JP6970832B2 - 制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法 - Google Patents

制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6970832B2
JP6970832B2 JP2020546677A JP2020546677A JP6970832B2 JP 6970832 B2 JP6970832 B2 JP 6970832B2 JP 2020546677 A JP2020546677 A JP 2020546677A JP 2020546677 A JP2020546677 A JP 2020546677A JP 6970832 B2 JP6970832 B2 JP 6970832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
door handle
door
contact
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020546677A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020054103A1 (ja
Inventor
正博 ▲高▼田
毅 正木
和人 大下
哲 滝澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Alps Alpine Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Publication of JPWO2020054103A1 publication Critical patent/JPWO2020054103A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6970832B2 publication Critical patent/JP6970832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/70Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation
    • E05F15/73Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation responsive to movement or presence of persons or objects
    • E05F15/75Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation responsive to movement or presence of persons or objects responsive to the weight or other physical contact of a person or object
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/54Electrical circuits
    • E05B81/64Monitoring or sensing, e.g. by using switches or sensors
    • E05B81/76Detection of handle operation; Detection of a user approaching a handle; Electrical switching actions performed by door handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/54Electrical circuits
    • E05B81/64Monitoring or sensing, e.g. by using switches or sensors
    • E05B81/76Detection of handle operation; Detection of a user approaching a handle; Electrical switching actions performed by door handles
    • E05B81/77Detection of handle operation; Detection of a user approaching a handle; Electrical switching actions performed by door handles comprising sensors detecting the presence of the hand of a user
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • E05B85/12Inner door handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/41Detection by monitoring transmitted force or torque; Safety couplings with activation dependent upon torque or force, e.g. slip couplings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/70Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation
    • E05F15/77Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation using wireless control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/10Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles actuating a signalling device
    • B60R25/1001Alarm systems associated with another car fitting or mechanism, e.g. door lock or knob, pedals
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/531Doors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法に関する。
従来、車両のドアハンドルに対するユーザの接触をセンサによって検知し、センサから出力された検知信号に応じて、車両のドアの動作を制御する技術が考案されている。
例えば、下記特許文献1には、車両スライドドアのドアハンドルに設けられたタッチセンサによって、ドアハンドルに接触したことが検知された場合、車両側ユニットにより、車両スライドドアの開扉動作を制御する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、車両のドアハンドルに設けられた容量センサによって、ユーザの指が接触したことが検知された場合、制御装置により、車両をロックまたはアンロックする技術が開示されている。
特開2007−23620号公報 特開2013−511635号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、不意な接触をタッチセンサが検知した場合、車両スライドドアが誤動作してしまう虞がある。
一実施形態の制御システムは、ドアハンドルに対する操作体の接触を検知する接触検知手段と、ドアハンドルに対して操作体によって加えられた力を検知する力検知手段と、接触検知手段によって接触が検知され、且つ、力検知手段によって力が検知された場合、ドアの開閉制御を行う制御手段とを備える。
一実施形態によれば、センサからの情報に基づいてドアの開閉制御を行うことが可能な制御システムにおいて、ドアの開閉動作の誤動作を抑制することができる。
一実施形態に係るドアハンドル装置の外観を示す斜視図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置の正面図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置の背面図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置の上面図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置(第2のケース部を取り外した状態)の外観を示す斜視図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置(第2のケース部を取り外した状態)の正面図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置(第2のケース部を取り外した状態)の前方からの斜視図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置における第2のケース部の裏面側の構成を示す図である。 一実施形態に係る金属シャフトの接続構成を示す一部拡大図である。 一実施形態に係る金属シャフトにおける応力の発生方向を示す図である。 一実施形態に係るドアハンドル装置の制御構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る制御モジュールによる処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
〔ドアハンドル装置100の概要〕
図1は、一実施形態に係るドアハンドル装置100の外観を示す斜視図である。図2は、一実施形態に係るドアハンドル装置100の正面図である。図3は、一実施形態に係るドアハンドル装置100の背面図である。図4は、一実施形態に係るドアハンドル装置100の上面図である。
なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向(車両の高さ方向に対応する方向)を上下方向とし、図中Y軸方向(車両の幅方向に対応する方向)を横幅方向とし、図中X軸方向(車両の長さ方向に対応する方向)を前後方向とする。
図1〜図4に示すドアハンドル装置100は、例えば、車両のドアのインナーパネル(図示省略)に形成された、当該ドアハンドル装置100と略同形状の開口部に嵌め込まれることにより、インナーパネルと一体化し、ユーザによる車両のドアの開閉操作を可能とするための装置である。
図1〜図4に示すように、ドアハンドル装置100は、ボディ100Aを備える。ボディ100Aは、ドアハンドル装置100の全体的な外形状をなす部品である。ボディ100Aは、例えば、ABS樹脂,PC樹脂等の樹脂素材から形成される。ボディ100Aは、ベースプレート部101、ドアハンドルケース部102、およびドアハンドル103を有しており、これら複数の構成部が一体的に形成されている。
ベースプレート部101は、ドアハンドルケース部102およびドアハンドル103を支持し、且つ、車両のドアに固定される平板状の部分である。ドアハンドルケース部102は、ベースプレート部101に対して車室側に重ねて設けられており、且つ、ベースプレート部101に結合されている平板状の部分である。ドアハンドルケース部102は、ドアハンドル装置100が車両のドアのインナーパネルに嵌め込まれた状態において、車室側に露出する部分である。
ドアハンドル103は、前後方向(図中X軸方向)に直線状に延在する、中空のプレート形状を有しており、ユーザの手によって把持された状態で、ユーザの手による操作(車両のドアの開閉操作、および、車両のロック機構の解錠操作および施錠操作)がなされる部分である。ドアハンドル103は、ドアハンドルケース部102に対して後端部(図中X軸負側の端部)が繋がっており、且つ、ドアハンドルケース部102と一体的に形成されている。ドアハンドル103は、非可動式であり、ユーザから操作力が加えられることにより、僅かに撓む程度の変形が生じるようになっている。
なお、ボディ100Aは、ドアハンドル103の周囲に、車外側(図中Y軸負側)に向って凹んだ形状の凹部104を有している。これにより、ドアハンドル装置100は、ユーザの手をドアハンドル103の裏側に回り込ませることが可能となっており、したがって、ユーザの手により、ドアハンドル103の表面(車室側の側面)および裏面(車外側の側面)の双方を、容易に把持できるようになっている。
〔ドアハンドル装置100の内部構成〕
図5は、一実施形態に係るドアハンドル装置100(第2のケース部102Bを取り外した状態)の外観を示す斜視図である。図6は、一実施形態に係るドアハンドル装置100(第2のケース部102Bを取り外した状態)の正面図である。図7は、一実施形態に係るドアハンドル装置100(第2のケース部102Bを取り外した状態)の前方からの斜視図である。
図5に示すように、ボディ100Aのドアハンドルケース部102は、車外側の第1のケース部102Aと、車室側の第2のケース部102Bとに分割可能に構成されている。第1のケース部102Aは、ベースプレート部101に固定されている。また、ドアハンドルケース部102は、中空構造を有している。図5に示すように、ドアハンドルケース部102は、第1のケース部102Aから第2のケース部102Bを取り外すことにより、内部空間を露出することが可能となっている。
なお、ドアハンドル103は、第1のケース部102Aおよび第2のケース部102Bに跨って設けられている。このため、図5に示すように、第1のケース部102Aおよび第2のケース部102Bが互いに分割された場合、ドアハンドル103は、第1のケース部102Aと一体的に設けられた第1のハンドル部103Aと、第2のケース部102Bと一体的に設けられた第2のハンドル部103Bとに分割されるようになっている。
図5〜図7に示すように、ドアハンドルケース部102の内部空間には、接触検知ユニット110および力検知ユニット120が設けられている。
接触検知ユニット110は、「接触検知手段」の一例である。接触検知ユニット110は、第1の静電センサ111および第2の静電センサ112を備える。第1の静電センサ111および第2の静電センサ112は、いずれも、薄型の平板状であり、且つ、Y軸方向からの平面視において横長の長方形状を有する。第1の静電センサ111および第2の静電センサ112は、ドアハンドル103の内部において、互いにY軸方向に重ねて設けられている。
第1の静電センサ111は、「第1の接触検知部」の一例である。第1の静電センサ111は、ドアハンドル103の内部において、ドアハンドル103の裏面(図中Y軸負側の側面)側に設けられており、ドアハンドル103の裏面に対する操作体の接触を検知する。具体的には、第1の静電センサ111は、検出電極を有しており、操作体がドアハンドル103の裏面に接触した際に、操作体と検出電極との間の静電容量に応じた電流値を、第1の接触検知信号として出力する。
第2の静電センサ112は、「第2の接触検知部」の一例である。第2の静電センサ112は、ドアハンドル103の内部において、ドアハンドル103の表面(図中Y軸正側の側面)側に設けられており、ドアハンドル103の表面に対する操作体の接触を検知する。具体的には、第2の静電センサ112は、検出電極を有しており、操作体がドアハンドル103の表面に接触した際に、操作体と検出電極との間の静電容量に応じた電流値を、第2の接触検知信号として出力する。
力検知ユニット120は、金属シャフト121、ホルダ122、センサベース123、および歪みゲージ124を備える。なお、歪みゲージ124は、金属シャフト121の後端部に接続されており、その状態において外部からの視認が困難であるため、図7において隠れ線で示される。なお、歪みゲージ124の具体的な構成については、図9を用いて後述する。
金属シャフト121は、「伝達手段」の一例である。金属シャフト121は、ドアハンドルケース部102の内部空間において、前後方向(図中X軸方向)に直線状に延在する、金属製且つ棒状の部材である。金属シャフト121は、ドアハンドル103に加えられた力を、歪みゲージ124へ伝達するために設けられている。金属シャフト121は、ホルダ122によって中間部分が支持されており、当該中間部分よりも前端側(図中X軸正側)の部分は、ドアハンドル103の内部に配置される。これにより、ドアハンドル103に加えられた力が、金属シャフト121の前端側の部分に伝達され、金属シャフト121の前端側の部分に応力が生じる。そして、金属シャフト121の前端側の部分に生じた応力が、支点(ホルダ122)を介して、金属シャフト121の後端側の部分に伝達される。さらに、金属シャフト121の後端側の部分に伝達された応力は、当該部分に接続された歪みゲージ124へ伝達される。なお、本実施形態では、金属シャフト121として丸棒を用いているが、これに限らない。
ホルダ122は、金属シャフト121の中間部分を支持することにより、金属シャフト121の支点として機能する部材である。具体的には、ホルダ122は、図8に示すように、第2のケース部102Bの裏面(第2のハンドル部103Bの後端部近傍の位置)に固定される。また、図7および図8に示すように、ホルダ122には、当該ホルダ122を前後方向(図中X軸方向)に貫通し、且つ、円形の開口形状を有する、貫通孔122Aが形成されている。貫通孔122Aは、金属シャフト121の外径と略同サイズの内径を有している。そして、図5〜図8に示すように、ホルダ122は、貫通孔122Aを金属シャフト121が貫通することにより、貫通孔122Aの内周面が金属シャフト121の外周面に密着した状態で、金属シャフト121の中間部分を支持する。これにより、ホルダ122は、金属シャフト121のがたつきを生じさせることなく、金属シャフト121の中間部分を支持できるようになっている。
センサベース123は、歪みゲージ124を支持する部材である。具体的には、センサベース123は、図8に示すように、第2のケース部102Bの裏面における、金属シャフト121の後端面(図中X軸負側の端面)よりも後方(図中X軸負方向)の位置に固定される。そして、センサベース123は、金属シャフト121の後端面と対向する表面123Aに、歪みゲージ124がネジ止め固定される。これにより、センサベース123は、金属シャフト121の後端部が歪みゲージ124に接続されて、金属シャフト121の後端部に伝達された応力を歪みゲージ124が検知できるように、歪みゲージ124を支持する。
歪みゲージ124は、「力検知手段」の一例である。歪みゲージ124は、ドアハンドル103に加えられた力を検知する。具体的には、歪みゲージ124は、金属シャフト121の後端面と対向して設けられている。歪みゲージ124は、ドアハンドル103に力が加えられた際に、金属シャフト121の後端部に伝達される応力を受けて、金属抵抗材料の歪みが生じて抵抗値が変化する。これにより、歪みゲージ124は、当該歪みゲージ124に生じた歪みの方向および荷重に応じた電圧値を、FPC(Flexible Printed Circuits)124Aを介して、ドアハンドル103に加えられた力を示す力検知信号として出力する。なお、歪みゲージ124は、当該歪みゲージ124におけるY軸方向およびZ軸方向の各々の歪みを検知することが可能であり、これにより、ドアハンドル103に加えられたY軸方向(車幅方向。「第1の方向」および「第2の方向」の一例)の力と、ドアハンドル103に加えられたZ軸方向(上下方向。「第3の方向」の一例)の力との各々を検知することができる。歪みゲージ124としては、例えば、ポインティングスティック等と同様の構造を用いることができる。
図8は、一実施形態に係るドアハンドル装置100における第2のケース部102Bの裏面側の構成を示す図である。図8に示すように、第2のケース部102Bにおける第2のハンドル部103Bの裏面には、ホルダ部103Cが形成されている。ホルダ部103Cには、当該ホルダ部103Cを前後方向(図中X軸方向)に貫通し、且つ、円形の開口形状を有する、貫通孔103Dが形成されている。貫通孔103Dは、金属シャフト121の外径と略同サイズの内径を有している。ホルダ部103Cは、貫通孔103Dを金属シャフト121が貫通することにより、貫通孔103Dの内周面が金属シャフト121の外周面に密着した状態で、金属シャフト121の前端側の部分を支持する。これにより、ドアハンドル103に加えられた力は、ホルダ部103Cを介して、金属シャフト121の前端側の部分に伝達されるようになっている。
〔金属シャフト121の接続構成〕
図9は、一実施形態に係る金属シャフト121の接続構成を示す一部拡大図である。図9に示すように、金属シャフト121の後端部には、円筒状の接合部121Aが設けられている。接合部121Aは、歪みゲージ124側の端面に、円形の開口121Bを有する。金属シャフト121は、接合部121Aが有する開口121B内に、円形状の外形状を有する歪みゲージ124が嵌め込まれることにより、歪みゲージ124に接続されて、ドアハンドル103に加えられた力を、歪みゲージ124に伝達可能となる。
図9に示すように、本実施形態の力検知ユニット120は、弾性部材125をさらに備えている。弾性部材125は、ゴム、シリコン等の弾性素材が用いられて形成される。弾性部材125は、当該弾性部材125を前後方向に貫通し、且つ、矩形の開口形状を有する、貫通孔125Aを有している。弾性部材125は、貫通孔125Aが、歪みゲージ124が有する突起124Bに嵌め込まれた状態で、歪みゲージ124とともに接合部121Aに嵌め込まれる。これにより、本実施形態の力検知ユニット120は、ドアハンドル103に加えられた力を、弾性部材125を介して、歪みゲージ124に伝達することができる。このため、本実施形態の力検知ユニット120は、例えば、弾性部材125により、金属シャフト121の接合部121Aにおける組み立て誤差、車両の振動による金属シャフト121の変位、金属シャフト121の過剰な変位等を吸収することができる。したがって、本実施形態の力検知ユニット120によれば、歪みゲージ124による過剰な検出を抑制することができる。なお、歪みゲージ124に弾性素材からなるキャップが設けられている場合、当該キャップを弾性部材125として用いてもよい。
〔金属シャフト121における応力の発生方向〕
図10は、一実施形態に係る金属シャフト121における応力の発生方向を示す図である。図10に示すように、金属シャフト121は、中間部分においてホルダ122によって支持されており、これにより、中間部分に支点を有する。このため、ドアハンドル103に対して力が加えられると、金属シャフト121におけるホルダ122よりも前端側の部分においては、ドアハンドル103に加えられた力の方向と同方向に応力が生じ、金属シャフト121におけるホルダ122よりも後端側の部分においては、ドアハンドル103に加えられた力の方向と反対方向に応力が生じる。
例えば、ドアハンドル103に対して車室方向に力が加えられると、図10に示すように、金属シャフト121におけるホルダ122よりも前端側の部分においては、車室方向D1aに応力が生じ、これとは反対に、金属シャフト121におけるホルダ122よりも後端側の部分においては、車外方向D1bに応力が生じる。この場合、歪みゲージ124は、車外方向D1bへの歪みが生じ、当該車外方向D1bへの歪みに応じた力検知信号を、ドアハンドル103に対して車室方向に力が加えられたことを示す力検知信号として出力することができる。
また、例えば、ドアハンドル103に対して車外方向に力が加えられると、図10に示すように、金属シャフト121におけるホルダ122よりも前端側の部分においては、車外方向D2aに応力が生じ、これとは反対に、金属シャフト121におけるホルダ122よりも後端側の部分においては、車室方向D2bに応力が生じる。この場合、歪みゲージ124は、車室方向D2bへの歪みが生じ、当該車室方向D2bへの歪みに応じた力検知信号を、ドアハンドル103に対して車外方向に力が加えられたことを示す力検知信号として出力することができる。
また、例えば、ドアハンドル103に対して下方に力が加えられると、図10に示すように、金属シャフト121におけるホルダ122よりも前端側の部分においては、下方D3aに応力が生じ、これとは反対に、金属シャフト121におけるホルダ122よりも後端側の部分においては、上方D3bに応力が生じる。この場合、歪みゲージ124は、上方D3bへの歪みが生じ、当該上方D3bへの歪みに応じた力検知信号を、ドアハンドル103に対して下方に力が加えられたことを示す力検知信号として出力することができる。
また、例えば、ドアハンドル103に対して上方に力が加えられると、図10に示すように、金属シャフト121におけるホルダ122よりも前端側の部分においては、上方D4aに応力が生じ、これとは反対に、金属シャフト121におけるホルダ122よりも後端側の部分においては、下方D4bに応力が生じる。この場合、歪みゲージ124は、下方D4bへの歪みが生じ、当該下方D4bへの歪みに応じた力検知信号を、ドアハンドル103に対して上方に力が加えられたことを示す力検知信号として出力することができる。
なお、本実施形態の力検知ユニット120は、金属シャフト121におけるホルダ122(すなわち、支点)の位置を変えることで、歪みゲージ124の検出感度を調整することができる。例えば、本実施形態の力検知ユニット120は、ホルダ122を金属シャフト121のより後端側に設けることにより、金属シャフト121の後端部における変位をより小さくすることができ、したがって、歪みゲージ124の検出感度をより低めることができる。反対に、本実施形態の力検知ユニット120は、ホルダ122を金属シャフト121のより前端側に設けることにより、金属シャフト121の後端部における変位をより大きくすることができ、したがって、歪みゲージ124の検出感度をより高めることができる。
〔制御システム10の制御構成〕
図11は、一実施形態に係るドアハンドル装置100の制御構成を示すブロック図である。図11に示すように、制御システム10は、ドアハンドル装置100および制御モジュール130を備える。
制御モジュール130は、「制御手段」および「制御装置」の一例である。制御モジュール130は、第1取得部131、第2取得部132、および制御部133を有する。
第1取得部131は、第1の静電センサ111から、ドアハンドル103の裏面に対して操作体が接触したことを示す第1の接触検知信号(静電容量に応じた電流値)を取得する。また、第1取得部131は、第2の静電センサ112から、ドアハンドル103の表面に対して操作体が接触したことを示す第2の接触検知信号(静電容量に応じた電流値)を取得する。
第2取得部132は、歪みゲージ124から、ドアハンドル103に対して操作体によって力が加えられたことを示す力検知信号(歪みの方向および荷重に応じた電圧値)を取得する。
制御部133は、第1取得部131によって取得された第1の接触検知信号および第2の接触検知信号と、第2取得部132によって取得された力検知信号とに基づいて、車両のドアの開閉動作および車両のロック機構の動作(解錠動作および施錠動作)を制御する。
具体的には、制御部133は、第1取得部131によって第1の接触検知信号および第2の接触検知信号の双方が取得され、且つ、第2取得部132によって力検知信号が取得された場合、第2取得部132によって取得された力検知信号によって特定される、ドアハンドル103に加えられた力の方向に応じて、車両のドアの開閉動作、または、車両のロック機構の動作(解錠動作または施錠動作)を制御する。
すなわち、制御部133は、ユーザの手がドアハンドル103の両面(表面および裏面)に接触し、且つ、ユーザの手によってドアハンドル103に力が加えられた場合、車両のドアの開閉動作、または、車両のロック機構の動作(解錠動作または施錠動作)を制御する。
例えば、制御部133は、力検知信号によって特定されるドアハンドル103に加えられた力の方向が車外方向(図中Y軸負方向)である場合、車両のドアの開動作制御を行う。例えば、制御部133は、車両のドアが閉じている状態のとき、車両のドアが自動的に開く動作を行うように、開動作制御を行う。また、例えば、制御部133は、車両のドアが自動的に閉じる動作をおこなっているとき、当該動作を停止するように、開動作制御を行う。
また、例えば、制御部133は、力検知信号によって特定されるドアハンドル103に加えられた力の方向が車室方向(図中Y軸正方向)である場合、車両のドアの閉動作制御を行う。例えば、制御部133は、車両のドアが開いている状態のとき、車両のドアが自動的に閉じる動作を行うように、閉動作制御を行う。また、例えば、制御部133は、車両のドアが自動的に開く動作をおこなっているとき、当該動作を停止するように、閉動作制御を行う。
ここで、例えば、制御部133は、車両のドアの開閉機構(例えば、モータ等)を制御する制御ユニット(図示省略)に対して、制御信号を送信することにより、車両のドアの開閉動作の制御を制御ユニットに行わせる。但し、これに限らず、制御部133は、車両のドアの開閉機構に対して、制御信号を送信することにより、車両のドアの開閉動作を直接的に制御してもよい。
また、例えば、制御部133は、力検知信号によって特定されるドアハンドル103に加えられた力の方向が下方(図中Z軸負方向)である場合、車両のロック機構の施錠制御を行う。例えば、制御部133は、車両のロック機構が解錠されている状態のとき、車両のロック機構が自動的に施錠されるように、施錠制御を行う。
また、例えば、制御部133は、力検知信号によって特定されるドアハンドル103に加えられた力の方向が上方(図中Z軸正方向)である場合、車両のロック機構の解錠制御を行う。例えば、制御部133は、車両のロック機構が施錠されている状態のとき、車両のロック機構が自動的に解錠されるように、解錠制御を行う。
ここで、例えば、制御部133は、車両のロック機構(例えば、モータ等)を制御する制御ユニット(図示省略)に対して、制御信号を送信することにより、車両のロック機構の動作の制御を制御ユニットに行わせる。但し、これに限らず、制御部133は、車両のロック機構に対して、制御信号を送信することにより、車両のロック機構の動作を直接的に制御してもよい。
なお、本実施形態のドアハンドル装置100において、第1の静電センサ111および第2の静電センサ112の各々は、前後方向に並べて配置された複数(例えば、4つ)の検出電極を有しており、複数の検出電極の各々が、接触検出信号を出力できるように構成されている。これに伴い、制御部133は、第1の静電センサ111が備える所定数以上(例えば、2つ以上)の検出電極から第1の接触検出信号を取得し、第2の静電センサ112が備える所定数以上(例えば、2つ以上)の検出電極から第2の接触検出信号を取得し、且つ、歪みゲージ124から力検知信号を取得した場合、車両のドアの開閉動作、または、車両のロック機構の動作(解錠動作または施錠動作)を制御するようにしてもよい。
また、制御部133は、ドアハンドル103に対して上下方向に対する力が加えられたことが歪みゲージ124によって検知された場合、車両のロック機構の制御を行う代わりに、その他の制御(例えば、車両のパワーウインドウの制御)を行うようにしてもよい。この場合、例えば、ドアハンドル103に対して上方向に対する力が加えられたことが歪みゲージ124によって検知された場合、パワーウインドウを閉じる制御を行い、反対に、ドアハンドル103に対して下方向に対する力が加えられたことが歪みゲージ124によって検知された場合、パワーウインドウを開く制御を行うようにしてもよい。
なお、制御モジュール130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および外部I/F(Inter face)等を備えて構成される。そして、例えば、制御モジュール130は、ROMに記憶されたプログラムを、CPUが実行することにより、図11に示す各機能が実現される。制御モジュール130としては、例えば、マイコンを用いることができる。
〔制御モジュール130による処理手順〕
図12は、一実施形態に係る制御モジュール130による処理手順を示すフローチャートである。
まず、第1取得部131が、第1の静電センサ111から第1の接触検知信号を取得したか否かを判断する(ステップS201)。ステップS201において、第1の接触検知信号を取得していないと判断された場合(ステップS201:No)、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS201において、第1の接触検知信号を取得したと判断された場合(ステップS201:Yes)、第1取得部131が、第2の静電センサ112から第2の接触検知信号を取得したか否かを判断する(ステップS202)。ステップS202において、第2の接触検知信号を取得していないと判断された場合(ステップS202:No)、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS202において、第2の接触検知信号を取得したと判断された場合(ステップS202:Yes)、第2取得部132が、歪みゲージ124から力検知信号を取得したか否かを判断する(ステップS203)。ステップS203において、力検知信号を取得していないと判断された場合(ステップS203:No)、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS203において、力接触検知信号を取得したと判断された場合(ステップS203:Yes)、制御部133が、第2取得部132によって取得された力検知信号に基づいて、ドアハンドル103に加えられた力の方向が車外方向であるか否かを判断する(ステップS204)。
ステップS204において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が車外方向であると判断された場合(ステップS204:Yes)、制御部133が、車両のドアの開動作制御を行う(ステップS205)。そして、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS204において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が車外方向ではないと判断された場合(ステップS204:No)、制御部133が、第2取得部132によって取得された力検知信号に基づいて、ドアハンドル103に加えられた力の方向が車室方向であるか否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が車室方向であると判断された場合(ステップS206:Yes)、制御部133が、車両のドアの閉動作制御を行う(ステップS207)。そして、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS206において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が車室方向ではないと判断された場合(ステップS206:No)、制御部133が、第2取得部132によって取得された力検知信号に基づいて、ドアハンドル103に加えられた力の方向が下方であるか否かを判断する(ステップS208)。
ステップS208において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が下方であると判断された場合(ステップS208:Yes)、制御部133が、車両のドアの施錠制御を行う(ステップS209)。そして、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS208において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が下方ではないと判断された場合(ステップS208:No)、制御部133が、第2取得部132によって取得された力検知信号に基づいて、ドアハンドル103に加えられた力の方向が上方であるか否かを判断する(ステップS210)。
ステップS210において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が上方であると判断された場合(ステップS210:Yes)、制御部133が、車両のドアの解錠制御を行う(ステップS211)。そして、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS210において、ドアハンドル103に加えられた力の方向が上方ではないと判断された場合(ステップS210:No)、制御モジュール130は、図12に示す一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の制御システム10は、ドアハンドル103に対するユーザの手(操作体)の接触を検知する接触検知ユニット110と、ドアハンドル103に対してユーザの手によって加えられた力を検知する歪みゲージ124と、接触検知ユニット110によってドアハンドル103に対する接触が検知され、且つ、歪みゲージ124によってドアハンドル103に対して加えられた力が検知された場合、ドアの開閉制御を行う制御モジュール130とを備える。このため、本実施形態の制御システム10は、ドアハンドル103に対して、不意な接触がなされた場合であっても、同時にドアハンドル103に力が加えられたことが検知されない限り、ドアの開閉制御を行わない。したがって、本実施形態の制御システム10によれば、ドアの開閉動作の誤動作を抑制することができる。
また、本実施形態の制御システム10は、ドアハンドル103に設けられ、一端部と他端部との間にホルダ122(支点)を有し、一端部において加えられた力を、他端部に伝達する棒状の金属シャフト121を備え、歪みゲージ124は、金属シャフト121の他端部に伝達された力を検知する構成を採用している。このため、本実施形態の制御システム10は、ドアハンドル103を可動式とすることなく、ドアハンドル103に加えられた力を、より確実に検知することができる。また、本実施形態の制御システム10は、金属シャフト121の設計(例えば、長さ、径、支点の位置、材質等)の変更により、歪みゲージ124による検出感度を、要求仕様に応じた適切な検出感度へ容易に調整することができる。
また、本実施形態の制御システム10において、接触検知ユニット110は、ドアハンドル103の表裏に配置された第1の静電センサ111と第2の静電センサ112とを有し、制御モジュール130は、第1の静電センサ111および第2の静電センサ112の各々によってドアハンドル103の接触が検知され、且つ、歪みゲージ124によってドアハンドル103に加えられた力が検知された場合、ドアの開閉制御を行う。このため、本実施形態の制御システム10は、ユーザが、ドアハンドル103を把持して、第1の静電センサ111および第2の静電センサ112の各々に手を接触させた場合に、ドアの開閉制御を行うことができる。すなわち、本実施形態の制御システム10は、第1の静電センサ111または第2の静電センサ112のいずれか一方のみがドアハンドル103の接触を検知しただけでは、ドアの開閉制御を行わない。したがって、本実施形態の制御システム10によれば、ドアの開閉動作の誤動作を抑制することができる。
また、本実施形態の制御システム10において、制御モジュール130は、歪みゲージ124によってドアハンドル103に対する車外側への力(ドアを開く方向に対応する第1の方向への力)が検知された場合、ドアの開制御を行い、歪みゲージ124によってドアハンドル103に対する車室側への力(ドアを閉じる方向に対応する第2の方向への力)が検知された場合、ドアの閉制御を行う。このため、本実施形態の制御システム10によれば、ドアハンドル103に対する直感的なユーザ操作により、ドアの開閉制御を行うことができる。
また、本実施形態の制御システム10は、歪みゲージ124によって、ドアハンドル103に加えられた上下方向への力を検知することができる。そして、本実施形態の制御システム10は、ドアハンドル103に加えられた上下方向への力が検知された場合、制御モジュール130により、車両のロック機構の施錠および解錠の制御を行うことができる。このため、本実施形態の制御システム10によれば、比較的簡易な構成により、ドアの開閉動作のためのユーザ操作と、車両のロック機構の制御のためのユーザ操作との双方を検知し、ドアの開閉の制御と、車両のロック機構の制御との双方を行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、前後方向に延在し、且つ、後端部がドアハンドルケース部102に繋がっているドアハンドル103に本発明を適用した例を説明したが、これに限らず、本発明は、前端部がドアハンドルケースに繋がっているドアハンドル、前端部および後端部の各々がドアハンドルケースに繋がっているドアハンドル、上下方向に延在するドアハンドル等にも適用可能である。また、本発明は、ヒンジ式、スライド式、ガルウイング式等、以下なる形式のドアに対しても適用可能である。また、本発明は、車室側のドアハンドル、車外側のドアハンドルのいずれに対しても適用可能である。また、本発明は、車両のドア以外のドアに対しても適用可能である。いずれの場合も、ドアハンドルに対してドアの開閉方向に応じた方向に力が加えられた場合、ドアの開閉制御を行うようにすることが好ましい。例えば、後方を開方向とするスライドドアにおいて、上下方向に延在するドアハンドルに対して本発明を適用した場合、ドアハンドルに対する後方への力が検知されたとき、スライドドアの開動作を制御し、ドアハンドルに対する前方への力が検知されとき、スライドドアの閉動作を制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、2組の力検知ユニット120を上下に並列に設け、制御部133により、一方の力検知ユニット120の歪みゲージ124(第1の歪みゲージ)から出力された力検知信号と、他方の力検知ユニット120の歪みゲージ124(第2の歪みゲージ)から出力された力検知信号とに基づいて、ドアハンドル103の捻りを検知するようにしてもよい。そして、制御部133は、ドアハンドル103の捻りが検知された場合、当該捻りの方向に応じて、車両のドアの制御(例えば、ドアのロック機構の制御、パワーウインドウの制御等)を行うようにしてもよい。例えば、ドアハンドル103に捻りが加えられた場合、一方の歪みゲージ124の力検知信号と、一方の歪みゲージ124の力検知信号とは、左右方向において互いに異なる方向を示すものとなる。したがって、制御部133は、このような力検出信号が第2取得部132によって取得された場合、ドアハンドル103の捻りを検知することができる。
また、上記実施形態の制御システム10において、公知の認証方法によりユーザが所持するスマートキーの認証を行う認証手段をさらに設け、制御部133は、ドアハンドル103に対する接触の検知、および、ドアハンドル103に対する力が加えられたことの検知に加えて、認証手段によるスマートキーの認証に成功した場合、ドアの制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態の制御システム10において、ドアの開閉制御を開始する際に、音、光、振動等によってドアの開閉制御の開始をユーザに通知する通知手段をさらに設けるようにしてもよい。
本国際出願は、2018年9月10日に出願した日本国特許出願第2018−169214号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
10 制御システム
100 ドアハンドル装置
100A ボディ
101 ベースプレート部
102 ドアハンドルケース部
102A 第1のケース部
102B 第2のケース部
103 ドアハンドル
103A 第1のハンドル部
103B 第2のハンドル部
104 凹部
110 接触検知ユニット(接触検知手段)
111 第1の静電センサ(第1の接触検知部)
112 第2の静電センサ(第2の接触検知部)
120 力検知ユニット
121 金属シャフト(伝達手段)
122 ホルダ(支点)
123 センサベース
124 歪みゲージ(力検知手段)
130 制御モジュール(制御手段、制御装置)
131 第1取得部
132 第2取得部
133 制御部

Claims (15)

  1. ドアハンドルに対する操作体の接触を検知する接触検知手段と、
    前記ドアハンドルに対して前記操作体によって加えられた力を検知する力検知手段と、
    前記接触検知手段によって前記接触が検知され、且つ、前記力検知手段によって前記力が検知された場合、ドアの開閉制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 前記ドアハンドルに設けられ、一端部と他端部との間に支点を有し、前記一端部において加えられた前記力を、前記他端部に伝達する棒状の伝達手段をさらに備え、
    前記力検知手段は、
    前記他端部に伝達された前記力を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記力検知手段は、
    前記他端部に伝達された前記力を検知する歪みゲージである
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記接触検知手段は、
    前記ドアハンドルの表裏に配置された第1の接触検知部と第2の接触検知部とを有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の接触検知部および前記第2の接触検知部の各々によって前記接触が検知され、且つ、前記力検知手段によって前記力が検知された場合、前記ドアの開閉制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の制御システム。
  5. 前記制御手段は、
    前記力検知手段によって前記ドアを開く方向に対応する第1の方向への前記力が検知された場合、前記ドアの開制御を行い、前記力検知手段によって前記ドアを閉じる方向に対応する第2の方向への前記力が検知された場合、前記ドアの閉制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の制御システム。
  6. 前記制御手段は、
    前記力検知手段によって、前記第1の方向および前記第2の方向の各々と直交する、第3の方向への前記力が検知された場合、前記ドアの開閉制御とは異なる他の制御を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の制御システム。
  7. 前記他の制御は、
    前記ドアに設けられたロック機構の施錠および解錠の制御である
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御システム。
  8. 前記他の制御は、
    前記ドアに設けられたパワーウインドウの開閉制御である
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御システム。
  9. 上下に配置された一対の前記伝達手段と、
    前記一対の伝達手段のうちの一方の前記他端部に伝達された前記力を検知する第1の歪みゲージと、
    前記一対の伝達手段のうちの他方の前記他端部に伝達された前記力を検知する第2の歪みゲージと
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  10. ユーザが所持するスマートキーの認証を行う認証手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記接触検知手段によって前記接触が検知され、前記力検知手段によって前記力が検知され、且つ、前記認証手段による前記スマートキーの認証に成功した場合、前記ドアの開閉制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の制御システム。
  11. 前記制御手段が前記ドアの開閉制御を開始する際に、当該開始をユーザに通知する通知手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の制御システム。
  12. 前記ドアハンドルは、非可動式であり、前記操作体による力で撓み変形が生じる
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の制御システム。
  13. ドアハンドルと、
    前記ドアハンドルに対する操作体の接触を検知し、前記接触が検知されたことを示す接触検知信号を制御装置に出力する接触検知手段と、
    前記ドアハンドルに対して前記操作体によって加えられた力を検知し、前記力が検知されたことを示す力検知信号を前記制御装置に出力する力検知手段と
    を備え、
    前記接触検知手段によって前記接触が検知され、且つ、前記力検知手段によって前記力が検知された場合、前記接触検知信号および前記力検知信号の出力により、ドアの開閉制御を前記制御装置に行わせる
    ことを特徴とするドアハンドル装置。
  14. ドアハンドルに対する操作体の接触を検知する接触検知手段から、前記接触が検知されたことを示す接触検知信号を取得する第1取得部と、
    前記ドアハンドルに対して前記操作体によって加えられた力を検知する力検知手段から、前記力が検知されたことを示す力検知信号を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部によって前記接触検知信号が取得され、且つ、前記第2取得部によって前記力検知信号が取得された場合、ドアの開閉制御を行う制御部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  15. ドアハンドルに対する操作体の接触を検知する接触検知手段から、前記接触が検知されたことを示す接触検知信号を取得する第1取得工程と、
    前記ドアハンドルに対して前記操作体によって加えられた力を検知する力検知手段から、前記力が検知されたことを示す力検知信号を取得する第2取得工程と、
    前記第1取得工程において前記接触検知信号が取得され、且つ、前記第2取得工程において前記力検知信号が取得された場合、ドアの開閉制御を行う制御工程と
    を含むことを特徴とする制御方法。
JP2020546677A 2018-09-10 2019-03-05 制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法 Active JP6970832B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018169214 2018-09-10
JP2018169214 2018-09-10
PCT/JP2019/008664 WO2020054103A1 (ja) 2018-09-10 2019-03-05 制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020054103A1 JPWO2020054103A1 (ja) 2021-08-30
JP6970832B2 true JP6970832B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=69778572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020546677A Active JP6970832B2 (ja) 2018-09-10 2019-03-05 制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US11959324B2 (ja)
EP (1) EP3851623A4 (ja)
JP (1) JP6970832B2 (ja)
CN (2) CN112654760B (ja)
WO (1) WO2020054103A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020102887A1 (de) * 2020-02-05 2021-08-05 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Betätigungsvorrichtung mit Verkleidungselement, Fahrzeug, sowie Verfahren
DE112021003406T5 (de) * 2020-06-24 2023-04-27 Alps Alpine Co., Ltd. Türgriffvorrichtung
WO2022250508A1 (ko) * 2021-05-28 2022-12-01 (주) 셈코 통합형 차량용 도어핸들 및 통합형 차량용 도어핸들 제조방법
EP4332333A1 (en) * 2022-09-02 2024-03-06 Minebea AccessSolutions Italia S.p.A. Handle with a strain gauge module used as a sensor for a car door

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11311058A (ja) * 1998-02-27 1999-11-09 Daiwa House Ind Co Ltd 窓、ドア等の可動建具材の操作力支援装置
GB0122633D0 (en) * 2001-09-20 2001-11-14 Meritor Light Vehicle Sys Ltd Inside door release mechanism
JP2005098017A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用ドアハンドル
DE102004026442A1 (de) 2004-05-29 2005-12-22 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Betätigen einer elektrischen oder mechanischen Schließeinrichtung an einer Tür und/oder einer Klappe eines Fahrzeugs
JP2007023620A (ja) 2005-07-15 2007-02-01 Denso Corp 車両スライドドア制御装置
DE102005061755B4 (de) * 2005-12-21 2020-06-18 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Öffnen eines Kraftfahrzeugtürschlosses
DE102006005262A1 (de) * 2006-02-02 2007-08-09 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Quasi-feststehender Türgriff mit taktiler Rückmeldung
JP2008150897A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドア錠制御装置
DE102008006287A1 (de) * 2008-01-28 2009-07-30 Witte-Velbert Gmbh & Co. Kg Kraftfahrzeugtürgriff
IT1396932B1 (it) 2009-11-20 2012-12-20 Valeo Spa Dispositivo di comando di sblocco di maniglia di veicolo munita di un organo di comando esterno.
US20140292004A1 (en) * 2013-04-01 2014-10-02 Magna Mirrors Of America, Inc. Vehicle door handle system
JP2015200117A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドアハンドルセンサおよびこれを用いた車両用ドア
US9903142B2 (en) * 2014-05-13 2018-02-27 Ford Global Technologies, Llc Vehicle door handle and powered latch system
DE102015100074A1 (de) 2014-09-08 2016-03-10 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Türgriffanordnung für ein Kraftfahrzeug
JP2016138845A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 歪量検出装置と、歪量検出装置を用いたドアハンドル
JP6603460B2 (ja) * 2015-02-24 2019-11-06 ローム株式会社 ドア開閉装置およびその制御方法、および電子キーシステム
EP3088641A1 (en) * 2015-05-01 2016-11-02 Adac Plastics, Inc. Control for vehicle closures
US11286694B2 (en) * 2015-07-13 2022-03-29 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Exterior door handle for a vehicle
WO2017019760A1 (en) * 2015-07-28 2017-02-02 Huf North America Automotive Parts Mfg. Corp. Vehicle access assembly having piezoelectric transducer for providing tactile feedback and audio generation
JP2018169214A (ja) 2017-03-29 2018-11-01 東洋インキScホールディングス株式会社 血液分離用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CN112654760A (zh) 2021-04-13
WO2020054103A1 (ja) 2020-03-19
US11959324B2 (en) 2024-04-16
CN115405191A (zh) 2022-11-29
US20210164281A1 (en) 2021-06-03
CN112654760B (zh) 2022-12-13
EP3851623A1 (en) 2021-07-21
JPWO2020054103A1 (ja) 2021-08-30
US20240218723A1 (en) 2024-07-04
EP3851623A4 (en) 2022-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6970832B2 (ja) 制御システム、ドアハンドル装置、制御装置、および制御方法
US10763053B2 (en) Switch device
US20200282950A1 (en) Vehicle operation detection device
JP2016142045A (ja) 開閉体開閉装置
US12000183B2 (en) Door handle apparatus and controller
JP2017150942A (ja) 車両用操作検出装置
JP2019023026A (ja) 車両用操作検出装置及びスライドドア装置
JP2009227003A (ja) ドアセンサユニット
CN110319859B (zh) 车辆操纵检测装置
WO2019181238A1 (ja) ドアハンドル
JP6212824B2 (ja) アウトドアハンドル装置
JP6882028B2 (ja) スマートエントリシステムおよびその制御方法
JP2016130392A (ja) ドアハンドル
JP6946080B2 (ja) 車両用ドアアシスト装置
JP7026463B2 (ja) アウトサイドハンドル装置
JP2009127292A (ja) ドアセンサユニット
CN113719206B (zh) 车门把手构造
JP2019156206A (ja) 操作入力装置
JP7349973B2 (ja) ドア操作補助装置
US20240287844A1 (en) Operation assistance system and control device
JP2007331590A (ja) スイッチ装置
JP2019173496A (ja) ドアハンドル構造
JP2019156207A (ja) 操作入力装置
JP2022153992A (ja) 操作装置
CN116547774A (zh) 输入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6970832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150