JPH0810291A - 衣服着脱装置 - Google Patents

衣服着脱装置

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JPH0810291A
JPH0810291A JP15023294A JP15023294A JPH0810291A JP H0810291 A JPH0810291 A JP H0810291A JP 15023294 A JP15023294 A JP 15023294A JP 15023294 A JP15023294 A JP 15023294A JP H0810291 A JPH0810291 A JP H0810291A
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JP
Japan
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clothes
attaching
detaching device
holding
garment
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JP15023294A
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Kazumi Hasegawa
二美 長谷川
Seiichi Iwasa
誠一 岩佐
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0810291A publication Critical patent/JPH0810291A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は身体障害者の衣服を着脱するのを介助
する衣服着脱装置に監視、トイレ使用時にズボンの上げ
下ろしに介助を要する人が介助なしでズボンを上げ下げ
して一人でトイレを使用できるようにすることを目的と
する。 【構成】掴まり立ちできる程度の身体障害者を、介助者
なしで衣服2を着脱してトイレを使用できることを可能
にする衣服着脱装置において、衣服2を保持するための
衣服保持手段3と、この衣服保持手段3を衣服2に接触
させるためのアーム7と、このアーム7を衣服2に近接
させる駆動手段8,9と、衣服2を上げ下げするための
衣服上下手段(プーリ20,21、ベルト22、モータ
23等により構成される)とを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は身体障害者の衣服を着脱
するのを介助する衣服着脱装置に係わり、特に、ズボン
等の衣服の上げ下ろしに介助を要する人が、介助なしで
衣服の着脱を可能とする衣服着脱装置に関するものであ
る。
【0002】近年、人口の高齢化に伴い、身体に障害を
持ち、生活に介助者を必要とする高齢者が増加しつつあ
る。特に、排泄に介助を要する高齢者が増加しつつあ
り、排泄の介助は介護者にとって負担が大きいので問題
になっている。
【0003】また、介護のためのマンパワー不足、およ
び、要介護者の自立性を尊重する風潮に伴い、介護者な
しで、要介護者がトイレを一人で使える機器を望む声が
一層強まっている。脳血管障害の後遺症などで運動機能
障害を持ち、安定に立っていられない人がトイレを使用
するときに障害となるものの一つにズボンの上げ下げが
ある。
【0004】そのため、要介護者が介助なしでズボンの
上げ下ろし(衣服の着脱)ができる機器の重要性がます
ます高まっている。
【0005】
【従来の技術】排泄行為は日常生活の基本中の基本であ
って、これを不快感なく行なえるようにすることは介護
の重要なポイントである。従って、要介護者がトイレで
用を足せる限り、トイレの使用に介助が必要であって
も、オムツの使用を避け、トイレで用を足してもらうの
が望ましい。
【0006】しかし、排泄行為は時間を特定することが
できない。要介護者が頻繁にトイレに行きたくなった
り、深夜や早朝に尿意を催すこともある。これに対応す
ることは、特に、在宅で介護している介護者にとって
は、体力的にも精神的にも極めて困難なことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トイレ介助
で実際に行なう介助の内容は、トイレに誘導すること
と、衣服(ズボン等)の上げ下げである。図2に示すご
とく、トイレ使用の際の衣服着脱介助では、被介助者は
てすりなどに掴まって立っており、介助者が衣服を掴ん
で上げ下ろしをおこなう。例えば、掴まり立ちできる程
度の人は、手を離したら倒れてしまうので、自分で衣服
を上げ下げすることができない。このような人は従来、
介助してもらわなければトイレを使用することができな
かった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、衣服(ズボン等)を掴み上下させることにより、
立ったままで手を使わずに衣服を着脱(腰から膝まで上
げ下げ)できるようにした衣服着脱装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による衣服着脱装
置は上記目的達成のため、掴まり立ちできる程度の身体
障害者が、介助者なしで衣服を着脱することを可能にす
る衣服着脱装置において、前記衣服を保持するための衣
服保持手段と、前記衣服を上げ下げするための衣服上下
手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】また、請求項1記載の衣服着脱装置におい
て、前記衣服保持手段を衣服に接触させるための衣服接
触手段を設けた構成としてもよい。
【0011】また、請求項1記載の衣服着脱装置におい
て、前記衣服を揺するための衣服揺動手段を設けた構成
としてもよい。
【0012】また、前記衣服接触手段を、内側に傾斜可
能な構成とされたアームと、このアームを駆動する駆動
手段とにより構成してもよい。
【0013】また、前記衣服揺動手段を、前後方向に揺
動可能な構成とされた揺動アームと、この揺動アームを
揺動駆動する揺動駆動手段とにより構成してもよい。
【0014】また、前記衣服上下手段を、少なくとも二
個のプーリと、このプーリ間に張架されたベルトと、前
記プーリを駆動することにより前記ベルトを移動付勢す
る駆動手段とにより構成してもよい。
【0015】また、前記衣服上下手段に、前記衣服の上
下の状態を検出するための衣服上下検出手段を設けた構
成としてもよい。
【0016】また、前記衣服保持手段を、内部に配設さ
れた永久磁石と、この永久磁石を移動させることにより
該永久磁石が発生する磁力をハウジング外部に及ぶ状態
とハウジング外部に及ばない状態に切り替えを行う磁力
切り替え手段とにより構成されるマグネットチャック
と、前記衣服に配設されており衣服の保持時に前記マグ
ネットチャックの磁力により前記マグネットチャックに
吸着される磁性体とにより構成してもよい。
【0017】また、前記衣服保持手段を、前記衣服の保
持時に通電されて磁力を発生する電磁石と、前記衣服に
配設されており衣服の保持時に前記電磁石に吸着される
磁性体とにより構成してもよい。
【0018】また、前記衣服保持手段を、装置本体およ
び前記衣服に配置されたマジックテープで構成してもよ
い。
【0019】また、前記衣服保持手段を、バキュームチ
ャックで構成してもよい。
【0020】また、前記衣服保持手段を、メカニカルチ
ャックで構成してもよい。
【0021】また、前記衣服保持手段に、前記衣服が保
持されているか否かを検出するための衣服保持検出手段
を設けた構成としてもよい。
【0022】また、前記衣服接触手段を、多重リンク
と、この多重リンクを駆動するリンク駆動手段とにより
構成してもよい。
【0023】また、前記衣服揺動手段を、中心を支点に
して所定範囲を正逆交互に回転するアームにより構成し
てもよい。
【0024】また、前記衣服上下手段を、直線駆動手段
により構成してもよい。
【0025】また、前記衣服揺動手段を、直線駆動手段
により構成してもよい。
【0026】また、前記衣服接触手段を、直線駆動手段
により構成してもよい。
【0027】また、前記衣服揺動手段と前記衣服上下手
段とを、プーリに配置された円筒カムと、カムフォロワ
と、前記プーリの軸に沿って移動するリニアブシュとに
より構成してもよい。
【0028】また、前記衣服揺動手段と前記衣服上下手
段とを、直線駆動手段と、この直線駆動手段に沿って配
置された曲線ガイドと、リニアブシュとにより構成して
もよい。
【0029】更に、前記衣服上下手段が、前記衣服を保
持する時と、衣服を離す時とでその高さを異ならせる構
成としてもよい。
【0030】
【作用】衣服着脱装置を上記構成とすることにより、要
介護者は、衣服接触手段により衣服保持手段を衣服に接
触させて衣服を保持した状態で、衣服上下手段により衣
服を上下させることにより、直立または掴まり立ちした
状態で、手を使わずに、衣服を着脱させることができ
る。
【0031】すなわち、本発明によれば、掴まり立ちで
きる程度の身体障害者が、一人で衣服を上下させること
ができ、介助なしでトイレが使用できる衣服着脱装置を
提供することができる。
【0032】
【実施例】続いて本発明の実施例について図面と共に説
明する。
【0033】図1及び図3〜図7は本発明の第1実施例
である衣服着脱装置1を示すものである。
【0034】図1(a)は衣服着脱装置1の斜視図であ
る。同図に示すように、衣服着脱装置1は、衣服2(図
3に示される)を保持する衣服保持手段3と、この衣服
保持手段3を衣服2に接触させるための衣服接触手段4
と、衣服2を上げ下げするための衣服上下手段5等によ
り構成された一対の装置本体6を対向配設した構成とさ
れている。
【0035】衣服接触手段4は、内側方向(各図に矢印
Aで示す)に傾くアーム7と、このアーム7を駆動させ
る駆動手段8,9とにより構成されている。アーム7
は、その下端を後述する揺動アーム10の上端部に回動
可能に軸承されており、よってアーム7は図1(b)に
示されるように内側に傾斜可能な構成とされている。
【0036】また、駆動手段8,9は、本実施例ではゴ
ム製人工筋肉のラバチュエータを使用している。ラバチ
ュエータは圧縮空気で動作する空気圧機器で、圧縮空気
を充填することにより収縮するように構成されている。
本実施例では一本のアーム7に二本のラバチュエータ
(駆動手段)8,9を配置しており、各ラバチュエータ
8,9に選択的に圧縮空気を充填することにより、アー
ム7に図1(b)に示される内側への傾斜動作を行わせ
る構成とされている。
【0037】駆動していない状態では、外側のラバチュ
エータ8が収縮してアーム7を直立させ、衣服保持動作
の時には内側のラバチュエータ9が収縮してアーム7を
傾斜させる。尚、本図では圧縮空気供給系統は省略して
ある。
【0038】一方、衣服2の着脱をよりスムースにする
ためには、衣服2の上下方向の着脱動作に伴なって衣服
2を揺する動作を行うのが望ましい。よって、本実施例
に係る衣服着脱装置1には衣服揺動手段11が設けられ
ている。
【0039】衣服揺動手段11は、前後方向(各図に矢
印Bで示す)に揺動する揺動アーム10と、この揺動ア
ーム10を駆動させる揺動駆動手段12,13とにより
構成される。揺動アーム10は基台14に揺動自在に軸
承された構成とされている。また、揺動駆動手段12,
13は前記した衣服接触手段4と同じラバチュエータを
使用しており、その配設位置は揺動アーム10を挟む位
置に選定されている。
【0040】よって、一対のラバチュエータ12,13
に選択的に圧縮空気を供給することにより、揺動アーム
10は圧縮空気を充填したラバチュエータ側に傾斜す
る。そして、二本のラバチュエータ12,13に交互に
圧縮空気を充填することにより、揺動アーム10は揺動
され、従って後述する衣服保持手段3に保持されている
衣服2は揺動され、衣服2の着脱をスムーズに行うこと
が可能となる。
【0041】尚、上記した駆動手段及び揺動駆動手段と
して、一つの動作につき二本のラバチュエータ12,1
3を使用する例を示したが、二本のラバチュエータのう
ち一本をバネで置き換えてもよいことは勿論である。
【0042】また、駆動手段及び揺動駆動手段としてエ
アシリンダやモータを使用してもよいことは勿論であ
る。但し、ラバチュエータはゴム製人工筋肉でありバネ
特性を有するため、身体障害者の衣服2を着脱する装置
としては動きの柔らかいラバチュエータを用いた方が望
ましい。
【0043】図3は衣服上下手段5を説明するための図
である。衣服上下手段5は、アーム7に配置された少な
くとも二個のプーリ20,21と、このプーリ20,2
1の間に張架されるベルト22と、上記プーリ21を駆
動させるプーリ駆動手段23等により構成されている。
【0044】本実施例では、プーリ20,21としてタ
イミングプーリを用いると共に、ベルト22としてタイ
ミングベルトを使用している。また、ベルト22には後
述する衣服保持手段3が配置される。更に、プーリ駆動
手段23としては、本実施例ではモータを使用している
(以下、プーリ駆動手段23をモータ23という)。モ
ータ23を駆動させるとプーリ21が回転(正転或いは
逆転)し、これに伴いベルト22が移動する。前記のよ
うにベルト22には衣服保持手段3が配置されているた
め、ベルト22の移動に伴い衣服保持手段3も上昇また
は下降する。尚、図3(a)はベルト22の移動に伴い
衣服保持手段3が上昇した状態を示し、同図(b)は下
降した状態を示している。
【0045】同じく図3に衣服上下検出手段を示す。衣
服上下検出手段は位置センサによって構成されており、
本実施例においてはアーム7の筐体に配置された上下一
対ののリミットスイッチに24,25と、ベルト22の
所定位置に配設された板片26とにより構成されてい
る。
【0046】上記構成において、ベルト22が移動して
図3(a)に示す状態(衣服2が上げられた状態)に至
ると、ベルト22に配置された板片26が下方に配設さ
れたリミットセンサ25に接触し、このリミットセンサ
25が生成する信号により衣服2が上がっていることを
検出できる。また、ベルト22が移動して同図(b)の
状態(衣服2が下げられた状態)に至ると、ベルト22
に配置された板片26が上方に配設されたリミットセン
サ24に接触し、このリミットセンサ24が生成する信
号により衣服2が下がっていることを検出できる。
【0047】続いて、図4を用いて衣服保持手段3につ
いて説明する。衣服保持手段3は、装置本体6側に配設
される装置側衣服保持手段と、衣服側に配設される衣服
側衣服保持手段とにより構成される。
【0048】装置側衣服保持手段は、ハウジング30の
内部に配設された永久磁石31と、この永久磁石31を
移動させることにより永久磁石31が発生する磁力をハ
ウジング30の外部に及ぶ状態とハウジング30の外部
に及ばない状態に切り替えを行うソレノイド32とによ
り構成されるマグネットチャックである(以下、装置側
衣服保持手段をマグネットチャック33という)。この
マグネットチャック33は、前記したベルト22の所定
位置に配設されている。
【0049】ハウジング30は、図4(a)に示される
ように、非磁性体部34により画成されて上部磁性体部
35と下部磁性体部36とを構成している。永久磁石3
1は、このハウジング30内を図中上下方向に移動可能
な構成で装着されている。また、永久磁石31の下部に
はソレノイド32の駆動軸37が接続されている。従っ
て、ソレノイド32に通電されて駆動軸37が上下方向
に駆動されると、これにともなって永久磁石31も上下
動する構成とされている。
【0050】図4(b)は駆動軸37が上動した状態を
示している。同図に示されるように、駆動軸37が上動
することにより永久磁石31も上動し、永久磁石31の
上部は非磁性体部34の配設位置よりも上部に位置した
状態となる。これにより、永久磁石31の発生する磁界
はハウジング30の外部にも及びようになる。この状態
における永久磁石31の発生する磁界を同図に実線の矢
印で示す。よって、永久磁石31が上動することにより
マグネットチャック33は外部にある磁性体を吸着しう
る状態となる。
【0051】一方、図4(c)は駆動軸37が下動した
状態を示している。同図に示されるように、駆動軸37
が下動することにより永久磁石31も下動し、永久磁石
31の上部は非磁性体部34の配設位置よりも下部に位
置した状態となる。これにより、永久磁石31の発生す
る磁界はハウジング30の下部磁性体部36内のみで磁
気回路を形成するため、永久磁石31の発生する磁界は
外部には及ばない。この状態における永久磁石31の発
生する磁界を同図に実線の矢印で示す。よって、永久磁
石31が下動することによりマグネットチャック33は
外部にある磁性体を吸着しない状態となる。
【0052】第5図は衣服側に配設される衣服側衣服保
持手段を示している。
【0053】本実施例においては、衣服側衣服保持手段
として衣服(ズボン)2のウエストに磁性体である2個
の鉄片38を配設した構成としている。尚、この鉄片3
8の配設数は2個に限定されるものではない。
【0054】従って、鉄片38がマグネットチャック3
3に対向した状態でソレノイド32により永久磁石31
が上動すると、マグネットチャック33は磁力をハウジ
ング30の外部にも及ぼすようになるため、図4(b)
に示されるように、マグネットチャック33は鉄片38
を吸着する。これにより、衣服2はマグネットチャック
33が鉄片38を吸着する吸着力により装置本体6に保
持される構成となる。
【0055】一方、ソレノイド32により永久磁石31
が下動すると、マグネットチャック33は磁力をハウジ
ング30の外部に及ぼさなくなるため、マグネットチャ
ック33による衣服2の保持は解除される。
【0056】図6は、衣服側衣服保持手段の他実施例を
示している。
【0057】図6(a)に示される衣服側衣服保持手段
40は、容器となるビニール袋41の内部に磁性体であ
る鉄粉42を装填した構成とされている。また、図6
(b)に示される衣服側衣服保持手段43は、容器とな
るビニール袋41の内部に磁性流体44を装填した構成
とされている。各衣服側衣服保持手段40,43は、図
5に示した鉄片38を用いた衣服側衣服保持手段に比べ
て変形可能な構成であるため、衣服2の着用時に違和感
を低減することができる。
【0058】図7は本実施例における衣服保持検出手段
を示すものである。
【0059】衣服保持検出手段は位置センサによって構
成されており、本実施例ではマグネットチャック33に
配置されたリミットスイッチ39により構成されてい
る。図6(a)は衣服2がマグネットチャック33に保
持された状態を示し、同図(b)は衣服2がマグネット
チャック33に保持されていない状態を示す。各図に示
されるように、リミットスイッチ39は衣服2がマグネ
ットチャック33に保持されている状態でのみONとな
るよう構成されており、よってリミットスイッチ39が
生成する信号により衣服保持状態を検出することができ
る。
【0060】図8は本実施例における衣服2を示すもの
であり、外側の衣服2aと、内側の衣服2bと、これら
を固定する固定手段45とにより構成される。この実施
例では、外側の衣服2aとしてズボン、内側の衣服2b
としてパンツ等の下着、固定手段45としてマジックテ
ープを用いた例を示している。この構成において、外側
の衣服2aと内側の衣服2bとは固定手段45であるマ
ジックテープを用いて固定されている。衣服2を上記構
成とすることにより、衣服保持手段3により衣服2が保
持され、衣服上下手段5と衣服揺動手段11とにより上
下および揺動されて衣服2の着脱される時、外側の衣服
2aに合わせて内側の衣服2b(パンツ等の下着)も一
緒に着脱されるので、衣服着脱動作を一回で行なうこと
が可能となる。
【0061】続いて、上記構成とされた衣服着脱装置1
の動作について説明する。
【0062】使用者(要介護者)は、常に鉄片38等が
配置されると共に、マジックテープ等の固定手段45に
より下着(内側の衣服2b)が一体化された衣服2を着
用するようにする。そして、排泄時には便器近傍に配設
された衣服着脱装置1の一対の装置本体6の中央に立
ち、衣服着脱装置1を起動させる。この衣服着脱装置1
の起動は、例えば開始ボタンを押すことにより行われ
る。
【0063】衣服着脱装置1が起動すると、先ず衣服接
触手段4が動作し、アーム7が内側に倒れる。続いて、
衣服保持手段3を構成するマグネットチャック33が外
部に磁力を発生する状態とされる。アーム7が倒れるこ
とによりマグネットチャック33と衣服2の鉄片38と
は近接した状態となっており、よってマグネットチャッ
ク33が外部に磁力を発生することにより衣服2の鉄片
38はマグネットチャック33に吸着される。これによ
り、衣服2は装置本体6に保持された構成となる。
【0064】衣服2の鉄片38がマグネットチャック3
3に吸着されると、マグネットチャック33に配置され
たリミットスイッチ39がONとなるので、これを検出
したら衣服接触手段4の動作を終了し、アーム7を直立
させる。
【0065】次に、衣服揺動手段11と衣服上下手段5
を同時に動作して衣服2を下ろす。衣服上下検出手段
(リミットスイッチ25)により、衣服2が下がったこ
とを検出すると、衣服着脱装置1は動作を一時休止す
る。
【0066】使用者はトイレが済んだら、衣服着脱装置
1を再開させる。例えば、再開ボタンを押すなどする。
すると、再び衣服揺動手段11と衣服上下手段5とは同
時に動作を行い衣服2を上げる。そして、衣服上下検出
手段(リミットスイッチ24)により衣服2が上がった
ことを検出すると、衣服保持手段3のマグネットチャッ
ク33を外部に磁力を発生しない状態にすることにより
衣服2の保持を解除する。以上の動作を実行することに
より、掴まり立ちできる程度の身体障害者に介助者なし
で、一人で衣服2を着脱させることができ、介助者なし
でトイレを使えるようにすることができる。
【0067】図9は本発明の第2実施例を示すものであ
る。
【0068】本実施例では前記した第1実施例における
衣服保持手段3の装置側の構成を電磁石50により構成
したことを特徴とするものである。電磁石50は、コイ
ル51と鉄芯52とから構成されており、コイル51に
通電することにより磁力を発生する。同図(b)に電磁
石50を用いた衣服保持手段の電気回路を示す。同図
(b)に示すスイッチSWを閉成すると、コイル51に
電流が流れ、鉄芯52が磁力を発生し衣服2を保持す
る。また、スイッチSWを開成すると鉄芯52は磁力を
発生しなくなり衣服2の保持を解除する。
【0069】図10は本発明の第3実施例を示すもので
ある。
【0070】本実施例では前記第1実施例における衣服
保持手段3をマジックテープ55,56で構成すること
を特徴とする。マジックテープ55は衣服2に配設さ
れ、またマジックテープ56はベルト22に配設されて
いる。そして、この一対のマジックテープ55,56が
貼着することにより、衣服2は装置本体6に保持された
構成となる。
【0071】図11は本発明の第5実施例を示すもので
ある。
【0072】本実施例では前記第1実施例における衣服
保持手段3をバキュームチャック60で構成することを
特徴とする。このバキュームチャック60はバキューム
ポンプ61に接続されており、このバキュームポンプ6
1が発生する吸引力によりバキュームチャック60は衣
服2を吸引する。この吸引力により衣服2は装置本体6
に保持される。
【0073】このように、バキュームチャック60を用
いバキュームポンプ61が発生する吸引力により衣服2
を吸引する構成とすることにより、衣服2に鉄片38等
の装着に際して不快感を有する物を設ける必要がなくな
るため、衣服2の装着感を向上させることができる。
【0074】尚、本実施例で用いる衣服2としては、空
気が容易に通過しないような布地を用いることが望まし
い。また、バキュームチャック60の吸着力が足りない
場合には、衣服2に板片を配置し、バキュームチャック
60でこの板片を吸着する構成としてもよい。この構成
では、強い吸着力が得られる。またこの場合には、板片
の材料は磁性体に限定されないため、プラスチック板等
の軽量な材料を用いることができ、前記した鉄片を配置
する構成に比べて着用時の違和感を軽減することができ
る。
【0075】図12は本発明の第5実施例を示すもので
ある。
【0076】本実施例では前記第1実施例における衣服
保持手段3をメカニカルチャック65で、また衣服接触
手段4を多重リンク66で構成したことを特徴とする。
【0077】メカニカルチャック65は多重リンク66
の先端部に配設されており、図示しない駆動手段により
図中上下方向に移動する一対の把持部65aを有してい
る。また、多重リンク66にはソレノイド67が接続さ
れており、ソレノイド67の駆動力により多重リンク6
6は伸長する構成とされている。
【0078】よって、ソレノイド67を駆動させて多重
リンク66を伸長させ、続いてメカニカルチャック65
を駆動して一対の把持部65aにより衣服2を把持する
ことにより、衣服2を装置本体6に保持することができ
る。
【0079】図13は本発明の第6実施例を示すもので
ある。
【0080】本実施例では前記第1実施例における衣服
揺動手段11を、一対の装置本体6を接続する接続アー
ム70と、この接続アーム70の中心位置に配設されて
この接続アーム70を回動可能に支持する回転軸71
と、接続アーム70の一端部に接続して接続アーム70
を回転軸71を中心として揺動させる揺動機構72とに
より構成とたことを特徴とするものである。揺動機構7
2は、モータ73と一対のリンク74a,74bとによ
り構成されており、モータ73の回転運動を一対のリン
ク74a,74bにより直線往復運動に変換する構成と
されている。
【0081】本実施例の構成によれば、揺動機構72に
より発生する直線往復運動は接続アーム70の一端部に
伝達され、これにより接続アーム70は回転軸71を中
心として揺動する。接続アーム70には一対の装置本体
6が固定されており、よって接続アーム70の揺動動作
に伴い一対の装置本体6は揺動動作する。
【0082】図14は本発明の第7実施例を示すもので
ある。
【0083】本実施例では前記第1実施例における衣服
上下手段5と、衣服揺動手段11と、衣服接触手段4と
を直線駆動手段によって構成することを特徴とする。ま
た、本実施例では、衣服上下手段5としての直線駆動手
段としてロッドレスシリンダ80を使用すると共に、衣
服揺動手段11としての直線駆動手段としてロッドレス
シリンダ81を使用している。また、衣服接触手段4と
して、この実施例ではエアシリンダ等のロッドシリンダ
82を使用した例を示している。
【0084】ロッドレスシリンダ80はロッドシリンダ
82を上下動作する構成とされており、またロッドレス
シリンダ81はロッドレスシリンダ80を図中矢印C方
向に移動させる構成とされており、更にロッドシリンダ
82は有するロッド83を図中矢印D方向に移動させる
構成とされている。尚、図14(a)および(b)は衣
服接触手段4としてのロッドシリンダ82の動作を示し
ており、同図(a)と(c)は衣服上下手段5としての
ロッドレスシリンダ80の動作を示しており、更に同図
(d)は衣服揺動手段11としてのロッドレスシリンダ
81の動作をそれぞれ示している。
【0085】図15は本発明の第8実施例を示すもので
ある。
【0086】本実施例では少なくとも3本以上(本実施
例では4本)のアーム91〜94で衣服上下手段3、衣
服接触手段4、及び衣服保持手段3を構成したことを特
徴とするものである。各アーム91〜94は、夫々ロッ
ドレスシリンダ91a〜94aと、ロッドシリンダ91
b〜94bとにより構成されている。
【0087】上記構成とした場合には、衣服2を多方向
(本実施例では4方向)に引き伸ばすことができるの
で、衣服揺動手段11がなくてもスムースな衣服2の着
脱を行なうことができる。
【0088】図16は本発明の第9実施例を示すもので
ある。
【0089】本実施例では、衣服上下手段5および衣服
揺動手段11を、少なくとも二個のプーリ101,10
2と、この二個のプーリ101,102間に張架された
ベルト103と、下方に配設されたプーリ102を駆動
させることによりベルト103を移動させる駆動手段1
04(本実施例ではモータを用いている)と、各プーリ
101,102と一体的に回転するよう配設された円筒
カム105,106と、円筒カム105,106に所定
の形状で形成されたカム溝105a,106aと係合す
るよう構成されたカムフォロワ107,108と、プー
リ101,102及び円筒カム105,106が支軸1
09,110と軸承される位置に配設されることにより
各プーリ101,102及び円筒カム105,106が
支軸109,110に沿って移動するよう構成されたリ
ニアブシュ111,112等により構成したことを特徴
とする。
【0090】上記構成において、モータ104が駆動し
てプーリ102を回転駆動するとベルト103が移動す
る。このベルト103の移動に伴い、上部に配設された
プーリ101も回転する。このように、各プーリ10
1,102が回転すると、このプーリ101,102と
一体的に回転するよう構成された円筒カム105,10
6も回転を開始する。
【0091】前記したように、円筒カム105,106
にはハウジング113に固定されたカムフォロワ10
7,108と係合する所定形状のカム溝105a,10
6aが形成されているため、よって円筒カム105,1
06は支軸109,110に沿って揺動し、これにより
衣服保持手段3を揺動させることができる。
【0092】図17は本発明の第10実施例を示すもの
である。
【0093】本実施例では衣服上下手段5および衣服揺
動手段11を、直線駆動手段120,121と、この直
線駆動手段に沿って配置された曲線ガイド122a,1
22bと、リニアブシュ123と、このリニアブッシュ
123が配設される基板124と、この基板124を支
持する一対のアーム125,126等により構成したこ
とを特徴とする。
【0094】上記直線駆動手段は、モータ120とボー
ルネジ121とにより構成されている。また、曲線ガイ
ド122a,122bは対向配設されており、各対向面
は相互に位相が90°ずれた正弦波形状とされている。
この一対の曲線ガイド122a,122bの間には基板
124が介装されている。具体的には、基板124の両
側部にはローラ127,128が配設されており、この
ローラ127,128が曲線ガイド122a,122b
の上記正弦波形状面と当接した構成とされている。
【0095】また、基板124の両側部には、曲線ガイ
ド122a,122bと別個にアーム125,126が
立設されている。また、基板124に配設されたシャフ
ト129の両端にはリニアブシュ130,131が配設
されており、このリニアブシュ130,131は移動可
能にアーム125,126に軸承されている。
【0096】更に、基板124の略中央位置にはリニア
ブッシュ123が配設されており、このリニアブッシュ
123には上記シャフト129が挿通されている。従っ
て、基板124はシャフト129に沿って移動可能な構
成とされている。また、基板124のリニアブッシュ1
23の配設面と異なる側の面には衣服保持手段(図示せ
ず)が配設されている。更に、リニアブッシュ123に
はボールネジ121が螺合する雌ネジ部132が設けら
れている。
【0097】上記構成において、モータ120によりボ
ールネジ121が回転させると、衣服保持手段が配置さ
れた基板124は上昇または下降する。これと同時に、
衣服保持手段が配置された基板124は曲線ガイド12
2a,122bに形成されている正弦波形状面に沿って
図中矢印E方向に揺動動作する。これにより、基板12
4に配設されている衣服保持手段を揺動することが可能
となる。
【0098】図18は本発明の第11実施例を示すもの
である。
【0099】本実施例では、衣服保持手段3による衣服
2の保持高さを、衣服保持手段3が衣服2を保持する時
と、衣服2を離す時とでその高さを異ならせたことを特
徴とするものである。
【0100】具体的には、衣服2を離す時における高さ
位置を衣服2を保持する時における高さ位置に比べて高
くしたことを特徴とするものである。図18(a)は衣
服2を保持した状態を示しており、また同図(b)は衣
服2を下げた状態を示しており、更に同図(c)は衣服
2を上げた状態を夫々示している。同図に示されるよう
に、衣服2を離す時における高さ位置と、衣服2を保持
する時ににおける高さ位置との間には、図中矢印Hで示
す高さの差が設けられている。尚、この衣服保持手段3
の高さは、衣服上下手段5の駆動制御を行うとにより容
易に実現することができる。
【0101】上記のように、衣服2の保持する時と離す
時でその高さを異ならせるのは、装着時には衣服2を上
げても若干量衣服が下がるからである。よって、装着時
には衣服2を装着感が良好な位置よりも少し上の位置ま
で上げ、そこで保持を解除することにより衣服2は若干
量下がり、装着感が良好な位置に位置決めされる。
【0102】しかるに、この動作を行わない場合には、
衣服2の保持を解除すると、衣服2は装着感が良好な位
置よりも下がった位置に位置決めされてしまい装着感が
不良となる。よって、上記構成とすることにより、衣服
2の装着感を向上させることができる。尚、上記した衣
服2を離す時における高さ位置と、衣服2を保持する時
における高さ位置との差Hは、上記の衣服2が下がる量
と対応するよう設定されている。
【0103】図19は本発明の第12実施例を示すもの
である。
【0104】本実施例は、衣服接触手段を含まず、衣服
保持手段3をピンチ140と、このピンチ140を装置
本体6に結合するコード141と、装置本体6に配置さ
れたコード141を巻き取るコードリール142とによ
り構成したことを特徴とするものである。
【0105】図19(a)は、使用者143がコードリ
ール142よりぶら下がっているピンチ140を取っ
て、衣服2に取り付けているところを示したものであ
り、同図(b)は衣服2にピンチ140が装着された状
態で使用者143が立ち上がり、コード141が巻き取
られた状態を示したものである。コードリール142
は、コード141を巻き取る時はモータ等で能動的に動
くように構成されている。
【0106】上記の構成は、使用者143が足は麻痺し
ていても手は自由に使える場合に適用する。この構成に
よれば、衣服2に板片等を取り付ける必要がなく、また
使用者143が手が使えることからゴムウエストでなく
前開き式のズボン等の衣服にも適用ができる。使用者1
43が社会生活を営んでいる場合には、体裁のいい衣服
(ズボン等)を着用したいという願望が強いため、この
構成が適する。
【0107】続いて、上記構成とされた衣服着脱装置の
動作について説明する。使用者143は、車椅子144
で衣服着脱装置に近づき、コードリール142からぶら
下がっているピンチ140を取って衣服2のウエストに
装着する。続いて、衣服着脱装置の一対の装置本体6の
間に立ち上がり、開始ボタンを押すと、コード141が
コードリール142に巻き取られ、衣服2を左右に広げ
た状態でピンチ140が装置本体6に密着する。この
時、軽く引っ張った程度ではコード141が巻き出され
ないように、コードリール142の回転を自動的にロッ
クしてもよい。
【0108】この後、衣服2を上下する過程は第1実施
例と同様である。衣服2が上昇したあと、使用者143
はピンチ140が装着されたまま車椅子144に腰か
け、それと同時にコード141がコードリール142か
ら巻き出される。この時、コードリール142にロック
がしてあれば、自動的に解除されなければならない。最
後に、使用者143が衣服2からピンチ140を外し衣
服着脱が終了する。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば衣服(ズボン等)を掴
み、上下させることにより、衣服を着脱(腰から膝まで
上げ下げ)する装置を提供することによって、掴まり立
ちできる程度の身体障害者に介助者なしで、一人で衣類
を着脱させることができ、例えば介助者なしでトイレを
使えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図であり、同図
(a)はその斜視図、同図(b)はその正面図、同図
(c)はその側面図である。
【図2】第1図は衣服着脱介助を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に用いる衣服上下手段を
示す図であり、同図(a)は衣服上昇状態の図、同図
(b)は衣服下降状態の図である。
【図4】本発明の第1の実施例に用いる衣服保持手段の
装置側の構成を示す図であり、同図(a)はその斜視
図、同図(b)は鉄片を吸着している状態の図、同図
(c)は鉄片を吸着していない状態の図である。
【図5】本発明の第1の実施例に用いる衣服保持手段の
衣服側の構成を示す図である。
【図6】衣服保持手段の衣服側の構成を示す図であり、
同図(a)は鉄粉を使用した場合の図、同図(b)は磁
性流体を使用した場合の図である。
【図7】本発明の第1の実施例に用いる衣服保持検出手
段を示す図であり、同図(a)は衣服保持状態の図、同
図(b)は衣服解放状態の図である。
【図8】本発明の第1の実施例に用いる衣服を示す図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施例を示す図であり、同図
(a)はその構成図、同図(b)はその電気回路図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図12】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図14】本発明の第7の実施例を示す図であり、同図
(a)は衣服上昇状態の図、同図(b)は衣服接触状態
の図、同図(c)は衣服下降状態の図、同図(d)は衣
服揺動の図である。
【図15】本発明の第8の実施例を示す図である。
【図16】本発明の第9の実施例を示す図である。
【図17】本発明の第10の実施例を示す図である。
【図18】本発明の第11の実施例を示す図であり、同
図(a)は衣服接触状態の図、同図(b)は衣服下降状
態の図、同図(c)は衣服上昇状態の図である。
【図19】本発明の第12の実施例を示す図であり、同
図(a)は使用者が衣服をピンチに取り付ける状態を示
したものであり、同図(b)は衣服にピンチが装着され
た状態で使用者が立ち上がりコードが巻き取られた状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 衣服着脱装置 2 衣服 3 衣服保持手段 4 衣服接触手段 5 衣服上下手段 6 装置本体 7,91〜94 アーム 8,9,12,13 ラバチュエータ(駆動手段) 10 揺動アーム 11 衣服揺動手段 20,21,101,102 プーリ 22,103 ベルト 23 モータ(プーリ駆動手段) 24,25,39 リミットスイッチ 26 板片 30 ハウジング 31 永久磁石 32 ソレノイド 33 マグネットチャック 34 非磁性体部 35 上部磁性体部 36 下部磁性体部 37 駆動軸 38 鉄片 40,43 衣服側衣服保持手段 41 ビニール袋 42 鉄粉 44 磁性流体 45,55,56 マジックテープ 50 電磁石 60 バキュームチャック 61 バキュームポンプ 65 メカニカルチャック 66 多重リンク 70 接続アーム 71 回転軸 72 揺動機構 80,81,91a〜94a ロッドレスシリンダ 82,91b〜94b ロッドシリンダ 104,120 モータ 105,106 円筒カム 107,108 カムフォロア 111,112,123,130,131 リニアブッ
シュ 121 ボールネジ 122a,122b 曲線ガイド 124 基板 140 ピンチ 141 コード 142 コードリール

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掴まり立ちできる程度の身体障害者が、
    介助者なしで衣服を着脱することを可能にする衣服着脱
    装置において、 前記衣服を保持するための衣服保持手段と、 前記衣服を上げ下げするための衣服上下手段とを有する
    ことを特徴とする衣服着脱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衣服着脱装置において、 更に前記衣服保持手段を該衣服に接触させるための衣服
    接触手段を設けたことを特徴とする衣服着脱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の衣服着脱装置において、 更に前記衣服を揺するための衣服揺動手段を設けたこと
    を特徴とする衣服着脱装置。
  4. 【請求項4】 前記衣服接触手段が、 内側に傾斜可能な構成とされたアームと、該アームを駆
    動する駆動手段とにより構成されることを特徴とする請
    求項2記載の衣服着脱装置。
  5. 【請求項5】 前記衣服揺動手段が、 前後方向に揺動可能な構成とされた揺動アームと、該揺
    動アームを揺動駆動する揺動駆動手段とにより構成され
    ることを特徴とする請求項3または4記載の衣服着脱装
    置。
  6. 【請求項6】 前記衣服上下手段が、 少なくとも二個のプーリと、該プーリ間に張架されたベ
    ルトと、前記プーリを駆動することにより前記ベルトを
    移動付勢する駆動手段とにより構成されることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の衣服着脱装置。
  7. 【請求項7】 前記衣服上下手段が、 前記衣服の上下の状態を検出するための衣服上下検出手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の衣服着脱装置。
  8. 【請求項8】 前記衣服保持手段が、 内部に配設された永久磁石と、該永久磁石を移動させる
    ことにより該永久磁石が発生する磁力をハウジングの外
    部に及ぶ状態とハウジングの外部に及ばない状態に切り
    替えを行う磁力切り替え手段とにより構成されるマグネ
    ットチャックと、 前記衣服に配設されており、該衣服の保持時に前記マグ
    ネットチャックの磁力により前記マグネットチャックに
    吸着される磁性体とにより構成されることを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載の衣服着脱装置。
  9. 【請求項9】 前記衣服保持手段が、 前記衣服の保持時に通電されて磁力を発生する電磁石
    と、 前記衣服に配設されており、該衣服の保持時に前記電磁
    石に吸着される磁性体とにより構成されることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載の衣服着脱装置。
  10. 【請求項10】 前記衣服保持手段が、 装置本体および前記衣服に配置されたマジックテープで
    構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の衣服着脱装置。
  11. 【請求項11】 前記衣服保持手段が、 バキュームチャックで構成されることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の衣服着脱装置。
  12. 【請求項12】 前記衣服保持手段が、 メカニカルチャックで構成されることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の衣服着脱装置。
  13. 【請求項13】 前記衣服保持手段が、 前記衣服が保持されているか否かを検出するための衣服
    保持検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至1
    2のいずれかに記載の衣服着脱装置。
  14. 【請求項14】 前記衣服接触手段が、 多重リンクと、該多重リンクを駆動するリンク駆動手段
    とにより構成されることを特徴とする請求項2記載の衣
    服着脱装置。
  15. 【請求項15】 前記衣服揺動手段が、 中心を支点にして所定範囲を正逆交互に回転するアーム
    によって構成されることを特徴とする請求項3記載の衣
    服着脱装置。
  16. 【請求項16】 前記衣服上下手段が、 直線駆動手段によって構成されることを特徴とする請求
    項1記載の衣服着脱装置。
  17. 【請求項17】 前記衣服揺動手段が、 直線駆動手段によって構成されることを特徴とする請求
    項3記載の衣服着脱装置。
  18. 【請求項18】 前記衣服接触手段が、 直線駆動手段によって構成されることを特徴とする請求
    項2記載の衣服着脱装置。
  19. 【請求項19】 前記衣服揺動手段と前記衣服上下手段
    とが、 プーリに配置された円筒カムと、カムフォロワと、前記
    プーリの軸に沿って移動するリニアブシュとで構成され
    ることを特徴とする請求項3記載の衣服着脱装置。
  20. 【請求項20】 前記衣服揺動手段と前記衣服上下手段
    とが、 直線駆動手段と、該直線駆動手段に沿って配置された曲
    線ガイドと、リニアブシュとで構成されることを特徴と
    する請求項3記載の衣服着脱装置。
  21. 【請求項21】 前記衣服上下手段が、前記衣服を保持
    する時と、該衣服を離す時とでその高さを異ならせたこ
    とを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の衣
    服着脱装置。
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