JP6976223B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の後部に連結され、脱穀処理後の排ワラを切断処理する排ワラ切断装置と、が備えられ、前記排ワラ切断装置に、駆動軸、及び、前記駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体と、前記駆動軸と平行な切断軸、及び、前記切断軸に支持されるとともに前記切断刃に対応する複数の受刃を有する受刃体と、前記駆動刃体及び前記受刃体を収容するケースと、が備えられ、前記ケースに、後部が開放されたケース本体と、前記ケース本体の後部を閉塞する後部カバーと、前記駆動軸の両端部および前記切断軸の両端部を支持する左右の側壁と、が備えられ、前記後部カバーは、前記駆動刃体を後方から塞いで前記排ワラ切断装置による切断処理を可能にする閉状態と、前記駆動刃体を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成され、前記後部カバーの開閉状態を検出可能な検出部が備えられ、前記検出部が、前記後部カバーが閉状態でないことを検出すると、前記脱穀装置の駆動を停止し、前記検出部は、前記側壁に対して前記切断刃および前記受刃が位置する側とは反対側に設けられている。
なお、以下の説明では、コンバインの機体に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。
図1に示されるように、コンバインは、機体フレーム1、機体フレーム1の下部に駆動可能に装備された左右一対のクローラ走行装置2を有する機体を備えている。機体の前部の右領域に運転部3が形成されている。運転部3には、搭乗空間を覆うキャビン4が備えられている。運転部3の下方に、エンジン5を有する原動部が形成されている。機体フレーム1の前部における左領域には、作業走行時に機体の前方に位置する水稲や麦などの穀稈を刈り取って搬送する刈取前処理部6が連結されている。刈取前処理部6は、機体左右向きの枢支軸芯P1を支点にした昇降揺動が可能な状態で連結されている。刈取前処理部6の昇降揺動は、機体フレーム1と前処理部フレーム7とにわたって架設された油圧式の昇降シリンダ8の伸縮作動で行われる。機体フレーム1のうち、刈取前処理部6の後側の部位に、刈取前処理部6が搬送する刈取穀稈を受け入れて脱穀処理し、脱穀処理後の処理物に選別処理を施す脱穀装置9が設けられている。脱穀装置9の後部には、脱穀処理後の排ワラを切断処理する排ワラ切断装置10が連結されている。排ワラ切断装置10の後側には、脱穀処理後の排ワラを長ワラ状態で排出する排ワラドロッパー11が設けられている。排ワラ切断装置10の下部に、排ワラ切断装置10から排出される細断ワラを拡散オーガ12aによって機体横幅方向に拡散させて圃場に排出する細断ワラ排出装置12が設けられている。機体フレーム1のうち、運転部3の後側の部位に、脱穀装置9から搬送された単粒化穀粒を回収して貯留する穀粒タンク13が設けられている。脱穀装置9と穀粒タンク13とは、図2に示されるように、機体横幅方向に並ぶ状態、いわゆる横並び状態で機体フレーム1に設けられている。穀粒タンク13の後部には、貯留された穀粒を排出する穀粒排出装置14が接続されている。
刈取前処理部6においては、機体の走行に伴って、植立穀稈のうちの刈取対象の穀稈がデバイダ6aによって引起装置6bに導入されて引き起こし処理され、引き起こし処理される植立穀稈の株元がバリカン型の刈取装置6cによって切断されて、収穫対象の穀稈が刈り取られる。刈取装置6cの後方に配備された搬送装置6dによって刈取穀稈が脱穀装置9の脱穀フィードチェーン15(図2参照)の始端部に供給される。
脱穀装置9の説明にあたり、脱穀装置9の処理始端側[穀稈投入側(図3の紙面左側)]が「前」とし、脱穀装置9の処理終端側[排ワラ排出側(図3の紙面右側)]が「後」とする。
排ワラ切断装置10は、図2,3に示されるように、脱穀装置9の後部に設けられたケース31を備えている。ケース31の上部に、排ワラ投入口32、及び、排ワラ搬送装置16の搬送終端部から落下する排ワラを案内する案内部材33が設けられている。図2,5に示されるように、ケース31の内部に、駆動刃体34及び受刃体35が収容されている。
後部カバー31Bは、ケース本体31Aの左側壁31Lと右側壁31Rとに亘って設けられている。左側壁31Lの後端側部分と右側壁31Rの後端側部分とが排ワラ切断装置10の横幅方向に延びるフレーム31Cによって連結されている。
受刃体35は、脱穀装置9から伝達される動力によって矢印Y(図3参照)で示される回転方向に回転駆動される。図5,9,10に示されるように、駆動軸34a及び切断軸35aの両端部に、ワラ屑が駆動軸34a及び切断軸35aに巻き付くことを防止するスクレーパ96が相対回転不能に設けられている。
後部カバー31Bを図12に示される如くケース本体31Aに取付けると共に左側壁31L及び右側壁31Rに沿わせることにより、後部カバー31Bは、開口36を閉じて駆動刃体34を後方から閉じる閉状態になる。
連結構造37には、図6,8に示されるように、後部カバー31Bの上下2箇所に設けられ、枢支軸芯P2を有する枢支部40が備えられている。上側の枢支部40及び下側の枢支部40のそれぞれには、右側壁31Rに支持された枢支ボス40aと、後部カバー31Bに支持された枢支軸40bとが備えられている。
枢支ボス40aは、支持部材41を介して右側壁31Rに支持されている。右側壁31Rの後部カバー31Bを枢支する部分が支持部材41によって補強される。上側の支持部材41と下側の支持部材41とは、同一の支持部材である。枢支ボス40aと支持部材41とは、溶接によって連結されている。支持部材41と右側壁31Rとは、連結ボルトによって連結されている。支持部材41の上部は、図8に示されるように、右側壁31Rの取付部分42にボルト連結されている。
駆動刃体34は、駆動軸34aの両端部がケース31の左側壁31L及び右側壁31Rに支持された使用状態と、駆動軸34aの一端部としての左端部が左側壁31Lに支持されつつ、駆動軸34aの他端部としての右端部がケース31の外部に突出する張出状態と、に状態変更可能に構成されている。具体的には、次の如く構成されている。
図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動刃体34が状態変更するときに駆動軸34aの水平姿勢を保持する水平保持機構59が設けられている。水平保持機構59は、駆動軸側部材としての揺動支持体55a、及び、左側壁31Lに支持されたケース側部材60を備えている。ケース側部材60は、ケース側部材60の内側端部に連結している連結部60aを有し、連結部60aで左側壁31Lに連結されている。揺動支持体55aは、左側ベアリングケース50を介して駆動軸34aの左側端部に連結されており、駆動軸34aと共に揺動する駆動軸側部材になる。ケース側部材60は、揺動支持体55aの上に重なる状態で左側壁31Lに固定されている。
図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動刃体34が張出状態に状態変更するときに駆動軸34aの揺動を規制する規制機構61が設けられている。規制機構61には、揺動支持体55a及びケース側部材60が備えられている。ケース側部材60に、駆動軸34aの揺動範囲を設定する長穴62が形成されている。長穴62に移動可能に入り込んだ規制ピン63が揺動支持体55aに設けられている。
駆動軸34aの動力が無端回動チェーン64、中継スプロケット91及び中継ギヤ92を介して受刃体35に伝達される。駆動刃体34が張出状態に状態変更するとき、無端回動チェーン64が駆動軸34aの揺動によってねじれていく。
図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動刃体34が状態変更するときに駆動軸34aの揺動を案内するガイド機構65が設けられている。ガイド機構65は、揺動支持体55a及びケース側部材60によって構成されている。
排ワラドロッパー11は、図7に示されるように、排ワラ切断装置10の後側に設けられ、案内部材33が第2案内状態に切り換えられたとき、排ワラ切断装置10の後側に流出した排ワラを長ワラ状態で設定量ずつ圃場に排出するように構成されている。
右側の支持フレーム75は、図6,14に示されるように、枢支軸40bを後部カバー31bに取付ける取付部材40cの上に重ねて、取付部材40cとの共締めによって後部カバー31Bに連結するようになっている。排ワラドロッパー11のうちの排ワラドロッパー本体68及び案内板69は、後部カバー31Bが状態変更するとき、後部カバー31Bと共に移動する状態で後部カバー31Bに支持されている。
図4に示されるように、エンジン5の動力が脱穀装置9に伝達され、脱穀装置9から排ワラ切断装置10に伝達されるよう構成されている。詳述すると、エンジン5の出力軸の動力がベルト伝動機構76を介して脱穀装置9の入力ケース77に伝達される。入力ケース77に入力された動力がベルト伝動機構78を介して扱胴18及び排ワラ搬送装置16に伝達される。入力ケース77に入力された動力がベルト伝動機構79によって第1副唐箕24、唐箕23、1番スクリューコンベヤ27、第2副唐箕25、2番スクリューコンベヤ29、揺動選別装置22、分離ドラム21、排塵ファン26及び脱穀フィードチェーン15のそれぞれに伝達される。排塵ファン26の入力軸26aが無端回動ベルト80によって駆動軸34aの入力プーリ94に連動連結されている。排塵ファン26の入力軸26aの動力が駆動刃体34に伝達される。駆動刃体34の動力が出力スプロケット90、無端回動チェーン64、中継スプロケット91、中継ギヤ92及び受刃体駆動ギヤ93を介して受刃体35に伝達される。
(1)上記した実施形態では、駆動刃体34が使用状態と張出状態とに状態変更可能に支持されている例を示したが、駆動刃体34を使用状態と張出状態と状態変更する構成を備えないで実施してもよい。
9 脱穀装置
10 排ワラ切断装置
31 ケース
31A ケース本体
31L 側壁(左側壁)
31R 側壁(右側壁)
34 駆動刃体
34a 駆動軸
34b 切断刃
35 受刃体
35a 切断軸
35b 受刃
81 検出部
Claims (3)
- 刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
前記脱穀装置の後部に連結され、脱穀処理後の排ワラを切断処理する排ワラ切断装置と、が備えられ、
前記排ワラ切断装置に、駆動軸、及び、前記駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体と、前記駆動軸と平行な切断軸、及び、前記切断軸に支持されるとともに前記切断刃に対応する複数の受刃を有する受刃体と、前記駆動刃体及び前記受刃体を収容するケースと、が備えられ、
前記ケースに、後部が開放されたケース本体と、前記ケース本体の後部を閉塞する後部カバーと、前記駆動軸の両端部および前記切断軸の両端部を支持する左右の側壁と、が備えられ、
前記後部カバーは、前記駆動刃体を後方から塞いで前記排ワラ切断装置による切断処理を可能にする閉状態と、前記駆動刃体を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成され、
前記後部カバーの開閉状態を検出可能な検出部が備えられ、
前記検出部が、前記後部カバーが閉状態でないことを検出すると、前記脱穀装置の駆動を停止し、
前記検出部は、前記側壁に対して前記切断刃および前記受刃が位置する側とは反対側に設けられているコンバイン。 - 前記排ワラ切断装置は、前記脱穀装置から動力を伝達される請求項1に記載のコンバイン。
- 前記脱穀装置にエンジンから動力が伝達されるよう構成され、
前記検出部が、前記後部カバーが閉状態でないことを検出すると、前記エンジンを停止する請求項1または2に記載のコンバイン。
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JPS581172Y2 (ja) * | 1977-12-24 | 1983-01-10 | 株式会社クボタ | 安全装置付シリンダ型排ワラカツタ |
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2018
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