである処理回路1000で実現する場合を示した構成図である。また、図14は、本発明の実施の形態1に係るエレベータの異常検出装置10の各機能をプロセッサ2001およびメモリ2002を備えた処理回路2000により実現する場合を示した構成図である。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路1000は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。~部、~部、および~部の各部の機能それぞれを個別の処理回路1000で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路1000で実現してもよい。
一方、処理回路がプロセッサ2001の場合、~部、~部、および~部の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ2002に格納される。プロセッサ2001は、メモリ2002に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、エレベータの異常検出装置10は、処理回路2000により実行されるときに、~ステップ、~ステップ、および~ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ2002を備える。
これらのプログラムは、上述した各部の手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ2002とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等も、メモリ2002に該当する。
なお、上述した各部の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した各部の機能を実現することができる。
1 昇降路、2 かご(昇降体)、8 主ロープ(ロープ)、9 コンペンロープ(ロープ)、10 異常検出装置、11 移動部、12a,12b 測距部、15 蓄電部、19 基準値記憶部、20 制御部、21 移動量算出部、22 かご高さ位置取得部(昇降体高さ位置取得部)、23 測定値取得部、24 判定部。

Claims (11)

  1. 昇降路内を昇降体とは独立に上下方向に移動可能な移動部と、
    前記移動部に取り付けられ、水平距離を測定する測距部と、
    前記移動部および前記測距部を制御し、前記昇降路内における前記移動部の上下方向の移動量を算出する移動量算出部と、前記昇降路内における前記昇降体の高さ位置を取得する昇降体高さ位置取得部と、前記昇降路内の設定位置における水平距離を基準値として記憶する基準値記憶部と、前記昇降体の高さ位置、および前記昇降体の高さ位置からの前記移動部の前記移動量に基づいて算出される前記移動部の絶対位置において、前記測距部によって測定される水平距離を、測定値として取得する測定値取得部と、前記測定値と、該測定値が測定された前記絶対位置に対応して前記基準値記憶部に記憶された前記基準値とに基づいて、前記昇降路内の異常の有無を判定する判定部とを含む、制御部と
    を備える、エレベータの異常検出装置。
  2. 前記移動部は、前記昇降体に接続されたロープに沿って移動し、
    前記測距部は、複数の測距部で構成され、前記複数の測距部の重心が前記ロープの中心と一致する、請求項1に記載のエレベータの異常検出装置。
  3. 前記移動部は、該移動部の駆動源に電力を供給する蓄電部を備える、請求項1または2に記載のエレベータの異常検出装置。
  4. 前記制御部は、前記移動部に内蔵される、請求項1~3のいずれか一項に記載のエレベータの異常検出装置。
  5. 前記基準値は、前記昇降路内の設計値に基づいて作成される、請求項1~4のいずれか一項に記載のエレベータの異常検出装置。
  6. 前記測距部が取り付けられた前記移動部は、前記昇降体の上部に設置され、
    前記基準値は、前記昇降体を最下階に停止させ、前記移動部を最上階に到達するまで上昇させていく際に、前記測距部によって測定される測定値に基づいて作成される、請求項1~4のいずれか一項に記載のエレベータの異常検出装置。
  7. 保守点検時に、前記制御部は、前記昇降体を最下階に停止させ、前記移動部を最上階に到達するまで上昇させていく際に、前記測距部によって測定される測定値と前記基準値とに基づいて、前記昇降路内の異常の有無を判定する、請求項6に記載のエレベータの異常検出装置。
  8. 前記測距部が取り付けられた前記移動部は、前記昇降体の上部および下部にそれぞれ設置され、
    地震発生時に、前記制御部は、前記昇降体を即時停止させ、前記昇降路内における前記昇降体の停止位置から最寄階または救出階までの間の異常の有無を判定する、請求項1~5のいずれか一項に記載のエレベータの異常検出装置。
  9. 前記制御部は、前記昇降路内における前記昇降体の停止位置から前記最寄階または前記救出階までの間に異常が検出されない場合に、前記昇降体を前記最寄階または前記救出階まで移動させて扉を開放する、請求項8に記載のエレベータの異常検出装置。
  10. 前記制御部は、前記昇降路内の全てにわたって異常が検出されない場合に、エレベータの運転を再開させる、請求項9に記載のエレベータの異常検出装置。
  11. 前記測距部は、自身を中心とする全周囲360度にわたって前記水平距離を測定値として取得し、
    前記制御部は、全周囲360度にわたる前記基準値と前記測定値との差分が予め決定された閾値未満であるか否かに基づいて、前記昇降路内の異常の有無を判定する、請求項1~10のいずれか一項に記載のエレベータの異常検出装置。
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