JPH0524307Y2 - - Google Patents

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JPH0524307Y2
JPH0524307Y2 JP1989014858U JP1485889U JPH0524307Y2 JP H0524307 Y2 JPH0524307 Y2 JP H0524307Y2 JP 1989014858 U JP1989014858 U JP 1989014858U JP 1485889 U JP1485889 U JP 1485889U JP H0524307 Y2 JPH0524307 Y2 JP H0524307Y2
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sushi
nigiri
lid
recess
container
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、にぎりずしを冷凍状態に維持し、解
凍後にぎつた際の形態に戻して供することができ
るにぎりずし包装体およびその包装容器に関す
る。
(従来の技術) にぎりずしは、日本国内はもとより世界各国に
おいて好まれ、今や国際的食品となつている。
このにぎりずしは、すし種が新鮮であることが
肝要であり、それ故にぎりずしの遠隔地への持参
は不可である。
このようなことから、にぎりずしを遠隔地へ持
参するとすれば、にぎつたあと冷凍して携行し、
食する直前に解凍してにぎつた際の状態に戻すほ
かはない。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、にぎりずしは、にぎつたすし飯塊上
に主として魚介類の生もののすし種がのせられて
にぎられているので、これを解凍するときすし飯
塊の解凍時間は長く、すし種は短かいがため電磁
調理器等により解凍することができず、にぎつた
ときの状態に戻して食することが難かしかつた。
したがつてにぎりずしをリゾート地や海外へ持参
したり、あるいはこのような現場に輸送して供給
することは至難であつた。
本考案はこれに鑑み、にぎりずしのすし飯塊と
すし種とを各別に収納して冷凍することができ、
解凍後両者を合体させることによりにぎつたとき
のにぎりずし形態に復元させることができて、に
ぎりずしとしての味および形を損なわずに食する
ことができるにぎりずし包装体およびこの包装体
に用いる包装容器を提供することを目的としてな
されたものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための手段として本考案の
請求項1は、にぎりずし1個分のすし飯塊が納ま
る形状大きさの凹部、およびこの凹部の長手方向
両端にすし種の厚みに相当する深さのすし種端部
載置棚を有する複数の収納部を所要の間隔をおい
て列設した容器本体と、一面に前記収納部にそれ
ぞれ対応しかつ収納部内に可及的密に嵌合し得る
大きさを有して突設され、すし種が載置される凹
曲面状のすし種載置台面を有す蓋体とを備え、前
記容器本体の各収納部の凹部内にすし飯塊を装入
するとともに蓋体のすし種載置台面上にすし種を
載置し、これら容器本体および蓋体をそれぞれ外
装体により包装して冷凍可能としたことを特徴と
するにぎりずし包装体であり、同じく請求項2
は、前記収納部の凹部内にすし飯塊を装入した容
器本体と、前記すし種載置台面にすし種を載置し
た蓋体とを合体して外装体により包装して冷凍可
能としたことを特徴とするにぎりずし包装体であ
り、さらに請求項3は、にぎりずし1個分のすし
飯塊が納まる形状大きさの凹部、およびこの凹部
の長手方向両端にすし種の厚みに相当する深さの
すし種端部載置棚を有する複数の収納部を所要の
間隔をおいて列設した容器本体と、一面に前記収
納部にそれぞれ対応しかつ収納部内に可及的密に
嵌合し得る大きさを有して突設され、すし種が載
置される凹曲面状のすし種載置台面を有する蓋体
とからなる請求項1または2記載のにぎりずし包
装体に用いるにぎりずし包装容器である。
(作用) 容器本体の各収納部の凹部内に、にぎつたすし
飯塊をそれぞれ収納して外装体で被包し、蓋体の
各すし種載置台面上にすし種を載置して外装体で
被包し、それぞれを脱気密封のうえ冷凍すること
によりすし飯塊およびすし種が冷凍される。
にぎりずしを食するときは、例えば容器本体は
電磁調理器(電子レンジ)にかけてすし飯塊を解
凍し、蓋体は流水に当てるか自然放置により解凍
したのち容器本体上へ蓋体をそのすし種を下側に
して閉じ合わせれば、すし種はすし飯塊上にそれ
ぞれ重ねられ、蓋体を押しつけることにより蓋体
のすし種載置台面によりすし種がすし飯塊上へ弯
曲状に押し当てられ、すし種の両端は収納部のす
し種端部載置棚上に位置して形が整えられる。つ
いで収納部の凹部の底を押し上げるようにすれ
ば、すし種がのつたにぎりずしが収納部から浮き
上がり、これをつまんで食することができる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
第1図A,Bは、本考案によるにぎりずし包装
容器の容器本体1と蓋体2との基本的実施例を示
すもので、いずれも耐熱性に富む合成樹脂材料に
より成形されるものである。
容器本体1は、第1図Bに外観を、第2図に平
面を、第3図A,Bに第2図の−,−線
の各断面を示すように、所要の間隔をおいて配設
された複数個(図では3列2行の計6個)の収納
部3,3…を有し、この収納部3は、にぎりずし
1個分のにぎられたすし飯塊4(第6図示)が丁
度納まる形状大きさの凹部5と、この凹部5の長
手方向両端に形成されすし種6(第5図A,B
示)の厚み乃至はそれよりやゝ深い位置のすし種
端部載置棚7,7とで構成されている。
上記凹部5は、好ましくは内側面が抜き勝手の
テーパー状とされ、底部5aの範囲は肉薄とされ
て下方からの押圧により変形自在とするとともに
その中央に空気抜きのための小孔8が穿設され
る。
上記すし種端部載置棚7,7の上面は、収納部
3の長手方向中央部が中高状となるように巾方向
に凸弯曲面状に形成されている。
蓋体2は、第1図Aに外観を、第4図A,Bに
第1図の−,−線の各断面を示すよう
に、前記収納部3,3…にそれぞれ対応し該収納
部3,3…内に可及的密に嵌合し得る大きさを有
するすし種載置台9,9…が突設され、このすし
種載置台9,9…のすし種載置台面10は、その
長手方向両端になるほどに高くなる凹弯曲面状と
され、これが容器本体1の収納部3に嵌合したと
きすし種載置台面10と収納部3内のすし飯塊4
およびすし種端部載置棚7,7の上面との間にす
し種6がやゝ加圧状態で挟まるように形成されて
いる。
つぎに、にぎりずしの包装形態について説明す
る。
まず一般的な包装形態としては、第6図に断面
で示すように、容器本体1の各収納部3,3…の
凹部5,5内ににぎられたすし飯塊4,4…を入
れ、その容器本体1を加熱可能な合成樹脂フイル
ム(透明ケースでもよい)等からなる外装体11
により被包して脱気を行ない、すし飯塊包装体1
2とする。
また蓋体2についても、第5図A,Bに2方向
の断面で示すように、蓋体2の内面となる側のす
し種載置台9,9…のすし種載置台面10,10
…上に魚介類等のすし種4,4…を載置し、これ
を前記と同様に外装体11で被包して脱気を行な
い、すし種包装体13とする。なおこれら脱気は
20%程度引けばよい。
このように包装した包装体12,13は、その
まゝ冷凍し、冷凍状態のまゝ保存、輸送、販売に
供される。
にぎりずしを食するときは、すし飯塊4,4…
が入つている容器本体1、およびすし種6,6…
がのせられている蓋体2をそれぞれ解凍処理す
る。このとき容器本体1内のすし飯塊4,4…
は、外装体11に包装されているまゝ電磁調理器
(電子レンジ)等により解凍することができ、蓋
体2のすし種6,6…は同様に流水に当てるか、
あるいは自然位置により解凍することができる。
解凍後、第7図示のように蓋体2を容器本体1
に被せるように合体させて押しつければ、すし種
6,6…は蓋体2のすし種載置台9,9…のすし
種載置台面10,10…によりすし飯塊4,4…
へ押し当てられ、すし種6,6…の両端は収納部
3のすし種端部載置棚7,7上へ押し当てられる
ので、その曲面にならつてにぎりずし形態に形が
整えられる。
こうしたのち蓋体2を外し、容器本体1の凹部
5の底部5aを上方へ押せば、第8図示のように
すし飯塊4が凹部5の内側面のテーパーによつて
容易に抜け、その両側を手指や箸でつまんで取り
出せば、にぎつたときの形態のまゝのにぎりずし
が得られる。
上記の実施例では、容器本体1と蓋体2とを別
包装とした場合であるが、容器本体1の各収納部
3,3…の凹部5内にすし種6をのせたすし飯塊
4を入れ、その上に蓋体2を被せて第7図と同様
な形態としたのち外装体で被包して冷凍させるよ
うにすることもできる。この場合、解凍時には容
器本体1から蓋体2を外し、すし種6は蓋体2側
へおいてすし飯塊4とは別に解凍させるようにす
ればよい。また冷凍を要しないときは上記の包装
形態のまゝ容器として使用すれば、持ち運び中に
揺られてもにぎりすしが移動したり、形が崩れる
ことがなく、にぎつたときの形態を維持したまま
持ち運ぶことができる。
第9図は、包装容器の変形例を示すもので、第
9図示の実施例にもう1個分の収納部3′を容器
本体1の端部に他の収納部3,3…の長手方向に
対し直交して設け、これにより生ずる隅部のスペ
ースに小さい凹部14を形成し、これにしよう
が、しようゆ等を納めることができるようになさ
れたものである。
このほか収納部3の設置数や配列の仕方等に関
しては図示の実施例に限られるものではなく、
種々のレイアウトを施することができる。当然な
がら蓋体2のすし種載置台9もそれに対応して形
成されることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、すし飯塊
とすし種とを容器本体と蓋体とに別々に分けて入
れるようにし、すし飯塊およびすし種を冷凍して
遠隔地へ輸送しても、解凍後容器本体に蓋体を被
せてこれを押すことによりにぎつた際の整つたに
ぎりずし形態に戻すことができ、リゾート地や海
外でのにぎりずしの需要を容易に満すことができ
る。特に容器本体にはすし飯塊の収納用凹部の両
端にすし種端部載置棚があるので、蓋体のすし種
載置台面ですし種を押圧したときすし種の形態が
崩れることがなく、かつにぎりずしの形を原形に
戻して形のよいにぎりずしとすることができる。
また冷凍しない場合であつても、にぎりずしのす
し飯塊およびすし種が移動しない状態で包装する
ことができるので、無雑作に持ち運んでも形を崩
すことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本考案によるにぎりずし包装容
器の一実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図
の容器本体の平面図、第3図Aは第2図−線
断面図、同Bは同−線断面図、第4図Aは第
1図Aの−線断面図、同Bは同−線断面
図、第5図A,Bは蓋体にすし種をのせて包装体
とした2方向の断面図、第6図は容器本体にすし
飯塊を入れて包装体とした断面図、第7図は容器
本体に蓋体を被せてすし飯塊とすし種とを合体さ
せた状態を示す断面図、第8図はにぎりずしの取
り出し状態を示す断面図、第9図は本考案の変形
例における容器本体の平面図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……収納部、
4……すし飯塊、5……凹部、5a……底部、6
……すし種、7……すし種端部載置棚、8……小
孔、9……すし種載置台、10……すし種載置台
面、11……外装体、12……すし飯塊の包装
体、13……すし種の包装体、14……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 にぎりずし1個分のすし飯塊が納まる形状大
    きさの凹部、およびこの凹部の長手方向両端に
    すし種の厚みに相当する深さのすし種端部載置
    棚を有する複数の収納部を所要の間隔をおいて
    列設した容器本体と、一面に前記収納部にそれ
    ぞれ対応しかつ収納部内に可及的密に嵌合し得
    る大きさを有して突設され、すし種が載置され
    る凹曲面状のすし種載置台面を有する蓋体とを
    備え、前記容器本体の各収納部の凹部内にすし
    飯塊を装入するとともに蓋体のすし種載置台面
    上にすし種を載置し、これら容器本体および蓋
    体をそれぞれ外装体により包装して冷凍可能と
    したことを特徴とするにぎりずし包装体。 2 前記収納部の凹部内にすし飯塊を装入した容
    器本体と、前記すし種載置台面にすし種を載置
    した蓋体とを合体し、外装体により包装して冷
    凍可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    にぎりずし包装体。 3 にぎりずし1個分のすし飯塊が納まる形状大
    きさの凹部、およびこの凹部の長手方向両端に
    すし種の厚みに相当する深さのすし種端部載置
    棚を有する複数の収納部を所要の間隔をおいて
    列設した容器本体と、一面に前記収納部にそれ
    ぞれ対応しかつ収納部内に可及的密に嵌合し得
    る大きさを有して突設され、すし種が載置され
    る凹曲面状のすし種載置台面を有する蓋体とか
    らなる請求項1または2記載のにぎりずし包装
    体に用いるにぎりずし包装容器。
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JPH0630655Y2 (ja) * 1990-09-27 1994-08-17 株式会社島津機械製作所 寿司飯収容容器
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