JP6988612B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 - Google Patents
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その結果、液体吐出ヘッドの液体吐出特性の悪化(吐出液滴速度ばらつきの増大)、液体の循環特性のばらつきによる吐出特性の悪化を招くこととなる。さらに、流路内で液体を循環させながら吐出するタイプの液体吐出ヘッドの場合は、液体の循環特性のばらつきによる放置可能時間の短縮につながるという問題がある。
吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
図1は本発明を適用可能な液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)の液室長手方向に沿った断面図である。
図2は同液体吐出ヘッドにおける液室短手方向に沿った断面の要部概略図であり、図2(A)は図1のA−A断面であり、図2(B)は図1とは異なる形状(圧力室2aや流体抵抗部2bが流路板2を貫通する形で形成されている形状)の流路板2を有する液体吐出ヘッドの液室長手方向に沿った断面図の一例である。
図3は、同液滴吐出ヘッドにおける液室平面方向に沿った断面の要部概略図であり、圧力室部の上面図である。
FPC8には図示しないドライバICが実装されており、これにより駆動部5cへの駆動電圧印加を制御している。
ダイアフラム部6bの厚さは3μm、幅は35mm(片側)である。
エッチングで残された部分が圧力室2aの隔壁2dとなる。また、このヘッドではエッチング幅を狭くする部分を設けて、これを流体抵抗部2bとした。
図6及び図7は、圧力室2aの液体の流れ方向に垂直な断面を示したもので、図8は圧力室2aの液体の流れ方向に水平な方向の断面図を示したものである。
また、図8(A)における液体の流れ方向に垂直な断面は図6、図8(B)における液体の流れ方向に垂直な断面は図7に対応している。
隔壁2dとノズル板3及び振動板6とを接合するのに使用される接着剤9の塗布量は、隔壁の幅の値が所定の値よりも大きい場合、所定の値よりも小さい場合と比べて多くなっている。
接着剤9のはみ出し量は、図6及び図7中に示すはみ出した領域の幅Wbで表される。
制御方法としては、例えば、インクジェット法やマイクロディスペンサ法などを用いて塗布位置と塗布量を制御可能であるデジタル印刷による方法が挙げられる。
圧力室2aの幅Wc(隔壁2dの間隔、または隔壁2dの幅)の大小を測定する方法としては、例えば、CCDによる光学観察や、レーザーによる測長などの方法が挙げられる。
断面積については、例えば、CCDによる光学観察等により得られた画像から算出する方法などが挙げられる。
この場合、流路板2としては、流体抵抗部2b、圧力室2a、及び供給流路が形成された部材と、圧力室2aを介して供給流路と循環流路とを連通する連通口が形成された部材と、循環流路が形成された部材とを積層した構成が挙げられる。
循環流路が形成された液体吐出ヘッドとしては、例えば、特許文献3(特開2015−71289号公報)に記載の構成を採用することができる。
これにより、ノズルから吐出される液滴の吐出特性のばらつきを低減することができ、液滴吐出特性を向上させ、高性能,高信頼性である液滴吐出ヘッドを実現することが可能となる。
なお、図4は液体を吐出する装置の全体構成を説明する側面説明図、図5は同装置の要部平面説明図である。
なお、記録ヘッド34としては、1つのノズル面に複数のノズルを並べた各色のノズル列を備えるものなどを用いることもできる。
このサブタンク35には、カートリッジ装填部14に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ(メインタンク)10y、10m、10c、10kから、供給ポンプユニット24によって各色の供給チューブ36を介して、各色の記録液が補充供給される。
また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって、図5中矢印D2で示すベルト搬送方向に周回移動する。
この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。
また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。
記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ13に排紙する。
え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体を吐出する装置に
は、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を
気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形
成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパター
ン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶
液中に分散した組成液をノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装
置などがある。
「液体吐出ユニット」とは、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体である。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンクを含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド404と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
1a 共通液室1a
1b インク供給口1b
2 流路板2
2a 圧力室(圧力発生室)2a
2b 流体抵抗部2b
3 ノズル板3
3a ノズル3a
4 ベース4
5 積層圧電素子5
5a 共通電極5a
5b 個別電極5b
5c 駆動部5c
5d 支持部(非駆動部)5d
6 振動板6
6a 凸部6a
6b ダイアフラム部6b
6c インク流入口6c
7 接着層
8 FPC
9 接着剤
11 画像形成装置
Claims (6)
- 液滴を吐出する複数のノズルが形成されたノズル板と、
少なくとも複数の前記ノズルに連通する複数の圧力室を区画する隔壁が形成された流路板と、
前記圧力室を画成するように前記流路板の前記ノズル板で覆われた面と対向する面を覆う振動板と、
前記振動板を振動させて前記圧力室内の液体を加圧する圧力を発生するための駆動手段と、を備え、
前記圧力室を区画する隔壁は、前記ノズル板との接合部及び前記振動板との接合部の周縁に、接合に用いた接着剤のはみ出しを有し、
前記隔壁と前記ノズル板及び前記振動板とを接合する接着剤量が、前記隔壁の幅に応じて異なり、前記隔壁の幅の値が所定の値よりも大きい場合、前記所定の値よりも小さい場合と比べて、前記圧力室空間への前記接着剤のはみ出し量が少なくなる態様で前記接着剤が塗布されたことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記圧力室の前記接着剤のはみ出した部分を除いた空間部分の断面積が、液体の流れ方向に垂直な方向の一の断面において、複数の前記圧力室間で略同一であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記流路板は、さらに前記圧力室に連通して前記圧力室内の液体の一部を回収する循環流路を区画する隔壁が形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記流路板が、シリコンから形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えることを特徴とする液体吐出ユニット。
- 請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えることを特徴とする液体を吐出する装置。
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