JP6978381B2 - 通電経路構成部材およびセンサ - Google Patents
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金属部材は、軸線方向に延びる筒状部を有し、導電性材料で形成される。収容部材は、金属部材のうち少なくとも筒状部を収容するための部材配置空間を有する。
なお、「突出部の突出寸法」は、筒状部の表面に対する垂直方向の寸法であって、筒状部の表面から突出部の最外部位までの寸法を意味する。
次に、特定断面形状がスリット部を有する四角形である上述の通電経路構成部材においては、筒状部はスリット部を2個備えており、スリット部は、前記四角形の四辺のうち対向する2つの辺のそれぞれに1個ずつ備えられ、金属部材は突出部を2個備えており、突出部は、前記四角形の四辺のうち前記スリット部を備えない2つの辺のそれぞれに少なくとも1個ずつ備えられてもよい。
次に、特定断面形状がスリット部を有する四角形である上述の通電経路構成部材においては、スリット部は、前記四角形の4個の頂点に相当する位置にそれぞれ1個ずつ備えられ、突出部は、前記四角形の四辺のそれぞれにおいて少なくとも1個ずつ備えられてもよい。
本開示の他の一態様は、センサ素子と、通電経路構成部材と、を備えるセンサであって、通電経路構成部材は上述のいずれかの通電経路構成部材である。センサ素子は、測定対象物の検出結果に応じた検出信号を出力する。通電経路構成部材は、センサ素子から出力された検出信号を伝達する通電経路の一部を形成する。
なお、以下に示す実施形態では、ガスセンサの一種である酸素センサのうち全領域空燃比センサ(以下単に、空燃比センサともいう)を例に挙げる。具体的には、自動車や各種内燃機関における空燃比フィードバック制御に使用するために、測定対象となる排ガス中の特定ガス(酸素)を検出するガスセンサ素子(検出素子)が組み付けられるとともに、内燃機関の排気管に装着される空燃比センサを例に挙げて説明する。
[1−1.全体構成]
本実施形態の通電経路構成部材14を備える空燃比センサ1の全体の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、空燃比センサの内部構成を表す断面図である。図1に示す空燃比センサ1のうち、図中下側が先端側であり、図中上側が後端側である。
主体金具5は、軸線方向に貫通する貫通孔37を有し、貫通孔37の径方向内側に突出する棚部39を有する略筒状形状に構成されている。この主体金具5は、検知部7cを貫通孔37の先端側に配置し、電極パッド25a,25b,25c,25d,25e,25fを貫通孔37の後端よりも後端側に配置する状態で、貫通孔37に挿通されたガスセンサ素子7を保持するよう構成されている。
[1−2.通電経路構成部材]
次に、本実施形態の要部である 通電経路構成部材14について説明する。
先端連結部15a1は、第2金属部材15bと連結可能に構成されている。
突出部15a4は、筒状部15a2の外側表面から外向きに突出するように構成されている。つまり、第1金属部材15aが収容部材16の部材配置空間16aに配置された場合には、突出部15a4は、部材配置空間16aの内面に向けて突出した状態となる。
図7に示すように、突出部15a4の突出寸法h1(h1=0.175mm)は、筒状部15a2を構成する第1金属部材15aの最大厚さ寸法t1(t1=0.200mm)よりも小さい(h1<t1)。なお、突出部15a4の突出寸法h1は、筒状部15a2の表面に対する垂直方向の寸法であって、筒状部15a2の表面から突出部15a4の最外部位までの寸法を意味する。また、最大厚さ寸法t1は、第1金属部材15aのうち筒状部15a2の表面に対する垂直方向の最大寸法である。
以上説明したように、本実施形態の空燃比センサ1における通電経路構成部材14は、接続端子15と、収容部材16と、を備える。接続端子15は、第1金属部材15aと、第2金属部材15bと、を備える。
このような形状の筒状部15a2は、突出部15a4との境界部分も隙間を有することなく連続した形状となる。これにより、第1金属部材15aの筒状部15a2を収容部材16の部材配置空間16aに挿入する際に、収容部材16と突出部15a4との引っ掛かりが生じがたくなり、挿入作業の煩雑さが軽減される。
第1金属部材15aが2個以上の突出部15a4を備えることで、部材配置空間16aに配置される前後での筒状部15a2の変形量が大きくなるため、突出部15a4を介して筒状部15a2と部材配置空間16aの内面との間に生じる押圧力が大きくなる。これにより、筒状部15a2は、より強固な力で部材配置空間16aの内面に支えられる状態となる。
ここで、文言の対応関係について説明する。
通電経路構成部材14が通電経路構成部材の一例に相当し、接続端子15が金属部材の一例に相当し、筒状部15a2が筒状部の一例に相当し、スリット部15a5がスリット部の一例に相当し、突出部15a4が突出部の一例に相当し、収容部材16が収容部材の一例に相当する。空燃比センサ1がセンサの一例に相当し、ガスセンサ素子7がセンサ素子の一例に相当する。
金属端子(接続端子)における筒状部の断面形状は、上記実施形態の形状に限られることはなく、他の形状を採ることができる。そこで、第2実施形態として、図10A,10B,10Cおよび図11A,11B,11Cに基づいて、筒状部の断面形状における種々の形態について説明する。
図10Bに示す第1金属部材15aは、2個の突出部15a4を備えている。この第1金属部材15aの筒状部15a2の特定断面形状は、2個のスリット部15a5を有する円形である。2個の突出部15a4は、筒状部15a2のうち2個のスリット部15a5で区切られる2個の領域(第1領域15a2a、第2領域15a2b)のそれぞれに1個ずつ配置されている。
次に、本開示の通電経路構成部材が備えられるセンサは、上記のような板型のガスセンサ素子7を備える空燃比センサ1に限られることはない。そこで、第3実施形態として、図12および図13を用いて、筒型センサ素子84を備えるガスセンサ80(酸素センサ80)について説明する。なお、ガスセンサ80は、図12における図中下側が先端側であり、図中上側が後端側である。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (10)
- 軸線方向に延びる筒状部を有し、導電性材料で形成される金属部材と、
前記金属部材のうち少なくとも前記筒状部を収容するための部材配置空間を有する収容部材と、
を備えて、前記金属部材が通電経路の一部を形成する通電経路構成部材であって、
前記筒状部は、前記軸線方向の一端から他端にかけて形成されたスリット部を有し、前記スリット部の幅寸法が変化するとともに当該筒状部の外径寸法が変化するような弾性変形可能な材料で構成されており、
前記収容部材は、前記筒状部を形成する材料よりもヤング率の大きい材料で構成されており、
前記金属部材は、前記筒状部の外側表面から前記部材配置空間の内面に向けて突出した突出部を備え、
前記突出部の突出寸法は、前記筒状部を構成する前記金属部材の最大厚さ寸法よりも小さく、
前記筒状部は、前記突出部が前記部材配置空間の内面に接する状態で、前記部材配置空間に配置される、
通電経路構成部材。 - 請求項1に記載の通電経路構成部材であって、
前記筒状部のうち前記突出部が設けられる部分の外表面は、前記軸線方向の一端側から他端側にかけて隙間を有することなく連続した形状である、
通電経路構成部材。 - 請求項1または請求項2に記載の通電経路構成部材であって、
前記筒状部における前記軸線方向に垂直な断面形状であって前記突出部が形成される部分の前記断面形状である特定断面形状は、前記スリット部を有する円形、または前記スリット部を有する四角形のいずれかである、
通電経路構成部材。 - 請求項3に記載の通電経路構成部材であって、
前記特定断面形状は、前記スリット部を有する円形であり、
前記筒状部は、前記スリット部を少なくとも1個備え、
前記金属部材は、前記突出部を少なくとも2個以上備える、
通電経路構成部材。 - 請求項4に記載の通電経路構成部材であって、
前記筒状部は、前記スリット部を少なくとも2個以上備える、
通電経路構成部材。 - 請求項5に記載の通電経路構成部材であって、
前記筒状部は、前記スリット部を少なくとも3個以上備え、
前記金属部材は、前記突出部を少なくとも3個以上備える、
通電経路構成部材。 - 請求項3に記載の通電経路構成部材であって、
前記特定断面形状は、前記スリット部を有する四角形であり、
前記スリット部は、前記四角形の四辺のうち一つの辺のみに設けられ、
前記突出部は、前記四角形の四辺のうち前記スリット部が設けられた辺に隣接する2つの辺のそれぞれに少なくとも1個ずつ設けられている、
通電経路構成部材。 - 請求項3に記載の通電経路構成部材であって、
前記特定断面形状は、前記スリット部を有する四角形であり、
前記筒状部は、前記スリット部を2個備えており、
前記スリット部は、前記四角形の四辺のうち対向する2つの辺のそれぞれに1個ずつ備えられ、
前記金属部材は、前記突出部を2個備えており、
前記突出部は、前記四角形の四辺のうち前記スリット部を備えない2つの辺のそれぞれに少なくとも1個ずつ備えられる、
通電経路構成部材。 - 請求項3に記載の通電経路構成部材であって、
前記特定断面形状は、前記スリット部を有する四角形であり、
前記スリット部は、前記四角形の4個の頂点に相当する位置にそれぞれ1個ずつ備えられ、
前記突出部は、前記四角形の四辺のそれぞれにおいて少なくとも1個ずつ備えられる、
通電経路構成部材。 - 測定対象物の検出結果に応じた検出信号を出力するセンサ素子と、
前記センサ素子から出力された前記検出信号を伝達する通電経路の一部を形成する通電経路構成部材と、
を備えるセンサであって、
前記通電経路構成部材は、請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の通電経路構成部材である、
センサ。
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