JP6977946B2 - トイレ用介護装置 - Google Patents
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Description
それが歩行に障害等があり車イスを利用する人等にあっては、その面倒さは倍加してしまう。
例えば、座った姿勢からの脱ぎ着が困難なことから一旦立ち姿勢とさせるが、その姿勢を支えるため、被介護者一人に対して2人以上の介護者が立ち会い、一方が後ろから背中を抱える等して身体を支え、他方が前に回ってズボンを引き下げる等してようやく便器に着座させて行っているのが現状である。
又、この着衣の脱ぎ着は、他人の介護を伴うときには被介護者にとって男女を問わず羞恥心を覚えるものであり、年齢に関係なく非常な抵抗感の強い行為となっている。
被介護者の下半身着衣の一部を掴む把持体と、
該把持体を立ち姿勢の人体の腰部の側面に沿って移動させる移送体と、
該移送体を脱衣の際には下降方向へ着衣の際には上昇方向へ導く誘導体と、
を備えてなり、
把持体が、先端部に被介護者の下半身着衣の一部を把持可能なグリップを配した湾曲状の前ア−ム及び後アームを配設して形成され、
移送体が、基部を中心に該アームを開閉動可能に軸着した移送駒を設けて形成され、
誘導体が、垂直路と水平路をカーブ状に連接した誘導溝を刻設して該移送駒と係合する誘導枠を設けて形成されてなることを特徴とする。
(b)左右に正面L字型の座板を2つ組み合わせて上コの字型をなすと共にその底辺がトイレを若干上まわる高さとした座面を形成し、該L字型の座板を頭部を軸として左右に開閉動自在とした座部と、
(c)被介護者の脇部を貫通可能な脇支持板を上下及び左右に移動可能に配設した背もたれ部と、
(d)上記脚部と座部との間に介設して上記座部及び背もたれ部を傾斜状に上昇させ得る昇降部と、
(e)被介護者の下半身着衣の一部を掴む把持体と、該把持体を立ち姿勢の人体の腰部の側面に沿って移動させる移送体と、該移送体を脱衣の際には下降方向へ着衣の際には上昇方向へ導く誘導体とを配した下半身着衣の脱着部と、
から成り、
把持体が、先端部に被介護者の下半身着衣の一部を把持可能なグリップを配した湾曲状の前ア−ム及び後アームを配設して形成され、
移送体が、基部を中心に該アームを開閉動可能に軸着した移送駒を設けて形成され、
誘導体が、垂直路と水平路をカーブ状に連接した誘導溝を刻設して該移送駒と係合する誘導枠を設けて形成されてなることを特徴とする。
該装置をトイレ室に導いて既設のトイレを本装置が囲んで収納状態とし、昇降部を上昇させると、座部及びこれに一体化した背もたれ部が傾斜状に立ち上がり、連れて被介護者も腰を浮かせて立った姿勢となる。次いで、L字型の座板を左右に開動させると、間に隙間が形成され、座板が腰部から離れて着衣を下げることができる体勢となる。そこで、介護者は、その安定した姿勢を保った被介護者のズボン等を掴んで容易に脱がすことができる。
ズボン等を脱いだ後、昇降部を下降させ元の平行な状態とすると、被介護者はそのままで排泄、シャワー、乾燥等を行うことができる。
使用後には、昇降部を再度立ち上げ、上記と同じように傾斜状に立ち上げ、一旦脱いだズボン等を引き上げて元の着衣状態に戻すことができる。
そして、L字型の座板を左右に閉動させ、昇降部を下降させると、元の着座した状態に戻り、そのまま退室することができる。
このとき、誘導体によって脱衣の際には移送体が下降方向へと導かれ、着衣の際には上昇方向へと導かれる。
従って、トイレ用介護にあって困難とされる下半身着衣の脱着が、極めて円滑且つ労力の負担少なく行うことができる。
これが基部を中心に該アームを開閉動可能に軸着した移送駒を設けて形成された移送体によって、立ち姿勢の人体の腰部の側面に沿って確実に移送される。
その際、垂直路と水平路をカーブ状に連接した誘導溝を刻設して該移送駒と係合する誘導枠によって、移動が円滑となる。
本発明トイレ用介護装置1は全体として、前後動を可能とする脚部10、トイレの若干上に位置する座部20と、脇部を支持可能な背もたれ部30と、座部及び背もたれ部を傾斜状に昇降させる昇降部40の各部から成る。
側面にも脚貫を配し、左側に上左側脚貫15a、下左側脚貫15b、右側に上右側脚貫16a、下右側脚貫16bを設ける。
斯くして立方の枠体を形成するが、この立方の枠体の形成にあたって、前方の下前脚貫13bに相当すべき下後脚貫は排して、設けないものとする。
これは装置本体1を後退動させたとき、該脚貫がトイレと衝突してしまい、後退動を妨げるからである。この意味から、上部に設ける後脚貫14も、トイレより高い位置となるよう形成する。
同様の目的から、上前脚貫13a、下前脚貫13b及び後脚貫14は、トイレが収納できるようトイレの横幅より若干大きな寸法幅とする。
又、下前脚貫13bには、被介護者の足を載せるステップ18を配する。
車輪17を自走型とする場合には、モーターM1を枠体の一部に付設する。又、各モーターへはバッテリーBにて電力を供給する。
該L字型とする態様は、該左座板24を2つに分けて、側部にあたる方を側左座板24a、底部にあたる方を底左座板24bとし、両者を略直角に繋いでL字型とする。同様に右座板25も2つに分けて、一方を側右座板25a、他方を底右座板25bとし、両者を繋いでL字型とする。
即ち、通常の座席が上コの字型の座面を形成するのに対し、本発明では、これを中心から2分割する態様とし、左右の左座枠21及び右座枠22が正面L字型を成すものとする。
左座枠21及び右座枠22が組み合わされると、底左座板24b及び底右座板25bとが接合して平坦面をなし、着座面を形成する。
軸芯26a、26bを軸としてL字型の左座板24及び右座板25が左右に開閉動し、開動によって両者が離れて中間に隙間が形成され、閉動によって両者が結合し上コの字型が形成される機構となる。
折り畳みの態様は、直角をなすL字型の交差角がより小さく畳まれるよう、戻る場合には逆に、畳まれた二片の交差角が開いて元の直角のL字型に戻るように働くものとする。
例えば、側左座板24aと底左座板24bとの交差部内側に軸体を介在させて回動自在とし、一方、該軸体には戻しバネを介在させて、折り畳み動と逆の復元動を可能とする。且つ、側左座板24a及び底左座板24bとの交差部には45度の斜辺をそれぞれ形成し、復元時に互いが交わって直角をなし、それ以上開かない構成とする。
上記態様は、右左座板25においてもまったく同様である。
これは、上記L字型の左座板24及び右座板25が開く方向に回動する場合には、その一部が、周囲を囲まれた座枠によって衝突する虞があり、特に底左座板24b及び底右座板25bと下左座枠21b及び下右座枠22bとの間で衝突の虞があり、これを回避するためである。
背板31は、被介護者を座部の背面から支えるため、連結板27を介して座部20と一体化される。
該ホルダー板には上下に上横溝36a、下横溝36bが刻設され、そこに左支持板37a、右支持板37bが交差部に溝を刻んで嵌着される。該左支持板37a及び右支持板37bは、ホルダー板33に対して直角方向に突き出るように形成され、被介護者の脇部に挟まれて、被介護者を立ち姿勢状態に支えんとするものである。
その為、左支持板37a及び右支持板37bの先端部は、被介護者の脇部を囲うよう盛り上がり状に形成するのが好ましい。
即ち、左支持板37aと右支持板37bとの間隔を、被介護者の背幅に合わせた寸法に調整可能とする。
一体化された座部20と背もたれ部30は脚部10との間に昇降部40が介設され、該昇降部40は、座部20及び背もたれ部30を傾斜状に上昇させる機構とする。
脚部10の上左側脚貫15aを基部とし、座部20の下左座枠21bを上杆体としたとき、左前杆体41a及び左後杆体41bを配して節部43a、43b、43c、43dでリンクさせ、該下左座枠21bに併設させて左スライド溝45を配設し、該左スライド溝45に節部43dを嵌着させてなるスライドリンク機構を構成する。
即ち、上杆体となる下左座枠21bに併設させた左スライド溝45に節部43dを移動自在に嵌着させ、該節部43dの支持体をなす左後杆体41bにモーターM5を介して正逆転可能なギアを歯合させ、節部43bを軸として左後杆体41bを回動可能とする。必要に応じて左ストッパー47を左後脚12aから突設させる。
作動にあたっては、モーターM5の始動でギアが正回転し、節部43bを中心軸として左後杆体41bが回動し、先端の節部43dが左スライド溝45に沿って後方に移動すると、リンクした下左座枠21bが節部43cを軸として立ち上がり状態に回動し、併設した下左座枠21bの回動に伴って背もたれ部30を傾斜状に上昇させる。
下降にあたっては、逆方向に働き、ギアが逆転し、節部43dが左スライド溝45に沿って前方に移動し、下左座枠21bが下降方向が回動して、背もたれ部30を元の状態に戻すものとなる。元の状態で座部20が不安定となる虞がある場合には、左ストッパー47を介設することで安定化させることができる。
尚、該昇降部40は、このスライドリンク機構に替えて、四節リンク機構とすることも可能である。
その節部の一部、節部44dにモーターM5を連設させ、その回動力で、前杆体及び後杆体が回動し座部20及び背もたれ部30を起立させ、略「く」の字状の傾斜状に立ち上げるものとする。
その具体化した内容を以下に説明する。
該左グリップ54aは、例えば、2つの爪片を対向位置に配し、一方がズボン等の内側に挿入可能で、他方がこれを外側から押さえるものとし、互いが接合したときズボン等を把持し、離れたときこれを解放するものとする。
右アーム側においても、右前アーム52b及び右後アーム53bが配され、同様の構成となる。
湾曲状とは、被介護者が履いたズボン等の腰部を側方から囲う形状をいい、左右の誘導枠で腰部全体を囲う状態となる
右側においても、右移送駒55bが配され、同様の構成となる。
該垂直路58(1)aは、被介護者が腰を曲げた姿勢にあってズボン等を一旦後方に引き下げ、水平路58(2)aは逆にこれを前方の膝付近まで引き出し、連結路58(3)は前後方向を徐々に変換させるものである。引き上げはこの逆となり、全体でズボン等の引き下げ及び引き上げを誘導するものである。
右側においても、右57bが配され、同様の構成となる。
互いが装着されて往復移動する態様には、例えば、誘導溝の溝形状に沿ってラックを刻設し、誘導枠の基端にピニオンを形成し、互いを歯合させて、モーターM6からのベルトを介してこれを回転動させ、前後に往復動させる態様がある。
本発明は主として自力での歩行が困難な人を対象とするが、これに限らず、自力ではズボン等の脱ぎ着が厄介となる人を含む。
斯かる人がトイレの前に立ち、例えば車イスを使用する人であれば、該イスから本装置へと乗り換えを行う。
そして、座部20の座板24,25に着座させる。
モーターM3を始動させ、背もたれ部30の背板31の前面に配したホルダー板33に設けた左スクリュ−ネジ35a及び右スクリューネジ35bを回転させ、歯合した左スライダー34a、右スライダー34bを上下動させ、左支持板37a、右支持板37bがその人の背丈に丁度合った高さに調整する。
又、モーターM4を始動させて、ホルダー板33の上横溝36a、下横溝36bに突設された左支持板37a、右支持板37bを左右方向にスライドさせて、その人の背幅に合った寸法幅に調整する。
斯くして、着座した被介護者の脇部に左支持板37a、右支持板37bが挟み込まれ、且つ、それがその人の背丈・背幅にピッタリと一致したものになる。
モーターとセンサー及び記録媒体を組み合わせて位置を登録し、これらを自動化することも可能である。
このとき、脚部10の立方枠には、前方の下前脚貫13bに相当すべき下後脚貫は排され、且つ、後脚貫14はトイレより高い位置に形成されているので、本装置とトイレとは衝突する危険がなく、又、既設のトイレが本装置立方枠のなかにすっぽり収納されたものとなる。
それには、先ず、モーター5を始動させて、脚部10と座部20との間に介設された昇降部40を起動させ、上側脚貫15a、下座枠21b、前杆体41a及び後杆体41bを、略「く」の字型となる傾斜状に、立ち上げる。
このとき、L字型の左座板24及び右座板25は、開動に伴って、その一部が座枠やトイレに衝突する虞があるが、左座板24及び右座板25を上下に折り畳み自在とすることでこれを回避することができる。
このとき被介護者は一般的に不安定な状態となり易いが、上記の如く、背もたれ部30に配設された左支持板37a、右支持板37bは被介護者の脇部に挟み込まれた状態とし、且つ、それが人の背丈・背幅にピッタリ一致するよう調整されたものであることから、被介護者を両脇からしっかり支えて、姿勢を極めて安定的に保つことができる。シートベルトを用いればさらに安定するものとなる。
尚、このとき座部20の左座板24及び右座板25は、左右に開いたままとする。
このときボタン等は既設のものを使用するのが原則であるが、本装置のモニター等から送信する形態とすることも可能である。
上記と同様、モーターM5を始動させて、脚部10と座部20との間に介設された昇降部40を起動させ、座部20及び背もたれ部30を傾斜状に立ち上げる。
すると、上記と同様、被介護者は両脇に差し込まれた支持板に支持されて安定的状態で腰を浮かせると共に、後方には座板の開いた隙間形成により、それを利用して被介護者のズボン等を引き上げ、着衣させる作業を容易に行うことができる。
更に、昇降部40を逆動させて、座部20及び背もたれ部30を元の状態に戻し、被介護者は、最初の本装置に着座した状態となる。
移送体が人体の腰部の側面に沿って移動する立ち姿勢は、前屈した中腰の立姿勢及び直立した姿勢等に有効である。
請求項2の発明にあっては、ズボン等下半身着衣の脱着部を備えることで、トイレ室内では介護者を必要とすることなく、自動化を促すことが特徴となる。
使用に先だって、車イスを使用する人であれば、該イスから本装置へと乗り換え、座部20の座板24,25に着座させ、背もたれ部40の左右の支持板37a、37bを被介護者の背丈及び背幅に合わせて調整することは上記同様である。
即ち、被介護者の腰部を左右両脇から捉える位置に配された左把持片51aの前アーム52a、52b及び左後アーム53a、53bの先には左グリップ54a、54a、右グリップ54b、54bが配設されている。そのグリップ54a、54bに備えられた対をなす2つの爪片の一方をズボン等の内側に挿入し、他方がこれを外側から押さえる等して接合させ、ズボン等を把持する。
これによって、これからトイレを使用する被介護者の着衣は、本脱着部50に把持されたものとなるが、この作業は被介護者一人では困難な場合が多いので、予め介護者の助けを受けて行うものとする。
そこで、モーターM7を始動させると、湾曲状に形成された左側前方のアーム52a、後方のアーム53a、及び右側前方のアーム52b、後方のアーム53bが、左側は基部56a、右側は基部56bを中央位置として、左右に離れる方向、つまり開く方向に回動する。
すると、上述の如く、該アームの先端は、左グリップ54a、54a、右グリップ54b、54bがそれぞれズボン等の一部を把持しているので、アームの回動にともなって、ズボン等が身体から引き離された状態となる。
これによって、ズボン等が身体に密着していると、これを引き下げて脱がすことが困難であるところ、これを可能とする。
ここで、移送体(B)及び誘導体(C)が作用し、移送体(B)には左移送駒55a、右移送駒55bが設けられ、中央位置に左基部56a及び右基部56bが配設されている。
又、誘導体(C)には、左誘導枠57a及び右誘導枠57bが設けられ、内部には誘導溝58a、誘導溝58bが刻設されている。
そこで、モーターM6を入力すると、移送駒が誘導溝に沿って移動し、これが該誘導溝58aの垂直路58(1)aに掛かると、被介護者が腰を曲げた姿勢にあってズボン等を一旦後方に引き下げる方向に働く。連結路58(3)では前後方向が徐々に変換され、水平路58(2)aに掛かると、逆にズボン等を下げつつ前方へ引き出す方向へと働き、膝付近まで引き下げた状態とする。
即ち、誘導溝及びこれに係合した移送駒によって被介護者のズボン等を脱がす行為がすべて自動的になされるものとなる。
昇降部40を稼働させて、座部20及び背もたれ部30を傾斜状に立ち上げた後、
モーターM6を入力すると、移送駒が該誘導溝に沿って移動し、先ず水平路58(2)aでは膝付近にあったズボン等を後方へと引き上げ、連結路58(3)で方向が徐々に変換され、
垂直路58(1)aで前方に引き上げる方向に働く。
これによって、被介護者の一旦脱いだズボン等を引き上げる行為がすべて自動的になされるものとなる。
上記アームを閉動させてズボン等を元の身体に密着した状態に戻す。
これには、上記と逆で、モーターM7を始動させ、湾曲状に形成された左側前方のアーム52a、後方のアーム53a等を基部56a、56bを中央位置として、左右に閉じる方向に回動する。
すると、身体から離されていたズボン等が元に戻り、密着した着衣状態となる。
10 脚部
11a 左前脚
12a 左後脚
13a 上前脚貫
13b 下前脚貫
14 後脚貫
15a 上左側脚貫
15b 下左側脚貫
17a、17b、17c、17d 車輪
18 ステップ
19 位置センサー
20 座部
21a 上左座枠
21b 下左座枠
21c 前左座枠
21d 後左座枠
23a 左ハンドル
24a 側左座板
24b 底左座板
26a 左軸芯
26b 右軸芯
27 連結板
28 モニター
30 背もたれ部
31 背板
32 脇ホルダー
33 ホルダー板
34a 左スライダー
35a 左スクリューネジ
36a 上横溝
36b 下横溝
37a 左支持板
38a ウォームギア
38b スクリューネジ
40 昇降部
41a 左前杆体
41b 左後杆体
42a 右前杆体
42b 右後杆体
43a、43b、43c、43d 節部
44a、44b、44c、44d 節部
45 左スライド溝
47 左ストッパー
50 脱着装置
51a 左把持片
52a 左前アーム
53a 左後アーム
54a 左グリップ
55a 左移送駒
56a 左基部
57a 左誘導枠
58a 左誘導溝
58(1)a 左垂直路
58(2)a 左水平路
58(3)a 左連結路
T 既設トイレ
B バッテリー
Claims (6)
- 被介護者の下半身着衣の一部を掴む把持体と、
該把持体を立ち姿勢の人体の腰部の側面に沿って移動させる移送体と、
該移送体を脱衣の際には下降方向へ着衣の際には上昇方向へ導く誘導体と、
を備えてなり、
把持体が、先端部に被介護者の下半身着衣の一部を把持可能なグリップを配した湾曲状の前ア−ム及び後アームを配設して形成され、
移送体が、基部を中心に該アームを開閉動可能に軸着した移送駒を設けて形成され、
誘導体が、垂直路と水平路をカーブ状に連接した誘導溝を刻設して該移送駒と係合する誘導枠を設けて形成されてなることを特徴とするトイレ用介護装置。 - (a)後脚貫を排してトイレに挿入可能な寸法幅を有する脚を配すると共に該脚の下端に前後動を可能とする車輪を備えた脚部と、
(b)左右に正面L字型の座板を2つ組み合わせて上コの字型をなすと共にその底辺がトイレを若干上まわる高さとした座面を形成し、該L字型の座板を頭部を軸として左右に開閉動自在とした座部と、
(c)被介護者の脇部を貫通可能な脇支持板を上下及び左右に移動可能に配設した背もたれ部と、
(d)上記脚部と座部との間に介設して上記座部及び背もたれ部を傾斜状に上昇させ得る昇降部と、
(e)被介護者の下半身着衣の一部を掴む把持体と、該把持体を立ち姿勢の人体の腰部の側面に沿って移動させる移送体と、該移送体を脱衣の際には下降方向へ着衣の際には上昇方向へ導く誘導体とを配した下半身着衣の脱着部と、
から成り、
把持体が、先端部に被介護者の下半身着衣の一部を把持可能なグリップを配した湾曲状の前ア−ム及び後アームを配設して形成され、
移送体が、基部を中心に該アームを開閉動可能に軸着した移送駒を設けて形成され、
誘導体が、垂直路と水平路をカーブ状に連接した誘導溝を刻設して該移送駒と係合する誘導枠を設けて形成されてなることを特徴とするトイレ用介護装置。 - 請求項2に記載のトイレ用介護装置において、昇降部がスライド溝とリンクを組み合わせたスライドリンク機構の一部にモーターを付加してなることを特徴とするトイレ用介護装置。
- 請求項2又は3に記載のトイレ用介護装置において、座部の一部にハンドルを付設したことを特徴とするトイレ用介護装置。
- 請求項2乃至4のいずれか記載のトイレ用介護装置において、座部の一部にモニターを付設したことを特徴とするトイレ用介護装置。
- 請求項2乃至5のいずれか記載のトイレ用介護装置において、トイレ後方に車体を検知する位置センサーを付設したことを特徴とするトイレ用介護装置。
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JP2017152177A JP6977946B2 (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | トイレ用介護装置 |
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- 2017-08-07 JP JP2017152177A patent/JP6977946B2/ja active Active
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