JP6981640B2 - にぎり寿司収容容器 - Google Patents
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Description
この冷凍のにぎり寿司を食す場合には、解凍する必要があり、その解凍方法として、冷蔵解凍や常温解凍、あるいは、電子レンジによる解凍等が用いられている。
また、ねたが解凍され、その端部がしゃりに沿うように曲がった際に、ねたの端部がしゃり収納部に接近し、ねたの端部が加熱されて変性してしまうという問題があった。
また、しゃり収納部の開口縁部から外方へ向けて延設される鍔部を設けたことで、この部分にねたの端部を載置することが可能となり、ねたが解凍された際にその端部が加熱変性されることを抑制することができる。
前記鍔部を相対的に剛性とすることで、容器全体の形状保持性が高まる。
このような形態とすることで、簡素にしゃり収納部と鍔部を構成でき、製造コストの抑制につながる。
このような形態とすることで、簡素にしゃり収納部と鍔部を構成しつつ、鍔部を剛性とすることができ、製造コストの抑制につながる。
このような形態とすることで、ねたの端部の加熱変性をより有効に抑制することができる。
このような形態とすることによって、しゃり収納部の表面積を相対的に増大させ、解凍速度を速めることができる。
このような形態とすることによって、容器を用いて容易に解凍を行うことができる。
本発明の容器入り冷凍にぎり寿司は、ねたの端部が前記鍔部に載置されていることを特徴とする。
前記しゃり収納部内が脱気状態であることにより、しゃりとしゃり収納部内面の密着性が高まり、しゃり収納部からの熱伝達性を高め、しゃりの解凍効率を高めることができる。
しゃりの形状をこのようにすることで、しゃりの表面積を大きくし、解凍効率を高めることができる。
前記にぎり寿司収容容器のしゃり収納部にしゃりを詰め、
該しゃり上にねたを載せるとともに、該ねたの端部を前記鍔部に載せた後、前記にぎり寿司収容容器内の前記しゃりおよび前記ねたを冷凍処理する。
このような製造方法を用いることで、しゃりとしゃり収納部内面の密着性を高めることができ、しゃりの解凍効率を高めることができる。一方で、ねたの端部の加熱変性を抑制することが可能となる。
これにより、しゃりとしゃり収納部内面の密着性をより高めることができ、しゃりの解凍効率を高めることができる。
すなわち、前記しゃり収納部をお湯に所定時間浸すことにより、しゃり収納部内のしゃりに加温することで、解凍を行うことができる。
これらの図において符号1で示すにぎり寿司収容容器(以下、収容容器と略称する)は、上部が開口されしゃりR(図2参照)が収納されるしゃり収納部1aと、このしゃり収納部1aの開口縁部から外方へ向けて延設され、前記しゃりRに載せられるねたFの端部が載置される環状の鍔部1bと、前記しゃりRと前記ねたFを覆って設けられるとともに、前記鍔部1bにその全周に亙って剥離可能に止着される容器密封シート2とからなり、前記鍔部1bの、前記ねたFが載置される部分に熱伝達抑制体3(他のシート)が設けられた構成となっている。
本実施形態において、樹脂シートは、可撓性である。好ましくは、しゃり収納部1aに、例えばロボットアームや人手でしゃりRを詰める際に、その圧力で、変形可能な程度に可撓性であることが好ましい。
また、好ましくは、しゃり収納部1aにしゃりRを詰めた後に、脱気しながら密封した際に、外気圧によって変形可能な程度に可撓性であることも好ましい。
このように、しゃり収納部1aが可撓性であることによって、しゃりRを収納した際に、しゃりRとしゃり収納部1aとの密着性が高まり、後述する解凍の際に、しゃりRへの熱伝達の効率が高まる。
なお、ねたFは、少なくとも向かい合う2つの端部が前記鍔部1bによって支持されていればよく、必ずしも、周縁部全体が支持されていなくてもよい。
この際に、しゃりRとしゃり収納部1aの密着性が高いことから、熱伝達効率が高く、従来に比べて短時間で解凍することが可能となる。
例えば、鍔部1bの厚みを調整することによって温度勾配を調整し、あるいは、前記熱伝達抑制体3の材質を変更してその熱伝達率を調整することによって、前述した解凍時間の差を調整することができる。
この結果、前記しゃりRの詰め込み、解凍後のにぎり寿司の取り出し、あるいは、前記収容容器1の取り扱いが容易となる。
前記鍔部1bの厚みを厚くすることにより、この鍔部1bにおける温度勾配を前記しゃり収納部1aにおける温度勾配より小さくして、前記鍔部1bから前記ねたFへ伝達される熱量を小さくすることができる。また、この構成によって、鍔部1bの剛性を高めることもできる。
このような構成とすることによって、鍔部1bへのねたFの接触面積を減らし、解凍時間を遅らせることができる。また、この構成によって、鍔部1bの剛性を高めることもできる。
また、製造も容易にし、コスト低減が図れる。
1a しゃり収納部
1b 鍔部
2 容器密封シート
3 熱伝達抑制体
4 解凍容器
10 収容容器
10a しゃり収納部
10b 鍔部
20 収納トレイ
20a トレイ本体
20b トレイ蓋
21 係止段部
22 凹部
23 切り欠き
24 熱伝達抑制体
A 隆起部
C 容器入り冷凍にぎり寿司
F ねた
H お湯
R しゃり
Claims (10)
- しゃりとねたとからなるにぎり寿司を冷凍状態で収容するための容器であって、
上部が開口され前記しゃりが収納される複数のしゃり収納部と、
このしゃり収納部の開口縁部から外方へ向けて延設される、ねたの端部を載置する環状の鍔部を備え、
前記しゃり収納部が、可撓性を有し、
前記しゃり収納部と鍔部は、可撓性を有する単一の樹脂シートからなり、
前記鍔部は、前記樹脂シートと他のシートの積層シートからなり、
前記他のシートは前記樹脂シートの上面にあり、
前記他のシートは、熱伝達抑制体であることを特徴とする、にぎり寿司収容容器。 - 前記鍔部は、前記しゃり収納部に対して剛性であることを特徴とする請求項1に記載のにぎり寿司収容容器。
- 前記しゃり収納部の底面中央部が隆起部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のにぎり寿司収容容器。
- さらに、前記しゃり収納部の外面との間に隙間をおいて配置されるトレイ本体を備え、
前記しゃり収納部の開口縁部は、前記しゃり収納部の外面とトレイ本体との隙間への給湯を可能とする給湯口を有することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のにぎり寿司収容容器。 - 請求項1〜4の何れかに記載のにぎり寿司収容容器と、該にぎり寿司収容容器の前記しゃり収納部に収納されたしゃりと、該しゃり上に載置されたねたと、を含む容器入り冷凍にぎり寿司であって、
前記ねたの端部は、前記鍔部に載置されていることを特徴とする、容器入り冷凍にぎり寿司。 - 前記しゃり収納部と鍔部を覆う容器密封シートをさらに備え、
前記しゃり収納部内が脱気状態であることを特徴とする請求項5に記載の容器入り冷凍にぎり寿司。 - 前記しゃりの底面中央部が窪みを有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の容器入り冷凍にぎり寿司。
- 請求項1〜4の何れかに記載のにぎり寿司収容容器のしゃり収納部にしゃりを詰め、
該しゃり上にねたを載せるとともに、該ねたの端部を前記鍔部に載せた後、
前記にぎり寿司収容容器を密封し、ついで、
前記にぎり寿司収容容器内の前記しゃりおよび前記ねたを冷凍処理することを特徴とする容器入り冷凍にぎり寿司の製造方法。 - 前記にぎり寿司収容容器の密封は、脱気しながら行うことを特徴とする、請求項8に記
載の容器入り冷凍にぎり寿司の製造方法。 - 請求項5〜7の何れかに記載の容器入り冷凍にぎり寿司における前記にぎり寿司収容容
器のしゃり収納部をお湯に所定時間浸すことにより、このしゃり収納部内のしゃりに加温
することを特徴とする容器入り冷凍にぎり寿司の解凍方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017054940A JP6981640B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | にぎり寿司収容容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017054940A JP6981640B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | にぎり寿司収容容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018154398A JP2018154398A (ja) | 2018-10-04 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017054940A Active JP6981640B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | にぎり寿司収容容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6981640B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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US20090308862A1 (en) * | 2005-07-21 | 2009-12-17 | Yamil Advi Maccise Sade | Microwave oven thawing tray for foodstuff |
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2017
- 2017-03-21 JP JP2017054940A patent/JP6981640B2/ja active Active
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