JP6981640B2 - にぎり寿司収容容器 - Google Patents

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本発明は、にぎり寿司を冷凍状態で収容し、そのまま解凍時にも用いられる容器に係わり、特に、解凍時において、ねたの温度上昇を極力避けつつしゃりを適温に解凍するためのにぎり寿司収容容器に関する。
近年、海外の寿司ブームによって、冷凍のにぎり寿司の需要が高まっている。
この冷凍のにぎり寿司を食す場合には、解凍する必要があり、その解凍方法として、冷蔵解凍や常温解凍、あるいは、電子レンジによる解凍等が用いられている。
しかしながら、前述した冷蔵解凍や常温解凍では、しゃりが白化して硬くなる傾向があり、また、電子レンジによる解凍では、しゃりのみを解凍することが難しく、ねたもしゃりと同様に加熱し、ねたが変性してしまうという不具合がある。
このような不具合に対処すべく従来では、特許文献1に示されるように、湯煎によって冷凍のにぎり寿司を解凍する技術が提案されている。
この従来の技術は、冷凍されたしゃりと冷凍されたねたとからなる冷凍にぎり寿司を所定数並べて収納するための第1の容器と、前記第1の容器を収容する第2の容器とを用い、前記第1の容器と前記第2の容器の隙間にお湯を注ぐことにより、前記第1の容器に収納された冷凍にぎり寿司を加温して解凍するようにしている。
特開2016−84151号公報
前述した従来の技術により、冷凍されたにぎり寿司をお湯で解凍することにより、しゃりが白化して硬くなることを抑制し、また、しゃりの周りをお湯によって加温することにより、このしゃりに載せられているねたが温められることを抑制することが可能となった。
しかしながら、このような従来の技術においては、しゃりを所定時間で完全に解凍することが困難であるという問題があった。
また、ねたが解凍され、その端部がしゃりに沿うように曲がった際に、ねたの端部がしゃり収納部に接近し、ねたの端部が加熱されて変性してしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、冷凍されたにぎり寿司を湯煎によって解凍する際に、しゃりを所定時間で効率よく解凍し、ねたに伝わる熱を極力小さくして、寿司として適温に解凍する技術を提供することを解決すべき課題とする。
本発明のにぎり寿司収容容器は、上部が開口され前記しゃりが収納されるしゃり収納部と、このしゃり収納部の開口縁部から外方へ向けて延設される環状の鍔部を備え、前記しゃり収納部が、可撓性を有することを特徴とする。
しゃり収納部に可撓性を持たせることで、しゃりのしゃり収納部への密着性が上がり、しゃりへの熱伝達性が向上する。
また、しゃり収納部の開口縁部から外方へ向けて延設される鍔部を設けたことで、この部分にねたの端部を載置することが可能となり、ねたが解凍された際にその端部が加熱変性されることを抑制することができる。
本発明の好ましい形態では、前記鍔部は、前記しゃり収納部に対して剛性である。
前記鍔部を相対的に剛性とすることで、容器全体の形状保持性が高まる。
本発明の好ましい形態は、前記しゃり収納部を複数含む形態であり、前記しゃり収納部と鍔部は、可撓性を有する単一の樹脂シートからなる。
このような形態とすることで、簡素にしゃり収納部と鍔部を構成でき、製造コストの抑制につながる。
前述したしゃり収納部と鍔部を、可撓性を有する単一の樹脂シートで構成する場合において、本発明の好ましい形態では、前記鍔部は、前記樹脂シートと他のシートの積層シートからなる。
このような形態とすることで、簡素にしゃり収納部と鍔部を構成しつつ、鍔部を剛性とすることができ、製造コストの抑制につながる。
本発明の好ましい形態では、前記他のシートは、熱伝達抑制体である。
このような形態とすることで、ねたの端部の加熱変性をより有効に抑制することができる。
本発明の好ましい形態では、前記しゃり収納部の底面中央部が隆起している。
このような形態とすることによって、しゃり収納部の表面積を相対的に増大させ、解凍速度を速めることができる。
本発明の好ましい形態では、にぎり寿司収容容器は、さらに、前記しゃり収納部の外面との間に隙間をおいて配置されるトレイ本体を備え、前記しゃり収納部の開口縁部は、前記しゃり収納部の外面とトレイ本体との隙間への給湯を可能とする給湯口を有する。
このような形態とすることによって、容器を用いて容易に解凍を行うことができる。
本発明は、また、前述した本発明のにぎり寿司収容容器と、これに収容されたにぎり寿司を含む、容器入り冷凍にぎり寿司を提供するものである。
本発明の容器入り冷凍にぎり寿司は、ねたの端部が前記鍔部に載置されていることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記しゃり収納部と鍔部を覆う容器密封シートをさらに備え、前記しゃり収納部内が脱気状態である。
前記しゃり収納部内が脱気状態であることにより、しゃりとしゃり収納部内面の密着性が高まり、しゃり収納部からの熱伝達性を高め、しゃりの解凍効率を高めることができる。
本発明の好ましい形態では、前記しゃりの底面中央部が窪みを有する。
しゃりの形状をこのようにすることで、しゃりの表面積を大きくし、解凍効率を高めることができる。
本発明は、また、前述した本発明のにぎり寿司収容容器を用いた冷凍にぎり寿司の製造方法を提供するものである。
前記にぎり寿司収容容器のしゃり収納部にしゃりを詰め、
該しゃり上にねたを載せるとともに、該ねたの端部を前記鍔部に載せた後、前記にぎり寿司収容容器内の前記しゃりおよび前記ねたを冷凍処理する。
このような製造方法を用いることで、しゃりとしゃり収納部内面の密着性を高めることができ、しゃりの解凍効率を高めることができる。一方で、ねたの端部の加熱変性を抑制することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記にぎり寿司収容容器の密封は、脱気しながら行う。
これにより、しゃりとしゃり収納部内面の密着性をより高めることができ、しゃりの解凍効率を高めることができる。
また、本発明は、前述した本発明の容器入り冷凍にぎり寿司の解凍方法にも関する。
すなわち、前記しゃり収納部をお湯に所定時間浸すことにより、しゃり収納部内のしゃりに加温することで、解凍を行うことができる。
本発明によれば、湯煎によって冷凍されたにぎり寿司を解凍することにより、前記にぎり寿司のしゃりの白化や硬化を防止し、かつ、しゃりへの熱伝達量をねたへの熱伝達量よりも大きくして、前記しゃりが食に適した温度で解凍された状態において、前記ねたの温度を適温とすることができる。
本発明の第1の実施形態にかかるにぎり寿司収容容器の分解斜視図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態を示すもので、にぎり寿司を収納する手順を示す分解斜視図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態を示すもので、にぎり寿司を収納した状態を示す分解斜視図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態を示すもので、図3のIV―IV線断面図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態を示すもので、にぎり寿司の解凍方法を説明するための縦断面図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態を示すもので、解凍後のにぎり寿司の取り出し手順を示す縦断面図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態の変形例を示す縦断面図である。 本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態の他の変形例を示す縦断面図である。 本発明のにぎり寿司用収容容器の第2の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるにぎり寿司収容容器の利用例を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるにぎり寿司収容容器の利用例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるにぎり寿司収容容器の利用例を示すもので、にぎり寿司の解凍方法を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるにぎり寿司収容容器の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明のにぎり寿司収容容器の第1の実施形態について、図1ないし図7を参照して説明する
これらの図において符号1で示すにぎり寿司収容容器(以下、収容容器と略称する)は、上部が開口されしゃりR(図2参照)が収納されるしゃり収納部1aと、このしゃり収納部1aの開口縁部から外方へ向けて延設され、前記しゃりRに載せられるねたFの端部が載置される環状の鍔部1bと、前記しゃりRと前記ねたFを覆って設けられるとともに、前記鍔部1bにその全周に亙って剥離可能に止着される容器密封シート2とからなり、前記鍔部1bの、前記ねたFが載置される部分に熱伝達抑制体3(他のシート)が設けられた構成となっている。
前記しゃり収納部1aおよび前記鍔部1bは、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET等の樹脂シートを成形して窪みを成形することによって形成される。
本実施形態において、樹脂シートは、可撓性である。好ましくは、しゃり収納部1aに、例えばロボットアームや人手でしゃりRを詰める際に、その圧力で、変形可能な程度に可撓性であることが好ましい。
また、好ましくは、しゃり収納部1aにしゃりRを詰めた後に、脱気しながら密封した際に、外気圧によって変形可能な程度に可撓性であることも好ましい。
このように、しゃり収納部1aが可撓性であることによって、しゃりRを収納した際に、しゃりRとしゃり収納部1aとの密着性が高まり、後述する解凍の際に、しゃりRへの熱伝達の効率が高まる。
前記熱伝達抑制体3は、本実施形態においては、前記しゃり収納部1aおよび鍔部1bとは異なる、相対的に熱伝達率が低い材料によって形成されている。
すなわち、前記熱伝達抑制体3は、たとえば、発泡樹脂シート、あるいはこれらの表面をアルミ箔によって被覆したシートといった、前記樹脂シートよりも熱電伝導率の低い材料によって形成されている。
そして、前記熱伝達抑制体3は、前記鍔部1b上に、前記しゃり収納部1aの開口を囲繞するようにして止着され、積層シートを形成している。従って、鍔部1bは、収納部1aに対して剛性であり、容器全体の形状保持に寄与している。
このような収容容器1は、図2に示すように、前記しゃり収納部1aにしゃりRを詰め、このしゃりRの上にねたFを載せ、これらを覆って前記容器密封シート2を被せるとともに、この容器密封シート2の周縁部を前記鍔部1bに剥離可能に止着して、図3および図4に示すように、前記しゃりRおよびねたF(すなわち、にぎり寿司)を密封状態に収容する。
この収容状態において、前記しゃり収納部1aに詰められた前記しゃりRの上部周辺を取り巻くように、前記鍔部1bに前記熱伝達抑制体3が設けられていることにより、前記しゃりRの上部に載せられた前記ねたFは、その周縁部が、前記鍔部1bによって支持されている。
なお、ねたFは、少なくとも向かい合う2つの端部が前記鍔部1bによって支持されていればよく、必ずしも、周縁部全体が支持されていなくてもよい。
このように、前記しゃりRおよびねたFが密封状態に収容された収容容器1を冷凍処理することにより、容器入り冷凍にぎり寿司(C)とすることができる。
そして、前記容器入り冷凍にぎり寿司Cは、にぎり寿司を食する際に湯煎によって解凍処理される。
この解凍処理を行なうには、たとえば、図5に示すように、前記収容容器1の鍔部1bが載置される解凍容器4に、予め所定深さのお湯Hを用意しておく。
ついで、この解凍容器4に前記収容容器1を入れて、前記解凍容器4の開口縁部に、前記収容容器1の前記鍔部1bを載せることにより、前記収容容器1の前記しゃり収納部1aが前記解凍容器4に保持され、このしゃり収納部1aが、ほぼ全面にわたって前記お湯Hに浸される。
この状態において、前記お湯Hの熱が前記しゃり収納部1aを通して内部の前記しゃりRへ伝わり、このしゃりRの湯煎による解凍が行なわれる。
この際に、しゃりRとしゃり収納部1aの密着性が高いことから、熱伝達効率が高く、従来に比べて短時間で解凍することが可能となる。
このように、前記しゃりが湯煎によって解凍されることにより、前記しゃりRの白化や硬化が抑制される。
また、前記お湯Hによって前記しゃりRの解凍が進む間に、しゃりRからの熱、しゃり収納部1aからの熱によって前記ねたFも解凍される。
ねたFが解凍された場合でも、ねたFの端部が鍔部1bに載置されているため、加熱変性を起こしにくい。本実施形態では、特に、鍔部1bが前記熱伝達抑制体3を含んでいるため、熱が前記ねたFへ伝わることが抑制される。
これによって、前記しゃりRの解凍時間と前記ねたFの解凍時間に差が生じ、前記しゃりRが食に適した状態まで解凍されても、前記ねたFの温度が食に適した低い温度に保持される。
このような解凍時間の差は、前記熱伝達抑制体3を含む鍔部1bの熱伝達量を調整することによって容易に設定することができる。
例えば、鍔部1bの厚みを調整することによって温度勾配を調整し、あるいは、前記熱伝達抑制体3の材質を変更してその熱伝達率を調整することによって、前述した解凍時間の差を調整することができる。
このようにして前記しゃりRおよび前記ねたFを解凍した後は、前記収容容器1を前記解凍容器4から取り出して、図6に示すように、前記容器密封シート2を剥離・除去する。
前記容器密封シート2を剥離すると、解凍された前記しゃりRと前記ねたFを取り出して食することができる。
一方、前記熱伝達抑制体3を設けたことにより、前記鍔部1bの剛性が高められる。
この結果、前記しゃりRの詰め込み、解凍後のにぎり寿司の取り出し、あるいは、前記収容容器1の取り扱いが容易となる。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、要求される仕様や設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、湯煎による解凍時における前記しゃりRの解凍時間と前記ねたFの解凍時間に差を設けるために設けられる前記熱伝達抑制体3は、図7に示すように、前記鍔部1bの厚みを前記しゃり収納部の厚みより厚くすることによって構成することもできる。
前記鍔部1bの厚みを厚くすることにより、この鍔部1bにおける温度勾配を前記しゃり収納部1aにおける温度勾配より小さくして、前記鍔部1bから前記ねたFへ伝達される熱量を小さくすることができる。また、この構成によって、鍔部1bの剛性を高めることもできる。
また、前記鍔部1bに溝状リブを例えば交差状に複数形成することによって構成することもできる。
このような構成とすることによって、鍔部1bへのねたFの接触面積を減らし、解凍時間を遅らせることができる。また、この構成によって、鍔部1bの剛性を高めることもできる。
また、解凍時における前記しゃりRへの熱伝達量を多くするために、前記しゃり収納部1aの底に、図8に示すように、前記しゃり収納部1aの内側へ向かう隆起部Aを形成しておくこともできる。
前記隆起部Aによって前記しゃりRとの接触面積を大きくし、これによって、前記しゃりRへの熱伝達量を多くすることができる。
また、図9に示す第2の実施形態にかかる収容容器10のように、単一の樹脂シートに窪みを間隔おいて複数成形することにより、しゃり収納部10aを複数形成し、前記樹脂シートの前記しゃり収納部10aが形成された部位以外の部位を鍔部10bとすることができる。
そして、前記鍔部10bの、前記各しゃり収納部10aを取り巻く位置に、前記熱伝達抑制体3をそれぞれ止着する。
このような構成とすることにより、複数のあるいは多種類のにぎり寿司をまとめて冷凍することができる。
さらに、図10ないし図12に示すように、前記第2の実施形態にかかる収容容器10を、そのしゃり収納部10aの外面との間に隙間をおいて収納するトレイ本体20aと、このトレイ本体20aに剥離可能に止着されたトレイ蓋(トレイ密封シート)20bを備えた収納トレイ20内に収納する構成とすることができる。
このような構成とすることにより、図11に示すように、前記収容容器10を前記収納トレイ20によって覆うことができ、前記収容容器10および収納されたにぎり寿司を保護してその変形、損傷を防止することができる。
また、前記トレイ本体20aと前記収容容器10との間に、解凍用のお湯を入れ、そのしゃり収納部10aを前記お湯に浸すことにより、前記トレイ本体20aを解凍容器として使用することができる。
そして、前記トレイ本体20aに、前記前記収容容器10の前記鍔部10bの周縁部が全周に亙って重畳させられる係止段部21(図10参照)を形成し、この係止段部21の一部に、前記トレイ本体20aと収納される前記収容容器10のしゃり収納部10aとの間に形成される隙間に連通させられた凹部22を形成し、前記鍔部10bに、前記凹部22に重畳させられる切り欠き23を形成しておくことにより、これらの切り欠き23および前記凹部22によって前記隙間への給湯部とすることができる。
前記収納トレイ20は、にぎり寿司を収容した前記収容容器10とともに冷凍処理されて保存状態となされ、必要に応じて解凍される。
この解凍時には、図12に示すように、前記トレイ密封シート20bの一部を剥離して、前記収容容器10に形成されている前記切り欠き23を露出させる。
ついで、前記切り欠き23から給湯して、そのお湯を、前記凹部22を経て前記トレイ本体20a内に流し込む。
これによって、前記収容容器10の前記しゃり収納部10aが前記お湯に浸されるとともに、前記収容容器10に収納されている前記しゃりRおよび前記ねたFの解凍がされる。
そして、解凍後は、前記凹部22および前記切り欠き23から前記トレイ本体20a内のお湯を排出して、必要に応じて前記収容容器10を取り出し、さらに、この収容容器10から解凍されたにぎり寿司を取り出して食に供することができる。
さらに、前記収容容器10において、前記各しゃり収納部10aに対応して設けられた熱伝達抑制体3を、図13に示すように、一体化された熱伝達抑制体24とすることもできる。
このような構成とすることにより、一体化された熱伝達抑制体24によって前記鍔部10bの剛性をさらに高めて、前記収容容器10の取り扱いを容易にし、かつ、収納されたにぎり寿司の変形等を防止することができる。
また、製造も容易にし、コスト低減が図れる。
1 (にぎり寿司)収容容器
1a しゃり収納部
1b 鍔部
2 容器密封シート
3 熱伝達抑制体
4 解凍容器
10 収容容器
10a しゃり収納部
10b 鍔部
20 収納トレイ
20a トレイ本体
20b トレイ蓋
21 係止段部
22 凹部
23 切り欠き
24 熱伝達抑制体
A 隆起部
C 容器入り冷凍にぎり寿司
F ねた
H お湯
R しゃり

Claims (10)

  1. しゃりとねたとからなるにぎり寿司を冷凍状態で収容するための容器であって、
    上部が開口され前記しゃりが収納される複数のしゃり収納部と、
    このしゃり収納部の開口縁部から外方へ向けて延設される、ねたの端部を載置する環状の鍔部を備え、
    前記しゃり収納部が、可撓性を有し、
    前記しゃり収納部と鍔部は、可撓性を有する単一の樹脂シートからなり、
    前記鍔部は、前記樹脂シートと他のシートの積層シートからなり、
    前記他のシートは前記樹脂シートの上面にあり、
    前記他のシートは、熱伝達抑制体であることを特徴とする、にぎり寿司収容容器。
  2. 前記鍔部は、前記しゃり収納部に対して剛性であることを特徴とする請求項1に記載のにぎり寿司収容容器。
  3. 前記しゃり収納部の底面中央部が隆起部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のにぎり寿司収容容器。
  4. さらに、前記しゃり収納部の外面との間に隙間をおいて配置されるトレイ本体を備え、
    前記しゃり収納部の開口縁部は、前記しゃり収納部の外面とトレイ本体との隙間への給湯を可能とする給湯口を有することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のにぎり寿司収容容器。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のにぎり寿司収容容器と、該にぎり寿司収容容器の前記しゃり収納部に収納されたしゃりと、該しゃり上に載置されたねたと、を含む容器入り冷凍にぎり寿司であって、
    前記ねたの端部は、前記鍔部に載置されていることを特徴とする、容器入り冷凍にぎり寿司。
  6. 前記しゃり収納部と鍔部を覆う容器密封シートをさらに備え、
    前記しゃり収納部内が脱気状態であることを特徴とする請求項5に記載の容器入り冷凍にぎり寿司。
  7. 前記しゃりの底面中央部が窪みを有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の容器入り冷凍にぎり寿司。
  8. 請求項1〜4の何れかに記載のにぎり寿司収容容器のしゃり収納部にしゃりを詰め、
    該しゃり上にねたを載せるとともに、該ねたの端部を前記鍔部に載せた後、
    前記にぎり寿司収容容器を密封し、ついで、
    前記にぎり寿司収容容器内の前記しゃりおよび前記ねたを冷凍処理することを特徴とする容器入り冷凍にぎり寿司の製造方法。
  9. 前記にぎり寿司収容容器の密封は、脱気しながら行うことを特徴とする、請求項8に記
    載の容器入り冷凍にぎり寿司の製造方法。
  10. 請求項5〜7の何れかに記載の容器入り冷凍にぎり寿司における前記にぎり寿司収容容
    器のしゃり収納部をお湯に所定時間浸すことにより、このしゃり収納部内のしゃりに加温
    することを特徴とする容器入り冷凍にぎり寿司の解凍方法。
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