JP6978749B2 - Posレジスタ装置、会計制御方法、およびプログラム - Google Patents

Posレジスタ装置、会計制御方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、POSレジスタ装置、会計制御方法、およびプログラムに関する。
コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア等の小売業界には、POS(Point Of Sales)システムが広く導入されている。販売店舗の会計エリアに設置されたPOSレジスタ装置により商品の会計処理が行われ、この会計処理における販売情報等がPOS管理装置に供給される。POS管理装置は、POSレジスタ装置から取得した販売情報等に基づき、商品の売上状況および在庫状況等を管理する。
ここで、例えば平日の昼休みや夕方等の時間帯には、会計エリアが商品の会計を待つ会計待ち顧客で非常に混雑することがよくある。会計待ち時間の増加は、顧客に不満を抱かせ、販売サービスの質の低下につながる。このような問題を解決するため、例えば特許文献1は、動作モードを、POS機能をアクティブ化するPOSモードと、POS機能以外の他の業務に係る機能をアクティブ化する非POSモードとを切り替えることによって、POSレジスタ装置における会計処理能力を可変とする技術を開示している。
特開2014−52738号公報
しかしながら、特許文献1が開示する技術では、POSモードと非POSモードとがPOSレジスタ装置のオペレータによる指示操作に基づいて切り替えられ、また、POSモード動作時に混雑状況に応じて会計処理能力を的確に調整することができないため、顧客の会計待ち時間を効率的に短縮することが困難である。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、顧客の会計待ち時間を効率的に短縮することができるPOSレジスタ装置、会計制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るPOSレジスタ装置は、
商品の会計を待つ会計待ち顧客の待機エリアを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段による撮像画像に基づいて、前記待機エリアに存在する人物およびその人物の動作を検出することにより、前記会計待ち顧客を検出する会計待ち顧客検出手段と、
前記会計待ち顧客検出手段の検出結果に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する混雑状況判定手段と、
前記混雑状況判定手段が前記会計待ち顧客が混雑していると判定した場合、CPU(Central Processing Unit)負荷状況に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する会計処理能力判定手段と、
前記会計処理能力判定手段の判定結果に応じて、前記CPUが実行するタスクのうち会計処理に関連するタスクの優先度を変更するタスク優先度変更手段と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、本発明に係る会計制御方法は、
POSレジスタ装置が実行する会計制御方法であって、
商品の会計を待つ会計待ち顧客の待機エリアを撮像する撮像手段による撮像画像に基づいて、前記待機エリアに存在する人物およびその人物の動作を検出することにより、前記会計待ち顧客を検出する会計待ち顧客検出ステップと、
前記会計待ち顧客検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する混雑状況判定ステップと、
前記混雑状況判定ステップにおいて前記会計待ち顧客が混雑していると判定された場合、CPU(Central Processing Unit)負荷状況に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する会計処理能力判定ステップと、
前記会計処理能力判定ステップにおける判定結果に応じて、前記CPUが実行するタスクのうち会計処理に関連するタスクの優先度を変更するタスク優先度変更ステップと、を含む。
また、上記の目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
POSレジスタ装置が備えるコンピュータを、
商品の会計を待つ会計待ち顧客の待機エリアを撮像する撮像手段による撮像画像に基づいて、前記待機エリアに存在する人物およびその人物の動作を検出することにより、前記会計待ち顧客を検出する会計待ち顧客検出手段、
前記会計待ち顧客検出手段の検出結果に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する混雑状況判定手段、
前記混雑状況判定手段が前記会計待ち顧客が混雑していると判定した場合、CPU(Central Processing Unit)負荷状況に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する会計処理能力判定手段、
前記会計処理能力判定手段の判定結果に応じて、前記CPUが実行するタスクのうち会計処理に関連するタスクの優先度を変更するタスク優先度変更手段、として機能させる。
本発明によれば、顧客の会計待ち時間を効率的に短縮することができるPOSレジスタ装置、会計制御方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るPOSシステムの概略図である。 POSレジスタ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 POSレジスタ装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 混雑状況判定テーブルの一例を示す図である。 会計制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1は、商品の販売情報を集計し管理するシステムであり、図1に示すように、POS管理装置100と、POSレジスタ装置200とを含む。POS管理装置100とPOSレジスタ装置200とは、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。ネットワークNWは、有線または無線を問わず、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)等の任意の通信網である。なお、POSシステム1において、POSレジスタ装置200の台数は任意であり、単一または複数のPOSレジスタ装置200を含んで構成される。
(POS管理装置100)
POS管理装置100は、いわゆるコンピュータであり、POSレジスタ装置200と連携して商品の売上状況や在庫状況等を管理する。POS管理装置100は、例えば、商品識別番号、商品名、販売価格、値引き価格、在庫数等の商品に関する情報(以下、「商品情報」とも称する)を、ネットワークNWを介してPOSレジスタ装置200の各々に送信する。
(POSレジスタ装置200)
POSレジスタ装置200は、販売店舗の会計エリアに配置され、顧客が購入する商品の会計処理を行う。また、POSレジスタ装置200は、商品の販売数、販売金額等を含む販売情報を、ネットワークNWを介してPOS管理装置100に送信する。
(POSレジスタ装置200のハードウェア構成)
次に、POSレジスタ装置200のハードウェア構成について説明する。POSレジスタ装置200は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204、メインディスプレイ205、サブディスプレイ206、カメラ207、温度センサ208、消費電力センサ209、プリンタ210、および通信I/F(Interface)装置211を備える。これらの各部は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
CPU201は、ROM202やHDD204からプログラムやデータをRAM203上に読み出して処理を実行することにより、POSレジスタ装置200の制御や機能を実現する演算装置である。
ROM202は、CPU201が実行する各種プログラムやプログラム実行の際に使用される各種データ等を記憶する不揮発性メモリである。ROM202は、例えば、後述する会計制御処理に係るプログラムを記憶する。
RAM203は、ROM202やHDD204から読み出されたプログラムやデータを一時的に保持する揮発性メモリであり、CPU201の作業領域として使用される。
HDD204は、記憶内容が書き換え可能な大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、例えば、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、OS上で動作し各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア等のプログラムやデータを記憶する。また、HDD204は、後述する通信I/F211を介してPOS管理装置100から取得した商品情報を記憶する。なお、POSレジスタ装置200は、HDD204に替えて、またはこれと共に、SSD(Solid State Drive)等の書き換え可能な不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
メインディスプレイ205は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置であり、CPU201の制御に従って、各種画像を表示する。また、メインディスプレイ205は、表示画面とこれに重ねて設けられたタッチセンサとからなるタッチパネルを備え、オペレータの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号をCPU201に供給する。メインディスプレイ205は、例えば、表示画面をレジ会計担当の店員(以下、「レジ店員」と称することがある)がレジ会計中に位置する側に向けて配置され、商品選択ボタン、購入商品一覧等のレジ会計業務に必要な情報を表示し、レジ店員の操作を受け付ける。
サブディスプレイ206は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置であり、CPU201の制御に従って、各種画像を表示する。また、サブディスプレイ206は、表示画面とこれに重ねて設けられたタッチセンサとからなるタッチパネルを備え、オペレータの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号をCPU201に供給する。サブディスプレイ206は、例えば、表示画面を顧客がレジ会計中に位置する側に向けて配置され、購入商品の合計金額、キャンペーン告知、成人確認等の情報を表示し、顧客の操作を受け付ける。
カメラ207は、レンズ等の光学素子と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide-Semiconductor)等の撮像素子とを備えるデジタル方式の撮像装置であり、撮像範囲(画角)内の被写体を撮像し、被写体の撮像画像を生成してCPU201に供給する。カメラ207は、例えば、会計待ち顧客の待機エリアを撮像可能な位置に配置され、会計待ち顧客をとらえた撮像画像を生成する。撮像画像は、時系列の複数のフレーム画像から構成される動画である。
温度センサ208は、CPU201の温度(以下、「CPU温度」とも称する)やPOSレジスタ装置200の内部温度等を測定するセンサであり、これらの測定情報をCPU201に供給する。
消費電力センサ209は、CPU201で消費されている電力(以下、「CPU消費電力」とも称する)を測定するセンサであり、CPU消費電力を示す測定情報をCPU201に供給する。
プリンタ210は、会計処理の結果を示すレシートデータ等を印刷する印刷装置であり、例えば、熱転写によりロール紙等の紙媒体に印字するサーマルプリンタにより構成される。
通信I/F211は、POS管理装置100と通信するためのインタフェースであり、CPU201の制御に従って、ネットワークNWを介してPOS管理装置100との間でデータの送受信を行う。
(POSレジスタ装置200の機能構成)
続いて、POSレジスタ装置200の機能構成について説明する。POSレジスタ装置200は、図3に示すように、制御部220、記憶部230、第1表示操作部240、第2表示操作部250、撮像部260、センサ部270、印刷部280、および通信部290を備える。
制御部220は、例えばCPU201により構成され、POSレジスタ装置200の構成部位の各々を制御する。制御部220は、機能的には、会計待ち顧客検出部221、混雑状況判定部222、会計処理能力判定部223、タスク優先度変更部224、第1表示制御部225A、第2表示制御部225B、第1操作受付制御部226A、第2操作受付制御部226B、精算処理部227、および印刷制御部228を有する。
会計待ち顧客検出部221は、後述する撮像部260から取得した撮像画像に基づいて、会計待ち顧客を検出する。会計待ち顧客検出部221は、例えば、撮像画像に映っている人物を公知の顔検出技術等を用いて認識し、その人物の動作を公知の動作検出技術や動きベクトル検出技術等を用いて検出することにより、会計待ち顧客を検出する。このように、会計待ち顧客検出部221は、撮像画像に映っている人物の存在の検出に加えて、その人物の動作を検出することにより、例えば単に待機エリアを通過する顧客と会計待ち顧客とを区別し、会計待ち顧客のみを的確に検出することができる。会計待ち顧客検出部221は、本発明の会計待ち顧客検出手段の一例である。
混雑状況判定部222は、会計待ち顧客検出部221が検出した会計待ち顧客の人数(以下、「会計待ち顧客数」とも称する)から会計待ち顧客の混雑状況を判定する。混雑状況判定部222は、例えば、記憶部230に予め記憶された、図4に示す混雑状況判定テーブルを参照し、会計待ち顧客数に対して割り当てられた混雑レベルに基づいて、混雑状況を「混雑なし」、「やや混雑」、「混雑」の3段階で判定する。混雑状況判定部222は、本発明の混雑状況判定手段の一例である。
会計処理能力判定部223は、後述するセンサ部270の測定情報に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する。会計処理能力判定部223は、センサ部270から取得した測定情報(CPU温度、POSレジスタ装置200の内部温度、CPU消費電力を示す各測定情報)が示す数値と予め設定された閾値(CPU温度、POSレジスタ装置200の内部温度、CPU消費電力の各閾値)とを比較し、測定情報が示す数値のいずれもが閾値を超えていないと判定した場合、会計処理能力を現状より高めることが可能であると判定する。一方、測定情報が示す数値のいずれかが閾値を超えていると判定した場合、会計処理能力判定部223は、会計処理能力を現状より高めることが不可能であると判定する。このように、会計処理能力判定部223は、CPU温度、POSレジスタ装置200の内部温度、CPU消費電力の各測定情報に基づくCPUの負荷状況に応じて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する。会計処理能力判定部223は、本発明の会計処理能力判定手段の一例である。
タスク優先度変更部224は、会計処理能力判定部223の判定結果に応じて、会計処理に関連するタスク(以下、「会計処理関連タスク」とも称する)の優先度を変更する。本実施の形態において、会計処理関連タスクは、メインディスプレイ205の表示動作および操作受付動作、サブディスプレイ206の表示動作および操作受付動作、清算処理、印刷動作を制御するタスクを含む。タスク優先度変更部224は、例えば、会計処理能力判定部223が会計処理能力を現状より高めることが可能であると判定した場合、会計処理に関連するタスクの優先度を現状よりも高く設定する。また、会計処理能力判定部223が会計処理能力を現状より高めることが不可能であると判定した場合、タスク優先度変更部224は、会計処理関連タスクの優先度を予め定められたデフォルト値に変更する。タスク優先度変更部224は、測定情報が示す数値と閾値との差分の度合いに応じて優先度の変化量を調整してもよい。タスク優先度変更部224は、本発明のタスク優先度変更手段の一例である。
第1表示制御部225Aは、第1表示操作部240における表示動作を制御する。第1表示制御部225Aは、第1表示制御タスクの実行により、後述する第1操作受付制御部226Aから取得した操作信号に応じて、会計処理に必要な各種情報を随時切り替えて第1表示操作部240に表示させる。第1表示制御部225Aは、例えば、第1表示操作部240がレジ店員による商品選択ボタンの押下を検知して会計対象である商品の選択操作を受け付けるごとに、第1表示操作部240に精算済みの商品の品名、数量、単価、販売価格等をまとめた購入商品一覧や精算処理部227が算出した合計金額を更新して表示させる。
第2表示制御部225Bは、第2表示操作部250における表示動作を制御する。第2表示制御部225Bは、第2表示制御タスクの実行により、例えば、第1表示操作部240が会計対象である商品の選択操作を受け付けたことに応じて精算処理部227が合計金額を新たに算出するごとに、第2表示操作部250に合計金額を更新して表示させる。また、第2表示制御部225Bは、レジ袋要否選択ボタンやキャンペーン告知等の顧客に提供する各種情報を随時切り替えて第2表示操作部250に表示させる。
第1操作受付制御部226Aは、第1表示操作部240における操作受付動作を制御する。詳述すると、第1操作制御226Aは、第1操作受付制御タスクの実行により、例えば、第1表示操作部240として機能するメインディスプレイ205のタッチパネルに印可する電圧を調整して接触位置や接触態様の検出精度を適宜切り換えることによりレジ店員の操作に対する操作受付動作を制御する。
第2操作受付制御部226Bは、第2表示操作部250における操作受付動作を制御する。詳述すると、第2操作制御226Bは、第2操作受付制御タスクの実行により、例えば、第2表示操作部250として機能するサブディスプレイ206のタッチパネルに印可する電圧を調整して接触位置や接触態様の検出精度を適宜切り換えることにより顧客の操作に対する操作受付動作を制御する。
精算処理部227は、顧客が購入する商品の合計金額を算出する。精算処理部227は、清算処理タスクの実行により、例えば、第1表示操作部250が受け付けた商品の選択操作に対応する商品名や販売価格等の商品情報を記憶部230から読み出し、選択済みの商品の合計金額を算出する。
印刷制御部228は、印刷部280における印刷動作を制御する。印刷制御部228は、印刷制御タスクの実行により、例えば、レシートデータやクーポン券等の印刷部280における印刷動作を制御する。
記憶部230は、例えば、ROM202、RAM203、HDD204を含んで構成され、制御部220が実行する各種プログラム、制御部220がプログラム実行の際に用いる各種データ、制御部220がプログラム実行により生成した各種データ等を記憶する。
第1表示操作部240は、メインディスプレイ205により構成され、制御部220の制御に従って、制御部220から取得した表示用の画像データにアナログ信号変換処理等を施して、各種画像を表示する。また、第1表示操作部240は、制御部220の制御に従って、メインディスプレイ205が備えるタッチパネルを介してオペレータ(例えば、レジ店員)の操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号を制御部220に供給する。
第2表示操作部250は、サブディスプレイ206により構成され、制御部220の制御に従って、制御部220から取得した表示用の画像データにアナログ信号変換処理等を施して、各種画像を表示する。また、第2表示操作部250は、制御部220の制御に従って、サブディスプレイ206が備えるタッチパネルを介してオペレータ(例えば、顧客)の操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号を制御部220に供給する。
撮像部260は、カメラ207により構成され、待機エリアの状況を撮像し、撮像画像を生成して制御部220に供給する。撮像部260は、本発明の撮像手段の一例である。
センサ部270は、温度センサ208および消費電力センサ209により構成され、CPU温度、POSレジスタ装置200の内部温度、CPU消費電力の測定情報を制御部220に供給する。
印刷部280は、プリンタ210により構成され、紙媒体に会計処理の結果を示すレシートデータ等を印刷する。
通信部290は、通信I/F211により構成され、制御部220の制御に従って、ネットワークNWを介してPOS管理装置100との間でデータの送受信を行う。通信部290は、例えば、販売情報をPOS管理装置100に送信し、商品情報をPOS管理装置100から受信する。
(POSレジスタ装置200の動作)
次に、図5に示すフローチャートを参照して、POSレジスタ装置200の制御部220が実行する会計制御処理について説明する。この会計制御処理は、会計待ち顧客の混雑状況に応じて会計処理関連タスクの優先度を変更する処理である。制御部220は、POSレジスタ装置200の電源が投下されたことに応じて、会計制御処理を開始する。
会計制御処理を開始すると、まず、制御部220は、会計待ち顧客で混雑しているか否かを判定する(ステップS101)。制御部220は、例えば、混雑状況判定部222の判定結果が「混雑」である場合には、会計待ち顧客で混雑していると判定し、混雑状況判定部222の判定結果が「混雑なし」または「やや混雑」である場合には、会計待ち顧客で混雑していないと判定する。
会計待ち顧客で混雑していると判定した場合(ステップS101:YES)、制御部220は、会計処理能力を現状より高めることが可能か否かを判定する(ステップS102)。制御部220の会計処理能力判定部223は、上述したように、センサ部270から取得したCPU温度、POSレジスタ装置200の内部温度、CPU消費電力を示す各測定情報が示す数値と予め設定されたCPU温度、POSレジスタ装置200の内部温度、CPU消費電力の各閾値とをそれぞれ比較し、測定情報が示す数値のいずれもが閾値を超えていないと判定した場合、会計処理能力を現状より高めることが可能であると判定する。一方、会計処理能力判定部223は、測定情報が示す数値のいずれかが閾値を超えていると判定した場合、会計処理能力を現状より高めることが可能ではないと判定する。
会計処理能力を現状より高めることが可能であると判定した場合(ステップS102:YES)、制御部220は、会計処理関連タスクの優先度を現状より高く変更する(ステップS103)。制御部220のタスク優先度変更部224は、会計処理関連タスクに含まれる、第1表示制御部225Aの機能を実行する第1表示制御タスク、第2表示制御部225Bの機能を実行する第2表示制御タスク、第1操作受付制御部226Aの機能を実行する第1操作受付制御タスク、第2操作受付制御部226Bの機能を実行する第2操作受付制御タスク、清算処理部227の機能を実行する清算処理タスク、印刷制御部228の機能を実行する印刷制御タスクのそれぞれの優先度を現状よりも高く変更設定する。
一方、ステップ101において会計待ち顧客で混雑していないと判定した場合(ステップS101:NO)、または、ステップS102において会計処理能力を現状より高めることが可能ではないと判定した場合(ステップS102:NO)、制御部220は、会計処理関連タスクの優先度をデフォルト値に変更する(ステップS104)。制御部220のタスク優先度変更部224は、会計処理関連タスクに含まれる、第1表示制御タスク、第2表示制御タスク、第1操作受付制御タスク、第2操作受付制御タスク、清算処理タスク、印刷制御タスクのそれぞれの優先度をデフォルト値に変更する。
ステップS103またはステップS104の処理を実行した後、制御部220は、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS105)。制御部220は、例えば、CPU201に内蔵されたRTC(Real Time Clock)による時刻情報に基づいて所定時間(例えば、30秒〜1分程度)が経過したか否かを判定すればよい。所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS105:NO)、制御部220は、所定時間が経過するまでステップS105の処理を繰り返す。これにより、POSレジスタ装置200は、会計待ち顧客の混雑状況の変化に対して会計処理のCPUリソースの割り当てを的確に変更することができる。
一方、所定時間が経過したと判定する(ステップS105:YES)、制御部220は、ステップS101に処理を戻し、ステップS101からステップS105までの一連の処理をPOSレジスタ装置200の電源が停止されるまで繰り返し実行する。
以上に説明したように、本実施の形態に係るPOSレジスタ装置200は、撮像画像に基づいて会計待ち顧客を検出し、会計待ち顧客の混雑状況を判定する。この判定結果が会計待ち顧客が混雑しているというものである場合には、POSレジスタ装置200は、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定し、会計処理能力を現状より高めることが可能と判定した場合には、会計処理に関連するタスクの優先度を現状よりも高く設定する。これにより、POSレジスタ装置200は、顧客の会計待ち時間を効率的に短縮することができる。また、会計待ち時間を短縮し、会計待ち顧客の混雑を解消することにより、顧客の満足度を向上させるとともに、店舗における販売実績を上げることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変形および応用が可能である。
上記の実施の形態では、タスク優先度変更部224は、会計処理能力判定部223が会計処理能力を現状より高めることが可能であると判定した場合には、会計処理に関連するタスクの優先度を現状よりも高く設定し、会計処理能力判定部223が会計処理能力を現状より高めることが不可能であると判定した場合には、会計処理関連タスクの優先度をデフォルト値に変更するものとして説明した。しかし、タスク優先度変更部224は、このような処理に加え、例えば、混雑状況判定部222の判定結果が「混雑なし」である場合には、会計処理関連タスクの優先度をデフォルト値または現状よりも低く設定するようにしてもよい。これにより、会計待ち顧客の混雑が解消された後に会計処理関連タスクの優先度が必要以上に高く設定されることを抑止することができる。
上記の実施の形態において、例えばPOSレジスタ装置200の制御部220として機能するCPU201が実行する制御プログラムは、ROM202に記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上記の各種処理を実行させるための制御プログラムを、既存の汎用コンピュータや、フレームワーク、ワークステーション等に実装することにより、上記の実施の形態に係るPOSレジスタ装置200に相当する装置として機能させてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、コンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM)等に格納して配布してもよいし、インターネットをはじめとするネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
1 POSシステム
100 POS管理装置
200 POSレジスタ装置
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 メインディスプレイ
206 サブディスプレイ
207 カメラ
208 温度センサ
209 消費電力センサ
210 プリンタ
211 通信I/F
220 制御部
221 会計待ち顧客検出部
222 混雑状況判定部
223 会計処理能力判定部
224 タスク優先度変更部
225A 第1表示制御部
225B 第2表示制御部
226A 第1操作受付制御部
226B 第2操作受付制御部
227 精算処理部
228 印刷制御部
230 記憶部
240 第1表示操作部
250 第2表示操作部
260 撮像部
270 センサ部
280 印刷部
290 通信部
BL バスライン
NW ネットワーク

Claims (7)

  1. 商品の会計を待つ会計待ち顧客の待機エリアを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像画像に基づいて、前記待機エリアに存在する人物およびその人物の動作を検出することにより、前記会計待ち顧客を検出する会計待ち顧客検出手段と、
    前記会計待ち顧客検出手段の検出結果に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する混雑状況判定手段と、
    前記混雑状況判定手段が前記会計待ち顧客が混雑していると判定した場合、CPU(Central Processing Unit)負荷状況に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する会計処理能力判定手段と、
    前記会計処理能力判定手段の判定結果に応じて、前記CPUが実行するタスクのうち会計処理に関連するタスクの優先度を変更するタスク優先度変更手段と、を備える、
    POSレジスタ装置。
  2. 前記タスク優先度変更手段は、前記会計処理能力判定手段が前記会計処理能力を現状より高めることが可能であると判定した場合、前記会計処理に関連するタスクの優先度を現状より高く設定する、
    請求項1に記載のPOSレジスタ装置。
  3. 前記タスク優先度変更手段は、前記会計処理能力判定手段が前記会計処理能力を現状より高めることが不可能であると判定した場合、前記会計処理に関連するタスクの優先度を予め定められたデフォルト値に変更する、
    請求項1または2に記載のPOSレジスタ装置。
  4. 前記会計処理能力判定手段は、前記CPUの温度、前記CPUの消費電力、前記POSレジスタ装置の内部温度のうち少なくとも1つに基づいて、前記CPU負荷状況を判定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のPOSレジスタ装置。
  5. 前記混雑状況判定手段は、前記会計待ち顧客検出手段が検出した前記会計待ち顧客の数と予め定められた基準値との比較に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のPOSレジスタ装置。
  6. POSレジスタ装置が実行する会計制御方法であって、
    商品の会計を待つ会計待ち顧客の待機エリアを撮像する撮像手段による撮像画像に基づいて、前記待機エリアに存在する人物およびその人物の動作を検出することにより、前記会計待ち顧客を検出する会計待ち顧客検出ステップと、
    前記会計待ち顧客検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する混雑状況判定ステップと、
    前記混雑状況判定ステップにおいて前記会計待ち顧客が混雑していると判定された場合、CPU(Central Processing Unit)負荷状況に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する会計処理能力判定ステップと、
    前記会計処理能力判定ステップにおける判定結果に応じて、前記CPUが実行するタスクのうち会計処理に関連するタスクの優先度を変更するタスク優先度変更ステップと、を含む、
    会計制御方法。
  7. POSレジスタ装置が備えるコンピュータを、
    商品の会計を待つ会計待ち顧客の待機エリアを撮像する撮像手段による撮像画像に基づいて、前記待機エリアに存在する人物およびその人物の動作を検出することにより、前記会計待ち顧客を検出する会計待ち顧客検出手段、
    前記会計待ち顧客検出手段の検出結果に基づいて、前記会計待ち顧客の混雑状況を判定する混雑状況判定手段、
    前記混雑状況判定手段が前記会計待ち顧客が混雑していると判定した場合、CPU(Central Processing Unit)負荷状況に基づいて、会計処理能力を現状より高めることが可能であるか否かを判定する会計処理能力判定手段、
    前記会計処理能力判定手段の判定結果に応じて、前記CPUが実行するタスクのうち会計処理に関連するタスクの優先度を変更するタスク優先度変更手段、として機能させる、
    プログラム。
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